ヘッダーをスキップ
Oracle® WebCenter Content Site Studio Contributorユーザーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
B69394-01
  目次
目次
索引
索引

前
 
次
 

3 ContributorでのWebページの編集

この項の内容は次のとおりです。

3.1 ContributorでのWebページの編集について

コントリビュータは、企業のWebサイトの部分的な更新を行います。具体的には、サイト・デザイナによって設定された編集可能なWebページ部分(コントリビューション・リージョン)を編集します。デザイナは、サイトを設定する際に、各ページに1つまたは複数のコントリビューション・リージョンを作成できます。サイト・デザイナは、領域内の多数の編集オプションを有効または無効に設定できます。このため、Webページの編集エクスペリエンスは、デザイナがどのようにWebページを設定するかによって、大きく異なります。

コントリビューション・リージョンの編集はとても簡単です。Webページに移動し、コントリビューション・モードにして(「コントリビューション・モード」を参照)、編集する領域の横のコントリビューション・グラフィック内で編集オプションをクリックします。コントリビューション・リージョンを編集するときは、実際にはその領域に割り当てられたコンテンツ・サーバーのファイルを編集します。次にファイルを示します。

これらのファイル・タイプをコントリビューション・リージョンに割り当てることができ、(デザイナによる)サイトの設定状況によっては、これらのファイルの1つのみ、または任意の組合せを使用できます。コントリビュータにとっての主な違いは、コントリビューション・リージョンを編集する際に、コントリビュータ・データファイルの場合はコントリビュータ・エディタが開き、ネイティブ・ドキュメントの場合はサード・パーティのアプリケーション(Microsoft Wordなど)が開くことです。

3.2 コントリビューション・モード

コントリビューション・モードはWebページの表示方法の1つで、コントリビュータがページのどの部分を編集できるかを確認できます。コントリビューション・モードでページを表示する前に、編集を担当するページを把握する必要があります。これは、組織内のサイト・デザイナやサイト・マネージャから教えてもらいます。また、コンテンツ・サーバーのワークフロー機能を使用して、自動電子メール・メッセージで通知される場合もあります(メッセージには、レビューまたは編集の必要なページへのリンクが含まれます)。

編集する必要のあるページを確認したら、コントリビューション・モードに切り替えて、ページの編集を開始できます。Webページをコントリビューション・モードで表示するには、WebブラウザにWebページが表示されているときに、特定のキーの組合せを押します。デフォルトのキーの組合せは[Ctrl] + [Shift] + [F5]ですが、サイト管理者が異なる組合せを設定する場合があります。


注意:

コントリビューション・モードのアクティブ化に使用するキーの組合せが不明な場合は、サイト管理者に連絡してください。

割り当てられたキーの組合せを押すと、Webサイトのコンテンツ・サーバーに接続するためのログイン資格証明(ユーザー名とパスワード)を入力するように求められます。ログオン後のWebブラウザには、次の2つの変更点があります。ページの上部には、コントリビューション・モード・バーが、Webページ全体に対する1つ以上のオプションとともに表示されます(図3-1)。また、各コントリビューション・リージョン(編集可能なWebページの領域)の横には、1つ以上のコントリビューション・グラフィックが表示されます(図3-2)。

コントリビューション・モードで表示されるWebページは、Webサイトに現在表示されているWebページと多少異なる場合があることに注意してください。コントリビュータには、コンテンツ・サーバーに保存された最新バージョンが表示されますが、サイトの利用者には、リリースされた最新バージョンが常に表示され、これらは異なる場合があります(たとえば、現在保存されているページがワークフローで処理されている間、リリースされるWebページには変更内容が含まれていない場合があります)。

図3-1 コントリビューション・モード・バー

図3-1の説明が続きます
「図3-1 コントリビューション・モード・バー」の説明

図3-2 コントリビューション・グラフィック

図3-2の説明が続きます
「図3-2 コントリビューション・グラフィック」の説明

コントリビューション・グラフィックには、(左側から順に)コントリビューション・リージョンの名前、編集アイコン(データファイルのみ)、およびメニュー・アイコンが表示されます。コントリビューション・グラフィック上にマウス・カーソルを置くと、関連付けられたコントリビューション・リージョンが黄色いボックスでマークされます。これは、選択されたコントリビューション・グラフィックを使用して編集できるコンテンツです。

