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Oracle® Fusion Middleware Oracle Internet Directory管理者ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B55919-05
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33 認証の管理

この章では、Oracle Internet Directoryの認証機能の概念上の概要を示します。この項の内容は、次のとおりです。

33.1 認証の概要

認証は、ディレクトリ・サーバーが、そのディレクトリに接続しているユーザーの本当のアイデンティティを確定するプロセスです。LDAPセッションがバインド操作によって確立されたときに行われます。このようにして、すべてのセッションにユーザー・アイデンティティが関連付けられます。

ユーザー、ホストおよびクライアントのアイデンティティを検証するために、Oracle Internet Directoryでは、3種類の一般的な認証を使用できます。それらについて、次の項目で説明します。

33.1.1 直接認証

この項では、Oracle Internet Directory内で使用可能な3種類の直接認証と、SASL対応クライアントがディレクトリ・サーバーに対して認証を行う方法について説明します。直接認証オプションには、次の3種類があります。

  • 匿名認証

    匿名で認証する場合、ユーザーは、ユーザー名とパスワードのフィールドを空白のままにしてログインします。各匿名ユーザーは、匿名ユーザーに付与されている権限すべてを使用できます。

  • 簡易認証

    簡易認証を使用する場合、クライアントは、ネットワーク上を暗号化されずに送信される識別名とパスワードによって、サーバーに対して自己認証を行います。

  • Simple Authentication and Security Layer(SASL)を使用した認証

    これは接続ベースのプロトコルに認証サポートを追加する方法です。SASLを使用するために、プロトコルには、ユーザーを識別してサーバーに対して認証を行い、オプションで、以降のプロトコル対話の保護を規定するコマンドが含まれます。SASLを使用して、ネゴシエーションに成功すると、セキュリティ・レイヤーがプロトコルおよび接続の間に挿入されます。

    Oracle Internet Directoryは、SASLを使用する2種類の認証メカニズムをサポートします。

    • ダイジェストMD5: LDAPバージョン3内では必須の認証メカニズムです(RFC 2829)。MD5ハッシュ関数を使用して、任意の長さのメッセージを、クライアント/サーバー認証のベリファイアとして使用できる128ビットのメッセージ・ダイジェストに変換します。

    • 外部認証: SSL相互認証を使用するメカニズム。この場合、クライアントは、ユーザー名とパスワードを使用するかわりに、証明書、トークンまたは他のデバイスによって、サーバーに対して認証します。証明書による認証には、次の形式があります。

      • 完全一致: クライアント証明書内のサブジェクトDNが、ディレクトリ内のユーザーDNと比較されます。この2つの値が一致すると、バインドが行われます。

      • 証明書ハッシュ: クライアント証明書がハッシュ処理され、ディレクトリ内に保管されている証明書のハッシュ値と比較されます。この2つの値が一致し、かつこのペアに関連付けられているDNが1つのみの場合は、バインドが行われます。複数のDNが関連付けられている場合は、証明書ハッシュとユーザーDNの関係はn対1の対応であり1対nの対応ではないので、エラーが返されます。つまり、1つのDNには複数の証明書を関連付けることができますが、1つの証明書には1つのDNしか関連付けられません。

      • 完全一致/証明書ハッシュ: まず、完全一致検索が行われます。一致するものがない場合は、証明書ハッシュが実行されます。

      これらの方法のいずれかを選択するには、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementリファレンス』のOracle Identity Management LDAP属性のリファレンスで指示されているDSA構成属性orclpkimatchingruleを編集します。(認証の場合、orclpkimatchingruleの値3または4が値2に等しくなります)。


注意:

  • 10g(10.1.4.0.1)に証明書のハッシュ値を導入する場合は、ユーザー証明書を旧リリースからアップグレードする必要があります。証明書をアップグレードする方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementリファレンス』upgradecert.plコマンドライン・ツールのリファレンスを参照してください。

  • バイナリ属性usercertificateを検索できます。検索方法については、付録K「ディレクトリでのユーザー証明書の検索」を参照してください。

  • usercertificate属性は、DER書式の証明書の格納のみを目的としています。



関連項目:


33.1.2 間接認証

間接認証は、ディレクトリに資格証明を保持するエンティティ(Oracle Internet Directoryセルフサービス・コンソールのようなアプリケーション、ファイアウォールやRADIUSサーバーのような中間層など)を介して行われます。アプリケーションや中間層は、プロキシ・ユーザーとなります。プロキシ・ユーザーは、エンド・ユーザーの代理となる権限を持ち、そのユーザーが権限を持つ操作をユーザーにかわって実行します。

