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Oracle® Fusion Middleware Oracle Event Processing Visualizerユーザーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1.7)
B61655-06
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5 アプリケーション・ライフサイクルの管理

この章では、Oracle Event Processing Visualizerを使用してOracle Event Processingアプリケーションをデプロイ、一時停止、更新およびアンインストールする方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

詳細は、次を参照してください。

5.1 アプリケーションのデプロイ

アプリケーションのデプロイとは、アプリケーションが含まれるJARファイルをサーバーにアップロードし、これをインストールすることを示し、これによってクライアントから使用可能になります。

Oracle Event Processingは、アプリケーションを2段階処理として内部でデプロイします。第1段階には、OSGiコンテナ内のアプリケーション・バンドルの起動が含まれます。第2段階には、アプリケーションの起動および初期化が含まれます。第2段階は本来非同期であるため、Oracle Event Processing Visualizerは2番目の操作が完了するまで待機しません。アプリケーションが正常に起動されると、Oracle Event Processing Visualizerナビゲーション・ツリーは新しいデプロイメントを使用して自動的に更新され、正常に処理されたことを示すメッセージがダッシュボードへ送信されます。ただし、アプリケーションが起動に失敗する場合、Oracle Event Processing Visualizerにはメッセージや更新が表示されないため、サーバー側でエラーがないかチェックする必要があります。

アプリケーションをデプロイするとき、Oracle Event Processingサーバーはその新しい構成履歴を開始します。3.4項「構成履歴の管理」を参照してください。


注意:

対象Oracle Event Processingサーバーがマルチサーバー・ドメインの一部である場合(つまり、クラスタリングが有効な場合)、グループに対してのみデプロイできます。ターゲットOracle Event Processingサーバーがスタンドアロン・サーバー・ドメインの一部である場合(つまり、クラスタリングが無効な場合)、グループに対してデプロイできない場合があります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Event Processing管理者ガイド』のOracle Event Processingマルチサーバー・ドメイン管理の概要に関する項を参照してください。


この項では次の内容について説明します。

5.1.1 スタンドアロンサーバー・ドメインでアプリケーションをデプロイする方法

この項では、アプリケーションをスタンドアロンサーバー・ドメインへデプロイする方法を説明しています。マルチサーバー・ドメインにおけるアプリケーションのデプロイの詳細は、5.1.2項「マルチサーバー・ドメインでアプリケーションをデプロイする方法」を参照してください。


注意:

Firefoxブラウザで実行されているOracle Event Processing Visualizerを使用してアプリケーションJARファイルをHTTPSでアップロードすることは、サポートされていません。HTTPSでアップロードする場合は、Internet Explorerを使用してください。


アプリケーションをスタンドアロンサーバー・ドメインでデプロイするには:

  1. 左ペインで、「デプロイメント」ノードに移動して選択します。

    「デプロイ済アプリケーション」の表は、右ペインの「デプロイメント」画面に表示されます。

  2. 「インストール」ボタンをクリックします。

    「アプリケーションのインストール」画面が表示されます。

  3. 「アップロード」タブをクリックします。

  4. ...ボタンをクリックし、ファイル参照ウィンドウを開きます。

  5. インストールするアプリケーションのJARファイルを格納しているローカル・ディレクトリを参照し、「オープン」をクリックします。

  6. 「アップロード」をクリックします。

    「アプリケーションのインストール」タブでは、図5-1で示すように、JARファイルがアップロード済ファイルの表に表示されます。

    図5-1 「アプリケーションのインストール」画面: スタンドアロンサーバー・ドメイン

    図5-1の説明が続きます
    「図5-1 「アプリケーションのインストール」画面: スタンドアロンサーバー・ドメイン」の説明

  7. デプロイ後にアプリケーションのJARファイルをOracle Event Processingサーバーから削除する場合は、「デプロイ後にファイルを削除」チェック・ボックスを選択します。

    この場合、このアプリケーションを再デプロイする場合は、アプリケーションのJARファイルをもう一度アップロードする必要があります。

  8. 表中のアプリケーションを選択し、「デプロイ」をクリックします。

    図5-2で示すように、「デプロイメント情報の確認」画面が表示されます。

    図5-2 「デプロイメント情報の確認」画面: スタンドアロンサーバー・ドメイン

    図5-2の説明が続きます
    「図5-2 「デプロイメント情報の確認」画面: スタンドアロンサーバー・ドメイン」の説明

  9. 「OK」をクリックします。

    アプリケーションがデプロイされ、使用できる準備が整います。

5.1.2 マルチサーバー・ドメインでアプリケーションをデプロイする方法

この項では、アプリケーションをマルチサーバー・ドメインへデプロイする方法を説明しています。スタンドアロンサーバー・ドメインにおけるアプリケーションのデプロイに関する詳細は、5.1.1項「スタンドアロンサーバー・ドメインでアプリケーションをデプロイする方法」を参照してください。

詳細は、第18章「マルチサーバー・ドメインの管理」を参照してください。


注意:

Firefoxブラウザで実行されているOracle Event Processing Visualizerを使用してアプリケーションJARファイルをHTTPSでアップロードすることは、サポートされていません。HTTPSでアップロードする場合は、Internet Explorerを使用してください。


アプリケーションをマルチサーバー・ドメインでデプロイするには:

