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Oracle® WebCenterアプリケーション・アダプタ管理者ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
B72423-01
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C 管理対象添付ファイル・ソリューション・リファレンス

この付録では、管理対象添付ファイル・ソリューションのために使用されるAXF、Oracle E-Business Suite、Oracle PeopleSoftおよびコンテンツ・サーバーの構成表について説明します。GrantAccessコマンドおよび管理対象添付ファイルURLについて説明し、実装例を示します。

ここで説明する項目は、次のとおりです。

管理対象添付ファイルの表の多くは、ビジネス・アプリケーション・プラグインの構成時(第2章または第3章を参照)および管理対象添付ファイルの構成時(第7章を参照)に自動的にデータが入力されます。この付録では、管理対象添付ファイルのための追加のページの構成方法や、必要に応じて表に変更を加える方法を説明します。

C.1 管理対象添付ファイル・ソリューションのためのAXFの表

Application Extension Framework (AXF)の表によって、このソリューション、そのシステム・パラメータおよび使用されるGrantAccessコマンドが定義されます。


注意:

稼働中のシステムでのAXFの表の値を変更する場合は、変更を有効にするために、ドライバ・ページでDBキャッシュのクリアを実行するか、AXFアプリケーションをアプリケーション・サーバー内で再起動してください。


次に示す図は、管理対象添付ファイル・ソリューションに使用されるAXFの構成表と、表の関係を表すものです。

管理対象添付ファイルの表の関係を表します。
図版axf3b.gifの説明

AXFの表 説明

AXF_SOLUTIONS表

AXF_SOLUTION_ATTRIBUTES表


AXFソリューションを定義し、インフラストラクチャ、サービスおよびソリューションの全般的なパラメータを定義します。

AXF_COMMANDS表

ソリューション内のAXFのコマンドを定義します。

AXF_SOLUTION_PARAMETERS表

AXFのコマンドのパラメータを定義します。


C.1.1 AXF_SOLUTIONS表

AXF_SOLUTIONS表は、AXFで使用されるソリューションを定義します。これは、SOLUTION_NAMESPACE列を通してAXF_COMMANDS表にリンクしています。

C.1.1.1 列の説明

表C-1 AXF_SOLUTIONS表の列の説明

説明

SOLUTION_CONTEXT

AXFソリューション実装のJNDI名を定義します。(現時点では、AxfCommandMediatorが唯一のソリューション実装です。)

SOLUTION_NAMESPACE

AXFソリューション名を定義します。


C.1.1.2 実装例

この例で定義される管理対象添付ファイル・ソリューションでは、AxfCommandMediatorがソリューション実装として使用されています。

表C-2 AXF_SOLUTIONS表の例

SOLUTION_NAMESPACE SOLUTION_CONTEXT

UCM_Managed_Attachments

ejb.AxfCommandMediator#oracle.imaging.axf.service.AxfCommandMediatorRemote


C.1.2 AXF_SOLUTION_ATTRIBUTES表

この表は、インフラストラクチャ、サービスまたはソリューションで使用される、全般的な属性を定義します。

この図については、前後のテキストで説明されています。

C.1.2.1 列の説明

表C-3 AXF_SOLUTION_ATTRIBUTES表の列の説明

説明

SOLUTION_NAMESPACE

このパラメータを使用するソリューション・ネームスペースを指定します。

PARAMETER_KEY

パラメータの名前。パラメータ値をデータベースから取り出すときに使用されます。適用可能なパラメータは次のとおりです。

  • USERNAME_PASS_THROUGH: イメージング・ソリューションに対してこのパラメータがFALSEに設定されているときは、Oracle E-Business SuiteまたはOracle PeopleSoftから渡されたユーザーではなく、認証Oracle WebLogic Serverユーザーがタスク(たとえばBPELのタスク)を実行できます。このパラメータは、管理対象添付ファイル構成の場合はTRUEに設定されている必要があります。第7.6.19項を参照してください。

PARAMETER_VALUE

パラメータの値。


C.1.2.2 実装例

この例では、管理対象添付ファイル・ソリューションのソリューション属性を設定します。

表C-4 AXF_SOLUTION_ATTRIBUTES表の例

SOLUTION_NAMESPACE PARAMETER_KEY PARAMETER_VALUE

UCM_Managed_Attachments

USERNAME_PASS_THROUGH

TRUE


C.1.3 AXF_COMMANDS表

この表は、ソリューションのためのAXFのコマンドと、そのJavaクラスを定義します。各コマンドのパラメータの構成は、AXF_SOLUTION_PARAMETERS表で行います。

C.1.3.1 列の説明

表C-5 AXF_COMMANDS表の列の説明

説明

SOLUTION_NAMESPACE

ソリューションの名前。これは、AXF_SOLUTIONS表で定義されます。

COMMAND_NAMESPACE

ソリューション内でのコマンドの一意の名前を定義します。

COMMAND_CLASS

コマンドが定義されているクラスの完全修飾名。このクラスがロードされ、コマンドを表すexecute()メソッドが実行されます。


C.1.3.2 実装例

この例では、管理対象添付ファイル・ソリューションのためのManaged Attachmentsコマンドが定義されます。

表C-6 AXF_COMMANDS表の例

SOLUTION_NAMESPACE COMMAND_CLASS COMMAND_NAMESPACE

UCM_Managed_Attachments

oracle.imaging.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand

UCM_Managed_Attachments


C.1.4 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表

この表は、ソリューションおよびAXFのコマンドのコマンド・パラメータを定義します。

C.1.4.1 列の説明

表C-7 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表の列の説明

説明

SOLUTION_NAMESPACE

ソリューション・ネームスペースを指定します。これは、AXF_SOLUTIONS表で定義されます。

COMMAND_NAMESPACE

コマンド名を指定します。これは、AXF_COMMANDS表で定義されます。

CONFIGURATION_NAMESPACE

コマンドを実装するために使用されます。実装クラスの完全なパッケージ名を指定します。このネームスペース・パスは、インスタンス化される物理Javaクラスを表します。また、このネームスペースによって、同じソリューション・ネームスペース内のコマンドが区別されます。

PARAMETER_KEY

AXFのコマンドで使用されるパラメータ・キーを指定します。パラメータは次のとおりです。

  • RIDC_CONNECTION_STR: AF_GRANT_ACCESSコンテンツ・サーバー・サービスの実行に使用されるRIDC接続文字列を指定します。コンテンツ・サーバーが実行されるシステムのホスト名またはIPアドレスと、RIDCコールを受信するコンテンツ・サーバーのポートが含まれます。(コンテンツ・サーバー・ポートのための値を見つけるには、config.cfg内のIntradocServerPort構成値を探します。)

  • UCM_CONNECTION_STR: コンテンツ・サーバー添付ファイル・フレームワーク検索を実行するベースURLを指定します。この検索によって、関連付けられたドキュメントのリストが返されます。このパラメータでは、次の値も設定されます。

    コンテンツ・サーバーが実行されるシステムのホスト名またはIPアドレス

    Webサーバーがリスニングするポート。

    コンテンツ・サーバー・プロファイル(デフォルト・プロファイルはEBSProfileまたはPSFTProfileです。第7.4項で説明するユニバーサル・アダプタを使用する場合は、UniversalProfileを指定します。)

    GET_SEARCH_RESULTS_FORCELOGINサービス

    ResultTemplate (デフォルト・テンプレートはEBS_LISTまたはPSFT_LISTです。第7.4項で説明するユニバーサル・アダプタを使用する場合は、UNIVERSAL_LISTを使用します。)