図33-1および図に続く説明は、間接認証がどのように実行されるかを示しています。

図33-1 間接認証

この図については本文で説明しています。

間接認証は、次の手順で行われます。

  1. エンド・ユーザーが、Oracle Internet Directoryへの問合せを含むリクエストをアプリケーションまたは中間層に送信します。アプリケーションまたは中間層がエンド・ユーザーを認証します。

  2. アプリケーションまたは中間層がディレクトリにバインドします。

  3. アプリケーションまたは中間層は、エンド・ユーザーの識別名を使用して、2回目のバインドを実行します。この場合、エンド・ユーザーのパスワードは入力しません。

  4. ディレクトリ・サーバーは、アプリケーションまたは中間層がエンド・ユーザーのアイデンティティに切り替えようとしているものとして、この2回目のバインドを認識します。アプリケーションまたは中間層によってエンド・ユーザーに付与された認証を受け入れます。ただし、アプリケーションまたは中間層に、このユーザーのプロキシとなる権限があるかどうかを検証する必要があります。エンド・ユーザーのエントリを管理するACPによって、このエンド・ユーザーに対するプロキシ権限がこのアプリケーションまたは中間層に付与されているかどうかをチェックします。

    • エンド・ユーザーのエントリにより、アプリケーションまたは中間層に必要なプロキシ権限が提供された場合、ディレクトリ・サーバーは、認可アイデンティティをエンド・ユーザーのものに変更します。後続するすべての操作は、そのエンド・ユーザーがサーバーに直接接続して直接認証された場合と同様に行われます。

    • エンド・ユーザーのエントリが、アプリケーションまたは中間層に必要なプロキシ権限を提供しない場合、ディレクトリ・サーバーは、「アクセス権限が不十分です。」というエラー・メッセージを返します。

ディレクトリ・サーバーは同一セッションで、その他のエンド・ユーザーを認証および許可できます。また、セッションをエンド・ユーザーから、そのセッションをオープンしたアプリケーションまたは中間層に切り替えることもできます。

セッションをクローズするには、アプリケーションまたは中間層がバインド解除リクエストをディレクトリ・サーバーに送信します。

たとえば、次の場合を想定します。

  • cn=User1でディレクトリにバインドする中間層には、ディレクトリ全体に対するプロキシ・アクセス権限があります。

  • cn=User2でディレクトリにバインドできるエンド・ユーザーがいます。

このエンド・ユーザーが、ディレクトリに対する問合せが含まれているリクエストをアプリケーションまたは中間層に送信すると、アプリケーションまたは中間層がエンド・ユーザーを認証します。その後、中間層サービスは、そのサービスのアイデンティティであるcn=User1を使用してディレクトリにバインドし、次に、エンド・ユーザーの識別名cn=User2のみを使用して2回目のバインドを実行します。この2回目のバインドは、Oracleディレクトリ・サーバーでは、プロキシ・ユーザーがエンド・ユーザーの代理になろうとしているものと認識されます。ディレクトリ・サーバーは、cn=user1にプロキシ・アクセス権限があることを確認した後、この2回目のバインドの実行を許可します。パスワードなど、エンド・ユーザー識別名の妥当性をさらに要求することはありません。このセッションでは、これ以降すべてのLDAP操作は、cn=User2が実行しているかのようにアクセス制御されます。

あるユーザーがアプリケーションからサービスを受け、続いて別のユーザーが同じアプリケーションのサービスをリクエストした場合、アプリケーションは、先行ユーザーのセッションを中断せずに、新規接続を確立して前述のとおりに処理を進めることができます。ただし、まだサービスを受けている先行ユーザーがいない場合は、新しい接続を確立することなく、既存の確立済接続を何度も使用できます。

33.1.3 外部認証

多くの企業では、ユーザー・セキュリティ資格証明をOracle Internet Directory以外のリポジトリ(データベースや他のLDAPディレクトリなど)に格納しています。Oracle Internet Directoryの外部認証プラグインとパスワード変更プラグインにより、ユーザー認証用のこれらの資格証明をOracleコンポーネントに対して使用できます。資格証明をOracle Internet Directoryに格納する必要はなく、常に同期化させる必要はありません。

33.1.4 Simple Authentication and Security Layer(SASL)

「直接認証」の項では、Oracle Internet Directory環境でのSASLの使用について説明しました。この項では、SASLの動作について詳細に説明します。この項の内容は、次のとおりです。

SASL対応クライアントがMD5ダイジェストを使用してディレクトリ・サーバーに対して認証する方法


注意:

SASL MD5ダイジェストをレルムとともに使用するには、SASLで動的ユーザー検証機能を作成する必要があります。可逆的なパスワード生成を有効にする必要があります。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementアプリケーション開発者ガイドのMD5ダイジェストを使用したSASL認証に関する項を参照してください。


