コネクタをデプロイするには次の手順を実行します。
次の各項では、インストール前の作業について説明します。
この項の内容は次のとおりです。
表2-1に、インストール・メディア上のファイルおよびディレクトリを示します。
表2-1 インストール・メディアのファイルおよびディレクトリ
インストール・メディア・ディレクトリのファイル | 説明 |
---|---|
bundle/org.identityconnectors.siebel-1.0.1.jar |
このJARファイルは、コネクタが現在のリリースで使用しているICFバンドルです。 |
configuration/SiebelConnector-CI.xml |
このXMLファイルには、コネクタのインストールで使用される構成の情報が含まれます。 |
Datasetsディレクトリにあるファイル |
これらのXMLファイルは、リクエストベースのプロビジョニング操作中にリクエスタが発行する情報を指定します。 |
resourcesディレクトリにあるファイル |
これらの各リソース・バンドルには、コネクタで使用される言語固有の情報が含まれます。コネクタのインストール時に、これらのリソース・バンドルはOracle Identity Managerデータベースにコピーされます。 注意: リソース・バンドルは、GUI要素ラベルおよびメッセージを含む、ローカライズ・バージョンのテキスト文字列を含むファイルです。 |
test-utility/example-config.groovy |
このファイルには、基本的なプロビジョニング操作をテストするために変更できるサンプル構成が含まれます。 |
test-utility/test-utility.jar |
このJARファイルには、コネクタに対して基本的なプロビジョニング・テスト(作成、更新および削除)を実行するテスト・ユーティリティが含まれます。 |
このXMLファイルには、次のコネクタ・コンポーネントの定義が含まれます。
|
|
xml/SiebelConnectorRequestDatasets.xml |
このXMLファイルには、ユーザー・プロビジョニング操作の作成および変更用の、データセット関連定義が含まれます。このファイルは、デプロイメント・マネージャを使用したリクエストベースのプロビジョニングを有効にする場合に使用されます。 注意: このファイルは、Oracle Identity Managerの11.1.2より前のリリースを使用している場合にのみ使用します。 |
使用しているターゲット・システムのバージョンに応じて、次の手順のいずれかを実行します。
注意: 特定のディレクトリがOracle Identity Managerホスト・コンピュータ上に存在しない場合は、ディレクトリを作成してください。 |
SIEBEL_INSTALLATION_DIRECTORY/siebsrvr/CLASSESディレクトリからOIM_HOME/ConnectorDefaultDirectory/targetsystems-lib/siebel-RELEASE_NUMBERディレクトリへ、次のファイルをコピーします。
SiebelJI.jar
SiebelJI_Common.jar
SiebelJI_enu.jar
Siebel 7.8から8.2.2と、Siebel Innovation Pack 2015、2016、2017および2018の場合
SIEBEL_INSTALLATION_DIRECTORY/siebsrvr/CLASSESディレクトリからOIM_HOME/ConnectorDefaultDirectory/targetsystems-lib/siebel-RELEASE_NUMBERディレクトリへ、次のファイルをコピーします。
Siebel.jar
SiebelJI_enu.jar
Siebel IP 2017またはSiebel IP 2018を使用している場合のJDK要件を次に示します。
すでにコネクタ・サーバーを使用している場合は、JDK 1.8以上のバージョンをコネクタ・サーバーで使用することが必須です。
コネクタ・サーバーを使用せず、Oracle Identity ManagerでもJDK 1.8を使用していない場合は、次のいずれかの手順を実行してください。
Oracle Identity Managerの動作保証マトリクスを参照し、Oracle Identity Managerで使用されるJDKのバージョンをJDK 1.8にアップグレードします(このバージョンがサポートされている場合)。
JDK 1.8がOracle Identity Managerに対してサポートされていない場合は、コネクタ・サーバーでJDK 1.8以上を使用することが必須です。加えて、このコネクタ・サーバーの名前をITリソースのコネクタ・サーバー名パラメータの値として入力してください。
ターゲット・システムでのインストール前の作業では、次の手順を実行します。
Oracle Identity Managerはユーザー・アカウントを使用し、ターゲット・システムからのデータのプロビジョニングとリコンサイルを実行します。コネクタ操作の実行に必要な権限を持つターゲット・システムのユーザー・アカウントを作成するには、次のようにします。
注意: コネクタ操作に作成するターゲット・システムのユーザー・アカウントは、LDAPリポジトリにも作成する必要があります。セキュリティ対策として、Oracle Access Managerによって保護されている領域にはこのアカウントがアクセスしないようにしてください。 |
Siebelで次のようにユーザー・アカウントを作成します。
Siebelにログインします。
サイト・マップ・アイコンをクリックします。
「管理 - ユーザー」をクリックします。
「従業員」をクリックします。
「新規」をクリックします。
作成するアカウントに関する次の詳細を入力します。
姓
名
役職
ユーザーID
職責: 「Siebel管理者」を選択します。
担当: 「Siebel管理者」を選択します。
組織: 「デフォルトの組織」を選択します。
従業員タイプ
Siebelデータベースで次のようにユーザー・アカウントを作成します。
Siebelホーム・ディレクトリを開きます。
dbsrvrディレクトリを開きます。
次のいずれかのディレクトリを開きます。
IBM DB2 UDBの場合: DB2
Microsoft SQL Serverの場合: MSSQL
Oracleデータベースの場合: Oracle
テキスト・エディタで次のいずれかのファイルを開きます。
IBM DB2 UDBの場合: grantusrdb2.sql
Microsoft SQL Serverの場合: addusrmsql.sql
Oracleデータベースの場合: grantusroracle.sql
開いたファイルで、次のようにします。
ステップ1で作成したユーザーのユーザーIDを指定します。
ユーザーのパスワードを設定します。
他の必要な詳細を指定します。
スクリプトを実行します。
ターゲット・システムに対する追加構成の手順とガイドライン
Siebelは、ユーザー情報の格納にデータベースかLDAPリポジトリのいずれかを使用するように構成できます。LDAPリポジトリを使用する場合は、次の前提条件に対処していることを確認してください。
LDAPリポジトリとしてMicrosoft Active Directoryを使用する場合は、ADSIセキュリティ・アダプタを使用します。Siebelで、ADSIセキュリティ・アダプタの「変更の伝播」属性が「False」に設定されていることを確認してください。
その他のLDAPリポジトリを使用する場合は、LDAPセキュリティ・アダプタを使用します。
注意: サポートされるのは、Oracle Identity Managerでコネクタが事前定義されているLDAPソリューションのみです。 |
ユーザーは、先にLDAPリポジトリで作成してから、ターゲット・システムで作成する必要があります。これはつまり、Oracle Identity Managerで実行したプロビジョニング操作を通じて作成されるユーザーは、先にLDAPリポジトリで作成してから、ターゲット・システムで作成する必要があるということでもあります。
LDAPリポジトリで作成されるユーザーに、資格証明属性が正しく設定されていることを確認します。たとえば、Microsoft Active Directoryの場合、資格証明属性はOffice属性です。Office属性値の形式は次のとおりです。
username=USER_ID_OF_SIEBEL_ACCOUNT password=PASSWORD_OF_SIEBEL_ACCOUNT
次に、サンプルの値を示します。
username=jdoe password=Ke42r0s
Siebel User Managementコネクタは、Oracle Identity Managerにローカルにデプロイすることも、コネクタ・サーバーにリモートにデプロイすることもできます。A コネクタ・サーバーは、Microsoft Active Directory User Managementコネクタなどのアイデンティティ・コネネクタのリモート実行を有効にするMicrosoft Windowsアプリケーションです。
コネクタ・サーバーは、次の2つの実装で使用できます。
Siebel User ManagementコネクタはJavaに実装されているため、このコネクタはJavaコネクタ・サーバーにデプロイできます。
Javaコネクタ・サーバーをインストールおよび構成するには、次の手順を実行します。
注意: Javaコネクタ・サーバーをデプロイする前に必ず、Javaコネクタ・サーバーをインストールするコンピュータと同じコンピュータにJDKまたはJREをインストールし、JAVA_HOMEまたはJRE_HOME環境変数がこのインストールを指し示していることを確認してください。 |
Javaコネクタ・サーバーをインストールするコンピュータに新しいディレクトリを作成します。
