Oracle® Fusion Middleware Oracle Enterprise Repositoryインストレーション・ガイド 11g リリース1 (11.1.1.7) B66435-03 |
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この章では、ソフトウェアをアンインストールおよび再インストールする手順について説明します。
この章には次の項が含まれます:
以下の節では、WindowsシステムおよびUNIXシステムのOracle Enterprise Repositoryソフトウェアをアンインストールする方法について説明します。
グラフィカル・モード、コンソール・モード、サイレント・モードのいずれかでアンインストールできます。グラフィカル・モード・アンインストール・プログラムを実行するには、コンソールがJavaベースのGUIをサポートしている必要があります。システムがJavaベースのGUIをサポートしていないとアンインストール・プログラムが判断した場合は、自動的にコンソール・モードでアンインストールが開始されます。
製品配布のコンポーネントを個別にアンインストール、またはインストール全体をアンインストールできます。アンインストーラには依存関係チェック機能があるため、適切なコンポーネントをアンインストールできます。
アンインストール・プログラムでは、インストール、JDK、またはユーザーが作成したドメインに関連付けられたOracle Enterprise Repositoryホーム・ディレクトリは削除されません。削除可能なのは、インストール・プログラムによってインストールされたコンポーネントのみです。インストール全体をアンインストールするように選択した場合、アンインストール・プログラムでは、以下のいずれかに当てはまらない限り、インストールに関連付けられた製品ディレクトリも削除されます。
ユーザーが作成した構成ファイルまたはアプリケーション・ファイルが製品ディレクトリに格納されている - アンインストール・プログラムは、ユーザーが作成した構成ファイル、アプリケーション・ファイルまたはドメインは削除しません。
インストール全体がアンインストールされなかった。個別のコンポーネントをアンインストールした場合は、そのコンポーネントのインストール・ディレクトリのみが削除されます。その他のコンポーネントのインストール・ディレクトリには影響がありません。
アンインストール・プログラムが製品ディレクトリ構造内(特に、utils\uninstallディレクトリ内)から呼び出された場合。
WorkSpace StudioがOracle Enterprise Repositoryインストーラによってインストールされた場合は、Eclipse用のOracle Enterprise Repositoryプラグインのアンインストール時に、WorkSpace Studioも削除されます。他のプラグインがWorkSpace Studioに追加されている場合、これは望ましい状況ではない可能性があります。追加のWorkSpace Studioプラグインがアンインストールされないようにするには、アンインストールするコンポーネントのリストで、Eclipse用のOracle Enterprise Repositoryプラグインの選択を解除します。
グラフィカル・モードですべての製品コンポーネントまたは個別のコンポーネントをアンインストールするには:
実行中のインスタンスを停止します。
表4-1の説明に従って、アンインストール・プログラムを起動します。
表4-1 グラフィカル・モードでのアンインストール・プログラムの起動
プログラムを起動するプラットフォーム | 操作 |
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Windows |
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UNIX |
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「次へ」をクリックして、アンインストール・プログラムを起動します。「コンポーネントの選択」ウィンドウが表示されます。
該当するオプションを選択するか、または選択を解除することにより、アンインストールするコンポーネントを選択し、「次へ」をクリックします。デフォルトでは、インストールされたすべてのコンポーネントが選択されます。つまり、それらがすべてアンインストールされます。
Oracle Enterprise Repositoryをアンインストールするウィンドウの「完了」をクリックしてアンインストール・プログラムを終了します。
次の手順に従って、コマンド・ライン・インタフェースを使用して完全な製品インストールまたは個別のコンポーネントをアンインストールします。
実行中のインスタンスを停止します。
表4-2の説明に従って、アンインストール・プログラムを起動します。
表4-2 コンソール・モードでのアンインストール・プログラムの起動
プログラムを起動するプラットフォーム | 操作 |
---|---|
Windows |
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UNIX |
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[Enter
]を押すか、または「next」と入力して、アンインストール・プログラムの次のパネルに進みます。
注意: 「Exit」、「Previous」、および「Next」と入力する際は、完全な単語を入力する代わりに、x、p、およびn、に、1語のショートカットをそれぞれ使用できます。 |
「アンインストールするコンポーネントの選択」ペインが表示されます。
アンインストールするコンポーネントを選択します。選択可能なコンポーネントが表示されます。
角カッコに囲まれたとおりの数字を入力して選択内容を切り替えるか、または「Exit」「Previous」「Next」のいずれかを入力します。
デフォルトでは、インストールされたすべてのコンポーネントが選択されます。つまり、それらがすべて削除されます。インストールされたコンポーネントをシステムに残すには、コマンド・ラインで、そのコンポーネントの数字コードを角カッコに囲まれたとおりに入力します。エントリの横のチェック・マーク(Windowsシステムの場合)またはx (UNIXシステムの場合)が解除されます。つまり、それらはアンインストールされません。アンインストールするコンポーネントを選択します。別のコンポーネントで必要なコンポーネントをアンインストールしないように、依存関係チェックが行われます。
[Enter]を押すか「next」と入力して、アンインストール処理を続行します。
アンインストール処理が完了したら、[Enter]を押すか「exit」と入力して、アンインストールを完了し、アンインストール・プログラムを終了します。
サイレント・モードでOracle Enterprise Repositoryソフトウェアをアンインストールすると、ソフトウェアのすべてのインストールがアンインストールされます。個々のOracle Enterprise Repositoryコンポーネントをアンインストールする場合、サイレント・モード・アンインストールは使用できません。
