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Oracle® Fusion Middleware Oracle Event Processing開発者ガイド
11gリリース1 (11.1.1.7) for Eclipse
B61654-06
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6 Oracle Event Processing IDE for EclipseおよびOracle Event Processingサーバー

この章では、イベント駆動型アプリケーションを開発およびデバッグするOracle Event Processingサーバーを作成および管理するためにOracle Event Processing IDE for Eclipseを使用する方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

6.1 Oracle Event Processingサーバーの概要

Oracle Event Processing IDE for Eclipseは、開発中に使用されるOracle Event Processingサーバーを設定および管理できる機能を提供します。このツールによって次のことが可能です。

表6-1では、Oracle Event Processing IDE for Eclipseに使用されるEclipse用語がOracle Event Processingサーバー用語にマップされます。

表6-1 EclipseおよびOracle Event Processingサーバーの概念

Eclipse IDEの概念 Oracle Event Processingサーバーの概要 説明

ランタイム

Oracle Event Processingサーバーのインストール

Oracle Event Processing IDE for Eclipseにはランタイムの概念があります。ランタイムは、Oracle Event Processing IDE for Eclipseで特定のOracle Event Processingサーバーのインストールを確認できる場所を定義します。この情報は、プロジェクトのクラスパスに追加するJARファイルおよびOSGiバンドルを見つけて、サーバーおよびサーバー・インスタンスを定義するために使用されます。

ランタイムは、それ自体は実行可能アーティファクトではないことに注意してください。

サーバーおよびサーバー・インスタンス

ドメイン

Oracle Event Processing IDE for Eclipseでは、実際に実行可能なOracle Event Processingサーバー・インスタンスを表すために、サーバーという用語を使用します。これに、起動スクリプトを持つものだと考えることができます。たとえば、Oracle Event Processingサーバーの用語では、これはドメインと同じです。サーバーを設定する場合、このインスタンスを実行するドメインを指定します。

ドメインの詳細は、次を参照してください。

  • 詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing管理者ガイド』のOracle Event Processingスタンドアロン・サーバー・ドメインの管理に関する項を参照してください。

  • 詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing管理者ガイド』のOracle Event Processingスタンドアロン・サーバー・ドメインの管理に関する項を参照してください。

パブリッシュ

デプロイ

通常、Oracle Event Processing IDE for Eclipseでは、サーバーにアプリケーションを物理的にデプロイする方法を表すために、パブリッシュという用語を使用します。

プロジェクト

アプリケーションまたはデプロイメント

Oracle Event Processing IDE for Eclipseのプロジェクトは、OSGiバンドルとしてパッケージされている1つのOracle Event Processingアプリケーションになります。サーバーにデプロイされ、Oracle Event Processingサーバーのdeployments.xmlファイルで示されます。


サーバー定義は、Oracle Event Processing IDE for EclipseからOracle Event Processingサーバーを制御する主要な概念です。サーバー定義からサーバーを起動または停止できます。プロジェクトをサーバーと関連付けた後、Oracle Event Processing IDE for Eclipseを使用したまま、サーバーにアプリケーションをパブリッシュ(デプロイ)したり、サーバーからアプリケーションをアンパブリッシュ(アンデプロイ)したりすることができます。詳細は、6.2項「Oracle Event Processingサーバーの作成」を参照してください。

次の方法で、Oracle Event Processing IDE for Eclipseを使用して、実行しているOracle Event Processingサーバーと通信できます。

6.2 Oracle Event Processingサーバーの作成

サーバーを作成すると、Oracle Event Processing IDE for Eclipse内からサーバー・インスタンスを起動および停止できます。また、サーバーにアプリケーションを自動的にデプロイできます。

ローカルまたはリモートのOracle Event Processingサーバーを作成できます。

この項では次について説明します:

6.2.1 ローカルOracle Event Processingサーバーおよびサーバー・ランタイムの作成方法

この項では、ローカル・サーバーおよびサーバー・ランタイムの両方を作成する方法について説明しています。初期サーバーおよびサーバー・ランタイムを作成した後、追加のサーバー・ランタイムを作成できます。

ローカルOracle Event Processingサーバーでは、サーバーおよびサーバー・ランタイムの両方が同じホスト上にあります。または、リモート・サーバーおよびサーバー・ランタイムを作成できます。


注意:

Eclipseで作成しているサーバーが構成ウィザードを使用したドメインから作成したものである場合、Eclipseプロジェクトにサーバーを追加する前に、必ずコマンドラインからサーバーを実行してください。そうすることにより、すべてのサーバー・アーティファクトが作成されたことが保証されます。また、Eclipseの新規サーバー・ウィザードでドメイン構成情報を指定する際に、必ず「詳細」タブをクリックして、ドメインの作成時に使用するユーザー名およびパスワードを指定してください。

コマンドラインからサーバーを実行する場合の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing管理者ガイド』のスタンドアロン・サーバー・ドメインでのOracle Event Processingサーバーの起動および停止に関する項を参照してください。


詳細は、次を参照してください:

ローカルOracle Event Processingサーバーおよびサーバー・ランタイムを作成するには:

  1. 「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「サーバー」を選択します。

    図6-1に示すように、「サーバー」ビューが表示されます。

    図6-1 Oracle Event Processing IDE for Eclipseのサーバー・ビュー

    図6-1の説明が続きます
    「図6-1 Oracle Event Processing IDE for Eclipseのサーバー・ビュー」の説明

  2. 「サーバー」ビュー・ペインで右クリックして、「新規」>「サーバー」を選択します。

  3. サーバー・ランタイムが作成されているかどうかを検討してください。

    1. Oracle Event Processingサーバーを作成するのが初めてではない場合、1つ以上のインストールされたサーバー・ランタイムがあります。ステップ4に進みます。

    2. Oracle Event Processingサーバーを作成するのが初めてではない場合、1つ以上のインストールされたサーバー・ランタイムがあります。ステップ5に進みます。

  4. Oracle Event Processingサーバーを作成するのが初めてではない場合、1つ以上のインストールされたサーバー・ランタイムがあります。

    この場合、図6-2に示すように、新しいサーバー: 新しいサーバーの定義ダイアログが表示されます。

    図6-2 新しいサーバー: 新しいサーバーの定義ダイアログ(インストールされたランタイムなし)

