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Oracle® WebCenterアプリケーション・アダプタ管理者ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
B72423-01
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B BPELイメージング・ソリューション・リファレンス

この付録では、BPELイメージング・ソリューションのために使用されるAXF、Oracle E-Business SuiteおよびOracle PeopleSoftの構成表について説明します。AXFのコマンドおよびWebユーザー・インタフェース・ツール(タスク・リストやタスク・ビューアなど)について説明し、実装例を示します。

ここで説明する項目は、次のとおりです。

B.1 BPELイメージング・ソリューションのためのAXFの表

この項では、BPEL AXFの表について説明します。


注意:

AXFとOracle BPM Worklistセッションを同時に実行すると、先に開かれたセッションが終了します。たとえば、Oracle BPM Worklistセッションが開いている状態でAXFセッションを開くと、BPM Worklistセッションが終了します。

この競合が発生するのは、コンソール・セッション情報を保持するブラウザCookieの名前がドメイン固有ですが、デフォルトの初期値が同一であるからです。この競合を回避するには、Cookieの名前がドメインごとに一意となるように設定します。Cookieの名前を設定するには、コンソールのドメイン構成/一般ページの詳細セクションを使用します。



注意:

稼働中のシステムでのAXFの表の値を変更する場合は、変更を有効にするために、ドライバ・ページでDBキャッシュのクリアを実行するか、AXFアプリケーションをアプリケーション・サーバー内で再起動してください。ドライバ・ページの詳細は、『Oracle WebCenter Contentインストレーション・ガイド』の「HelloWorldを使用したAXFインストールの検証」を参照してください。


次の図に、BPEL AXFの構成表とその関係を示します。

図B-1 BPEL AXFの構成表(BPELイメージング・ソリューション)

AXFイメージング表どうしの関係を表します。
「図B-1 BPEL AXFの構成表(BPELイメージング・ソリューション)」の説明

AXFの表 説明

AXF_SOLUTIONS表

AXF_SOLUTION_ATTRIBUTES表


AXFソリューションを定義し、インフラストラクチャ、サービスおよびソリューションの全般的なパラメータを定義します。

AXF_COMMANDS表


ソリューション内のAXFのコマンドを定義します。

AXF_SOLUTION_PARAMETERS表


AXFのコマンドのパラメータおよびAXFのユーザー・インタフェース・コンポーネントを定義します。

AXF_ACTION_MENU表

AXF_ACTIONS表


タスク・アクション・ペインそのものと、ペイン内のリンクを定義します。

AXF_METADATA_BLOCKS表

AXF_METADATA_ATTRIBUTES表

タスク・ビューア内の省略可能なセクション(たとえば「サマリー」、「コメント」)および動的データ表を定義します。

AXF_ENUM_TYPES表

AXF_ENUM_ITEMS表

列挙ピッカーとその値を定義します。

AXF_XPATH_ATTRIBUTES表

AXF_XPATH_NAMESPACES表

ペイロード要素のXPATH属性を定義します。


B.1.1 AXF_SOLUTIONS表

AXF_SOLUTIONS表は、AXFで使用されるソリューションを定義します。これは、SOLUTION_NAMESPACE列を通してAXF_COMMANDS表にリンクしています。

この図については、前後のテキストで説明されています。

B.1.1.1 列の説明

表B-1 AXF_SOLUTIONS表の列の説明

説明

SOLUTION_CONTEXT

AXFソリューション実装のJNDI名を定義します。(現時点では、AxfCommandMediatorが唯一のソリューション実装です。)

SOLUTION_NAMESPACE

AXFソリューション名を定義します。


B.1.1.2 実装例

この例の表では、定義されているAXFソリューションを示します。各ソリューションでは、AxfCommandMediatorがソリューション実装として使用されています。

表B-2 AXF_SOLUTIONS表の例

SOLUTION_NAMESPACE SOLUTION_CONTEXT

InvoiceProcessing

ejb.AxfCommandMediator#oracle.imaging.axf.service.AxfCommandMediatorRemote

AccountDistributionApproval

ejb.AxfCommandMediator#oracle.imaging.axf.service.AxfCommandMediatorRemote

SupplierMaintenance

ejb.AxfCommandMediator#oracle.imaging.axf.service.AxfCommandMediatorRemote

RequestInvoiceInformation

ejb.AxfCommandMediator#oracle.imaging.axf.service.AxfCommandMediatorRemote

AccountDistribution

ejb.AxfCommandMediator#oracle.imaging.axf.service.AxfCommandMediatorRemote

InvoiceApproval

ejb.AxfCommandMediator#oracle.imaging.axf.service.AxfCommandMediatorRemote

Rescan

ejb.AxfCommandMediator#oracle.imaging.axf.service.AxfCommandMediatorRemote


B.1.2 AXF_SOLUTION_ATTRIBUTES表

この表は、インフラストラクチャ、サービスまたはソリューションで使用される、全般的な属性を定義します。たとえば、この表を使用してエラー・メッセージのアドレス、接続および対話タイムアウトの設定を定義します。

この図については、前後のテキストで説明されています。

B.1.2.1 列の説明

表B-3 AXF_SOLUTION_ATTRIBUTES表の列の説明

説明

SOLUTION_NAMESPACE

このパラメータを使用するソリューション・ネームスペースを指定します。

PARAMETER_KEY

パラメータの名前。パラメータ値をデータベースから取り出すときに使用されます。パラメータは次のとおりです。

  • BPEL_CONNECTION: 使用するBPEL接続を指定します。

  • CONNECTION_PROVIDER: 接続を定義します(BPELまたはカスタム)。BPEL接続を指定する場合は、この値はAxfWorkflowServiceModuleです。

  • ConversationTimeoutSeconds: ConversationID (cid)が有効である時間の長さを指定します。何もアクティビティがない時間のデフォルト値は43200秒です。

  • USE_AUTOTASK_LOCKING: 自動タスク・ロックを有効にするか(TRUE)無効にするか(FALSE)を指定します。自動タスク・ロックを有効にすると、複数のユーザーがタスクを自動タスク・モードで獲得するときに発生する可能性のある衝突を回避できます。第6.4.4項を参照してください。

  • USERNAME_PASS_THROUGH: FALSEのときは、認証Oracle WebLogic Serverユーザーがタスク(たとえばBPELのタスク)を実行できます。デフォルトはTRUEで、Oracle E-Business SuiteまたはOracle PeopleSoftから渡されたユーザーが実行します。第6.4.2項を参照してください。

  • TASKLIST_RANGESIZE: タスク・リストとして返すタスクの数を指定します。たとえば、タスクの数をデフォルトの25から10に変更できます。

PARAMETER_VALUE

パラメータの値。


B.1.2.2 実装例

この例の表では、請求書処理ソリューションのソリューション属性が設定されます。

表B-4 AXF_SOLUTION_ATTRIBUTES表の例

SOLUTION_NAMESPACE PARAMETER_KEY PARAMETER_VALUE

InvoiceProcessing

BPEL_CONNECTION

axfconnection

InvoiceProcessing

CONNECTION_PROVIDER

oracle.imaging.axf.servicemodules.bpel.workflow.AxfWorkflowServiceModule

InvoiceProcessing

USE_AUTOTASK_LOCKING

TRUE

InvoiceProcessing

TASKLIST_RANGESIZE

10


B.1.3 AXF_COMMANDS表

この表は、各ソリューションのAXFコマンドおよびそのJavaクラスを定義するときに使用します。各コマンドのパラメータはAXF_SOLUTION_PARAMETERS表で定義されることに注意してください。

この図については、前後のテキストで説明されています。

B.1.3.1 列の説明

表B-5 AXF_COMMANDS表の列の説明

説明

SOLUTION_NAMESPACE

ソリューションの名前。これは、AXF_SOLUTIONS表で定義されます。

COMMAND_NAMESPACE

ソリューション内でのコマンドの一意の名前を定義します。

COMMAND_CLASS

コマンドが定義されているクラスの完全修飾名。このクラスがロードされ、コマンドを表すexecute()メソッドが実行されます。特定のタスクの詳細は、第B.3項に記載されているそのタスクを参照してください。


B.1.3.2 実装例

この例では、請求書処理ソリューションのために定義されているコマンドを示します。

Fields not shown: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing

表B-6 AXF_COMMANDS表の例

COMMAND_CLASS COMMAND_NAMESPACE

oracle.imaging.axf.commands.bpel.AutotaskCommand

AutoOpenTask

oracle.imaging.axf.commands.bpel.ReleaseTaskCommand

ReleaseTask

oracle.imaging.axf.commands.bpel.ReleaseTaskCommand

SkipTask

oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand

AccountDistributionComplete

oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand

AssignProcessingGroupComplete

oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand

CompleteInvoice

oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand

DeleteInvoice

oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand

DuplicateInvoice

oracle.imaging.axf.commands.bepl.CompleteTaskCommand

Hold

oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand

InvoiceApprovalComplete

oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand

RequestInformationComplete

oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand

RescanComplete

oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand

SpecialistExceptionComplete

oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand

SupplierMaintenance

oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand

SupplierMaintenanceComplete

oracle.imaging.axf.commands.bpel.OpenTaskCommand

OpenTask

oracle.imaging.axf.commands.bpel.UpdateTaskFromProcedureCommand

RetrieveUserList

oracle.imaging.axf.commands.bpel.UpdateTaskCommand

AttachSupplemental

oracle.imaging.axf.commands.bpel.UpdateTaskCommand

SaveInvoice

oracle.imaging.axf.commands.system.RedirectCommand

AccountDistributionEdit

oracle.imaging.axf.commands.system.RedirectCommand

AssignProcessingGroupEdit

oracle.imaging.axf.commands.system.RedirectCommand

EditComments

oracle.imaging.axf.commands.system.RedirectCommand

InvoiceApprovalEdit

oracle.imaging.axf.commands.system.RedirectCommand

RequestInformationEdit

oracle.imaging.axf.commands.system.RedirectCommand

RescanEdit

oracle.imaging.axf.commands.system.RedirectCommand

SearchIPM

oracle.imaging.axf.commands.system.RedirectCommand

SpecialistExceptionEdit

oracle.imaging.axf.commands.system.RedirectCommand

StartInvoiceProcessing

oracle.imaging.axf.commands.system.RedirectCommand

SupplierMaintenanceEdit

oracle.imaging.axf.commands.system.TerminateConversationCommand

TerminateConversation


B.1.4 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表

この表は、ソリューション、AXFのコマンドおよびAXFのユーザー・インタフェース・コンポーネントのコマンド・パラメータを定義します。

この図については、前後のテキストで説明されています。

B.1.4.1 列の説明

表B-7 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表の列の説明

説明

SOLUTION_NAMESPACE

ソリューション・ネームスペースを指定します。これは、AXF_SOLUTIONS表で定義されます。

COMMAND_NAMESPACE

コマンド名を指定します。これは、AXF_COMMANDS表で定義されます。

CONFIGURATION_NAMESPACE

コマンドを実装するために使用されます。実装クラスの完全なパッケージ名を指定します。このネームスペース・パスは、インスタンス化される物理Javaクラスを表します。また、このネームスペースによって、同じソリューション・ネームスペース内のコマンドが区別されます。

PARAMETER_KEY

AXFのコマンドで使用されるパラメータ・キーを指定します。パラメータの詳細は、そのコマンドまたはWebツールの説明を参照してください。

ユーザー・インタフェース・コンポーネント:

AXFのコマンド:

PARAMETER_VALUE

パラメータ・キーの値を指定します。(パラメータの詳細は、そのAXFコマンドまたはWebツールの説明を参照してください。)

値にXPATH:という接頭辞が付いている場合は、属性値はAXF_XPATH_ATTRIBUTES表からのものです。


B.1.4.2 実装例

この例では、請求書処理ソリューションのStartInvoiceProcessingコマンドが設定されます。最初の行では、タスク・リストが表示されることを、RedirectCommandおよび対応するURLを使用して指定します。残りの行では、タスク・リストをコールし(CONFIGURATION_NAMESPACE列で)、その動作を定義します。

Fields not shown: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing

表B-8 StartInvoiceProcessingコマンドのためのAXF_SOLUTION_PARAMETERS表の例

COMMAND_NAMESPACE CONFIGURATION_NAMESPACE PARAMETER_KEY PARAMETER_VALUE

StartInvoiceProcessing

oracle.imaging.axf.commands.bpel.RedirectCommand

REDIRECT_URL

taskflow://WEB-INF/taskflows/axf-tasklist-tfd.xml#axf-tasklist-tfd

StartInvoiceProcessing

oracle.imaging.axf.web.backing.TaskList

CMD_OPEN_TASK_BUTTON

OpenTask

StartInvoiceProcessing

oracle.imaging.axf.web.backing.TaskList

CMD_AUTO_TASK_BUTTON

AutoOpenTask

StartInvoiceProcessing

oracle.imaging.axf.web.backing.TaskList

DEFAULT_VIEW

(Null)