アンインストール・プログラムをサイレント・モードで実行すると、グラフィカル・モードやコンソール・モードでアンインストール・プログラムを実行する場合と同じファイルとディレクトリが残ります。これらのファイルは手動で削除できます。
サイレント・モードのアンインストールでは、ソフトウェアを手動でアンインストールできますが、本来はスクリプトでの実行が意図されています。そのためには、表8-3の手順を使用できます。
サイレント・モードでOracle Enterprise Repositoryソフトウェアをアンインストールするには:
実行中のインスタンスを停止します。
表4-3の説明に従って、アンインストール・プログラムを起動します。
表4-3 サイレント・モードでのアンインストール・プログラムの起動
プログラムを起動するプラットフォーム | 操作 |
---|---|
Windows |
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UNIX |
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注意: サイレント・モードでアンインストール・プログラムを実行すると、エラーが発生した場合も含めて、アンインストールが進行中であることや、正しく完了したことを示すメッセージは一切表示されません。 |
-log=full_path_to_log_file
オプションをコマンド・ラインで使用して、詳細なインストール・ログを作成することもできます。例:
uninstall -mode=silent -log=C:\logs\OER_uninstall.log
詳細は、第1.9項「詳細なインストール・ログの生成」を参照してください。
この節では、WebLogicおよびWebSphereアプリケーション・サーバーのデプロイ済アプリケーションを削除する方法について説明します。この項には次のトピックが含まれます:
WebLogic Server内のデプロイ済のOracle Enterprise Repositoryアプリケーションを削除するには、WebLogicドメインを最初に作成した方法に応じて、いくつかの手順が必要です。
Oracle Enterprise Repositoryのみを含むドメインの場合は、ORACLE_HOME/user_projects/domains/DOMAIN_NAMEディレクトリを削除します。
Oracle Enterprise Repositoryアプリケーション・テンプレートを使用して拡張されたドメインの場合は、次の手順を使用します。
Oracle Enterprise Repositoryアプリケーションを含むドメインの管理サーバーを起動し、管理コンソールにアクセスします。
「ドメイン構造」セクションで、「デプロイメント」を選択します。
「ロックして編集」ボタンをクリックします。
リストからOracle Enterprise Repositoryアプリケーションを選択し、「削除」ボタンをクリックします。
「ドメイン構造」セクションで、「環境」→「サーバー」オプションを選択します。
oer_server1管理対象サーバー定義を選択し、「削除」ボタンをクリックして、この管理対象サーバーを削除します。
「変更のアクティブ化」ボタンをクリックします。
管理サーバー(ORACLE_HOME/user_projects/domains/DOMAIN_NAME/bin/stopWebLogic.shまたは*.cmd)を停止し、次の場所からOracle Enterprise Repositoryアプリケーション・ファイルを削除します。
ORACLE_HOME/user_projects/applications/DOMAIN_NAME/applications/oer_11.1.1.4.0
WebSphere Serverからデプロイ済アプリケーションを削除するには:
WebSphere管理コンソール・アプリケーションにアクセスします。
「Applications」→「Enterprise Applications」→「OER application deployment」を選択し、「Uninstall」ボタンをクリックします。
アプリケーションの削除を確認した後、変更内容をWebSphereマスター構成に保存します。
「Environment」→「Shared Libraries」オプションを選択します。
OER共有ライブラリを選択し、「Delete」ボタンをクリックして、ファイルのプロパティが格納されているディレクトリの場所への参照をすべて削除します。
変更内容をWebSphereマスター構成に保存します。
汎用的なアプリケーション・サーバーの場合は、対応するドキュメントを参照してください。
この節では、データベース・スキーマを削除する方法について説明します。
UDBおよびSQL Serverデータベース・サーバーの場合は、サーバーに適した方法を使用してOracle Enterprise Repositoryデータベースを削除します。
Oracleの場合は、カスケード・オプションを使用してOracle Enterprise Repositoryユーザーを削除します。例:
drop user OER cascade;
以前にインストールした同じ製品を上書きして、同じOracleホーム・ディレクトリまたは同じファイルの場所に同じバージョンのOracle製品を再インストールすることはできません。ただし、既存のインストールに製品および製品コンポーネントを追加することはできます。たとえば、あるインストールのときにOracle Enterprise Repositoryをインストールし、別のインストールのときにOracle BPMをインストールできます。製品コンポーネントの1つの同じバージョン、または同じ場所にあるOracle Enterprise Repository配布全体を再インストールするには、まず以前のインストールをアンインストールする必要があります。すでに完全なインストールを含むOracleホーム・ディレクトリにOracle Enterprise Repositoryソフトウェアの完全なコピーをインストールしようとすると、エラー・メッセージが表示されます。「OK」をクリックするかまたは入力し、「Oracleホーム・ディレクトリの選択」プロンプトに戻ります。プロンプトで、次のオプションのいずれかを選択します。
別のOracle Enterprise Repositoryホーム・ディレクトリを使用してソフトウェアのインストールを続行するには、以前のインストールが格納されていない既存のOracle Enterprise Repositoryホーム・ディレクトリを選択するかまたはOracleホーム・ディレクトリを作成します。
インストール・プログラムを終了します。同じOracleホームにOracleソフトウェアを再インストールする場合は、以前のインストールをアンインストールする必要があります。次のいずれかの節で説明されているように、ご使用のプラットフォームに適したアンインストール・プログラムを起動します。
次に、第2.1項「インストール・プログラムの起動」の説明に従って、ソフトウェアを再インストールします。