    図6-2の説明が続きます
    「図6-2 新しいサーバー: 新しいサーバーの定義ダイアログ(インストールされたランタイムなし)」の説明

    次の手順に従い、新しいサーバーを構成します。

    1. 表6-2に示すように、ダイアログを構成します。

      表6-2 新しいサーバー: 新しいサーバーの定義ダイアログ(インストールされたランタイムなし)属性

      属性 説明

      サーバーのホスト名

      Oracle Event Processingサーバーをインストールしたコンピュータのホスト名。

      開発の場合、通常、localhostとなります。

      サーバー型の選択

      Oracle Event Processingサーバーのタイプ。

      この例では、Oracle Event Processing v11を選択します。

      サーバー名

      Oracle Event Processingサーバーの名前。

      デフォルト: HOSTNAMEOracle Event Processing v11.1

      ここでは、HOSTNAMEは、サーバーのホスト名フィールドに入力された値です。


    2. 「次へ」をクリックします。

      図6-3に示すように、新しいサーバー:新しいOracle Event Processing v11ランタイムダイアログが表示されます。

      図6-3 新しいサーバー:新しいOracle Event Processing v11.1ランタイムダイアログ

      図6-3の説明が続きます
      「図6-3 新しいサーバー:新しいOracle Event Processing v11.1ランタイムダイアログ」の説明

    3. 表6-3に示すように、ダイアログを構成します。

      表6-3 新しいサーバー:新しいOracle Event Processing v11ランタイムダイアログの属性

      属性 説明

      Oracleミドルウェア・ホーム・ディレクトリ

      Oracle Event Processingサーバー・インストール・ディレクトリへの完全修飾パス。これは、サーバーをインストールするとき選択した「ミドルウェア・ホーム」と同じです。

      このディレクトリを選択する場合、Oracle Event Processingディレクトリ自体ではなくOracle Event Processingインストールを含むディレクトリを選択します。たとえば、次を選択します:

      C:\OracleCEP
      

      しかし、次は選択しません:

      C:\OracleCEP\ocep_11.1
      

      ランタイム・ウィザードでは、適切なOracle Event Processingインストール・ディレクトリを検索するために、インストールが使用されます。

      詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processingスタート・ガイド』のOracle Fusion Middlewareのディレクトリ構造および概念に関する項を参照してください。

      JRE

      使用するJRE型。

      プルダウン・メニューから使用するJREのタイプを選択するか、またはインストールされたJREのプリファレンスリンクをクリックして、新しいJREを作成します。

      必ず、Java 6 JREを選択します。

      注意: Oracle Event ProcessingサーバーJREは、サーバー・ドメイン・ディレクトリ内のsetDomainEnv.cmdまたはsetDomainEnv.shスクリプトのJAVA_HOME設定で設定されます。


    4. ステップ6に進みます。

  5. Oracle Event Processingサーバーを作成するのが初めてではない場合、1つ以上のインストールされたサーバー・ランタイムがあります。

    この場合、図6-4に示すように、新しいサーバー: 新しいサーバーの定義ダイアログが表示されます。

    図6-4 新しいサーバー: 新しいサーバーの定義(インストールされたランタイムあり)ダイアログ

    図6-4の説明が続きます
    「図6-4 新しいサーバー: 新しいサーバーの定義(インストールされたランタイムあり)ダイアログ」の説明

    表6-4に示すように、ダイアログを構成します。

    表6-4 新しいサーバー: 新しいサーバーの定義(インストールされたランタイムあり)ダイアログの属性

    属性 説明

    サーバーのホスト名

    Oracle Event Processingサーバーをインストールしたコンピュータのホスト名。

    開発の場合、通常、localhostとなります。

    サーバー型の選択

    Oracle Event Processingサーバーのタイプ。

    この例では、Oracle Event Processing v11を選択します。

    サーバー・ランタイム

    プルダウン・メニューからサーバー・ランタイムを選択します。

    サーバー・ランタイムを作成または編集するには、インストールされたランタイムをクリックします。詳細は、6.2.3項「Oracle Event Processingサーバー・ランタイムの作成方法」を参照してください。


  6. 「次へ」をクリックします。

    図6-5に示すように、新しいサーバー:新しいOracle Event Processing v11.1サーバーダイアログが表示されます。

    図6-5 新しいサーバー:新しいOracle Event Processing v11.1サーバー

    図6-5の説明が続きます
    「図6-5 新しいサーバー:新しいOracle Event Processing v11.1サーバー」の説明

  7. 「ローカル・サーバー」を選択します。

  8. 「次へ」をクリックします。

    図6-6に示すように、新しいサーバー:新しいOracle Event Processing v11サーバーダイアログが表示されます。

    図6-6 ローカル・サーバー用の新しいサーバー:新しいOracle Event Processing v11サーバーダイアログ

    図6-6の説明が続きます
    「図6-6 ローカル・サーバー用の新しいサーバー:新しいOracle Event Processing v11サーバーダイアログ」の説明

  9. 「詳細設定」をクリックして、表6-5に示すように、ダイアログを構成します。

    表6-5 ローカル・サーバー用の新しいサーバー:新しいOracle Event Processing v11サーバーダイアログの属性

    属性 説明

    ドメイン・ディレクトリ

    このサーバー用のドメインを含むディレクトリへの完全修飾パス。

    「参照」をクリックして、ディレクトリを選択します。

    デフォルト: MIDDLEWARE_HOME\user_projects\domains\ocep_domain\defaultserver

    起動スクリプト

    Oracle Event Processingサーバーを起動するためにOracle Event Processing IDE for Eclipseが使用するスクリプト。

    UNIXのデフォルト: MIDDLEWARE_HOME/user_projects/domains/ocep_domain/defaultserver/startwlevs.sh

    Windowsのデフォルト: MIDDLEWARE_HOME\user_projects\domains\ocep_domain\defaultserver\startwlevs.cmd

    停止スクリプト

    Oracle Event Processingサーバーを停止するためにOracle Event Processing IDE for Eclipseが使用するスクリプト。

    UNIXのデフォルト: MIDDLEWARE_HOME/user_projects/domains/ocep_domain/defaultserver/startwlevs.sh

    Windowsのデフォルト: MIDDLEWARE_HOME\user_projects\domains\ocep_domain\defaultserver\startwlevs.cmd

    デバッグ・ポート

    Oracle Event Processingサーバーをデバッグする場合にOracle Event Processing IDE for Eclipseが接続するOracle Event Processingサーバー・ポート。

