Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Process Managementモデリングおよび実装ガイド 11g リリース1 (11.1.1.7) B61409-07 |
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この章では、通知タスクを使用してビジネス・プロセスのエンド・ユーザーと通信する方法について説明します。ここでは、様々な通知タスクおよびそれらの構成方法を説明します。
この章の内容は次のとおりです。
通知タスクを使用して、アプリケーションのユーザーに異なるタイプの通知を送信できます。
次のタイプの通知がサポートされます。
電子メール
ユーザー
SMS
音声
IM
このタスクでは、Oracle Notification Serviceが使用されます。
このタスクを構成するには、通知の各種フィールドに式を指定する必要があり、アイデンティティ・ルックアップ・ブラウザを使用して1人以上のユーザーを選択できる場合もあります。式を記述するときに、通知タスク・コンテキスト(プロセス・データ・オブジェクト、事前定義済データ・オブジェクトなど)からアクセス可能なすべての変数を使用できます。
ビジネス・プロセスの特定ポイントにいるユーザーにメッセージを送信するために、電子メールを送信できます。
電子メール通知を送信するには:
BPMNビジネス・プロセスを開きます。
「電子メール通知」タスクを追加します。
「電子メール通知」タスクを右クリックします。
「プロパティ」を選択します。
「実装」タブをクリックします。
「一般」タブで、14.2.2項「電子メール通知の「一般」プロパティの構成方法」に記載のプロパティを構成します。
「コンテンツ」タブをクリックし、14.2.3項「電子メール通知の「コンテンツ」プロパティの構成方法」に記載のプロパティを構成します。
「添付ファイル」タブをクリックし、14.2.4項「電子メール通知の「添付ファイル」プロパティの構成方法」に記載のプロパティを構成します。
「ヘッダー」タブをクリックし、14.2.5項「電子メール通知の「ヘッダー」プロパティの構成方法」に記載のプロパティを構成します。
「OK」をクリックします。
次の表を使用して、電子メール通知の「一般」プロパティを構成します。これらのプロパティの一部はオプションであることに注意してください。
表14-1 電子メール通知の「一般」プロパティ
プロパティ | データ型 | オプション | 説明 |
---|---|---|---|
差出人 |
文字列 |
いいえ |
電子メール通知の送信に使用する電子メール・アドレスを指定します。 |
宛先 |
文字列 |
いいえ |
電子メール通知の受信者の電子メール・アドレスを指定します。式またはアイデンティティ・ルックアップ・ブラウザを使用して、これらの電子メール・アドレスを指定できます。 |
Bc |
文字列 |
はい |
電子メール通知の追加受信者の電子メール・アドレスを指定します。式またはアイデンティティ・ルックアップ・ブラウザを使用して、これらの電子メール・アドレスを指定できます。 |
BCC |
文字列 |
はい |
電子メール通知の非表示の追加受信者の電子メール・アドレスを指定します。式またはアイデンティティ・ルックアップ・ブラウザを使用して、これらの電子メール・アドレスを指定できます。 |
返信 |
文字列 |
はい |
電子メール通知に返信するときに使用される電子メール・アドレスを指定します。式またはアイデンティティ・ルックアップ・ブラウザを使用して、この電子メール・アドレスを指定できます。 |
次の表を使用して、電子メール通知の「コンテンツ」プロパティを構成します。
次の表を使用して、電子メール通知の「添付ファイル」プロパティを構成します。これらのプロパティの一部はオプションであることに注意してください。
表14-3 電子メール通知の「添付ファイル」プロパティ
プロパティ | データ型 | オプション | 説明 |
---|---|---|---|
名前 |
文字列 |
いいえ |
添付ファイルの名前を指定します。この値は、式を使用して指定する必要があります。デフォルト値は、"attachment"に数字を付加したものです。 |
MIMEタイプ |
文字列 |
いいえ |
添付ファイルのコンテンツ・タイプを指定します。この値は、式を使用して指定する必要があります。デフォルト値は、「text/html」です。 |
エンコーディング |
文字列 |
はい |
電子メール通知のエンコーディングを指定します。この値は、式を使用して指定する必要があります。 |
値 |
任意 |
いいえ |
添付ファイルを指定します。この値は、式を使用して指定する必要があります。 |
ユーザー通知を使用して、プロセスの特定ポイントにいるユーザーに、そのユーザーに定義されている通信メディアを使用してメッセージを送信できます。
電子メール通知を送信するには:
BPMNビジネス・プロセスを開きます。
「ユーザー通知」タスクを追加します。
その「ユーザー通知」タスクを右クリックします。
「プロパティ」を選択します。
「実装」タブをクリックします。
「一般」タブで、14.3.2項「ユーザー通知の「一般」プロパティの構成方法」に記載のプロパティを構成します。
「プロパティ」タブをクリックし、14.3.3項「ユーザー通知プロパティの構成方法」に記載のプロパティを構成します。
「OK」をクリックします。
次の表を使用して、ユーザー通知の「一般」プロパティを構成します。これらのプロパティの一部はオプションであることに注意してください。
ビジネス・プロセスの特定ポイントにいるユーザーにSMSメッセージを送信できます。
電子メール通知を送信するには:
BPMNビジネス・プロセスを開きます。
「SMS通知」タスクを追加します。
「電子メール通知」タスクを右クリックします。
「プロパティ」を選択します。
「実装」タブをクリックします。
14.4.2項「SMS通知の「一般」プロパティの構成方法」に記載の「一般」プロパティを構成します。
「OK」をクリックします。
次の表を使用して、SMS通知の「一般」プロパティを構成します。これらのプロパティの一部はオプションであることに注意してください。
ビジネス・プロセスの特定ポイントにいるユーザーに音声メッセージを送信できます。
電子メール通知を送信するには:
BPMNビジネス・プロセスを開きます。
「音声通知」タスクを追加します。
「電子メール通知」タスクを右クリックします。
「プロパティ」を選択します。
「実装」タブをクリックします。
14.5.2項「音声通知の「一般」プロパティの構成方法」に記載の「一般」プロパティを構成します。
「OK」をクリックします。
次の表を使用して、音声通知の「一般」プロパティを構成します。これらのプロパティの一部はオプションであることに注意してください。
ビジネス・プロセスの特定ポイントにいるユーザーにインスタント・メッセージを送信できます。
電子メール通知を送信するには:
BPMNビジネス・プロセスを開きます。
「IM通知」タスクを追加します。
「電子メール通知」タスクを右クリックします。
「プロパティ」を選択します。
「実装」タブをクリックします。
14.6.2項「IM通知の「一般」プロパティの構成方法」に記載の「一般」プロパティを構成します。
「OK」をクリックします。