Oracle® Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentのマネージング 11g リリース1(11.1.1) B72426-01 |
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リポジトリ・マネージャは、コンテンツ・アイテム、リビジョン、サブスクリプションおよびインデクサの管理に使用されます。アプレットとして、またはスタンドアロン・モードで実行できます。この章では、管理者としてリポジトリ・マネージャを使用する方法について説明します。
この章では、次の項目について説明します。
リポジトリ・マネージャは、コンテンツ・アイテム、リビジョン、サブスクリプションおよびインデクサの管理に使用されます。リポジトリ・マネージャにアプレットとしてアクセスするには、「メイン」メニューから「管理」→「管理アプレット」を選択します。「リポジトリ・マネージャ」を選択します。『Oracle WebCenter Contentの管理』で説明しているように、リポジトリ・マネージャはスタンドアロン・モードで実行することもできます。
特定のリビジョンに対して様々な管理機能を実行するには、リポジトリ・マネージャの「機能」メニューを使用します。フィルタを使用してリビジョン表示しているとき、リビジョンを右クリックすると、「機能」メニューのすべてのオプションを含むショートカット・メニューが表示されます。
管理者およびRepMan権限があるサブ管理者は、リポジトリ・マネージャでコンテンツ・アイテムのリビジョンのリストを表示できます。管理者はすべてのコンテンツ・アイテムを表示でき、RepMan権限があるサブ管理者が表示できるのは、セキュリティ・グループおよびアカウントに対する管理権限(適用可能な場合)があるコンテンツ・アイテムのみです。リビジョン・リストは、フィルタ条件としてメタデータ・フィールドおよびリビジョン・ステータスを指定することによって検索します。
このセクションのトピックは次のとおりです:
コンテンツ・リストをリビジョンでフィルタ処理する手順は、次のとおりです。
リポジトリ・マネージャ・アプリケーションの「コンテンツ」タブで、「フィルタの使用」チェック・ボックスを選択し、「フィルタの定義」をクリックします。
「フィルタの定義」ページで、使用するフィルタ条件のチェック・ボックスを選択し、フィールドの値を追加します。
「OK」をクリックします。
リリース日でリビジョンをフィルタ処理する手順は、次のとおりです。
リポジトリ・マネージャ・アプリケーションの「コンテンツ」タブで、「リリース日以降」を選択します。
事前定義済の日付範囲を選択します。
「OK」をクリックします。
「コンテンツ」タブに表示されている列を変更する手順は、次のとおりです。
リポジトリ・マネージャ・アプリケーションの「コンテンツ」タブで、「列の表示」をクリックします。
「列の表示」ページで、表示する列を選択します。カスタム・フィールドはリストの下部にあります。
「OK」をクリックします。
リポジトリ・マネージャ・アプリケーションを起動すると、データベースに対してデフォルトの問合せが実行され、前日にリリースされたすべてのコンテンツが返されます。デフォルトでは、問合せの結果はコンテンツ・アイテムのContentIDでソートされます。
ContentIDによる順序付けは、リポジトリ・マネージャにコンテンツ・アイテムの長いリストがある場合に順序を予測できるため有益です。ただし、ContentIDによる順序付けは時間がかかることがあります。順序は予測可能でなくても、問合せ結果をより速く取得する方が適切である場合があります。
順序を変更するには、DoDocNameOrder
構成設定を無効化します。値をtrue(デフォルト)に設定すると、コンテンツ・アイテムはContentIDでソートされます。falseに設定すると、コンテンツ・アイテムはソートされません。問合せを最適化するためにソート順序を変更した場合は、JDBC問合せのトレースを有効化して、トレース情報がコンソール・ログに記録され、そこでデータベース問合せを表示できるようにします。
DoDocNameOrder構成設定を無効にする手順は、次のとおりです。
テキスト・エディタで、IntradocDir
/config/config.cfg
ファイルを開きます。
次の構成設定を追加します。
DoDocNameOrder=false
config.cfg
ファイルを保存して閉じます。
コンテンツ・サーバーを再起動します。
問合せトレース機能を有効にする手順は、次のとおりです。
「メイン」メニューから「管理」→「システム監査情報」を選択します。
「システム監査情報」ページで、「アクティブなコンソール出力トレースの編集**」セクションの最下部までスクロールします。
