| Oracle Identity Manager JD Edwards EnterpriseOne User Managementコネクタ・ガイド リリース11.1.1 E91914-02 |
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この章では、リリース11.1.1.6.0のJD Edwards EnterpriseOneコネクタ用のソフトウェアおよびドキュメントに関する更新の概要を示します。
この章で説明する更新内容は、次のカテゴリに分類されます。
この項では、コネクタのソフトウェアに対する更新について説明します。
この項では、このマニュアルに対する主な変更について説明します。この変更はソフトウェアの更新には関係ないものです。
次の各項では、ソフトウェアの更新について説明します。
リリース11.1.1.6.0で解決された問題を次に示します。
| Oracle Bug# | 問題 | 解決内容 |
|---|---|---|
| 15920223 | コネクタを再インストールした後で、以前のインストールで実行したスケジュール済ジョブのジョブ履歴が表示されていました。 | この問題は解決されました。以前のインストールで実行したスケジュール済ジョブのジョブ履歴は、表示されなくなります。 |
| 16053666 | Oracle Identity Manager 11gリリース2 BP01を使用している場合、ターゲット・システム・モードでユーザー・データ・リコンシリエーションのスケジュール済ジョブを実行中にSQL例外エラーが発生することがありました。 | このコネクタをインストールして実行する場合、Oracle Identity Manager 11gリリース2の最小要件は11.1.2.0.4です。したがって、このエラーは発生しなくなりました。 |
| 16088723 | リクエスト・データセットの更新時に、「ユーザーID」属性が欠落していました。 | この問題は解決されました。 |
| 16490410 | 「ITリソース・タイプ」フィールドが、誤ってITResource=JDEとタグ付けされていました。 | この問題は解決されました。「ITリソース・タイプ」フィールドは、正しくITResource=trueとタグ付けられます。 |
| 16489930 | DLNAフラグを使用してアクセス・ポリシーを作成した場合、コネクタが期待どおりに機能しませんでした。 | この問題は解決されました。 |
リリース11.1.1.5.0でのソフトウェアの更新は次のとおりです。
Oracle Identity Manager JD Edwards EnterpriseOneコネクタは、ICFベースのコネクタです。
Identity Connector Framework (ICF)は、Oracle Identity ManagerおよびOracle Wavesetのすべてのコネクタで必要とされるプロビジョニングやリコンシリエーションなどの基本機能を提供するコンポーネントです。ICFは、JD Edwards EnterpriseOneがコネクタのレガシー・バージョンと共存できるようにするクラスパス分離も使用します。
詳細は、第1.4項「コネクタのアーキテクチャ」を参照してください。
前のリリースでは、JD Edwards EnterpriseOneコネクタはOracle Identity Managerが実行されているマシンにデプロイ可能でした。このリリース以降、Oracle Identity Managerにローカルにデプロイすることも、コネクタ・サーバーにリモートにデプロイすることもできます。
詳細は、次の各項を参照してください。
接続プールは、ターゲットへの物理的な接続を表すオブジェクトのキャッシュです。Oracle Identity Managerコネクタは、これらの接続を使用してターゲット・システムと通信できます。実行時に、アプリケーションはプールに接続をリクエストします。接続が使用可能であれば、コネクタがその接続を使用してからプールに戻します。プールに戻された接続は、コネクタが別の操作のために再びリクエストして使用することができます。接続プールは、接続の再利用を可能にし、ネットワーク待機時間、メモリー割当ておよび認証といった接続作成のオーバーヘッドを減らすことに役立っています。
ITリソースごとに1つの接続プールが作成されます。たとえば、ターゲット・システムの3つのインストールに3つのITリソースがある場合は、ターゲット・システム・インストールごとに1つずつ、3つの接続プールが作成されます。
詳細は、第2.3.1.5項「接続プーリングのLookup.JDE.Configuration参照定義の設定」を参照してください。
前のリリースでは、ターゲット・リソース・モードでも信頼できるソース・モードでも、ユーザー・レコードのリコンシリエーションと、削除されたユーザー・レコードのリコンシリエーションで、コネクタを構成するのスケジュール済タスクは1つでした。同様に、参照フィールド同期を実行するスケジュール済タスクも1つでした。