  • UCM_ADMIN_USER: ビジネス・アプリケーションにログインしているユーザーのためにAF_GRANT_ACCESSサービスを実行する、コンテンツ・サーバーの管理ユーザーを指定します。

  • MA_CSF_KEY: 管理ユーザーの資格証明を資格証明ストア・フレームワーク(CSF)に、構成可能なキー名を使用して格納します。キー名は、必要に応じて変更できます。同じキー名がCSFでの資格証明作成に使用されます。第7.7.1項を参照してください。

PARAMETER_VALUE

パラメータ・キーの値を指定します。


C.1.4.2 実装例

この例では、UCM_Managed_AttachmentsソリューションのためのUCM_Managed_Attachmentsコマンドを定義します。表C-8はOracle E-Business Suiteの例で、表C-9はOracle PeopleSoftの例です。表C-10および表C-11に示すBPM用AXFの例のCONFIGURATION_NAMESPACEの値では、imagingecmで置き換えられています。これは、BPM用AXFインフラストラクチャに必要です。これらの値は、第7.2.1項で設定されたものです。

  • 最初の行でRIDC接続文字列を指定します。これによって、AF_GRANT_ACCESSコンテンツ・サーバー・サービスを実行します。

  • 2番目の行で、管理対象添付ファイルURLを指定します。これによって、コンテンツ・サーバー添付ファイル・フレームワーク検索が起動されます。

  • 3番目の行で、コンテンツ・サーバーの管理ユーザーを指定します。このユーザーがAF_GRANT_ACCESSサービスを実行します。このユーザー名は動的に取得されます。

  • 4番目の行で、CSFキーを指定します。CSFに格納されているユーザー名が、ビジネス・アプリケーションから受け取ったリクエスト内のユーザー名の値と比較されます。

ここに示していないフィールド: SOLUTION_NAMESPACE=UCM_Managed_Attachments

表C-8 Oracle E-Business Suite管理対象添付ファイル・ソリューションのAXF_SOLUTION_PARAMETERS表の例(BPEL用AXF)

COMMAND_NAMESPACE CONFIGURATION_NAMESPACE PARAMETER_KEY PARAMETER_VALUE

UCM_Managed_Attachments

oracle.imaging.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand

RIDC_CONNECTION_STR

idc://コンテンツ・サーバーのホスト名またはIPアドレス:コンテンツ・サーバーのRIDCポート

UCM_Managed_Attachments

oracle.imaging.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand

UCM_CONNECTION_STR

http://コンテンツ・サーバーのホスト名またはIPアドレス:
コンテンツ・サーバーのポート
/cs/idcplg/_p/min/af/trigger-EBSProfile?IdcService=GET_SEARCH_RESULTS_FORCELOGIN&ResultTemplate=EBS_LIST

UCM_Managed_Attachments

oracle.imaging.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand

UCM_ADMIN_USER

コンテンツ・サーバーの管理ユーザー

UCM_Managed_Attachments

oracle.imaging.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand

MA_CSF_KEY

MA_CSF_KEY


表C-9 Oracle PeopleSoft管理対象添付ファイル・ソリューションのAXF_SOLUTION_PARAMETERS表の例(BPEL用AXF)

COMMAND_NAMESPACE CONFIGURATION_NAMESPACE PARAMETER_KEY PARAMETER_VALUE

UCM_Managed_Attachments

oracle.imaging.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand

RIDC_CONNECTION_STR

idc://コンテンツ・サーバーのホスト名またはIPアドレス:コンテンツ・サーバーのRIDCポート

UCM_Managed_Attachments

oracle.imaging.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand

UCM_CONNECTION_STR

http://コンテンツ・サーバーのホスト名またはIPアドレス:
コンテンツ・サーバーのポート
/cs/idcplg/_p/min/af/trigger-PSFTProfile?IdcService=GET_SEARCH_RESULTS_FORCELOGIN&ResultTemplate=PSFT_LIST

UCM_Managed_Attachments

oracle.imaging.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand

UCM_ADMIN_USER

コンテンツ・サーバーの管理ユーザー

UCM_Managed_Attachments

oracle.imaging.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand

MA_CSF_KEY

MA_CSF_KEY


表C-10 Oracle E-Business Suite管理対象添付ファイル・ソリューションのAXF_SOLUTION_PARAMETERS表の例(BPM用AXF)

COMMAND_NAMESPACE CONFIGURATION_NAMESPACE PARAMETER_KEY PARAMETER_VALUE

UCM_Managed_Attachments

oracle.ecm.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand

RIDC_CONNECTION_STR

idc://コンテンツ・サーバーのホスト名またはIPアドレス:コンテンツ・サーバーのRIDCポート

UCM_Managed_Attachments

oracle.ecm.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand

UCM_CONNECTION_STR

http://コンテンツ・サーバーのホスト名またはIPアドレス:
コンテンツ・サーバーのポート
/cs/idcplg/_p/min/af/trigger-EBSProfile?IdcService=GET_SEARCH_RESULTS_FORCELOGIN&ResultTemplate=EBS_LIST

UCM_Managed_Attachments

oracle.ecm.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand

UCM_ADMIN_USER

コンテンツ・サーバーの管理ユーザー

UCM_Managed_Attachments

oracle.ecm.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand

MA_CSF_KEY

MA_CSF_KEY


表C-11 Oracle PeopleSoft管理対象添付ファイル・ソリューションのAXF_SOLUTION_PARAMETERS表の例(BPM用AXF)

COMMAND_NAMESPACE CONFIGURATION_NAMESPACE PARAMETER_KEY PARAMETER_VALUE

UCM_Managed_Attachments

oracle.ecm.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand

RIDC_CONNECTION_STR

idc://コンテンツ・サーバーのホスト名またはIPアドレス:コンテンツ・サーバーのRIDCポート

UCM_Managed_Attachments

oracle.ecm.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand

UCM_CONNECTION_STR

http://コンテンツ・サーバーのホスト名またはIPアドレス:
コンテンツ・サーバーのポート
/cs/idcplg/_p/min/af/trigger-PSFTProfile?IdcService=GET_SEARCH_RESULTS_FORCELOGIN&ResultTemplate=PSFT_LIST

UCM_Managed_Attachments

oracle.ecm.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand

UCM_ADMIN_USER

コンテンツ・サーバーの管理ユーザー

UCM_Managed_Attachments

oracle.ecm.axf.commands.ucm.AfGrantAccessCommand

MA_CSF_KEY

MA_CSF_KEY


C.2 管理対象添付ファイル・ソリューションのためのOracle E-Business Suite Formsの表

Oracle E-Business Suite Formsの表では、管理対象添付ファイルのページをどのように、選択されたOracle E-Business Suiteフォームの「ズーム」メニューを通してアクティブ化するかを定義します。AF統合に対して有効化されるOracle E-Business Suiteフォームのそれぞれに、AXF Oracle E-Business Suite構成が必要です。この構成で、「ズーム」メニュー項目とラベル管理対象添付ファイルを定義し、パラメータのセットを定義します。このパラメータとは、Oracle E-Business Suiteインスタンス名、ビジネス・オブジェクトのタイプ、ビジネス・オブジェクト・キーおよびビジネス・オブジェクト・インスタンスのユーザーにわかりやすい説明などです。

次に示す図は、管理対象添付ファイル・ソリューションに使用されるOracle E-Business Suite Formsの構成表と、表の関係を表すものです。

管理対象添付ファイルの表の関係を表します。
図版ebs2.gifの説明

Oracle E-Business Suite Formsの表 説明

AXF_CONFIGS表(Oracle E-Business Suite Forms)


