Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Mobileユーザーズ・ガイド 11gリリース1(11.1.1) B66194-03 |
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この序章では、Oracle Business Intelligence Mobile 11gリリース1(11.1.1)の新機能とアップグレードに関して考慮事項について説明します。
この序章には、次のトピックが含まれています。
この項では、Oracle BI EE 11g リリース 1 (11.1.1.7)の新機能を説明します。このリリースでは、Apple社のApp Storeからインストールするための新しいアプリケーションが追加されています。「Apple社のiPad用Oracle BI Mobileの入手方法」を参照してください。
このリリースでは、次の分野のエンドユーザー機能が拡張されています。
ダブルタップによるビューの最大化。この機能を使用すると、密度が高いダッシュボードでも小さなフォーム・ファクタによる制限を受けることなく、iPad上でより多くのデータにアクセスできます。そのビューを最大化するには、個々のビューをダブルタップします。個々のビューはiPadの全画面に表示されます。ビューの最大化は、ダッシュボード内でアクセスするビューに対して使用できます。また、ダッシュボードから個別に分析を表示する場合にも使用できます。「分析情報およびダッシュボードの操作」を参照してください。
新しいビュー・タイプおよびグラフ・タイプ。
パフォーマンス・タイル。この新しいビュー・タイプは、Oracle BI Mobileで表示可能なBIコンテンツの一つです。詳細は、「パフォーマンス・タイルの操作」を参照してください。
ウォーターフォール・グラフ。この新しいグラフ・タイプは、Oracle BI Mobileで表示可能なBIコンテンツの一つです。「グラフの操作」を参照してください。
100%積上げグラフ(棒グラフおよび面グラフに対するサブタイプとして)。この新しいグラフ・サブタイプは、Oracle BI Mobileで表示可能なBIコンテンツの一つです。「グラフの操作」を参照してください。
積上げグラフ(面グラフに対する新規サブタイプとして)。この新しいグラフ・サブタイプは、Oracle BI Mobileで表示可能なBIコンテンツの一つです。「グラフの操作」を参照してください。
固定ヘッダー。固定ヘッダー付きの分析では、1本指のドラッグ・ジェスチャーを使用して、あらゆる方向にデータをスクロールできます。「表、ピボット表およびトレリス・ビューの操作」を参照してください。
Oracle BIコンテンツを表示しているときの横方向と縦方向の切替え。「画面の横方向と縦方向の切替え」を参照してください。
ブレッドクラム。カタログ内の移動中にたどってきたナビゲーション・パスがブレッドクラムの痕跡として、画面上部の「戻る」矢印の近くに表示されます。このように、現在の位置とそこに至るまでのパスを確認できるので、「戻る」矢印をして逆方向にナビゲートするか、「ホーム」アイコンを使用して「ホーム」画面に素早く戻るかを判断できます。「MobileアプリケーションでのBIコンテンツの操作について」を参照してください。
セキュリティ・ツールキット。Oracle Business Intelligence Mobile Security Toolkitを使用すると、署名付きのOracle BI Mobile HDアプリケーションを生成できます。このツールキットには、Apple社のXcodeとIOS SDKを利用してこのようなアプリケーションを構築するための手順と必要なコンテンツが含まれています。Oracle BI Mobile Security Toolkitは、Apple社のApp storeで入手可能なOracle BI Mobile HDアプリケーションと同期をとるために定期的に更新されます。「モバイル機器管理用セキュリティ・ツールキットの使用」を参照してください。
ダッシュボードでのOracle BI Publisherレポートの表示。「Oracle BI Publisherコンテンツの操作」を参照してください。
統合された全文カタログ検索。デスクトップ版のOracle BI EEと同様に、Oracle BI Mobileでも作成者や列名などの属性に基づいてカタログ・オブジェクトを検索する際に全文検索を使用できます。この検索機能は、管理者がOracle BI Enterprise EditionとOracle Endeca Serverを統合した後に使用可能になります。「検索の実行」を参照してください。
この項では、Oracle BI EE 11g リリース 1 (11.1.1.6)の新機能を説明します。内容は次のとおりです。
Oracle Business Intelligence Mobileリリース11.1.1.6.2には、ユーザー操作、インタラクティブなグラフやゲージ、ローカルに保存したBIコンテンツの利用、マップ・ビュー、プロンプトの使用を含む、多くの新機能が組み込まれています。
このリリースでは、次の分野のエンドユーザー機能が拡張されています。
コンテンツの起動パッドとして機能する「ホーム」ページ(「最近」、「お気に入り」、「ダッシュボード」、「ローカル・コンテンツ」「検索」へのアクセス)。「Oracle BI Mobileの画面構成」を参照してください。
カルーセル・スタイル表示(「最近」および「お気に入り」の場合)。「カルーセル・スタイル表示およびリスト・スタイル表示のナビゲートと切替え」を参照してください。