StartInvoiceProcessing

oracle.imaging.axf.web.backing.TaskList

NO_OF_LINES

20

StartInvoiceProcessing

oracle.imaging.axf.web.backing.TaskList

SHOW_INBOX

FALSE

StartInvoiceProcessing

oracle.imaging.axf.web.backing.TaskList

CONNECTION_NAME

デフォルト

StartInvoiceProcessing

oracle.imaging.axf.web.backing.TaskList

VIEW_LIST

North Invoice Processing Group、South Invoice Processing Group、East Invoice Processing Group、West Invoice Processing Group、My Holds、Exceptions


B.1.5 AXF_ACTION_MENU表

この表は、アクション・メニューをAXF Webページ(たとえば、タスク・ビューアやタスク・リストのページ)上に挿入してカスタマイズするために使用します。一般的な用途の1つは、図B-2に示すように、タスク・ビューア内に「タスク・アクション」ペインを表示するというものです。ユーザーは、表示されているタスクに関連するアクション・リンクをクリックできます。AXF_ACTIONS表を使用して、指定されたメニューのアクションを定義します。

この図については、前後のテキストで説明されています。

B.1.5.1 列の説明

表B-9 AXF_ACTION_MENU表の列の説明

説明

MENU_ID

AXF_ACTIONS表の主キーを指定します。これは、どのメニューにメニュー・アクションを配置するかを指定するものです。

DISPLAY_TEXT

ペインのタイトル(たとえば「タスク・アクション」「ショートカット」または「再割当て」)を指定します。

MENU_TYPE

ページ上のメニューを表示する場所およびそのタイプを指定します。(LEFT_SIDEBARを指定すると、サイド・ペインがページの左端に表示されます。)

TASK_FLOW_ID

どのアクティブ・タスク・フローにこのメニューを関連付けるかを指定します。たとえば、サイド・メニューをタスク・リスト表示に追加するには、値としてaxf-tasklist-tfdを指定します。これは、メニューを表示するページを指定するものです。

VIEW_ID

(将来使用するために予約済。)

SOLUTION_NAMESPACE

AXFソリューションを指定します。これは、AXF_SOLUTIONS表で定義されます。

MENU_ORDER

表示するメニューが複数設定されているときに、メニューを表示する順序を定義します。


B.1.5.2 実装例

この例では、請求書処理ソリューションの「タスク・アクション」というタイトルのペインを実装し、タスク・ビューアの左側に表示します。

表B-10 AXF_ACTION_MENUの例

MENU_ID DISPLAY_TEXT MENU_TYPE TASK_FLOW_ID VIEW_ID SOLUTION_NAMESPACE MENU_ORDER

0

タスク・アクション

LEFT_SIDEBAR

axf-taskviewer-tfd

null

InvoiceProcessing

0


B.1.6 AXF_ACTIONS表

この表は、AXFのソリューションで使用されるタスク・アクションを定義します。アクション・メニューは、AXFのWebページ、たとえばタスク・ビューア・ページ(第B.2.3項を参照)やタスク・リスト(第B.2.2項を参照)に表示できます。この表は、AXF_COMMANDS表にリンクしています。

この図については、前後のテキストで説明されています。

B.1.6.1 列の説明

表B-11 AXF_ACTIONS表の列の説明

説明

DISPLAY_TEXT

ペイン内のアクション(リンクなど)の名前を指定します。

COMMAND_NAMESPACE

アクションの結果としてコールされるコマンドを指定します。これは、AXF_COMMANDS表で定義されます。

MENU_ORDER

ペイン内でのアクションの表示順序を指定します。

ELEMENT_TYPE

アクションをページ上でどのようにレンダリングするかを指定します。LINKを指定すると、HTMLリンクが表示されます。

ACTION_HANDLER

誰が/何がこのアクションを処理するかを決定します。現在使用できるハンドラはCOMMANDです。

注意: 省略した(null)場合の、この値のデフォルトはCOMMANDです。

REQUIRES_CONVERSATION

このアクションには対話IDが初期化済であることが必須かどうかを指定します。

MENU_ID

AXF_ACTION_MENU表に存在するIDを指定します。ここで定義されたメニューにアクションが表示されます。

ACTION_ID

アクションの一意の数値識別子を定義します。

USE_POPUP

将来使用するために予約されています。


B.1.6.2 実装例

次に示す表は、AXF_ACTIONS表の例です。

図B-2 「タスク・アクション」、「サマリー」および「コメント」が有効になっている状態のタスク・ビューア・ページ

この図については、前後のテキストで説明されています。
「図B-2 「タスク・アクション」、「サマリー」および「コメント」が有効になっている状態のタスク・ビューア・ページ」の説明

表B-12に示していないフィールド:

  • ACTION_HANDLER=COMMAND

  • REQUIRES_CONVERSATION=TRUE

表B-12 AXF_ACTIONS表の例

DISPLAY_TEXT COMMAND_NAMESPACE MENU_ORDER ELEMENT_TYPE MENU_ID ACTION_ID

請求書承認

InvoiceApprovalEdit

1

LINK

0

AXF_ACTIONS_SEQ.NEXTVAL

タスク・リストに戻る

ReleaseTask

0

LINK

0

AXF_ACTIONS_SEQ.NEXTVAL

タスクをスキップ

SkipTask

0

LINK

0

AXF_ACTIONS_SEQ.NEXTVAL

Complete Invoice

CompleteTask

0

LINK

0

AXF_ACTIONS_SEQ.NEXTVAL


B.1.7 AXF_XPATH_ATTRIBUTES表

この表は、AXFフレームワークで使用されるXPATHの属性を定義します。このXPATHは主に、ペイロード要素に対して定義されます。

この図については、前後のテキストで説明されています。

B.1.7.1 列の説明

表B-13 AXF_XPATH_ATTRIBUTES表の列の説明

説明

ATTRIBUTE_KEY

AXF_SOLUTION_PARAMETERS表のパラメータ値列で参照される属性キー。

XPATH

ペイロード内の値の場所を指定するために使用されるXPATH式。


B.1.7.2 実装例

この例は、AXF_SOLUTION_PARAMETERS表でAssignProcessingGroupEditコマンドに対して指定されたXPATH属性に従っています。PARAMETER_VALUE列にはXPATH:という接頭辞が含まれており、この属性値がAXF_XPATH_ATTRIBUTES表からのものであることを示しています。

Fields not shown: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing

表B-14 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表の例

COMMAND_NAMESPACE CONFIGURATION_NAMESPACE PARAMETER_KEY PARAMETER_VALUE

AssignProcessingGroupEdit

oracle.imaging.axf.web.EnumerationPicker

ATTRIBUTE_NAME

XPATH:InvoiceProcessing_ProcessingGroup


次のAXF_XPATH_ATTRIBUTES表では、対応するXPATH列にペイロードの値を特定するXPATH式が表示されます。

表B-15 AXF_XPATH ATTRIBUTES表の例

ATTRIBUTE_KEY XPATH

InvoiceProcessing_ProcessingGroup

//task:processingGroup


次に示すAXF_NAMESPACES表のXMLNS_URI列の内容は、XMLファイル内のどの場所にprocessingGroupのタスク情報があるかを表しています。

表B-16 AXF_XPATH_NAMESPACES表の例

Prefix XMLNS_URI

task

http://xmlns.oracle.com/bpel/workflow/task


B.1.8 AXF_XPATH_NAMESPACES表

次に示す表は、XPATHの属性に使用されるネームスペースを定義します。これは、AXF_XPATH_ATTRIBUTES表にリンクしています。

この図については、前後のテキストで説明されています。

B.1.8.1 列の説明

表B-17 AXF_XPATH_NAMESPACES表の列の説明

説明

PREFIX

XPATHで使用されるネームスペース接頭辞。

XMLNS_URI

一意の識別子となります。


B.1.8.2 実装例

表B-18 AXF_XPATH_NAMESPACES表の例

Prefix XMLNS_URI

task

http://xmlns.oracle.com/bpel/workflow/task

documentContent

http://xmlns.oracle.com/imaging/axf/documentContentTypes

solution

http://xmlns.oracle.com/imaging/axf/solutionTypes

invoiceProcessing

http://xmlns.oracle.com/imaging/axf/InvoiceProcessing

xml

http://www.w3.org/XML/1998/namespace


B.2 BPELイメージング・ソリューションのためのAXFのユーザー・コンポーネント

この項の内容は次のとおりです。

B.2.1 ソリューション・エディタ

BPELイメージング・ソリューションの初期構成(ソリューション・アクセラレータまたはこの付録で説明する表を使用)の後に、Imagingのソリューション・エディタを使用してユーザー・インタフェースのコンポーネントに変更を加えることができます。ソリューション・エディタについては、Oracle Fusion Middleware Oracle Imaging and Process Management管理者ガイドのソリューション・エディタ・ページに関する項を参照してください。

たとえば、ソリューション・エディタは次のようなタスクに使用できます。

  • タスク・リストでユーザーに対して表示されるプロファイル(BPELビュー)を変更する。

  • タスク・ビューアでユーザーに対して表示されるタスク・アクションを変更する。

  • タスク・ビューアに表示されるメタデータ項目および下部パネル・タブを変更する。

  • 指定の列挙に対して列挙ピッカー・ページに表示される列挙の値を指定する。

B.2.2 タスク・リストWebツール

AXFの「タスク・リスト」Webツールは、AXFソリューションによって制御されるヒューマン・ワークフロー・タスクを表示するための、再利用可能なWebインタフェースです。

この図については、前後のテキストで説明されています。
図版task_list.gifの説明

タスク・リストの機能

  • 「プロファイル」リストでは、BPELの標準のビューが使用され、ユーザー/グループ、BPEL ProcessのバージョンおよびBPELペイロード属性値に基づいてタスク・リストのビューが絞り込まれます。ビューを作成したり、ビューを他のユーザーまたはグループと共有するには、BPM Worklistアプリケーションを使用します。BPEL Imagingソリューション・エディタの「一般」タブを使用して、プロファイル・リストを編集し、デフォルト・プロファイルを割り当て、ソリューション内でのコメント・ブロックの使用を指定します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Imaging and Process Management管理者ガイド』の「ソリューション・エディタ」ページの「一般」タブに関する項を参照してください。

  • ユーザーがタスクを表から選択するには、その「タスクの表示」リンクをクリックします。ワークフロー・タスクが指定のBPELサーバーおよびプロセスから取り出されて、そのユーザーが引き受けたことが宣言され、タスク・ビューアに表示されます。ユーザーは、選択されたタスクを完了したら、タスク・リストに戻ります。タスク・リストとして一度に返すタスクの数を構成できます。

  • 自動タスク・モードが選択されているときは、タスクは自動的にそのユーザーが引き受けたことになって開かれ、ユーザーがそのタスクを完了します。これは、1人のユーザーの全タスクの処理が完了するか、ユーザーがタスクの処理の中止を選択してタスク・リストに戻るまで続きます。ユーザーが自動タスク・モードをアクティブにするには、「自動タスク」を選択します。

  • ユーザーは、割り当てられたタスクをリリースできます。その場合は、「リリース」ボタンをクリックします。これで、タスクはリリースされて、割当て可能タスクのプールに戻されます。ユーザーが、選択したタスクを獲得していない状態で「リリース」をクリックした場合は、そのタスクをリリースできないことを示すメッセージが表示されます。

  • ユーザーは、列見出しをクリックしてタスクをソートできます。ユーザーは、「検索」フィールドを使用して特定のタスクを検索することもできます。詳細は、『Oracle WebCenter Application Adaptersユーザーズ・ガイド』を参照してください。

B.2.2.1 タスク・リストのパラメータ

表B-19 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のタスク・リストのパラメータ

パラメータ 説明

CMD_OPEN_TASK_BUTTON

ユーザーが「タスク・リスト」Webページで「タスクの表示」リンクをクリックしたときに実行するCOMMAND_NAMESPACEを指定します。

CMD_AUTO_TASK_BUTTON

ユーザーが「タスク・リスト」Webページで「自動タスク」ボタンをクリックしたときに実行するCOMMAND_NAMESPACEを指定します。

NO_OF_LINES

複数ページに分けずに一度に表示するタスクの最大数を指定します。タスク・リストとして返すタスクの数を構成するには、AXF_SOLUTION_ATTRIBUTES表にあるTASKLIST_RANGESIZEパラメータを使用します。

VIEW_LIST

「プロファイル」フィールドでユーザーに対して表示するビュー(ヒューマン・ワークフロー・システムで定義される)のリストを指定します。

DEFAULT_VIEW

デフォルトのプロファイルを指定します。VIEW_LISTパラメータとともに使用される場合は、この値はVIEW_LIST値のリストにも含まれている必要があります。


B.2.2.2 実装例

この例では、請求書処理ソリューションのStartInvoiceProcessingコマンドが設定されます。最初の行では、Redirectコマンドを使用してタスク・リストを表示します。残りの行では、タスク・リストの動作を定義します。