注意: このガイドにおけるCONNECTOR_SERVER_HOMEは、このディレクトリを表しています。 |
手順1で作成した新しいディレクトリにJavaコネクタ・サーバー・パッケージを解凍します。Javaコネクタ・サーバー・パッケージは、Oracle Technology Networkからダウンロードできます。
conf
ディレクトリにあるConnectorServer.propertiesファイルを開きます。ConnectorServer.propertiesファイルで、デプロイメントで必要になる次のプロパティを設定します。
プロパティ | 説明 |
---|---|
connectorserver.port | Javaコネクタ・サーバーがリクエストをリスニングするポート。デフォルトは8759 です。 |
connectorserver.bundleDir | コネクタ・バンドルがデプロイされるディレクトリ。デフォルトはbundles です。 |
connectorserver.libDir | 依存ライブラリを配置するディレクトリ。 デフォルトは lib です。 |
connectorserver.usessl | true に設定すると、Javaコネクタ・サーバーでSSLを使用してセキュアな通信が実現されます。デフォルトはfalse です。
|
connectorserver.ifaddress | バインド・アドレス。このプロパティを設定するには、(必要に応じて)ファイル内でこれを非コメント化します。バインド・アドレスは、コンピュータにその他のNICが取り付けられている場合に役立ちます。 |
connectorserver.key | Javaコネクタ・サーバー・キー。 |
ConnectorServer.propertiesファイル内のプロパティを次のように設定します。
connectorserver.keyを設定するには、/setKey
オプションを指定してJavaコネクタ・サーバーを実行します。
その他すべてのプロパティについては、ConnectorServer.propertiesファイルを手動で編集します。
confディレクトリにはlogging.propertiesファイルもあり、デプロイメントで必要になる場合は編集できます。
注意: Oracle Identity Managerにはコネクタ・サーバーのサポートは組み込まれていないため、構成をテストすることはできません。 |
Javaコネクタ・サーバーを実行するには、次のようにConnectorServer.batスクリプトを使用します。
第2.1.3項「コネクタ・サーバーのインストールと構成」の説明に従って、デプロイメントで必要になるプロパティをConnectorServer.propertiesファイルで設定したことを確認します。
CONNECTOR_SERVER_HOME\binディレクトリに移動し、ConnectorServer.batスクリプトを探します。
ConnectorServer.batでは、次のオプションをサポートします。
Javaコネクタ・サーバーを停止する必要がある場合は、対応するWindowsサービスを停止します。
コネクタ・コード(バンドル)を実行する場所に応じて、コネクタのインストール・オプションは次のようになります。
Oracle Identity Managerでコネクタ・コードをローカルに実行します。
このシナリオでは、Oracle Identity Managerにコネクタをデプロイします。
コネクタ・サーバーでコネクタ・コードをリモートに実行します。
このシナリオでは、Oracle Identity Managerにコネクタをデプロイしてから、コネクタ・サーバーにコネクタ・バンドルをデプロイします。コネクタ・サーバーのインストール、構成および実行の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managerのためのアプリケーションの開発とカスタマイズのアイデンティティ・コネクタ・サーバーの使用を参照してください。
Oracle Identity Managerでコネクタをデプロイするには、次の手順を実行します。
注意: このガイドでは、コネクタ・インストーラという用語は、Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソールのコネクタのインストール機能を示すために使用されます。 |
コネクタ・インストーラを実行するには、次のようにします。
コネクタ・インストール・メディア・ディレクトリの内容を次のディレクトリにコピーします。
注意: Oracle Identity Managerクラスタでは、このJARファイルをクラスタの各ノードにコピーします。 |
OIM_HOME/server/ConnectorDefaultDirectory
使用しているOracle Identity Managerのリリースに応じて、次のいずれかの手順を実行します。
Oracle Identity Managerリリース11.1.1の場合:
管理およびユーザー・コンソールにログインします。
「Identity Manager拡張管理へようこそ」ページの「システム管理」領域で、「コネクタの管理」をクリックします。
Oracle Identity Managerリリース11.1.2.xの場合:
Oracle Identity System Administrationにログインします。
左ペインの「システム管理」で、「コネクタの管理」をクリックします。
「コネクタの管理」ページで「インストール」をクリックします。
「コネクタ・リスト」リストから、Siebel Connector RELEASE_NUMBERを選択します。このリストには、ステップ1でインストール・ファイルをデフォルト・コネクタ・インストール・ディレクトリにコピーしたコネクタの、名前およびリリース番号が表示されます。
インストール・ファイルを異なるディレクトリにコピーした場合は、次のようにします。
「代替ディレクトリ」フィールドに、該当するディレクトリのフルパスおよび名前を入力します。
「リフレッシュ」をクリックして、「コネクタ・リスト」に含まれるコネクタのリストを再移入します。
「コネクタ・リスト」リストから、Siebel Connector RELEASE_NUMBERを選択します。
「ロード」をクリックします。
「続行」をクリックして、インストール処理を開始します。
次のタスクが順番に実行されます。
コネクタ・ライブラリの構成
コネクタのXMLファイルのインポート(デプロイメント・マネージャを使用)
アダプタのコンパイル
正常に完了したタスクには、チェックマークが表示されます。タスクが失敗すると、Xマークおよび失敗の理由を示すメッセージが表示されます。失敗の理由に応じて必要な修正を行い、次のいずれかの手順を実行します。
「再試行」をクリックして、インストールを再試行します。
インストールを取り消して、ステップ1からやりなおします。
コネクタのインストール手順の3つのタスクがすべて正常に終了すると、インストールの成功を示すメッセージが表示されます。また、インストール後に実行するステップのリストが表示されます。これらのステップは次のとおりです。
コネクタ使用の前提条件が満たされていることの確認
注意: この段階で、前提条件のリストを表示するには、Oracle Identity Manager PurgeCacheユーティリティを実行し、サーバー・キャッシュにコネクタ・リソース・バンドルの内容をロードします。PurgeCacheユーティリティの実行の詳細は、第2.3.2.2項「サーバー・キャッシュからのコネクタ・リソース・バンドル関連コンテンツの消去」を参照してください。事前定義されたコネクタには前提条件がない場合があります。 |
コネクタのITリソースの構成
このページに表示されるITリソースの名前を記録します。ITリソースを構成する手順は、このガイドで後述します。
コネクタのインストール時に作成されたスケジュール済タスクの構成
このページに表示されるスケジュール済タスクの名前を記録します。これらのスケジュール済タスクを構成する手順は、このガイドで後述します。
コネクタ・インストーラを実行すると、コネクタ・ファイルおよび外部コード・ファイルがOracle Identity Managerホスト・コンピュータ上のコピー先ディレクトリにコピーされます。これらのファイルは表2-1に示しています。
注意: ターゲット・システムを信頼できるソースとして構成した場合は、SiebelタイプのITリソースを作成します。たとえば、Siebel Trustedです。このITリソースのパラメータは、この項の表2-2で示されているITリソースのパラメータと同じです。ITリソースの作成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managerの管理』のITリソースの作成に関する項を参照してください。 |
ターゲット・システムのITリソースは、コネクタのインストール時に作成されます。このITリソースには、ターゲット・システムに関する接続情報が含まれます。Oracle Identity Managerは、リコンシリエーションおよびプロビジョニング時にこの情報を使用します。
次のようにして、SIEBEL ITリソースのパラメータ値を指定します。
使用しているOracle Identity Managerのリリースに応じて、次のいずれかの手順を実行します。
Oracle Identity Managerリリース11.1.1の場合:
管理およびユーザー・コンソールにログインします
Oracle Identity Managerリリース11.1.2.xの場合:
Oracle Identity System Administrationにログインします。
Oracle Identity Managerリリース11.1.1を使用している場合は、
「ようこそ」ページでページの右上の「拡張」をクリックします。
「Oracle Identity Manager拡張管理へようこそ」ページの「構成」リージョンで、「ITリソースの管理」をクリックします。
