この章では、次の項目について説明します。
初回リコンシリエーションには、Oracle Identity Managerの参照定義をターゲット・システムの参照フィールドに同期することと、完全リコンシリエーションを実行することが含まれます。完全リコンシリエーションでは、ターゲット・システムのすべての既存のユーザー・レコードがOracle Identity Managerに送信されます。
次に、すべての既存のユーザー・レコードをリコンサイルする場合の一連の手順を示します。
この操作に提供されているスケジュール済ジョブを実行して、参照フィールドの同期を実行します。
参照フィールド同期におけるスケジュール済ジョブの属性の詳細は、第3.2項「参照フィールドの同期のスケジュール済ジョブ」を参照してください。
スケジュール済ジョブの実行の詳細は、第3.4項「スケジュール済ジョブの構成」を参照してください。
ユーザーおよびトークン・リコンシリエーションのスケジュール済ジョブを実行して、ユーザーおよびトークン・リコンシリエーションを実行します。
このスケジュール済ジョブの属性の詳細は、第3.3.4項「リコンシリエーション・スケジュール済ジョブ」を参照してください。
スケジュール済ジョブの実行の詳細は、第3.4項「スケジュール済ジョブの構成」を参照してください。
初回のリコンシリエーション後、スケジュール済ジョブのLast Execution Timestamp属性は、リコンシリエーション実行の開始時点のタイムスタンプに自動的に設定されます。
直後のリコンシリエーション実行からは、スケジュール済ジョブに保存されているタイムスタンプより後に追加または変更されたターゲット・システムのユーザー・レコードのみが増分リコンシリエーションの対象になります。ユーザー・リコンシリエーション・スケジュール済ジョブの構成および実行時に、これらのレコードがOracle Identity Managerに送信されます。
参照フィールド同期には、次のスケジュール済ジョブが使用されます。
RSAAM TokenSerial参照リコンシリエーション
RSAAM SecurityDomain参照リコンシリエーション
RSAAM RadiusProfile参照リコンシリエーション
RSAAM IdentitySource参照リコンシリエーション
RSAAM AdminRole参照リコンシリエーション
これらのスケジュール済ジョブの属性に値を指定する必要があります。表3-1に、これらのスケジュール済ジョブの属性の説明を示します。第3.4項「スケジュール済ジョブの構成」に、スケジュール済ジョブを構成する手順を示します。
表3-1 参照フィールド同期のスケジュール済ジョブの属性
属性 | 説明 |
---|---|
コード・キー属性 |
コネクタまたはターゲット・システムの属性の名前。参照定義(Lookup Name属性の値として指定される)のコード・キー列に値を移入するために使用されます。 デフォルト値: 注意: この属性の値は変更しないでください。 |
デコード属性 |
参照定義の「デコード」列に移入するのに使用される、コネクタまたはターゲット・システム属性の名前(「参照名」属性の値として指定)。 デフォルト値: 注意: この属性の値は変更しないでください。 |
IT Resource Name |
ユーザー・レコードをリコンサイルする元のターゲット・システム・インストールのITリソースの名前を入力します。 デフォルト値: |
参照名 |
ターゲット・システムからフェッチした値を設定する必要がある、Oracle Identity Managerの参照定義の名前を入力します。 デフォルト値は、使用しているスケジュール済ジョブに応じて次のようになります。
|
オブジェクト・タイプ |
リコンサイルするオブジェクトのタイプを入力します。 実行しているスケジュール済ジョブに応じて、デフォルト値は次のいずれかになります。
|
リソース・オブジェクト名 |
リコンシリエーションに使用されるリソース・オブジェクトの名前。 デフォルト値: |
リコンシリエーションでは、ターゲット・システムでのユーザー・アカウントの作成および変更がOracle Identity Managerで複製されます。この項では、リコンシリエーションの構成に関する次の項目について説明します。
完全リコンシリエーションでは、既存のすべてのユーザー・レコードをターゲット・システムからOracle Identity Managerへリコンサイルします。コネクタをデプロイした後はまず、完全リコンシリエーションを実行する必要があります。さらに、すべてのターゲット・システム・レコードをOracle Identity Managerで確実にリコンサイルする必要がある場合には、いつでも増分リコンシリエーションを完全リコンシリエーションに切り替えることができます。
完全リコンシリエーションを実行するには、ユーザー・レコードをリコンサイルするためのスケジュール済ジョブのLatest TokenおよびFilter属性に値を指定しないでください。
