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Oracle® Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentのマネージング
11g リリース1(11.1.1)
B72426-01
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11 コンテンツ・プロファイルの管理

管理者は、どのメタデータ・フィールドを組み込むか除外するかをコンテンツ・プロファイルを使用して選択することによって、ターゲットとするチェックイン・ページ、更新ページ、コンテンツ情報ページおよび検索ページを作成できます。

コンテンツ・プロファイルによって、Oracle WebCenter Content Serverの表が作成または変更されることはありません。これらは、単に、表示情報の一種のフィルタとして使用されます。コンテンツ・プロファイルのすべての情報は、IntradocDir/data/profiles/document/ディレクトリに格納されます。

コンテンツ・プロファイルを作成した後は、常に、そのプロファイルはアクティブになります。ユーザー・インタフェース上のリンクを無効にできますが、プロファイルが削除されないかぎり、プロファイル・ルールは引き続き有効です。

この章では、プロファイルに関する次の項目について説明します。

11.1 コンテンツ・プロファイルの要素

プロファイルは、ルールとトリガー値で構成され、これらの設定は「構成マネージャ」ページの「プロファイル」タブと「ルール」タブで行います。管理者は、複数のコンテンツ・プロファイルを作成でき、エンド・ユーザーはそれらすべてを使用できます。エンド・ユーザーには、プロファイルごとに個別のチェックイン・ページと検索ページが示されます。すべてのプロファイルがすべてのユーザーに表示されますが、各ユーザーは、特定のプロファイルへのリンクを表示または非表示にするように各自のユーザー・インタフェースを構成できます。


注意:

ドキュメントにシステム内の複数のプロファイルを関連付けることはできません。


コンテンツ・プロファイルを構成するものは次のとおりです。

11.1.1 プロファイル・リンクの使用

コンテンツ・プロファイル・リンクの編集ページでプロファイルが有効な場合、プロファイルはツールバーの「検索」メニューと「新規チェックイン」メニューから使用できます。プロファイルの表示が有効でない場合、「検索」メニューと「新規チェックイン」メニューは、それぞれ拡張検索ページと標準の「コンテンツ・チェックイン・フォーム」への直接リンクになります。

作成したプロファイルは、ブラウザ・セッションがリフレッシュされた後に、ツールバーの「検索」メニューと「新規チェックイン」メニューに表示されます。デフォルトでは、すべてのプロファイルが両方のメニューの下にオプションとしてリストされます。ただし、すべてのユーザーにリストされたプロファイルすべてを使用できる権限が付与されるわけではありません。表示するプロファイルを指定するには、コンテンツ・プロファイル・リンクの編集ページで、該当するチェック・ボックスを選択するか選択を解除します。

たとえば、マーケティングの従業員には、会計のプロファイルを使用するために必要な権限が付与されていないとします。この場合、ユーザーが会計のプロファイルのチェック・ボックスの選択を解除すると、このプロファイルは「検索」メニューと「新規チェックイン」メニューの下に表示されません。一般のユーザー・インタフェースと特定のコンテンツ・プロファイル・リンクの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentの使用方法を参照してください。

11.2 コンテンツ・プロファイル・ルール


注意:

ルールを作成してからトリガーとプロファイルを作成しますが、ルールの作成前にトリガーの内容を把握しておく必要があります。


1つのプロファイルは、1つ以上のルールと1つのトリガー値で構成されます。チェックイン、更新、コンテンツ情報および検索ページでのメタデータ・フィールドの表示方法、およびルールを使用するかどうかが、ルールによって(評価方法に基づいて)決定されます。各ルールは次の内容で構成されます。

グローバル・ルールは、常に「有効」です(常に評価されます)。グローバル・ルールは、プロファイルに含まれていない場合でも、またはプロファイルが作成されていない場合でも、チェックイン、更新、コンテンツ情報および検索ページに表示されるメタデータ・フィールドに自動的に影響を与えます。定義済のグローバル・ルールは有効になり、イベント、アクションまたはワークフロー状態に適用されるために、プロファイルがシステムに存在している必要はありません。ただし、グローバル・ルールがプロファイルに関連付けられていないかぎり、グローバル・ルールの影響はプレビューできません。

グローバル・ルールは最初に評価され、特定のプロファイル・ルールによって置き換えられる場合があります。グローバル・ルールの優先度を設定してその優先順位を上げることができます。このようにすると、特定のルールよりも高い優先度を指定して異なるプロファイル結果を生成できます。その結果を参照するには、プロファイルをプレビューして、ルール選択の結果を確認します。

グローバル・ルールは、次のガイドラインに従います。

この項では、ルールに関する次の項目について説明します。

11.2.1 ルールのメタデータ・フィールドと属性

ルールの各メタデータ・フィールドには、次の属性があります。

  • フィールド位置(必須): メタデータ・フィールドの一般的な配置順序を調整します。値は、「先頭」「ページの中央」および「ページの最後」です。

  • 表示タイプ(必須): メタデータ・フィールドをチェックイン・ページおよび検索ページにどのように表示するかを決定します。値は、「編集」「情報のみ」「非表示」「除外済」または「必須」です。必須の場合は、メッセージも必須です。

  • デフォルト値を使用(オプション): メタデータ・フィールドのデフォルト値を表示します。

  • 導出値(オプション): 更新またはチェックインのときに、メタデータ・フィールドを指定の値に設定できます。

  • 制限のリストを含む(オプション): リスト・メタデータ・フィールドの内容を特定の値のリストまたはフィルタリングされた値のリストに制限できます。

11.2.2 ルールのアクティブ化条件

アクティブ化条件を使用すると、プロファイルの動作を様々な入力に基づいて変更できます。たとえば、特定の検索ページまたはコントリビュータに対してルールを非アクティブにしたり、チェックイン時に特定のフィールドを非表示にしたりオーバーライドできます。また、プロファイルはチェックイン処理時にアクティブ化されるため、ブラウザのチェックインとバッチ・ロードのチェックインは区別されます。

アクティブ化の条件の妥当性を確認するために、プロファイルをプレビューできます。プレビュー・ページを使用すると、既存のプロファイルを確認でき、アクティブ化条件の選択肢を変更して結果を評価することによってwhat-ifシナリオを実行できます。

ルールのアクティブ化条件は、次のものに基づいて設定できます。

  • システム・イベント: 要求時イベント、送信時イベント、インポート時イベントなどがあります。

  • ユーザー・アクション: 新規チェックイン、選択したコンテンツのチェックイン、コンテンツ情報、コンテンツ更新、検索などがあります。

  • ワークフローの状態: コンテンツ・アイテムがワークフロー内にあるかどうかによります。

  • ドキュメント・タイプ: ドキュメント・メタデータ・フィールドに基づくコンポーネントを使用できます。

  • ユーザー・タイプ: ユーザー・メタデータ・フィールドに基づくコンポーネントを使用できます。


    注意:

    条件の選択肢の1つ以上の組合せが含まれるアクティブ化条件を使用する場合は、注意が必要です。アクティブ化条件の選択肢のすべての組合せが有効なわけではなく、一部は相互に排他的である可能性があります。たとえば、あるアクティブ化条件で、イベントがインポートであり、かつ、アクションがドキュメント情報のページ・リクエストであることが必要である場合、アクティブ化が真になることはなく、ルールはアクティブになりません。


11.2.3 ルールの制限リスト

制限リストは、ルールのメタデータ・フィールドに対して任意で定義できる属性です。メタデータ・フィールド用にリストとして定義されているユーザー・インタフェースを変更するには、次の2つの方法があります。

  • 固定リストを指定する: リストとして定義されたメタデータ・フィールドの実際のマスター・リストよりも優先される、明示的な値のセットです。ユーザー・インタフェース・リストに表示されるのは、マスター・リスト内にあるアイテムのみです。

  • 正規表現の評価を使用する: リストの中で、文字列パターン・マッチングと評価のためのワイルドカードなどの特殊文字を使用できます。ユーザー・インタフェース・リストに表示されるアイテムは、正規表現を満たす値です。

11.2.4 正規表現

正規表現はテキストの操作に最適であり、文字列の形式を記述します。最も単純な形式の正規表現では、一致させるテキストを指定します。

たとえば、正規表現「ABC」は、文字列ABCに一致しますが、文字列DEFとは一致しません。より多くの文字列に一致させるために、アスタリスク(*)などのワイルドカード文字を使用できます。アスタリスク(*)は、先行する1つ以上の文字が0回以上出現することを指定します。たとえば、正規表現A*Bには、B、AB、AAB、AAABなどの文字列に一致します。

この項では、変更したユーザー・インタフェース・リストを生成するための正規表現評価の使用に関して、概略のみを示します。正規表現は複雑なため、システム管理者は、正規表現、パターンの作成および正規表現の実装方法をよく理解している必要があります。そうでない場合は、制限リストの定義を支援するオラクル社コンサルティング・サービスをご利用ください。

次の表は、正規表現評価のパターンを作成する際に使用される一般的な修飾子、メタ文字および特殊文字を示しています。

修飾子

要素 定義

g

グローバル・パターンの照合。

i

大/小文字を区別しないパターンの照合。

m

特殊文字の^と$を文字列内で複数回一致させることができます。

s

特殊文字.を改行に一致させることができます。

x

パターン内の空白文字を無視します。


メタ文字

要素 定義

\s

空白(タブや改行を含む)に一致します。

\S

空白文字以外に一致します。

\b

単語の境界のみに一致します。

\B

単語の境界以外のみに一致します。

\d

0から9の数字に一致します。

\D

数字以外の文字のみに一致します。

\w

文字、数値またはアンダースコアのみに一致します。

\W

文字、数値またはアンダースコア以外の文字のみに一致します。

\A

文字列の先頭のみに一致します。

\Z

文字列の末尾のみに一致します。


特殊文字

要素 定義

*


直前の文字のゼロ個以上の出現に一致します。

+


直前の文字の1個以上の出現に一致します。

?