「アクティブなセクション」リストから「systemdatabase」を選択します。
アクティブ・セクションのリストにsystemdatabase
が追加されます。
「更新」をクリックします。
コンテンツ・サーバーを再起動します。
レポートのトレースとコンテンツ・サーバーの再起動の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentの管理』を参照してください。
一般的なタスクのいくつは、リポジトリ・マネージャでのコンテンツとリビジョンの管理時に行います。これらについて、次の各項で説明します。
リポジトリ・マネージャを使用して新しいコンテンツ・アイテムを追加する手順は、次のとおりです。
注意: ブラウザからJavaアプレットとして起動したリポジトリ・マネージャを使用して、新しいコンテンツ・アイテムを追加することはできません。スタンドアロン・アプリケーションを使用します。スタンドアロン・アプリケーションの使用方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentの管理』を参照してください。 |
リポジトリ・マネージャをスタンドアロン・モード起動します。「コンテンツ」タブをクリックします。
「新規追加」をクリックします。
「新しいコンテンツ・アイテムの追加」ページで、コンテンツ・アイテムの必須情報およびオプションの情報を入力します。
「OK」をクリックします。指定したファイルが、新しいコンテンツ・アイテムとしてチェックインされます。
リポジトリ・マネージャを使用してリビジョンのメタデータを表示する手順は、次のとおりです。
「メイン」メニューから「管理」→「管理アプレット」を選択します。「リポジトリ・マネージャ」→「コンテンツ」タブを選択します。
メタデータ・レビューのリビジョンをハイライトします。
「機能」→「情報」を選択するか、または右クリックして「情報」をクリックします。
「リビジョンの承認」ページで、「OK」をクリックしてページを閉じます。
リポジトリ・マネージャを使用してリビジョンのメタデータを更新する手順は、次のとおりです。
「メイン」メニューから「管理」→「管理アプレット」を選択します。「リポジトリ・マネージャ」→「コンテンツ」タブを選択します。
更新するリビジョンを選択します。
「機能」→「更新」を選択するか、または右クリックして「更新」を選択します。
「コンテンツ情報の更新」ページで、必要に応じて新しいメタデータを入力します。
「OK」をクリックします。
メタデータは、新しいリビジョンをチェックインせずに更新されます。
リポジトリ・マネージャから期限切れのコンテンツを確認する手順は、次のとおりです。
「メイン」メニューから「管理」→「管理アプレット」を選択します。「リポジトリ・マネージャ」→「コンテンツ」タブを選択します。
「コンテンツ」タブから「フィルタの定義」を選択します。
サブスクリプション済フィルタの定義ページで、リビジョンのステータスの有効化を選択し、「期限切れ」を選択します。
期限切れのコンテンツのリストが表示されます。
コンテンツの有効期限が切れたときに作成者と管理者に自動的に電子メールで通知されるようにする手順は、次のとおりです。
テキスト・エディタでIntradocDir
/config/config.cfg
を編集し、次のように入力します。
EnableExpirationNotifier=1
オプションの構成エントリを調整します。次の構成変数およびその他の構成変数の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Content構成リファレンスを参照してください。
NotificationQuery
: 期限切れコンテンツを検索する自動問合せの条件を定義します。
NotifyExtras
: 期限切れコンテンツのリストを受信するユーザーを定義します。
NotificationIntervalInDays
: 通知問合せの実行頻度を定義します。
NotifyTime
: 問合せが実行される時間を定義します。
NotificationMaximum
: 問合せで返されるコンテンツ・アイテムの最大数を定義します。
デフォルトでは、コンテンツが期限切れに設定される7日前の午前0時に、電子メール・メッセージが管理者に送信されます。さらに、「有効期限が切れたコンテンツ」リンクが、作成者およびシステム管理者の「コンテンツ管理」メニューに追加されます。
コンテンツ・サーバーを再起動します。
リビジョンとは、コンテンツ・アイテムの新しいバージョンまたは改訂バージョンです。デフォルトでは、リビジョンにはリビジョン1から順に番号が付けられ、コンテンツ・アイテムがチェックアウトされてから再びチェックインされるたびにリビジョン番号が1ずつ増え、コンテンツ・サーバーによってそのファイルの新しいリビジョンが作成されます。新しいリビジョンのコンテンツIDは前のリビジョンと同じですが、ネイティブ・ファイルとメタデータは同じ場合と異なる場合があります。以前のバージョンのファイルはシステムに保存されているため、必要に応じて確認できます。