リコンシリエーション実行の最後で、ユーザー・レコード・リコンシリエーションのスケジュール済ジョブのLatest Token属性は、実行の終了した時点のタイムスタンプに自動的に設定されます。直後のリコンシリエーション実行からは、このタイムスタンプの後に作成または変更されたレコードのみがリコンシリエーションの対象になります。これが、増分リコンシリエーションです。
注意: 増分リコンシリエーションは、増分リコンシリエーション属性で変更が行われるときにターゲット・システムで行われる変更を反映します。たとえば、ユーザー・リコンシリエーション中の「認証設定」ページのすべてのフィールド(radiusプロファイルを含む)への更新のような変更およびグループの更新は、増分リコンシリエーションの一部としてリコンサイルされません。完全リコンシリエーションを実行して、これらの変更をOracle Identity Managerにリコンサイルする必要があります。 |
デフォルトでは、前回のリコンシリエーションの実行後に追加または変更されたすべてのターゲット・システム・レコードが、現在のリコンシリエーションの実行中にリコンサイルされます。リコンサイルする必要のある追加または変更されたターゲット・システム・レコードのサブセットを指定して、このプロセスをカスタマイズできます。
コネクタには、RSA認証マネージャのリソース属性を使用してターゲット・システム・レコードをフィルタ処理するフィルタ属性が用意されています。
リコンシリエーション・モジュールのフィルタを作成して、制限付きリコンシリエーションを実行できます。このコネクタのFilter属性(スケジュール済ジョブの属性)により、任意のRSA認証マネージャのリソース属性を使用してターゲット・システム・レコードをフィルタ処理できます。
次のRSA認証マネージャの属性がフィルタリング用にサポートされています。
ユーザー・リコンシリエーション用
CERT_DN
FIRST_NAME
LAST_NAME
LOGINUID
MIDDLE_NAME
PASSWORD
ADMINISTRATOR_FLAG
PROXIED_AUTHENTICATORS
CHANGE_PASSWORD_DATE
CHANGE_PASSWORD_FLAG
DESCRIPTION
ENABLE_FLAG
EXPIRATION_DATE
EXPIRE_LOCKOUT_DATE
EXPIRE_EMERGENCY_LOCKOUT_DATE
FAIL_EMERGENCY_COUNT
FAIL_EMERGENCY_DATE
FAIL_PASSWORD_COUNT
FAIL_PASSWORD_DATE
IDENTITY_SRC_ID
IMPERSONATABLE_FLAG
IMPERSONATOR_FLAG
LAST_UPDATED_BY
LAST_UPDATED_ON
LOCKOUT_FLAG
EMERGENCY_LOCKOUT_FLAG
LOGIN_FAILURE_COUNT
OWNER_ID
SECURITY_QUES_ANSWERS
SECURITY_QUES_REQUIRED_AUTHN
SECURITY_QUES_REQUIRED_REG
SECURITY_QUES_LANGUAGE
SECURITY_QUES_COUNTRY
SECURITY_QUES_VARIANT
START_DATE
さらに、カスタマイズによりターゲット・システムに追加されたすべての拡張属性は、フィルタリングのためにサポートされます。
トークン・リコンシリエーション用
assignedBy
tokenAssignedDate
assignedToken
enabled
tokenShutdownDate
importedBy
importedOn
lastExportedBy
lastExportedOn
tokenRuntime.lastLoginDate
lastUpdatedBy
lastUpdatedOn
tokenLost
replacedByToken
pinType
serialNumber
softidDeployed
tokenType
注意: ユーザーおよびトークン・リコンシリエーション用のスケジュール済ジョブへのフィルタの入力時に、属性名はリコンシリエーション属性マップのデコード値と同じ構文である必要があります。 ユーザーおよびトークン・リコンシリエーションに指定する必要のあるデコード値については、第1.7.1項「ターゲット・リソース・リコンシリエーション用のユーザー・フィールド」および第1.7.4項「ターゲット・リソース・リコンシリエーション用のトークン・フィールド」を参照してください。 さらに、トークン・リコンシリエーション中は、TokenDTOターゲット・クラスではなく、ListTokenDTOからのトークン属性を使用します。 |
一部の例は次のとおりです。
ログインIDが'jo*'であるすべてのユーザーをリコンサイルするには、フィルタstartsWith('__NAME__','jo')
を使用します。
電子メールが'*@company.com'であるすべてのユーザーをリコンサイルするには、フィルタendsWith('email;IMS;Core;String;EMAIL','@company.com')