任意の文字のゼロ個以上の出現に一致します。

.

改行以外の任意の1文字に一致します。

^

\Aメタ文字と同様に、文字列の先頭に一致します。

$


\Zメタ文字と同様に、文字列の末尾に一致します。

|


「または」の条件を加えます。


次に示す例は、「制限リストの編集」ページの入力に基づいてユーザー・インタフェース・リストに表示される結果を示しています。定義する制限リストでは、リストとして定義されているメタデータ・フィールドが使用されます。マスター・リストの値は米国の州で、アルファベット順に表示されます。2つの依存関係があります。

  • テキスト・ペインに入力されたアイテムまたは式。

  • 「Java正規表現を使用する」チェック・ボックス(選択または選択を解除)。

例1

この例では、テキスト値がテキスト・ペインに入力され、「Java正規表現を使用する」チェック・ボックスが選択されていません。この場合、オプションの「NoState」および「Carolina」は、州の完全な名前ではないため、結果リストに含まれません。順序は、テキスト領域に入力したとおりに維持されます。

次の値がテキスト・ペインに入力された場合:

  • Alabama

  • Minnesota

  • NoState

  • Utah

  • Carolina

ユーザー・インタフェース・リストに表示される結果:

  • Alabama

  • Minnesota

  • Utah

例2

この例では、例1と同じテキスト値がテキスト・ペインに入力されています。ただし、「Java正規表現を使用する」チェック・ボックスが選択されています。

次の値がテキスト・ペインに入力された場合:

  • Alabama

  • Minnesota

  • NoState

  • Utah

  • Carolina

ユーザー・インタフェース・リストに表示される結果:

  • Alabama

  • Minnesota

  • Utah

  • North Carolina

  • South Carolina

この場合、「North Carolina」と「South Carolina」の両方は、正規表現「Carolina」に一致するため、結果リストに含まれます。

例3

この例では、「Java正規表現を使用する」チェック・ボックスが選択され、類似のテキスト値(前述の例と同様)を入力するかわりに、特殊文字^が英字とともに使用されています。

ここでは、2つの正規表現が使用されています。最初の正規表現では、Cで開始するマスター・リストのすべての選択が、2番目の正規表現では、Alで開始するすべての選択が指定されています。結果の順序は、テキスト・ペインへのリストの入力方法によって決定されます。

次の値がテキスト・ペインに入力された場合:

  • ^C

  • ^Al

ユーザー・インタフェース・リストに表示される結果:

  • California

  • Colorado

  • Connecticut

  • Alabama

  • Alaska

例4

この例では、例3と同じ値がテキスト・ペインに入力されています。ただし、両方の値が同じ行に入力され、「または」と評価される特殊記号のパイプ( | )で区切られています。この正規表現の場合は、AlまたはCで開始する値についてリストが正確に1回フィルタ処理されるため、値の順序が保持されます。

次の値がテキスト・ペインに入力された場合:

  • ^C | ^Al

次の結果がユーザー・インタフェース・リストに表示されます。

  • Alabama

  • Alaska

  • California

  • Colorado

  • Connecticut

11.2.5 ルールを使用したメタデータ・フィールドのグループ化

メタデータ・フィールドをグループ化して配置し、ラベルを付けるには、適切なヘッダーを使用します。フィールドは、チェックイン、更新、コンテンツ情報および検索ページに、グループで指定されたとおりに表示されます。

メタデータ・グループを作成するには、「制限リストの編集」ページで「グループ」を選択します。「フィールド」タブを使用して、メタデータ・フィールドをグループに追加します。「上へ」ボタンと「下へ」ボタンを使用してフィールドの順序を変更します。

たとえば、図11-1は、左側のルールによって、右側のチェックイン・ページのメタデータ・フィールド・リストが生成されていることを示しています。この例では、「コンテンツID」がグループ・リストの最初の要素であるためグループ・リーダーです。「コンテンツID」の後に含まれるメタデータ・フィールドは、グループ・メンバーです。

図11-1 ルールから生成されたメタデータ・フィールド

この図は前後の本文で説明されています。

図11-2は、同じルールを示していますが、グループ内のメタデータ・フィールドが「上へ」ボタンと「下へ」ボタンを使用して再配置されています。この再編成によって、チェックイン・ページに同じメタデータ・フィールドの別のリストが生成されます。この場合は、「セキュリティ・グループ」がグループ・リーダーになり、その他のフィールドはグループ・メンバーになります。

図11-2 再編成されたメタデータ・フィールド

この図は前後の本文で説明されています。

図11-3では、1つのプロファイルに、グループ化されたメタデータ・フィールドを含む3つのルールが格納されています。各グループには別のグループに属するフィールドが1つあります。この状況では、システムは解決ルールを使用して競合を調整します。

図11-3 グループ化されたメタデータ・フィールドを含む複数のルールが格納されたプロファイル

この図は前後の本文で説明されています。

注意:

追加のプロファイルとこれらのメタデータ・フィールドを1つ以上含むグローバル・ルールのシステムによる評価と実装によって、グループの競合が発生する可能性があります。後で実行されるルールによって、先行するルールがオーバーライドされ、グループ化されたメタデータ・フィールドの解決方法に影響を及ぼす場合があります。


複数のルールでのグループに属するメタデータ・フィールド間の競合は、次に示すルールによって解決されます。

  1. リストの最初の要素はグループ・リーダーです。

  2. 最初の要素に続くすべての要素はグループ・メンバーです。

  3. グループ・リーダーが別のグループ・リストのグループ・リーダーでない場合は、別のグループのグループ・リーダーの下にグループ・メンバーが割り当てられます。

  4. グループ・リーダーが先行するグループ・リストのグループ・メンバーである場合、新しいグループ・リストは先行するグループ・リストに次のようにマージされます。

    1. メイン・グループ・リーダー(先行するグループのグループ・リーダー)が検索されます。

    2. メイン・グループ・リーダーのグループ・メンバー・リスト内のグループ・リーダーの後に、新しいグループ・メンバーが挿入されます。

  5. 複数のグループ・リーダーを持つグループ・メンバーがないことを確認します。複数存在する場合は、先行するグループ・リーダーのリストからそのメンバーが削除されます。

  6. グループに存在するグループ・メンバーが、後続する別のグループのグループ・リーダーである場合、このルールは無効となり、エラーが報告され、ルールは評価されません。(このルールが許容された場合は、非グループ・リーダー(グループ・メンバー)がグループ・リーダーに昇格される結果となります。)

例1

  1. 条件: A、B、Cはメタデータ・グループです。

    要素の説明: Aはグループ・リーダーで、BとCはAのグループ・メンバーです。

  2. 条件: B、D、Eは別のメタデータ・グループです。

    要素の説明: Bはグループ・リーダーで、DとEはBのグループ・メンバーです。

  3. 結果: A、B、D、E、Cになります。

例2

  1. 条件: A、B、Cはメタデータ・グループです。

    要素の説明: Aはグループ・リーダーで、BとCはAのグループ・メンバーです。

  2. 条件: A、D、Eは別のメタデータ・グループです。

    要素の説明: Aはグループ・リーダーで、DとEはAのグループ・メンバーです。

  3. 結果: A、D、E、B、Cになります。

    例3

例3

  1. 条件: A、B、Cはメタデータ・グループです。

    要素の説明: Aはグループ・リーダーで、BとCはAのグループ・メンバーです。

  2. 条件: C、B、Dは別のメタデータ・グループです。

    要素の説明: Cはグループ・リーダーで、BとDはCのグループ・メンバーです。

  3. 結果: A、C、B、Dになります。

例4

  1. 条件: A、Bはメタデータ・グループです。

    要素の説明: Aはグループ・リーダーで、BはAのグループ・メンバーです。

  2. 条件: B、A、Cは別のメタデータ・グループです。

    要素の説明: Bはグループ・リーダーで、AとCはBのグループ・メンバーです。

  3. 結果: 理論上では、この状況はB、A、Cと解決できますが、これではA、Bのグループ化の意味がなくなります。他のグループ化の混乱を避けるために、このことはエラー・ケースとして処理されます。