このセクションのトピックは次のとおりです:
リポジトリ・マネージャを使用して新しいリビジョンをチェックインするか、またはリビジョンをチェックアウトする手順は次のとおりです。
注意: これらのタスクは、スタンドアロン・アプリケーションを使用して実行する必要があります。スタンドアロン・アプリケーションの実行の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentの管理』を参照してください。 |
リポジトリ・マネージャをスタンドアロン・モード起動します。「コンテンツ」タブをクリックします。
改訂するアイテムを選択します。
「機能」→「リビジョンの追加」または「チェックアウト」をクリックします。また、右クリックして適切なオプションを選択することもできます。
新しいリビジョンの追加ページまたは「アイテムのチェックアウト」ページで、チェックインするリビジョンの情報を入力します。
「OK」をクリックします。
リポジトリ・マネージャを使用して、チェックアウトを元に戻すか、リビジョンを再発行する手順は次のとおりです。
「メイン」メニューから「管理」→「管理アプレット」を選択します。「リポジトリ・マネージャ」→「コンテンツ」タブを選択します。
使用する1つ以上のリビジョンを選択します。
「機能」→「チェックアウトを元に戻す」または「再送信」を選択します。また、右クリックして適切なオプションを選択することもできます。
リストからリビジョンを除外するには、リビジョンの横にあるチェック・ボックスの選択を解除します。
「OK」をクリックします。
リポジトリ・マネージャを使用して特定のリビジョンを削除する手順は、次のとおりです。
「管理」→「管理アプレット」を選択します。「リポジトリ・マネージャ」→「コンテンツ」タブを選択します。
削除する1つ以上のリビジョンを選択します。
「リビジョンの削除」をクリックします。また、「機能」→「リビジョンの削除」を選択するか、または右クリックして「リビジョンの削除」を選択することもできます。
リストからリビジョンを除外するには、「リビジョンの削除」ページで、リビジョンの横にあるチェック・ボックスの選択を解除します。
「OK」をクリックします。
コンテンツ・アイテムのすべてのリビジョンを削除するには、適切なメニューから「すべてのリビジョンを削除する」を選択して、同じ手順に従います。
システムにリリースされる前のコンテンツをレビューおよび承認のためにルーティングする方法は、ワークフローで指定します。レビューするファイルがあるユーザーには、電子メールで通知されます。
ワークフローの参加者の視点から見ると、ワークフローには2つのタイプがあります。
基本ワークフローは、特定のコンテンツ・アイテムのレビュー・プロセスを定義するワークフローで、手動で開始する必要があります。
基準ワークフローでは、事前定義された条件に一致するメタデータを持つファイルがチェックインされると、そのファイルは自動的にワークフローの対象となります。
リポジトリ・マネージャを使用してワークフロー・リビジョンを承認すると、ワークフロー内のすべての承認ステップがバイパスされます。ワークフローは正常に完了するものの、承認ステップをバイパスすることによって、予期しない結果が発生することがあります。たとえば、ワークフローの1つのステップで電子シグネチャが必要である場合に、リポジトリ・マネージャを介して関連するリビジョンを承認すると、ワークフローが完了し、リビジョンが承認されていても、電子シグネチャのレコードがありません。
注意: リポジトリ・マネージャを使用してワークフロー・リビジョンを承認する場合は、その結果を理解してから実行してください。 |
リポジトリ・マネージャを使用してワークフローでリビジョンを承認または却下する手順は、次のとおりです。
「管理」→「管理アプレット」を選択します。「リポジトリ・マネージャ」→「コンテンツ」タブを選択します。
承認する1つ以上のリビジョンを選択します。
「機能」→「承認」または「却下」を選択します。また、右クリックして「承認」または「却下」を選択することもできます。
リストからリビジョンを除外するには、リビジョンの横にあるチェック・ボックスの選択を解除します。
「OK」をクリックします。
サブスクリプションとは、特定のコンテンツ・アイテムが改訂されたときに、電子メールでユーザーに通知する機能です。