を使用します。
シリアル番号が'0002219*'であるすべてのユーザーをリコンサイルするには、フィルタstartsWith('__NAME__','0002219')
を使用します。
消失とマークされたすべてのトークンをリコンサイルするには、フィルタequalTo('tokenLost;ListTokenDTO;Core;boolean;tokenLost', true)
を使用します。
ICFフィルタの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Manager開発者ガイド』のICFフィルタの構文に関する項を参照してください。
この項では、ターゲット・リソース・リコンシリエーションのスケジュール済ジョブのBatch Size、Batch Start、およびNumber of Batches属性について説明します。
デフォルトでは、前回のリコンシリエーションの実行後に追加または変更されたすべてのターゲット・システム・レコードが、現在のリコンシリエーションの実行中にリコンサイルされます。リコンサイルされるレコード数によっては、このプロセスに長い時間がかかる場合があります。また、リコンシリエーション中に接続が中断すると、プロセスの完了にはさらに時間がかかります。
このような問題を避けるため、バッチ・リコンシリエーションを構成できます。
次に、バッチ・リコンシリエーションを構成するために使用する属性を示します。
Batch Size: この属性は、各バッチに含めるレコード数を指定するために使用します。
この属性の値を0に設定すると、主な構成参照(Lookup.RSAAM.Configuration)のdefaultbatchsizeエントリが、バッチ・リコンシリエーションのバッチ・サイズとみなされます。0以外の数値はdefaultbatchsizeエントリよりも優先されます。
Batch Start: この属性は、バッチ・リコンシリエーションを開始するレコード番号を指定するために使用します。
この属性の値を0
に設定すると、ターゲット・システムの最初のレコードからリコンシリエーションが開始されます。同様に、この属性の値を1
に設定すると、ターゲット・システムの2番目のレコードからリコンシリエーションが開始される、などと続きます。
Number of Batches: この属性は、リコンサイルするバッチの合計数を指定するために使用します。この属性のデフォルト値は0
です。これは、コネクタがターゲット・システムから最大可能数のバッチのレコードをフェッチすることを示します。つまり、Batch Start属性で指定したレコードから、ターゲット・システムで使用可能な最後のレコードまでのすべてのレコードがフェッチされます。その他の有効な数字で、バッチ数を指定した値に制限します。
トークン用のバッチ・リコンシリエーションを構成するには、RSAAMトークン・ターゲット・リコンシリエーションのスケジュール済ジョブの前述の属性に値を指定します。
ユーザー用のバッチ・リコンシリエーションを構成するには、RSAAMユーザー・ターゲット・リコンシリエーションのスケジュール済ジョブのBatch Size属性に値を指定します。
関連項目: RSAAMトークン・ターゲット・リコンシリエーションおよびRSAAMユーザー・ターゲット・リコンシリエーション用のスケジュール済ジョブの詳細は、第3.3.4.1項「RSAAMトークン・ターゲット・リコンシリエーションおよびユーザー・ターゲット・リコンシリエーション用のスケジュール済ジョブ」を参照してください。 |
コネクタ・インストーラを実行すると、次のスケジュール済ジョブに対応するスケジュール済タスクがOracle Identity Managerで自動的に作成されます。
トークンとユーザーのどちらのターゲット・リソース・リコンシリエーションを実装するかによって、次のいずれかのユーザー・リコンシリエーション・スケジュール済ジョブの属性に値を指定する必要があります。
RSAAMトークン・ターゲット・リコンシリエーション
このスケジュール済ジョブを使用して、割り当てられたトークンのトークン・データをリコンサイルします。
表3-2で、トークン・レコードのリコンシリエーション用のスケジュール済ジョブの属性を説明します。
表3-2 トークン・レコードのリコンシリエーション用のスケジュール済ジョブの属性
属性 | 説明 |
---|---|
Batch Size |
ターゲット・システムからフェッチされる各バッチに含めるレコード数を入力します。 デフォルト値: この属性は、Batch Start属性およびNumber of Batches属性と組み合せて使用されます。これらの属性の詳細は、第3.3.3項「バッチ・リコンシリエーション」を参照してください。 |
Batch Start |
バッチ・リコンシリエーションの実行を開始するターゲット・システム・レコードの番号を入力します。 デフォルト値: この属性は、Batch Start属性およびNumber of Batches属性と組み合せて使用されます。これらの属性の詳細は、第3.3.3項「バッチ・リコンシリエーション」を参照してください。 |