Oracle Identity Managerリリース11.1.2.xを使用している場合、左ペインの「構成」で、「ITリソース」をクリックします。
「ITリソースの管理」ページの「ITリソース名」フィールドにSIEBEL IT Resource
と入力して、「検索」をクリックします。
ITリソースの編集アイコンをクリックします。
ページ上部のリストから、「詳細およびパラメータ」を選択します。
ITリソースのパラメータの値を指定します。表2-2に、各パラメータの説明を示します。
表2-2 ターゲット・システムのITリソースのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
Configuration Lookup |
リコンシリエーションおよびプロビジョニング中に使用されるコネクタ構成エントリを保持する参照定義の名前 ターゲット・システムをターゲット・リソースとして構成した場合、デフォルト値は ターゲット・システムを信頼できるソースとして構成した場合、デフォルト値は |
Connector Server Name |
Connector ServerタイプのITリソースの名前。第2.3.4項「コネクタ・サーバーのためのITリソースの作成」で、コネクタ・サーバーのITリソースを作成します。 注意: このパラメータの値を入力するのは、Siebel User Managementコネクタをコネクタ・サーバーにデプロイした場合のみです。 |
enterpriseServer |
エンタープライズ・サーバーの名前。 エンタープライズは、1つのデータベース・サーバーおよびファイル・システムにアクセスするSiebelサーバーの論理コレクションです。 サンプル値: |
gatewayServer |
ゲートウェイ・サーバーの名前。 ゲートウェイ・サーバーは、コンポーネントの定義と割当て、操作パラメータおよび接続情報を格納するWindowsのサービスまたはUNIXのデーモン・プロセスです。 サンプル値: |
gatewayServerPort |
Siebel Connection Broker (SCBroker)のリスニング・ポート番号。 サンプル値 : |
Language |
テキストまたはUIの表示に使用される言語 次のいずれかを指定できます。 英語の場合: ポルトガル語(ブラジル)の場合: フランス語の場合: ドイツ語の場合: イタリア語の場合: 日本語の場合: 韓国語の場合: 簡体字中国語の場合: スペイン語の場合: 繁体字中国語の場合: |
objectManager |
オブジェクト・マネージャの名前。 次のいずれかを指定できます。 英語の場合: ポルトガル語(ブラジル)の場合: フランス語の場合: ドイツ語の場合: イタリア語の場合: For Japanese: 韓国語の場合: 簡体字中国語の場合: スペイン語の場合: 繁体字中国語の場合: |
password |
コネクタ操作に使用するターゲット・システムのユーザー・アカウントのパスワード サンプル値: 詳細は、第2.1.2.1項「コネクタ操作用のターゲット・システム・ユーザー・アカウントの作成」を参照してください。 |
siebelServer |
ターゲット・システム・サーバーの名前。 サンプル値: |
userName |
コネクタ操作に使用するターゲット・システムのユーザー・アカウントのユーザーID サンプル値: 詳細は、第2.1.2.1項「コネクタ操作用のターゲット・システム・ユーザー・アカウントの作成」を参照してください。 |
encryption |
通信を保護するための暗号化のタイプ。 暗号化が必要な場合は 注意: このパラメータの値は大/小文字が区別されます。 デフォルト値: |
version |
このコネクタでサポートされるターゲット・システムのバージョン。 サンプル値: 注意:使用しているターゲット・システムのバージョンがSiebel 7.5.xまたは7.5.x.xの場合は、このパラメータの値として |
ssoFlag |
ターゲット・システムを構成して、認証にSSOソリューションを使用するよう指定するには、 デフォルト値: |
employeeBusObj |
Employeeユーザー・タイプのビジネス・オブジェクト デフォルト値: |
employeeBusComp |
Employeeユーザー・タイプのビジネス・コンポーネント デフォルト値: |
userBusObj |
'User'ユーザー・タイプのビジネス・オブジェクト デフォルト値: |
userBusComp |
'User'ユーザー・タイプのビジネス・コンポーネント デフォルト値: |
Trusted Token |
SSOシステムと通信するようにターゲット・システムを構成するときに指定した、信頼できるトークンの値を入力します。SSO認証を構成していない場合、 |
keyFieldName |
アカウントの一意の識別子として扱う必要がある、Siebelビジネス・コンポーネントの検索属性を入力します。 このパラメータの形式は次のとおりです。 ATTRIBUTE_TYPE;ATTRIBUTE_NAME デフォルト値: |
「更新」をクリックして、値を保存します。
次の項で、インストール後の手順について説明します。
Oracle Identity Managerリリース11.1.2以降を使用している場合は、UIフォームやアプリケーション・インスタンスなどの追加のメタデータを作成する必要があります。さらに、権限およびカタログ同期化ジョブを実行する必要があります。これらの手順について、次の各項で説明します。
次のようにして、サンドボックスを作成し、アクティブ化します。詳細な手順は、Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managerのためのアプリケーションの開発とカスタマイズのサンドボックスの管理を参照してください。
上部のナビゲーション・バーで、「サンドボックス」をクリックします。「サンドボックスの管理」ページが表示されます。
ツールバーで、「サンドボックスの作成」をクリックします。「サンドボックスの作成」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「サンドボックス名」フィールドに、サンドボックスの名前を入力します。これは必須フィールドです。
「サンドボックスの説明」フィールドに、サンドボックスの説明を入力します。これはオプションのフィールドです。
「保存して閉じる」をクリックします。メッセージに、サンドボックス名と作成ラベルが表示されます。
「OK」をクリックします。このサンドボックスが、「サンドボックスの管理」ページの「使用可能なサンドボックス」セクションに表示されます。
作成したサンドボックスを選択します。
「サンドボックスの管理」ページの使用可能なサンドボックスが表示される表から、アクティブにする新規作成されたサンドボックスを選択します。
ツールバーで、「サンドボックスのアクティブ化」をクリックします。
サンドボックスがアクティブ化されます。
次のようにして、UIフォームを新規作成します。詳細な手順は、Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managerの管理のフォームの管理を参照してください。
左ペインの「構成」で、「フォーム・デザイナ」をクリックします。
「検索結果」で「作成」をクリックします。
たとえばSiebel UM
など、フォームを作成するリソース・タイプを選択します。
フォーム名を入力して「作成」をクリックします。
次のようにして、アプリケーション・インスタンスを作成します。詳細な手順は、Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managerの管理のアプリケーション・インスタンスの管理を参照してください。
「システム管理」ページの左ペインにある「構成」で、「アプリケーション・インスタンス」をクリックします。
「検索結果」で「作成」をクリックします。
「属性」フォームに表示されているフィールドに適切な値を入力して、「保存」をクリックします。
「フォーム」ドロップダウン・リストで、新たに作成したフォームを選択し、「適用」をクリックします。
特定の組織に対してアプリケーション・インスタンスを公開します。
第2.3.1.1項「サンドボックスの作成およびアクティブ化」で作成したサンドボックスを公開するには、次のようにします。
開いているすべてのタブおよびページを閉じます。
「サンドボックスの管理」ページの使用可能なサンドボックスが表示される表から、第2.3.1.1項「サンドボックスの作成およびアクティブ化」で作成したサンドボックスを選択します。
ツールバーで、「サンドボックスの公開」をクリックします。確認を求めるメッセージが表示されます。
「はい」をクリックして確認します。サンドボックスが公開され、それに含まれるカスタマイズがメインラインとマージされます。
権限の収集とカタログ同期化を行うには、次の手順を実行します。
第3.3項「参照フィールド同期のスケジュール済ジョブ」に記載されている、参照フィールド同期のスケジュール済ジョブを実行します。
権限リスト・スケジュール済ジョブを実行して、子プロセス・フォーム表から権限割当てスキーマを移入します。このスケジュール済ジョブの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managerの管理の事前定義済のスケジュール済タスクを参照してください。
カタログ同期化ジョブ・スケジュール済ジョブを実行します。このスケジュール済ジョブの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managerの管理の事前定義済のスケジュール済タスクを参照してください。