例5

  1. 条件: A、B、Cはメタデータ・グループです。

    要素の説明: Aはグループ・リーダーで、BとCはAのグループ・メンバーです。

  2. 条件: D、A、Eは別のメタデータ・グループです。

    要素の説明: Dはグループ・リーダーで、AとEはDのグループ・メンバーです。

  3. 結果: エラー。このグループ化の競合は解決できません。

11.3 順序を変更したメタデータ・フィールドの表示結果

コンテンツ・プロファイルを使用して、チェックイン、更新、コンテンツ情報および検索ページでのメタデータ・フィールドの順序を変更できます。順序を変更できるのは、カスタム・メタデータ・フィールドとシステム固有情報フィールドです。

この項では、順序が変更されたカスタムおよびシステム情報フィールドの表示結果について説明します。

次の各項の説明に従って、メタデータ・フィールドを配置できます。

11.3.1 グループ化されたメタデータ・フィールドの一般的な順序

グループ化されたシステムおよびカスタム・メタデータ・フィールドのコンテンツ・サーバー・ページでの位置指定は、グループ内の最初のメタデータ・フィールドの優先度によって決まります。カスタム・メタデータ・フィールドをシステムに追加する際に、その位置順序(フィールド順序)が設定されます。

「構成マネージャ」: 「情報フィールド」タブを使用してカスタム・メタデータ・フィールドを追加し、「メタデータ・フィールドの追加」/「メタデータ・フィールドの編集」ページの「順序」フィールドで順序番号を割り当てます。

カスタム・メタデータ・フィールドがグループの最初のフィールドの場合、そのグループは、カスタム・メタデータ・フィールドに割り当てたフィールド順序に基づいてページに配置されます。システム・メタデータ・フィールドがグループの最初のフィールドの場合、そのグループは、確立された優先順位に基づいて配置されます。

コンテンツ・サーバー・ページによっては、指定したシステム・メタデータ・フィールドを一般的な表示順序で表示するか除外するかを指定できます。たとえば、検索ページには、「リリース日」と「有効期限」システム・メタデータ・フィールドが表示されますが、「リビジョン」は除外されます。

デフォルトでは、システム・メタデータ・フィールドの一般的な順序は次のとおりです。

  • コンテンツID(dDocName)

  • タイプ(dDocType)

  • タイトル(dDocTitle)

  • 作成者(dDocAuthor)

  • セキュリティ・グループ(dSecurityGroup)

  • アカウント(dDocAccount)

  • リビジョン(dRevLabel)

通常、システム・メタデータ・フィールドが最初のフィールドとして含まれるグループは、デフォルトの順序で表示されます。たとえば、カスタム・メタデータ・フィールドのグループ内で「作成者」が最初のフィールドである場合、そのグループは、「コンテンツID」、「タイプ」または「タイトル」を最初のフィールドとして含むグループの下に表示されます。

11.3.2 グループ内でのメタデータ・フィールドの位置指定

第11.2.5項「ルールを使用したメタデータ・フィールドのグループ化」では、チェックイン、更新、コンテンツ情報および検索ページのカスタムおよびシステム・メタデータ・フィールドを簡単にグループ化するための、ルールの定義方法について説明しています。メタデータ・フィールドの順序は、次の方法でも指定できます。

  • オプション1: フィールド位置: 「フィールド位置」リストを使用します。このリストを使用できるのは、「ルール・フィールドの追加」ページを使用してルールにメタデータ・フィールドを追加するときです。このオプションは、相対的な方法で機能します。たとえば、次のメタデータ・フィールドを追加するとします。

    • xRegion(「先頭」の位置)

    • xSubDept(「ページの最後」の位置)

    「ページの中央」のフィールド位置にxDeptを追加した場合は、次のように追加されます。

    • xRegion(「先頭」の位置)

    • xDept(「ページの中央」の位置)

    • xSubDept(「ページの最後」の位置)

    「先頭」のフィールド位置にxContinentを追加した場合は、次のように追加されます。

    • xRegion(「先頭」の位置)

    • xContinent(「先頭」の位置)

    • xDept(「ページの中央」の位置)

    • xSubDept(「ページの最後」の位置)

    同様に、「ページの中央」のフィールド位置にxManagerを追加した場合は、次のように追加されます。

    • xRegion(「先頭」の位置)

    • xContinent(「先頭」の位置)

    • xDept(「ページの中央」の位置)

    • xManager(「ページの中央」の位置)

    • xSubDept(「ページの最後」の位置)

    このオプションによってこれらの表示結果がチェックイン、更新、コンテンツ情報および検索ページで生成されるのは、フィールドがグループ化されている場合です。フィールドをルールに追加するときに、「ルールの追加」/「ルールの編集」ページで「グループ」を選択します。

  • オプション2: 「上へ」ボタンと「下へ」ボタン: 「上へ」ボタンと「下へ」ボタンを使用してフィールドの順序を変更します。このオプションを使用できるのは、「フィールド」タブを使用してメタデータ・フィールドをルールに追加するときです。フィールドの追加後に順序を変更したり、同じフィールド位置の複数のフィールドの順序を変更する場合に便利です。

    たとえば、フィールド位置が「先頭」の3つのフィールドを追加した場合、それらのフィールドはルールに追加した順序で配置されます。ただし、「上へ」ボタンを使用するとフィールドを最上位に移動できます。同様に、フィールドが追加時に適切な位置に配置されなかった場合は、「上へ」ボタンと「下へ」ボタンを使用して位置を変更できます。

11.3.3 グループ化されたメタデータ・フィールドの表示結果

次のルールによって、チェックイン、更新および選択したコンテンツをチェックインページでのメタデータ・グループの表示方法が指定されます。

  • グループの最初のフィールドがシステム・フィールド(「コンテンツID」、「タイプ」、「タイトル」など)の場合、そのグループは常に「プライマリ・ファイル」フィールドの上に表示されます。

  • 「コンテンツID」の自動生成が無効な場合は、「コンテンツID」フィールドが常にページの最初のフィールドとしてリストされ、その後にグループの残りのフィールドがリストされます。また、別のグループに「タイトル」や「タイプ」のような他のシステム・フィールドが含まれている場合、そのグループは「コンテンツID」グループの後、「プライマリ・ファイル」の前にリストされます。

  • 「コンテンツID」の自動生成が有効な場合、「コンテンツID」フィールドは、フィールド順序が1のカスタム・メタデータ・フィールドのように機能します。ここで、「コンテンツID」がグループの最初のフィールドの場合、このグループは「プライマリ・ファイル」フィールドと「代替ファイル」フィールドの直下に表示されます。また、「リビジョン」システム・メタデータ・フィールドは、「コンテンツID」グループの最後のフィールドの後に表示されます。(デフォルトでは、「リビジョン」は「代替ファイル」フィールドの下に表示されることに注意してください。)

  • グループの最初のフィールドがカスタム・メタデータ・フィールドである場合、そのグループの表示順序は、先頭のメタデータ・フィールドのフィールド順序番号と他グループの先頭のメタデータ・フィールドのフィールド順序番号の関係で決定され、このことは、システム・メタデータ・フィールドがグループ内にある場合も同様です。

  • 「リリース日」フィールドと「有効期限」フィールドは、高いフィールド順序値(小さい数値)のカスタム・メタデータ・フィールドとともにグループ化されている場合を除いて、常にページの最後に表示されます。または、「リリース日」フィールドと「有効期限」フィールドがシステム・メタデータ・フィールドとともにグループ化されている場合は、「プライマリ・ファイル」フィールドの上にリストされます。

次のルールによって、検索ページでのメタデータ・グループの表示方法が指定されます。

  • 「コンテンツID」フィールドは、グループに属していて最初のフィールドでない場合を除き、常に最初に配置されます。ただし、「コンテンツID」がグループの最初のフィールドの場合は、そのグループが最初にリストされます。

  • システム・メタデータ・フィールド(「コンテンツID」以外)がグループの最初のフィールドの場合、そのグループは、「コンテンツID」フィールドまたは「コンテンツID」グループの後にリストされます。

  • カスタム・メタデータ・フィールドが最初のフィールドとして含まれる他のすべてのグループは、システム・メタデータ・フィールドが先頭フィールドとして含まれるグループの後に表示されます。カスタム・メタデータ・フィールドが最初のフィールドとして含まれるグループが複数ある場合、それらのグループの順序は、相互のグループの先頭メタデータ・フィールドのフィールド順序番号の関係で決定されます。