フィルタ |
レコードをフィルタリングする式。次の構文を使用します: syntax = expression ( operator expression )* operator = 'and' | 'or' expression = ( 'not' )? filter filter = ('equalTo' | 'contains' | 'containsAllValues' | 'startsWith' | 'endsWith' | 'greaterThan' | 'greaterThanOrEqualTo' | 'lessThan' | 'lessThanOrEqualTo' ) '(' 'attributeName' ',' attributeValue')' attributeValue = singleValue | multipleValues singleValue = 'value' multipleValues = '[' 'value_1' (',' 'value_n')* ']' デフォルト値: なし |
増分リコンシリエーション属性 |
トークン・レコードが変更されたデータを保持する属性。 デフォルト値: 注意: この属性の値は変更しないでください |
IT Resource Name |
コネクタがデータのリコンサイルに使用すべきITリソース・インスタンスの名前。 サンプル値: |
最新のトークン |
この属性は、Incremental Recon Attribute属性の値として指定された属性の値を保持します。Latest Token属性は内部目的で使用されます。デフォルトでは、この値は空です。 注意: この属性に値を入力しないでください。リコンシリエーション・エンジンにより、値はこの属性に自動的に入力されます。 サンプル値: |
Number of Batches |
リコンサイルするバッチ数を入力します。 デフォルト値: この属性は、Batch Start属性およびNumber of Batches属性と組み合せて使用されます。これらの属性の詳細は、第3.3.3項「バッチ・リコンシリエーション」を参照してください。 |
オブジェクト・タイプ |
この属性は、リコンサイルするオブジェクトのタイプを保持します。 デフォルト値: |
リソース・オブジェクト名 |
リコンシリエーションの実行対象となるリソース・オブジェクトの名前を入力します。 デフォルト値: |
スケジュール済タスク名 |
リコンシリエーションに使用されるスケジュール済タスクの名前。デフォルト値: |
RSAAMユーザー・ターゲット・リコンシリエーション
このスケジュール済ジョブは、コネクタのターゲット・リソース(アカウント管理)モードでユーザー・データをリコンサイルするために使用されます。
表3-3で、ユーザー・レコードのリコンシリエーション用のスケジュール済ジョブの属性を説明します。
表3-3 ユーザー・レコードのリコンシリエーション用のスケジュール済ジョブの属性
属性 | 説明 |
---|---|
Batch Size |
ターゲット・システムからフェッチされる各バッチに含めるレコード数を入力します。 デフォルト値: |
フィルタ |
レコードをフィルタリングする式。次の構文を使用します: syntax = expression ( operator expression )* operator = 'and' | 'or' expression = ( 'not' )? filter filter = ('equalTo' | 'contains' | 'containsAllValues' | 'startsWith' | 'endsWith' | 'greaterThan' | 'greaterThanOrEqualTo' | 'lessThan' | 'lessThanOrEqualTo' ) '(' 'attributeName' ',' attributeValue')' attributeValue = singleValue | multipleValues singleValue = 'value' multipleValues = '[' 'value_1' (',' 'value_n')* ']' デフォルト値: なし |
IT Resource Name |
コネクタがデータのリコンサイルに使用すべきITリソース・インスタンスの名前。 サンプル値: |
オブジェクト・タイプ |
この属性は、リコンサイルするオブジェクトのタイプを保持します。 デフォルト値: |
リソース・オブジェクト名 |
リコンシリエーションの実行対象となるリソース・オブジェクトの名前を入力します。 デフォルト値: |
増分リコンシリエーション属性 |
ユーザー・レコードが変更されたデータを保持する属性。 デフォルト値: 注意: この属性の値は変更しないでください |
最新のトークン |