電子メール・メッセージのバッファは20,000バイトです。多数のサブスクリプション電子メール通知が一度に送信されると(たとえば、40のコンテンツ・アイテムにそれぞれ40のサブスクライバが設定されている場合)、バッファがオーバーロードの状態になり、電子メール・メッセージが送信されないことがあります。サブスクリプション通知電子メールの合計サイズの制限は1GBです。nユーザーに送信される1つの電子メールに含めることができる、サブスクリプション通知電子メールの合計数は、1GBをサブスクリプション通知電子メールのサイズで除算した数となります。
ヒント: サブスクリプション通知メッセージを変更するには、コンポーネント・アーキテクチャを使用して、次の内容をカスタマイズします。
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サブスクリプションは、次の2通りの方法で作成できます。
基本サブスクリプション: ユーザーが個々のコンテンツ・アイテムを手動でサブスクライブします。サブスクリプションのタイプは事前定義済です。
条件サブスクリプション: ユーザーは、メタデータ条件に基づいてコンテンツ・アイテムのグループをサブスクライブできます。管理者は、ユーザーまたはエイリアスの2つの方法で条件サブスクリプションを設定できます。サブスクリプションがユーザーで設定されている場合、ユーザーは必要に応じてサブスクライブを解除できます。エイリアスが使用されている場合、ユーザーはサブスクライブを解除できません。
コンテンツ・アイテムは、次の2通りの方法でサブスクライブできます。
オープン・サブスクリプション: ユーザーは、基本または条件サブスクリプションによって、コンテンツ・アイテムを任意でサブスクライブします。
管理サブスクリプション: 管理者が、特定のサブスクリプションにユーザーおよびエイリアスを割り当てます。個々のユーザーが割り当てられた場合、各ユーザーは必要に応じてサブスクライブを解除できます。エイリアスが割り当てられている場合、そのエイリアス内のユーザーはサブスクライブを解除できません。
サブスクリプションの管理の一般的なタスクは次のとおりです。これらについて、次の各項で説明します。
サブスクリプション条件を指定する手順は、次のとおりです。
「メイン」メニューから「管理」→「管理アプレット」を選択します。「リポジトリ・マネージャ」→「サブスクリプション」タブを選択します。
「追加」をクリックします。
「サブスクリプションの追加」/「サブスクリプション・タイプの編集」ページで、サブスクリプション情報を入力します。
重要: 条件フィールドが変更されると、現在のサブスクリプションはすべて削除されます。この機能を使用する場合は注意してください。 |
名前: サブスクリプションの名前。
説明: 簡単な説明。
通知: 選択すると、ユーザーへの電子メール通知が有効化されます。
PrimaryWorkQueueTimeout
構成変数によって、ワークフローおよびサブスクリプション通知電子メールが送信されるまでの秒数が設定されます。構成変数の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Content構成リファレンスを参照してください。
条件フィールド: フィールドを追加するには、「フィールド」をクリックします。「フィールド」ページで、サブスクリプションをトリガーする条件として使用されるフィールドのボックスを選択します。これらのフィールドの値は、後でユーザーが追加されたときに設定されます。
「OK」をクリックします。サブスクリプションの有効化を確認します。
ヒント: サブスクリプションに追加したユーザーの電子メール・アドレスが正しくない場合、通知は失敗します。ワーク・キュー・ログで5つのエラーが発生するとシステムは終了し、残りのサブスクライバには通知されません。 |
条件サブスクリプションにユーザーを追加する手順は、次のとおりです。
「メイン」メニューから「管理」→「管理アプレット」を選択します。「リポジトリ・マネージャ」→「サブスクリプション」タブを選択します。使用するサブスクリプションを選択します。
「サブスクライバ」をクリックします。
サブスクライブ者ページで、「追加」をクリックします。
「サブスクリプションの追加」ページで、「ユーザー」または「エイリアス」を選択し、「選択」をクリックします。
「ユーザーの選択」ページまたは「エイリアスの選択」ページで、サブスクライブするユーザーまたはエイリアスを選択します。「OK」をクリックします。
以前に指定した条件フィールドの値を設定します。
「OK」をクリックします。
ユーザーをサブスクライブ解除する手順は次のとおりです。
「メイン」メニューから「管理」→「管理アプレット」を選択します。「リポジトリ・マネージャ」→「サブスクリプション」タブを選択します。使用するサブスクリプションを選択します。
サブスクライブ解除するリビジョンを選択します。
「機能」→「サブスクライバ」をクリックするか、または右クリックして「サブスクライバ」を選択します。
「サブスクライバ」ページで、サブスクライブを解除するユーザー・エイリアスを選択します。