AXFソリューションを様々なOracle E-Business Suiteフォーム上で有効化します。

AXF_PROPERTIES表(Oracle E-Business Suite Forms)


Oracle E-Business Suiteに対するAXF統合のプロパティを定義します。

AXF_FND_MAP表(Oracle E-Business Suite Forms)


AfGrantAccessCommandに渡されるOracle E-Business Suiteフォームの値を定義します。この値が渡されるのは、ユーザーがOracle E-Business Suiteのフォームから管理対象添付ファイル機能をアクティブ化したときです。

AXF_COMMANDS表(Oracle E-Business Suite Forms)


ユーザーのアクティビティに基づいて実行するアクションを表します。

AXF_COMMAND_PARAMETERS表(Oracle E-Business Suite Forms)


AfGrantAccessコマンドのために送信される情報を定義します。


C.2.1 AXF_CONFIGS表(Oracle E-Business Suite Forms)

AXF_CONFIGS表は、AXFソリューションを様々なOracle E-Business Suiteフォーム上で有効化するために使用します。この表では、どのフォームをAXF対応にするかを、細分化したレベルで選択できます。

アクションが発生したときに、カスタマイズ済コードによって、指定のソリューションとそのイベントに対して構成されたコマンドが起動されます。この表がコンテンツ・サーバー用のOracle E-Business Suiteアダプタのために構成されているときは、この表によってAfGrantAccessコマンドが起動されます。

C.2.1.1 列の説明

表C-12 AXF_CONFIGS表の列の説明

列名 説明

FORMID

表の主キーを指定します。

FORMFUNCTION

Oracle E-Business Suiteフォームのそれぞれを、フォームの機能に基づいて区別します。

SOLUTIONENDPOINT

AXFへのURLを指定し、BPM用AXFとBPEL用AXFのどちらのインフラストラクチャを使用するかを定義します。BPM用AXFを指定する場合は、表C-14に示すように、この列の末尾に「2」を入力します。

この値はhttps://で始まる必要があります(SecureModeがオンの場合)。第2.4.2項を参照してください。

ENTITYNAME

添付ファイル機能によって一意の名前として使用されます。この名前によって、添付ファイルを正しいフォームにリンクします。

LOGENABLED

指定されたフォームに対するログを有効化または無効化します。第2.5項を参照してください。次のいずれかを指定します。

  • 1/TRUE/YES

  • 0/FALSE/NO

DATABLOCKNAME

有効化する、フォーム上のデータブロックを指定します。

AXF_DEFAULTを指定すると、フォーム上のすべてのデータブロックを有効化できます。

フォームはOracle E-Business Suiteによって再利用されることもあるので(たとえば請求書入力と請求書問合せ)、FORMFUNCTIONおよびDATABLOCKNAMEの組合せによって各フォームを一意に識別します。


C.2.1.2 実装例

この例では、特定のフォームのためのAfGrantAccessコマンドをAXF_CONFIGS表内で定義します。表C-14に示す、BPM用のAXFの例でのSolutionEndpointの値では、axf-wsの後に2があります。これは、BPM用AXFインフラストラクチャの場合に必要です。

ここに示していないフィールド: ENTITYNAME=(null)、LOGENABLED=YESおよびDATABLOCKNAME=(null)

表C-13 AXF_CONFIGS表の例(BPEL用AXF)

FORMID FORMFUNCTION SOLUTIONENDPOINT

1

AXF_MANAGED_ATTACHMENTS

https://ApplicationServerName:Port/axf-ws/AxfSolutionMediatorService


表C-14 AXF_CONFIGS表の例(BPM用AXF)

FORMID FORMFUNCTION SOLUTIONENDPOINT

1

AXF_MANAGED_ATTACHMENTS

https://ApplicationServerName:Port/axf-ws2/AxfSolutionMediatorService


C.2.2 AXF_PROPERTIES表(Oracle E-Business Suite Forms)

AXF_PROPERTIES表は、Oracle E-Business Suiteに対するAXF統合のプロパティを定義するために使用します。このAXF_PAPERCLIPプロパティを使用して、紙クリップ(添付されたドキュメントを表示)機能を有効にするか無効にするかを指定することもできます。第7.6.15項を参照してください。

C.2.2.1 列の説明

表C-15 AXF_PROPERTIES表(Oracle E-Business Suite)の列の説明

説明

PROPNAME

使用するプロパティを指定します。プロパティは次のとおりです。

  • SecureMode: SSLを有効にするには、このプロパティをONに設定し、AXFWalletPathプロパティおよびAXFWalletKeyプロパティの値を設定します。

  • AXFWalletPath: 証明書の場所(パス)。

  • AXFWalletKey: AXFウォレット・パスワードをOracle E-Business Suiteのボールトから取り出すためのキーを指定します。

  • AXF_VERSION: AXF 10gの場合は1を指定し、AXF 11gの場合は2を指定します。

  • AXF_SOAP_POLICY: 使用するSOAPポリシーの名前を指定します。現在サポートされているポリシーはUSER_NAME_TOKENです。

  • AXF_SOAP_SECURITY: TRUEを指定するとSOAPセキュリティが有効になります。第2.4.1項を参照してください。この設定は必須です。

  • AXF_SOAP_USER: 認証のSOAPヘッダーで使用されるSOAPユーザーIDを指定します。第2.4.1項を参照してください。

  • AXF_PAPERCLIP: TRUEに設定するとOracle E-Business Suiteネイティブの添付ファイル紙クリップ・オプションが有効になり、FALSE (デフォルト)に設定すると無効になります。第7.6.15項を参照してください。

PROPVALUE

プロパティの値を指定します。


C.2.2.2 実装例

この例の表には、デフォルトのプロパティ値を示します。

表C-16 AXF_PROPERTIES表の例

PROPNAME PROPVALUE

SecureMode

OFF

AXFWalletPath

file:walletpath

AXFWalletKey

AXFWalletKey

AXF_VERSION

2

AXF_SOAP_POLICY

USER_NAME_TOKEN

AXF_SOAP_SECURITY

TRUE

AXF_SOAP_USER

weblogic

AXF_PAPERCLIP

FALSE


C.2.3 AXF_FND_MAP表(Oracle E-Business Suite Forms)

この表は、AfGrantAccessCommandに渡されるOracle E-Business Suiteフォームの値に関連しています。この値が渡されるのは、ユーザーがOracle E-Business Suiteのフォームから管理対象添付ファイル機能をアクティブ化したときです。アダプタは、そのOracle E-Business Suiteフォームに対応する値をこの表の中で検索してAfGrantAccessCommandに渡します。これは、コンテンツ・サーバーのAF_GRANT_ACCESSサービスおよび添付ファイル・フレームワーク検索を実行するためです。

C.2.3.1 列の説明

表C-17 AXF_FND_MAP表の列の説明

説明

FUNCTION_NAME

Oracle E-Business Suiteフォームを、その機能に基づいて定義します。

FORM_NAME

有効にするOracle E-Business Suiteフォームの名前を定義します。

BLOCK_NAME

有効にする、フォーム上のデータ・ブロックを定義します。

ENTITY_NAME

添付ファイル機能によって一意の名前として使用されます。この名前によって、添付ファイルを正しいフォームにリンクします。


C.2.3.2 実装例

次に示すAXF_FND_MAPの例では、請求書入力フォーム用にAfGrantAccessコマンドに対して構成されているフィールドが表示されます。

表C-18 AXF_FND_MAP表の例

FUNCTION_NAME FORM_NAME BLOCK_NAME ENTITY_NAME

AP_APXINWKB

APXINWKB

INV_SUM_FOLDER

AP_INVOICES


C.2.4 AXF_COMMANDS表(Oracle E-Business Suite Forms)

