| Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentエンタープライズ・デプロイメント・ガイド 11g リリース1 (11.1.1) B66703-04 |
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この章では、Oracle Fusion Middleware構成ウィザード、Oracle WebLogic Server管理コンソールおよびOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用してドメインを作成する方法について説明します。ドメインを拡張することで、Fusion Middleware (FMW)コンポーネント(Oracle SOA SuiteおよびOracle WebCenter Content、さらにオプションでOracle WebCenter Content: ImagingおよびOracle WebCenter Content: Inbound Refinery)を追加できます。これは、このドキュメントの後続の章で説明します。
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注意: セットアップのプロセスを開始する前に、各プラットフォームのOracle Fusion Middlewareリリース・ノートを読み、インストールおよびデプロイメントに関する追加情報を確認してください。 |
この章の項目は次のとおりです。
表8-1に、構成後タスクを含む、Oracle WebLogic Serverドメインの作成手順を示します。
表8-1 WebLogic Serverドメインの作成手順
| 手順 | 説明 | 詳細 |
|---|---|---|
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SOAHOST1でのVIP1の有効化 |
SOAHOST1ホストに対してADMINVHNを有効にします。 |
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WebLogic Serverドメインの作成 |
構成ウィザードを実行してWebLogic Serverドメインを作成します。 |
第8.3項「SOAHOST1での構成ウィザードを使用したドメインの作成」 |
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構成後タスクおよび検証タスク |
構成後タスクおよび検証タスクの手順に従います。 |
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WebLogic ServerドメインでのOracle HTTP Serverの構成 |
WebLogic Serverドメインを使用してOracle HTTP Serverを構成し、その構成を検証します。 |
第8.5項「WebLogic ServerドメインのOracle HTTP Serverの構成」 |
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ドメインのバックアップ |
新しく構成したWebLogic Serverドメインをバックアップします。 |
第8.6項「WebLogic Serverドメイン構成のバックアップ」 |
このドメインを作成し構成すると、次の章で説明するとおり、ドメインの拡張によってOracle SOA SuiteコンポーネントおよびOracle WebCenter Contentコンポーネントを追加できます。
この手順は、他のFusion Middlewareコンポーネントを後でインストールするかどうかにかかわらず、管理サーバーをフェイルオーバーするために必要となります。
管理サーバーに仮想ホスト名(ADMINVHN)を関連付けます。仮想ホスト名は、DNSサーバーとカスタムの/etc/hostエントリのいずれかによって、適切な仮想IP(VIP1)にマップする必要があります。Oracle WebCenter Contentトポロジ内の必要なノードにある名前解決システム(DNSサーバー、/etc/hosts)に応じてADMINVHNが使用可能であることを確認します。この仮想ホスト名(ADMINVHN1)に関連付けられた仮想IP(VIP1)は、SOAHOST1で有効になっている必要があります。
仮想IPを有効化するには、第3.5項「エンタープライズ・デプロイメント用の仮想IPアドレスの有効化」を参照してください。
表8-2で示すように、仮想ホストが有効化されていることを確認します。
表8-2 仮想ホスト
| 仮想IP | 有効化されているホスト |
|---|---|
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ADMINVHN.mycompany.com |
SOAHOST1 |
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SOAHOST1VHN1.mycompany.com |
SOAHOST1 |