    デフォルト: 8453

    ユーザー名

    Oracle Event ProcessingサーバーにログインするためにOracle Event Processing IDE for Eclipseが使用するユーザー名。

    デフォルト: wlevs

    ユーザー・パスワード

    Oracle Event ProcessingサーバーにログインするためにOracle Event Processing IDE for Eclipseが使用するユーザー・パスワード。

    デフォルト: wlevs

    自動パブリッシュ

    デフォルトでは、アプリケーションを変更するときは、Oracle Event Processingサーバーに手動で変更をパブリッシュする必要があります。

    「ワークスペースのデフォルトを使用」を選択してOracle Event Processing IDE for Eclipseを構成し、Oracle Event Processingサーバーの変更を自動的にパブリッシュします。

    デフォルト: 無効


  10. 「終了」をクリックします。

  11. 「自動パブリッシュ」「ワークスペースのデフォルトを使用」に構成した場合、「Windows」>「プリファレンス」を選択します。

  12. 「サーバー」オプションを選択します。

  13. 自動パブリッシュ・オプションを構成します。

    • ローカル・サーバーに自動パブリッシュ: 必要に応じて、このオプションを有効または無効にします。

      デフォルト: 有効。

      • パブリッシュ間隔: Oracle Event Processing IDE for Eclipseがサーバーに変更をパブリッシュする頻度(秒)を構成します。

        デフォルト: 60秒。

    • リモート・サーバーに自動パブリッシュ: 必要に応じて、このオプションを有効または無効にします。

      デフォルト: 有効。

      • パブリッシュ間隔: Oracle Event Processing IDE for Eclipseがサーバーに変更をパブリッシュする頻度(秒)を構成します。

        デフォルト: 60秒。

  14. 「OK」をクリックします。

6.2.2 リモートOracle Event Processingサーバーおよびサーバー・ランタイムの作成方法

この項では、リモート・サーバーおよびサーバー・ランタイムの両方を作成する方法について説明しています。初期サーバーおよびサーバー・ランタイムを作成した後、追加のサーバー・ランタイムを作成できます。

リモートOracle Event Processingサーバーでは、サーバーおよびサーバー・ランタイムが別々のホスト上にあります。サーバーはリモート・ホスト上にあり、サーバー・ランタイムはローカル・ホスト(Oracle Event Processing IDE for Eclipseを実行するホスト)にあります。

または、ローカル・サーバーおよびサーバー・ランタイムを作成できます。

詳細は、次を参照してください:

リモートOracle Event Processingサーバーおよびサーバー・ランタイムを作成するには:

  1. 「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「サーバー」を選択します。

    図6-1に示すように、「サーバー」ビューが表示されます。

    図6-7 Oracle Event Processing IDE for Eclipseのサーバー・ビュー

    図6-7の説明が続きます
    「図6-7 Oracle Event Processing IDE for Eclipseのサーバー・ビュー」の説明

  2. 「サーバー」ビュー・ペインで右クリックして、「新規」>「サーバー」を選択します。

  3. サーバー・ランタイムが作成されているかどうかを検討してください。

    1. Oracle Event Processingサーバーを作成するのが初めてではない場合、1つ以上のインストールされたサーバー・ランタイムがあります。ステップ4に進みます。

    2. Oracle Event Processingサーバーを作成するのが初めてではない場合、1つ以上のインストールされたサーバー・ランタイムがあります。ステップ5に進みます。

  4. Oracle Event Processingサーバーを作成するのが初めてではない場合、1つ以上のインストールされたサーバー・ランタイムがあります。

    この場合、図6-2に示すように、新しいサーバー: 新しいサーバーの定義ダイアログが表示されます。

    図6-8 新しいサーバー: 新しいサーバーの定義ダイアログ(インストールされたランタイムなし)

    図6-8の説明が続きます
    「図6-8 新しいサーバー: 新しいサーバーの定義ダイアログ(インストールされたランタイムなし)」の説明

    次の手順に従い、新しいサーバーを構成します。

    1. 表6-2に示すように、ダイアログを構成します。

      表6-6 新しいサーバー:新しいサーバーの定義ダイアログ(インストールされたランタイムなし)の属性

      属性 説明

      サーバーのホスト名

      Oracle Event Processingサーバーをインストールしたコンピュータのホスト名。

      開発の場合、通常、localhostとなります。

      サーバー型の選択

      Oracle Event Processingサーバーのタイプ。

      この例では、Oracle Event Processing v11を選択します。

      サーバー名

      Oracle Event Processingサーバーの名前。

      デフォルト: HOSTNAMEOracle Event Processing v11.1

      ここでは、HOSTNAMEは、サーバーのホスト名フィールドに入力された値です。


    2. 「次へ」をクリックします。

      図6-3に示すように、新しいサーバー:新しいOracle Event Processing v11ランタイムダイアログが表示されます。

      図6-9 新しいサーバー:新しいOracle Event Processing v11.1ランタイムダイアログ

      図6-9の説明が続きます
      「図6-9 新しいサーバー:新しいOracle Event Processing v11.1ランタイムダイアログ」の説明

    3. 表6-3に示すように、ダイアログを構成します。

      表6-7 新しいサーバー:新しいOracle Event Processing v11ランタイムダイアログの属性

      属性 説明

      Oracleミドルウェア・ホーム・ディレクトリ

      Oracle Event Processingサーバー・インストール・ディレクトリへの完全修飾パス。これは、サーバーをインストールするとき選択した「ミドルウェア・ホーム」と同じです。

      このディレクトリを選択する場合、Oracle Event Processingディレクトリ自体ではなくOracle Event Processingインストールを含むディレクトリを選択します。たとえば、次を選択します:

      C:\OracleCEP
      

      しかし、次は選択しません:

      C:\OracleCEP\ocep_11.1
      

      ランタイム・ウィザードでは、適切なOracle Event Processingインストール・ディレクトリを検索するために、インストールが使用されます。

      詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processingスタート・ガイド』のOracle Fusion Middlewareのディレクトリ構造および概念に関する項を参照してください。

      JRE

      使用するJRE型。

      プルダウン・メニューから使用するJREのタイプを選択するか、またはインストールされたJREのプリファレンスリンクをクリックして、新しいJREを作成します。

      必ず、Java 6 JREを選択します。

      注意: Oracle Event ProcessingサーバーJREは、サーバー・ドメイン・ディレクトリ内のsetDomainEnv.cmdまたはsetDomainEnv.shスクリプトのJAVA_HOME設定で設定されます。