AXF_COMMANDS表は、ユーザーのアクティビティに応じて実行するアクションを記述するために使用します。この表は、AXF_CONFIGS表(Oracle E-Business Suite Forms)と連携します。

C.2.4.1 列の説明

表C-19 AXF_COMMANDS表の列の説明

列名 説明 NULL値可能

FORMID

AXF_CONFIGS表(Oracle E-Business Suite Forms)にリンクしています。

いいえ

EVENTID

表の主キー。

はい

EVENTNAME

起動するEventコマンドの名前(このアダプタの場合はZOOM)。

はい

DISPLAYMENU

コマンドのメニューのテキストを表示します。

はい

COMMANDNAMESPACE

ユーザーがこのメニューを選択したときにバックエンドに渡されるリクエスト・コマンド。

はい

REQUIRESCONVERSATION

このコマンドには有効な対話が必須かどうかを示します。このアダプタの場合は、この値はNOであることが必要です。

はい

SORTBY

このメニューを表示する順序。

はい

SOLUTIONNAMESPACE

ソリューションの名前。

はい

MENUTYPE

Oracle E-Business Suiteでユーザーに対して表示するメニューのタイプを指定します。ZOOMを指定すると、ズーム・メニューがツールバーに表示されます。

はい

SPECIAL

スペシャル・タイプ・メニューの一意の番号を入力して新しいメニュー・エントリを作成します。(このアダプタには適用されません。)

はい

RESPONSIBILITY

この列は、ユーザーの職責に基づいてメニュー・オプションを絞り込むために使用されます。入力した値に関連付けられている職責を持つエンド・ユーザーに対してのみ、このメニューが表示されます。(このアダプタには適用されません。)

はい


C.2.4.2 実装例

次に示すAXF_COMMANDS表の例では、請求書入力フォームのためのAfGrantAccessコマンド構成のフィールドが表示されます。

ここに示していないフィールド: SPECIAL=(null)、RESPONSIBILITY=(null)

表C-20 請求書入力フォームのためのAXF_COMMANDS表の例

EVENTID FORMID EVENTNAME DISPLAYMENU COMMAND
NAMESPACE
REQUIRESCONVERSATION SORTBY SOLUTION
NAMESPACE
MENUTYPE

8

1

ZOOM

管理対象添付ファイル

UCM_Managed_Attachment

いいえ

3

UCM_Managed_Attachments

ZOOM


C.2.5 AXF_COMMAND_PARAMETERS表(Oracle E-Business Suite Forms)

AXF_COMMAND_PARAMETERS表は、定義されたコマンドのそれぞれに対して送信される情報を定義するために使用します。コマンドごとに、必須または省略可能のパラメータのセットは異なります。

C.2.5.1 列の説明

表C-21 AXF_COMMAND_PARAMETERS表の列の説明

説明

PARAMETERID

パラメータの一意のIDを定義します。

EVENTID

イベントの一意のIDを定義します。AXF_COMMANDS表(Oracle E-Business Suite Forms)からの値です。

PARAMETERNAME

渡されるパラメータの名前。

  • application: ビジネス・アプリケーションを指定します。これは、AFObjects表で定義されます。この名前/値ペアは、構成パラメータの1つとしてコンテンツ・サーバーのAF_GRANT_ACCESSサービスおよび添付ファイル・フレームワーク検索に渡されます。

  • extraParamName: チェックインまたはスキャンのフォームで、メタデータとしてビジネス・アプリケーションからコンテンツ・サーバーに渡される追加パラメータ。第7.6.16項を参照してください。

DATASOURCENAME

パラメータ値のデータソース。DataまたはConstantを指定できます。

DATABLOCKNAME

値のフェッチ元である、フォームのデータ・ブロック

FIELDNAME

値のフェッチ元である、フォーム内のフィールド名。

CONSTANTVALUE

Oracle E-Business Suiteインスタンスを一意に識別する値に設定されている必要があります。


C.2.5.2 実装例

次に示すAXF_COMMAND_PARAMETERSの例では、請求書入力フォーム用にAfGrantAccessコマンドに対して構成されているフィールドが表示されます。

表C-22 AXF_COMMAND_PARAMETERS表の例

PARAMETERID EVENTID PARAMETERNAME DATASOURCENAME DATABLOCKNAME FIELDNAME CONSTANTVALUE

1

8

application

CONSTANT

(Null)

(Null)

EBS_instanceA


C.3 管理対象添付ファイル・ソリューションのためのOracle E-Business Suite OAFの表

Oracle E-Business Suite OAFの表では、管理対象添付ファイル・ページをどのようにアクティブ化するかを定義します。このアクティブ化に使用されるボタンは、選択されたOAFページに、パーソナライズを通して追加されます。このページは、コンテンツ・サーバー内の管理対象添付ファイルURLにリダイレクトします。

次に示す図は、管理対象添付ファイル・ソリューションに使用されるOracle E-Business Suite OAFの構成表と、表の関係を表すものです。

管理対象添付ファイルの表の関係を表します。
図版ebs4.gifの説明

Oracle E-Business Suite OAFの表 説明

OAF_AXF_CONFIGS表(Oracle E-Business Suite OAF)


Oracle E-Business Suite OAFの様々なページ上でAXFソリューションを有効にします。

OAF_AXF_PROPERTIES表(Oracle E-Business Suite OAF)


Oracle E-Business Suiteに対するAXF統合のプロパティを定義します。

OAF_AXF_COMMANDS表(Oracle E-Business Suite OAF)


ユーザーのアクティビティに基づいて実行するアクションを表します。

OAF_AXF_CMD_PARAMS表(Oracle E-Business Suite OAF)


AfGrantAccessコマンドのために送信される情報を定義します。


C.3.1 OAF_AXF_CONFIGS表(Oracle E-Business Suite OAF)

OAF_AXF_CONFIGS表は、特定のOAFページに対応するAXFエンドポイントを格納するために使用されます。複数のエンドポイントを同じページに対して定義できます。

アクションが発生したときに、カスタマイズ済コードによって、指定のソリューションとそのイベントに対して構成されたコマンドが起動されます。この表がコンテンツ・サーバー用のOracle E-Business Suiteアダプタのために構成されているときは、この表によってAfGrantAccessコマンドが起動されます。

C.3.1.1 列の説明

表C-23 OAF_AXF_CONFIGS表の列の説明

列名 説明

AXF_CONFIG_ID

表の主キーを指定します。

AXF_OAF_PAGE

Oracle E-Business Suite OAFページのフル・パス名を指定します。第7.2.3.2項を参照してください。

AXF_END_POINT

接続先のAXFエンドポイントのURLを指定します。この値はhttps://で始まる必要があります(SecureModeがオンの場合)。第2.4.2項を参照してください。

AXF_VERSION

接続のAXFバージョンを指定します。1はAXF 10gを示し、2はAXF 11gを示します。


C.3.1.2 実装例

この例では、指定したOracle E-Business Suite OAFページ上でAXFソリューションを有効にします。最初の2行に示す2つのコマンドは同じページに対するものですが、それぞれ別のエンドポイントを指しています。これらのコマンドは、それぞれ別の操作を実行するように構成されます。たとえば、管理対象添付ファイル・ボタンと、請求書処理ボタンです。(管理対象添付ファイル・ボタンは、1つのOAFページ上に1つだけ配置することをお薦めします。)