メタデータ・フィールドを検索ページに表示するには、「メタデータ・フィールドの追加」/「メタデータ・フィールドの編集」ページで、「検索索引の有効化」を設定する必要があります。

次のルールによって、コンテンツ情報ページでのメタデータ・グループの表示方法が指定されます。

  • 「コンテンツID」フィールドは、グループに属していて最初のフィールドでない場合を除き、常に最初に配置されます。

  • 「チェックアウトの実行者」、「ステータス」および「フォーマット」フィールドは常に最下部にリストされます。

  • 「セキュリティ・グループ」フィールド、または「セキュリティ・グループ」を最初のフィールドとして含むグループは、次の場合を除き、「チェックアウトの実行者」、「ステータス」および「フォーマット」の各フィールドの上に表示されます。

    • アカウントが無効の場合。アカウントが有効な場合、「セキュリティ・グループ」は「チェックアウトの実行者」フィールドの上に表示されます。「セキュリティ・グループ」は「アカウント」フィールドの上に表示されます。

    • 「セキュリティ・グループ」フィールドがグループに属していて最初のフィールドではなく、先頭のメタデータ・フィールドに他のカスタム・メタデータ・フィールドの上に位置するフィールド順序番号がある場合。この場合、「セキュリティ・グループ」フィールドが表示される順序は、グループの先頭のメタデータ・フィールドのフィールド順序番号で決まります。

  • 「リリース日」フィールドと「有効期限」フィールドは、「リビジョン履歴」表の一部としてページの下部にリストされます。

  • カスタム・メタデータ・フィールドが最初のフィールドとして含まれる他のすべてのグループの表示順序は、相互のグループの先頭メタデータ・フィールドのフィールド順序番号の関係で決定されます。

次のルールによって、フォルダ情報ページでのメタデータ・グループの表示方法が指定されます。

  • 「コンテンツID」フィールドは、グループに属している場合を除き、表示されません。現在、「コンテンツID」が最初のフィールドとして含まれるグループは表示されません。これを回避するには、別のシステムまたはカスタム・メタデータ・フィールドをグループの先頭フィールドとして定義します。

  • システム・メタデータ・フィールドが先頭フィールドとして指定されているすべてのグループがリストされます(割り当てられた表示属性が「編集」、「ラベル」または「必須」の場合)。システムまたはカスタム・メタデータ・フィールドに「非表示」または「除外済」表示属性が割り当てられている場合は、そのフィールドは表示されません。

  • カスタム・メタデータ・フィールドが最初のフィールドとして含まれる他のすべてのグループの表示順序は、相互のグループの先頭メタデータ・フィールドのフィールド順序番号の関係で決定されます。

11.3.4 フィールドの移動

カスタム・メタデータ・フィールド「プライマリ・ファイル」フィールドの上に表示する手順は、次のとおりです。

  1. システム・メタデータ・フィールドを含むグループに、カスタム・メタデータ・フィールドを追加します。

  2. グループの最初のフィールドをシステム・メタデータ・フィールドにします。グループの位置は、どのシステム・メタデータ・フィールドが先頭フィールドであるかに基づきます。

システム・メタデータ・フィールドを強制的に「プライマリ・ファイル」フィールドの下に表示する手順は、次のとおりです。

  1. システム・メタデータ・フィールドを、カスタム・メタデータ・フィールドが含まれているグループに追加します。

  2. グループの最初のフィールドがカスタム・メタデータ・フィールドであることを確認します。

    グループは「プライマリ・ファイル」フィールドの下に、先頭フィールドのフィールド順序番号に基づいて表示されます。

11.4 ルールの管理

ルールの管理には、次のタスクが含まれます。

11.4.1 ルールの作成または編集

ルールを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 「管理」「管理アプレット」を選択します。「構成マネージャ」「ルール」タブをクリックします。

  2. 構成マネージャ: 「ルール」タブで、「追加」をクリックします。

  3. 「ルールの追加」/「ルールの編集」ページで、「一般」タブをクリックします。

  4. 新規ルールの名前と説明の情報を入力します。

    「OK」をクリックします。

ルールを編集するには、そのルールを「構成マネージャ」: 「ルール」タブのリストで選択して、「編集」をクリックします。フィールドの値を編集し、完了したら「OK」をクリックします。

ルールを削除するには、そのルールを「構成マネージャ」: 「ルール」タブのリストで選択して、「削除」をクリックします。「OK」をクリックして削除を確認します。

11.4.2 グローバル・ルールの作成、編集または削除

グローバル・ルールを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 「管理」「管理アプレット」を選択します。「構成マネージャ」「ルール」タブをクリックします。

  2. 「構成マネージャ」: 「ルール」タブで、「追加」をクリックしてグローバル・ルールを作成するか、ルールをハイライトして「編集」をクリックすることで、ルールをグローバル・ルールに変更するか、既存のグローバル・ルールを編集します。

  3. 「ルールの追加」/「ルールの編集」ページで、「一般」タブをクリックします。

  4. 「優先度のあるグローバル・ルール」を選択します。

  5. デフォルトの優先度番号を変更します(オプション)。デフォルトでは、10が優先度番号として表示されます。ルールを編集している場合は、他の情報を必要に応じて変更します。優先度が低いルールは、優先度が高いルールより前に実行されるため、優先度の低いルールによって加えられた変更は高優先度のルールでオーバーライドされます。

  6. 「OK」をクリックします。

ルールを編集するには、そのルールを「構成マネージャ」: 「ルール」タブのリストで選択して、「編集」をクリックします。フィールドの値を編集し、完了したら「OK」をクリックします。

ルールを削除するには、そのルールを「構成マネージャ」: 「ルール」タブのリストで選択して、「削除」をクリックします。「OK」をクリックして削除を確認します。

11.4.3 ルールのメタデータ・フィールドの追加

ルールにメタデータ・フィールドを追加する手順は、次のとおりです。

  1. 「管理」「管理アプレット」を選択します。「構成マネージャ」「ルール」タブをクリックします。

  2. 「構成マネージャ」: 「ルール」タブで、「追加」をクリックしてグローバル・ルールを作成するか、ルールをハイライトして「編集」をクリックすることで、ルールをグローバル・ルールに変更するか、既存のグローバル・ルールを編集します。

  3. 「ルールの追加」/「ルールの編集」ページで、「フィールド」タブをクリックして、「追加」をクリックします。

  4. 「ルール・フィールドの追加」ページで、次の情報を入力します。

    • 「フィールド情報の表示」チェック・ボックスおよび「アプリケーション・フィールドの表示」チェック・ボックス: 選択されている場合は、メタデータ・フィールドがフィールド名リストに一覧表示され、フィールドを標準のチェックインおよび検索のページに表示できるようになります。

    ルールの中で、アプリケーション・フィールドが表示対象として選択されている場合は、そのフィールドの動作(そのフィールドを通常使用するアプリケーションで定義されます)が変更されることに注意してください。

  5. フィールド名をリストから選択します。

  6. 追加したメタデータ・フィールドのそれぞれについて、メタデータ・フィールドの一般的な配置に対応する選択肢を「フィールド位置」リストから選択します。選択したオプションにより、「ルールの追加」/「ルールの編集」ページの「フィールド」タブのリストに表示されるメタデータ・フィールドの一般的な配置順が調整されます。各フィールドの位置は、評価プロセスにおけるその優先度に関連しています。「上へ」ボタンと「下へ」ボタンを使用すると、配置をさらに変更できます。

    • 先頭: メタデータ・フィールドを相対的に上位に移動します。

    • ページの中央: メタデータ・フィールドを相対的に中央に移動します。

    • ページの最後: メタデータ・フィールドを相対的に下位に移動します。

  7. 「OK」をクリックします。

  8. 「ルール・フィールドfield_nameの追加」/「ルール・フィールドfield_nameの編集」ページで、各メタデータ・フィールドについて、次に示す情報を入力します。これらは、そのメタデータ・フィールドをどのようにチェックインや検索のページに表示するかを決定するものです。

    • 編集: フィールドは、デフォルト値が指定されている場合でも編集可能です。

    • ラベル: フィールドは読取り専用(固定ですが表示されます)です。

    • 非表示: フィールドは表示されませんが、ユーザーがコンテンツ・アイテムを送信したときに、このメタデータ・フィールドの値は元のページに残ります。

    • 除外済: フィールドは表示されません。非表示のメタデータ・フィールドとは異なり、除外された値は元のページに残りません。

    • 必須: 必須フィールドです。これが使用される場合は、メッセージも必須です。

  9. カスタム・ラベル: フィールドのラベルを指定します。プロファイルごとに異なるラベルを使用できます。

  10. カスタム・インクルードを使用: 標準フィールドの位置を変更するときに使用します。たとえば、プレースホルダ・フィールドとタイトル・フィールドが含まれるグループを作成することによって、ページ上の他の標準フィールドの下にタイトル・フィールドが移動します。次に、カスタム・インクルードをこのプレースホルダ・フィールドに使用して、フィールドの表示方法および表示するかどうかを制御できます。次のファイルが用意されています。