フォーム・デザイナで行うすべての変更に対して、新しいUIフォームを作成し、アプリケーション・インスタンスでその変更を更新する必要があります。新規フォームにより既存のアプリケーション・インスタンスを更新するには、次のようにします。
第2.3.1.1項「サンドボックスの作成およびアクティブ化」の説明に従って、サンドボックスを作成し、これをアクティブ化します。
第2.3.1.2項「新規UIフォームの作成」の説明に従って、リソースの新しいUIフォームを作成します。
既存のアプリケーション・インスタンスを開きます。
「フォーム」フィールドで、作成した新しいUIフォームを選択します。
アプリケーション・インスタンスを保存します。
第2.3.1.4項「サンドボックスの公開」の説明に従って、サンドボックスを公開します。
Oracle Identity Managerの構成では、次の手順を実行します。
注意: クラスタ環境では、クラスタの各ノードでこの手順を実行する必要があります。 |
必要な入力ロケール(言語および国の設定)に変更するには、必要なフォントのインストールと必要な入力ロケールの設定を行います。
必要な入力ロケールに変更するため、システム管理者の支援が必要となる場合があります。
コネクタをデプロイすると、リソース・バンドルがインストール・メディアのresourcesディレクトリからOracle Identity Managerデータベースにコピーされます。connectorResourcesディレクトリに新しいリソース・バンドルを追加したり、既存のリソース・バンドルに変更を加えた場合は、コネクタ・リソース・バンドルに関連するコンテンツをその都度サーバー・キャッシュから消去する必要があります。
コネクタ・リソース・バンドルに関連するコンテンツをサーバー・キャッシュから消去するには、次のようにします。
コマンド・ウィンドウでOIM_HOME/server/binディレクトリに切り替えます。
注意: ステップ2を実行する前にステップ1を実行する必要があります。ステップ2で説明するコマンドを実行すると次のように例外がスローされます。OIM_HOME/server/bin/SCRIPT_FILE_NAME |
次のコマンドを入力します。
Microsoft Windowsの場合: PurgeCache.bat All
UNIXの場合: PurgeCache.sh All
プロンプトが表示されたら、SYSTEM ADMINISTRATORSグループに属するアカウントのユーザー名とパスワードを入力します。さらに、次の書式でサービスURLを入力するように求められます。
t3://OIM_HOST_NAME:OIM_PORT_NUMBER
この書式の意味は次のとおりです。
OIM_HOST_NAMEは、Oracle Identity Managerホスト・コンピュータのホスト名またはIPアドレスで置き換えます。
OIM_PORT_NUMBERは、Oracle Identity Managerがリスニングを行うポートで置き換えます。
Oracle Identity Managerリリース11.1.1では、ロギングにOracle Java Diagnostic Logging (OJDL)を使用します。OJDLは、java.util.loggerに基づいています。ロギングを行うイベントのタイプを指定するには、ログ・レベルを次のいずれかに設定します。
SEVERE.intValue()+100
このレベルでは、致命的エラーに関する情報のロギングが有効化されます。
SEVERE
このレベルでは、Oracle Identity Managerの実行を続行できる可能性があるエラーに関する情報のロギングが有効化されます。
WARNING
このレベルでは、障害を引き起こす可能性のある状況に関する情報のロギングが有効化されます。
INFO
このレベルでは、アプリケーションの進行状況を示すメッセージのロギングが有効化されます。
CONFIG
このレベルでは、デバッグに役立つ詳細なイベントに関する情報のロギングが有効化されます。
FINE、FINER、FINEST
これらのレベルでは詳細なイベントに関する情報のロギングが有効化され、FINESTではすべてのイベントに関する情報が記録されます。
表2-3に示すように、これらのログ・レベルはODLのメッセージ・タイプとレベルの組合せにマップされます。
表2-3 ログ・レベルおよびODLメッセージ・タイプとレベルの組合せ
ログ・レベル | ODLメッセージ・タイプ:レベル |
---|---|
SEVERE.intValue()+100 |
INCIDENT_ERROR:1 |
SEVERE |
ERROR:1 |
WARNING |
WARNING:1 |
INFO |
NOTIFICATION:1 |
CONFIG |
NOTIFICATION:16 |
FINE |
TRACE:1 |
FINER |
TRACE:16 |
FINEST |
TRACE:32 |
OJDLの構成ファイルはlogging.xmlであり、次のパスにあります。
DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/servers/OIM_SERVER/logging.xml
ここで、DOMAIN_HOMEとOIM_SERVERは、Oracle Identity Managerのインストール時に指定されたドメイン名とサーバー名です。
Oracle WebLogic Serverのロギングを有効化するには、次のようにします。
次のようにしてlogging.xmlファイルを編集します。
ファイル内に次のブロックを追加します。
<log_handler name='siebel' level='[LOG_LEVEL]' class='oracle.core.ojdl.logging.ODLHandlerFactory'> <property name='logreader:' value='off'/> <property name='path' value='[FILE_NAME]'/> <property name='format' value='ODL-Text'/> <property name='useThreadName' value='true'/> <property name='locale' value='en'/> <property name='maxFileSize' value='5242880'/> <property name='maxLogSize' value='52428800'/> <property name='encoding' value='UTF-8'/> </log_handler>
<logger name="ORG.IDENTITYCONNECTORS.SIEBEL" level="[LOG_LEVEL]" useParentHandlers="false">
<handler name="siebel"/>
<handler name="console-handler"/>
</logger>
[LOG_LEVEL]
が出現したら両方を必要なODLのメッセージ・タイプとレベルの組合せに置き換えます。表2-3に、サポートされているメッセージ・タイプとレベルの組合せを示します。
同様に、[FILE_NAME]
は、ログ・メッセージを記録するログ・ファイルのフルパスおよび名前で置き換えます。
次のブロックに、[LOG_LEVEL]
および[FILE_NAME]
のサンプル値を示します。
<log_handler name='siebel' level='NOTIFICATION:1' class='oracle.core.ojdl.logging.ODLHandlerFactory'> <property name='logreader:' value='off'/> <property name='path' value='F:\MyMachine\middleware\user_projects\domains\base_domain1\servers\oim_server1\logs\oim_server1-diagnostic-1.log'/> <property name='format' value='ODL-Text'/> <property name='useThreadName' value='true'/> <property name='locale' value='en'/> <property name='maxFileSize' value='5242880'/> <property name='maxLogSize' value='52428800'/> <property name='encoding' value='UTF-8'/> </log_handler> <logger name="ORG.IDENTITYCONNECTORS.SIEBEL" level="NOTIFICATION:1" useParentHandlers="false"> <handler name="siebel"/> <handler name="console-handler"/> </logger>
Oracle Identity Managerをこれらのサンプル値とともに使用すると、このコネクタに対して生成された、ログ・レベルがNOTIFICATION:1
レベル以上のすべてのメッセージが、指定したファイルに記録されます。
保存してファイルを閉じます。
サーバー・ログをファイルにリダイレクトするには、次の環境変数を設定します。
Microsoft Windowsの場合:
set WLS_REDIRECT_LOG=FILENAME
UNIXの場合:
export WLS_REDIRECT_LOG=FILENAME
FILENAMEを、出力のリダイレクト先ファイルの場所と名前に置き換えます。
アプリケーション・サーバーを再起動します。
注意: LDAPソリューション用のコネクタは、この手順を実行する前にインストールする必要があります。 |
プロビジョニング対象の依存(LDAPコネクタ)リソース・オブジェクトを、次のように追加します。