このリリース以降、次のようにスケジュール済ジョブが独立します。
JDE User Target Reconciliation
JDE User Trusted Reconciliation
JDE User Target Delete Reconciliation
JDE User Trusted Delete Reconciliation
JDE Date Format Lookup Reconciliation
JDE Date Separation Character Lookup Reconciliation
JDE Decimal Format Characters Lookup Reconciliation
JDE Languages Lookup Reconciliation
JDE Localization Country Code Lookup Reconciliation
JDE Roles Lookup Reconciliation
JDE Time Format Lookup Reconciliation
JDE Universal Time Lookup Reconciliation
各スケジュール済ジョブの詳細は、次の各項を参照してください。
リコンシリエーション時にOracle Identity Managerに送信されたアカウント・データの変換を構成できます。さらに、リコンシリエーションおよびプロビジョニング時に、Oracle Identity Managerに送信された、またはOracle Identity Managerから送信されたアカウント・データの検証も構成できます。詳細は、次の各項を参照してください。
このリリースから、異なるバージョンのターゲット・システム・インストール用にコネクタを構成できます。詳細は、4.5項「ターゲット・システムの複数のインストールに対するコネクタの構成」を参照してください。
次の各項では、ドキュメント固有の更新について説明します。
リリース11.1.1.6.0のリビジョン8におけるドキュメント固有の更新は次のとおりです。
表1-1「動作保証されているコンポーネント」の「ターゲット・システム」の行に、JD Edwards EnterpriseOne Tools 9.2.1.4およびApplication 9.2のサポートが追加されました。
表1-1「動作保証されているコンポーネント」の「コネクタ・サーバーJDK」の行に、JDK要件についての記述が追加されました。
第2.1.1.2項「外部コード・ファイルのコピー」のステップ2と3が変更されました。
第2.1.1.4項「JD Edwards EnterprisesOne Tools 9.2およびApplication 9.2のJDK要件」が追加されました。
第2.2.2.3項「コネクタ・サーバーへのコネクタのインストール」のステップ5と6が変更されました。
リリース11.1.1.6.0のリビジョン7におけるドキュメント固有の更新は次のとおりです。
第2.1.1.2項「外部コード・ファイルのコピー」のステップ2を更新しました。
第2.2.2.3項「コネクタ・サーバーへのコネクタのインストール」のステップ5を更新しました。
リリース11.1.1.6.0のリビジョン6におけるドキュメント固有の更新は次のとおりです。
表1-1「動作保証されているコンポーネント」の「ターゲット・システム」行が更新されています。
表1-1「動作保証されているコンポーネント」のJDK行は「コネクタ・サーバーのJDK」に名前が変更されました。
リリース11.1.1.6.0のリビジョン5におけるドキュメント固有の更新は次のとおりです。
表1-1「動作保証されているコンポーネント」の「Oracle Identity Manager」行が更新されています。
Oracle Identity Manager 11gリリース2 PS3 (11.1.2.3.0)に固有の情報が第1.2項「使用上の推奨事項」に追加されました。
リリース11.1.1.6.0のリビジョン4におけるドキュメント固有の更新は次のとおりです。
参照問合せに関する「注意」が、第4章「コネクタの機能拡張」の冒頭に追加されました。
リリース11.1.1.6.0のリビジョン3におけるドキュメント固有の更新は次のとおりです。
制限付きリコンシリエーションに関する情報が、第3.3.2項「制限付きリコンシリエーション」で変更されています。
リリース11.1.1.6.0のリビジョン2におけるドキュメント固有の更新は次のとおりです。
表1-1「動作保証されているコンポーネント」の「Oracle Identity Manager」行が変更されています。
表2-1「インストール・メディアのファイルおよびディレクトリ」の「xml/JDE-Datasets.xml」行に注意事項が追加されました。
次の項が追加されました。
Oracle Identity Managerリリース11.1.2.xに固有の手順が、次の項に追加されました。
次のバグ番号で追跡されていた問題は解決したため、第5章「既知の問題と制限事項」から削除されました。
15920223
16053666
16088723