SASL対応クライアントがサーバーに対してMD5ダイジェスト認証を求める場合、その認証プロセスは次のとおりです。

  1. ディレクトリ・サーバーは、サポートする各種MD5ダイジェスト認証オプションと特別なトークンを含むダイジェスト・チャレンジをLDAPクライアントに送信します。

  2. クライアントは、認証オプションを選択し、選択したオプションを示すダイジェスト・レスポンスをサーバーに送信します。このレスポンスには、セキュアなトークンとクライアント資格証明が暗号化されて含まれます。このようして、サーバーに対するクライアントの認証を実行できます。

  3. ディレクトリ・サーバーは、レスポンスのクライアント資格証明を復号化し、検証します。

SASL対応クライアントが外部認証を使用してディレクトリ・サーバーに対して認証する方法

Oracle Internet Directoryでは、クライアントおよびサーバーの両方が相互に証明書を提供して認証するSSL接続を介してSASL外部認証を提供します。識別名は、SSLネットワーク・ネゴシエーションで使用されたクライアント証明書から作成されます。

クライアントが、SSLのような外部認証メカニズムを使用してディレクトリ・サーバーに認証を求める場合、その認証プロセスは次のとおりです。

  1. クライアントは、認可アイデンティティの入った初期メッセージを送信します。

  2. ディレクトリ・サーバーは、SASLの外部にある情報を使用して、クライアントが認可アイデンティティとして正当に認証できるかどうかを判断します。クライアントを確実に認証できた場合、ディレクトリ・サーバーは認証情報の交換が無事完了したことを示します。そうでない場合、ディレクトリ・サーバーは失敗を示します。

外部情報は、IPsecやSSL/TLSなどのシステムにより提供されます。認可アイデンティティは、次のようにして得られます。

  • 完全一致の場合は、外部認証を提供するシステムのクライアント認証資格証明(クライアントSSL証明書など)から認可アイデンティティが作成されます。

  • クライアントが認可アイデンティティとして空の文字列を送信した場合、認可アイデンティティは外部認証を提供するシステムのクライアント認証資格証明(SSL証明書など)から作成されます。

33.2 Fusion Middleware Controlを使用した証明書認証方式の構成

証明書認証に使用される方式を決定するDSA構成属性orclPKIMatchingRuleの値を構成するには、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlのOracle Internet Directoryの「共有プロパティ」ページを使用します。「Oracle Internet Directory」メニューから「管理」を選択し、「共有プロパティ」を選択します。「PKI一致ルール」のリストから目的の一致方式を選択します。

33.3 Fusion Middleware Controlを使用したSASL認証の構成

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用してSASL認証を構成する手順は、次のとおりです。

  1. 「Oracle Internet Directory」メニューから「管理」を選択し、「サーバー・プロパティ」を選択してから、「SASL」を選択します。

  2. 「MD5 SASL認証モード」について目的のタイプを選択します。

  3. 「完全性とプライバシ保護での認証」を選択すると、「プライバシ保護のためのSASL暗号選択」の選択肢が表示されます。目的のタイプを選択します。選択肢は、rc4-56des3desrc4およびrc4-40です。デフォルトでは、5つがすべて有効になっています。少なくともdesおよび3desを構成する必要があります。これを行わないと、SASL認証が失敗します。

  4. 必要に応じて、「SASL認証の有効化」を選択します。SASL認証を有効にする前に、相互認証を実行するようOracle Internet Directoryが構成されていることを確認します。第27.2項「Fusion Middleware Controlを使用したSSLの構成」を参照してください。

  5. 「適用」を選択します。

    「SASL」タブで属性を変更した後、サーバーを再起動します。

    表33-1 「サーバー・プロパティ」、「SASL」タブの構成属性

    フィールドまたはヘッダー 構成属性

    MD5 SASL認証モード

    orclsaslauthenticationmode

    プライバシ保護のためのSASL暗号選択

    orclsaslcipherchoice

    外部SASL認証モード

    orclsaslmechanism


33.4 コマンドライン・ツールを使用した証明書認証方式の構成

証明書認証に使用される方式を決定するDSA構成属性orclPKIMatchingRuleの値を構成するには、ldapmodifyを使用しますが、この場合、次のようなコマンドラインを使用します。

ldapmodify -D cn=orcladmin -q -p portNum -h hostname -f ldifFile 

これとあわせて、次のようなLDIFファイルを使用します。

dn: cn=dsaconfig, cn=configsets, cn=oracle internet directory
changetype: modify
replace: orclPKIMatchingRule
orclPKIMatchingRule: 1