Fields not shown: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing

表B-20 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のタスク・リストのパラメータの例

COMMAND_NAMESPACE CONFIGURATION_NAMESPACE PARAMETER_KEY PARAMETER_VALUE

StartInvoiceProcessing

oracle.imaging.axf.commands.bpel.RedirectCommand

REDIRECT_URL

taskflow://WEB-INF/taskflows/axf-tasklist-tfd.xml#axf-tasklist-tfd

StartInvoiceProcessing

oracle.imaging.axf.web.backing.TaskList

CMD_OPEN_TASK_BUTTON

OpenTask

StartInvoiceProcessing

oracle.imaging.axf.web.backing.TaskList

CMD_AUTO_TASK_BUTTON

AutoOpenTask

StartInvoiceProcessing

oracle.imaging.axf.web.backing.TaskList

DEFAULT_VIEW

(Null)

StartInvoiceProcessing

oracle.imaging.axf.web.backing.TaskList

SHOW_INBOX

FALSE

StartInvoiceProcessing

oracle.imaging.axf.web.backing.TaskList

VIEW_LIST

North Invoice Processing Group、South Invoice Processing Group、East Invoice Processing Group、West Invoice Processing Group、My Holds、Exceptions


B.2.3 タスク・ビューアWebツール

AXFの「タスク・ビューア」Webツールは、ヒューマン・ワークフロー・タスクに関連付けられたコンテンツを表示する、再利用可能なWebインタフェースです。一般的な構成では、ビジネス・ユーザーはタスク・ビューアをモニタの1つで表示して、イメージに表示されている値を別のモニタのビジネス・アプリケーションに入力します。

構成後は、BPEL Imagingソリューション・エディタを使用してタスク・ビューアに次の変更を加えます。

  • アクション・メニューの表示ラベルを編集し、メニュー項目の順序を定義し、メニュー項目を表示するか非表示にするかを指定してメニュー項目のラベルを編集します。『Oracle Fusion Middleware Oracle Imaging and Process Management管理者ガイド』の「ソリューション・エディタ」ページの「アクション」タブに関する項を参照してください。

  • メタデータ・ブロック・ラベルを編集し、メタデータ項目の順序を変更し、メタデータ項目を表示するか非表示にするかを指定し、メタデータ項目のラベルを編集し、動的データ表(下部パネル)の表示を変更します。『Oracle Fusion Middleware Oracle Imaging and Process Management管理者ガイド』の「ソリューション・エディタ」ページの「タスク・ビューア」タブに関する項を参照してください。

Webページのカスタマイズは、データベース構成を通して行うこともできます。

この図については、前後のテキストで説明されています。
図版task_viewer.gifの説明

タスク・ビューアの機能

  • ユーザーはイメージ・ドキュメントを「イメージ・ビューア」ペインで、「基本」または「詳細」のイメージング・ビューア・モードで表示します。タスク・ビューアでは、Imagingビューア・ツールを使用してイメージ・ドキュメントがレンダリングされます。

  • ユーザーは、横の「タスク・アクション」ペインでアクションを選択できます(このように構成されている場合)。選択すると、ソリューションのAXFコマンドが起動されます。管理者は、「タスク・アクション」ペインをAXF_ACTION_MENU表で有効化し、AXFのコマンドを起動するためのアクション・リンクをAXF_ACTIONS表で構成し、コマンドそのものをAXF_COMMANDS表で構成します。自動タスク・モードが選択されている場合は、ユーザーはタスク・リストに戻ることによってこのモードを無効化します。戻るには、「タスク・アクション」ペインにある「タスク・リストに戻る」リンクをクリックするのが一般的です。

  • ユーザーは「サマリー」セクションを表示できます(そのように構成されている場合)。このセクションには、そのタスクに関するメタデータの値が表示されます。管理者は、この項目が表示されるように、AXF_METADATA_BLOCKS表およびAXF_METADATA_ATTRIBUTES表で構成します。このセクションのタイトルと、表示されるタスク・ペイロードの値も構成できます。

  • ユーザーは「コメント」セクションを表示できます(そのように構成されている場合)。このセクションでは、コメントの一部が表示され、アイコンをクリックしてコメント全体を表示することや、タスクにコメントを追加することができます。管理者は、コメントが表示されるようにAXF_METADATA_BLOCKS表で構成します。

  • ユーザーは、BPELペイロードXMLからの動的データ表(下部のタブ)を表示できます(そのように構成されている場合)。たとえば、請求書処理ソリューションのGeneral Ledger行です。管理者は、この表をAXF_METADATA_BLOCKS表で構成し、データ行をAXF_METADATA_ATTRIBUTES表で構成します。詳細は、第6.4.10項を参照してください。

タスク・ビューアの構成

タスク・ビューアの構成は、次に示す表で行います。

B.2.3.1 AXF_METADATA_BLOCKS表

この表は、タスク・ビューアそのものと、「タスク・ビューア」ページに表示するセクションを定義します。

この図については、前後のテキストで説明されています。
B.2.3.1.1 列の説明

表B-21 AXF_METADATA_BLOCKS表の列の説明

説明

BLOCK_ID

データベース内の行を指定します。AXF_METADATA_ATTRIBUTES表にリンクしています。

BLOCK_LOCATION

「タスク・ビューア」ページ上のどの場所にブロックを表示するかを指定します。LEFT_SIDEBARを指定すると、左サイドバー・ペインが表示されます。

LABEL

ペインのラベルを定義します(例: 「サマリー」「コメント」)。

DISCLOSED

TRUEを指定すると、ブロックが拡張した状態で表示されます。FALSEを指定した場合は、項目は表示されますが、折りたたまれた状態になります。

DISPLAY_ORDER

ブロックを表示する順序を指定します。

TASK_FLOW_ID

メタデータ・ブロックをどのタスク・フローに対して表示するかを指定します(例: axf-taskviewer-tfdaxf-tasklist-tfd)。

SOLUTION_NAMESPACE

AXFソリューション名を指定します。

BLOCK_TYPE

ブロックの中の値のタイプを指定します(例: METADATA、COMMENT)。

METADATA_STYLE

メタデータをどのように使用するかを指定します。null (使用しない)またはtableを指定できます。

tableを指定すると、BPELペイロードXMLからの動的データの表が下部のタブに表示されます。第6.4.10.1項を参照してください。このブロックが表示されるのは、データがある場合のみです。下部パネルを非表示にするには、第6.4.10.2項を参照してください。

動的表を構成するには、次の値を指定する必要があります。

BLOCK_LOCATION = BOTTOM_PANEL

BLOCK_TYPE = METADATA

METADATA_STYLE = table

ORGANIC_MENU_ID

将来使用するために予約されています。


B.2.3.1.2 実装例

この表によって、「タスク・ビューア」ページの「サマリー」および「コメント」の各セクションが表示されます。

ここに示していない列: DISCLOSED=TRUE

ORGANIC_MENU_ID=null

表B-22 AXF_METADATA_BLOCKS表の例

BLOCK_ID BLOCK_LOCATION LABEL DISPLAY_ORDER TASK_FLOW_ID SOLUTION_NAMESPACE BLOCK_TYPE METADATA_STYLE

1

LEFT_SIDEBAR

Summary

1

axf-taskviewer-tfd

InvoiceProcessing

METADATA

null

2

LEFT_SIDEBAR

Comments

2

axf-taskviewer-tfd

InvoiceProcessing

COMMENT

null

3

BOTTOM_PANEL

GL Lines

3

axf-taskviewer-tfd

InvoiceProcessing

METADATA

TABLE


B.2.3.2 AXF_METADATA_ATTRIBUTES表

この表は、AXF_METADATA_BLOCKS表で指定されたメタデータのセクションに表示される、ラベルおよび値を定義します。また、XPath属性を使用して表示する属性値をどのように取得するかも定義します。

この図については、前後のテキストで説明されています。
B.2.3.2.1 列の説明

表B-23 AXF_METADATA_ATTRIBUTES表の列の説明

説明

BLOCK_ID

AXF_METADATA_BLOCKS表を参照します。この中にメタデータのラベルと値が表示されます。

ATTRIBUTE_ID

メタデータ属性の主キー。

LABEL

メタデータ・セクションでユーザーに対して表示されるメタデータ・ラベルを指定します(たとえば、「サマリー」セクションの「ステータス」)。

動的データ表が指定されているときは、このラベルが列見出しになります。

ATTRIBUTE_KEY

この属性がBPELタスク内で更新されるのは、ユーザーが「タスク・ビューア」ページの「OK」ボタンをクリックしたときです。属性値はシステム属性名か(第B.3.6.2項を参照)、XPATHという接頭辞付きです。後者の場合は、XPath表を使用して値が検出されます。動的データ表に対しては、XPATHのみがサポートされます。

IS_XPATHの値がTRUEの場合は、attribute_keyの値はAXF_XPATH_ATTRIBUTES表に存在し、そのXPATHを使用してタスク・ペイロード内の値が更新されます。

IS_XPATH

TRUEの場合は、属性値はBPELペイロード内のXPATHから取得されます。FALSEの場合は、値はシステム属性またはフレックス・フィールド属性から取得されます。

DISPLAY_ORDER

メタデータのラベル/値をメタデータ・セクションに表示する順序を指定します。

動的データ表の場合は、列の順序を指定します。

DATA_TYPE

メタデータ項目のデータ型を指定します(例: String)。

動的データ表の場合は、この値はSTRINGであることが必要です。


B.2.3.2.2 実装例

表B-24は、図B-2に示すようにタスク・ビューアの「サマリー」セクションに表示されるメタデータのラベルと値を定義するものです。別の例は、第6.4.10項を参照してください。

ここに示していない列:

DATA_TYPE=String

表B-24 「サマリー」セクションのためのAXF_METADATA_ATTRIBUTES表の例

BLOCK_ID ATTRIBUTE_ID LABEL ATTRIBUTE_KEY IS_XPATH DISPLAY_ORDER

1

1

Status

InvoiceProcessing_Status

TRUE

0

1

2

Exception Code

InvoiceProcessing_ExceptionCode

TRUE

1

1

3

Processing Group

InvoiceProcessing_ProcessingGroup

TRUE

2

1

4

Invoice Number

InvoiceProcessing_InvoiceNumber

TRUE

3

1

5

Supplier Name

InvoiceProcessing_SupplierName

TRUE

4

1

6

Supplier Site

InvoiceProcessing_SupplierSiteName

TRUE

5


B.2.3.3 コメント

「コメント」ペインでは、ユーザーが、トランザクションの処理中にヒューマン・タスクに関連するコメントを表示および入力することができます。管理者は、コメントの構成をAXF_METADATA_BLOCKS表で行います。第1.3.3.5項も参照してください。

「コメント」フィールドを表示するかどうかを、Imagingのソリューション・エディタの「一般」タブで指定できます。『Oracle Fusion Middleware Oracle Imaging and Process Management管理者ガイド』の「ソリューション・エディタ」ページの「一般」タブに関する項を参照してください。コメントは、タスク・ビューア・ページ、アイデンティティ・ピッカー・ページおよび列挙ピッカー・ページに表示できます。

この図については、前後のテキストで説明されています。
図版view_comments.gifの説明

B.2.4 列挙ピッカーWebツール

列挙ピッカーWebツールを利用すると、AXFの表で構成された値のリストからユーザーが選択できるようになります。たとえば、次の図に示した列挙ピッカーには、「Processing Group」というドロップダウン・フィールドが表示され、このドロップダウンの値は「North」、「South」、「East」および「West」となっています。

この図については、前後のテキストで説明されています。
図版enum_picker.gifの説明

ユーザーが値を選択すると、その値でBPELペイロード内の値が更新されてから、構成済のコマンドが実行されます。一般的には、タスク・ビューアに戻るためのコマンドか、そのコマンドを完了するためのコマンドです。

管理者は、列挙ピッカーの構成を次の表で行います。

  • ピッカーの構成パラメータをAXF_SOLUTION_PARAMETERS表で定義します(表B-25を参照)。ピッカーをAXF_ENUM_TYPES表で定義します。

  • ピッカーの値をAXF_ENUM_ITEMS表で定義します。

構成済の列挙を、Imagingのソリューション・エディタで編集できます。「列挙」タブで、列挙の追加、削除、順序の変更や、選択可能な値の指定ができます。『Oracle Fusion Middleware Oracle Imaging and Process Management管理者ガイド』の「ソリューション・エディタ」ページの「列挙」タブに関する項を参照してください。