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SOAHOST2VHN1.mycompany.com |
SOAHOST2 |
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WCCHOST1VHN1.mycompany.com |
WCCHOST1 |
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WCCHOST2VHN1.mycompany.com |
WCCHOST2 |
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注意: これは、浮動IPアドレスに関連付けられているDNS名です。ロード・バランサ上で構成される仮想ホストのDNS名ではありません。 |
Oracle共通ホーム・ディレクトリからOracle Fusion Middleware構成ウィザードを実行して、管理サーバーを含むドメインを作成します。その後に、ドメインを拡張して他のコンポーネントを追加します。
リポジトリをインストールしたデータベースを実行していることを確認します。Oracle RACデータベースの場合は、後で実行する検証チェックの信頼性を確保するために、すべてのインスタンスを実行しておくことをお薦めします。
SOAHOST1で、ディレクトリをOracle Fusion Middleware構成ウィザードの場所(第6章「エンタープライズ・デプロイメント用ソフトウェアのインストール」で作成)に変更します。
cd ORACLE_COMMON_HOME/common/bin
構成ウィザードを起動します。
./config.sh
「ようこそ」画面で「新しいWebLogicドメインの作成」を選択し、「次へ」をクリックします。
「ドメイン・ソースの選択」画面が開きます(図8-1)。
「ドメイン・ソースの選択」画面で、次の手順を実行します。
「以下の製品をサポートするために、自動的に構成されたドメインを生成する」を選択します。
次の製品を選択します。
WebLogic Serverの基本ドメイン - 10.3.6.0 [wlserver_10.3](これは自動的に選択されます)
Oracle Enterprise Manager - 11.1.1.0 [oracle_common]
いくつかのターゲットを間違って選択解除した場合は、この画面で次の項目が選択されていることを確認します。
Oracle Enterprise Manager - 11.1.1.0 [oracle_common]
Oracle JRF - 11.1.1.0 [oracle_common]
「次へ」をクリックします。
「ドメイン名と場所の指定」画面で、ドメイン名(domain_name)を入力します。
第4章「エンタープライズ・デプロイメント用のファイル・システムの準備」でお薦めしているディレクトリおよび共有記憶域のマウント・ポイントにドメイン・ディレクトリが一致していることを確認します。ドメイン・ディレクトリにはORACLE_BASE/admin/domain_name/aserver、アプリケーション・ディレクトリにはORACLE_BASE/admin/domain_name/aserver/applicationsを入力します。このドメインは共有記憶域内にある必要があります。
「次へ」をクリックします。
「管理者ユーザー名およびパスワードの構成」画面で、ドメインの管理者が使用するユーザー名とパスワードを入力します。
「次へ」をクリックします。
「サーバーの起動モードおよびJDKの構成」画面で、次の手順を実行します。
「WebLogicドメインの起動モード」には、「本番モード」を選択します。
「JDKの選択」では、「JROCKIT SDK1.6.0_version」を選択します。
「次へ」をクリックします。
「オプションの構成を選択」画面で、次の項目を選択します。
管理サーバー
管理対象サーバー、クラスタ、およびマシン
「次へ」をクリックします。
名前: AdminServer
リスニング・アドレス: ADMINVHN
リスニング・ポート: 7001
SSLリスニング・ポート: N/A
SSL有効: このチェック・ボックスは選択解除したままにします。
「次へ」をクリックします。
「管理対象サーバーの構成」画面で、「次へ」をクリックします。
「クラスタの構成」画面で、「次へ」をクリックします。
「マシンの構成」画面で、「UNIXマシン」タブを開き、「追加」をクリックして次のマシンを追加します。
他のフィールドはすべてデフォルト値のままにします。マシン名は有効なホスト名またはリスニング・アドレスである必要はありません。これはノード・マネージャの場所を示す一意の識別子です。
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注意:
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「次へ」をクリックします。
「サーバーのマシンへの割当」画面で、次のように管理サーバーをマシンに割り当てます。
ADMINVHN
AdminServer
「次へ」をクリックします。
「構成サマリー」画面で「作成」をクリックします。