Design Consoleにログインします。
リソース管理フォルダを開き、リソース・オブジェクトをダブルクリックします。
Siebelリソース・オブジェクトを検索し、開きます。
「依存先」タブで、「割当て」をクリックします
ダイアログ・ボックスが表示されたら、LDAPコネクタ用のリソース・オブジェクトを選択し、右矢印アイコンを使用して未割当てオブジェクトリストから、右側のリストに移動します。次に、「OK」をクリックします。
「Save」アイコンをクリックしてダイアログ・ボックスを閉じます。
Siebelリソース・オブジェクトで「保存」アイコンをクリックします。
リクエストベースのプロビジョニングでは、エンド・ユーザーが管理およびユーザー・コンソールを使用して、リソースのリクエストを作成します。管理者または他のユーザーが、特定のユーザーのためにリクエストを作成することもできます。リソース上の特定のリソースのリクエストを確認して承認できるのは、Oracle Identity Managerで指名された承認者です。
注意: この手順は、11.1.2より前のリリースのOracle Identity Managerを使用している場合にのみ必要です。リクエストベースのプロビジョニングを有効にすると、コネクタのダイレクト・プロビジョニング機能は自動的に無効になります。このため、ダイレクト・プロビジョニングを使用する場合は、リクエストベースのプロビジョニングを有効にしないでください。 |
リクエストベースのプロビジョニングを構成するには、次の手順を実行します。
リクエスト・データセットは、プロビジョニング操作中にリクエスタにより送信される情報を指定するXMLファイルです。事前定義済リクエスト・データセットはコネクタに同梱されています。これらのリクエスト・データセットで、リクエストベースのプロビジョニング操作中にリクエスタにより送信される必要のある属性のデフォルト・セットの情報を指定します。インストール・メディアのDataSetsディレクトリで使用できる事前定義済のリクエスト・データセットは、次のとおりです。
ProvisionResourceSiebel Resource Object.xml
ModifyResourceSiebel Resource Object.xml
これらのファイルをインストール・メディアからOracle Identity Managerホスト・コンピュータの任意のディレクトリにコピーします。次の構造のディレクトリを作成することをお薦めします。
/custom/connector/RESOURCE_NAME
次に例を示します。
E:\MyDatasets\custom\connector\Siebel
注意: リクエストベースのプロビジョニングを構成する手順が完了するまでは、このディレクトリ構造を作成する親ディレクトリ内に、他のファイルやディレクトリがないようにしてください。前の例では、E:\MyDatasetsディレクトリ内に他のファイルやディレクトリがないようにします。 |
データセット・ファイルのコピー先のディレクトリ構造は、Oracle Identity Manager MDSインポート・ユーティリティを実行した後で、これらのファイルがインポートされるMDSの場所です。データセット・ファイルをインポートする手順は次の項で説明します。
要件によってはリクエスト・データセットのファイル名を変更できます。また、リクエスト・データセットの情報を変更できます。
リクエスト・データセットをインポートするには次の2つの方法があります。
注意: MDSにインポートされるリクエスト・データセットとデプロイメント・マネージャを使用してインポートされるリクエスト・データセットは同じです。 |
MDSインポート・ユーティリティを使用したリクエスト・データセットのインポート
すべてのリクエスト・データセットは、メタデータ・ストア(MDS)にインストールする必要があります。これは、Oracle Identity Manager MDSインポート・ユーティリティを使用して行うことができます。
リクエスト・データセット定義をMDSにインポートするには、次の手順を実行します。
MDSインポート・ユーティリティを実行するための環境を設定してください。
注意: weblogic.propertiesファイルの設定時に、metadata_from_locプロパティの値が/custom/connector/RESOURCE_NAMEディレクトリの親ディレクトリであることを確認します。たとえば、第2.3.2.5.1項「事前定義済リクエスト・データセットのコピー」の手順を実行中に、ファイルをE:\MyDatasets\custom\connector\RACFStdディレクトリにコピーする場合、metada_from_locプロパティの値はE:\MyDatasets に設定します。 |
コマンド・ウィンドウで、OIM_HOME\server\binディレクトリに移動します。
次のいずれかのコマンドを実行します。
プロンプトが表示されたら、次の値を入力します。
ユーザー名を入力してください[weblogic]
WebLogic Serverへのログインに使用するユーザー名を入力します
サンプル値: WL_User
パスワードを入力してください[weblogic]
WebLogic Serverへのログインに使用するパスワードを入力します。
サーバーURLを入力してください[t3://localhost:7001]
アプリケーション・サーバーのURLを次の形式で入力します。
t3://
HOST_NAME_IP_ADDRESS
:
PORT
この形式で、次の処理を行います。
HOST_NAME_IP_ADDRESSに対して、Oracle Identity Managerがインストールされているコンピュータのホスト名またはIPアドレス。
PORTに対して、Oracle Identity Managerがリスニングを行うポート。
リクエスト・データセットは次の場所のMDSにインポートされます。
/custom/connector/RESOURCE_NAME
デプロイメント・マネージャを使用するリクエスト・データセットのインポート
リクエスト・データセット(事前定義済または生成されたもの)は、デプロイメント・マネージャ(DM)を使用してインポートすることもできます。事前定義済リクエスト・データセットはインストール・メディアのxml/SiebelConnectorRequestDatasets.xmlに格納されています。
リクエスト・データセット定義をデプロイメント・マネージャを使用してインポートするには、次の手順を実行します。
Oracle Identity Manager管理およびユーザー・コンソールにログインします。
「ようこそ」ページでページの右上の「拡張」をクリックします。
「Oracle Identity Manager拡張管理へようこそ」ページの「システム管理」リージョンで「デプロイメント・マネージャ・ファイルのインポート」をクリックします。ファイルを開くダイアログ・ボックスが表示されます。
インストール・メディアのxmlディレクトリにあるSiebelConnectorRequestDatasets.xmlファイルを検索して開きます。
このXMLファイルの詳細は、「ファイル・プレビュー」ページに表示されます。
「ファイルの追加」をクリックします。「置換」ページが表示されます。
「次へ」をクリックします。「確認」ページが表示されます。
「インポート」をクリックします。
メッセージが表示されたら、「インポート」をクリックしてXMLファイルをインポートすることを確認し、「OK」をクリックします。
リクエスト・データセットがMDSにインポートされます。
自動保存フォーム機能を有効化する手順:
Design Consoleにログインします。
「プロセス管理」を開いて、「プロセス定義」をダブルクリックします。
Siebel Processプロセス定義を検索して開きます。
「Auto Save Form」チェック・ボックスを選択します。
「Save」アイコンをクリックします。
メタデータ・カテゴリに属するコンテンツをサーバー・キャッシュから消去するには、PurgeCacheユーティリティを実行します。手順は、Section 2.3.2.2項「サーバー・キャッシュからのコネクタ・リソース・バンドル関連コンテンツの消去」を参照してください。
リクエストベースのプロビジョニングを構成する手順はここまでです。
デフォルトではこのコネクタはICF接続プーリングを使用します。表2-4に、接続プーリングのプロパティ、説明、およびICFで設定されているデフォルト値を示します。
表2-4 接続プーリングのプロパティ
プロパティ | 説明 |
---|---|
プールの最大アイドル数 |
プール内のアイドル状態のオブジェクトの最大数。 デフォルト値: |
プールの最大サイズ |
プールで作成できる接続の最大数。 デフォルト値: |
プールの最大待機時間 |
プールが空きオブジェクトを操作に使用できるようになるまで待機する必要のある最大時間(ミリ秒)。 デフォルト値: |
プールの最小削除アイドル時間 |
コネクタがアイドル状態のオブジェクトを削除するまで待機する必要のある最小時間(ミリ秒)。 デフォルト値: |
プールの最小アイドル数 |
プール内のアイドル状態のオブジェクトの最小数。 デフォルト値: |
接続プーリング・プロパティを変更して環境の要件に適した値を使用する場合は、次のようにします。
Design Consoleにログインします。
「Administration」を開き、「Lookup Definition」をダブルクリックします。
Lookup.Configuration.Siebel参照定義を検索して開きます。
「Lookup Code Information」タブで「Add」をクリックします。
新しい行が追加されます。
新しい行のコード・キー列に、Pool Max Idle
と入力します。
新しい行のデコード列に、プールの最大アイドル数プロパティに対応する値を入力します。
