この項の内容は次のとおりです。
大規模なWebサイトまたは複数のサイトを管理していると、サイトに関連付けられているファイルの数、それらのファイルの使用場所、特定のユーザーによるそれらのファイルの閲覧頻度などを確認する必要がある場合があります。たとえば、特定のデータ・ファイルの存在するサイト上の場所や、そのファイルの閲覧頻度などです。これは、ネイティブ・ドキュメント、フラグメント、スクリプトなどでも同様です。
これらの情報を確認する方法の1つは、Site Studioのサイト・レポート機能を使用することです。サイト・レポートは、必要に応じてオンラインで参照するか、印刷により出力できます。
Webサイト・オブジェクト・レポート(図14-1)には、サイトで使用されている明示的に参照されるすべてのファイルが表示されます。このレポートでは、ファイルがカテゴリ別に表示されます(ページ・テンプレート、コントリビュータ・データ・ファイル、フラグメント・ライブラリなど)。
詳細は、14.5項「Webサイト・オブジェクト・レポートの表示」を参照してください。
サイト使用状況レポート(図14-2)には、単一のファイルの詳細なサマリー(特にそのファイルの使用場所)が表示されます。このレポートでは、ファイルが使用されているWebサイトや、ファイルが使用されているセクションなどに基づいて情報が分類されます。
詳細は、14.6項「Webサイト使用状況レポートの表示」を参照してください。
Content Trackerレポート(図14-3)には、任意のコンテンツの閲覧回数が表示されます。Content Trackerを使用すると、特定のニーズに合せてレポートの表示をカスタマイズできます。
詳細は、14.7項「Content Trackerレポートの表示」を参照してください。
サイト・オブジェクト・レポートには、サイトで使用されているすべてのファイルが表示されます。レポートを参照すると、カテゴリ別(ページ・テンプレート、コントリビュータ・データ・ファイル、フラグメント・ライブラリなど)に分類されたファイルを確認できます。
Site Studioの様々な場所でレポートを表示できます。
デザイナでレポートを表示するには、次のいずれかの操作を実行します。
「ファイル」→「サイト」→「詳細」→「Webサイト・オブジェクト・レポートの表示」を選択します。
または
「サイト階層」ペインで、Webサイトのルートを右クリックし、「Webサイト・オブジェクト・レポートの表示」を選択します。
「Site Studioの管理」ページを使用してレポートを表示するには、次の手順を実行します。
「Site Studioの管理」ページを表示します。
「Webサイトの管理」をクリックします。
レポートを表示するWebサイトを選択します。
「Webサイト・オブジェクト・レポートの表示」をクリックします。
使用可能であれば、リンクをクリックすることで、サイトで使用されているファイルをプレビューできます。
「ホームページ」アイコン(図14-4)をクリックすると、サイトのホームページを参照できます。
「情報」アイコン(図14-5)をクリックすると、ファイルのコンテンツ情報ページを参照できます。
ファイルがこのレポートに表示されるためには、現在のサイトと一致する必須メタデータがファイルに含まれている必要があります。
サイト使用状況レポートには、単一のファイルの詳細なサマリー(特にそのファイルが使用されているコンテンツ・サーバーの1つ以上のサイトの場所)が表示されます。レポート自体は、コンテンツ・サーバーに格納されます。レポートを参照すると、ファイルが使用されているWebサイトやセクションなどに基づいて分類された情報を確認できます。
Site Studioの様々な場所でレポートを表示できます。
デザイナでページ・テンプレートのレポートを表示するには、次の手順を実行します。
「サイト階層」ペインで、レポートを表示するページ・テンプレートを含むセクションを展開します。
ページ・テンプレート(プライマリまたはセカンダリ)を右クリックし、「Webサイト使用状況レポートの表示」を選択します。
デザイナでデータ・ファイルまたはネイティブ・ドキュメントのレポートを表示するには、次の手順を実行します。
デザイナでリージョン・コンテンツの割当てダイアログを表示します(A.54項「「コンテンツの割当」ダイアログ」を参照)。
「コントリビューション」アイコン(図14-6)のメニューを開きます。
「Webサイト使用状況レポートの表示」をクリックします。
Webページでコントリビュータ・データ・ファイルまたはネイティブ・ドキュメントのレポートを表示するには、次の手順を実行します。
データ・ファイルまたはネイティブ・ドキュメントが表示されているWebページに移動します。
コントリビューション・モードを有効化します。
「コントリビューション」アイコンのメニューを開いて、「Webサイト使用状況レポートの表示」を選択します。
このオプションは、デザイナのプレースホルダ定義で有効化されている場合にのみ使用できます。
他のすべてのファイルのレポートを表示するには、次の手順を実行します。
レポートを表示するファイルのコンテンツ情報ページを表示します。
「アクション」の横のメニューを使用して、「Webサイト使用状況レポートの表示」を選択します。
使用可能であれば、リンクをクリックすることで、ファイルがサイトで使用されている場所をプレビューできます。
「ホームページ」アイコン(図14-7)をクリックすると、サイトのホームページを参照できます。
「すべて表示」をクリックすると、すべてのWebサイトでファイルが使用されている場所の詳細が表示され、「すべて非表示」をクリックすると、それらの詳細が非表示になります。また、「+」アイコンをクリックすると、特定のサイトでファイルが使用されている場所の詳細が表示され、「-」アイコンをクリックすると、それらの詳細が非表示になります。
ファイルがレポートに表示されるためには、現在のサイトと一致する必須メタデータがファイルに含まれている必要があります。
サイト使用状況レポートは、コントリビュータ・アプリケーションでも表示できます(『Oracle WebCenter Content Site Studio Contributorユーザーズ・ガイド』を参照)。
Content Trackerレポートには、Webサイトで任意のコンテンツが閲覧された回数のサマリーが表示されます。このレポートは、次の2つの方法で表示できます。
ファイルが表示されるWebページでレポートを表示するには、次の手順を実行します。
データ・ファイルまたはネイティブ・ドキュメントが表示されているWebページに移動します。
コントリビュータを開始します。
コントリビューション・グラフィックをクリックし、「Content Trackerレポートの表示」を選択します。
このオプションは、コンテンツを表示するプレースホルダに割り当てられたプレースホルダ定義で有効化されており、Content Trackerレポート・コンポーネントがコンテンツ・サーバーにインストールされている場合にのみ使用できます。