ここに示していないフィールド: AXF_VERSION=2

表C-24 OAF_AXF_CONFIGS表の例

AXF_CONFIG_ID AXF_OAF_PAGE AXF_END_POINT

1

/oracle/apps/icx/por/reqmgmt/webui/ReqDetailsPG

http://ImagingServerHostname1:Port1/axf-ws/AxfSolutionMediatorService

2

/oracle/apps/icx/por/reqmgmt/webui/ReqDetailsPG

http://ImagingServerHostname2:Port2/axf-ws/AxfSolutionMediatorService

3

/oracle/apps/po/document/order/webui/OrderPG

http://ImagingServerHostname1:Port1/axf-ws/AxfSolutionMediatorService

4

/oracle/apps/pos/changeorder/webui/PosViewPOPG

http://ImagingServerHostname1:Port1/axf-ws/AxfSolutionMediatorService

5

/oracle/apps/pos/supplier/webui/QuickUpdatePG

http://ImagingServerHostname1:Port1/axf-ws/AxfSolutionMediatorService

6

/oracle/apps/pon/negotiation/creation/webui/ponDefineHdrPG

http://ImagingServerHostname1:Port1/axf-ws/AxfSolutionMediatorService

7

/oracle/apps/pon/negotiation/creation/webui/ponItemHeaderPG

http://ImagingServerHostname1:Port1/axf-ws/AxfSolutionMediatorService

8

/oracle/apps/pa/project/webui/ProjAttachmentPG

http://ImagingServerHostname1:Port1/axf-ws/AxfSolutionMediatorService


C.3.2 OAF_AXF_PROPERTIES表(Oracle E-Business Suite OAF)

OAF_AXF_PROPERTIES表は、Oracle E-Business Suite OAFアプリケーションに対するAXF統合のプロパティを定義するために使用されます。

C.3.2.1 列の説明

表C-25 OAF_AXF_PROPERTIES表(Oracle E-Business Suite)の列の説明

説明

PROPNAME

使用するプロパティを指定します。プロパティは次のとおりです。

  • SecureMode: SSLを有効にするには、このプロパティをONに設定し、AXFWalletPathプロパティおよびAXFWalletKeyプロパティの値を設定します。

  • AXFWalletPath: 証明書の場所(パス)。

  • AXFWalletKey: AXFウォレット・パスワードをOracle E-Business Suiteのボールトから取り出すためのキーを指定します。

  • AXF_SOAP_POLICY: 使用するSOAPポリシーの名前を指定します。現在サポートされているポリシーはUSER_NAME_TOKENです。

  • AXF_SOAP_SECURITY: TRUEを指定するとSOAPセキュリティが有効になります。第2.4.1項を参照してください。この設定は必須です。

  • AXF_SOAP_USER: 認証のSOAPヘッダーで使用されるSOAPユーザーIDを指定します。第2.4.1項を参照してください。

  • AXF_OAF_REDIRECT_PAGE_URL: カスタム中間OAFページのURLを指定します。このURLは、第2.3.1項で構成されます。Oracle E-Business Suiteインスタンス上でSSLが構成されている場合は、https://で始まります。

PROPVALUE

プロパティの値を指定します。


C.3.2.2 実装例

この例の表には、デフォルトのプロパティ値を示します。

表C-26 OAF_AXF_PROPERTIES表の例

PROPNAME PROPVALUE

SecureMode

OFF

AXFWalletPath

file:walletpath

AXFWalletKey

AXFWalletKey

AXF_SOAP_POLICY

USER_NAME_TOKEN

AXF_SOAP_SECURITY

TRUE

AXF_SOAP_USER

weblogic

AXF_OAF_REDIRECT_PAGE_URL

http://EBSホスト : EBSポート/OA_HTML/OA.jsp?page=/oracle/apps/ak/ucm/axf/webui/RedirectToAxfPG


C.3.3 OAF_AXF_COMMANDS表(Oracle E-Business Suite OAF)

この表には、特定のOAFページに対して構成される様々なコマンドが格納されます。各コマンドにはEVENT_IDが関連付けられます。このIDは、パーソナライズ(第2.3項で構成されます)を通してOAFページに埋め込まれたボタン/リンクのIDを指します。

C.3.3.1 列の説明

表C-27 OAF_AXF_COMMANDS表の列の説明

列名 説明

AXF_CMDS_ID

表の主キーを指定します。これは、一意のコマンドを特定するために使用されます。

AXF_CONFIG_ID

OAF_AXF_CONFIGS表(Oracle E-Business Suite OAF)への外部キーを指定します。これによって、この一意のコマンドと特定のページおよびそのページ上のコンポーネントが関連付けられます。

AXF_EVENT_ID

ユーザー・インタフェースで実行されるイベントを指定します。AXF_EVENT_IDは、AXF機能を起動するためにパーソナライズを通して追加されたボタンまたはリンクのIDに対応します。使用可能なオプションは次のとおりです。

  • MAButton (管理対象添付ファイルの場合)

  • IPM_BUTTON (イメージングの場合)

AXF_SOL_NAMESPC

実行するコマンドのソリューション・ネームスペースを指定します。

AXF_CMD_NAMESPC

実行するコマンドのコマンド・ネームスペースを指定します。

AXF_REQ_CONV

このコマンドの実行前に対話が必須かどうかを指定します。


C.3.3.2 実装例

この例では、UCM_Managed_Attachmentsコマンドが複数のOAFページに対して定義されます。各コマンドにはEVENT_IDが関連付けられます。このIDは、パーソナライズを通してOAFページに埋め込まれたボタン/リンクのIDを指します。2行目では、Imaging (IPM)のボタンを構成しています。このボタンは、ImagingソリューションのSupplierMaintenanceコマンドにリンクしています。このタイプの構成の説明は、第2.3.3項を参照してください。

ここに示していないフィールド: AXF_REQ_CONV=N

表C-28 OAF_AXF_COMMANDS表の例

AXF_CMDS_ID AXF_CONFIG_ID AXF_EVENT_ID AXF_SOL_NAMESP AXF_CMD_NAMESPC

1

1

MAButton

UCM_Managed_Attachments

UCM_Managed_Attachments

2

2

IPM_BUTTON

SupplierMaintenance

StartSupplierMaintenance

3

3

MAButton

UCM_Managed_Attachments

UCM_Managed_Attachments

4

4

MAButton

UCM_Managed_Attachments

UCM_Managed_Attachments

5

5

MAButton

UCM_Managed_Attachments

UCM_Managed_Attachments

6

6

MAButton

UCM_Managed_Attachments

UCM_Managed_Attachments

7

7

MAButton

UCM_Managed_Attachments

UCM_Managed_Attachments

8

8

MAButton

UCM_Managed_Attachments

UCM_Managed_Attachments


C.3.4 OAF_AXF_CMD_PARAMS表(Oracle E-Business Suite OAF)

各コマンドには、SOAPコールに必要な、様々なパラメータが関連付けられます。このパラメータは、定数値のこともあれば、ビュー属性名を指すこともあります。この属性値は、ページ・コンテキストのビュー・オブジェクトから取得できます。

C.3.4.1 列の説明

表C-29 OAF_AXF_CMD_PARAMS表の列の説明

説明

AXF_CMD_PARAMS_ID

表の主キーを指定します。

AXF_CMDS_ID

OAF_AXF_COMMANDS表(Oracle E-Business Suite OAF)への外部キーを指定します。これによって、この一意のパラメータと特定のコマンドとが関連付けられます。