「ドメインの作成」画面で「完了」をクリックします。
構成ウィザードでドメインを構成した後は、次の手順に従って構成後タスクと検証タスクを実行します。
この項は次のトピックで構成されています。
SOAHOST1上で管理サーバーのboot.propertiesファイルを作成します。このファイルによって、管理者のユーザー名とパスワードの入力を求められることなく、管理サーバーを起動できます。
SOAHOST1上で次のディレクトリ構造を作成します。
mkdir -p ORACLE_BASE/admin/domain_name/aserver/domain_name/servers/AdminServer/security
テキスト・エディタを使用して、前の手順で作成したディレクトリにboot.propertiesというファイルを作成し、そのファイルに次の行を入力します。
username=Admin_Username password=Password
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注意: 管理サーバーを起動すると、ファイル内のユーザー名とパスワードのエントリは暗号化されます。第8.4.3項「SOAHOST1での管理サーバーの起動」に記載した管理サーバーを起動します。セキュリティ上の理由から、ファイル内のエントリが暗号化されていない時間を最小に抑える必要があります。ファイルを編集した後、できるだけ速やかにサーバーを起動し、エントリを暗号化してください。 |
ファイルを保存してエディタを閉じます。
SOAHOST1でノード・マネージャを起動するには、StartScriptEnabledプロパティをtrueに設定し、startNodeManager.shを使用してノード・マネージャを起動します。
SOAHOST1でノード・マネージャを起動する手順は次のとおりです。
ORACLE_COMMON_HOME/common/binディレクトリにあるsetNMProps.shスクリプトを実行し、StartScriptEnabledプロパティをtrueに設定した後に、ノード・マネージャを起動します。
cd ORACLE_COMMON_HOME/common/bin
./setNMProps.sh
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注意: クラスのロードの失敗やその他の問題を回避するには、 |
ノード・マネージャを起動します。
cd WL_HOME/server/bin
export JAVA_OPTIONS=-DDomainRegistrationEnabled=true
./startNodeManager.sh
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注意: 管理サーバーを管理するノード・マネージャを起動しているときは、次のパラメータを ./startNodeManager.sh ( |
管理サーバーは、ノード・マネージャを使用して起動および停止します。ただし、初めてノード・マネージャで管理サーバーを起動するときに、Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによってノード・マネージャに設定されたデフォルトのユーザー名およびパスワードを変更する必要があります。したがって、初回の起動時には、管理サーバーの起動スクリプトを使用する必要があります。ノード・マネージャを使用して管理サーバーを起動するには、次の手順に従います(初回起動時は手順1から4までが必要で、それ以後の起動はすべて手順4のみが必要になります)。
SOAHOST1で、ドメイン・ディレクトリの起動スクリプトを使用して管理サーバーを起動します。
cd ORACLE_BASE/admin/domain_name/aserver/domain_name/bin ./startWebLogic.sh
管理コンソールを使用してノード・マネージャの資格証明を更新します。
Webブラウザを開き、http://ADMINVHN:7001/consoleにアクセスします。
管理者としてログインします。
「ロックして編集」をクリックします。
「domain_name」→「セキュリティ」→「一般」をクリックして、一番下にある「詳細」オプションを開きます。
ノード・マネージャの新しいユーザー名を入力するか、既存のユーザー名を書き留めておいてノード・マネージャのパスワードを更新します。
変更を保存してアクティブ化します。
管理サーバーのプロセスを停止します。それには、このプロセスが起動されたシェルでCtrl+Cを使用するか、または標準のプロセス識別子とオペレーティング・システムのkillコマンドを使用します。
Oracle WebLogic Scripting Tool (WLST)を起動し、nmconnectおよび前の手順で設定した資格証明によりノード・マネージャに接続し、nmstartを使用して管理サーバーを起動します。
cd ORACLE_COMMON_HOME/common/bin
./wlst.sh
WLSTシェル内で、次のコマンドを実行します(ノード・マネージャが稼働していることを確認します)。