選択したコントリビューション・リージョンを編集するには、編集アイコンをクリックするか、メニュー・アイコンをクリックして「Edit」オプションを選択します。ブラウザのポップアップ・ウィンドウにコントリビュータ・エディタが起動され、そのリージョンでコンテンツの編集を開始できます(「コントリビュータ・エディタ・ウィンドウ」を参照)。ポップアップ・ブロック・ソフトウェアによって、ブラウザのポップアップ・ウィンドウの表示が抑止されている場合があることに注意してください。サイトのポップアップを許可するように、このソフトウェアを構成する必要があります。また、コントリビュータ・エディタを開くと、元のWebページが表示されているWebブラウザを一時的に使用できなくなります。コントリビュータ・エディタを閉じると、Webブラウザに戻ることができます。

考慮事項

コントリビューション・モードに関する考慮事項を次に示します。

3.3 コントリビューション・リージョンのコンテンツの編集

コントリビュータは、コントリビューション・リージョンを含むWebページを参照し、キーストロークの組合せを入力してコントリビューション・モードに切り替え、各コントリビューション・リージョンのそばにあるコントリビューション・グラフィックをクリックしてそのコンテンツを編集します。コントリビューション・リージョンのコンテンツを編集するとき、実際には、そのコントリビューション・リージョンに関連付けられたファイル(コントリビュータ・データファイルまたはネイティブ・ドキュメント)を編集しています。

コントリビューション・リージョンのコンテンツを編集するには、次のタスクを実行します。

  1. 編集するWebページを開きます(ページには1つ以上のコントリビューション・リージョンがあります)。

  2. 必要なキーボード・コマンドを入力して、コントリビューション・モードでページを表示します(「コントリビューション・モード」を参照)。デフォルトでは[Ctrl] + [Shift] + [F5]ですが、サイト・デザイナまたはマネージャによって変更される場合もあります。


    注意:

    コントリビューション・モードのアクティブ化に使用するキーの組合せが不明な場合は、サイト管理者に連絡してください。

  3. サイトにコントリビュータとしてログインするには、(求められた場合は)ログイン資格証明を入力します。

    コントリビューション・モードでページが表示されます。

  4. 編集するコントリビューション・リージョンのそばにあるコントリビューション・グラフィックの編集アイコン(鉛筆で示されているアイコン)をクリックします。次のいずれかのアプリケーションが起動されます。

    • コントリビュータ・データファイルがコントリビューション・リージョンに割り当てられている場合は、コントリビュータ・エディタが開きます(「コントリビュータ・エディタ・ウィンドウ」を参照)。

    • ネイティブ・ドキュメントがコントリビューション・リージョンに割り当てられている場合は、サード・パーティ・アプリケーションが開きます(たとえば、.docファイルの場合はMicrosoft Word)。

    メニュー・アイコンをクリックして「Edit」を選択することもできます。


    注意:

    現在、コントリビュータ・データファイルまたはネイティブ・ドキュメントがコントリビューション・リージョンに割り当てられていない場合、コントリビューション・グラフィックの編集機能は使用できません(「コントリビューション・リージョンへのコンテンツの割当て」を参照)。

  5. それぞれのアプリケーションでコンテンツを編集します。Contributorで編集する場合は、ツールバーを使用してコンテンツを変更できます(「要素ツールバー」を参照)。編集領域でメニューを右クリックしてコンテキスト固有オプションを表示することもできます。

3.4 コントリビューション・リージョンへのコンテンツの割当て

コントリビューション・リージョンを含むWebページを参照すると、Contributor(コントリビュータ・データファイルの場合)またはサード・パーティ製アプリケーション(ネイティブ・ドキュメントの場合)を使用して、すぐにコンテンツの編集を開始できます。

ただし、場合によっては、コントリビューション・リージョンにコンテンツが割り当てられておらず、実質的に空である場合もあります。これは通常、サイト・デザイナが、Webページの最初のコンテンツの作成をコントリビュータに任せることを決定した場合に起こります。この場合、Contributorまたはサード・パーティ製アプリケーションでコンテンツを編集できるように、コントリビューション・リージョンにコンテンツ・ファイルを割り当てる必要があります。

コンテンツをコントリビューション・リージョンに割り当てるには、次のタスクを実行します。

  1. コンテンツを割り当てるコントリビューション・リージョンを含むWebページを開きます。

  2. 必要なキーボード・コマンドを入力して、コントリビューション・モードでページを表示します(「コントリビューション・モード」を参照)。デフォルトでは[Ctrl] + [Shift] + [F5]ですが、サイト・デザイナまたはマネージャによって変更される場合もあります。


