Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド 11g リリース1 (11.1.1) B63029-04 |
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ここでは、Oracle Business Intelligence Enterprise Edition 11g リリース1 (11.1.1)のシステム管理機能の変更について説明します。旧バージョンからOracle BI EEにアップグレードする場合は、機能、ツールおよび手順に大幅な変更があるため、次の情報を注意してお読みください。
この序章には、次のトピックが含まれています。
Oracle BI EE 11g リリース1 (11.1.1.6.2)におけるシステム管理の新機能は、次のとおりです。
Oracle Endeca Serverのサポート
Oracle Endeca Serverを全文検索の検索エンジンとして構成できます。詳細は、第17.13項「Oracle Endeca Serverでの検索の構成」を参照してください。
マルチテナントのサポート
複数テナントの仕様をサポートするように、Oracle BI EEを構成できます。詳細は、第18章「マルチテナントの構成」を参照してください。
Oracle BI EEとEssbaseの統合
Essbaseの機能は、Oracle BI EEと緊密に統合されています。詳細は、第27章「Oracle Business IntelligenceでのOracle Essbaseと関連コンポーネントの使用の概要」を参照してください。
パフォーマンス・タイルに必要な新規構成
パフォーマンス・タイル・ビューの数字に付くスケール変更係数を指定するには、第15.2.1.5項「パフォーマンス・タイルの数字のスケーリングの指定」の説明に従って、localedefinitionsファイルを手動で編集する必要があります。
ダッシュボードの新規構成要素
第19.5.5項「Oracle BI Publisherへのダッシュボード・ページのエクスポート機能の有効化」の説明に従って、新規構成設定を使用して、ダッシュボード・ページをOracle BI Publisherにエクスポートする機能を有効化できます。
ビューの相互作用の新規構成要素および新規デフォルト値
新規構成設定InteractionPropertyHideColumnsを使用して、「相互作用」タブ、「分析プロパティ」ダイアログの「列の非表示」オプションでデフォルト値を指定できます。さらに、InteractionPropertyDrill、InteractionPropertyInclExclColumns、InteractionPropertyMoveColumnsおよびInteractionPropertySortColumnsはデフォルトでtrueに設定されます。詳細は、第19.3.4項「ビューの相互作用の手動による構成」を参照してください。
この項では、Oracle BI EE 11g リリース 1 (11.1.1.6)の新機能を説明します。内容は次のとおりです。
Oracle BI EE 11g リリース1 (11.1.1.6.2)におけるシステム管理の新機能は、次のとおりです。
トレリス・ビューの構成設定
トレリス・ビューのデータ表示に影響を与えるinstanceconfig.xmlファイルに、構成設定が追加されました。詳細は、第19.3.1.2項「ビュー内のデータの設定の手動による構成」を参照してください。
Oracle BIサーバー診断を取得するためのODBC/JDBCプロシージャ
ODBC/JDBCプロシージャで、Oracle BIサーバーに関する診断情報の取得が可能なりました。詳細は、第8.6項「ODBC/JDBCプロシージャを使用したOracle BIサーバーの診断の取得」を参照してください。
Oracle BI EE 11g リリース1 (11.1.1.6.0)におけるシステム管理の新機能は、次のとおりです。
プロンプトおよびカスタム・リンクに関する新しい構成要素
次の項目に影響する新しい構成要素を使用できます。
ダッシュボード・ページでのプロンプトの使用方法。詳細は、第19.4項「プロンプトの構成」を参照してください。
ユーザー用のカスタム・リンクの追加方法。詳細は、第19.5.2項「プレゼンテーション・サービスでのカスタム・リンクの提供」を参照してください。
Fusion Middleware Controlのインタフェースの変更
次の各項で説明しているように、Fusion Middleware Controlのユーザー・インタフェースに様々な変更が行われています。
第5.6.1項「システム・コンポーネントの可用性を表示するためのFusion Middleware Controlの使用」
第6.2.1項「プライマリ・インスタンスおよびセカンダリ・インスタンスを構成するためのFusion Middleware Controlの使用」
第8.2.1項「ログ情報、エラー・メッセージおよびアラートを表示するためのFusion Middleware Controlの使用」
管理ツールのユーザー・インタフェースの言語
Oracle BI管理ツールの言語の変更の詳細は、第15.4.4項「管理ツールのユーザー・インタフェースの言語の変更」を参照してください。
Oracle BIプレゼンテーション・カタログの改良
Oracle BIプレゼンテーション・カタログでのオブジェクトの使用における機能拡張については、次の各項を参照してください。
全文検索機能の強化