wls:/offline>nmConnect("Admin_User","Admin_Pasword", "SOAHOST1","5556","domain_name","/u01/app/oracle/admin/domain_name/aserver/domain_name")
wls:/nm/domain_name> nmStart("AdminServer")
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注意: SOAHOST1は、ドメインを作成したノードのアドレスで、管理サーバーのリスニング・アドレスではありません。 |
作成したドメインの管理サーバーが適切に構成されていることを確認するには、WebLogic Server管理コンソールにログインし、管理サーバーがリストされていることを確認します。これにより構成を検証してから、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlにログインします。
管理サーバーが適切に構成されていることを確認する手順は次のとおりです。
Webブラウザを開き、http://ADMINVHN:7001/consoleにアクセスします。
管理者としてログインします。
http://ADMINVHN:7001/emでFusion Middleware Controlにアクセスできることを確認します。
第8.4.1項「SOAHOST1での管理サーバー用boot.propertiesの作成」で指定したユーザー名とパスワードを使用してFusion Middleware Controlにログインします。
管理サーバーが稼働している必要があります。
この手順は、管理サーバーで様々なノードを認証するための適切な証明書を設定していない場合に必要です(第13章「ノード・マネージャの設定」を参照)。サーバー証明書を構成していないと、異なるWebLogic Serverインスタンスを管理する際にエラーが発生します。このエラーを回避するには、トポロジの設定および検証の間は管理サーバーおよび各管理対象サーバーのホスト名の検証を無効にし、エンタープライズ・デプロイメント・トポロジの構成完了後に、第13章「ノード・マネージャの設定」の説明に従って再度ホスト名の検証を有効にします。
サーバーが管理サーバーとともに稼働していれば、サーバーのホスト名の検証を無効化できます。
ホスト名検証を無効化するには:
WebLogicサーバーの管理コンソールにログインします。
「ロックして編集」をクリックします。
左側の「ドメイン構造」ツリーで「環境」ノードを開きます。
「サーバー」をクリックします。
「サーバーのサマリー」ページで、「サーバー」表の「名前」列にあるサーバー名をクリックします。
このサーバーの「設定」ページで、「SSL」タブをクリックしてください。
表示されたページの「詳細」セクションを開きます。
「ホスト名の検証」を「なし」に設定します。
「保存」をクリックします。
変更を保存してアクティブ化します。
この変更内容を有効にするには、ノード・マネージャおよび管理サーバーを再起動する必要があります。
次のコマンドを使用して、管理サーバーとノード・マネージャを停止します。
wls:/nm/domain_name>nmKill("AdminServer")
ノード・マネージャに関係付けられたプロセスを停止することで、ノード・マネージャを停止します。
シェルのフォアグラウンドで実行されている場合は、[Ctrl]キーを押しながら[C]を押します。
シェルのバックグラウンドで実行されている場合は、関連付けられたプロセスを見つけ、killコマンドを使用して停止します。例:
ps -ef | grep NodeManager orcl 9139 9120 0 Mar03 pts/6 00:00:00 /bin/sh ./startNodeManager.sh kill -9 9139
ノード・マネージャを起動します。
WL_HOME/server/bin/startNodeManager.sh
第8.4.3項「SOAHOST1での管理サーバーの起動」の説明に従って管理サーバーを再起動します。
この項では、WebLogic ServerドメインにおけるOracle HTTP Serverの構成タスクおよびその構成の検証タスクについて説明します。
この項の内容は次のとおりです。
Oracle HTTP Serverから管理サーバーへのルーティングを有効にするには、HTTPサーバーの構成に対応するマウント・ポイントを設定する必要があります。
WEBHOST1およびWEBHOST2上の各Webサーバーで、ORACLE_INSTANCE/config/OHS/ohs1/moduleconf/admin_vh.confファイルおよびORACLE_INSTANCE/config/OHS/ohs2/moduleconf/admin_vh.confファイルに次の行を追加します。