    注意:

    コントリビューション・モードのアクティブ化に使用するキーの組合せが不明な場合は、サイト管理者に連絡してください。

  3. サイトにコントリビュータとしてログインするには、(求められた場合は)ログイン資格証明を入力します。

    コントリビューション・モードでページが表示されます。

  4. コントリビューション・リージョンの横にあるコントリビューション・グラフィックのメニュー・アイコンをクリックして、メニューから「Switch Content」を選択します。


    注意:

    メニューに「Switch Content」オプションがない場合は、サイト・デザイナにより、コントリビューション・リージョンに割り当てられたコンテンツ・ファイルをコントリビュータが変更できないように設定されています。

    Switch Contentウィザードが起動します(「Switch Contentウィザード」を参照)。


    注意:

    使用するオプションの左側にある青い矢印をクリックすると、ウィザードを迅速に実行できます。これにより、オプションが自動的に選択され、ウィザードの次のステップに進みます。

  5. サイト・デザイナによるコントリビューション・リージョンの設定によっては、最初に、リージョン・コンテンツのベースとなるリージョン定義またはサブテンプレートの選択を求められる場合があります。選択を求められなかった場合は、このステップをスキップして次に進むことができます。

    リストからリージョン定義を選択した場合は、コントリビューション・リージョンを、(ウィザードの次のステップで選択する)コントリビュータ・データファイルまたはネイティブ・ドキュメントと直接に関連付けます。コンテンツは、選択されたリージョン定義とそれに関連付けられたリージョン・テンプレートに従ってコントリビューション・リージョンに表示されます。コントリビューション・リージョンで使用可能なリージョン定義は、サイト・デザイナによって管理されます。

    リストからサブテンプレートを選択した場合、コントリビューション・リージョンは、サブテンプレートに関連付けられます。サブテンプレートは、リージョンの外観を定義し、通常、それを複数の小さなコントリビューション・リージョンに分割します(これらの各コントリビューション・リージョンに個別のコンテンツの割当てが必要)。コントリビューション・リージョンで使用可能なサブテンプレートは、サイト・デザイナによって管理されます。

    サイト・デザイナは、情報の使用方法、レイアウト、書式設定などの観点から、各リージョン定義またはサブテンプレート、あるいはその両方がWebページに与える影響について詳しい情報を提供できます。また、リージョン定義やサブテンプレートの名前から、内容を推測できる場合もあります。この領域に関して支援が必要な場合は、サイト・デザイナに連絡してください。

    「Next」をクリックして続行します。

  6. 前のステップでサブテンプレートを選択した場合は、このステップをスキップして次に進みます。

    前のステップでリージョン定義を選択した場合、または前のステップが該当しなかった場合は、コントリビューション・リージョンで使用するコンテンツ・ファイルのタイプを選択するように求められます。使用可能なコンテンツ・ファイルのタイプは、サイト・デザイナの選択によって決まります。次のオプションがあります。

    • 新しいコントリビュータ・データファイルを使用するには、「New Contributor data file」を選択します。コンテンツ・チェックイン・フォームで、コントリビュータ・データファイルのメタデータを指定してファイルをコンテンツ・サーバーにチェックインできます。コントリビュータ(自身または別のコントリビュータ)がコントリビュータ・エディタで編集するまで、ファイルは空です。

    • 新しいネイティブ・ドキュメントを使用するには、「New native file」を選択し、ファイルの形式を選択します。(使用可能なファイル形式は、サイト・デザイナが決定します。)コンテンツ・チェックイン・フォームで、ネイティブ・ドキュメントのメタデータを指定してファイルをコンテンツ・サーバーにチェックインできます。必須のメタデータ・フィールドはすべて赤いマークで示されています。コントリビュータ(自身または他のコントリビュータ)がネイティブ・アプリケーションで編集するまで、ファイルは空です。

    • コンテンツ・サーバーの既存のファイルを使用するには、「Existing file from server」を選択します。検索結果ページに、コンテンツ・サーバーで選択可能なすべてのアイテムがリストされます。(検索問合せの基準は、サイト・デザイナが定義します。)対応する「Select」ボタンをクリックして、使用するファイルを選択します。