    • 標準のセパレータ: フィールドのかわりに標準の水平ルールをページに配置します。

    • 表示なし: ページが開くときにフィールドを非表示にします。

    チェック・ボックスを選択すると、カスタム・フィールドを使用できるようになります。デフォルト: 選択が解除されています。

    「インクルード開始」リストおよび「インクルード終了」リストに表示されている標準のインクルード・オプションは、std_resources.htmファイル内のDpDisplayIncludes表に定義されています。インクルード・オプションを追加するには、新規のインクルードを定義するカスタム・コンポーネントを作成してDpDisplayIncludes表にマージする必要があります。

  11. グループ・カウントからフィールドを除外: プレースホルダ・フィールドのプレゼンテーション・プロパティを変更することなく、グループ・ヘッダーが非表示になります。グループ内のフィールドの数がゼロよりも大きい場合にグループ・ヘッダーを表示します。たとえば、プレゼンテーションの目的で使用されるプレースホルダ・フィールドが、表示されるグループ内の唯一のフィールドである場合です。デフォルト: 選択が解除されています。

  12. デフォルト値を使用: コンテンツ・チェックイン・ページまたは検索ページにデフォルト値を表示できます。デフォルト値は「要求時」イベントについて計算されます。Idocスクリプト、または、メタデータ・フィールドがスキーマ・ビューに関連付けられている場合にはスキーマ値を使用できます。

    選択されている場合は、「編集」ボタンがアクティブ化され、テキスト・ペインがアクティブになり、フィールドの計算されたIdocスクリプト(デフォルト値が追加され、そのプロパティが定義されると、自動的に生成されます)が表示されます。選択が解除されている場合(デフォルト)は、デフォルト値は使用できません。

  13. 派生: 更新またはチェックイン時に、フィールドを指定の値に設定できます。値は、「送信時」イベントおよび「インポート時」イベントについて計算されます。Idocスクリプト、または、メタデータ・フィールドがスキーマ・ビューに関連付けられている場合にはスキーマ値を使用できます。

    選択されている場合は、「編集」ボタンがアクティブ化され、テキスト・ペインがアクティブになって、フィールドの計算されたIdocスクリプト(値が追加されてそのプロパティが定義された後に、自動的に生成されます)が表示されます。選択が解除されている場合(デフォルト)は、デフォルト値は使用できません。

  14. 制限のリストを含む: フィールドの内容を、特定の値のリストまたはフィルタリングされた値のリストに制限できます。

    選択されている場合は、「編集」ボタンがアクティブ化され、テキスト・ペインがアクティブになって、フィールドの計算されたIdocスクリプト(リストが追加されてそのプロパティが定義された後に、自動的に生成されます)が表示されます。選択が解除されている場合(デフォルト)は、デフォルト値は使用できません。

  15. ルールの属性の指定が完了したら、「OK」をクリックします。

  16. ルールに追加するメタデータ・フィールドごとに、手順4から15を繰り返します。

メタデータ・フィールドをグループ化してヘッダーをグループに追加する手順は、次のとおりです。

  1. 「管理」「管理アプレット」を選択します。「構成マネージャ」「ルール」タブをクリックします。

  2. 構成マネージャ: 「ルール」タブで、ルールをハイライト表示し、「編集」をクリックします。

  3. 「ルールの追加」/「ルールの編集」ページの「一般」タブで、「グループ」を選択します。

  4. 「グループ・ヘッダーを含む」を選択します。

  5. 「編集」をクリックします。

  6. 「グループ・ヘッダーの編集」ページで、次の情報を入力します。

    • 非表示の有効化: 選択されている場合は、グループ・メタデータ・フィールドは非表示になり、そのフィールドのかわりにリンクがページ上に表示されます。「表示」リンクを押すと、フィールドが表示されます。デフォルトでは、ページは「非表示」リンクとともに表示され、つまり、デフォルトではすべてのページが表示されます。

    • インクルード開始/インクルード終了: グループをどのように表示するかを指定します。次のオプションがあります。

      • 標準のセパレータ: ルールをグループの上または下に挿入します。

      • HTML表開始/HTML表終了: グループをHTML表の中に表示し、各行とヘッダーに境界線を付けます。

      • 表示なし: (デフォルト): グループが区別されません。

    • ヘッダー・テキスト: フィールドのグループに関連付けられたヘッダー文字列です。

  7. 終了したら、「OK」をクリックします。

11.4.4 ルールのアクティブ化条件の追加、編集または削除

アクティブ化条件をルールに追加する手順は、次のとおりです。

  1. 「管理」「管理アプレット」を選択します。「構成マネージャ」「ルール」タブをクリックします。

  2. 「構成マネージャ」: 「ルール」タブで、ルールをハイライトして「編集」をクリックすることで、ルールに条件を追加するか、「追加」をクリックして新しいルールを追加します。

  3. 「ルールの追加」/「ルールの編集」ページで、「一般」タブをクリックし、「ルールのアクティブ化条件の使用」を選択します。

  4. 「編集」をクリックします。

  5. 「ルールの追加」/「ルールの編集」ページで、「追加」をクリックします。

  6. ダイアログで、名前を入力して「OK」をクリックします。

  7. 次の情報を、「一般」ペインと「句」ペインを使用して入力します。詳細は、第11.4.5項を参照してください。

    次のオプションを「一般」ペインで指定できます。

    • 「使用イベント」チェック・ボックス: 選択されている場合は、イベントが検出されたときにルールの実行方法を変えることができます。イベントの例は次のとおりです。

      • 要求時: コンテンツ・サーバー・ページを表示するためのユーザー・リクエストの結果として発生するイベントが含まれます。

      • 送信時: コントリビューション・アクションの結果であるイベントが含まれます。

      • インポート時: バッチ・ロードまたはアーカイブ・プロシージャの結果であるイベントが含まれます。ルールは、アーカイバやバッチ・ロード、または特別なチェックイン・サービス(Content Publisherなど)を使用する他のプロセスに対してのみアクティブです。

    • アクションの使用: 選択されている場合は、ユーザー・アクションがシステムによって検出されたときにルールの実行方法を変えることができます。ユーザー・アクションの例は次のとおりです(たとえば、新しいコントリビューションがチェックインされたときや、コンテンツ・アイテムが改訂されたとき)。

      • 新規コンテンツをチェックイン: 新しいコンテンツ・アイテムをコントリビュートするユーザー・アクションが含まれます。

      • 選択したコンテンツをチェックイン: アイテムにリビジョンを送信するユーザー・アクションが含まれます。

      • コンテンツ情報: ドキュメント情報ページの表示を要求するユーザー・アクションが含まれます。

      • コンテンツ更新: ドキュメント情報ページにリビジョンを送信するユーザー・アクションが含まれます。

      • 検索: 検索ページの表示を要求するユーザー・アクションが含まれます。

    • ワークフロー・フラグ: ドキュメントのワークフロー状態に基づいて、ルールを異なる方法で実行できます。たとえば、ドキュメントがワークフロー内にある場合に、別のコンテンツ情報ページを表示します。

    次のオプションを「句」ペインで指定できます。このペインは、Idocスクリプト文の作成プロセスを自動化するのに使用されるIdocスクリプト・ウィザードです。

    • フィールド・リスト: メタデータ・オプションのリストです。

    • 「演算子」リスト: メタデータ・フィールドの検索に使用される方法であり、次のものがあります。

      • 次に一致する: 指定したメタデータ・フィールド内のテキスト全体に、指定されたメタデータ値が含まれます。

      • 指定した語を含む: 指定したメタデータ・フィールド内のテキストにメタデータ値が含まれます。

      • 次の語で始まる:指定したメタデータ・フィールド内のテキストがメタデータ値で始まります。

      • 次の日付よりも古い: 指定したメタデータ・フィールド内の日付が値の日付より前です。

      • 次の日付よりも新しい: 指定したメタデータ・フィールド内の日付が値の日付より後です。

    • 「値」フィールド: データを入力するための編集可能フィールド、オプションのリスト、または「選択」ボタンをアクティブにする編集可能フィールドを選択できます。フィールド値がコンテンツIDの場合は、「選択」を押すと「カスタム」ペインが開きます。フィールドが作成者の場合は、ユーザーの選択ページが開きます。

  8. 条件の設定が完了したら、「追加」をクリックしてその条件を「句」ペインに追加します。

  9. 「OK」をクリックします。

アクティブ化条件を編集するには、前述の手順を実行し、「条件」タブで、編集するアクティブ化条件をリストから選択します。フィールドの値を編集し、完了したら「OK」をクリックします。