「サブスクライブ解除」をクリックします。
確認ページで、「OK」をクリックします。
リポジトリ・マネージャを使用してリビジョンのサブスクリプション情報を表示する手順は、次のとおりです。
「メイン」メニューから「管理」→「管理アプレット」を選択します。「リポジトリ・マネージャ」→「サブスクリプション」タブを選択します。使用するサブスクリプションを選択します。
サブスクリプション情報を表示するリビジョンを選択します。
「機能」→「サブスクライバ」を選択するか、または右クリックして「サブスクライバ」を選択します。
「サブスクリプション」リストを絞り込むには、「サブスクライバ」ページで次の手順を実行します。
「フィルタの使用」チェック・ボックスを選択します。
「フィルタの定義」をクリックします。
サブスクリプションの詳細ページで、フィルタ条件を入力します。
「OK」をクリックします。
特定のユーザーまたはエイリアスのサブスクリプション詳細をすべて表示するには、そのユーザーまたはエイリアスを選択して「詳細の表示」をクリックします。
サブスクリプションの詳細ページが開きます。
条件サブスクリプションを削除する手順は、次のとおりです。
「メイン」メニューから「管理」→「管理アプレット」を選択します。「リポジトリ・マネージャ」→「サブスクリプション」タブを選択します。使用するサブスクリプションを選択します。
サブスクリプションを選択します。
「削除」をクリックします。
確認ページで「はい」をクリックします。
電子シグネチャは複数の異なるコンテキストで使用および管理されます。
ワークフロー: 特定のステップにおいて、承認に電子シグネチャが必要であることを指定するために使用します。
電子シグネチャはコンテンツ・アイテムおよびそのメタデータとは別に格納されるため、複数のユーザーが1つの特定のコンテンツ・アイテム・リビジョンに署名できます。ワークフローにおける電子シグネチャの使用の詳細は、第7章を参照してください。
コンテンツ・アイテム: コンテンツ・アイテムに電子的に署名し、ローカル・ファイルが一致するかどうかを確認するために、ローカル・ファイルを署名済のコンテンツ・アイテム(またはすべてのリポジトリ・コンテンツ)と比較するために使用します。詳細は、『Oracle WebCenter Contentの使用』を参照してください。
PDFウォーターマーク: 電子シグネチャ・メタデータを使用するウォーターマークを適用するために使用します。
このセクションのトピックは次のとおりです:
電子シグネチャは、コンテンツ・アイテムのバイナリ・コンテンツから計算され、コンテンツ・アイテムに署名したユーザーの名前などの他のメタデータと関連付けられる一意の識別子です。ドキュメントと署名者の両方を一意に識別し、ドキュメントの情報を暗号化する電子署名と異なり、電子シグネチャはドキュメントとともに格納されません。
コンテンツ・アイテムをチェックインすると、コンテンツ・サーバーによって識別子が生成され、コンテンツ・アイテムのリビジョン・メタデータと一緒に格納されます。コンテンツ・アイテムに署名すると、識別子のコピーが電子シグネチャ・メタデータとともに格納されます。変更されたコンテンツ・アイテム・リビジョンをチェックインする場合は、新しい識別子が計算されます。
署名されたコンテンツ・アイテムが変更されたかどうか、およびコンテンツ・アイテムの既存のシグネチャが有効であるかどうかを判断するのに役立てるため、コンテンツ・サーバーでは、コンテンツ・アイテムとともに格納された識別子を電子シグネチャとともに格納された識別子と比較できます。
注意: 識別子はコンテンツからのみ計算され、関連付けられたメタデータからは計算されません。コンテンツ・アイテムのメタデータの変更によって、コンテンツ・アイテムの電子シグネチャが無効になることはありません。 |
電子シグネチャはコンテンツ・アイテムおよびそのメタデータとは別に格納されるため、複数のユーザーが1つの特定のコンテンツ・アイテム・リビジョンに署名できます。たとえば、ワークフローの承認プロセスにおいて、複数のレビューアがコンテンツ・アイテムの1つのリビジョンに署名できます。詳細は、第7章を参照してください。
コンテンツ・アイテムのドキュメント情報ページにアクセスするすべてのユーザーが、コンテンツ・アイテムに署名できます。コンテンツ・アイテムへの署名の詳細は、『Oracle WebCenter Contentの使用』を参照してください。
電子シグネチャ・コンポーネントとともにアーカイバを使用する場合は、ElectronicSignatures表を移動するために、表アーカイブ機能を使用してください。アーカイブ・コンテンツが関連するシグネチャ・メタデータなしでリストアされると、エラーが発生する場合があります。コンテンツ・アイテムのアーカイブの詳細は、『Oracle WebCenter Contentの管理』を参照してください。