    • コンピュータ上の既存のファイルを使用するには、「Existing local file」を選択します。コンテンツ・チェックイン・フォームで、ファイルのメタデータを指定して、ファイルをコンテンツ・サーバーにチェックインできます。必須のメタデータ・フィールドはすべて赤いマークで示されています。「Primary File」フィールドの横の「Browse」ボタンを使用してコンピュータ上のファイルにナビゲートし、選択します。

    • コントリビューション・リージョンとコンテンツ・ファイルの既存の関連付けを削除するには、「None」を選択します。これは現在、コントリビューション・リージョンに関連付けられたコンテンツ・ファイルがないことを意味します。

  7. Webページに戻るには、「Finish」をクリックします。

これで、コントリビューション・リージョンに割り当てたファイルを編集できます(「コントリビューション・リージョンのコンテンツの編集」を参照)。

3.5 コントリビューション・リージョンに割り当てられたコンテンツの変更

サイト・デザイナが、Webページの特定のコントリビューション・リージョンに割り当てられたコンテンツ・ファイルを、コントリビュータが変更できるようにする場合があります。割当て可能なコンテンツ・ファイル(新しいコントリビュータ・データファイルまたはネイティブ・ドキュメント、コンテンツ・サーバーの既存ファイル、ローカル・コンピュータの既存ファイル)は、デザイナによって決定されます。サイト・デザイナは、割当て可能なネイティブ・ドキュメントのファイル形式を制限することもできます(たとえば、Microsoft Wordドキュメントのみ)。また、デザイナは、コンテンツのコントリビューション・リージョンとの関連付けをすべて削除できるようにする場合もあります。

コントリビューション・リージョンに割り当てられたコンテンツを変更するには、次のタスクを実行します。

  1. 割り当てられたコンテンツ・ファイルを変更するコントリビューション・リージョンを含むWebページを開きます。

  2. 必要なキーボード・コマンドを入力して、コントリビューション・モードでページを表示します(「コントリビューション・モード」を参照)。デフォルトでは[Ctrl] + [Shift] + [F5]ですが、サイト・デザイナまたはマネージャによって変更される場合もあります。


    注意:

    コントリビューション・モードのアクティブ化に使用するキーの組合せが不明な場合は、サイト管理者に連絡してください。

  3. サイトにコントリビュータとしてログインするには、(求められた場合は)ログイン資格証明を入力します。

    コントリビューション・モードでページが表示されます。

  4. コントリビューション・リージョンの横にあるコントリビューション・グラフィックのメニュー・アイコンをクリックして、メニューから「Switch Content」を選択します。


    注意:

    メニューに「Switch Content」オプションがない場合は、サイト・デザイナにより、コントリビューション・リージョンに割り当てられたコンテンツ・ファイルをコントリビュータが変更できないように設定されています。

    Switch Contentウィザードが起動します(「Switch Contentウィザード」を参照)。


    注意:

    使用するオプションの左側にある青い矢印をクリックすると、ウィザードを迅速に実行できます。これにより、オプションが自動的に選択され、ウィザードの次のステップに進みます。

  5. サイト・デザイナによるコントリビューション・リージョンの設定によっては、最初に、リージョン・コンテンツのベースとなるリージョン定義またはサブテンプレートの選択を求められる場合があります。選択を求められなかった場合は、このステップをスキップして次に進むことができます。

    リストからリージョン定義を選択した場合は、コントリビューション・リージョンを、(ウィザードの次のステップで選択する)コントリビュータ・データファイルまたはネイティブ・ドキュメントと直接に関連付けます。コンテンツは、選択されたリージョン定義とそれに関連付けられたリージョン・テンプレートに従ってコントリビューション・リージョンに表示されます。コントリビューション・リージョンで使用可能なリージョン定義は、サイト・デザイナによって管理されます。

    リストからサブテンプレートを選択した場合、コントリビューション・リージョンは、サブテンプレートに関連付けられます。サブテンプレートは、リージョンの外観を定義し、通常、それを複数の小さなコントリビューション・リージョンに分割します(これらの各コントリビューション・リージョンに個別のコンテンツの割当てが必要)。コントリビューション・リージョンで使用可能なサブテンプレートは、サイト・デザイナによって管理されます。

    サイト・デザイナは、情報の使用方法、レイアウト、書式設定などの観点から、各リージョン定義またはサブテンプレート、あるいはその両方がWebページに与える影響について詳しい情報を提供できます。また、リージョン定義やサブテンプレートの名前から、内容を推測できる場合もあります。この領域に関して支援が必要な場合は、サイト・デザイナに連絡してください。