アクティブ化条件を削除するには、前述の手順を実行し、「条件」タブでアクティブ化条件をリストから選択して「削除」をクリックします。「OK」をクリックして、削除を確定します。

11.4.5 カスタム条件とサイド・エフェクト

「アクティブ化条件の編集」ページの「カスタム」タブは、ルールに対する特定の条件を定義するために使用します。この条件が満たされると、プロファイルの動作に影響を与えます。

このページを使用するには、「カスタム」タブをクリックしてから、カスタマイズしたテキストをテキスト・ペインに入力します。入力された情報は、「ルールの追加」/「ルールの編集」ページのテキスト・ペインに表示されます。

サイド・エフェクトを定義するには、「アクティブ化条件の編集」ページの「サイド・エフェクト」タブをクリックします。「サイド・エフェクト」ページは、次のために使用します。

  • 名前と値のペアをIdocスクリプト変数として追加し、アクティブ化条件がTRUEの場合にIdocスクリプトを使用してこの変数をローカル・データにプッシュします。

  • アクティブ化条件がTRUEの場合にのみ評価されるルールに、カスタムIdocスクリプトを追加します。

サイド・エフェクトはIdocスクリプトであり、ルールがアクティブ化されるときに評価されるため、like ifelseifelse文などの論理文も含めることができ、任意のIdocスクリプト関数を実行できます。たとえば、他のルールのアクティブ化を制御できるルールを設定できます。Idoc スクリプトの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentによる開発を参照してください。

このページでは、次の情報を追加します。

  • キー: Idocスクリプト変数として使用される名前です。

  • 値: 変数に相当するリテラル文字列です。

完了したら「追加」をクリックします。キーと値はIdocスクリプトに変換されて、編集ペインに表示され、ここでテキストを編集できます。

11.4.6 デフォルト値、導出値および制限リストの設定

デフォルト値フィールドまたは導出値フィールドを設定するには、次の手順に従います。

  1. 「ルールのメタデータ・フィールドの追加」タスクの手順12または手順13で、該当するチェック・ボックスを選択します。「編集」をクリックします。

  2. 「条件」タブの「追加」をクリックします。

  3. この値属性の名前を入力し、「OK」をクリックします。名前が「条件」リストに追加されます。

  4. フィールド値と演算子をリストから選択します。「フィールド」リストで選択した値に応じて、「値」フィールドは次のようになります。

    • データを入力するための編集可能フィールド。

    • 適切なオプションのリスト。

    • 対応する「選択」ボタンのある編集可能フィールド。

  5. 必要に応じて、上部の「値」フィールドに値を入力するか選択します。

    1. 「選択」をクリックします。条件に応じて、次の操作を行います。

      「フィールド」の値が「コンテンツID」の場合は、「デフォルト値の編集」/「派生値の編集」: 「フィールドの選択」ページで、使用するフィールドを選択します。

      「フィールド」の値が「作成者」の場合は、「ユーザーの表示」ページで、ユーザーを選択します。

    2. フィルタを使用してコンテンツを選択します。入力後、「OK」をクリックします。

    ページが閉じ、選択されたコンテンツ値がデフォルト値の「条件」タブの上部の「値」フィールドに追加されます。

  6. 「追加」をクリックします。

    式ペインには、文が追加されます。

  7. 「計算」をクリックします。

  8. フィールドがスキーマ・ビューにリンクしている場合は、「デフォルト値の編集」/「派生値の編集」: 「フィールドの選択」ページで、列を選択します。そうでない場合は、「OK」をクリックします。

    「フィールドの選択」ページが閉じ、計算された値がデフォルト値の「条件」タブの下部の「値」フィールドに追加されます。

  9. 「OK」をクリックします。

    ページが閉じ、Idocスクリプト文が「ルール・フィールドfield_nameの追加」/「ルール・フィールドfield_nameの編集」ページのデフォルト値のテキスト・ペインに表示されます。

  10. メタデータ・フィールド属性の追加が完了したら、「OK」をクリックします。そうでない場合は、その他の属性の追加を続行します。

メタデータ・フィールドに対する制限リストを使用する手順は、次のとおりです。

  1. 「ルールのメタデータ・フィールドの追加」タスクの手順14で、「制限のリストを含む」を選択します。「編集」をクリックします。

  2. ルールに直接関連付けられている値リストを使用するには、「制限リストの編集」ページでフィルタ処理済リストを選択します。特定の値のリストを使用するには、厳密なリストを選択し、具体的なアイテムを「制限付きの値」テキスト・ペインに入力します。

  3. 「OK」をクリックします。

    「制限リストの編集」ページが閉じます。厳密リスト・オプションが使用されている場合は、アイテムが「ルール・フィールドfield_nameの追加」/「ルール・フィールドfield_nameの編集」ページのテキスト・ペインに表示されます。

11.4.7 デフォルト値または導出値と制限リストの編集

メタデータ・フィールドの属性を編集する手順は、次のとおりです。

  1. 「管理」「管理アプレット」を選択します。「構成マネージャ」「ルール」タブをクリックします。

  2. 「構成マネージャ」: 「ルール」タブで、「追加」をクリックしてグローバル・ルールを作成するか、ルールをハイライトして「編集」をクリックすることで、ルールをグローバル・ルールに変更するか、既存のグローバル・ルールを編集します。

  3. 「ルールの追加」/「ルールの編集」ページで、「フィールド」タブを開いて、属性を編集するメタデータ・フィールドを選択します。「編集」をクリックします。

  4. 「ルール・フィールドfield_nameの追加」/「ルール・フィールドfield_nameの編集」ページで、編集する属性に対応する「編集」ボタンをクリックします。

  5. デフォルト値または派生値の場合は、編集する値を「条件」テキスト・ペインで選択します。

    1. 「フィールド」または「演算子」(あるいはその両方)の新しい値を選択します。

    2. 句を削除または再定義しないで上部の「値」フィールド値を編集するには、「句」ペインで句をハイライトします。上部の「値」フィールドの値を編集してから「更新」をクリックします。

    3. 「計算」をクリックします。

    4. 「OK」をクリックします。

  6. 制限リスト属性の場合は、「制限リストの編集」ページで、必要に応じてリスト・オプションを選択し、テキスト・ペインを編集します。「OK」をクリックします。

  7. 「OK」をクリックします。

11.4.8 必須フィールドの表示の設定

2つの構成変数によって、チェックイン・ページでの必須メタデータ・フィールドの表示方法が制御されます。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Content構成リファレンスを参照してください。

  • 必須フィールドを赤い文字で表示するには、次のように指定します。

    StyleForRequiredFields=requiredField
    
  • 必須フィールドを何かの記号でマークするには、次のように指定します。

    NotationForRequiredFields=*
    

    注意: この例では、必須フィールドのマークにアスタリスクが使用されています。

11.5 コンテンツ・プロファイルのトリガー

トリガー・フィールドは、「構成マネージャ」: 「プロファイル」タブで定義されるメタデータ・フィールドです。ドキュメントがプロファイルのトリガー値と一致した場合に、そのプロファイルがそのドキュメントに対して評価されます。

存在できるプロファイルの数に制限はありませんが、トリガー値はプロファイルごとに1つのみ許可されます。たとえば、トリガー・フィールドがdDocTypeの場合、Profile1はADACCTのトリガー値を、Profile2はADSALESのトリガー値を使用できます。

選択されたトリガーに対しては、次のことが当てはまります。

11.5.1 プロファイル・トリガー・フィールドの選択

選択できるトリガー・フィールドは、コンテンツ・サーバー・インスタンスごとに1つのみです。

現在のプロファイル・トリガー・フィールドを選択または変更する手順は、次のとおりです。

  1. 「メイン」メニューから「管理」「管理アプレット」を選択します。「構成マネージャ」「プロファイル」タブをクリックします。

  2. 構成マネージャ: 「プロファイル」タブで、「選択」をクリックします。

  3. 「トリガー・フィールドの編集」ページで、「フィールド名」フィールドのリストから、新しいトリガー・フィールドを選択します。

    「OK」をクリックします。

1つ以上のプロファイルを作成した後にトリガー・フィールドを変更した場合は、新しいトリガー・フィールドによって、既存のプロファイルが無効になる可能性があります。

11.5.2 プロファイル・トリガー・フィールドの無効化

トリガー・フィールドを完全に無効化する(すべてのプロファイルも事実上無効にする)手順は、次のとおりです。

  1. 「メイン」メニューから「管理」「管理アプレット」を選択します。「構成マネージャ」「プロファイル」タブをクリックします。

  2. 構成マネージャ: 「プロファイル」タブで、「選択」をクリックします。

  3. 「トリガー・フィールドの編集」ページで、「フィールド名」フィールドのリストから、「指定なし」を選択します。

  4. 「OK」をクリックします。

11.6 コンテンツ・プロファイルの作成と使用

ここでは、プロファイルの作成と使用に必要なタスクについて説明します。内容は次のとおりです。

11.6.1 プロファイルの作成、編集または削除

新しいプロファイルを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 「メイン」メニューから「管理」「管理アプレット」を選択します。「構成マネージャ」「プロファイル」タブをクリックします。