AXF_PARAM_NAME

パラメータ名を定義します。

  • application: ビジネス・アプリケーションを指定します。これは、AFObjects表で定義されます。

  • businessObjectType: ビジネス・アプリケーションのオブジェクト・タイプを指定します。これは、AFObjects表で定義されます。

  • businessObjectKey: ビジネス・アプリケーションのオブジェクト・キーを指定します。これは、AFObjects表で定義されます。

  • businessObjectValue1...5: ドキュメントの主キー値を表します。

  • labelValue1...5: 管理対象添付ファイルのユーザー・インタフェースに表示されるラベル。添付ファイル統合のキー値を表示するためのものです。

  • extraParamName: チェックインまたはスキャンのフォームで、メタデータとしてビジネス・アプリケーションからコンテンツ・サーバーに渡される追加パラメータ。第7.6.16項を参照してください。

AXF_DATASOURCE

パラメータ値の取得元を指定します。

  • DATA: AXF_RECORD_NAMEフィールドおよびAXF_FIELD_NAMEフィールドで定義された、Oracle PeopleSoft内の値を取得します。

  • CONSTANT: AXF_CONSTANT_VALUEで定義された値を使用します。

AXF_VIEW_OBJ_NAME

OAF ViewObject名を指定します。これは、実行時にコマンド・パラメータ値を取得するために使用されます。第7.2.3.2項を参照してください。

AXF_ATTRIBUTE_NAME

AXF_DATASOURCEがDATAに設定されているときに使用されます。この属性名によって、実際の実行時値がコントローラ・クラス内のビュー・オブジェクトから取得されます。

AXF_CONSTANT_VALUE

AXF_DATASOURCEがCONSTANTに設定されているときに定数値として使用されます。


C.3.4.2 実装例

次のOAF_AXF_CMD_PARAMSの例では、複数のOAFページのためにAfGrantAccessコマンドに対して構成されているフィールドを示します。このページのキー値は、第7.2.3.2項で指定したものです。

表C-30 OAF_AXF_CMD_PARAMS表の例

AXF_CMD_PARAMS_ID AXF_CMDS_ID AXF_PARAM_NAME AXF_DATASOURCE AXF_VIEW_OBJ_NAME AXF_ATTRIBUTE_NAME AXF_CONSTANT_VALUE

1

1

application

CONSTANT



EBS_instanceA

2

1

businessObjectType

CONSTANT



REQ_HEADERS

3

1

businessObjectKey1

CONSTANT



REQUISITION_HEADER_ID

4

1

businessObjectValue1

DATA

ReqHeaderVO

RequisitionHeaderId


5

1

labelValue1

DATA

ReqHeaderVO

PreparerName


6

1

labelValue2

DATA

ReqHeaderVO

ReqNum


7

1

businessObjectContext

CONSTANT



ScanContext

8

3

application

CONSTANT



EBS_instanceA

9

3

businessObjectType

CONSTANT



PO_HEADERS_MERGE_V

10

3

businessObjectKey1

CONSTANT



PO_HEADER_ID

11

3

businessObjectValue1

DATA

POHeaderMergeVO

POHeaderId


12

4

application

CONSTANT



EBS_instanceA

13

4

businessObjectType

CONSTANT



PO_HEADERS

14

4

businessObjectKey1

CONSTANT



PO_HEADER_ID

15

4

businessObjectValue1

DATA

PosViewHeadersVO

PO_HEADER_ID


16

5

application

CONSTANT



EBS_instanceA

17

5

businessObjectType

CONSTANT



PO_VENDORS

18

5

businessObjectKey1

CONSTANT



VENDOR_ID

19

5

businessObjectValue1

DATA

SupplierVO

VendorID


20

6

application

CONSTANT



EBS_instanceA

21

6

businessObjectType

CONSTANT



PON_AUCTION_HEADERS_ALL

22

6

businessObjectKey1

CONSTANT



AUCTION_HEADER_ID

23

6

businessObjectValue1

DATA

AuctionHeadersAllVO

AuctionHeaderId


24

7

application

CONSTANT



EBS_instanceA

25

7

businessObjectType

CONSTANT



PON_AUCTION_ITEM_PRICES_ALL

26

7

businessObjectKey1

CONSTANT



AUCTION_HEADER_ID

27

7

businessObjectValue1

DATA

ActionItemPricesAllVO

AuctionHeaderId


28

7

businessObjectKey2

CONSTANT



LINE_NUMBER

29

7

businessObjectValue2

DATA

AuctionItemPricesAllVO

LineNumbers


30

8

application

CONSTANT



EBS_instanceA

31

8

businessObjectType

CONSTANT



PA_PROJECTS

32

8

businessObjectKey1

CONSTANT



PROJECT_ID

33

8

businessObjectValue1

DATA

ProjAttachmentsVO

PROJECT_ID



C.4 管理対象添付ファイル・ソリューションのためのOracle PeopleSoftの表

Oracle PeopleSoftの表では、管理対象添付ファイル・ページをどのように、選択されたOracle PeopleSoftのページ上のボタン、リンクまたはメニューを通してアクティブ化するかを定義します。

AXFをOracle PeopleSoft用に構成するには、次に示すAXF関連の表をOracle PeopleSoftで構成する必要があります。

次の図は、AXFソリューションの中でOracle PeopleSoftシステムによって使用される表どうしの関係を示すものです。

PeopleSoftのAXF添付ファイル表の関係を表します。
図版pplsft_3.gifの説明


注意:

AXFの表フィールドはすべて、null以外の値を必要とします。適用されないフィールドについては、スペースを入れておくことができます。


C.4.1 PS_AXF_CONFIG表

PS_AXF_CONFIG表は、AXFソリューションをOracle PeopleSoftの様々なコンポーネント上で有効にするために使用します。この表では、どのページやコンポーネントをAXF対応にするかを、細分化したレベルで選択できます。

イベントは、Oracle PeopleSoftのページに対してアクションが実行されたときに、自動的に起動されます。AXF_PS_Integrationプロジェクト・コンポーネントによってPRE-およびPOST- saveイベントがキャッチされるので、これらのイベントがカスタマイズ可能になります。どのイベントを使用するか、およびいつ、どのように使用するかを指定できます。

C.4.1.1 列の説明

表C-31 PS_AXF_CONFIG表の列の説明

説明

AXF_CONFIG_ID

表の主キーを指定します。

AXF_COMPONENT_NAME

有効にするOracle PeopleSoftコンポーネントの名前を指定します。

AXF_CONNECT_NAME

Oracle PeopleSoftインテグレーション・ブローカー接続名(コールするサービス操作)を指定します。これは、Oracle PeopleSoftインテグレーション・ブローカーの管理インタフェースで定義されます。

デフォルトのサービス操作はAXF_EXECUTEです。他の接続を設定して使用することができます。

AXF_VERSION

接続のAXFバージョンを指定します。この値は、11gに設定されている必要があります。


C.4.1.2 実装例

この例では、WM_WO (work order)コンポーネントがAXF対応であることを定義します。

表C-32 PS_AXF_CONFIG表の例

AXF_CONFIG_ID AXF_COMPONENT_NAME AXF_CONNECT_NAME AXF_VERSION

101

WM_WO

AXF_EXECUTE

11g

102

CA_HDR_PNG

AXF_EXECUTE

11g

103

REQUISITIONS

AXF_EXECUTE

11g


C.4.2 PS_AXF_COMMANDS表

PS_AXF_COMMANDS表は、ユーザーのアクティビティに応じて実行するアクションを記述するために使用します。この表は、PS_AXF_CONFIG表と連携します。