B.2.4.1 列挙ピッカーのパラメータ

表B-25 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内の列挙ピッカーのパラメータ

パラメータ 説明

LOV_REFERENCE

この値リスト参照は、AXF_ENUM_TYPES表にリンクしています。この表のID値がAXF_ENUM_ITEMS表にリンクしており、この表にすべてのピッカー値が格納されています。

ATTRIBUTE_NAME

この属性がBPELタスク内で更新されるのは、ユーザーが列挙ピッカーWebページの「OK」ボタンをクリックしたときです。属性値は定数です。第B.3.6.2項を参照してください。

値にXPATH:という接頭辞が付いている場合は、値はAXF_XPATH_ATTRIBUTES表に存在し、このXPATHを使用してタスク・ペイロード内の値が更新されます。

CMD_ON_CANCEL

ユーザーが列挙ピッカー・ページで「取消」ボタンをクリックしたときに実行するコマンド(COMMAND_NAMESPACE)を指定します。

CMD_ON_OK

ユーザーが列挙ピッカー・ページで「OK」ボタンをクリックしたときに実行するコマンド(COMMAND_NAMESPACE)を指定します。

ATTRIBUTE_LABEL

BPELタスク内で更新される属性に対してWebページ上に表示される、ラベル名を指定します。

DEFAULT_VALUE

ピッカーのデフォルト値を指定します。デフォルトが指定されていない場合は、空白値が表示されます。

DEFAULT_ALWAYS

列挙ピッカーを表示するときに、別の値が選択済かどうかにかかわらず、DEFAULT_VALUEパラメータで指定された値を必ず表示する場合は、TRUEを指定します。それ以外の場合は、FALSEを指定します。


実装例

この例で表示される列挙ピッカーは、処理グループを選択するために参照されます。

Fields not shown: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing

表B-26 AXF_SOLUTIONS表内の列挙ピッカーのパラメータの例

COMMAND_NAMESPACE CONFIGURATION_NAMESPACE PARAMETER_KEY PARAMETER_VALUE

AssignProcessingGroupEdit

oracle.imaging.axf.web.backing.EnumerationPicker

LOV_REFERENCE

ProcessingGroups

AssignProcessingGroupEdit

oracle.imaging.axf.web.backing.EnumerationPicker

ATTRIBUTE_LABEL

Processing Group

AssignProcessingGroupEdit

oracle.imaging.axf.web.backing.EnumerationPicker

CMD_ON_OK

AssignProcessingGroupComplete

AssignProcessingGroupEdit

oracle.imaging.axf.web.backing.EnumerationPicker

ATTRIBUTE_NAME

XPATH:InvoiceProcessing_ProcessingGroup

AssignProcessingGroupEdit

oracle.imaging.axf.web.backing.EnumerationPicker

CMD_ON_CANCEL

OpenTask

AssignProcessingGroupEdit

oracle.imaging.axf.web.backing.EnumerationPicker

DEFAULT_VALUE

North

AssignProcessingGroupEdit

oracle.imaging.axf.web.backing.EnumerationPicker

DEFAULT_ALWAYS

FALSE


B.2.4.2 AXF_ENUM_TYPES表

この表は、列挙ピッカーを定義します。

この図については、前後のテキストで説明されています。

列の説明

表B-27 AXF_ENUM_TYPES表の列の説明

説明

ENUMERATION_ID

列挙ピッカーのIDを指定します。

ENUMERATION_NAME

列挙ピッカー構成の名前を指定します。


実装例

この例では、請求書処理ソリューションの列挙ピッカーが定義されます。各ピッカーの項目は、AXF_ENUM_ITEMS表で定義します。

表B-28 AXF_ENUM_TYPES表の例

ENUMERATION_ID ENUMERATION_NAME

1

ProcessingGroups

2

SupplierMaintenanceCodes

3

SpecialistExceptionCodes

4

RescanCodes


B.2.4.3 AXF_ENUM_ITEMS表

この表は、指定された列挙ピッカーの値を定義します。

この図については、前後のテキストで説明されています。

列の説明

表B-29 AXF_ENUM_ITEMS表の列の説明

説明

ENUMERATION_ID

ピッカーのIDを指定します。これは、AXF_ENUM_TYPES表で定義されます。

ITEM_ID

ピッカー項目のIDを指定します。

DISPLAY_LABEL

ピッカー・フィールドに表示される項目名を指定します。

ATTRIBUTE_KEY

ペイロードに格納するリテラル値を指定します。この値は、多くの場合はDISPLAY_LABELの値と同じですが、異なっていてもかまいません。

LIST_ORDER

ピッカー・フィールドに値を一覧表示するときの順序を指定します。


実装例

この例では、ProcessingGroups、SupplierMaintenanceCodes、SpecialistExceptionCodesおよびRescanCodesの各列挙ピッカーの項目を定義します。これらのピッカーは、AXF_ENUM_TYPES表で定義されます。

表B-30 AXF_ENUM_ITEMS表の例

ENUMERATION_ID ITEM_ID DISPLAY_LABEL ATTRIBUTE_KEY LIST_ORDER

1

1

North

North

1

1

2

South

South

2

1

3

East

East

3

1

4

West

West

4

2

5

No Supplier

No Supplier

1

2

6

No Supplier Site

No Supplier Site

2

3

7

Duplicate Invoice

Duplicate Invoice

1

3

8

Invalid Invoice Number

Invalid Invoice Number

2

3

9

No PO

No PO

3

3

10

Invalid PO

Invalid PO

4

3

11

PO Overbill

PO Overbill

5

4

12

Poor Image Quality

Poor Image Quality

1

4

13

Pages Out of Order

Pages Out of Order

2

4

14

Pages Missing

Pages Missing

3

4

15

Other

Other

4


B.2.5 アイデンティティ・ピッカーWebツール

アイデンティティ・ピッカーWebツールを使用すると、BPELのために構成されたアイデンティティ・ストアからユーザーがユーザーやグループを選択できるようになります。一般的には、アイデンティティが選択されると、関連アクションが実行されます。たとえば、タスクの割当てや委任です。アイデンティティの選択後に実行されるアクションの構成は、AXF_SOLUTION_PARAMETERS表で行います。


注意:

このコマンドによってタスク・ペイロードが更新されるのは、ユーザーが「OK」をクリックしたときです。BPELプロセスは、この情報を使用してタスクを委任する処理を担当します。


この図については、前後のテキストで説明されています。
図版identity_picker.gifの説明

B.2.5.1 アイデンティティ・ピッカーのパラメータ

表B-31 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のアイデンティティ・ピッカーのパラメータ

パラメータ・キー 説明

CMD_ON_CANCEL

ユーザーがアイデンティティ・ピッカー・ページで「取消」ボタンをクリックしたときに実行するコマンド(COMMAND_NAMESPACE)を指定します。

CMD_ON_OK

ユーザーがアイデンティティ・ピッカー・ページで「OK」ボタンをクリックしたときに実行するコマンド(COMMAND_NAMESPACE)を指定します。

IDENTITY_FILTER

アイデンティティ・ピッカーの検索方法を定義します。

  • USER: ピッカーは、BPEL内で定義されているユーザー情報を検索します。

  • GROUP: ピッカーは、BPEL内で定義されているグループ情報を検索します。

注意: 1つのコマンドに対してUSERまたはGROUPを指定します。両方の検索タイプを使用できるようにするには、別のコマンドを作成し、そのコマンドで他方のタイプを使用してアイデンティティ・ピッカーを開くようにしてください。たとえば、AssignByGroupコマンドとAssignByUserコマンドを作成します。

IDENTITY_FILTER_ATTRIBUTE

アイデンティティ・ピッカーのワイルドカード検索を定義します。

  • TRAILING: アスタリスク(*)を検索値の末尾に追加します。例: jc*

  • LEADING: アスタリスク(*)を検索値の先頭に追加します。例: *cooper

  • BOTH (デフォルト): アスタリスク(*)を検索値の先頭と末尾に追加します。例: *jc*

  • NONE: 検索値にアスタリスクを追加しません。この設定が役に立つのは、ワイルドカード文字が原因で検索に時間がかかる可能性がある場合です。

注意: このパラメータの値としてnullを指定すると、アスタリスクが検索値の先頭と末尾に追加されます(デフォルトの設定)。

IDENTITY_ATTRIBUTE

この属性がBPELタスク内で更新されるのは、ユーザーがアイデンティティ・ピッカー・ページの「OK」をクリックしたときです。属性値は、システム属性で定義されている定数です。第B.3.6.2項を参照してください。

値にXPATH:という接頭辞が付いている場合は、値はAXF_XPATH_ATTRIBUTES表に存在し、このXPATHを使用してタスク・ペイロード内の値が更新されます。


B.2.5.2 実装例

この例に示すInvoiceApprovalEditコマンドは、BPEL内に格納されているユーザー情報を検索し、XPATH変数を使用してBPELタスクを更新します。

Fields not shown: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing

表B-32 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のアイデンティティ・ピッカーのパラメータの例

COMMAND_NAMESPACE CONFIGURATION_NAMESPACE PARAMETER_KEY PARAMETER_VALUE

InvoiceApprovalEdit

oracle.imaging.axf.web.backing.IdentityPicker

IDENTITY_FILTER

USER

InvoiceApprovalEdit

oracle.imaging.axf.web.backing.IdentityPicker

IDENTITY_FILTER_ATTRIBUTE

NONE

InvoiceApprovalEdit

oracle.imaging.axf.web.backing.IdentityPicker

CMD_ON_CANCEL

OpenTask

InvoiceApprovalEdit

oracle.imaging.axf.web.backing.IdentityPicker

IDENTITY_ATTRIBUTE

XPATH:InvoiceProcessing_InvoiceApprovalAssignment

InvoiceApprovalEdit

oracle.imaging.axf.web.backing.IdentityPicker

CMD_ON_OK

InvoiceApprovalComplete


B.2.6 アカウント配布コーディング・フォーム(Oracle E-Business Suiteのみ)

AXFアカウント配布コーディング・フォームは、請求書に対する詳細なアカウント配布情報を入力および選択するための、再利用可能なWebインタフェースです。図B-3に示すコーディング・フォームは、POなしの請求書に明細項目情報が必要である場合に使用されるものです。この場合は、認可を受けたユーザーはこのページにアカウント配布タスク・リストからアクセスし、アカウント配布コードを入力します。

図B-3 アカウント配布コーディング・フォームの例

この図については、前後のテキストで説明されています。
「図B-3 アカウント配布コーディング・フォームの例」の説明

アカウント配布コーディング・フォームに関する重要事項

  • このコーディング・フォームを使用できるのは、Oracle E-Business Suiteに対してのみです。

  • このコーディング・フォームは、Oracle E-Business Suiteシステムに対してルックアップを実行します。このルックアップを可能にするために、Oracle WebCenter Imaging WebLogic管理対象サーバーに対してJDBCデータソースが設定されている必要があります。このJDBCデータソースの設定方法は、ソリューション・アクセラレータのドキュメントを参照してください。

  • このコーディング・フォームは、ソリューション・アクセラレータ経由で起動されます。第6.2項を参照してください。このコーディング・フォームを使用するには、ソリューションをデプロイおよび構成するとともに、サポートのためのAXFのコマンドおよびソリューション・パラメータを設定する必要があります。

  • フォームの右上部分のボタン(「承認」、「却下」、「再割当て」、「保存」、「取消」および「未払請求書」)は、AXFの表を通して構成できます。

次に示す各項では、このコーディング・フォームに関する全般的な構成情報を示します。

B.2.6.1 コーディング・フォームのルックアップ要素のためのAXF_LOOKUPSスクリプト

AXF_LOOKUPS.sqlスクリプトによって、コーディング・フォームのためのルックアップ要素が作成されます。これは、Oracle E-Business SuiteデータベースのAPPSユーザーとしてAPPSスキーマの下で実行する必要があります。

  1. Oracle E-Business SuiteデータベースのAPPSスキーマに、適切なAPPSユーザーとして接続します。

  2. 必要に応じて、既存のコーディング・フォーム・ルックアップ・パッケージをアンインストールします。

    このステップを実行する必要があるのは、既存のシステムの更新/パッチ適用を実行しようとしているときに、そのシステムにAXF_LOOKUPSコーディング・フォーム・ルックアップ・パッケージがインストール済である場合のみです。

    DROP TYPE AXF_LOOKUPS_SEGMENT_VALUE_COL;
    show errors
    DROP TYPE AXF_LOOKUPS_SEGMENT_OBJ;
    show errors
    DROP PACKAGE AXF_LOOKUPS;
    show errors
    
  3. AXF_LOOKUPSスクリプトを実行します。

    このスクリプトは、Oracle E-Business Suiteアダプタの一部として配布されます。これが存在する場所は次のいずれかであり、Oracle E-Business Suiteのリリースによって決まります。