「Save」アイコンをクリックします。
注意: この手順は、ターゲット・システムでRSA暗号化を使用する場合にのみ実行します。 |
ターゲット・システム・サーバーとOracle Identity Managerとの間の通信を保護する暗号化を構成できます。この項では、暗号化の構成に関する次の項目について説明します。
この項では、ターゲット・システム・サーバーとOracle Identity Managerとの間のSiebel Internet Session API(SISNAPI)通信にRSA暗号化を使用するためにターゲット・システムを構成する方法について説明します。
SiebelでRSA暗号化を有効にするには、次のようにします。
Siebelソフトウェア・コンフィギュレーション・ウィザードを起動します。
このウィザードは、ターゲット・システムがインストールされると自動的に起動します。必要な場合には、第2.3.3.4項「Siebelソフトウェア・コンフィギュレーション・ウィザードの起動」に説明されている手順に従って手動で起動できます。
ウィザードの暗号化タイプ・ページで「RSA」オプションを選択し、ターゲット・システム・コンポーネントにRSA Security Systems 128-bit strong encryption機能を使用することを指定します。
設定を確認して、ウィザードを終了します。
サーバーを再起動します。
RSA暗号化のためにターゲット・システムを構成したら、同じ手順を実行してRSA暗号化のためにSiebel Web Server Extensionを構成します。
Siebel Call Center Applicationに対してRSA暗号化を有効にするには、次のようにします。
Siebel Call Center Applicationを起動します。
「サイトマップ」、「サーバー管理」、「コンポーネント」、「コンポーネント・パラメータ」の順に移動します。
「サーバー・コンポーネント - パラメータ・リスト」アプレットで「Call Center Object Manager (ENU)」を問い合せます。
このアプレットで、暗号化タイプ・パラメータを選択し、「RSA」を選択します。RSA暗号化が不要な場合は、「RSA」のかわりに「None」を選択します。
この項では、Siebelソフトウェア・コンフィギュレーション・ウィザードの起動について説明します。
Siebelソフトウェア・コンフィギュレーション・ウィザードは、ほとんどのサーバー・コンポーネントがインストールされると自動的に開きます。必要な場合には、次の方法のいずれかを使用してMicrosoft Windowsコンピュータでこのウィザードを手動で起動できます。
Microsoft Windowsデスクトップから次のようにします。
「開始」をクリックします。
「プログラム」、 「Siebel Servers 7.0」、「SERVER_TYPEの構成」を選択します。ここで、SERVER_TYPEが、構成しようとするサーバーです。たとえば、SERVER_TYPEにはSiebel Gatewayを指定できます。
コマンド・ウィンドウから次のようにします。
コマンド・ウィンドウで、binサブディレクトリ・コンポーネントに移動してSIEBEL_ROOTディレクトリのコンポーネントを構成します。たとえば、D://sea700/siebsrvr/binです。
構成するコンポーネントによって、次のコマンドのいずれかを入力します。
Siebel Database Serverを構成するには、次のコマンドを入力します。
ssincfgw -l LANGUAGE -v y
Siebel Database Server以外のコンポーネントを構成するには、次のコマンドを入力します。
ssincfgw -l LANGUAGE
これらのコマンドのLANGUAGE
を、Siebelソフトウェア・コンフィギュレーション・ウィザードが実行される言語に置き換えます。たとえば、LANGUAGE
を、米国英語の場合はENU
に、ドイツ語の場合はDEU
に置き換えます。これらのコマンドのいずれかを実行すると、インストールされた各コンポーネントの構成モジュールのメニューが表示されます。
コネクタ・サーバーにコネクタ・バンドルをリモートでデプロイした場合にのみ、この項で説明する手順を実行します。
注意: コネクタ・サーバーでコネクタ・バンドルをリモートでデプロイする前に、第2.2項「インストール」で説明されている手順を実行してOracle Identity Managerにコネクタをデプロイする必要があります。 |
コネクタ・サーバーのITリソースを作成する手順:
使用しているOracle Identity Managerのリリースに応じて、次のいずれかの手順を実行します。
Oracle Identity Managerリリース11.1.1の場合:
管理およびユーザー・コンソールにログインします
Oracle Identity Managerリリース11.1.2.xの場合:
Oracle Identity System Administrationにログインします。
Oracle Identity Managerリリース11.1.1を使用している場合は、
「ようこそ」ページでページの右上の「拡張」をクリックします。
「Identity Manager拡張管理へようこそ」ページの「構成」リージョンで、「ITリソースの作成」をクリックします。
Oracle Identity Managerリリース11.1.2.xを使用している場合:
左ペインの「構成」で、「ITリソース」をクリックします。
「ITリソースの管理」ページで、「ITリソースの作成」をクリックします。
「ステップ1: ITリソース情報の入力」ページで、次の手順を実行します。
ITリソース名: ITリソースの名前を入力します。
ITリソース・タイプ: 「ITリソース・タイプ」リストから「コネクタ・サーバー」を選択します。
Remote Manager: このフィールドには値を入力しないでください。
「続行」をクリックします。図2-1に、「ITリソースの作成」ページで追加されたITリソース値を示します。
「ステップ2: ITリソース・パラメータ値の指定」ページで、ITリソースのパラメータに値を指定して、「続行」をクリックします。図2-2に、「ステップ2: ITリソース・パラメータ値の指定」ページを示します。
表2-5に、ITリソース・パラメータの説明を示します。
表2-5 コネクタ・サーバーのITリソースのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
Host |
コネクタ・サーバーのホスト・コンピュータのホスト名またはIPアドレスを入力します。 サンプル値: |
Key |
Javaコネクタ・サーバーのキーを入力します。 |
Port |
コネクタ・サーバーがリスニングしているポートの番号を入力します。 デフォルト値: |
Timeout |
コネクタ・サーバーとOracle Identity Managerとの間の接続がタイムアウトするまでの秒数を指定する整数値を入力します。 サンプル値: |
UseSSL |
Oracle Identity Managerとコネクタ・サーバーとの間にSSLを構成するよう指定する場合は、 デフォルト値: 注意: SSLを構成してコネクタ・サーバーとの通信を保護することをお薦めします。SSLを構成するには、/setKey [ |
「ステップ3: ITリソースへのアクセス権限の設定」ページの、作成中のITリソースに対する読取り、書込みおよび削除の権限を持つグループのリストに、SYSTEM ADMINISTRATORS
グループがデフォルトで表示されます。
注意: この手順はオプションです。 |
グループをITリソースに割り当て、グループに対してアクセス権限を設定する場合は、次のようにします。
「グループの割当て」をクリックします。
ITリソースに割り当てるグループについて、「割当て」を選択し、設定するアクセス権限を選択します。たとえば、ALL USERS
グループを割り当て、読取りおよび書込み権限をこのグループに設定する場合は、このグループの行で「割当て」チェック・ボックスを選択し、それぞれの権限のチェック・ボックスを選択する必要があります。
「割当て」をクリックします。
「ステップ3: ITリソースへのアクセス権限の設定」ページで、ITリソースに割り当てられたグループのアクセス権限を変更する場合は、次のようにします。
注意:
|
「権限の更新」をクリックします。
このページに表示されるグループに対して特定のアクセス権限を設定するか削除するかに応じて、対応するチェック・ボックスを選択または選択解除します。
「更新」をクリックします。
「ステップ3: ITリソースへのアクセス権限の設定」ページで、ITリソースからグループの割当てを解除する場合は、次のようにします。
注意:
|
割当てを解除するグループの「割当て解除」チェック・ボックスを選択します。
「割当て解除」をクリックします。
「続行」をクリックします。図2-3に、「ステップ3: ITリソースへのアクセス権限の設定」ページを示します。
「ステップ4: ITリソースの詳細の確認」ページで、1ページ目、2ページ目、3ページ目で指定した情報を確認します。ページに入力したデータを変更する場合は、「戻る」をクリックしてそのページを戻り、必要な変更を行います。
「続行」をクリックして、ITリソースの作成を続行します。図2-4に、「ステップ4: ITリソースの詳細の確認」ページを示します。
「ステップ5: ITリソースの接続結果」ページに、ITリソース情報を使用して実行された接続テストの結果が表示されます。テストが成功した場合は、「続行」をクリックします。テストが失敗した場合は、次のステップのいずれかを実行できます。
「戻る」をクリックして前のページに戻り、ITリソースの作成情報を修正します。
「取消」をクリックして手順を中止し、ステップ1から始めます。
図2-5に、「ステップ5: ITリソースの接続結果」ページを示します。