# Admin Server and EM <Location /console> SetHandler weblogic-handler WebLogicHost ADMINVHN WebLogicPort 7001 WLProxySSL OFF WLProxySSLPassThrough OFF </Location> <Location /consolehelp> SetHandler weblogic-handler WebLogicHost ADMINVHN WebLogicPort 7001 WLProxySSL OFF WLProxySSLPassThrough OFF </Location> <Location /em> SetHandler weblogic-handler WebLogicHost ADMINVHN WebLogicPort 7001 WLProxySSL OFF WLProxySSLPassThrough OFF </Location>
WEBHOST1とWEBHOST2の両方でOracle HTTP Serverを起動します。
ORACLE_BASE/admin/instance_name/bin/opmnctl restartproc ias-component=ohsX
ias-componentに対して、WEBHOST1ではohs1を使用し、WEBHOST2ではohs2を使用します。
セキュリティのため、またロード・バランサがSSLリクエストを終了するため(Oracle HTTP ServerはリクエストをWebLogic Serverに非SSLとしてルーティングします)、ロード・バランサにSSLを構成した場合、そのドメインに対しWebLogic Serverプラグイン有効化フラグをオンにする必要があります。
WebLogic Serverプラグイン有効化フラグを有効にする手順は次のとおりです。
管理コンソールにログインします。
左側のナビゲーション・ツリーでドメイン名をクリックします。
「Webアプリケーション」タブを開きます。
「ロックして編集」をクリックします。
「WebLogicプラグインの有効化」チェック・ボックスを選択します。
変更を保存してアクティブ化します。
管理サーバーを再起動します(管理コンソールが特に要求しない場合でも再起動してください)。
WebLogic Serverドメインが作成されると、Oracle Web層をドメインに接続できます。これには、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用してOracle Web層を管理および監視できるというメリットがあります。
Oracle Web層をWebLogic Serverドメインに関連付けるには、WEBHOST1で次のコマンドを実行します。
cd ORACLE_BASE/admin/instance_name/bin ./opmnctl registerinstance -adminHost ADMINVHN -adminPort 7001 -adminUsername weblogic
このコマンドは、ohs2に対してWEBHOST2からも実行する必要があります。
登録したOracle HTTP ServerはFusion Middleware Controlで管理可能なターゲットとして表示されます。これを確認するには、Fusion Middleware Controlにログインします。ナビゲーション・ツリーのWeb層の項目にOracle HTTP Serverが登録されていることが示されます。
ロード・バランサを使用してWebLogic Server管理コンソールにアクセスする際には、管理サーバーのフロントエンドURLを変更し、適切なロード・バランサ・アドレスにユーザーのWebブラウザをリダイレクトする必要があります。
WebLogic Server管理コンソール・アプリケーションでは、コンソールを使用して、ポート、チャネル、セキュリティに対する変更を追跡します。コンソールを使用して行われた変更をアクティブ化するとき、コンソールは現在のリスニング・アドレス、ポートおよびプロトコルを検証します。このリスニング・アドレス、ポートおよびプロトコルがまだ有効の場合、コンソールはHTTPリクエストをリダイレクトし、ホストとポートの情報を管理サーバーのリスニング・アドレスとポートに置き換えます。
管理サーバーのフロントエンドURLを変更する手順は次のとおりです。
WebLogicサーバーの管理コンソールにログインします。
「ロックして編集」をクリックします。
左側の「ドメイン構造」ツリーの「環境」ノードを開きます。
「サーバー」をクリックします。
「サーバーのサマリー」ページで、表の「名前」列にある「管理サーバー」を選択します。
AdminServer(admin)の設定ページで「プロトコル」タブを開きます。
「HTTP」タブを開きます。
「フロントエンド・ホスト」フィールドをadmin.mycompany.comに設定し、「フロントエンドHTTPポート」フィールドを80に設定します(管理URLにHTTPSを使用する場合は適宜変更します)。
変更を保存してアクティブ化します。
WebLogic Server管理コンソールでの構成変更の追跡を無効にして、変更がアクティブ化されたときにコンソールによって構成ページがリロードされないようにします。
WebLogicサーバーの管理コンソールにログインします。
バナー内の「プリファレンス」リンクをクリックします。
「共有プリファレンス」タブを開きます。
「構成変更の追跡」チェック・ボックスを選択解除します。
「保存」をクリックします。