    • MW_HOME/ECM_HOME/axf/adapters/ebs/R11/

    • MW_HOME/ECM_HOME/axf/adapters/ebs/R12/

    次のコマンドを入力して、スクリプトを実行します。

    @AXF_LOOKUPS.sql

B.2.6.2 アカウント配布コーディング・フォーム・ソリューションの例

表B-33に、アカウント配布のソリューションの例を示します。

表B-33 アカウント配布コーディング・フォームのためのAXF_SOLUTIONS表の例

SOLUTION_NAMESPACE SOLUTION_CONTEXT

AccountDistribution

ejb.AxfCommandMediator#oracle.imaging.axf.service.AxfCommandMediatorRemote


B.2.6.3 アカウント配布コーディング・フォームのサポート・コマンドの例

表B-34は、アカウント配布コーディング・フォーム・ソリューションをサポートするAXFコマンドの例の一覧です。

表B-34 アカウント配布コーディング・フォームのためのAXF_COMMANDS表の例

SOLUTION_NAMESPACE COMMAND_CLASS COMMAND_NAMESPACE 説明

AccountDistribution

oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand

AccountDistributionApprove

コーディング・フォームの「承認」ボタンのためのコマンドを作成します。

AccountDistribution

oracle.imaging.axf.commands.bpel.ReleaseTaskCommand

AccountDistributionCancel

コーディング・フォームの「取消」ボタンのためのコマンドを作成します。

AccountDistribution

oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand

AccountDistributionReject

コーディング・フォームの「却下」ボタンのためのコマンドを作成します。

AccountDistribution

oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand

AccountDistributionRequestInfo

コーディング・フォームの「リクエスト情報」ボタンのためのコマンドを作成します。

AccountDistribution

oracle.imaging.axf.commands.system.RedirectCommand

AssignUser

コーディング・フォームの「再割当て」ボタンのためのコマンドを作成します。

AccountDistribution

oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand

AssignUserComplete

ユーザーをアイデンティティ・ピッカーにリダイレクトするためのコマンドを作成します。

AccountDistribution

oracle.imaging.axf.commands.bpel.AutotaskCommand

AutoOpenTask

タスク・リストでの自動タスク操作のためのコマンドを作成します。

AccountDistribution

oracle.imaging.axf.commands.bpel.OpenTaskCommand

OpenTask

タスク・リスト上にOpenTaskコマンド・リンクを作成します。

AccountDistribution

oracle.imaging.axf.commands.system.RedirectCommand

StartAccountDistribution

ユーザーをタスク・リストからコーディング・フォームにリダイレクトするためのコマンドを作成します。


B.2.6.4 OpenTaskコマンドおよびAutoOpenTaskコマンドの例

OpenTaskコマンドおよびAutoOpenTaskコマンドのオプションが、コーディング・フォームのソリューションに対して構成されます。表B-35に、OpenTaskのオプションの例を示します。

ここに示していないフィールド: SOLUTION_NAMESPACEおよびCOMMAND_NAMESPACE

表B-35 アカウント配布コーディング・フォームのためのAXF_SOLUTION_PARAMETERS表の例

CONFIGURATION_NAMESPACE PARAMETER_KEY PARAMETER_VALUE 説明

oracle.imaging.axf.web.backing.Coding

CMD_APPROVE

AccountDistributionApprove

ユーザーがコーディング・フォームの「承認」ボタンをクリックしたときに実行するCOMMAND_NAMESPACE。

oracle.imaging.axf.web.backing.Coding

CMD_CANCEL

AccountDistributionCancel

ユーザーがコーディング・フォームの「取消」ボタンをクリックしたときに実行するCOMMAND_NAMESPACE。

oracle.imaging.axf.web.backing.Coding

CMD_REASSIGN

AssignUser

ユーザーがコーディング・フォームの「再割当て」ボタンをクリックしたときに実行するCOMMAND_NAMESPACE。

oracle.imaging.axf.web.backing.Coding

CMD_REJECT

AccountDistributionReject

ユーザーがコーディング・フォームの「却下」ボタンをクリックしたときに実行するCOMMAND_NAMESPACE。

oracle.imaging.axf.web.backing.Coding

CMD_REQUEST_INFO

AccountDistributionRequestInfo

ユーザーがコーディング・フォームの「リクエスト情報」ボタンをクリックしたときに実行するCOMMAND_NAMESPACE。

oracle.imaging.axf.web.backing.Coding

DISABLE_PROJECT

FALSE

コーディング・フォーム上の「プロジェクト」ルックアップ・ボックスを無効にするフラグ。

oracle.imaging.axf.web.backing.Coding

READ_ONLY

TRUE

ユーザーがコーディング・フォーム上の値を入力および編集できるか(FALSE、デフォルト)、読取り専用値として表示するか(TRUE)を指定します。


B.3 BPELイメージング・ソリューションのためのAXFのコマンド

BPEL AXFのコマンドは次のとおりです。


注意:

AXFを使用して実行するために、カスタム・コマンドおよび連鎖コマンドをデプロイすることもできます。6.4.8項および6.4.9項を参照してください。


B.3.1 Open Taskコマンド

このコマンドは、指定のタスクIDのタスクをBPEL (ヒューマン・ワークフロー)から取得します。この指定されたタスクとは、多くの場合はタスク・リストから選択されたものです。そのタスクが、ユーザーによる取得が可能なものである場合は、このコマンドによってタスクの詳細が取得されて、指定のWebページ上に表示されます。

B.3.1.1 Open Taskコマンドのパラメータ

表B-36は、このコマンドの構成パラメータの一覧です。AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のこれらのパラメータを使用してコマンドを構成します。

表B-36 OpenTaskコマンドのパラメータ

パラメータ・キー 説明

TASK_VIEW_URL

このタスク・フローは、このコマンドの実行時にレスポンス・コマンドで返されます。

TASK_VIEW_URLパラメータの値では、次の文字列の1つを使用してタスク・フローを表します。各文字列は、taskflow:httpのかわりのプロトコルである、特別なURLと考えることができます。

  • taskflow://WEB-INF/taskflows/axf-tasklist-tfd.xml#axf-tasklist-tfd (タスク・リストを表示します)

  • taskflow://WEB-INF/taskflows/axf-taskviewer-tfd.xml#axf-taskviewer-tfd (タスク・ビューアを表示します)

  • taskflow://WEB-INF/taskflows/axf-identity-picker-tfd.xml#axf-identity-picker-tfd (アイデンティティ・ピッカーを表示します)

  • taskflow://WEB-INF/taskflows/axf-enumeration-picker-tfd.xml#axf-enumeration-picker-tfd (列挙ピッカーを表示します)

  • taskflow://WEB-INF/taskflows/axf-comments-tfd.xml#axf-comments-tfd (コメントを表示します)


B.3.1.2 実装例

この例では、OpenTaskコマンドを使用して請求書処理ソリューションのタスク・ビューアを表示します。

Fields not shown: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing

表B-37 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のOpen Taskコマンドの例

COMMAND_NAMESPACE CONFIGURATION_NAMESPACE PARAMETER_KEY PARAMETER_VALUE

OpenTask

oracle.imaging.axf.commands.bpel.OpenTaskCommand

TASK_VIEW_URL

taskflow://WEB-INF/taskflows/axf-taskviewer-tfd.xml#axf-taskviewer-tfd


B.3.2 Autotaskコマンド

このコマンドは、自動タスク・モードを表示します。このモードでは、新しいヒューマン・ワークフロー・タスクは自動的に、そのユーザーが引き受けたことになります。第6.4.4項も参照してください。

B.3.2.1 Autotaskコマンドのパラメータ

AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のパラメータを使用してAutotaskのコマンドを構成します。

表B-38 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のAutotaskコマンドのパラメータ

パラメータ・キー 説明

TASK_VIEW_URL

このコマンドの実行時にレスポンス・コマンドで返されるタスク・フロー。

CMD_ON_NO_TASKS

タスクがないときに実行するCOMMAND_NAMESPACE。

BPEL_TRY_AUTO

次のタスクをヒューマン・ワークフロー・システムから取得する処理の試行間隔(ミリ秒)。


B.3.2.2 実装例

この例では、Autotaskコマンドを使用して自動的にタスクを引き受け、請求書処理ソリューションのタスク・ビューアに表示します。

Fields not shown: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing

表B-39 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のAutotaskコマンドのパラメータ

COMMAND_NAMESPACE CONFIGURATION_NAMESPACE PARAMETER_KEY PARAMETER_VALUE

AutoOpenTask

oracle.imaging.axf.commands.bpel.AutotaskCommand

TASK_VIEW_URL

taskflow://WEB-INF/taskflows/axf-taskviewer-tfd.xml#axf-taskviewer-tfd

AutoOpenTask

oracle.imaging.axf.commands.bpel.AutotaskCommand

CMD_ON_NO_TASKS

StartInvoiceProcessing

AutoOpenTask

oracle.imaging.axf.commands.bpel.AutotaskCommand

BPEL_TRY_AUTO

3000


B.3.3 Release Taskコマンド

Release Taskコマンドは、ヒューマン・ワークフロー・タスクをリリースします。このコマンドの完了後に実行するアクションを構成するには、CMD_AUTOTASK_ONパラメータおよびCMD_AUTOTASK_OFFパラメータを使用します。

B.3.3.1 Release Taskコマンドのパラメータ

表B-40は、このコマンドの構成パラメータの一覧です。AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のこれらのパラメータを使用してコマンドを構成します。

表B-40 Release Taskコマンドのパラメータ

パラメータ・キー 説明

CMD_AUTOTASK_OFF

AUTOTASKモードがオフのときに実行するコマンド(COMMAND_NAMESPACE)を指定します。

CMD_AUTOTASK_ON

AUTOTASKモードがオンのときに実行するコマンド(COMMAND_NAMESPACE)を指定します。


B.3.3.2 実装例

Fields not shown: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing

表B-41 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のRelease Taskコマンドの例

COMMAND_NAMESPACE CONFIGURATION_NAMESPACE PARAMETER_KEY PARAMETER_VALUE

SkipTask

oracle.imaging.axf.commands.bpel.ReleaseTaskCommand

CMD_AUTOTASK_OFF

StartInvoiceProcessing

SkipTask

oracle.imaging.axf.commands.bpel.ReleaseTaskCommand

CMD_AUTOTASK_ON

AutoTaskOpen

ReleaseTask

oracle.imaging.axf.commands.bpel.ReleaseTaskCommand

CMD_AUTOTASK_OFF

StartInvoiceProcessing

ReleaseTask

oracle.imaging.axf.commands.bpel.ReleaseTaskCommand

CMD_AUTOTASK_ON

StartInvoiceProcessing


B.3.4 Complete Taskコマンド

Complete Taskコマンドは、ヒューマン・タスク・ワークフロー内の指定されたタスクの属性リストと結果を更新します。このコマンドは、Update Taskコマンド(BPEL)に対して定義されたパラメータも受け取ります。

さらに、Complete Taskコマンドは、このコマンドに対するリクエスト・パラメータを使用してBPELペイロード属性値を更新することができます。このコマンドの完了後に実行するアクションを構成することもでき、構成するにはCMD_AUTOTASK_ONパラメータおよびCMD_AUTOTASK_OFFパラメータを使用します。

B.3.4.1 Complete Taskコマンドのパラメータ

表B-42は、このコマンドの構成パラメータの一覧です。AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のこれらのパラメータを使用してコマンドを構成します。

表B-42 CompleteTaskコマンドのパラメータ

パラメータ・キー 説明

OUTCOME

ヒューマン・ワークフロー・システムに対して定義されている結果を指定します。デフォルトでは、どのBPELプロセスでもAPPROVEおよびREJECTが使用可能であり、プロセス設計者は他にも作成できます。

CMD_AUTOTASK_ON

AUTOTASKモードがオンのときに実行するコマンド(COMMAND_NAMESPACE)を指定します。

CMD_AUTOTASK_OFF

AUTOTASKモードがオフのときに実行するコマンド(COMMAND_NAMESPACE)を指定します。


B.3.4.2 実装例

Fields not shown: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing

表B-43 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のComplete Taskコマンドの例

COMMAND_NAMESPACE CONFIGURATION_NAMESPACE PARAMETER_KEY PARAMETER_VALUE

DeleteInvoice

oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand

CMD_AUTOTASK_OFF

StartInvoiceProcessing

DeleteInvoice

oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand

CMD_AUTOTASK_ON

AutoOpenTask

DeleteInvoice

oracle.imaging.axf.commands.bpel.CompleteTaskCommand

OUTCOME

DELETE_INVOICE


B.3.5 Redirectコマンド

Redirectコマンドは、ブラウザをAXF Webツールまたはその他の外部URLにリダイレクトします。リクエスト・パラメータは内部URLのみに対して有効であり、次のものがあります。

  • CID (対話ID)