「終了」をクリックします。図2-6に、「作成されたITリソース」ページを示します。
注意: この項で説明する手順は、Oracle Identity Managerリリース11.1.2.x以降を使用しており、UIフォーム・フィールド・ラベルをローカライズする場合にのみ実行します。 |
UIフォームに追加されるフィールド・ラベルをローカライズするには、次のようにします。
Oracle Enterprise Managerにログインします。
左側のペインで、「アプリケーションのデプロイ」を開き、oracle.iam.console.identity.sysadmin.earを選択します。
右側のペインで、「アプリケーションのデプロイ」リストから、「MDS構成」を選択します。
「MDS構成」ページで、「エクスポート」をクリックして、ローカル・コンピュータにアーカイブを保存します。
アーカイブの内容を解凍して、テキスト・エディタで次のファイルを開きます。
Oracle Identity Manager 11gリリース2 PS2 (11.1.2.2.0)以降の場合:
SAVED_LOCATION\xliffBundles\oracle\iam\ui\runtime\BizEditorBundle_en.xlf
Oracle Identity Manager 11gリリース2 PS2 (11.1.2.2.0)より前のリリースの場合:
SAVED_LOCATION\xliffBundles\oracle\iam\ui\runtime\BizEditorBundle.xlf
BizEditorBundle.xlfファイルを次の方法で編集します。
次のテキストを検索します。
<file source-language="en" original="/xliffBundles/oracle/iam/ui/runtime/BizEditorBundle.xlf" datatype="x-oracle-adf">
次のテキストで置き換えます。
<file source-language="en" target-language="LANG_CODE"
original="/xliffBundles/oracle/iam/ui/runtime/BizEditorBundle.xlf"
datatype="x-oracle-adf">
このテキストのLANG_CODEを、フォーム・フィールド・ラベルをローカライズする言語のコードに置き換えます。フォーム・フィールド・ラベルを日本語でローカライズする場合の値の例を次に示します。
<file source-language="en" target-language="ja" original="/xliffBundles/oracle/iam/ui/runtime/BizEditorBundle.xlf" datatype="x-oracle-adf">
アプリケーション・インスタンスのコードを検索します。この手順は、SIEBELアプリケーション・インスタンスのサンプル編集を示しています。元のコードは次のとおりです。
<trans-unit id="${adfBundle['oracle.adf.businesseditor.model.util.BaseRuntimeResourceBundle']['persdef.sessiondef.oracle.iam.ui.runtime.form.model.user.entity.userEO.UD_SIEBEL_ALIAS__c_description']}"> <source>Alias</source> </target> </trans-unit> <trans-unit id="sessiondef.oracle.iam.ui.runtime.form.model.SIEBEL.entity.SIEBELEO.UD_SIEBEL_ALIAS__c_LABEL"> <source>Alias</source> </target> </trans-unit>
コネクタ・パッケージに入っているリソース・ファイル(たとえば、Siebel_ja.properties)を開き、そのファイルから属性の値(たとえば、global.udf.UD_SIEBEL_ALIAS=\u5225\u540D)を取得します。
手順6.cに示されている元のコードを、次のものに置き換えます。
<trans-unit id="${adfBundle['oracle.adf.businesseditor.model.util.BaseRuntimeResourceBundle']['persdef.sessiondef.oracle.iam.ui.runtime.form.model.user.entity.userEO.UD_SIEBEL_ALIAS__c_description']}"> <source>Alias</source> <target>\u5225\u540D</target> </trans-unit> <trans-unit id="sessiondef.oracle.iam.ui.runtime.form.model.SIEBEL.entity.SIEBELEO.UD_SIEBEL_ALIAS__c_LABEL"> <source>Alias</source> <target>\u5225\u540D</target> </trans-unit>
プロセス・フォームのすべての属性に対し、ステップ6.aから6.dを繰り返します。
ファイルをBizEditorBundle_LANG_CODE.xlfとして保存します。このファイル名のLANG_CODEを、ローカライズしている言語のコードに置き換えます。
サンプル・ファイル名: BizEditorBundle_ja.xlf.
ZIPファイルを再パッケージしてMDSにインポートします。
関連項目: メタデータ・ファイルのエクスポートおよびインポートの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managerのためのアプリケーションの開発とカスタマイズのカスタマイズのデプロイおよびアンデプロイを参照してください。 |
Oracle Identity Managerからログアウトしてから、ログインします。
このコネクタの以前のリリースをすでにデプロイしている場合は、次のいずれかの手順を実行して、コネクタを現在のリリース11.1.1.6.0にアップグレードします。
注意:
|
関連項目: これらの手順の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managerの管理でコネクタ・ライフサイクルの管理を参照してください。 |
この項の内容は次のとおりです。
Siebel User Managementコネクタをリリース11.1.1.5.0からこのリリースのコネクタにアップグレードするには、次の手順を実行します。
Siebel職責フォーム(UD_SIEBEL_R)とSiebel担当フォーム(UD_SIEBEL_P)の権限タグ付けを、次のように設定します。
Oracle Identity Manager Design Consoleにログインします。
「開発ツール」を開き、「フォーム・デザイナ」をダブルクリックします。
「表名」フィールドにSiebel職責フォームの名前UD_SIEBEL_R
を入力し、レコードに対する問合せボタンをクリックします。
「Create New Version」をクリックします。
「Create New Version」ダイアログ・ボックスで、「Label」フィールドにバージョン名を指定し、変更内容を保存した後、ダイアログ・ボックスを閉じます。
「Current Version」リストから、新しく作成したバージョンを選択します。
「プロパティ」タブをクリックします。
「職責」フィールドを選択して、「プロパティの追加」をクリックします。
「プロパティ名」リストから、「権限」を選択します。
「プロパティ値」フィールドに、true
と入力します。
「Make Version Active」をクリックします。
フォーム・デザイナで、「表名」フィールドにSiebel担当フォームの名前UD_SIEBEL_P
を入力し、レコードに対する問合せボタンをクリックします。
「Create New Version」をクリックします。
「Create New Version」ダイアログ・ボックスで、「Label」フィールドにバージョン名を指定し、変更内容を保存した後、ダイアログ・ボックスを閉じます。
「Current Version」リストから、新しく作成したバージョンを選択します。
「プロパティ」タブをクリックします。
「担当」フィールドを選択して、「プロパティの追加」をクリックします。
「プロパティ名」リストから、「権限」を選択します。
「プロパティ値」フィールドに、true
と入力します。
「Make Version Active」をクリックします。
Siebel親フォーム(UD_SIEBEL)のITリソース、アカウントIDおよびアカウント名のタグ付けを、次のように設定します。
Oracle Identity Manager Design Consoleで、「開発ツール」を開き、「フォーム・デザイナ」をダブルクリックします。
「表名」フィールドにSiebel親フォームの名前UD_SIEBEL
を入力し、レコードに対する問合せボタンをクリックします。
「Create New Version」をクリックします。
「Create New Version」ダイアログ・ボックスで、「Label」フィールドにバージョン名を指定し、変更内容を保存した後、ダイアログ・ボックスを閉じます。
「Current Version」リストから、新しく作成したバージョンを選択します。
「プロパティ」タブをクリックします。
「ITリソース・タイプ」フィールドを選択し、「プロパティの追加」をクリックします。
「プロパティ名」リストから、「ITResource」を選択します。
「プロパティ値」フィールドに、true
と入力します。