この属性は、Incremental Recon Attribute属性の値として指定された属性の値を保持します。Latest Token属性は内部目的で使用されます。デフォルトでは、この値は空です。 注意: この属性に値を入力しないでください。リコンシリエーション・エンジンにより、値はこの属性に自動的に入力されます。 サンプル値: |
スケジュール済タスク名 |
リコンシリエーションに使用されるスケジュール済タスクの名前。 デフォルト値: |
トークンとユーザーのどちらのターゲット・リソース削除リコンシリエーションを実装するかによって、次のいずれかのスケジュール済ジョブの属性に値を指定する必要があります。
RSAAMトークン・ターゲット削除リコンシリエーション
このスケジュール済ジョブは、コネクタのターゲット・ソース(アイデンティティ管理)モードで未割当てトークン・データをリコンサイルするために使用します。このスケジュール済ジョブの完了後、すべての未割当てトークンはOracle Identity Managerで削除されます。
表3-4で、削除されたトークン・レコードのリコンシリエーション用のスケジュール済ジョブの属性を説明します。
RSAAMユーザー・ターゲット削除リコンシリエーション
このスケジュール済ジョブは、コネクタのターゲット・ソース(アイデンティティ管理)モードで削除されたユーザー・データをリコンサイルするために使用します。
表3-5で、削除されたユーザー・レコードのリコンシリエーション用のスケジュール済ジョブの属性を説明します。
この項では、スケジュール済ジョブの構成手順について説明します。この手順は、参照フィールド同期およびリコンシリエーションのスケジュール済ジョブを構成する場合に適用できます。
表3-6に、構成する必要のあるスケジュール済ジョブをリストします。
表3-6 参照フィールド同期およびリコンシリエーションのためのスケジュール済ジョブ
スケジュール済タスク | 説明 |
---|---|
RSAAM Token Serial参照リコンシリエーション |
このスケジュール済ジョブは、Oracle Identity Managerとターゲット・システム間のトークン・シリアル参照フィールドの値を同期させるために使用されます。このスケジュール済ジョブの詳細は、第3.2項「参照フィールド同期のスケジュール済ジョブ」を参照してください。 |
RSAAM Security Domain参照リコンシリエーション |
このスケジュール済ジョブは、Oracle Identity Managerとターゲット・システム間のセキュリティ・ドメイン参照フィールドの値を同期させるために使用されます。このスケジュール済ジョブの詳細は、第3.2項「参照フィールド同期のスケジュール済ジョブ」を参照してください。 |
RSAAM Radius Profile参照リコンシリエーション |
このスケジュール済ジョブは、Oracle Identity Managerとターゲット・システム間のradiusプロファイル参照フィールドの値を同期させるために使用されます。このスケジュール済ジョブの詳細は、第3.2項「参照フィールド同期のスケジュール済ジョブ」を参照してください。 |
RSAAM Identity Source参照リコンシリエーション |
このスケジュール済ジョブは、Oracle Identity Managerとターゲット・システム間のアイデンティティ・ソース参照フィールドの値を同期させるために使用されます。このスケジュール済ジョブの詳細は、第3.2項「参照フィールド同期のスケジュール済ジョブ」を参照してください。 |
RSAAM User Group参照リコンシリエーション |
このスケジュール済ジョブは、Oracle Identity Managerとターゲット・システム間のユーザー・グループ参照フィールドの値を同期させるために使用されます。このスケジュール済ジョブの詳細は、第3.2項「参照フィールド同期のスケジュール済ジョブ」を参照してください。 |
RSAAM Admin Role参照リコンシリエーション |
このスケジュール済ジョブは、Oracle Identity Managerとターゲット・システム間の管理ロール参照フィールドの値を同期させるために使用されます。このスケジュール済ジョブの詳細は、第3.2項「参照フィールド同期のスケジュール済ジョブ」を参照してください。 |
RSAAMユーザー・ターゲット・リコンシリエーション |
このスケジュール済ジョブは、ターゲット・リソースのリコンシリエーション時にユーザー・データをフェッチするために使用されます。このスケジュール済ジョブの詳細は、第3.3.4項「リコンシリエーション・スケジュール済ジョブ」を参照してください。 |
RSAAMトークン・ターゲット・リコンシリエーション |
このスケジュール済ジョブは、ターゲット・リソースのリコンシリエーション時にトークン・データをフェッチするために使用されます。このスケジュール済ジョブの詳細は、第3.3.4項「リコンシリエーション・スケジュール済ジョブ」を参照してください。 |
RSAAMユーザー・ターゲット削除リコンシリエーション |