    「Next」をクリックして続行します。

  6. 前のステップでサブテンプレートを選択した場合は、このステップをスキップして次に進みます。

    前のステップでリージョン定義を選択した場合、または前のステップが該当しなかった場合は、コントリビューション・リージョンで使用するコンテンツ・ファイルのタイプを選択するように求められます。使用可能なコンテンツ・ファイルのタイプは、サイト・デザイナの選択によって決まります。次のオプションがあります。

    • 新しいコントリビュータ・データファイルを使用するには、「New Contributor data file」を選択します。コンテンツ・チェックイン・フォームで、コントリビュータ・データファイルのメタデータを指定してファイルをコンテンツ・サーバーにチェックインできます。コントリビュータ(自身または別のコントリビュータ)がコントリビュータ・エディタで編集するまで、ファイルは空です。

    • 新しいネイティブ・ドキュメントを使用するには、「New native file」を選択し、ファイルの形式を選択します。(使用可能なファイル形式は、サイト・デザイナが決定します。)コンテンツ・チェックイン・フォームで、ネイティブ・ドキュメントのメタデータを指定してファイルをコンテンツ・サーバーにチェックインできます。必須のメタデータ・フィールドはすべて赤いマークで示されています。コントリビュータ(自身または他のコントリビュータ)がネイティブ・アプリケーションで編集するまで、ファイルは空です。

    • コンテンツ・サーバーの既存のファイルを使用するには、「Existing file from server」を選択します。検索結果ページに、コンテンツ・サーバーで選択可能なすべてのアイテムがリストされます。(検索問合せの基準は、サイト・デザイナが定義します。)対応する「Select」ボタンをクリックして、使用するファイルを選択します。

    • コンピュータ上の既存のファイルを使用するには、「Existing local file」を選択します。コンテンツ・チェックイン・フォームで、ファイルのメタデータを指定して、ファイルをコンテンツ・サーバーにチェックインできます。必須のメタデータ・フィールドはすべて赤いマークで示されています。「Primary File」フィールドの横の「Browse」ボタンを使用してコンピュータ上のファイルにナビゲートし、選択します。

    • コントリビューション・リージョンとコンテンツ・ファイルの既存の関連付けを削除するには、「None」を選択します。これは現在、コントリビューション・リージョンに関連付けられたコンテンツ・ファイルがないことを意味します。

  7. Webページに戻るには、「Finish」をクリックします。

これで、コントリビューション・リージョンに割り当てたファイルを編集できます(「コントリビューション・リージョンのコンテンツの編集」を参照)。

3.6 コントリビューション・リージョンからのコンテンツの削除

サイト・デザイナが、Webページの特定のコントリビューション・リージョンに割り当てられたコンテンツ・ファイルを、コントリビュータが変更できるようにする場合があります。割当て可能なコンテンツ・ファイル(新しいコントリビュータ・データファイルまたはネイティブ・ドキュメント、コンテンツ・サーバーの既存ファイル、ローカル・コンピュータの既存ファイル)は、デザイナによって決定されます。

コントリビューション・リージョンに割り当てられたコンテンツを削除するには、次のタスクを実行します。

  1. 割り当てられたコンテンツ・ファイルを変更するコントリビューション・リージョンを含むWebページを開きます。

  2. 必要なキーボード・コマンドを入力して、コントリビューション・モードでページを表示します(「コントリビューション・モード」を参照)。デフォルトでは[Ctrl] + [Shift] + [F5]ですが、サイト・デザイナまたはマネージャによって変更される場合もあります。


    注意:

    コントリビューション・モードのアクティブ化に使用するキーの組合せが不明な場合は、サイト管理者に連絡してください。

  3. サイトにコントリビュータとしてログインするには、(求められた場合は)ログイン資格証明を入力します。

    コントリビューション・モードでページが表示されます。

  4. コントリビューション・リージョンの横にあるコントリビューション・グラフィックのメニュー・アイコンをクリックして、メニューから「Remove Content」を選択します。


    注意:

    メニューに「Remove Content」オプションがない場合は、サイト・デザイナにより、コントリビューション・リージョンに割り当てられたコンテンツ・ファイルをコントリビュータが削除できないように設定されています。

  5. ポップアップ・ダイアログによって、リージョンに関連付けられたコンテンツを削除するかどうかが確認されます。「OK」をクリックして、コンテンツ・ファイルとの関連付けを削除します。

