この章では、Oracle Virtual Directoryのプラグインの管理方法について説明します。この章の内容は次のとおりです。
この項では、アダプタ・プラグインの様々な管理タスクについて説明します。この項の内容は次のとおりです。
注意: アダプタの作成後にデフォルトで、すべてのアダプタにPerformance Monitorプラグインが追加されます。これにより、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlで各アダプタのパフォーマンス・メトリックを表示できるようになります。 |
Oracle Directory Services Managerを使用してアダプタにプラグインを作成するには、次の手順を実行します。
Oracle Directory Services Managerにログインします。
タスク選択バーから「アダプタ」を選択します。「アダプタ」ナビゲーション・ツリーが表示されます。
アダプタ・ツリーで、プラグインを作成するアダプタの名前をクリックします。アダプタの構成画面が表示されます。
「プラグイン」タブをクリックします。
「プラグインの作成」ボタンをクリックします。「プラグイン」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「名前」フィールドにプラグインの名前を入力します。
「クラス」フィールドにプラグインのクラス名を入力するか、「参照」をクリックし、「プラグインの選択」ボックスからプラグインを選択して「OK」をクリックします。
「パラメータ」表の「パラメータの作成」ボタンをクリックして「名前」リストからパラメータを選択し、「値」フィールドにパラメータの値を入力して、プラグインにパラメータと値を追加します。
「ネームスペース」表の「ネームスペースの作成」ボタンをクリックし、「ネームスペース」フィールドにネームスペースの値を入力して、プラグインにネームスペースを追加します。
「OK」をクリックしてプラグイン設定を保存します。アダプタ画面のこのアダプタのデプロイ済プラグインの表に、このプラグインが追加されます。
オプションで、このプラグインが「バインド」、「追加」、「取得」などの特定の操作に対して実行されるように構成することもできます。詳細は、「特定の操作に対してのみ実行するためのアダプタ・プラグインの構成」を参照してください。
アダプタ画面の「適用」ボタンをクリックし、プラグインとアダプタを関連付けます。
アダプタ・プラグインが「バインド」、「追加」、「取得」などの特定の操作に対してのみ実行されるように構成することもできます。特定の操作に対してアダプタ・プラグインを実行する順序を構成することもできます。
アダプタ・プラグインを特定の操作に対してのみ、そして特定の順序で実行するように構成するには、次の手順を実行します。
Oracle Directory Services Managerにログインします。
タスク選択バーから「アダプタ」を選択します。「アダプタ」ナビゲーション・ツリーが表示されます。
構成するプラグインを含むアダプタの名前をクリックします。メイン画面にアダプタの構成が表示されます。
「プラグイン」タブをクリックします。
「操作の選択」リストから、プラグインの実行対象として特定する操作を選択します。たとえば、取得操作に対してのみプラグインを実行するように構成するには「取得」を選択します。
特定の操作のプラグインの表で「プラグインの編集」(鉛筆)ボタンをクリックします。たとえば、「操作の選択」リストで「取得」操作を選択した場合、表には「取得操作のプラグイン」というラベルが付きます。
注意: この表のラベルは、「操作の選択」リストで選択した操作に応じて変わります。 |
「プラグインの編集」(鉛筆)ボタンをクリックすると、「プラグインの選択および順序付け」ダイアログ・ボックスが表示されます。ダイアログ・ボックスの左側にある「すべてのプラグイン」フィールドには、そのアダプタにデプロイされているすべてのプラグインがリストされます。右側にある「選択済のプラグイン」フィールドには、「操作の選択」リストで選択されている特定の操作に対してのみ実行されるプラグインがリストされます。
その操作に対して実行するプラグインを選択し、移動(>)または削除ボタンを使用して、そのプラグインを右側にある「選択済のプラグイン」フィールドに移動するか、またはそこから削除します。
複数のプラグインが「選択済のプラグイン」フィールドにリストされている場合、それらを実行する順序を構成できます。
操作に対してアダプタ・プラグインを実行する順序を変更するには、「選択済のプラグイン」フィールドで一度に1つのプラグインを選択し、「選択済のプラグイン」フィールドの横にある上および下矢印ボタンを使用して順序を変更します。
注意: 「選択済のプラグイン」フィールドの最上部にあるプラグインがその操作に対して最初に実行され、そのフィールド内の残りのプラグインが降順で実行されます。 |
「プラグインの選択および順序付け」ダイアログ・ボックスの「適用」をクリックし、変更を保存します。特定の操作のプラグインの表に、実行される順序でプラグインが表示されます。
オプションで、次の手順を実行することで、操作固有のプラグインに対してネームスペースを設定し、それらが実行される仮想ツリー内の場所を制御できます。
特定の操作のプラグインの表でプラグイン名の左にある開くまたは閉じるためのアイコンをクリックします。
「ネームスペース」フィールドにネームスペースを入力します。
「ネームスペース」フィールドの近くにある追加(+)および削除(X)ボタンを使用してネームスペースを追加または削除します。
アダプタ画面上部の「適用」ボタンをクリックして変更内容を保存します。
Oracle Directory Services Managerを使用してアダプタの既存のプラグインを編集するには、次の手順を実行します。
Oracle Directory Services Managerにログインします。
タスク選択バーから「アダプタ」を選択します。「アダプタ」ナビゲーション・ツリーが表示されます。