コンテンツ・アイテムに電子的に署名すると、シグネチャには、ユーザー名やパスワードなどのユーザーに関する標準メタデータ、および名前(dDocName)やリビジョン(dRevisionID)などのコンテンツ・アイテム自体に関するメタデータが含められます。また、電子シグネチャ・コンポーネントにはxESigHasElectronicSignaturesフィールドも含まれており、コンテンツ・アイテムが署名されると、ここに1(true)が自動的に設定されます。
電子シグネチャのメタデータの一部として格納されるメタデータ・フィールドも定義できます。電子シグネチャ情報は、データベース内の独立したElectronicSignatures表で保存および管理されます。
カスタム・メタデータ・フィールドを作成するときは、基本的なデータ型を選択し、必要に応じてカンマ区切りの値の選択リストを指定し、1つ以上のフィールドを必須フィールドとして指定します。定義したフィールドは、ユーザーがコンテンツ・アイテムに署名するとき、およびユーザーがコンテンツ・アイテムに関する詳細なシグネチャ情報を表示するときに表示されます。これらのページの詳細は、『Oracle WebCenter Contentの使用』を参照してください。
カスタム・メタデータ・フィールドを作成する前に、メタデータの要件を慎重に検討します。フィールドの作成(「変更の保存」のクリック)後は、フィールド名、データ型または必須ステータスは変更できません。フィールドを変更するには、元のフィールドを削除してから新しいフィールドを作成する必要があります。カスタム・フィールドを削除すると、そのフィールドに関連付けられた、すべての格納済データも削除されます。
カスタム電子シグネチャ・フィールドを追加または編集する手順は次のとおりです。
メイン・メニューから「管理」→「電子シグネチャ」を選択します。
新しいフィールドを追加するには、「電子シグネチャの構成」ページで、新規フィールドの追加アイコン(緑色のプラス記号)をクリックします。
内部フィールドの「名前」を指定します。これはデータ表内でのフィールド名です。
重複する名前は使用できません。最大フィールド長は29文字です。文字、数値およびアンダースコア(_)のみを使用します。名前は文字で開始する必要があります。特殊文字は使用しないでください。
「ラベルの表示」を指定します。これは、ページおよびダイアログで、フィールドに対して表示されるラベルとなります。
データ型を指定します。デフォルトのデータ型は「テキスト」です。
フィールドに選択リストを指定するには、関連する「選択リスト」列でチェック・ボックスを選択し、選択肢をカンマ区切りの値リストとして指定します。
値はフィールドに対して選択されたデータ型に一致する必要があります。
値は、ページ上で、指定された順に表示されます。リストの最初の値は、フィールドのデフォルト値になります。
デフォルト値を指定しないようにするには、選択リストの最初の値として空白を入力し、その後にカンマを入力します。
カスタム・フィールド自体がチェック・ボックスであることを指定するには、「チェックボックス」を選択します。チェック・ボックス・フィールドが自動的に必須フィールドに指定されます。ユーザーはチェック・ボックスを選択して電子シグネチャを完了する必要があります。「ラベルの表示」フィールドには、チェック・ボックスの横に表示する承認テキストが格納されます。
電子シグネチャを完了するのに、関連するフィールドにユーザーが値を設定することが必要であることを指定するには、「必須」を選択します。
フィールドは、ページ上で、この表内にリストされた順に表示されます。1つ以上のフィールドの順序を変更する場合は、1つ以上のフィールドの横のチェック・ボックスを選択し、表の上部の「上に移動」アイコンまたは「下に移動」アイコンを使用して、順序に合わせてフィールドを上または下に移動します。
1つ以上のフィールドを表から削除する場合は、1つ以上のフィールドの横のチェック・ボックスを選択し、「フィールドの削除」アイコンを使用して、フィールドと関連するすべてのフィールド・データを削除します。「変更の保存」を選択するまで、フィールドは完全に削除されません。
変更をコミットするには、「変更の保存」をクリックし、確認ページで「OK」をクリックします。
注意: コンテンツ・サーバーがInbound Refineryインスタンスを処理するように構成されている場合を除き、ファイルはすべてネイティブ・フォーマットでWebサイトに渡されます。 |
コンテンツ・サーバーがInbound Refineryインスタンス用のプロバイダとして構成されている場合は、ファイル拡張子に基づいて、変換用にリファイナリに渡すファイル・フォーマットを指定する必要があります。次の方法で対処できます。