  6. ページがリフレッシュされ、残りのコンテンツがコントリビューション・モードのまま表示されます。

3.7 コントリビューション・リージョンへのテンプレートの割当て

通常、コントリビューション・リージョンには、Webページに情報を表示する方法を定義するリージョン・テンプレートが割り当てられています。サイト・デザイナが、コントリビュータによるコントリビューション・リージョンのテンプレートの変更を許可する場合があります。この場合、コントリビュータ・グラフィックのメニューに、そのオプションが含まれます。

コントリビューション・リージョンに割り当てられたテンプレートを変更するには、次のタスクを実行します。

  1. テンプレートを割り当てるコントリビューション・リージョンを含むWebページを開きます。

  2. 必要なキーボード・コマンドを入力して、コントリビューション・モードでページを表示します(「コントリビューション・モード」を参照)。デフォルトでは[Ctrl] + [Shift] + [F5]ですが、サイト・デザイナまたはマネージャによって変更される場合もあります。


    注意:

    コントリビューション・モードのアクティブ化に使用するキーの組合せが不明な場合は、サイト管理者に連絡してください。

  3. サイトにコントリビュータとしてログインするには、(求められた場合は)ログイン資格証明を入力します。

    コントリビューション・モードでページが表示されます。

  4. コントリビューション・リージョンの横のコントリビューション・グラフィックのメニュー・アイコンをクリックして、メニューから「Switch Region Template」を選択します。

    「Switch Region Template」ダイアログが表示されます(「「Switch Region Template」ダイアログ」を参照)。

  5. コントリビューション・リージョンのリージョン・テンプレートを選択します。どのテンプレートを選択できるかは、サイト・デザイナにより管理されます。

    サイト・デザイナは、情報の使用方法、レイアウト、書式設定などの観点から、各リージョン・テンプレートがWebページに与える影響について詳しい情報を提供できます。また、リージョン・テンプレートの名前から、内容を推測できる場合もあります。この領域に関して支援が必要な場合は、サイト・デザイナに連絡してください。

  6. 「OK」をクリックしてWebページに戻ります。

3.8 ContributorでのWebページのリセット

コントリビューション・リージョンの編集時に、編集中のコントリビューション・リージョンを開いた後に加えた変更をすべてリセットできます。これにより、メタデータが編集可能であった場合は、変更されたメタデータもリセットされます。

ContributorでWebページに加えた変更をリセットするには、エディタ・ウィンドウ(図3-4を参照)でリセット・アイコン(「コントリビュータ・エディタ・ウィンドウ」を参照)をクリックします。コントリビューション・リージョンがリロードされ、編集する前(正確には、最後にページが更新されたとき)の状態に戻ります。

図3-4 「Reset」アイコン

「Reset」アイコン

注意:

更新後にページをリセットすることはできません。変更をコミットする前に、ページのプレビューを行うことが重要です(「Webページのプレビュー」を参照)。

3.9 ContributorでのWebページの更新

編集が完了し、プレビューしてページの表示を確認したら(「Webページのプレビュー」を参照)、エディタを終了してWebページを更新し、Webサイトにコンテンツを表示できます。

ContributorでWebページを更新するには、エディタ・ウィンドウ(図3-5を参照)で保存アイコン(「コントリビュータ・エディタ・ウィンドウ」)をクリックします。コントリビューション・モードのWebページに戻り、別のリージョンを編集するか、コントリビューション・モードを終了できます。

図3-5 「Update」アイコン

「Update」アイコン

3.10 Webページのプレビュー

Webページを更新する(Webサイトに変更をコミットする)前に、コントリビュータ・エディタ内から作業中のページをプレビューして、WebブラウザにWebページがどのように表示されるかを確認できます。

ContributorでWebページをプレビューするには、エディタ・ウィンドウ(図3-6を参照)で「Preview」アイコン(「コントリビュータ・エディタ・ウィンドウ」)をクリックします。ブラウザ・ウィンドウが開き、サイト・ビジターに対する現在のWebページの表示を確認できます。作業に戻るには、プレビュー・ウィンドウを閉じます。

図3-6 「Preview」アイコン

「Preview」アイコン

3.11 異なるバージョンのWebページの比較

この項の内容は次のとおりです。

3.11.1 Webページの比較について

WebサイトのWebページを編集する際に、特定のページの編集前後で変更された内容を確認することがあります。たとえば、削除されたテキストの量、追加されたテキストの量、大部分の編集が行われた場所などを把握するとします。