  • PID (パラメータ・セットID)

任意のユーザー定義リクエスト・パラメータをPIDの一部として格納します。

このコマンドは、URLをレスポンス・コマンドで返します。

表B-44は、このコマンドの構成パラメータの一覧です。AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のこれらのパラメータを使用してコマンドを構成します。

B.3.5.1 Redirectコマンドのパラメータ

表B-44 RedirectCommandのパラメータ

パラメータ・キー 説明

REDIRECT_URL

このURLは、このコマンドの実行時にレスポンス・コマンドで返されます。次のいずれかです。

  • タスク・フロー上で1つ以上のページをロードするタスク・フローIDに対応する、タスク・フロー文字列。

  • 指定されたURLにリダイレクトする、標準URL文字列。

EXTERNAL

この値がTRUEの場合は、リダイレクト・ページにCIDおよびPIDは付加されません。リダイレクトURLは外部Webサイトであり、すべてのリクエスト・パラメータはURL内に付加されます。


B.3.5.2 実装例

Fields not shown: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing

表B-45 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のRedirectコマンドの例

COMMAND_NAMESPACE CONFIGURATION_NAMESPACE PARAMETER_KEY PARAMETER_VALUE

StartInvoiceProcessing

oracle.imaging.axf.commands.system.RedirectCommand

EXTERNAL

FALSE

StartInvoiceProcessing

oracle.imaging.axf.commands.system.RedirectCommand

REDIRECT_URL

taskflow://WEB-INF/taskflows/axf-tasklist-tfd.xml#axf-tasklist-tfd


B.3.6 Update Taskコマンド(BPEL)

Update Taskコマンドでは、BPELタスク内の属性リスト、XMLペイロード内の値(XPATHを使用)またはシステム属性を更新できます。(XPATHの例は、第B.3.6.3項を参照してください。)

Update Taskコマンド用に独自のパラメータ・キーを作成して、システム属性またはXPATHをパラメータ値に使用することができます。AXFはリクエスト・パラメータを検索し、パラメータ・キーに一致するすべての値を見つけます(outcomeの他に)。そのタスク・ペイロードの中で使用するために、属性リストに対応するパラメータ・キーを取り出します。

BPELタスク内でペイロード以外の属性を更新するには、第B.3.6.2項に記載されているシステム属性を使用します。たとえば、UpdateTaskコマンドは、outcome (PARAMETER_KEYとして定義されます)の値をリクエスト・パラメータから受け取って、そのタスクのOUTCOME (PARAMETER_VALUEとして定義されます)属性値を更新することができます。

B.3.6.1 Update Taskコマンドのパラメータ

表B-46 UpdateTaskCommandのパラメータ

パラメータ・キー 説明

OUTCOME

ヒューマン・ワークフロー・システムに対して定義されている結果を指定します。デフォルトでは、どのBPELプロセスでもAPPROVEおよびREJECTが使用可能であり、プロセス設計者は他にも作成できます。


B.3.6.2 システム属性

システム属性

ACQUIREDBY

APPROVERS

ASSIGNEDDATE

ASSIGNEDGROUP //更新できません

ASSIGNEDUSER //更新できません

CREATEDATE

CREATOR

DATEATTRIBUTE1-DATEATTRIBUTE5

EXPIREDDATE

ENDDATE

FORMATTRIBUTE1-FORMATTRIBUTE5

FROMUSER

NUMBERATTRIBUTE1-NUMBERATTRIBUTE5

OUTCOME

OWNERGROUP

OWNERUSER

PRIORITY

STATE

TASKID

TASKNUMBER //更新できません

TITLE

TASKDEFINITIONNAME

TEXTATTRIBUTE1-TEXTATTRIBUTE10

UPDATEDBY

URLATTRIBUTE1 - URLATTRIBUTE5


B.3.6.3 実装例

この例では、2つの属性が同じコマンド・ネームスペース、UpdateHelloBPELによって更新されることを示します。HelloBPELの詳細は、『Oracle WebCenter Contentインストレーション・ガイド』の「HelloBpelを使用したAXFインストールの検証」を参照してください。

ここに示していないフィールド: SOLUTION_NAMESPACE=HelloBPEL

表B-47 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のUpdateTaskCommandのパラメータの例

COMMAND_NAMESPACE CONFIGURATION_NAMESPACE PARAMETER_KEY PARAMETER_VALUE

UpdateHelloBPEL

oracle.imaging.axf.commands.bpel.UpdateTaskCommand

String1

XPATH:HelloBPEL_String1

UpdateHelloBPEL

oracle.imaging.axf.commands.bpel.UpdateTaskCommand

String2

XPATH:HelloBPEL_String2


B.3.7 Update Task From Procedureコマンド

Update Task From Procedureコマンドは、指定したデータソースを使用してストアドPL/SQLプロシージャをコールし、XPATHを使用してタスク・ペイロードを更新します。実装例については第B.3.7.2項、ストアドPL/SQLプロシージャの例については第B.3.7.3項を参照してください。

B.3.7.1 Update Task From Procedureコマンドのパラメータ

表B-48 UpdateTaskFromProcedureコマンドのパラメータ

パラメータ・キー 説明

XPATH_DATASTRING

AXF_XPATH_ATTRIBUTES表に含まれるXPATH変数を指定し、返されたデータのリストが保存されるXPATHを参照します。

XPATH_MESSAGESTRING

XPATH変数を指定すると、UpdateFromStoredProcedure関数によって、データがBPELペイロードに書き込まれ、基本ステータス、または関数(axfretrieveuserlist)の実行中に発生したエラー・コードが通信されます。

CMD_NO_DATA

PL/SQLファンクションから結果が返されない場合は、このコマンドを指定して実行します。

CMD_DATA

PL/SQLファンクションから結果が返される場合は、このコマンドを指定して実行します。

CMD_ERROR

PL/SQLファンクションからエラーが返される場合は、このコマンドを指定して実行します。

JNDI_DS

Application Serverに構成されているJNDIデータソース名を指定し、PL/SQLファンクションの実行に使用します。

PLSQL_PROC

コールするPL/SQLファンクション名を指定します。


B.3.7.2 実装例

この例では、Update Task From Procedureコマンドを使用して、データソース(EBSDS)によってストアドPL/SQLプロシージャでコールされたAXFRETRIEVEUSERLISTをコールします。AXFRETRIEVEUSERLISTは請求書IDを取得し、そのトランザクションの請求金額を問い合せ、その金額に基づいて請求書承認を一連のユーザーに返します。

表B-49 UpdateTaskFromProcedureCommandの例のAXF_SOLUTIONS表

SOLUTION_NAMESPACE SOLUTION_CONTEXT

InvoiceProcessing

ejb.AxfCommandMediator#oracle.imaging.axf.service.AxfCommandMediatorRemote


表B-50 UpdateTaskFromProcedureCommandのAXF_COMMANDS表の例(ここに示していないフィールド: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing)

COMMAND_CLASS COMMAND_NAMESPACE

oracle.imaging.axf.commands.bpel.UpdateTaskFromProcedureCommand

RetrieveUserList


表B-51 UpdateTaskFromProcedureCommandの例のAXF_SOLUTION_PARAMETERS表(ここに示していないフィールド: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing)

COMMAND_NAMESPACE CONFIGURATION_NAMESPACE PARAMETER_KEY PARAMETER_VALUE

RetrieveUserList

oracle.imaging.axf.commands.bpel.
UpdateTaskFromProcedureCommand

XPATH_DATASTRING

XPATH:InvoiceProcessing_InvoiceApprovalAssignment

RetrieveUserList

oracle.imaging.axf.commands.bpel.
UpdateTaskFromProcedureCommand

XPATH_MESSAGESTRING

<INSERT: ペイロードを介した通信ステータスに使用するXPATH変数>

RetrieveUserList

oracle.imaging.axf.commands.bpel.
UpdateTaskFromProcedureCommand

CMD_DATA

InvoiceApprovalEdit

RetrieveUserList

oracle.imaging.axf.commands.bpel.UpdateTaskFromProcedureCommand

CMD_NO_DATA

CompleteInvoice

RetrieveUserList

oracle.imaging.axf.commands.bpel.UpdateTaskFromProcedureCommand

CMD_ERROR

StartInvoiceProcessing

RetrieveUserList

oracle.imaging.axf.commands.bpel.UpdateTaskFromProcedureCommand

JNDI_DS

jdbc/EBSDS

RetrieveUserList

oracle.imaging.axf.commands.bpel.UpdateTaskFromProcedureCommand

PLSQL_PROC

AXFRETRIEVEUSERLIST


次のAXF_XPATH_ATTRIBUTES表では、対応するXPATH列にペイロードの値を特定するXPATH式が表示されます。

表B-52 UpdateTaskFromProcedureCommandの例のAXF_XPATH ATTRIBUTES表

ATTRIBUTE_KEY XPATH

InvoiceProcessing_InvoiceApprovalAssignment

//task:InvoiceApprovalAssignment


次に示すAXF_NAMESPACES表では、XMLNS_URI列にXMLファイル内でInvoiceApprovalAssignmentタスク情報を特定する場所が表示されます。

表B-53 UpdateTaskFromProcedureCommandの例のAXF_XPATH_NAMESPACES表

Prefix XMLNS_URI

task

http://xmlns.oracle.com/bpel/workflow/task


B.3.7.3 タスク・ペイロードを更新するPL/SQLプロシージャの例

XMLのDOMへのロード後のPL/SQLプロシージャにより、請求書IDを取得し、そのトランザクションの請求金額を問い合せ、その金額に基づいて一連のユーザーを返します。

create or replace FUNCTION axfretrieveuserlist(xmlPayload IN VARCHAR2, pDataString OUT VARCHAR2, pMsgString OUT VARCHAR2) RETURN INTEGER IS

    v_node    xmldom.DOMNode;
    v_node2   xmldom.DOMNode;
    v_nl      xmldom.DOMNodeList;
    v_doc     xmldom.DOMDocument;
    v_elem    xmldom.DOMElement;
    v_parser  xmlparser.Parser;
    invoiceID     VARCHAR2(256);
    invoiceAmount NUMBER(8,2);
    userList      VARCHAR2(256);
    rtnCode      INTEGER;

BEGIN

    rtnCode := 0;  -- execute CMD_NO_DATA
    -- rtnCode := -1; -- execute CMD_ERROR
    pmsgstring := ''; -- empty msg string
    v_parser := xmlparser.newParser;
    xmlparser.parseBuffer(v_parser, xmlPayload);
    v_doc := xmlparser.getDocument(v_parser);
    xmlparser.freeParser(v_parser);

    -- Retrieve the invoice ID
    v_nl := xmldom.getElementsByTagName(v_doc, 'invoiceID');
    v_node := xmldom.item(v_nl, 0);
    v_node2 := xmldom.getFirstChild(v_node);
    invoiceID := xmldom.getNodeValue(v_node2);

    -- Retrieve Invoice Amount for given invoice id
    select INVOICE_AMOUNT into invoiceAmount from ap_invoices_all where INVOICE_ID = invoiceid;

    if invoiceamount > 10000 then
      pdatastring := 'jlondon';
      rtnCode := 1;  -- execute CMD_DATA
      pmsgstring := 'Additional approval required due to invoice amount.';
    else
      pdatastring := 'jcooper,mtwain';
      rtnCode := 1;  -- execute CMD_DATA
      pmsgstring := 'No further approval is required.';
    end if;

    RETURN rtnCode;

END;

この例を使用するには、次のステップを実行します。

  1. このプロシージャを変更して、選択したペイロードからデータの特定部分を取得できるようにします。作成するPL/SQLファンクションの唯一の要件として、VARCHAR2を取り、2つのVARCHAR2 OUTパラメータを設定し、INTEGERを返すことが必要です。ファンクションの名前はAXF構成に含めます。

  2. Oracle E-Business Suiteデータベース・インスタンス上でストアド・プロシージャをインストールします。プロシージャはAppsユーザーとして実行する必要があります。

  3. AXFインスタンス上のAXFユーザーとして、次のコマンドを実行してAXF_ACTIONS表を更新し、新規RetrieveUserListコマンドを実行パスに挿入します。

    UPDATE AXF_ACTION SET COMMAND_NAMESPACE = 'RetrieveUserList' where DISPLAY_TEXT = 'Invoice Approval' and COMMAND_NAMESPACE = 'ValidateInvoiceApprovalEdit'
    

B.3.8 Terminate Conversationコマンド

Terminate Conversationコマンドは、外部クライアントとAXFとの対話を終了するために使用されます。

B.3.9 Validate Taskコマンド

Validate Taskコマンドは、BPELシステム属性データまたはBPELペイロード・データを検証し、検証結果に基づいて後続コマンドを実行します。

表B-54は、このコマンドの構成パラメータの一覧です。AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のこれらのパラメータを使用してコマンドを構成します。