リスト・スタイル表示。「カルーセル・スタイル表示およびリスト・スタイル表示のナビゲートと切替え」を参照してください。
「ホーム」ページ上のダッシュボード・エクスプローラ(サムネイルのリスト)。ダッシュボードのカタログのナビゲートが可能になります。「Oracle BIプレゼンテーション・カタログおよびBIコンテンツのナビゲート」を参照してください。
カタログ・ナビゲーション。「Oracle BIプレゼンテーション・カタログおよびBIコンテンツのナビゲート」を参照してください。
ツールバーおよび「前」アイコン。「「戻る」矢印および「前」アイコンの操作」を参照してください。
「モバイルURL」を使用したアプリケーションの起動。電子メールまたは他のアプリケーション(Oracle WebCenterなど)からアプリケーションを起動します。「モバイルURLからのOracle BI Mobileの起動」を参照してください。
1つ以上のサーバーをURL経由のサーバー・プロビジョニングで使用するOracle BI Mobileアプリケーションのシード。「URLを使用したサーバー・プロビジョニングの実装」を参照してください。
マルチタスク。他のiPadアプリケーションと切り替えた場合にOracle BI Mobileアプリケーションの状態が保持されます。Oracle BI Mobileに再度切り替えると、アプリケーションから離れたときの画面に直接戻ります。「Oracle BI Mobileと他のiPadアプリケーション間での切替え」を参照してください。
表、ピボット表およびトレリス・ビューのナビゲートに対応したタップ・アンド・ホールドが可能なタッチ操作。この機能拡張により、デスクトップ・アプリケーションの右クリック・メニュー・オプションをOracle BI Mobileアプリケーションで使用できます。「表、ピボット表およびトレリス・ビューの操作」を参照してください。
グラフのインタラクティブな操作。「グラフの操作」を参照してください。
トレリス・ビュー。「表、ピボット表およびトレリス・ビューの操作」を参照してください。
Oracle BI Mobileのお気に入りとデスクトップのお気に入りの同期。「Mobileのお気に入りとデスクトップのお気に入りの同期」を参照してください。
ブリーフィング・ブックの表示および操作のサポート。「ブリーフィング・ブックの使用」を参照してください。
アラート。「アラートおよびエージェントの操作」を参照してください。
検索。「検索の実行」を参照してください。
スコアカード。KPIウォッチリスト、スマート・ウォッチリスト、カスタム・ビュー、戦略マップ、戦略ツリー、戦略貢献ホイール、原因と結果マップを含むスコアカード・ビューがダッシュボード・ページに埋め込まれている場合、それらのコンテンツを完全にインタラクティブな図や表形式で表示できます。カタログから参照されるスコアカード・ビュー(ダッシュボード上のものではない)は、簡略化され、iPad用に最適化された表形式で表示されます。「スコアカードのコンテンツの操作」を参照してください。
マップ・ビュー。「マップ・ビューの操作」を参照してください。
BIコンテンツの無線を使用した印刷。「BIコンテンツの印刷」を参照してください。
リッチテキスト形式の電子メールのサポート(添付ファイルおよびコンテンツの埋込み)。2つのタイプのURLを電子メールに埋め込むことができます。1つは、デスクトップ・ブラウザでBIコンテンツを起動する通常のURL、もう1つは、Oracle BI MobileアプリケーションでBIコンテンツを起動するURLです)。「電子メールによるBIコンテンツの送信」を参照してください。
プロンプトの新しいレイアウト。ダッシュボード・プロンプトの主要なサブセットが再設計され、タッチ操作用のプロンプトが最適化されました。「プロンプトの操作」を参照してください。
ダッシュボード・プロンプト・バー。「プロンプトの操作」を参照してください。
これまでの静的なグラフがインタラクティブなグラフになりました。これにより、ジェスチャーによる操作が可能になりました。「グラフの操作」を参照してください。
デバイス・メモリー上のローカルに保存されたオフラインのコンテンツに対する必要に応じたデータのリフレッシュ。「コンテンツのローカルへの保存」を参照してください。
保存済ローカル・コンテンツに対してインターネット接続を使用せずにアクセスするためのオフライン・モード。「ローカル・コンテンツの表示」を参照してください。
Oracle Business Intelligence Mobileのリリース11.1.1.6.0には新機能はありません。
Oracle Business Intelligence Enterprise Editionリリース11.1.1.5では、Oracle Business Intelligence Mobileが導入されました。Oracle BI Mobileには多くの新機能が含まれます。次に代表的なものを示します。
Apple iPhoneおよびApple iPadに対するプラットフォーム・サポート。
BIコンテンツは、コンテンツを再設計することなく、モバイル表示用に最適化され、iPad上でただちに利用できます。
次のBI EEオブジェクトに対するサポート: ダッシュボード、分析、BI Publisherレポート、スコアカードおよびエージェントから配信されたコンテンツ。
分析とダッシュボードでは、Oracle BI Mobileアプリケーションはすべての分析アクション(ドリル、アクション・リンク、プロンプトなど)を提供します。
BI Publisherについては、サポートするアクションはデスクトップの場合と同じです(出力タイプに基づきます)。
スコアカードでは、Oracle BI Mobileアプリケーションは分析アクションのサブセットを提供します。