    4. ステップ6に進みます。

  5. Oracle Event Processingサーバーを作成するのが初めてではない場合、1つ以上のインストールされたサーバー・ランタイムがあります。

    この場合、図6-4に示すように、新しいサーバー: 新しいサーバーの定義ダイアログが表示されます。

    図6-10 新しいサーバー: 新しいサーバーの定義(インストールされたランタイムあり)ダイアログ

    図6-10の説明が続きます
    「図6-10 新しいサーバー: 新しいサーバーの定義(インストールされたランタイムあり)ダイアログ」の説明

    次の手順に従い、新しいサーバーを構成します。

    表6-8 新しいサーバー: 新しいサーバーの定義(インストールされたランタイムあり)ダイアログの属性

    属性 説明

    サーバーのホスト名

    Oracle Event Processingサーバーをインストールしたコンピュータのホスト名。

    開発の場合、通常、localhostとなります。

    サーバー型の選択

    Oracle Event Processingサーバーのタイプ。

    この例では、Oracle Event Processing v11を選択します。

    サーバー・ランタイム

    プルダウン・メニューからサーバー・ランタイムを選択します。

    サーバー・ランタイムを作成または編集するには、インストールされたランタイムをクリックします。詳細は、6.2.3項「Oracle Event Processingサーバー・ランタイムの作成方法」を参照してください。


  6. 「次へ」をクリックします。

    図6-5に示すように、新しいサーバー:新しいOracle Event Processing v11.1サーバーダイアログが表示されます。

    図6-11 新しいサーバー:新しいOracle Event Processing v11.1サーバー

    図6-11の説明が続きます
    「図6-11 新しいサーバー:新しいOracle Event Processing v11.1サーバー」の説明

  7. 「リモート・サーバー」を選択します。

  8. 「次へ」をクリックします。

    図6-12に示すように、新しいサーバー:新しいOracle Event Processing v11サーバーダイアログが表示されます。

    図6-12 リモート・サーバー用の新しいサーバー:新しいOracle Event Processing v11サーバーダイアログ

    図6-12の説明が続きます
    「図6-12 リモート・サーバー用の新しいサーバー:新しいOracle Event Processing v11サーバーダイアログ」の説明

  9. 表6-9に示すように、ダイアログを構成します。

    表6-9 ローカル・サーバー用の新しいサーバー:Oracle Event Processing v11サーバーダイアログの属性

    属性 説明

    リモート・サーバーのIPアドレス

    リモートOracle Event ProcessingサーバーのIPアドレス。

    デフォルト: ローカルホストのIPアドレス

    リモート・サーバーのポート

    Oracle Event Processingドメインを示すリモートOracle Event ProcessingサーバーDOMAIN_DIR/config/config.xmlファイルで指定したポート。DOMAIN_DIRはドメイン・ディレクトリを示します。

    ポート番号は、Netio要素のポート子要素の値です。

    <Netio>
        <Name>NetIO</Name>
        <Port>9002</Port>
    </Netio>
    

    デフォルト: 9002

    ユーザー名

    Oracle Event Processing IDE for Eclipseで、リモート・サーバーにログインするために使用されるユーザー名。

    デフォルト: wlevs

    ユーザー・パスワード

    Oracle Event Processing IDE for Eclipseで、リモート・サーバーにログインするために使用されるパスワード。

    デフォルト: wlevs


  10. 「終了」をクリックします。

6.2.3 Oracle Event Processingサーバー・ランタイムの作成方法

サーバーを作成する前に、ランタイム・ウィザードを使用してサーバー・ランタイムを作成し、Oracle Event Processingサーバー・インストールの場所とともにOracle Event Processing IDE for Eclipseを構成する必要があります。新しいサーバー・ウィザード、新しいプロジェクト・ウィザード、ワークスペース・プリファレンス・ダイアログなどの数箇所からランタイム・ウィザードにアクセスできます。

Oracle Event Processingサーバーがまだ作成されていない場合、ランタイムを明示的に作成することのみが必要です。

詳細は、次を参照してください:

Oracle Event Processingサーバー・ランタイムを作成するには:

  1. 「Windows」>「プリファレンス」を選択します。

    図6-13に示すように、「プリファレンス」ダイアログが表示されます。

    図6-13 「プリファレンス」-「サーバー」(インストールされたランタイム)

    図6-13の説明が続きます
    「図6-13 「プリファレンス」-「サーバー」(インストールされたランタイム)」の説明

  2. 「サーバー」オプションを展開して、ランタイム環境を選択します。

  3. 「追加」をクリックします。

    図6-14に示すように、新しいサーバー・ランタイム環境ダイアログが表示されます。

    図6-14 新しいサーバー・ランタイム環境ダイアログ

    図6-14の説明が続きます
    「図6-14 新しいサーバー・ランタイム環境ダイアログ」の説明

  4. 表6-10に示すように、ダイアログを構成します。

    表6-10 新しいサーバー・ランタイムダイアログの属性

    属性 説明

    ランタイム環境のタイプの選択

    Oracle Event Processingサーバーのタイプ。

    この例では、Oracle Event Processing v11.1を選択します。

    新しいローカル・サーバーの作成

    オプションで、サーバーがまだ作成されていない場合、これをチェックして新しいローカル・サーバーを作成します。詳細は、6.2.1項「ローカルOracle Event Processingサーバーおよびサーバー・ランタイムの作成方法」を参照してください。


  5. 「次へ」をクリックします。

    図6-15に示すように、新しいサーバー・ランタイム環境ダイアログが表示されます。

    図6-15 新しいサーバー・ランタイム環境:新しいOracle Event Processing v11.1ランタイムダイアログ

    図6-15の説明が続きます
    「図6-15 新しいサーバー・ランタイム環境:新しいOracle Event Processing v11.1ランタイムダイアログ」の説明

  6. 表6-11に示すように、ダイアログを構成します。

    表6-11 新しいサーバー・ランタイムダイアログの属性

    属性 説明

    Oracleミドルウェア・ホーム・ディレクトリ

    Oracle Event Processingサーバー・インストール・ディレクトリへの完全修飾パス。これは、サーバーをインストールするとき選択した「ミドルウェア・ホーム」と同じです。

    このディレクトリを選択する場合、Oracle Event Processingディレクトリ自体ではなくOracle Event Processingインストールを含むディレクトリを選択します。たとえば、次を選択します:

    C:\OracleCEP
    

    しかし、次は選択しません:

    C:\OracleCEP\ocep_11.1
    

    ランタイム・ウィザードでは、適切なOracle Event Processingインストール・ディレクトリを検索するために、インストールが使用されます。

    詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processingスタート・ガイド』のOracle Fusion Middlewareのディレクトリ構造および概念に関する項を参照してください。

    JRE

    使用するJRE型。

    プルダウン・メニューから使用するJREのタイプを選択するか、またはインストールされたJREのプリファレンスリンクをクリックして、新しいJREを作成します。

    Oracle Event ProcessingインストールとともにインストールされたJRockit JDKまたはJRockit Real Timeを必ず選択します。


  7. 「終了」をクリックします。

6.3 Oracle Event Processingサーバーの管理

Oracle Event Processing IDE for EclipseおよびOracle Event Processing IDE for EclipseからアクセスできるOracle Event Processing Visualizerを使用して、開発中にOracle Event Processingサーバーの多くの側面を管理できます。

この項では、Oracle Event Processing IDE for Eclipseから実行できる次のOracle Event Processingサーバー管理タスクについて説明します。

6.3.1 ローカルOracle Event Processingサーバーの起動方法

ローカル・サーバーを作成した後、Oracle Event Processing IDE for EclipseからOracle Event Processingサーバーを起動できます。

デバッグ・モードでローカルOracle Event Processingサーバーを起動することもできます。

または、コマンドラインからローカルOracle Event Processingサーバーを起動し、Oracle Event Processing IDE for Eclipseを使用してアタッチできます。

詳細は、次を参照してください:

ローカルOracle Event Processingサーバーを起動するには:

  1. 「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「サーバー」を選択します。

    図6-16に示すように、「サーバー」ビューが表示されます。

    図6-16 Oracle Event Processingサーバーの起動

    図6-16の説明が続きます
    「図6-16 Oracle Event Processingサーバーの起動」の説明

  2. 次のいずれかを選択して、サーバーを起動します。

    1. 「サーバー」ビュー・ツール・バーのサーバーの起動アイコンをクリックします。

    2. 「サーバー」ビューでサーバーを右クリックし、「開始」を選択します。

    サーバーを起動した後、「コンソール」ビューにサーバーからのログ・メッセージが表示されます。

6.3.2 ローカルOracle Event Processingサーバーの停止方法

Oracle Event Processing IDE for EclipseからローカルOracle Event Processingサーバーを起動した後、Oracle Event Processing IDE for EclipseからOracle Event Processingサーバーを停止できます。

Oracle Event Processing Visualizerの実行中にOracle Event Processingを停止すると、サーバー・プロキシが破棄されたことを示すコンソール・メッセージが生成される場合があるので注意してください。通常、これは通知メッセージです。

詳細は、6.3.1項「ローカルOracle Event Processingサーバーの起動方法」を参照してください。

ローカルOracle Event Processingサーバーを停止するには:

  1. 「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「サーバー」を選択します。

    図6-17に示すように、「サーバー」ビューが表示されます。

    図6-17 Oracle Event Processingサーバーの停止

    図6-17の説明が続きます
    「図6-17 Oracle Event Processingサーバーの停止」の説明

  2. 次のいずれかを選択して、サーバーを停止します。

    1. 「サーバー」ビュー・ツール・バーのサーバーの停止アイコンをクリックします。

    2. 「サーバー」ビューでサーバーを右クリックし、「停止」を選択します。

6.3.3 既存のローカルOracle Event Processingサーバー・インスタンスにアタッチする方法

ローカル・サーバーを作成した後、コマンドラインからローカルOracle Event Processingサーバーを起動して、Oracle Event Processing IDE for Eclipseをすでに稼働しているこの既存ローカルOracle Event Processingサーバー・インスタンスにアタッチできます。

または、Oracle Event Processing IDE for Eclipse内から直接ローカルOracle Event Processingサーバーを起動できます。

詳細は、次を参照してください:

既存のローカルOracle Event Processingサーバー・インスタンスにアタッチするには:

  1. コマンドラインからOracle Event Processingサーバーを起動します。

    詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing管理者ガイド』のOracle Event Processingサーバーの起動および停止に関する項を参照してください。

  2. 「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「サーバー」を選択します。

    図6-16に示すように、「サーバー」ビューが表示されます。

    図6-18 既存のローカルOracle Event Processingサーバー・インスタンスへのアタッチ

    図6-18の説明が続きます
    「図6-18 既存のローカルOracle Event Processingサーバー・インスタンスへのアタッチ」の説明

  3. 次のいずれかを選択して、すでに稼働しているローカル・サーバーにアタッチします。

    1. 「サーバー」ビュー・ツール・バーのサーバーの起動アイコンをクリックします。

    2. 「サーバー」ビューでサーバーを右クリックし、「開始」を選択します。

    実行中のOEPサーバーへのアタッチダイアログが表示されます。

  4. 「はい」をクリックします。

    サーバーにアタッチした後、「コンソール」ビューにサーバーからのログ・メッセージは表示されません

    Oracle Event Processing Visualizerを使用して、サーバー・コンソールを表示できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のコンソール出力の表示方法に関する項を参照してください。

6.3.4 既存のリモートOracle Event Processingサーバー・インスタンスにアタッチする方法

リモート・サーバーを作成した後、コマンドラインからリモートOracle Event Processingサーバーを起動して、Oracle Event Processing IDE for Eclipseをすでに稼働しているこの既存リモートOracle Event Processingサーバー・インスタンスにアタッチできます。

詳細は、6.2.2項「リモートOracle Event Processingサーバーおよびサーバー・ランタイムの作成方法」を参照してください。

既存のリモートOracle Event Processingサーバー・インスタンスにアタッチするには:

  1. コマンドラインからリモートOracle Event Processingサーバーを起動します。

    詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing管理者ガイド』のOracle Event Processingサーバーの起動および停止に関する項を参照してください。

  2. 「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「サーバー」を選択します。

    図6-16に示すように、「サーバー」ビューが表示されます。

    図6-19 既存のリモートOracle Event Processingサーバー・インスタンスへのアタッチ

    図6-19の説明が続きます
    「図6-19 既存のリモートOracle Event Processingサーバー・インスタンスへのアタッチ」の説明

  3. 次のいずれかを選択して、すでに稼働しているリモート・サーバーにアタッチします。

    1. 「サーバー」ビュー・ツール・バーのサーバーの起動アイコンをクリックします。

    2. 「サーバー」ビューでサーバーを右クリックし、「開始」を選択します。

    リモート・サーバーにアタッチした後、Oracle Event Processing IDE for Eclipseから「コンソール」ビューに、次のような1つのステータス・メッセージが書き込まれます:

    [3/23/10 12:32 PM] Attached to remote OEP server at address 10.11.12.13 and port 9002
    

    「コンソール」ビューにはリモート・サーバーからのログ・メッセージは表示されません

    Oracle Event Processing Visualizerを使用して、サーバー・コンソールを表示できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』のコンソール出力の表示方法に関する項を参照してください。

6.3.5 既存のOracle Event Processingサーバー・インスタンスからデタッチする方法

既存の実行中のOracle Event Processingサーバー・インスタンスにアタッチした後、Oracle Event Processingサーバーからデタッチして実行を継続できます。

詳細は、次を参照してください:

既存のOracle Event Processingサーバー・インスタンスからデタッチするには:

  1. 「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「サーバー」を選択します。

    図6-17に示すように、「サーバー」ビューが表示されます。

    図6-20 Oracle Event Processingサーバーの停止

    図6-20の説明が続きます
    「図6-20 Oracle Event Processingサーバーの停止」の説明

  2. 次のいずれかを選択して、サーバーからデタッチします。

    1. 「サーバー」ビュー・ツール・バーのサーバーの停止アイコンをクリックします。

    2. 「サーバー」ビューでサーバーを右クリックし、「停止」を選択します。

    Oracle Event Processing IDE for Eclipseは、Oracle Event Processingサーバー・インスタンスからデタッチします。Oracle Event Processingサーバー・インスタンスは稼働し続けます。

    リモートOracle Event Processingサーバーからデタッチする場合、Oracle Event Processing IDE for Eclipseは「コンソール」ビューに次のログ・メッセージを書き込みます。

    [3/23/10 12:47 PM] Server communication stopped
    

6.3.6 アプリケーションをOracle Event Processingサーバーにデプロイする方法

Oracle Event Processing IDE for Eclipseのプロジェクトは、Oracle Event Processingアプリケーションとして作成され、サーバーにデプロイされます。アプリケーションをデプロイするには、まず、サーバーを定義する必要があります。その後、サーバーにアプリケーションをデプロイするには、アプリケーションをサーバーに追加します。サーバーがすでに起動している場合、またはサーバーが停止していて後で起動する場合、アプリケーションがすぐにデプロイされます。

詳細は、次を参照してください:

アプリケーションをOracle Event Processingサーバーにデプロイするには:

  1. Oracle Event Processingプロジェクトを作成します(5.2項「Oracle Event Processingプロジェクトの作成」を参照)。

  2. サーバー(6.2.1項「ローカルOracle Event Processingサーバーおよびサーバー・ランタイムの作成方法」を参照)を作成します。

  3. 「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「サーバー」を選択します。

    図6-21に示すように、「サーバー」ビューが表示されます。

    図6-21 Oracle Event Processingサーバーへのプロジェクトの追加

    図6-21の説明が続きます
    「図6-21 Oracle Event Processingサーバーへのプロジェクトの追加」の説明

  4. 「サーバー」ビューでサーバーを右クリックし、追加と削除を選択します。

    図6-22に示すように、追加と削除ダイアログが表示されます。

  5. 表6-12に示すように、ダイアログを構成します。

    表6-12 追加と削除ダイアログの属性

    属性 説明

    利用可能

    リストから1つ以上のプロジェクトを選択し、「追加」または「すべて追加」をクリックして、プロジェクトを「構成済」リストに移動します。

    構成済

    リストから1つ以上のプロジェクトを選択し、「削除」またはすべて削除をクリックして、プロジェクトを「使用可能」リストに移動します。

    サーバーが起動したら、すぐに変更をパブリッシュします。

    このオプションを選択して、変更したプロジェクトをすぐにパブリッシュします。サーバーがすでに稼働している場合のみ適用できます。


  6. 「終了」をクリックします。

    アプリケーションが追加されると、図6-23に示すように、アプリケーションはサーバーの子として「サーバー」ビューに表示されます。

    図6-23 プロジェクトを追加した後のサーバー・ビュー

    図6-23の説明が続きます
    「図6-23 プロジェクトを追加した後のサーバー・ビュー」の説明

  7. Oracle Event Processingサーバーにアプリケーションをデプロイ(パブリッシュ)するには、追加されたアプリケーションを右クリックし、「強制パブリッシュ」を選択します。

    1. Oracle Event Processingサーバーがスタンドアロン・サーバー・ドメインの一部である場合は、アプリケーションはデプロイされます。

    2. Oracle Event Processingサーバーがマルチサーバー・ドメインの一部である場合、図6-24に示すように、「クラスタ・デプロイメント・グループ名の選択」ダイアログが表示されます。

      図6-24 「クラスタ・デプロイメント・グループ名の選択」ダイアログ

      図6-24の説明が続きます
      「図6-24 「クラスタ・デプロイメント・グループ名の選択」ダイアログ」の説明

      アプリケーションをデプロイするクラスタ・デプロイメント・グループを選択して、「OK」をクリックします。

      クラスタリングの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing管理者ガイド』のマルチサーバー・ドメインの概要に関する項を参照してください。

    アプリケーションがデプロイ(パブリッシュ)されると、図6-25に示すように、アプリケーションがサーバーの子として「サーバー」ビューに表示されます。

    図6-25 プロジェクトをデプロイ(パブリッシュ)した後のサーバー・ビュー

    図6-25の説明が続きます
    「図6-25 プロジェクトをデプロイ(パブリッシュ)した後のサーバー・ビュー」の説明

6.3.7 Oracle Event Processingサーバーの接続およびコントロール設定の構成方法

サーバーを作成した後、サーバー概要エディタを使用して、Oracle Event Processingサーバーと通信するためにOracle Event Processing IDE for Eclipseで使用するすべての重要なサーバー接続およびコントロール設定を構成できます。

詳細は、次を参照してください:

Oracle Event Processingサーバーの接続およびコントロール設定を構成するには:

  1. 「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「サーバー」を選択します。

  2. 「サーバー」ビューで、サーバーをダブルクリックします。

    図6-26に示すように、サーバー概要エディタが表示されます。

    図6-26 サーバー概要エディタ

    図6-26の説明が続きます
    「図6-26 サーバー概要エディタ」の説明

  3. 表6-13に示すように、サーバー概要エディタを構成します。

    表6-13 サーバー概要エディタの属性

    属性 説明

    サーバー名

    このサーバーの名前。有用な識別子としてOracle Event Processing IDE for Eclipse内でのみ使用されます。

    詳細は、6.2.1項「ローカルOracle Event Processingサーバーおよびサーバー・ランタイムの作成方法」を参照してください。

    ホスト名

    サーバーがインストールされたホストの名前。

    詳細は、6.2.1項「ローカルOracle Event Processingサーバーおよびサーバー・ランタイムの作成方法」を参照してください。

    ランタイム環境

    このサーバー用に選択した現在インストールされているランタイム。

    プルダウン・メニューから、新しいランタイムを選択します。または、「編集」リンクをクリックして、選択したランタイムの構成を変更します。

    詳細は、6.2.1項「ローカルOracle Event Processingサーバーおよびサーバー・ランタイムの作成方法」を参照してください。

    ドメイン・ディレクトリ脚注 1 

    このサーバー用のドメインを含むディレクトリへの完全修飾パス。

    「参照」をクリックして、ディレクトリを選択します。

    デフォルト: MIDDLEWARE_HOME\user_projects\domains\ocep_domain\defaultserver

    起動スクリプト脚注 1

    Oracle Event Processingサーバーを起動するためにOracle Event Processing IDE for Eclipseが使用するスクリプト。

    「参照」をクリックして、起動スクリプトを選択します。

    UNIXのデフォルト: MIDDLEWARE_HOME\user_projects\domains\ocep_domain\defaultserver\stopwlevs.sh

    Windowsのデフォルト: MIDDLEWARE_HOME\user_projects\domains\ocep_domain\defaultserver\startwlevs.cmd

    停止スクリプト脚注 1

    Oracle Event Processingサーバーを停止するためにOracle Event Processing IDE for Eclipseが使用するスクリプト。

    「参照」をクリックして、停止スクリプトを選択します。

    UNIXのデフォルト: MIDDLEWARE_HOME\user_projects\domains\ocep_domain\defaultserver\startwlevs.sh

    Windowsのデフォルト: MIDDLEWARE_HOME\user_projects\domains\ocep_domain\defaultserver\startwlevs.cmd

    デバッグ・ポート脚注 1

    Oracle Event Processingサーバーをデバッグする場合にOracle Event Processing IDE for Eclipseが接続するOracle Event Processingサーバー・ポート。

    デフォルト: 8453

    リモート・サーバーIPアドレス脚注 2 

    リモートOracle Event ProcessingサーバーのIPアドレス。

    デフォルト: ローカルホストのIPアドレス

    リモート・サーバー・ポート脚注 2

    Oracle Event Processingドメインを示すリモートOracle Event ProcessingサーバーDOMAIN_DIR/config/config.xmlファイルで指定したポート。DOMAIN_DIRはドメイン・ディレクトリを示します。

    ポート番号は、Netio要素のポート子要素の値です。

    <Netio>
        <Name>NetIO</Name>
        <Port>9002</Port>
    </Netio>
    

    デフォルト: 9002

    ユーザー名脚注 2

    Oracle Event Processing IDE for Eclipseで、リモート・サーバーにログインするために使用されるユーザー名。

    デフォルト: wlevs

    ユーザー・パスワード脚注 2

    Oracle Event Processing IDE for Eclipseで、リモート・サーバーにログインするために使用されるパスワード。

    デフォルト: wlevs

    パブリッシュ

    デフォルトでは、アプリケーションを変更するときは、Oracle Event Processingサーバーに手動で変更をパブリッシュする必要があります。

    自動パブリッシュしないを選択して、自動パブリッシュを無効にします。

    デフォルト設定のオーバーライドを選択して、デフォルト自動パブリッシュ間隔をオーバーライドします。新しいパブリッシュ間隔(秒)を入力します。

    デフォルト: 自動パブリッシュしない

    タイムアウト

    起動(秒)フィールドに正の整数の秒数を入力して、Oracle Event Processingサーバーが起動すべき制限時間を指定します。

    デフォルト: 150秒

    停止(秒)フィールドに正の整数の秒数を入力して、Oracle Event Processingサーバーが起動すべき制限時間を指定します。

    デフォルト: 60秒。


    脚注 1  「ローカル・サーバー」をクリックして変更します。リモート・サーバーのランタイムおよびローカル・サーバー両方に適用します。

    脚注 2  「リモート・サーバー」をクリックして変更します。リモート・サーバーのみに適用します。

  4. 「ファイル」>「保存」を選択します。

  5. サーバー概要エディタを閉じます。

6.3.8 Oracle Event Processingサーバーのドメイン(ランタイム)設定の構成方法

サーバーを作成した後、Oracle Event Processing IDE for Eclipseを使用して、Oracle Event Processingサーバーのconfig.xmlファイルのOracle Event Processingサーバー・ドメイン(ランタイム)設定を構成できます。

ローカルOracle Event Processingサーバーでは、サーバーおよびサーバー・ランタイム両方が同じホスト上にあり、リモートOracle Event Processingサーバーでは、サーバーおよびサーバー・ランタイムが別々のホスト上にあります。サーバーがリモート・ホスト上にあり、サーバー・ランタイムがローカル・ホスト(Oracle Event Processing IDE for Eclipseを実行するホスト)上にあります。

ローカルおよびリモートの両方のOracle Event Processingサーバーについて、ドメイン(ランタイム)設定を構成する場合、ローカル・ホストのOracle Event Processingサーバーのconfig.xmlのみを変更します。

Oracle Event Processing IDE for Eclipseを使用して、Oracle Event Processingサーバーと通信するためにOracle Event Processing IDE for Eclipseで使用するすべての重要なサーバー接続およびコントロール設定を構成することもできます。

実行中のOracle Event ProcessingサーバーのOracle Event Processingサーバーのconfig.xmlファイルへの変更は、再起動するまでOracle Event Processingサーバーで読み取られません。

Oracle Event Processing Visualizerを使用して実行中のOracle Event Processingサーバー用のOracle Event Processingサーバーのconfig.xmlファイルの変更を行う場合、保存した後すぐに実行中のOracle Event Processingサーバーに変更が適用されます。Oracle Event Processing Visualizerは、Oracle Event Processingサーバーのconfig.xmlファイルを更新し、このconfig.xmlファイルの現在のファイル・システム・バージョンを現在のメモリー内のバージョンで上書きします。