B.3.9.1 Validate Taskコマンドのパラメータ

表B-54 ValidateTaskCommandのパラメータ

パラメータ・キー 説明

ATTRIBUTE_TO_VALIDATE

BPELタスク内の、検証対象の属性を指定します。これは、システム属性でもペイロード属性でもかまいません。ペイロード属性を指定する場合は、接頭辞の値としてXPATH:を使用し、AXF_XPATH_ATTRIBUTES表からの値を参照します。

REGULAR_EXPRESSION

指定された属性を検証するための、標準の正規表現を定義します。

CMD_ON_PASS

検証に合格した場合にこのコマンドの後に実行するコマンドを指定します。

CMD_ON_FAIL

検証不合格の場合にこのコマンドの後に実行するコマンドを指定します。

FAIL_MESSAGE

検証不合格の場合に表示するメッセージを指定します。


B.3.9.2 実装例

次の構成は、請求書が保存されている(請求書トランザクションIDが0でない)ことを検証します。0の場合、コマンドは、FAIL_MESSAGEパラメータで指定されたエラー・メッセージを報告します。検証を追加する手順は、第6.4.7項を参照してください。

Fields not shown: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing

表B-55 AXF_SOLUTION_PARAMETERS表内のValidateTaskコマンドの例

COMMAND_NAMESPACE CONFIGURATION_NAMESPACE PARAMETER_KEY PARAMETER_VALUE

ValidateTransactionID

oracle.imaging.axf.commands.bpel.ValidateTaskCommand

ATTRIBUTE_TO_VALIDATE

XPATH:InvoiceProcessing_TransactionID

ValidateTransactionID

oracle.imaging.axf.commands.bpel.ValidateTaskCommand

CMD_ON_PASS

CompleteInvoice

ValidateTransactionID

oracle.imaging.axf.commands.bpel.ValidateTaskCommand

REGULAR_EXPRESSION

[^0]

ValidateTransactionID

oracle.imaging.axf.commands.bpel.ValidateTaskCommand

FAIL_MESSAGE

Please save the transaction before completing the task.


B.4 BPELイメージング・ソリューションのためのOracle E-Business Suite Formsの表

Oracle E-Business SuiteのためにAXFを構成するには、AXF関連の表をOracle E-Business Suiteで構成する必要があります。この項の内容は次のとおりです。


注意:

Oracle E-Business Suite BPELイメージング・ソリューションがサポートされるのは、フォーム・ベースのアプリケーションのみです。OAFアプリケーションに対してはサポートされません。


B.4.1 BPELイメージング・ソリューションのためのOracle E-Business Suite AXFの表について

次の図は、AXFソリューションの中でOracle E-Business Suiteシステムによって使用される表どうしの関係を示すものです。

Oracle E-Business Suiteの表の関係を表します。
図版ebs3.gifの説明

B.4.2 AXF_CONFIGS表(Oracle E-Business Suite)

AXF_CONFIGS表は、AXFソリューションを様々なOracle E-Business Suiteフォーム上で有効化するために使用します。この表では、どのフォームをAXF対応にするかを、データ・ブロック・レベルにまで細分化して選択できます。

フォーム・イベントは、アクションがOracle E-Business Suiteフォームに対して実行されたときに、自動的に起動されます。AXF_CUSTOM.pllによって、すべてのイベント(たとえば、POST-INSERT)がカスタマイズ可能になります。どのイベントを使用するか、およびいつ、どのように使用するかを指定できます。

アクションが発生したときに、カスタマイズ済コードによって、指定のソリューションとそのイベントに対して構成されたコマンドが起動されます。同じフォームが再利用される場合(たとえば請求書入力と請求書問合せ)は、FORMFUNCTIONおよびDATABLOCKNAMEによって各フォームを一意に識別します。


注意:

特定のデータブロックではなく、1つのフォーム上のすべてのデータブロックを有効化するには、AXF_DEFAULTをDATABLOCKNAMEパラメータに対して指定します。これで、フォームのPOST-INSERTイベントが発生したときに、発生したデータブロックにかかわらずAXFに通知が送られるようになります。ただし、このようにDATABLOCKNAMEパラメータをAXF_DEFAULTに設定すると、指定されたZOOMコマンドやSPECIALコマンドが、そのフォームに関連するすべてのページ上で有効になります。(ZOOMコマンドおよびSPECIALコマンドはAXF_COMMANDS表(Oracle E-Business Suite)で設定されます。)


B.4.2.1 列の説明

表B-56 AXF_CONFIGS表の列の説明

列名 説明

FORMID

表の主キーを指定します。

FORMFUNCTION

Oracle E-Business Suiteフォームのそれぞれを、フォームの機能に基づいて区別します。

SOLUTIONENDPOINT

AXFへのURLを指定します。この値はhttps://で始まる必要があります(SecureModeがオンの場合)。第2.4.2項を参照してください。

ENTITYNAME

添付ファイル機能によって一意の名前として使用されます。この名前によって、添付ファイルを正しいフォームにリンクします。

LOGENABLED

指定されたフォームに対するログを有効化または無効化します。次のいずれかを指定します。

  • 1/TRUE/YES

  • 0/FALSE/NO

DATABLOCKNAME

有効化する、フォーム上のデータブロックを指定します。

AXF_DEFAULTを指定すると、フォーム上のすべてのデータブロックを有効化できます。

フォームはOracle E-Business Suiteによって再利用されることもあるので(たとえば請求書入力と請求書問合せ)、FORMFUNCTIONおよびDATABLOCKNAMEの組合せによって各フォームを一意に識別します。


B.4.2.2 実装例

この例では、請求書フォーム全体がAXF対応であることを定義します。(仮に、最初の行がないとすれば、その場合は請求書フォームのINV_SUM_FOLDERデータ・ブロックが有効になります。)

この例の表の最後の行は、紙クリップ添付機能が有効であることを示します(管理対象添付ファイル・ソリューションを無効にしています)。詳細は、第6.4.11項を参照してください。

ここに示していないフィールド: LOGENABLED=YES

表B-57 AXF_CONFIGS表の例

FORMID FORMFUNCTION SOLUTIONENDPOINT ENTITYNAME DATABLOCKNAME

1

AP_APXINWKB

https://ApplicationServerName:Port/axf-ws/AxfSolutionMediatorService

AP_INVOICES

AXF_DEFAULT

2

AP_APXINWKB_SUMMARY_VIEW

https://ApplicationServerName:Port/axf-ws/AxfSolutionMediatorService

AP_INVOICES

INV_SUM_FOLDER

6

AP_APXINWKB_BATCHES

https://ApplicationServerName:Port/axf-ws/AxfSolutionMediatorService

AP_INVOICES

INV_SUM_FOLDER

7

AXF_MANAGED_ATTACHMENTS-DISABLED

https://ApplicationServerName:Port/axf-ws/AxfSolutionMediatorService

(Null)

(Null)


B.4.3 AXF_COMMANDS表(Oracle E-Business Suite)

AXF_COMMANDS表は、ユーザーのアクティビティに応じて実行するアクションを記述するために使用します。この表は、AXF_CONFIGS表(Oracle E-Business Suite)と連携します。

B.4.3.1 列の説明

表B-58 AXF_COMMANDS表の列の説明

列名 説明

FORMID

AXF_CONFIGS表(Oracle E-Business Suite)にリンクしています。

EVENTID

表の主キー。

EVENTNAME

起動するイベント・コマンドの名前(例: ZOOM、POST-INSERT)。

DISPLAYMENU

コマンドのメニューのテキストを表示します。

COMMANDNAMESPACE

メニューが選択されたときにバックエンドに渡されるリクエスト・コマンド。

REQUIRESCONVERSATION

このコマンドには有効な対話が必須かどうかを示します。

SORTBY

メニューを表示する順序。

SOLUTIONNAMESPACE

ソリューションの名前。

MENUTYPE

Oracle E-Business Suiteでユーザーに対して表示するメニューのタイプを指定します。次の選択が可能です。

  • ZOOM: ズーム・メニューをツールバーに表示します。

  • ZOOMANDSPECIAL: ズーム・メニューとスペシャル・メニューの両方を表示します。(スペシャル・キーをSPECIAL列に入力します。)

  • SPECIAL: スペシャル・メニューをツールバーに表示します。(スペシャル・キーをSpecial列に入力します。)

SPECIAL

スペシャル・タイプ・メニューの一意の番号を入力して新しいメニュー・エントリを作成します。

  • SPECIAL1-15: 「ツール」メニューのエントリを作成します。

  • SPECIAL16-30: 「レポート」メニューのエントリを作成します。

  • SPECIAL31-45: 「アクション」メニューのエントリを作成します。

(詳細は、Oracle E-Business Suiteのドキュメントを参照してください。)

RESPONSIBILITY

将来使用するために予約されています。


B.4.3.2 実装例

この例では、2つのコマンドを「ズーム」メニューから起動するように設定します(「補足資料を添付」と「請求書処理」)。各コマンドは2回ずつ表示されます。コマンドによって有効化される機能は同じですが、2つの異なるページ上で有効化されるからです。

さらに、このソリューションはPOST-INSERTイベントの中でSaveInvoiceコマンドを起動するように構成されています。つまり、アクションによって新しいOracle E-Business Suiteトランザクション・レコードが挿入されるたびに、自動的にSaveInvoiceコマンドがバックエンド上で起動され、そのコマンドに関連付けられているアクションが実行されます。POST-INSERTは、Oracle E-Business Suiteの中で同じトランザクション・レコードがもう一度保存されてもコールされません。

ここに示していないフィールド: SOLUTION_NAMESPACE=InvoiceProcessing、SPECIAL=(null)、RESPONSIBILITY=(null)

表B-59 AXF_COMMANDS表の例

EVENTID FORMID EVENTNAME DISPLAYMENU COMMANDNAMESPACE REQUIRESCONVERSATION SORTBY MENUTYPE

16

1

ZOOM

Attach Supplemental

AttachSupplemental

はい

2

ZOOM

14

6

ZOOM

Attach Supplemental

AttachSupplemental

はい

2

ZOOM

13

6

ZOOM

Process Batch Invoices

StartInvoiceProcessing

いいえ

1

ZOOM

10

1

ZOOM

Process Invoices

StartInvoiceProcessing

いいえ

1

ZOOM

11

1

POST-INSERT

(Null)

SaveInvoice

はい

0

(Null)

15

6

POST-INSERT

(Null)

SaveInvoice

はい

0

(Null)


B.4.4 AXF_COMMAND_PARAMETERS表(Oracle E-Business Suite)

AXF_COMMAND_PARAMETERS表は、定義されたコマンドのそれぞれに対して送信される情報を定義するために使用します。コマンドごとに、必須または省略可能のパラメータのセットは異なります。

B.4.4.1 列の説明

表B-60 AXF_COMMAND_PARAMETERS表の列の説明

説明

PARAMETERID

パラメータの一意のIDを定義します。

EVENTID

イベントの一意のIDを定義します。AXF_COMMANDS表(Oracle E-Business Suite)からの値です。

PARAMETERNAME

渡すパラメータの名前。

DATASOURCENAME

パラメータ値のデータソース。DataまたはConstantを指定できます。

DATABLOCKNAME

値のフェッチ元である、フォームのデータ・ブロック。

FIELDNAME

値のフェッチ元である、フォーム内のフィールド名。

CONSTANTVALUE

パラメータの定数値。


B.4.4.2 実装例

次に示す例では、2つのパラメータがEventID 2のために送信されます。1つは定数値(InvoicesByVendor)、もう1つはINVOICES_QFデータ・ブロック内のデータ値(VENDOR_NAME)です。

COMPLETEコマンドを実行するには、Oracle E-Business SuiteとAXFとの間の対話が確立している必要があります。対話とは、セッションの一意のIDであり、これによってOracle E-Business SuiteとAXF Frameworkの間の通信が可能になります。

別のウィンドウを開くことを必要とするコマンドの場合は、Oracle E-Business Suiteによってブラウザの別のインスタンスが開かれます。この新規作成されたウィンドウで、ユーザーはさらに操作を行うことができます。

表B-61 AXF_COMMAND_PARAMETERS表の例

PARAMETERID EVENTID PARAMETERNAME DATASOURCENAME DATABLOCKNAME FIELDNAME CONSTANTVALUE

1

2

SearchName

CONSTANT

(Null)

(Null)

InvoicesByVendor

2

2

VendorName

DATA

INVOICES_QF

VENDOR_NAME

(Null)

18

11

InvoiceTransactionID

DATA

INV_SUM_FOLDER

INVOICE_ID

(Null)

21

14

InvoiceTransactionID

DATA

INV_SUM_FOLDER

INVOICE_ID

(Null)

20

15

InvoiceTransactionID

DATA

INV_SUM_FOLDER

INVOICE_ID

(Null)