  2. 「トリガー・フィールドの編集」ページで、「追加」をクリックします。

  3. 新しいプロファイルの名前を入力して「OK」をクリックします。

  4. 「プロファイルの追加」/「プロファイルの編集」ページで、次の情報を入力します。

    • ラベルの表示: プロファイルをメニューに表示する方法を指定します。

    • 説明: プロファイルの簡単な説明です。

    • 「トリガー」リスト: トリガーに関連付けられたリスト値です。

    • ルール以外のフィールドの除外: 選択すると、プロファイルに含まれているルールに属していないメタデータ・フィールドがすべて除外されます。

    • パーソナライズの制限: 選択すると、チェックインや検索のリンクが特定のユーザーまたはユーザー・グループに対して抑止されます。ユーザー情報に基づくIdocスクリプト・コードがプロファイル・リンクページに入力され、リンクが表示されるにはtrueに評価される必要があります。選択が解除されている(デフォルト)場合は、別のプロファイルによって評価される場合を除き、デフォルトですべてのリンクがすべてのユーザーに表示されます。ユーザーのリストをカスタマイズするには、「編集」をクリックします。

  5. 「追加」をクリックして、新しいプロファイルにルールを含めます。


    注意:

    ルールをプロファイルに追加するには、あらかじめ「構成マネージャ」: 「ルール」タブでルールを作成および定義する必要があります。


  6. 「プロファイル」ページの「ルールの追加」で、ルールをリストから選択し、一般的な配置の優先度の値を割り当てます。

    リスト内のルールの配置順序を調整するには、「上へ」ボタンまたは「下へ」ボタンを押します。リスト内の各ルールの位置は、評価プロセスにおけるその優先度に関連しています。リストにおける一般的な位置(先頭、中央または最後)は、ルールが最初にプロファイルに追加されたときに確立されます。配置を詳細に調整するには、ボタンを使用してルールを目的の位置に移動します。

  7. 「OK」をクリックします。

    新しいプロファイルが、「プロファイル」タブの「プロファイル」リストに含まれます。

プロファイルを編集するには、そのプロファイルを「構成マネージャ」: 「プロファイル」タブで選択して、「編集」をクリックします。必要に応じてフィールドを変更して「OK」をクリックします。

ルールをプロファイルに追加または編集するには、そのプロファイルを「構成マネージャ」: 「プロファイル」タブで選択して「編集」をクリックします。「追加」をクリックし、「プロファイル」ページの「ルールの追加」でルールとルール配置を選択します。終了したら、「OK」をクリックします。

プロファイルを削除するには、そのプロファイルを「構成マネージャ」: 「プロファイル」タブで選択して「削除」をクリックします。「OK」をクリックして削除を確認します。

11.6.2 プロファイルのプレビュー

プロファイルをレビューする手順は次のとおりです。

  1. 「メイン」メニューから「管理」「管理アプレット」を選択します。「構成マネージャ」「プロファイル」タブをクリックします。

  2. 「構成マネージャ」: 「プロファイル」タブで、プレビューするプロファイルを「プロファイル」リストから選択し、「プレビュー」をクリックします。

  3. 「プロファイルのプレビュー」ページで、プロファイルで使用するオプションを選択します。

    • 「イベント」リスト: イベントをいつプロファイル評価に含めるかを指定します。

      • 指定なし: イベントは含まれません。

      • 要求時: コンテンツ・サーバー・ページを表示するためのユーザー・リクエストの結果として発生するイベントが含まれます。

      • 送信時: コントリビューション・アクションの結果であるイベントが含まれます。

      • インポート時: バッチ・ロードまたはアーカイブ・プロシージャの結果であるイベントが含まれます。ルールは、アーカイバやバッチ・ロード、または特別なチェックイン・サービス(Content Publisherなど)を使用する他のプロセスに対してのみアクティブです。

    • 「アクション」リスト: アクションをいつプロファイル評価に含めるかを指定します。

      • 指定なし: ユーザー・アクションはプロファイル評価に含まれません。

      • 新規コンテンツをチェックイン: 新しいコンテンツ・アイテムをコントリビュートするユーザー・アクションが含まれます。

      • 選択したコンテンツをチェックイン: アイテムにリビジョンを送信するユーザー・アクションが含まれます。

      • コンテンツ情報: ドキュメント情報ページの表示を要求するユーザー・アクションが含まれます。

      • コンテンツ更新: ドキュメント情報ページにリビジョンを送信するユーザー・アクションが含まれます。

      • 検索: 検索ページの表示を要求するユーザー・アクションが含まれます。

    • 「ワークフロー」リスト: ワークフローをいつ評価に含めるかを指定します。

      • 指定なし: ワークフローの状態はプロファイル評価に含まれません。ドキュメントはワークフロー内にある場合もない場合もありますが、そのワークフロー状態は指定されません。

      • はい: ドキュメントはワークフロー内にあります。

      • いいえ: ドキュメントはワークフロー内にありません。

    • コンテンツID: フィルタ条件に基づいて評価に使用されるコンテンツです。

    • ユーザー名: 評価に使用されるユーザー名です。

  4. 現在のプロファイルをコンパイルした結果をレビューするには、「プロファイルのプレビュー」ページのフィールド値を変更しないでください。「計算結果」をクリックします。

  5. エンド・ユーザーが見るときのようにページを表示するには、「結果のプレビュー」ページで、次のとおりに選択します。

    • 「要求時」を「イベント」フィールドの値として選択します。

    • 「アクション」の値を選択します。

    • 「ユーザー名」フィールドは空白のままにします。

    「表示」をクリックします。

  6. 計算結果を確認して「OK」をクリックします。

11.6.3 プロファイルのトラブルシューティング

「プロファイルのプレビュー」ページは、無効なプロファイルのトラブルシューティングおよびプロファイルの分析の実行にも使用します。

what-ifシナリオを使用したトラブルシューティングは、複数の入力の組合せを試行してプロファイルのルールを評価する反復プロセスです。様々な入力値の使用に加えて、ドキュメントをフィルタで選択したものを使用することもできます。

条件を変えて(フィルタありやフィルタなし)結果を計算すると、様々な入力の組合せがルールの評価にどのように影響するかがわかります。システムによってプロファイルのルールが評価されると、計算結果は、スクリプト文字列文(SQLまたはIdocスクリプト)として標準のダイアログ・テキスト・ペインに表示されるか、またはシミュレートされたチェックイン・ページや検索ページとして表示されます(「イベント」フィールド値として「要求時」を選択した場合)。what-if分析プロセスの柔軟性は、プロファイルのデバッグや最適化に役立ちます。

入力およびフィルタの様々な組合せを使用してwhat-ifシナリオを実行する手順は、次のとおりです。

  1. レビューおよびテストするプロファイルを「プロファイル」リストで選択して「プレビュー」をクリックします。

  2. 必要に応じて、「プロファイルのプレビュー」ページで、「イベント」、「アクション」、「ワークフロー」リストからフィールド値を選択します。

  3. 「コンテンツID」フィールド用にフィルタ処理された選択肢を含めるには、対応する「選択」ボタンをクリックします。

  4. 「コンテンツ・アイテムの表示」ページで、コンテンツ・アイテムのフィルタ・オプションを選択し、「OK」をクリックします。

  5. 「ユーザー名」フィールド用にフィルタ処理された選択肢を含めるには、「プロファイルのプレビュー」ページで、対応する「選択」ボタンをクリックします。

  6. 必要に応じて、「ユーザーの表示」ページで、ユーザー・フィルタ・オプションを選択し、「OK」をクリックします。

評価されたルールをコードの文として表示するには、「プロファイルのプレビュー」ページで、「計算結果」をクリックします。

評価結果をシミュレートされたページとしてブラウザ・ウィンドウに表示するには、「イベント」フィールドで「リクエスト」を選択します。他のフィールドの値を選択してから、「プロファイルのプレビュー」ページの「表示」をクリックします。ブラウザ・ウィンドウが起動し、シミュレートされたチェックイン・ページまたは検索ページに結果のメタデータ・フィールドが表示されます。このウィンドウには、グラフィック・ビュー(エンド・ユーザーに表示される内容)が表示されます。