このスケジュール済ジョブは、ターゲット・リソースのリコンシリエーション時に削除されたユーザーに関するデータをフェッチするために使用されます。リコンシリエーションの実行時に、ターゲット・システム上の削除されたユーザー・レコードごとに、対応するOIMユーザーのRSA認証マネージャのユーザー・リソースが削除されます。このスケジュール済ジョブの詳細は、第3.3.4項「リコンシリエーション・スケジュール済ジョブ」を参照してください。 |
RSAAMトークン・ターゲット削除リコンシリエーション |
このスケジュール済ジョブは、ターゲット・リソースのリコンシリエーション時に削除されたトークンに関するデータをフェッチするために使用されます。リコンシリエーションの実行時に、ターゲット・システム上の削除されたトークン・レコードごとに、対応するOIMユーザーのトークンが削除されます。このスケジュール済ジョブの詳細は、第3.3.4項「リコンシリエーション・スケジュール済ジョブ」を参照してください。 |
スケジュール済ジョブを構成するには、次のようにします。
Oracle Identity System Administrationにログインします。
左ペインの「システム管理」で、「スケジューラ」をクリックします。
次のようにして、スケジュール済ジョブを検索して開きます。
「検索」フィールドに、検索基準としてスケジュール済ジョブの名前を入力します。あるいは、「拡張検索」をクリックして検索基準を指定することもできます。
左ペインの検索結果表で、「ジョブ名」列のスケジュール済ジョブをクリックします。
「ジョブの詳細」タブで、次のパラメータを変更できます。
再試行: このフィールドには整数値を入力します。この数値は、ジョブに「停止済」ステータスを割り当てるまでに、スケジューラがジョブの開始を試行する回数を表します。
スケジュール・タイプ: ジョブを実行する頻度に応じて、適切なスケジュール・タイプを選択します。
注意: スケジュール・タイプの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Manager管理者ガイド』を参照してください。 |
ジョブ詳細を変更する他に、ジョブを有効化または無効化できます。
「パラメータ」リージョンの「ジョブの詳細」タブで、スケジュール済ジョブの属性の値を指定します。
注意:
|
「適用」をクリックして変更を保存します。
注意: 「実行停止」オプションが、管理およびユーザー・コンソールで使用できます。「スケジューラのステータス」ページを使用して、スケジューラを起動、停止または再初期化できます。 |
次に、プロビジョニング操作の実行時に、適用する必要のあるガイドラインを示します。
プロビジョニング操作中に、「アカウント有効期限」、「アカウント有効期限時間」および「アカウント有効期限(分)」フィールドに値を指定しないか、または既存の値をすべてクリアした場合、ターゲット・システムの対応するアカウントは「期限切れではありません」
に設定されます。
Oracle Identity Managerでプロビジョニング操作を実行するには、次のようにします。
Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソールにログインします。
ユーザーを作成します。ユーザーの作成の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managerユーザーズ・ガイドの「ユーザーの管理」の章を参照してください。
「アカウント」タブで、「アカウントのリクエスト」をクリックします。
「カタログ」ページで、RSAサーバー・インスタンスITリソース用に作成されたアプリケーション・インスタンスを検索してカートに追加し(第2.3.1.2.3項「アプリケーション・インスタンスの作成」)、「チェックアウト」をクリックします。
アプリケーション・フォームのフィールドに値を指定します。
注意: いくつかの依存フィールドがあるので、参照タイプ・フィールドに適切な値を選択していることを確認します。そのようなフィールドに誤った値を選択すると、プロビジョニングが失敗する可能性があります。 |
「送信準備ができています」をクリックします。
「送信」をクリックします。
権限をプロビジョニングする場合は、次のようにします。
「権限」タブで、「権限のリクエスト」をクリックします。
「カタログ」ページで、権限を検索してカートに追加し、「チェックアウト」をクリックします。
「送信」をクリックします。
なんらかの理由でコネクタをアンインストールする場合は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Manager管理者ガイド』のコネクタのアンインストールに関する項を参照してください。
コネクタをアンインストールした後で、アンインストール後の手順を実行します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Manager管理者ガイド』のアンインストール後に関する項を参照してください。