C.4.2.1 列の説明

表C-33 PS_AXF_COMMANDS表の列の説明

説明

AXF_CMDS_ID

表の主キーを指定します。これは、一意のコマンドを特定するために使用されます。

AXF_CONFIG_ID

PS_AXF_CONFIG表への外部キーを指定します。これによって、この一意のコマンドと特定のページおよびコンポーネントとが関連付けられます。

AXF_EVENT_NAME

実行されるイベントを指定します。AXF_EVENT_NAMEは、既存のOracle PeopleSoftページに組み込まれるサブページに対応します。たとえば、AXFの機能(イメージ・ビューアやタスク・リストなど)を起動するためにOracle PeopleSoftページに追加されるボタン、リンクまたはメニューです。使用可能なオプションは次のとおりです。

  • AXF_BUTTON_1, …,  AXF_BUTTON_5

  • AXF_LINK_1, ..., AXF_LINK5

  • AXF_COMBO_1, ..., AXF_COMBO_5

  • AXF_PRE_SAVE_SBP

  • AXF_POST_SAVE_SBP

AXF_SELECT_LABEL

ドロップダウン・コンポーネント(たとえばAXF_COMBO_1)を使用する場合に表示するラベルを表します。

AXF_DISPLAY_NAME

Oracle PeopleSoftページ上に表示されるボタンまたはリンクの名前を定義します。

AXF_SOL_NAMESPC

実行するコマンドのソリューション・ネームスペースを指定します。

AXF_CMD_NAMESPC

実行するコマンドのコマンド・ネームスペースを指定します。

AXF_PSFT_ROLE

コマンドへのアクセス権を持つOracle PeopleSoftのロールを指定します。ロールをカンマ区切りのリストとして指定します。各ロールは単一引用符で囲みます(例: 'Role1','Role2','Role3')。

AXF_SORT_ORDER

選択フィールドに表示される項目の順序を指定します。ソート順序が適用されるのは選択フィールドのみです。

AXF_REQ_CONV

このコマンドの実行前に対話が必須かどうかを指定します。たとえば、UpdateTaskコマンドを実行するには、対話が実行中であることが必要です。これは、ユーザーが現在のタスクを選択できるようにするためです。


C.4.2.2 実装例

この例では、UCM_Managed_AttachmentsコマンドをリンクとしてOracle PeopleSoftのページに追加します。

コマンドの使用を許可するために、Oracle PeopleSoftロールの1つをAXF_PSFT_ROLEフィールドで指定する必要があります。ユーザーに、コマンドを使用する許可が付与されていない場合は、コマンドは表示されません。コマンドが表示されるが機能しない場合は、そのコマンドが正しく構成されていません。

表C-34 PS_AXF_COMMANDS表の例

AXF_CMDS_ID AXF_CONFIG_ID AXF_EVENT_NAME AXF_SELECT_LABEL AXF_DISPLAY_NAME AXF_SOL_NAMESPC AXF_CMD_NAMESPC AXF_PSFT_ROLE AXF_SORT_ORDER AXF_REQ_CONV

101

101

AXF_LINK_1

(Null)

管理対象添付ファイル

UCM_Managed_Attachments

UCM_Managed_Attachments

'Employee'

1

N

102

102

AXF_LINK_1

(Null)

管理対象添付ファイル

UCM_Managed_Attachments

UCM_Managed_Attachments

'Employee'

1

N

103

103

AXF_LINK_1

(Null)

管理対象添付ファイル

UCM_Managed_Attachments

UCM_Managed_Attachments

'Employee'

1

N


C.4.3 PS_AXF_CMD_PARAMS表

PS_AXF_COMMAND_PARAMS表は、定義されたコマンドのそれぞれに対して送信される情報を指定するために使用します。コマンドごとに、必須または省略可能のパラメータのセットは異なります。

PS_AXF_CMD_PARAMS表は、属性リストのラベルを構成するために使用します。定数とデータ値の組合せを使用してキー情報を表示することができます。ラベルを構成するのと同様に、追加のメタデータ値を渡すための行を追加できます。第7.6.16項を参照してください。

C.4.3.1 列の説明

表C-35 PS_AXF_CMD_PARAMS表の列の説明

説明

AXF_CMD_PARAM_ID

表の主キーを指定します。

AXF_CMD_ID

PS_AXF_COMMANDS表への外部キーを指定します。これによって、一意のパラメータと特定のコマンドとが関連付けられます。

AXF_PARAM_NAME

パラメータ名を定義します。

  • application: ビジネス・アプリケーションを指定します。これは、AFObjects表で定義されます。

  • businessObjectType: ビジネス・アプリケーションのオブジェクト・タイプを指定します。これは、第3.3項で定義されます。

  • businessObjectKey1...5: ドキュメントの主キー名を表します。

  • businessObjectValue1...5: ドキュメントの主キー値を表します。

  • labelValue1...5: 管理対象添付ファイルのユーザー・インタフェースに表示されるラベル。添付ファイル統合のキー値を表示するためのものです。

  • extraParamName: チェックインまたはスキャンのフォームで、メタデータとしてビジネス・アプリケーションからコンテンツ・サーバーに渡される追加パラメータ。第7.6.16項を参照してください。

AXF_DATASOURCE

パラメータ値の取得元を指定します。

  • DATA: AXF_RECORD_NAMEフィールドおよびAXF_FIELD_NAMEフィールドで定義された、Oracle PeopleSoft内の値を取得します。

  • CONSTANT: AXF_CONSTANT_VALUEフィールドで定義された値を使用します。

AXF_RECORD_NAME

Oracle PeopleSoftページ内のフィールドのレコードを指定します。これは、AXF_DATASOURCEがDATAに設定されているときに取得するターゲット値として使用されます。

AXF_FIELD_NAME

AXF_DATASOURCEがDATAに設定されているときに定数値として使用されます。

AXF_CONSTANT_VALUE

AXF_DATASOURCEがCONSTANTに設定されているときに定数値として使用されます。


C.4.3.2 実装例

この例では、UCM_Managed_Attachmentsコマンドのために送信される情報を示します。たとえば、アプリケーションやビジネス・オブジェクト・タイプです。

  • labelValueのエントリは、添付ファイルのキー・ラベル/値を表示するために構成されます。たとえば、この表のとおりにlabelValueが構成されているときは、作業オーダーについて次のように管理対象添付ファイル・ページに表示されます。

    [Business Unit], [US001], [Work Order], [123456]