ファイルを手動で編集してOracle Event Processingサーバーのconfig.xmlファイルに変更を行い、Oracle Event Processing Visualizerを使用してさらに変更を行う場合、手動の編集がOracle Event Processing Visualizerによって上書きされます。

これを回避するには、Oracle Event Processingサーバーのconfig.xmlファイルを手動で編集する場合、Oracle Event Processingサーバーを常に停止および起動してランタイム構成にそれらの変更を読み込み、Oracle Event Processing Visualizerを使用してさらに変更を行います。

詳細は、次を参照してください:

Oracle Event Processingサーバーのドメイン(ランタイム)設定を構成するには:

  1. 「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「サーバー」を選択します。

  2. 「サーバー」ビューで、サーバーを右クリックして、図6-27に示すように、「ドメイン構成ファイルを開く」を選択します。

    図6-27 ドメイン構成ファイルの編集

    図6-27の説明が続きます
    「図6-27 ドメイン構成ファイルの編集」の説明

    図6-28に示すように、Oracle Event Processingサーバー・ドメイン構成ファイルのconfig.xmlが開きます。

    図6-28 Oracle Event Processingドメイン構成ファイルconfig.xml

    図6-28の説明が続きます
    「図6-28 Oracle Event Processingドメイン構成ファイルconfig.xml」の説明

  3. 必要に応じて、ドメイン構成ファイルを編集します。

  4. 「ファイル」>「保存」を選択します。

  5. ドメイン構成ファイルを閉じます。

6.3.9 Oracle Event Processing IDE for EclipseからOracle Event Processing Visualizerを起動する方法

サーバーを作成した後、Oracle Event Processing IDE for EclipseからOracle Event Processing Visualizerを起動できます。

Oracle Event Processing Visualizerは、実行中のOracle Event Processingサーバーの管理コンソールです。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』を参照してください。

詳細は、6.2.1項「ローカルOracle Event Processingサーバーおよびサーバー・ランタイムの作成方法」を参照してください。


注意:

Oracle Event Processing Visualizerを使用してOracle Event Processingサーバーのconfig.xmlの変更を行う場合(たとえば、データ・ソースの編集など)、手動で行われたconfig.xmlファイルの変更を上書きする可能性があります。詳細は、6.3.8項「Oracle Event Processingサーバーのドメイン(ランタイム)設定の構成方法」を参照してください。


Oracle Event Processing IDE for EclipseからOracle Event Processing Visualizerを起動するには:

  1. サーバー(6.3.1項「ローカルOracle Event Processingサーバーの起動方法」を参照)を起動します。

    Oracle Event Processing Visualizerの実行中にサーバーを停止すると、サーバー・プロキシの通知メッセージが表示されることがあるので注意してください。通常エラーではありません。

  2. 「サーバー」ビューで、稼働しているサーバーを右クリックして、図6-29に示すように、Oracle Event Processing Visualizerを開くを選択します。

    図6-29 Oracle Event Processing Visualizerを開く

    図6-29の説明が続きます
    「図6-29 Oracle Event Processing Visualizerを開く」の説明

    図6-30に示すように、Oracle Event Processing Visualizerが開きます。

    図6-30 Oracle Event Processing Visualizer

    図6-30の説明が続きます
    「図6-30 Oracle Event Processing Visualizer」の説明

  3. 『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド』の説明に従って、Oracle Event Processing Visualizerを使用します。

6.4 Oracle Event Processingサーバーで実行されるOracle Event Processingアプリケーションのデバッグ

Oracle Event ProcessingアプリケーションはJavaアプリケーションであるため、このアプリケーションでは、Eclipseで提供されるツールを含む標準のJavaデバッグ・ツールを使用できます。

この項では次について説明します:

また、ロード・ジェネレータおよびcsvgenアダプタを使用して、テスト用のデータフィードをシミュレートできます。詳細は、第21章「ロード・ジェネレータおよびcsvgenアダプタによるアプリケーションのテスト」を参照してください。

6.4.1 Oracle Event Processingサーバーで実行されるOracle Event Processingアプリケーションのデバッグ方法

この項では、Oracle Event Processingサーバーで実行されるOracle Event Processingアプリケーションのデバッグ方法について説明します。

Oracle Event Processingサーバーで実行されるOracle Event Processingアプリケーションをデバッグするには:

  1. デバッグするJavaコードにブレークポイントを設定します。

    この場合、ブレークポイントを設定するには、エディタの余白で右クリックして、図6-31に示すように、ブレークポイントの切替えを選択します。

    図6-31 ブレークポイントの設定

    図6-31の説明が続きます
    「図6-31 ブレークポイントを設定」の説明

  2. 「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「サーバー」を選択します。

  3. 図6-32に示すように、次のいずれかを選択して、サーバーをデバッグ・モードで起動します。

    1. 「サーバー」ビュー・ツール・バーでデバッグ・モードでサーバーの起動アイコンをクリックします。

    2. 「サーバー」ビューでサーバーを右クリックして、「デバッグ」を選択します。

    図6-32 デバッグ・モードでのOracle Event Processingサーバーの起動

    図6-32の説明が続きます
    「図6-32 デバッグ・モードでのOracle Event Processingサーバーの起動」の説明

  4. サーバーが起動し、ブレークポイントに到達するとスレッドが停止されます。

    Oracle Event Processing IDE for Eclipseが自動的にデバッグ・パースペクティブに切り替わらない場合、パースペクティブに切り替えるには、「ウィンドウ」>パースペクティブを開く > 「その他」を選択して、パースペクティブのリストから「デバッグ」オプションを選択します。

  5. デバッグ・パースペクティブを使用して、アプリケーションをデバッグします。


    注意:

    場合によっては、行番号の情報が欠落しているためにブレークポイントのインストールに失敗したことを示す警告のダイアログ・ボックスが表示される場合があります。このダイアログはコアEclipseデバッガから出され、通常Oracle Event Processingサービス・エンジン・アプリケーションにおいては問題ありません。再び確認しないチェック・ボックスを選択して、デバッグを続行します。


  6. デバッグを完了したら、通常どおりにサーバーを停止できます(6.3.2項「ローカルOracle Event Processingサーバーの停止」を参照)。