値は次のとおりです。

33.5 コマンドラインを使用したSASL認証の構成

表33-2に、SASL認証属性を示します。これらは、インスタンス固有のエントリにあります。

表33-2 SASL認証属性

属性 説明 デフォルト 使用可能な値

orclsaslauthenticationmode

SASL認証モード

1

auth、auth-int、auth-conf。

orclsaslcipherchoice

SASL暗号選択

Rc4-56、rc4-40、rc4、des、3des

Rc4-56、des、3des、rc4、rc4-40の任意の組合せ

orclsaslmechanism

SASLメカニズム

DIGEST-MD5、EXTERNAL

DIGEST-MD5、EXTERNAL


「MD5 SASL認証モード」は、orclsaslauthenticationmode属性によって制御されます。表33-3に、使用できるモードを示します。3つの値すべて、あるいは値のサブセットをカンマ区切りの文字列で指定します。

表33-3 SASL認証モード

orclsaslauthenticationmodeの値 モード 説明

1

auth

認証のみ。

2

auth-int

完全性保護での認証。チャネルでチェックサムが実行されます。

3

auth-conf

完全性保護での認証と暗号化。チャネルは暗号化されます。


orclsaslauthenticationmode3(auth-conf)に設定した場合は、orclsaslcipherchoiceの値も選択する必要があります。選択肢は、rc4-56des3desrc4およびrc4-40です。デフォルトでは、5つがすべて有効になっています。少なくともdesおよび3desを構成する必要があります。これを行わないと、SASL認証が失敗します。

変数orclsaslmechanismは、SASLでサポートされる認証メカニズムを制御します。値DIGEST-MD5およびEXTERNALは、デフォルトで設定されています。MD5ダイジェスト認証は、無効にしないでください。これは、LDAPバージョン3サーバーで必須の認証メカニズムです。外部認証は、ldapmodifyを使用して無効にできます。SSLクライアントおよびサーバー認証を実行するようにOracle Internet Directoryを構成しない場合は、外部認証を無効にしてください。

SASL属性を変更した後、サーバーを再起動します。

33.6 匿名ユーザーによるバインドの概要

匿名ユーザーによるバインドは、パスワードを使用せずに簡易認証を使用する方法です。デフォルトでは、ディレクトリ・サーバーは匿名バインドを許可しますが、匿名ユーザーのルートDSEエントリでの検索操作のみ許可します。すべての匿名バインドを許可するよう、あるいは匿名バインドを許可しないようサーバーを構成できます。この動作は、サーバー・インスタンス固有の構成エントリのorclanonymousbindsflag属性で制御します。表33-4に、orclanonymousbindsflagに指定可能な値と、ディレクトリ・サーバーの動作を示します。

表33-4 orclanonymousbindsflagの値とディレクトリ・サーバーの動作

orclAnonymousBindsFlagの値 ディレクトリ・サーバーの動作

0

匿名ユーザーによるバインドを禁止

1

匿名ユーザーによるバインドを許可。

2

匿名ユーザーによるバインドを許可。ただし、許可されるのは、匿名ユーザーのルートDSEエントリでの検索操作のみ(デフォルト)


33.7 匿名ユーザーによるバインドの管理

Oracle Internet Directory 11g リリース1(11.1.1)では匿名バインドがデフォルトで許可されますが、匿名ユーザーはルートDSEエントリでの検索操作のみ実行できます。Fusion Middleware Controlまたはコマンドラインを使用して、匿名バインドに関するサーバーの動作を変更できます。

33.7.1 Fusion Middleware Controlを使用した匿名ユーザーによるバインドの管理

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用して匿名ユーザーによるバインドを管理するには、次の手順を実行します。

  1. 「Oracle Internet Directory」メニューから「管理」を選択し、「サーバー・プロパティ」を選択してから、「一般」タブを選択します。

  2. 「匿名バインド」リストから「許可」を選択して、匿名ユーザーによるバインドを有効にします。ルートDSEエントリに対する匿名ユーザーの検索操作のみを許可するには、「ルートDSEでの読取りアクセスを除いて使用できません」を選択します。

匿名ユーザーによるバインドを無効にするには、次の手順を実行します。

  1. 「Oracle Internet Directory」メニューから「管理」を選択し、「サーバー・プロパティ」を選択してから、「一般」タブを選択します。

  2. 「匿名バインド」リストから「拒否」を選択します。

33.7.2 コマンドラインを使用した匿名ユーザーによるバインドの管理

ldapmodifyを使用して、コンポーネント名がoid1のOracle Internet Directoryインスタンスですべての匿名バインドを有効にするには、次のように入力します。

ldapmodify -D cn=orcladmin -q -p portNum -h hostname -f ldifFile 

この場合、次のようなLDIFファイルを使用します。

dn: cn=oid1,cn=osdldapd,cn=subconfigsubentry
changetype: modify
replace: orclAnonymousBindsFlag
orclAnonymousBindsFlag: 1

すべての匿名バインドを無効にするには同様のLDIFファイルを使用しますが、最後の行を次のように変更します。

orclAnonymousBindsFlag: 0