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注意: フロントエンド・ホストやポートの設定を変更した後、構成の変更をアクティブ化できない場合は、第16.12.10項「管理コンソールで変更をアクティブ化した後にユーザーがログイン画面にリダイレクトされる」を参照してください。 |
管理コンソールでサーバーの状態がRunningとして報告されていることを確認します。サーバーのステータスが「起動しています」または「再開中です」である場合は、「起動済み」になるまで待ちます。「管理」や「失敗」などの別のステータスが表示される場合は、サーバーの出力ログ・ファイルを調べ、エラーがないか確認します。考えられる原因は、第16.12項「Oracle WebCenter Contentエンタープライズ・デプロイメント・トポロジのトラブルシューティング」を参照してください。
次のURLを使用して、ロード・バランサを介した管理コンソールとOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlへのアクセスを検証します。
http://admin.mycompany.com/console
http://admin.mycompany.com/em
ロード・バランサを介したシステム・アクセスの構成の詳細は、第3.3項「ロード・バランサの構成」を参照してください。
第8.5.3項「WebLogic ServerへのOracle HTTP Serverの登録」の説明に従ってOracle HTTP Serverを登録すると、Fusion Middleware Controlに管理可能なターゲットとして表示されます。これを確認するには、Fusion Middleware Controlにログインします。ナビゲーション・ツリーのWeb層の項目にOracle HTTP Serverが登録されていることが示されます。
ドメインを構成したら、第16.8項「管理サーバーの手動フェイルオーバーの確認」の手順に従ってフェイルオーバーのテストをします。
拡張したドメインが正常に動作していることを確認した後、バックアップを実行して、ドメイン構成を保存します。これは、以降の手順で問題が発生した場合に短時間でリストアできることを考慮した迅速なバックアップです。バックアップ先はローカル・ディスクです。エンタープライズ・デプロイメントの設定が完了すれば、このバックアップは破棄してかまいません。その時点では、デプロイメント固有の定期的なバックアップ手順とリカバリ手順を実行できるようになっています。詳細は、Oracle Fusion Middleware管理者ガイドを参照してください。バックアップおよびリストアを必要とするOracle HTTP Serverのデータの詳細は、そのガイドでOracle HTTP Serverのバックアップとリカバリの推奨事項に関する項を参照してください。コンポーネントのリカバリ方法に関する詳細は、そのガイドでコンポーネントのリカバリに関する項およびコンポーネントが失われた後のリカバリに関する項を参照してください。ホストが失われた場合のリカバリに固有の推奨事項は、そのガイドで別のホストへのOracle HTTP Serverのリカバリに関する項を参照してください。データベースのバックアップに関する詳細は、Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイドを参照してください。
この時点でインストールをバックアップする手順は次のとおりです。
次の手順に従って、WEBHOST1からWeb層をバックアップします。
opmnctlを使用してインスタンスを停止します。
ORACLE_BASE/admin/instance_name/bin/opmnctl stopall
次のコマンドをroot権限で実行して、Web層のMiddlewareホームをバックアップします。
tar -cvpf BACKUP_LOCATION/web.tar MW_HOME
次のコマンドを使用して、Web層のOracleインスタンスをバックアップします。
tar -cvpf BACKUP_LOCATION/web_instance_name.tar ORACLE_INSTANCE
opmnctlを使用してインスタンスを起動します。
cd ORACLE_BASE/admin/instance_name/bin opmnctl startall
WEBHOST2に対して手順1を繰り返します。
データベースをバックアップします。これは、Oracle Recovery Managerを使用したデータベース全体のホット・バックアップまたはコールド・バックアップ(推奨)、または可能な場合はtarなどのオペレーティング・システム・ツールを使用したコールド・バックアップです。
管理サーバーを停止し、そのドメイン・ディレクトリをバックアップすることでドメイン構成を保存します。構成ファイルはすべて、ORACLE_BASE/admin/domain_name/ディレクトリにあります。SOAHOST1で次のコマンドを実行して、バックアップを作成します。
tar -cvpf edgdomainback.tar ORACLE_BASE/admin/domain_name
管理サーバーをもう一度再起動します。