これを行うには、Contributorの比較機能を使用します。この機能は、コントリビューション・モード(「コントリビューション・モード」を参照)のメイン・コントリビュータ・エディタ・ウィンドウ(「コントリビューション・ツールバー」を参照)またはコントリビューション・グラフィックからアクセスできます。

機能にアクセスする場所に応じて、異なる結果が表示されます。

  • メイン・コントリビュータ・エディタ・ウィンドウから開いた場合、Webページのコントリビューション・リージョンに関連付けられたコントリビュータ・データファイルの2つのバージョンが比較されます。メモリーに格納されているバージョンのファイルと、コンテンツ・サーバーにチェックインした最新バージョンのファイルを比較します。(つまり、保存されているデータファイルと保存する前のバージョンとの差異を確認できます。)

  • コントリビューション・グラフィックから開いた場合、複数のコントリビュータ・データファイル、ネイティブ・ドキュメント、ページ・テンプレートなどで構成されたWebページ全体の2つのバージョンが比較されます。さらに、最新バージョンのページと、最新リリース・バージョンのページの差異を確認できます。(つまり、標準で表示されるWebページと、コントリビューション・モードで表示されるWebページ間の差異を確認できます。)

通常、サイト管理者がリリース日付を意図的に将来の日時に設定した場合にのみ、ファイルの現行バージョンと最新のリリース済バージョンとの差異を確認できます。また、コンテンツ・サーバーのワークフロー機能を使用している場合、アイテムが未承認であれば、これらの差異を確認できます(第12章「ワークフローの操作」を参照)。

Contributorの比較機能では、コンテンツの変更のみが検出され、書式設定の変更は検出されないことに留意してください。たとえば、テキストのフォント・サイズを変更するか、テキストを太字に設定しても、他の方法でテキストを変更しなかった場合、2つのバージョン間の差異は検出されません。ただし、ある語を別の語に置き換えた場合は、その差異が検出されます。イメージについては、多少異なります。イメージのサイズを変更するか、イメージを置き換えた場合、その差異を確認できます。

3.11.2 コントリビュータ・データファイルの比較

コントリビュータ・データファイル内の差異を比較するには、次のタスクを実行します。

  1. コントリビュータ・エディタを開き、通常どおりWebページのコントリビューション・リージョンの編集を開始します(「コントリビューション・リージョンのコンテンツの編集」を参照)。

  2. 編集した内容と、コンテンツ・サーバーにチェックイン済の最新のデータファイルとの差異を表示するには、コントリビューション・ツールバーの「Comparison」アイコン(図3-7)をクリックします。

    図3-7 「Comparison」アイコン

    「Compare Region Content」アイコン

    コントリビュータ・データファイルの現在の状態と、コンテンツ・サーバーに保存された最新のファイルとの間の差異を示したウィンドウが表示されます。変更内容を示すために使用される書式の詳細は、「差異の色分け」を参照してください。実際に差異が存在する場合にのみ、ウィンドウに変更内容が表示されます。

    差異が表示されたページを印刷するには、[Ctrl] + [P]を押します。

  3. 変更内容を確認したら、ウィンドウを閉じてContributorに戻ります。

3.11.3 Webページの比較

Webページ全体での変更内容を比較するには、次のタスクを実行します。

  1. 適切なWebページを参照し、コントリビューション・モードを有効にします(3.2項「コントリビューション・モード」を参照)。

  2. ページの上部で、コントリビューション・バーの「View Differences」をクリックします。

    Webページの現在の状態と、コンテンツ・サーバーに保存された最新バージョンとの差異を示したウィンドウが表示されます。変更内容を示すために使用される書式の詳細は、「差異の色分け」を参照してください。実際に差異が存在する場合にのみ、ウィンドウに変更内容が表示されます。

    差異が表示されたページを印刷するには、[Ctrl] + [P]を押します。

  3. 変更内容を確認したら、ウィンドウを閉じてコントリビューション・モードのWebページに戻ります。

3.11.4 差異の色分け

Site Studio Contributorでは、緑と赤で色分けして、コントリビュータ・データファイルまたはWebページの2つのバージョン間の差異を示します。常に現在の状態を基準にして、差異がマーキングされます。