ユーザーが全文検索を実行するための構成方法が向上しました。詳細は、第17.11項「全文カタログ検索の構成の概要」を参照してください。
分析およびダッシュボードの構成の設定
第19.5.1項「デフォルトのプレゼンテーション設定の手動による変更」で説明しているように、新しい構成設定を使用して分析およびダッシュボードを操作できるようになりました。
NQSConfig.INIでの構成の設定
Oracle BIサーバーのNQSConfig.INIファイルには、現在、次の各項で説明している設定が含まれています。これらのセクションの中には、以前のリリースから改訂されているものもあります。
Oracle BI EE 11g リリース1 (11.1.1.5)におけるシステム管理の新機能は、次のとおりです。
簡易インストール・タイプの変更
簡易インストール・タイプが変更されました。このリリースでは、管理サーバーのみがこのタイプの一部として構成されます。管理対象サーバーおよびノード・マネージャはインストールされないため、特定の管理タスクの実行方法に影響があります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceインストレーション・ガイド』の「インストール・タイプ」を参照してください。
キャプションのエクスポート機能の強化
翻訳用カタログからキャプションをエクスポートするプロセスが強化され、キャプションの重複に対応するようになりました。詳細は、第15.2.2.4項「ステップ4: 重複するエクスポートされたテキスト文字列の処理」を参照してください。
テナントのプロビジョニング
カタログ・マネージャを使用してテナントをプロビジョニングできます。詳細は、第17.6.7項「テナントの使用」を参照してください。
Oracle BI EE 11g リリース1 (11.1.1.3)におけるシステム管理の新機能は、次のとおりです。
統合管理の実現
このリリースでは、Fusion Middleware ControlおよびOracle WebLogic Server管理コンソールを使用した、Javaコンポーネントおよび非Javaコンポーネントの完全な統合管理が実現されます。これにより、ほとんどの管理タスクの構成ファイルを手動で変更する必要がなくなります。
集中型システム管理
このリリースでは、集中管理機能を使用して、次に示すような大半のシステム管理タスクを実行できます。
Oracle Business Intelligenceコンポーネントの起動と停止。詳細は、第4章「Oracle Business Intelligenceの起動と停止」を参照してください。
Oracle Business Intelligenceコンポーネントのスケーリングによるシステム容量の増加。詳細は、第5章「デプロイメントのスケーリング」を参照してください。
システム可用性の構成および監視。詳細は、第6章「高可用性実現のためのOracle Business Intelligenceのデプロイ」 を参照してください。
パフォーマンス・メトリックの表示とシステムのチューニング。詳細は、第7章「パフォーマンス・チューニングと問合せキャッシングの管理」を参照してください。
クラスタ内のすべてのコンピュータにわたる問題の診断とトラブルシューティング。詳細は、第8章「Oracle Business Intelligenceの問題の診断および解決」を参照してください。
構成とシステム・プリファレンスの変更。詳細は、第10章「リポジトリの構成」を参照してください。
詳細は、第2章「Oracle Business Intelligenceの管理」を参照してください。
管理操作におけるプログラム機能およびスクリプト機能
このリリースでは、構成とシステム管理を自動化できます。新しいBI Systems Management API Javaプログラミング・インタフェースには、標準ベースのJMX MBeanの豊富なセットが用意されており、開発者は、WLST (WebLogic Scripting Tool)やJPythonなどのスクリプト・テクノロジおよびJavaを使用して管理操作を自動化できます。詳細は、第23章「Oracle BI Systems Management APIの概要」を参照してください。
ビューの新しい構成設定
このリリースでは、表、ピボット表、グラフおよびゲージの各ビューについて、新しい構成設定が用意されています。また、マップ・ビューという新しいタイプのビューも導入されています。これらのビューの構成の詳細は、第19章「分析とダッシュボードの構成および管理」を参照してください。
カタログの検証
このリリースには、カタログを検証して、時間の経過とともに発生した不整合に対処できる機能が用意されています。詳細は、第17.2.5.4項「基本的なカタログ検証の実行」を参照してください。
ユーザーおよびグループの管理
このリリースでは、ユーザーおよびグループの管理方法が一部改良および変更されています。また、ユーザーの編成にユーザー・アプリケーションのロールが使用されます。以前のリリースのプレゼンテーション・サービス・グループは、カタログ・グループになりました。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionセキュリティ・ガイド』のカタログ・グループの使用に関する項を参照してください。
ローカライゼーションの強化
このリリースには、参照表や別名表など、システムのローカライズ用にいくつかの機能強化が導入されています。詳細は、第15章「Oracle Business Intelligenceのローカライズ」を参照してください。