この章では、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用して、コンテンツ・サーバー・ログ、パフォーマンス情報およびMBean情報を使用する方法を説明します。
この章の内容は次のとおりです。
Fusion Middleware Controlインタフェースを使用して、コンテンツ・サーバー・インスタンスのログ・メッセージの表示およびログ構成の管理を実行できます。
ナビゲーション・ツリーで、適切なドメイン名(Farm_base_domain
など)を開きます。
「WebCenter」、「コンテンツ」、「コンテンツ・サーバー」の順に展開します。
コンテンツ・サーバー・インスタンス名(Oracle WebCenter Content - Content Server (UCM_server1)
など)を選択します。
コンテンツ・サーバーのホームページで、「コンテンツ・サーバー」メニューから、「ログ」→「ログ・メッセージの表示」を選択します。
ログ・メッセージ・ページには、入手可能なすべてのログ・ファイルの内容に関する情報が含まれています。このページでは、次のことができます。
過去n時間に記録されたログ・メッセージの検索。
2つの時間間隔の間に記録されたログ・メッセージの検索。
メッセージ・タイプに基づくログ・メッセージのフィルタリング。
ナビゲーション・ツリーで、適切なドメイン名(Farm_base_domain
など)を開きます。
「WebCenter」、「コンテンツ」、「コンテンツ・サーバー」の順に展開します。
コンテンツ・サーバー・インスタンス名(Oracle WebCenter Content - Content Server (UCM_server1)
など)を選択します。
コンテンツ・サーバーのホームページで、「コンテンツ・サーバー」メニューから、「ログ」→「ログ構成」を選択します。
ログ構成ページを使用して、次のログ・レベルとログ・ファイルの基本および詳細のログ構成設定を構成します。次の操作を実行できます。
永続ログ出力(ロギング構成ファイルで定義されたログ出力)のログ・レベルの変更。
ランタイム・ログ出力のログ・レベルの変更。
現在、永続でもランタイムでもないログ出力の指定。
ログ・ファイル・パスおよびログ・ローテーション・ポリシーなどのログ・ファイル構成パラメータの指定。
新規ログ・ファイル構成の作成。
既存のログ・ファイル構成を使用している新規ログ・ファイル構成の作成。
ログ・ファイル構成パラメータの表示。
1つ以上のログ出力のログ・ファイル構成との関連付け。
詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server管理コンソールのオンライン・ヘルプを参照してください。
注意: IBM Websphereのロギングの詳細は、Oracle Fusion Middlewareサード・パーティ・アプリケーション・サーバー・ガイドのIBM WebsphereでのOracle Fusion Middlewareのロギングの構成に関する説明を参照してください。 |
コンテンツ・サーバー・インスタンスのパフォーマンス情報をFusion Middleware Controlから監視できます。情報には、メトリックのグラフィック、最新のメトリック値のサマリーおよび最近のサービス・リクエストのリストが含まれています。
パフォーマンス情報を表示するには、次の手順を実行します。
Fusion Middleware Controlにログインします。
ナビゲーション・ツリーで、適切なドメイン名(Farm_base_domain
など)を開きます。
「WebCenter」、「コンテンツ」、「コンテンツ・サーバー」の順に展開します。
コンテンツ・サーバー・インスタンス名(Oracle WebCenter Content - Content Server (UCM_server1)
など)を選択します。
コンテンツ・サーバーのホームページで、「コンテンツ・サーバー」メニューから、「監視」→「パフォーマンス・サマリー」を選択します。
パフォーマンス・サマリー・ページに、グラフ形式で情報が表示されます。
「メトリック・パレットの表示」をクリックすると、チャート内に表示できるすべてのメトリックが表示されます。「メトリック・パレット」には、グラフで表示するメトリックに使用できるオプションが一覧表示されます。
「メトリック・パレットの非表示」をクリックしてメトリック・パレットをたたむと、メトリック・チャートを表示する領域が広がります。
メトリックを表形式で表示するには、「表ビュー」を選択します。
メトリック・パレットが開かれた状態で、表示する各メトリックのチェック・ボックスを選択します。表8-1にコンテンツ・サーバー・メトリックを示します。
表8-1 コンテンツ・サーバー・メトリック
要素 | 説明 |
---|---|
アクティブ・スレッド |
コンテンツ・サーバー・インスタンスのアクティブ・スレッドの数。 |
アクティブなデータベース接続 |
コンテンツ・サーバー・インスタンスによって作成されたアクティブなデータベース接続の数。 |
キャッシュ済検索問合せ数 |
キャッシュされている検索問合せの数(行)。 |
ヒットとミスの割合 |
実行された検索問合せの数のヒットとミスの割合。 |
GenWWW状態のドキュメント |
GenWWW状態でInbound Refineryを待機しているドキュメントの数。 |
終了状態の索引作成待ちドキュメント |
終了状態で索引作成を待機しているドキュメントの数。 |
平均リクエスト/秒 |
リクエストされた平均サービス数/秒。 |
Fusion Middlewareパフォーマンスの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプを参照してください。
IBM WebSphereのサーバーを監視する方法の詳細は、Oracle Fusion Middlewareサード・パーティ・アプリケーション・サーバー・ガイド.のIBM WebSphereでのOracle Fusion Middlewareの管理に関する項を参照してください。
MBeanブラウザを使用して、コンテンツ・サーバー・インスタンスに関するMBean属性情報を表示できます。
MBean情報を表示するには、次の手順を実行します。
ナビゲーション・ツリーで、適切なドメイン名(Farm_base_domain
など)を開きます。
「WebCenter」、「コンテンツ」、「コンテンツ・サーバー」の順に展開します。
コンテンツ・サーバー・インスタンス名(Oracle WebCenter Content - Content Server (UCM_server1)
など)を選択します。
コンテンツ・サーバーのホームページで、「コンテンツ・サーバー」メニューから「システムMBeanブラウザ」を選択します。
システムMBeanブラウザ・ページには、コンテンツ・サーバー名がハイライトされたナビゲーション・ペインと、コンテンツ・サーバー・インスタンスの構成MBeanアプリケーションのデプロイメント情報が表示されます。
「属性」タブには、個別の属性名、説明、アクセスのタイプおよび値が表示されます。属性値を変更する場合は、「適用」をクリックします。
「操作」タブでは、個別のMBean操作を表示および起動できます。
いずれかのMBeanを選択すると、詳細が表示されます。
MBean操作を適用するには、「起動」を選択します。
操作を前の設定にリセットするには、「回復」をクリックします。
「操作」タブに戻るには、「戻る」をクリックします。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JMXによるカスタム管理ユーティリティの開発』のWebLogic Server MBeansの概要に関する説明を参照してください。