表C-36 PS_AXF_CMD_PARAMS表の例

AXF_CMD_PARAM_ID AXF_CMD_ID AXF_PARAM_NAME AXF_DATASOURCE AXF_RECORD_NAME AXF_FIELD_NAME AXF_CONSTANT_VALUE

101

101

application

CONSTANT



PSFT_INSTANCE_A

102

101

businessObjectType

CONSTANT



WM_WO_HDR

103

101

businessObjectKey1

CONSTANT



BUSINESS_UNIT

104

101

businessObjectValue1

DATA

WM_WO_HDR

BUSINESS_UNIT


105

101

businessObjectKey2

CONSTANT



WO_ID

106

101

businessObjectValue2

DATA

WM_WO_HDR

WO_ID


107

101

labelValue1

CONSTANT



事業単位

108

101

labelValue2

DATA

WM_WO_HDR

BUSINESS_UNIT


109

101

labelValue3

CONSTANT



Work Order

110

101

labelValue4

DATA

WM_WO_HDR

WO_ID


111

101

businessObjectContext

CONSTANT



ScanContext

112

102

application

CONSTANT



PSFT_INSTANCE_A

113

102

businessObjectType

CONSTANT



CA_CONTR_HDR

114

102

businessObjectKey1

CONSTANT



BUSINESS_UNIT

115

102

businessObjectValue1

DATA

CA_CONTR_HDR

BUSINESS_UNIT


116

102

businessObjectKey2

CONSTANT



CONTRACT_NUM

117

102

businessObjectValue2

DATA

CA_CONTR_HDR

CONTRACT_NUM


118

102

labelValue1

CONSTANT



事業単位

119

102

labelValue2

DATA

CA_CONTR_HDR

BUSINESS_UNIT


120

102

labelValue3

CONSTANT



Contract Number

121

102

labelValue4

DATA

CA_CONTR_HDR

CONTRACT_NUM


122

103

application

CONSTANT



PSFT_INSTANCE_A

123

103

businessObjectType

CONSTANT



REQ_HDR

124

103

businessObjectKey1

CONSTANT



BUSINESS_UNIT

125

103

businessObjectValue1

DATA

REQ_HDR

BUSINESS_UNIT


126

103

businessObjectKey2

CONSTANT



REQ_ID

127

103

businessObjectValue2

DATA

REQ_HDR

REQ_ID


128

103

labelValue1

CONSTANT



事業単位

129

103

labelValue2

DATA

REQ_HDR

BUSINESS_UNIT


130

103

labelValue3

CONSTANT



Requisition

131

103

labelValue4

DATA

REQ_HDR

REQ_ID



C.4.4 PS_AXF_PROPERTIES表

PS_AXF_PROPERTIES表は、Oracle PeopleSoftとのAXF統合のプロパティを定義するために使用します。第7.6.17項を参照してください。

C.4.4.1 列の説明

表C-37 PS_AXF_PROPERTIES表の列の説明

説明

AXF_PROPNAME

使用するプロパティを指定します。プロパティは次のとおりです。

  • WINDOW_HEIGHT: ポップアップ・ウィンドウの高さをピクセル単位で指定します。(これは、ソリューションの一部して表示される任意のポップアップ・ウィンドウを指します。)

  • WINDOW_WIDTH: ポップアップ・ウィンドウの幅をピクセル単位で指定します。

AXF_PROPVALUE

プロパティの値を指定します。


C.4.4.2 実装例

この例の表には、デフォルトのプロパティ値を示します。

表C-38 PS_AXF_PROPERTIES表の例

AXF_PROPNAME AXF_PROPVALUE

WINDOW_HEIGHT

600

WINDOW_WIDTH

800


C.5 管理対象添付ファイル・ソリューションのためのコンテンツ・サーバーの表

コンテンツ・サーバーの表では、コンテンツ・サーバーのドキュメントをどのようにOracle E-Business SuiteまたはOracle PeopleSoftのビジネス・オブジェクトにマッピングするか、および特定のビジネス・オブジェクトに関連付けられたドキュメントへの一時的なアクセス権をどのようにユーザーに付与するかを定義します。

次の追加のデータベース表がアダプタで利用されます。

これらの表のデータは、実行時に自動的に入力されます。AFGrantsの初期データが入力されるのは、ユーザーがコンテンツ・サーバーにビジネス・アプリケーションからアクセスして、AF_GRANT_ACCESSサービスが実行されたときです。AFObjectsのデータが入力されるのは、ユーザーが管理対象添付ファイルのページからドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインしたときです。

C.5.1 AFGrants表

この表には、ユーザーに付与される権限が格納されます。これによって、ユーザーは、特定のビジネス・オブジェクトに関連付けられたドキュメントに一時的にアクセスできるようになります。

C.5.1.1 列の説明

表C-39 AFGrants表の列の説明

説明

dUserName

ユーザーの名前を格納します。

dAFApplication

ビジネス・アプリケーションのインスタンス名を格納します(たとえばPSFT_Instance1)。

dAFBusinessObject

ビジネス・アプリケーションのオブジェクトを格納します。

dAFBusinessObjectType

ビジネス・アプリケーションのオブジェクト・タイプを格納します。

dPrivilege

ユーザーに付与する権限を格納します。R (読取り)、W (書込み)、D (削除)またはA (管理者)です。

このパラメータはオプションです。指定されていない場合は、AppAdapterGrantPrivilege構成変数で指定されたアクセス・レベルが使用されます。第7.5項を参照してください。

dExpirationDate

この権限の有効期限である日時を格納します。

dMaxExpiration

最大アクセス期間(時間単位)の終了時刻を格納します。


C.5.2 AFObjects表

この表は、コンテンツ・サーバーのドキュメントをAFビジネス・オブジェクトにN対N関係でマッピングします。これによって、複数のコンテンツ・アイテムを1つのビジネス・オブジェクトに関連付けることや、複数のビジネス・オブジェクトに同じコンテンツ・アイテムを格納することが可能になります。

ユーザーがドキュメントの添付や添付解除を行うたびに、この表のレコードが追加または更新されます。

C.5.2.1 列の説明

表C-40 AFObjects表の列の説明

説明

dAFID

各添付ファイルの一意のIDを格納します。

dAFApplication

ビジネス・アプリケーションのインスタンス名を格納します(たとえばPSFT_InstanceやEBS_Instance)。

dAFBusinessObjectType

ビジネス・アプリケーションのオブジェクト・タイプを格納します(たとえばCallRecordsやHRMS)。

dAFBusinessObject

ビジネス・アプリケーション・インスタンスでのビジネス・オブジェクトのIDを格納します。

dDocName

ビジネス・オブジェクトに関連付けられているコンテンツ・アイテムのIDを格納します。

DID

ビジネス・エンティティに関連付けられているドキュメントのIDを格納します。リビジョン固有添付ファイル・モードでは、ドキュメントの特定バージョンを返すときにこのIDが使用されます。詳細は、第7.6.11項を参照してください。


C.5.3 AFRelationshipAttributes表

この表は、添付ファイルに関連付けられているリレーションシップ属性を格納します。詳細は、第7.6.10項を参照してください。リレーションシップ属性の構成に応じて、1つのドキュメントが0個以上のリレーションシップ属性を持つことができます。

C.5.3.1 列の説明

表C-41 AFRelationshipAttributes表の列の説明

説明

dAFID

各添付ファイルの一意のIDを格納します。

attribute

リレーションシップ属性名を格納します。

ユーザーが選択したリレーションシップ属性の値を格納します。


C.5.4 AFKeys表

この表は、後で参照できるように個々のキー値を格納します。

ビジネス・アプリケーションでは最大5個の主キー/値の組合せがサポートされ、これをdAFBusinessObjectのかわりに使用してビジネス・エンティティを表すことができます。管理対象添付ファイル・ソリューションでは、これらのキーは、PK_Valueのフィールドを間にパイプ文字(|)を入れて連結することによってdAFBusinessObjectにマッピングされます。元のPK_KeyおよびPK_ValueがAFKeys表に記録され、その後でマッピング操作が実行されます。

C.5.4.1 列の説明

表C-42 AFKeys表の列の説明

説明

dAFApplication

ビジネス・アプリケーションのインスタンス名を格納します。

dAFBusinessObjectType

ビジネス・アプリケーションのオブジェクト・タイプを格納します。

dAFBusinessObject

ビジネス・アプリケーション・インスタンスでのビジネス・オブジェクトのIDを格納します。

PK1_Key ... PK5_Key

最大5個のキー/値の組合せを格納します。

PK1_Value ... PK5_Value

最大5個のキー/値の組合せを格納します。