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Oracle® Identity Manager Oracle Internet Directoryコネクタ・ガイド
リリース11.1.1
B72412-14
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10 トラブルシューティング

この章では、OIDコネクタで発生する可能性がある問題の解決方法を説明します。

表10-1 OIDコネクタのトラブルシューティング

問題 解決策

OUD 11.1.1.5.0ではUser Sync Reconciliationを開始することができず、エラー・メッセージが表示されます。次に例を示します。

コントロール1.3.6.1.4.1.26027.1.5.4がOUDでサポートされないため、cookieベースの同期方法を使用できません

この問題の原因は次のいずれかです。

  • OUDリリース2以上を使用していません。「動作保証されているコンポーネント」に記載されている、サポート対象OUDリリースにアップグレードしてください。

  • 変更ログを有効化していません。OUD変更ログはレプリケーションを有効にすると自動的に有効化されます。

ターゲット・システムで一度削除されてから再び作成されたグループのリコンシリエーションで、複数のリコンシリエーション・イベントが生成されます。次に例を示します。

  1. ターゲット・システムに2つのグループを作成し、Oracle Identity Managerに対応する組織を作成してから、グループ・リコンシリエーションを実行します。イベントはリンクされています。

  2. 2つのグループを削除して、グループ削除リコンシリエーションを実行します。イベントがリンクされてから、取り消されます。

  3. ターゲット・システムで同じ2つのグループを作成し、ターゲット・リコンシリエーションを実行します。

結果: 2つのグループに対して4つのリコンシリエーション・イベントが作成されます(1グループ当たり2つのリコンシリエーション・イベント)。2つのイベントはリンクしており、他の2つはリンクしていません。

この結果は予期されるコネクタの動作です。同期リコンシリエーション・タスクが変更ログを読み取り、特定のオブジェクト・クラスに関連するすべてのレコード(作成、更新または削除)がコネクタから返されます。

別の仮想静的グループがすでにプロビジョニングされているユーザーにグループ・プロビジョニング操作をプロビジョニングしようとすると、その操作は失敗します。プロビジョニングの削除操作中も同様です。

この問題は、仮想静的グループがデフォルトでサポートされないために発生します。動的グループまたは仮想静的グループのコネクタを使用するには、次のガイドラインを適用する必要があります。

  • OUDの参照整合性が有効であることを確認します。

  • Lookup.LDAP.OUD.Configuration参照定義のmaintainLdapGroupMembershipエントリの値を、falseに設定します。