アプリケーションを作成したら、コネクタをテストして正常に機能することを確認する必要があります。
この章では、コネクタのテストに関連する次のトピックについて説明します。
コネクタ・パッケージで提供されるテスト・ユーティリティを使用すると、ターゲット・システムへの接続およびターゲット・システムでの基本操作の実行に関する問題の原因を特定できます。
コネクタ・インストール・メディアのtest-utilityディレクトリには次のファイルが含まれます。
example-config.groovyファイルはサンプル構成で、ターゲット・システムとコネクタの接続プロパティを設定するのに使用できます。
READMEファイルにはテスト・ユーティリティを構成および実行する手順が含まれています。
test-utility.jarファイルには、テスト・ユーティリティで使用されるクラスが含まれます。
ノート:
テスト・ユーティリティでは、個別の更新および削除アクションはサポートされません。ユーザーの作成時に同じ操作内でユーザーの更新および削除を行うことができます。
テスト・ユーティリティを使用するには、次のステップを実行します。
発生したエラーのタイプに応じて、UNIXコネクタをトラブルシューティングできます。
以降の項で、次のタイプの一般的なエラーの解決方法を示します。
この表では、一般的な接続エラーの解決方法を示します。
問題の詳細 | 解決方法 |
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Oracle Identity Managerはターゲット・システムとの接続を確立できません。 表示されるエラー・メッセージ: UNIX接続例外 |
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この表では、一般的なユーザー作成エラーの解決方法を示します。
問題の詳細 | 解決方法 |
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Oracle Identity Governanceはユーザーを作成できません。 表示されるエラー・メッセージ: ユーザーはすでに存在します |
割り当てたIDのユーザーはターゲット・システムにすでに存在します。 |
この表では、一般的なユーザー削除エラーの解決方法を示します。
問題の詳細 | 解決方法 |
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Oracle Identity Governanceはユーザーを削除できません。 表示されるエラー・メッセージ: ターゲット・システムにユーザーが存在しません |
指定したユーザーがターゲット・システムに存在しません。 |
この表では、一般的なユーザー編集エラーの解決方法を示します。
問題の詳細 | 解決方法 |
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Oracle Identity Governanceはユーザーを更新できません。 表示されるエラー・メッセージ: ターゲット・システムにユーザーが存在しません |
詳細はログを調べてください。 |
この表では、一般的なタイムアウト・エラーの解決方法を示します。
問題の詳細 | 解決方法 |
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コネクタ操作中、一般的にはリコンシリエーション操作中の接続タイムアウト。 表示されるエラー・メッセージ: コマンドがタイムアウトしました |
構成参照定義のcommandTimeoutエントリの値を増加します。 詳細は、「コネクタ構成用の参照定義の設定」を参照してください。 |
リコンシリエーションがエラーで失敗する。 表示されるエラー・メッセージ: org.identityconnectors.genericunix.common.GenericUnixUtil :getMatchedResponseInfo : バッファ:-> > > > >パスワード: |
Lookup.Unix.Configuration.Trustedルックアップ定義のsudoPasswdExpectExpressionエントリの値を、Password:から ノート: Pは小文字にします。 |