22

16

InvoiceTransactionID

DATA

INV_SUM_FOLDER

INVOICE_ID

(Null)


B.4.5 AXF_PROPERTIES表(Oracle E-Business Suite)

AXF_PROPERTIES表は、Oracle E-Business SuiteとのAXF統合のプロパティを定義するために使用します。

B.4.5.1 列の説明

表B-62 AXF_PROPERTIES表の列の説明

説明

PROPNAME

使用するプロパティを指定します。プロパティは次のとおりです。

  • SecureMode: SSLを有効にするには、このプロパティをONに設定し、AXFWalletPathプロパティおよびAXFWalletKeyプロパティの値を設定します。

  • AXFWalletPath: 証明書の場所(パス)。

  • AXFWalletKey: AXFウォレット・パスワードをOracle E-Business Suiteのボールトから取り出すためのキーを指定します。

  • AXF_VERSION: AXF 10gの場合は1を指定し、AXF 11gの場合は2を指定します。

  • AXF_SOAP_POLICY: 使用するSOAPポリシーの名前を指定します。現在サポートされているポリシーはUSER_NAME_TOKENです。

  • AXF_SOAP_SECURITY: TRUEを指定します(必須)。これで、SOAPセキュリティが有効になります。第2.4.1項を参照してください。

  • AXF_SOAP_USER: 認証のSOAPヘッダーで使用されるSOAPユーザーIDを指定します。第2.4.1項を参照してください。

  • AXF_PAPERCLIP: TRUEに設定すると紙クリップ・オプションが有効になり、FALSE (デフォルト)に設定すると無効になります。第6.4.11項も参照してください。

  • AXF_MULTINSTANCE: あるOracle E-Business Suiteページの複数のインスタンスが表示されているときに、同じインスタンス/対話をターゲットとすることができます。第6.4.6項を参照してください。TRUEを指定すると、Oracle E-Business Suiteウィンドウをそれぞれ別の対話として扱い、別のImagingまたはAXFウィンドウをターゲットとすることになります。FALSE(デフォルト)を指定すると、Oracle E-Business Suiteインスタンス・ウィンドウそれぞれを同じ対話として扱い、同じImagingまたはAXFターゲット・ウィンドウを使用することになります。

PROPVALUE

プロパティの値を指定します。


B.4.5.2 実装例

この例の表には、デフォルトのプロパティ値を示します。

表B-63 AXF_PROPERTIES表の例

PROPNAME PROPVALUE

SecureMode

OFF

AXFWalletPath

file:walletpath

AXFWalletKey

AXFWalletKey

AXF_VERSION

2

AXF_SOAP_POLICY

USER_NAME_TOKEN

AXF_SOAP_SECURITY

TRUE

AXF_SOAP_USER

weblogic

AXF_PAPERCLIP

TRUE


B.5 BPELイメージング・ソリューションのためのOracle PeopleSoftの表

Oracle PeopleSoft用のアダプタを構成するには、Oracle PeopleSoftのAXF関連の表を構成する必要があります。詳細は、第3.5項を参照してください。

この項の内容は次のとおりです。

B.5.1 BPELイメージング・ソリューションのためのOracle PeopleSoft AXFの表について

次の図は、AXFソリューションの中でOracle PeopleSoftシステムによって使用される表どうしの関係を示すものです。

PeopleSoft AXFの表どうしの関係を表します。
図版pplsft_3.gifの説明


注意:

AXFの表フィールドはすべて、null以外の値を必要とします。適用されないフィールドについては、スペースを入れておくことができます。


B.5.2 PS_AXF_CONFIG表

PS_AXF_CONFIG表は、AXFソリューションをOracle PeopleSoftの様々なコンポーネント上で有効にするために使用します。この表では、どのページやコンポーネントをAXF対応にするかを、細分化したレベルで選択できます。

イベントは、Oracle PeopleSoftのページに対してアクションが実行されたときに、自動的に起動されます。AXF_PS_Integrationプロジェクト・コンポーネントによってPRE-およびPOST- saveイベントがキャッチされるので、これらのイベントがカスタマイズ可能になります。どのイベントを使用するか、およびいつ、どのように使用するかを指定できます。

B.5.2.1 列の説明

表B-64 PS_AXF_CONFIG表の列の説明

列名 説明

AXF_CONFIG_ID

表の主キーを指定します。

AXF_COMPONENT_NAME

有効にするOracle PeopleSoftコンポーネントの名前を指定します。

AXF_CONNECT_NAME

Oracle PeopleSoftインテグレーション・ブローカー接続名(コールするサービス操作)を指定します。これは、Oracle PeopleSoftインテグレーション・ブローカーの管理インタフェースで定義されます。

デフォルトのサービス操作はAXF_EXECUTEです。他の接続を設定して使用することができます。

AXF_VERSION

接続のAXFバージョンを指定します。使用可能な値は次のとおりです。

  • 10g

  • 11g


B.5.2.2 実装例

この例では、VCHR_QUICK_PNLコンポーネントがAXF対応であることを定義します。

表B-65 PS_AXF_CONFIG表の例

AXF_CONFIG_ID AXF_COMPONENT_NAME AXF_CONNECT_NAME AXF_VERSION

1

VCHR_QUICK_PNL

AXF_EXECUTE

11g


B.5.3 PS_AXF_COMMANDS表

PS_AXF_COMMANDS表は、ユーザーのアクティビティに応じて実行するアクションを記述するために使用します。この表は、PS_AXF_CONFIG表と連携します。

B.5.3.1 列の説明

表B-66 PS_AXF_COMMANDS表の列の説明

列名 説明

AXF_CMDS_ID

表の主キーを指定します。これは、一意のコマンドを特定するために使用されます。

AXF_CONFIG_ID

PS_AXF_CONFIG表への外部キーを指定します。これによって、この一意のコマンドと特定のページおよびコンポーネントとが関連付けられます。

AXF_EVENT_NAME

実行されるイベントを指定します。AXF_EVENT_NAMEは、既存のOracle PeopleSoftページに組み込まれるサブページに対応します。たとえば、AXFの機能(イメージ・ビューアやタスク・リストなど)をコールするためにOracle PeopleSoftページに追加されるボタン、リンクまたはメニューです。詳細は、第3.3項を参照してください。使用可能なオプションは次のとおりです。

  • AXF_BUTTON_1、…、AXF_BUTTON_5

  • AXF_LINK_1、...、AXF_LINK5

  • AXF_COMBO_1、...、AXF_COMBO_5

  • SAVE_PRE_CHANGE

  • SAVE_POST_CHANGE

AXF_SELECT_LABEL

選択フィールドに対してページ上に表示される名前を定義します。これが使用されるのは、COMBOイベントのみです。

AXF_DISPLAY_NAME

Oracle PeopleSoftページ上に表示されるボタンまたはリンクの名前を定義します。

AXF_SOL_NAMESPC

実行するコマンドのソリューション・ネームスペースを指定します。

AXF_CMD_NAMESPC

実行するコマンドのコマンド・ネームスペースを指定します。

AXF_PSFT_ROLE

コマンドへのアクセス権を持つOracle PeopleSoftのロールを指定します。これは、各ロールを単一引用符で囲んだものをカンマで区切ったリストです(例: 'Role1','Role2','Role3')。

AXF_SORT_ORDER

選択フィールドに表示される項目の順序を指定します。ソート順序が適用されるのは選択フィールドのみです。

AXF_REQ_CONV

このコマンドの実行前に対話が必須かどうかを指定します。たとえば、UpdateTaskコマンドを実行するには、対話が実行中であることが必要です。これは、ユーザーが現在のタスクを選択できるようにするためです。


B.5.3.2 実装例

この例では、2つのコマンドを同じ請求書処理ページに追加します。1つはボタンを挿入するものであり、このボタンがクリックされると請求書処理が開始します。もう1つはリンクを挿入するものであり、このリンクがクリックされるとImagingでの重複請求書の検索が開始します。

さらに、このソリューションはSAVE_POST_CHANGEイベントの中でSaveInvoiceコマンドを起動するように構成されています。つまり、アクションによって新しいOracle PeopleSoftトランザクション・レコードが挿入されるたびに、自動的にSaveInvoiceコマンドがバックエンド上で起動され、そのコマンドに関連付けられているアクションが実行されます。SAVE_POST_CHANGEは、Oracle PeopleSoftの中で同じトランザクション・レコードがもう一度保存されてもコールされません。

コマンドの使用を許可するために、Oracle PeopleSoftロールの1つをAXF_PSFT_ROLEフィールドで指定する必要があります。ユーザーに、コマンドを使用する許可が付与されていない場合は、コマンドは表示されません。コマンドが表示されるが機能しない場合は、そのコマンドが正しく構成されていません。

ここに示していないフィールド: AXF_SELECT_LABEL=(null)、AXF_SORT_ORDER=1、AXF_REQ_CONV=N

表B-67 PS_AXF_COMMANDS表の例

AXF_CMDS_ID AXF_CONFIG_ID AXF_EVENT_NAME AXF_DISPLAY_NAME AXF_SOL_NAMESPC AXF_CMD_NAMESPC AXF_PSFT_ROLE

1

1

AXF_BUTTON_1

Start Invoice Processing

InvoiceProcessing

StartInvoiceProcessing

'Employee'

2

1

AXF_LINK_1

Search For Duplicates

InvoiceInquiry

SearchIPM

'Employee'

3

1

SAVE_POST_CHANGE

(Null)

InvoiceProcessing

SaveInvoice

'Employee'


B.5.4 PS_AXF_COMMAND_PARAMS表

PS_AXF_COMMAND_PARAMS表は、定義されたコマンドのそれぞれに対して送信される情報を指定するために使用します。コマンドごとに、必須または省略可能のパラメータのセットは異なります。

B.5.4.1 列の説明

表B-68 AXF_COMMAND_PARAMETERS表の列の説明

説明

AXF_CMDS_PARAMS_ID

表の主キーを指定します。

AXF_CMDS_ID

PS_AXF_COMMANDS表への外部キーを指定します。これによって、一意のパラメータと特定のコマンドとが関連付けられます。

AXF_PARAM_NAME

パラメータ名を定義します。

AXF_DATASOURCE

パラメータ値の取得元を指定します。

  • DATA: AXF_RECORD_NAMEフィールドおよびAXF_FIELD_NAMEフィールドで定義された、Oracle PeopleSoft内の値を取得します。

  • CONSTANT: AXF_CONSTANT_VALUEフィールドで定義された値を使用します。

AXF_RECORD_NAME

Oracle PeopleSoftページ内のフィールドのレコードを指定します。これは、AXF_DATASOURCEがDATAに設定されているときに取得するターゲット値として使用されます。

AXF_FIELD_NAME

AXF_DATASOURCEがDATAに設定されているときにターゲット値として使用されます。

AXF_CONSTANT_VALUE

AXF_DATASOURCEがCONSTANTに設定されているときに定数値として使用されます。


B.5.4.2 実装例

次に示す例では、3つのパラメータがAXF_CMDS_ID 2のために送信されます。1つは定数値(SearchName)で、残りの2つはデータ値(INVOICENUMBERおよびInvoiceTransactionID)です。

表B-69 PS_AXF_COMMAND_PARAMS表の例

AXF_CMDS_PARAMS_ID AXF_CMDS_ID AXF_PARAM_NAME AXF_DATASOURCE AXF_RECORD_NAME AXF_FIELD_NAME AXF_CONSTANT_VALUE

1

2

SearchName

CONSTANT

(Null)

(Null)

SearchByInvoiceID

2

2

INVOICENUMBER

DATA

VCHR_HDR_QV

INVOICE_ID

(Null)

3

3

InvoiceTransactionID

DATA

VCHR_HDR_QV

VOUCHER_ID

(Null)


B.5.5 PS_AXF_PROPERTIES表

PS_AXF_PROPERTIES表は、Oracle PeopleSoftとのAXF統合のプロパティを定義するために使用します。第6.4.12項を参照してください。

B.5.5.1 列の説明

表B-70 PS_AXF_PROPERTIES表の列の説明

説明

AXF_PROPNAME

使用するプロパティを指定します。プロパティは次のとおりです。

  • WINDOW_HEIGHT: ポップアップ・ウィンドウの高さをピクセル単位で指定します。(これは、ソリューションの一部して表示される任意のポップアップ・ウィンドウを指します。)

  • WINDOW_WIDTH: ポップアップ・ウィンドウの幅をピクセル単位で指定します。

AXF_PROPVALUE

プロパティの値を指定します。


B.5.5.2 実装例

この例の表には、デフォルトのプロパティ値を示します。

表B-71 PS_AXF_PROPERTIES表の例

AXF_PROPNAME AXF_PROPVALUE

WINDOW_HEIGHT

600

WINDOW_WIDTH

800