「管理」トレイの「リファイナリ管理」からアクセスするファイル・フォーマット・ウィザードを使用できます。
構成マネージャ・アプレットの「ファイル・フォーマット」オプションを使用して、ファイル拡張子(.doc
、.txt
など)をファイル・フォーマットにマップした後、リファイナリでファイル・フォーマットを変換オプションにマップできます。このオプションには、様々なファイル拡張子を様々な変換オプションにマップする柔軟性があります。
ファイル・フォーマットやカスタム・フィールドなどのコンテンツ・アイテムに対して指定された、メタデータ・フィールドの値の変換に基づくカスタム・コンポーネントを作成できます。
ジョブがコンテンツ・サーバーからInbound Refineryに渡された後は、リファイナリの構成によって、ネイティブ・ファイルを変換および返す方法が決定されます。
ファイル・フォーマットはインストール時に自動的に構成されるか、または、必要に応じて追加または変更できます。
変換の詳細は、第V部「コンテンツの変換の管理」を参照してください。
新しいファイル・フォーマットを定義する場合は、ファイル拡張子に対応するMIME (Multipurpose Internet Mail Extensions)タイプを指定することをお薦めします(たとえば、docファイル拡張子にマップされるフォーマットはapplication/mswordになります)。
コンテンツ・アイテムがリポジトリにチェックインされると、そのコンテンツ・アイテムのフォーマットは、ネイティブ・ファイルのファイル拡張子にマップされているフォーマットに従って割り当てられます。ネイティブ・ファイルが変換されない場合、コンテンツ・サーバーでは、コンテンツ・アイテムをクライアントに配信する際にこのフォーマットを含めます。フォーマットにMIMEタイプを使用すると、クライアントでは、ファイルのデータのタイプや関連付けられたヘルパー・アプリケーションなどの判断に役立ちます。
MIMEタイプおよび登録済のMIMEタイプのリストは、http://www.iana.org/assignments/media-types/index.html
で確認します。
コンテンツの変換に使用されるネイティブ・アプリケーションは、次の要件を満たす必要があります。
ネイティブ・アプリケーション | 要件 |
---|---|
MS Word MS Project Lotus Freelance MS Excel Lotus 123 Corel WordPerfect MS PowerPoint Lotus WordPro MS Visio iGrafx Designer |
Inbound Refineryで変換用に必要な場合は、ネイティブ・アプリケーションがインストールされていることを確認します。 「ファイル・フォーマット」タブで、ファイル・タイプを変換プロセスに関連付けます。 WordおよびPowerPointアプリケーションの場合は、「ローカルInbound Refineryの構成」ページの「ネイティブ・オプション」タブを使用して、リンクを処理するかどうかを指定します。 |
MS Publisher FrameMaker PhotoShop PageMaker |
ネイティブ・アプリケーションがインストールされていることを確認します。 Inbound Refineryでファイル・パスを構成します。FrameMakerブックをチェックインするには、「複数ファイルのアップロード」オプション(「システム・プロパティ」で有効にしておく必要があります)を使用します。 「ファイル・フォーマット」タブで、ファイル・タイプを変換プロセスに関連付けます。 |
その他 |
ネイティブ・アプリケーションがインストールされていることを確認します(必要な場合)。 Inbound Refineryにカスタム変換プログラムをインストールします。 Inbound Refineryでファイル・パスを構成します。 「ファイル・フォーマット」タブで、ファイル・タイプを変換プロセスに関連付けます。 |
ファイル・タイプと変換プログラムの関連付けは、2段階のプロセスとなります。
ファイル・フォーマットを追加し、フォーマットにファイル拡張子を関連付る手順は次のとおりです。
「メイン」メニューから「管理」→「管理アプレット」を選択します。
「構成マネージャ」をクリックします。
構成マネージャ・ページで、ページ・メニューの「オプション」→「ファイル・フォーマット」を選択します。
ファイル・フォーマット・ページで、ファイル・フォーマットを追加するために、「ファイル・フォーマット」ペインの「追加」をクリックします。
ファイル・フォーマットの追加/ファイル・フォーマットの編集ページで、必要な情報を入力します。
フォーマット: 通常はMIMEタイプです。
変換タイプ: フォーマット名を変換プログラムに関連付けます。次のいずれかを選択します。