「ユーザーID」フィールドを選択し、プロパティの追加をクリックします。
「プロパティ名」リストから、「AccountName」を選択します。
「プロパティ値」フィールドに、true
と入力します。
「一意のID」フィールドを選択し、「プロパティの追加」をクリックします。
「プロパティ名」リストから、「AccountID」を選択します。
「プロパティ値」フィールドに、true
と入力します。
親フォームを更新して、手順1で作成した子フォームを追加します。
「Make Version Active」をクリックします。
ユーザー・インタフェース(UI)でフォームを再作成し、2.3.1.6項「新規フォームによる既存アプリケーション・インスタンスの更新」の説明に従って、アプリケーション・インスタンスをその新しいフォームで更新します。
次のようにして、「子の更新」プロセス・タスクのタスクからオブジェクトへのステータス・マッピングのステータスをNoneに設定します。
Oracle Identity Manager Design Consoleで、「プロセス管理」を開き、「プロセス定義」をダブルクリックします。
「名前」フィールドで、Siebel Process
を入力して、レコードに対する問合せボタンをクリックします。
「タスク」で、ユーザーの担当の追加タスクを開きます。
タスクからオブジェクトへのステータス・マッピング・タブで、ステータスCのオブジェクト・ステータスをProvisionedからNone
に変更します。
ユーザーの担当の削除、ユーザーの職責の追加およびユーザーの職責の削除の各タスクについて、ステップ3.cと3.dを繰り返します。
次のように、Oracle Identity Managerデータベースのバンドルを、このリリースの最新のバンドルJARで更新します。
第2.1.1.2項「外部コード・ファイルの使用」で説明しているように、サードパーティJARファイルを使用して、最新のコネクタ・バンドルJARを更新します。
UploadJarsユーティリティを実行して、更新したコネクタJARをOracle Identity Managerデータベースにアップロードします。
キャッシュをパージしてOracle Identity Managerに反映されている変更を取得します。
Siebel User Managementコネクタをリリース9.0.4.xからこのリリースのコネクタにアップグレードするには、次の手順を実行します。
Oracle Identity Managerで、ソース・コネクタ(アップグレードする必要がある以前のリリースのコネクタ)を定義します。ソース・コネクタを定義して、コネクタに対して行われたすべてのカスタマイズ変更でデプロイメント・マネージャXMLファイルを更新します。
コネクタをアップグレードする環境に応じて、次のいずれかの手順を実行します。
ステージング環境
ウィザード・モードを使用してアップグレード手順を実行します。
本番環境
サイレント・モードを使用してアップグレード手順を実行します。
アップグレード後の手順を実行します。
Oracle Identity Managerリリース11.1.2.x以降を使用している場合、新しいUIフォームを作成し、これを既存のアプリケーション・インスタンスに添付して、ユーザー定義フィールド(UDFまたはカスタム属性)を表示する必要があります。
UDFの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managerの管理のカスタム属性の構成を参照してください。
アップグレード操作後に、フォームのデータ変更を管理するには、フォーム・バージョン制御(FVC)ユーティリティを実行します。手順は次のとおりです。
テキスト・エディタで、OIM_DC_HOMEディレクトリにあるfvc.propertiesファイルを開き、次の例に示したようにエントリを含めます。
ResourceObject;Siebel Resource Object FormName;UD_SIEBEL FromVersion;Enter the active form version before upgrade ToVersion;v_11.1.1.6.0 ParentParent;UD_SIEBEL_USERID;UD_SIEBEL_UNIQUE_ID
FVCユーティリティを実行します。このユーティリティは、Design Consoleをインストールすると次のディレクトリにコピーされます。
Microsoft Windowsの場合:
OIM_DC_HOME/fvcutil.bat
UNIXの場合:
OIM_DC_HOME/fvcutil.sh
このユーティリティを実行すると、Oracle Identity Manager管理者のログイン資格証明と、ロガー・レベルおよびログ・ファイルの場所を入力するように求められます。
関連項目: FVCユーティリティの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Manager管理者ガイドのフォーム・バージョン制御ユーティリティの使用を参照してください。 |
Siebelコネクタをクローニングするには、コネクタを構成するオブジェクトのいくつかに新しい名前を設定します。この処理により、新しいコネクタXMLファイルが生成されます。リソース・オブジェクト、プロセス定義、プロセス・フォーム、ITリソース・タイプ定義、ITリソース・インスタンス、参照定義、アダプタ、リコンシリエーション・ルールなど、新しいコネクタXMLファイル内のほとんどのコネクタ・オブジェクトの名前が新しくなります。
関連項目: コネクタのクローニングとこの項で説明する手順の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managerの管理のコネクタ・ライフサイクルの管理を参照してください |
コネクタ・オブジェクトの新しい名前を設定することによってコネクタのコピーを作成した後、一部のオブジェクトに以前のコネクタ・オブジェクトの詳細が含まれていることがあります。このため、次のOracle Identity Managerオブジェクトを変更して、ベース・コネクタのアーティファクトまたは属性参照を、対応するクローニングされるアーティファクトまたは属性と置き換える必要があります。
参照定義
参照定義に以前の参照定義の詳細が含まれる場合は、それを変更してクローニングされる参照定義の新しい名前を指定する必要があります。コード・キーおよびデコードの値がベース・コネクタの属性参照を参照している場合、これらを、クローニングされる新しい属性と置き換えます。
たとえば、Lookup.Siebel.UM.ProvAttrMap1とUD_SIEBEL_P1を、それぞれLookup.Siebel.UM.ProvAttrMap参照定義とUD_SIEBEL_P子フォームのクローン版と考えてください。
クローニング後、Lookup.Siebel.UM.ProvAttrMap1参照定義には、古い子フォームであるUD_SIEBEL_Pのフィールドに対応するコード・キー・エントリが含まれます。コード・キー・エントリがクローニングされた子フォーム(UD_SIEBEL_P1)のフィールドを指すようにするには、対応するコード・キー列にUD_SIEBEL_P1~担当[Lookup]を指定します。
スケジュール済タスク
スケジュール済タスク内のベース・コネクタのリソース・オブジェクト名は、クローニングされるリソース・オブジェクト名と置き換える必要があります。スケジュール済タスクのパラメータに、ベース・コネクタのアーティファクトまたは属性を参照しているデータがある場合、これらを、クローニングされるコネクタの新しいアーティファクトまたは属性と置き換える必要があります。
ローカリゼーション・プロパティ
コネクタのクローニング後に、ユーザー・ロケールのリソース・バンドルを、適切な変換を行うためのプロセス・フォーム属性の新しい名前で更新する必要があります。コネクタ・バンドルのresourcesディレクトリにあるロケールのpropertiesファイルを変更できます。
ITリソース
クローニングされたコネクタには、それ自身のITリソース・セットが必要です。クローニングされた両方のITリソース、Active Directoryおよびコネクタ・サーバーを構成し、クローニングされたコネクタ・サーバーITリソースの参照を、クローニングされたSiebel ITリソースに指定する必要があります。必ず、クローニング済コネクタの構成参照定義を使用してください。
子表
子表の名前の変更の結果として、正常に動作するように、子表の操作に対応するマッピングを変更する必要があります。
対応するマッピングを更新するには、次の手順を実行します。
Design Consoleにログインします。
「プロセス管理」を開いて、「プロセス定義」をダブルクリックします。
「Siebel User1」プロセス・フォームを検索して開きます。
挿入機能に対応する子表プロセス・タスクをダブルクリックします。たとえば、UD_SIEBEL_P1 Insertです。
タスクの編集ウィンドウが表示されます。
「統合」タブで、子表の名前に対応する行を選択し、「マップ」をクリックします。
変数のデータ・マッピング・ウィンドウが表示されます。
「リテラル値」フィールドの値をクローニングされた表名に変更します。たとえば、UD_SIEBEL_P1
とします。
「保存」をクリックして、ウィンドウを閉じます。
削除機能に対応するマッピングを変更するには、次の点だけ変更して、この手順のステップ1から8を実行します。
この手順のステップ4を実行中に、挿入機能に対応する子表プロセス・タスクを選択するかわりに、削除機能に対応する子表プロセス・タスクをダブルクリックします。
更新機能に対応するマッピングを変更するには、次の点だけ変更して、ステップ1から8を実行します。
この手順のステップ4を実行中に、挿入機能に対応する子表プロセス・タスクを選択するかわりに、更新機能に対応する子表プロセス・タスクをダブルクリックします。