  1. 左ペインで、「デプロイメント」ノードに移動して選択します。

    「デプロイ済アプリケーション」の表は、右ペインの「デプロイメント」画面に表示されます。

  2. 「インストール」ボタンをクリックします。

    「アプリケーションのインストール」画面が表示されます。

  3. 「アップロード」タブをクリックします。

  4. ...ボタンをクリックし、ファイル参照ウィンドウを開きます。

  5. インストールするアプリケーションのJARファイルを格納しているローカル・ディレクトリを参照し、「オープン」をクリックします。

  6. 「アップロード」をクリックします。

    「アプリケーションのインストール」タブでは、図5-3で示すように、JARファイルがアップロード済ファイルの表に表示されます。

    図5-3 「アプリケーションのインストール」画面: マルチサーバー・ドメイン

    図5-3の説明が続きます
    「図5-3 「アプリケーションのインストール」画面: マルチサーバー・ドメイン」の説明

  7. 「デプロイするターゲット・グループの選択」フィールドを構成します。

    グループ名が「デプロイするターゲット・グループの選択」フィールドに表示されます。

    この選択を解除するには、「グループのクリア」ボタンをクリックします。

  8. 表中のアプリケーションを選択し、「デプロイ」をクリックします。

    図5-4で示すように、「デプロイメント情報の確認」画面が表示されます。

    図5-4 「デプロイメント情報の確認」画面: マルチサーバー・ドメイン

    図5-4の説明が続きます
    「図5-4 「デプロイメント情報の確認」画面: マルチサーバー・ドメイン」の説明

  9. 「OK」をクリックします。

    Oracle Event Processing Visualizerは、図5-5で示すように、アプリケーションを選択したターゲット・グループ内のすべてのサーバーへデプロイします。

    図5-5 グループtestgroup内のすべてのサーバーへデプロイされたHelloWorldアプリケーション

    図5-5の説明が続きます
    「図5-5 グループtestgroup内のすべてのサーバーへデプロイされたHelloWorldアプリケーション」の説明

5.2 アプリケーションの一時停止または再開

「デプロイメント」画面の「一時停止」および「再開」操作を使用すると、アプリケーションの実行を一時的に停止したり操作を再開できます。

5.2.1 アプリケーションを一時停止または再開する方法

Oracle Event Processing Visualizerを使用して、アプリケーションを一時停止または再開できます。

アプリケーションを一時停止または再開するには:

  1. 左ペインで、「デプロイメント」ノードに移動します。「デプロイ済アプリケーション」の表は、右ペインの「デプロイメント」画面に表示されます。

  2. 名前の左にあるボックスを選択して、一時停止または再開するアプリケーションを選択します。

  3. 「一時停止」をクリックしてアプリケーションを一時停止するか、「再開」をクリックして一時停止したアプリケーションを再開します。

5.3 アプリケーションの更新

「デプロイメント」画面の「更新」操作を使用することによって、既存アプリケーションを最新のアプリケーションに更新できます。

アプリケーションを更新するとき、Oracle Event Processingサーバーはアプリケーションの既存の構成履歴を消去し、新しい構成履歴を開始します。3.4項「構成履歴の管理」を参照してください。

5.3.1 アプリケーションを更新する方法

Oracle Event Processing Visualizerを使用して、アプリケーションを更新できます。


注意:

Firefoxブラウザで実行されているOracle Event Processing Visualizerを使用してアプリケーションJARファイルをHTTPSでアップロードすることは、サポートされていません。HTTPSでアップロードする場合は、Internet Explorerを使用してください。


アプリケーションを更新するには:

  1. 左ペインで、「デプロイメント」ノードに移動します。「デプロイ済アプリケーション」の表は、右ペインの「デプロイメント」画面に表示されます。

  2. 名前の左にあるボックスを選択して、更新するアプリケーションを選択します。

  3. 「更新」をクリックします。「アプリケーションの更新」画面が表示されます。

  4. 「アップロード」タブをクリックします。

  5. ...ボタンをクリックしてファイル参照ウィンドウを起動し、アプリケーションのJARファイルが格納されているディレクトリを参照して、「開く」をクリックします。

  6. 「アップロード」をクリックします。「アプリケーションの更新」タブで、JARファイルがアップロード済ファイルの表に表示されます。

  7. 表中のアプリケーションを選択し、「OK」をクリックします。

    既存のアプリケーションは最新のアプリケーションに更新されます。

5.4 アプリケーションのアンインストール

アプリケーションをアンインストールすると、二度とアクセスできないようにアプリケーションはサーバーから完全に削除されます。

アプリケーションをアンインストールするとき、Oracle Event Processingサーバーはアプリケーションの既存構成履歴を消去します。3.4項「構成履歴の管理」を参照してください。

5.4.1 アプリケーションをアンインストールする方法

Oracle Event Processing Visualizerを使用して、アプリケーションをアンインストールできます。

アプリケーションをアンインストールするには:

  1. 左ペインで、「デプロイメント」ノードに移動します。「デプロイ済アプリケーション」の表は、右ペインの「デプロイメント」画面に表示されます。

  2. 名前の左にあるボックスを選択して、アンインストールするアプリケーションを選択します。

  3. 「アンインストール」をクリックします。

    アプリケーションのデプロイを正常に解除しました。