「アダプタ」ツリーで、編集するプラグインを含むアダプタの名前をクリックします。アダプタの構成画面が表示されます。
「プラグイン」タブをクリックします。
既存のプラグインの表から編集するプラグインを選択し、「プラグイン/マッピングの編集」ボタンをクリックします。プラグインの設定を示す「プラグイン」ダイアログ・ボックスが表示されます。
必要に応じてプラグインを編集し、「プラグイン」ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックします。
アダプタ画面上部の「適用」ボタンをクリックして変更内容を保存します。
Oracle Directory Services Managerを使用してアダプタの既存のプラグインを削除するには、次の手順を実行します。
Oracle Directory Services Managerにログインします。
タスク選択バーから「アダプタ」を選択します。「アダプタ」ナビゲーション・ツリーが表示されます。
「アダプタ」ツリーで、削除するプラグインを含むアダプタの名前をクリックします。アダプタの構成画面が表示されます。
「プラグイン」タブをクリックします。
既存のプラグインの表から削除するプラグインを選択し、「プラグイン/マッピングの編集」ボタンをクリックします。アダプタ構成からのプラグインの削除の確認を要求する確認のダイアログ・ボックスが表示されます。
確認のダイアログ・ボックスの「確認」ボタンをクリックして、プラグインを削除します。既存のプラグインの表からプラグインが削除されます。
アダプタ画面上部の「適用」ボタンをクリックして変更内容を保存します。
この項では、サーバー・レベル(グローバル)プラグインの様々な管理タスクについて説明します。この項の内容は次のとおりです。
Oracle Directory Services Managerを使用してサーバー・レベルのプラグインを作成するには、次の手順を実行します。
Oracle Directory Services Managerにログインします。
タスク選択バーから「拡張」を選択します。拡張ナビゲーション・ツリーが表示されます。
ナビゲーション・ツリーの「グローバル・プラグイン」エントリを開きます。
「プラグインの作成」ボタンをクリックします。「プラグイン」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「名前」フィールドにプラグインの名前を入力します。
「クラス」フィールドにプラグインのクラス名を入力するか、「選択」をクリックし、「プラグインの選択」ボックスからプラグインを選択して「OK」をクリックします。
「パラメータ」表の「パラメータの作成」ボタンをクリックして「名前」リストからパラメータを選択し、「値」フィールドにパラメータの値を入力して、プラグインにパラメータと値を追加します。
プラグインを実行する場所を決定します。プラグインは、仮想ディレクトリの特定の場所、または仮想ツリー全体に渡るグローバル・サーバー・レベルで実行できます。
グローバル・サーバー・レベルでプラグインを実行するには、「ネームスペース」表を空のままにし、「OK」をクリックして仮想ツリー全体のプラグインをアクティブ化します。
仮想ツリーの特定の場所でプラグインを実行するには、次の手順を実行します。
「ネームスペース」表の「ネームスペースの作成」ボタンをクリックします。
「ネームスペース」フィールドに、プラグインを実行する仮想ツリーの場所を入力します。
注意: 仮想ツリーの複数の特定の場所でプラグインを実行するには、複数のネームスペースを作成します。 |
「OK」をクリックして、仮想ツリーの特定の場所でプラグインをアクティブ化します。
プラグインがアクティブ化されたことを確認するには、「デプロイされたグローバル・サーバー・プラグインの表示」を参照してください。
次の手順を実行して、アダプタ・レベルではなく、サーバー・レベルにデプロイされたプラグインのリストを表示できます。
Oracle Directory Services Managerにログインします。
タスク選択バーから「拡張」を選択します。拡張ナビゲーション・ツリーが表示されます。
ナビゲーション・ツリーの「グローバル・プラグイン」エントリを開きます。ナビゲーション・ツリーに、アクティブ化されたマッピングおよびプラグインのリストが表示されます。
Oracle Directory Services Managerを使用して既存のサーバー・レベルのプラグインを編集するには、次の手順を実行します。
Oracle Directory Services Managerにログインします。
タスク選択バーから「拡張」を選択します。拡張ナビゲーション・ツリーが表示されます。
ナビゲーション・ツリーの「グローバル・プラグイン」エントリを開きます。ナビゲーション・ツリーに、アクティブ化されたマッピングおよびプラグインのリストが表示されます。
ナビゲーション・ツリーで、編集するプラグインの名前をクリックします。プラグインの構成画面が表示されます。
必要に応じてプラグインを編集し、プラグイン画面上部の「適用」ボタンをクリックして変更内容を保存します。
Oracle Directory Services Managerを使用して既存のサーバー・レベルのプラグインを削除するには、次の手順を実行します。
Oracle Directory Services Managerにログインします。
タスク選択バーから「拡張」を選択します。拡張ナビゲーション・ツリーが表示されます。
ナビゲーション・ツリーの「グローバル・プラグイン」エントリを開きます。ナビゲーション・ツリーに、アクティブ化されたマッピングおよびプラグインのリストが表示されます。
ナビゲーション・ツリーで、削除するプラグインの名前をクリックします。プラグインの構成画面が表示されます。
ナビゲーション・ツリーで「削除」ボタンをクリックします。プラグインの削除の確認を要求する確認のダイアログ・ボックスが表示されます。
確認のダイアログ・ボックスの「削除」ボタンをクリックして、プラグインを削除します。ナビゲーション・ツリーの既存のプラグインのリストからこのプラグインが削除されます。