図3-8 差異の色分け

図3-8の説明が続きます
「図3-8 差異の色分け」の説明

削除されたテキストは、取消し線が引かれて赤で表示されます。追加されたテキストは、まとめて緑で表示されます。変更されていないテキストは黒のままです。

3.12 他のメディア形式の操作

テキスト、グラフィック、ハイパーリンク、リストを追加および編集する他に、ビデオ、オーディオ、マルチメディアなどの他の形式のメディアも操作できます。この操作に対応するため、サイト・デザイナは、Contributor内からアクセス可能なカスタム・インタフェースを設定できます。

カスタム・インタフェースは、Webページごと、およびWebサイトごとに異なることがあります。このため、サイト・デザイナまたはサイト・マネージャに連絡して、カスタム・インタフェースを使用してコンテンツを追加する方法を確認する必要があります。デザイナにより、インタフェース自体に手順が提供されている場合は、その手順に従います。


注意:

各種メディア形式(Flash、Shockwave、Windows Mediaなど)の他に、カスタム・ダイアログ・ボックスを使用して、特定の機能を提供するためにWebページに埋め込まれる独自のソース・コードも挿入できます。これは、Site Studio Contributorで使用される高度な機能です。

3.13 即時公開するWebページのマーキング

ContributorでWebページを更新すると、関連付けられたコンテンツ・ファイル(コントリビュータ・データファイルまたはネイティブ・ドキュメント)がコンテンツ・サーバーで更新されます。Webサイトの設定方法に応じて、サイトのビジターに変更内容が即時に表示される場合と、次の公開サイクルまでサイトに変更内容が表示されない場合があります。

Site Studio Webサイトをデプロイする1つの方法として、Site Studioパブリッシャ・ユーティリティを使用できます。基本的に、このユーティリティは、コンテンツ・サーバー上のWebサイト全体に関連するすべてのファイル(ナビゲーションおよびこれに類似のすべてのファイルを含む)を集めて、この静的なサイトをビジターのアクセス可能なライブ・サイト(Webサーバーなど)にコピーします。

Webサイトのサイズによっては、このプロセスはかなり時間がかかります。また、多くの場合、このような理由から、フル・サイトのパブリッシュは定期的に(たとえば、1日に1回)のみ行われます。これは、Webページの変更は、しばらく時間を置いてから、ライブ・サイトに反映されることを意味します。コントリビュータは、特にページのエラーを修正したような場合など、変更後のWebページをサイトに公開するのを、次の公開サイクルまで待てないことがあります。これに対処するため、Site Studioパブリッシャには、「publish now」機能があります。この機能により、即時公開としてマークされたコンテンツ・サーバー上のファイルを検索し、該当するファイルのみを公開できます。これはサイト全体のデプロイではなく、ファイル数が限られているため、高速に処理されます。したがって、これは短い間隔で(たとえば、数分ごとに)実行できます。

Site Studio Contributorを使用する場合、この「publish now」機能を利用できます。即時公開するWebページをマーキングすると、Site Studioパブリッシャでそのページが選択され、フル・サイトのデプロイまで待たずに、ライブ・サイトに迅速に公開できます。

Contributorで、公開するWebページをマーキングするには、該当するページをコントリビューション・モードで開き(「コントリビューション・モード」を参照)、コントリビューション・モード・バーの「Publish Now」をクリックします。これによって、コンテンツ・サーバー上の関連コントリビュータ・データファイルまたはネイティブ・ドキュメントが即時公開用にマーキングされ、更新済のコンテンツが迅速にライブ・サイトに表示されます。

この領域で支援が必要な場合は、サイト・デザイナまたはサイト・マネージャに連絡してください。

3.14 Webサイトでのワークフローの使用

Webサイトのコンテンツのコントリビューションの他に、サイトに公開するコンテンツを事前にレビューおよび承認することが必要になる場合もあります。これには、ワークフロー・プロセスを使用します。Site Studio Contributorでは、コンテンツ・サーバーにすでに存在するワークフロー機能を使用してワークフローを作成できます。

コンテンツ・サーバー・ワークフローにすでに精通している場合は、Webサイトでのプロセスにすぐに順応できます。Webサイトに追加またはWebサイトで編集するすべてのファイルに対してワークフローを設定できます。通常、Webサイトのコンテンツの大部分はコントリビュータ・データファイルとネイティブ・ドキュメントであるため、これらのファイルをレビューおよび承認します。

詳細は、第12章「ワークフローの操作」を参照してください。