通過: PASSTHRUにマップされた拡張子のドキュメントは、変換されませんが、Webサイト上にはそのネイティブ・ファイル・フォーマットで表示されます。クライアント・コンピュータに、そのネイティブ・アプリケーションがある必要があります。
レガシー・カスタム: CUSTOMにマップされた拡張子のドキュメントは、標準の変換のセットに含まれていない変換プログラムを実行します。このオプションは、このリリースではサポートされていません。
説明: ファイル・フォーマットの簡単な説明。
「OK」をクリックします。
ファイル・フォーマットに関連付けるファイル拡張子を入力する手順は次のとおりです。
「ファイル拡張子」ペインで、「追加」をクリックします。
ファイル拡張子の追加/ファイル拡張子の編集ページで、必要な情報を入力します。
拡張子: ファイル・フォーマットに対する3文字の指定。この拡張子のファイルは、「マップ先フォーマット」フィールドで指定した変換プログラムを使用して変換されます。
マップ先フォーマット: 指定された変換で使用可能なフォーマット(「ファイル・フォーマット」ペインで定義)のリスト。フォーマットを選択すると、該当する拡張子のすべてのファイルが、特定の変換プログラムに直接関連付けられます。
「OK」をクリックします。
サムネイルは、コンテンツの小さなプレビュー・イメージです。検索結果のページで使用され、通常は、それらが表すWeb表示可能ファイルにリンクしています。このことは、ユーザーが、あるファイルが探しているものであるかどうかを識別するのに、タイトルなどのテキスト情報のみに依存する必要がないことを意味します。サムネイルによって、実際にファイル自体を開くことなく確認できる、視覚的なサンプルがコンシューマに示されます。これにより、より大きい元のファイルのダウンロードを行う前に、ファイルを確認できます。
コンテンツ・サーバーによって提供されているオプションを使用して、サポートされているファイル・タイプのサムネイルを自動的に生成できます。
コンテンツ・サーバーには、基本的な一連のサムネイル作成オプションが用意されています。Oracle WebCenter Content: Inbound Refineryには、ファイル変換およびサムネイル生成についてさらに多くのオプションのセットがあります。
ファイルは、コンテンツ・タイプ別に指定されたディレクトリにグループ化されます。
コンテンツ・タイプは、ドキュメントがWebレイアウト・ディレクトリとボールト・ディレクトリに格納されているサブディレクトリの名前になります。
コンテンツ・タイプは、部門(ENG、MKTG、HRなど)、ドキュメント・タイプ(MEMO、FORM、SPREADSHEETなど)、または他の必要なモデルに対応付けることができます。
複数のコンテンツ・タイプ(ドキュメント、バイナリ、デジタル・メディアなど)がデフォルトで定義されていますが、これらは変更または削除できます。
各コンテンツ・タイプにはイメージが割り当てられているため、ユーザーは検索結果ページでコンテンツ・タイプを容易に識別できます。複数のイメージが用意されていますが、独自のイメージを作成して割り当てることもできます。
作成するコンテンツ・タイプは、管理可能な数(通常は50以内)にしてください。コンテンツ・タイプの数が多すぎると、システムのメンテナンスに必要な作業量が増加し、コントリビュータによるファイルへの正しいコンテンツ・タイプの割当てが困難になります。
コンテンツ・タイプの構成時に、類似した情報をグループ化する場合は、1つのコンテンツ・タイプで同じ接頭辞を使用することを検討してください。たとえば、接頭辞MEMOは、MEMO_INT、MEMO_EXT、MEMO_EXECのコンテンツ・タイプで使用されます。
この手順は次の目的で使用します。
新しいコンテンツ・タイプの作成
既存のタイプの編集
コンテンツ・タイプの削除
「メイン」メニューから「管理」→「管理アプレット」を選択します。
「構成マネージャ」をクリックします。
「構成マネージャ」ページの「ページ」メニューから「オプション」→「コンテンツ・タイプ」を選択します。
新しいタイプを追加するには、「コンテンツ・タイプ」ページで、「追加」をクリックします。
タイプを編集するには、タイプ名をハイライトして「編集」をクリックします。
タイプを削除するには、タイプ名をハイライトして「削除」をクリックします。
注意: 削除するコンテンツ・タイプを使用しているコンテンツがまだ存在している場合、そのコンテンツ・タイプは削除できません。タイプの削除を試行する前に、そのタイプを使用しているコンテンツがないことを確認します。 |
確認ページで、「OK」をクリックします。
「コンテンツの追加」/「コンテンツ・タイプの編集」ページで、タイプの名前と説明を入力または編集します。
GIFリストから、コンテンツ・タイプに関連付けるイメージを選択します。
「OK」をクリックします。