11.7 コンテンツ・プロファイルの例

次のプロファイルの例を通して、プロファイルが役立つ様々なシナリオを説明します。

11.7.1 部門ベースのコンテンツ・プロファイル

この例では、1つのグローバル・ルールと1つの標準プロファイル・ルールを含む部門ベースのプロファイルを計画および作成する方法を示します。

目的は、ルールで管理されるメタデータ・フィールドのチェックイン、更新、コンテンツ情報および検索ページでの表示方法を制御することです。理想的な状態は、部門固有のフィールドのみを表示して、ユーザーに提示するメタデータ・フィールドの数を最小限に抑えることです。

ルールは実際のプロファイルの作成プロセスでプロファイルに追加されるため、この例では最初に適用可能なルールを作成し、次にプロファイルを作成します。次の主要なステップに分かれています。

  • 次の特性を持つグローバル・ルールを作成します。

    • チェックインされる、すべての新規および更新されたコンテンツ・アイテムに必ずコメントが関連付けられた状態にします。オプションの「コメント」メタデータ・フィールドを必須フィールドに変更します。

    • コンテンツ・アイテムの「タイトル」メタデータ・フィールドを編集可能にします。

  • 次の特性を持つプロファイル・ルールを作成します。

    • 「コメント」メタデータ・フィールドのデフォルト値を提供しますが、編集可能にします。マーケティング固有のドキュメントによって、デフォルト・メッセージをトリガーします。

    • 「パブリッシュ・タイプ」メタデータ・フィールドと「リビジョン・ラベル」メタデータ・フィールドに対して読取り専用テキストのデフォルト値を提供します。

  • 次の特性を持つ部門ベースのプロファイルを作成します。

    • チェックイン、更新、コンテンツ情報および検索ページでのメタデータ・フィールドの表示または非表示を編成します。

    • マーケティング部門に関連するフィールドのみを表示します。

    • マーケティングベースのグループ見出しを使用して、選択したメタデータ・フィールドをグループ化します。

グローバル・ルールの作成

  1. 「構成マネージャ」ページの「ルール」タブを開いて、「追加」をクリックします。

  2. 「ルールの追加」/「ルールの編集」ページの「一般」タブで、「名前」フィールドにグローバル・ルールの名前(たとえばCmtsRqd)を入力します。

  3. グローバル・ルールの説明を入力します(オプション)。

  4. 「優先度のあるグローバル・ルール」を選択します。優先度の番号を変更することもできます。

  5. 次のように「コメント」メタデータ・フィールドを追加および定義します。

    1. 「フィールド」タブの「追加」をクリックします。

    2. 「ルール・フィールドの追加」ページで、「フィールド名」リストから、「コメント」を選択します。

    3. 「フィールド位置」リストから、一般的な位置(「先頭」など)を選択します。

    4. 「OK」をクリックします。

    5. 「ルール・フィールドfield_nameの追加」/「ルール・フィールドfield_nameの編集」ページで、「タイプ」リストから「必須」を選択します(チェックインされるコンテンツ・アイテムに関するコメントをユーザーに必ず入力させるため)。

    6. 「必須メッセージ」フィールドにテキストを入力します。これは、「必須」タイプを除くすべてのルール・フィールド・タイプで省略可能です。

    7. 「デフォルト値を使用」を選択し、対応する「編集」ボタンをクリックします。

    8. 「デフォルト値の編集」/「派生値の編集」ページの「条件」タブで、「追加」をクリックします。

    9. 「条件の追加」ページで、フィールド条件の名前を入力します(たとえばUserMsg)。

    10. 「OK」をクリックします。

    11. 下部の「値」フィールド(ページの最下部にある、「計算」ボタンの近く)に短い文を入力します。この文は「コメント」フィールドのデフォルト値になります。

    12. 「OK」をクリックします。

    13. 「OK」をクリックします。

  6. 次のように「ドキュメント・タイトル」メタデータ・フィールドを追加および定義します。

    1. 「ルールの追加」/「ルールの編集」ページの「フィールド」タブで、「追加」をクリックします。

    2. 「フィールド名」リストから「タイトル」を選択します。

    3. 「フィールド位置」リストから、一般的な位置(「ページの最後」など)を選択します。

    4. 「OK」をクリックします。

    5. 「タイプ」リストから「編集」を選択します(チェックイン・ページと検索ページでこのメタデータ・フィールドを編集可能にするため)。

    6. 「必須メッセージ」フィールドにメモを入力します(オプション)。

    7. 「OK」をクリックします。

      「タイトル」メタデータ・フィールドが「フィールド」リストに追加されます。

  7. 「OK」をクリックします。

プロファイル・ルールの作成

  1. 「ルール」タブの「追加」を選択します。

  2. 「一般」タブで、「名前」フィールドにプロファイル・ルールの名前(たとえばDefaultMktComment)を入力します。

  3. プロファイル・ルールの説明を入力します(オプション)。

  4. 「グループ」を選択します。

  5. 「グループ・ヘッダーを含む」を選択し、対応する「編集」ボタンをクリックします。

  6. 「グループ・ヘッダーの編集」ページで、グループ化されたメタデータ・フィールドのヘッダーとして使用するテキスト(「マーケティング固有情報」など)を入力します。

  7. 「OK」をクリックします。

  8. 次のように「コメント」メタデータ・フィールドを追加および定義します。

    1. 「フィールド」タブの「追加」をクリックします。

    2. 「フィールド名」リストから「コメント」を選択します。

    3. 「フィールド位置」リストから、一般的な位置(「先頭」など)を選択します。

    4. 「OK」をクリックします。

    5. 「タイプ」リストから「編集」を選択します(チェックイン、更新、コンテンツ情報および検索ページでこのフィールドを編集可能にするため)。

    6. 「必須メッセージ」フィールドにメモを入力します(オプション)。

    7. 「デフォルト値を使用」を選択し、対応する「編集」ボタンをクリックします。

    8. 「条件」タブの「追加」をクリックします。

    9. フィールド条件の名前(たとえばCurrentMktgDocs)を入力します。

    10. 「OK」をクリックします。

    11. 下部の「値」フィールド(ページの下部にある「計算」ボタン近く)に「これは、現在のマーケティング・ドキュメントです」と入力します。

    12. 「OK」をクリックします。

    13. 「OK」をクリックします。

  9. 次のように「パブリッシュ・タイプ」メタデータ・フィールドを追加および定義します。

    1. 「フィールド」タブの「追加」をクリックします。

    2. 「フィールド名」リストから「パブリッシュ・タイプ」を選択します。

    3. 「フィールド位置」リストから、一般的な位置(「ページの中央」など)を選択します。

    4. 「OK」をクリックします。

    5. 「タイプ」リストから「ラベル」を選択します(チェックイン、更新、コンテンツ情報および検索ページでこのフィールドを読取り専用にするため)。

    6. 「必須メッセージ」フィールドにメモを入力します(オプション)。

    7. 「デフォルト値を使用」を選択し、対応する「編集」ボタンをクリックします。

    8. 「条件」タブの「追加」をクリックします。

    9. フィールド条件の名前(たとえばMktgDocsOnly)を入力します。

    10. 「OK」をクリックします。

    11. 下部の「値」フィールド(ページの下部にある「計算」ボタンの近く)に「@dDocName」と入力します。

    12. 「OK」をクリックします。

    13. 「OK」をクリックします。

  10. 次のように「リビジョン・ラベル」メタデータ・フィールドを追加および定義します。

    1. 「フィールド」タブの「追加」をクリックします。

    2. 「フィールド名」リストから「リビジョン」を選択します。

    3. 「フィールド位置」リストから、一般的な位置(「ページの最後」など)を選択します。

    4. 「OK」をクリックします。

    5. 「タイプ」リストから「ラベル」を選択します(チェックイン、更新、コンテンツ情報および検索ページでこのメタデータ・フィールドを読取り専用にするため)。

    6. 「必須メッセージ」フィールドにメモを入力します(オプション)。

    7. 「デフォルト値を使用」を選択します。

    8. 「OK」をクリックします。

  11. 「OK」をクリックします。

部門ベースのプロファイルの作成

  1. 「構成マネージャ」ページの「プロファイル」タブを開いて、「選択」をクリックします。

  2. 「プロファイルの追加」ページで、「フィールド名」リストから、「タイプ」を選択します。

  3. 「OK」をクリックします。

  4. 「プロファイル」タブの「追加」をクリックします。

  5. 「プロファイルの追加」ページで、プロファイルの名前を入力します(たとえばMktgDoc)。

  6. 「OK」をクリックします。

  7. 「プロファイルの追加」/「プロファイルの編集」ページで、「説明」フィールドにプロファイルの説明(「現在のマーケティング・ドキュメント」など)を入力します。

  8. プロファイルの説明となるラベル(たとえばMarketingSpecific)を入力します。

  9. 「トリガー」リストから「ADMKT」(または同等のマーケティング・オプション)を選択します。

  10. 「追加」をクリックして、このプロファイルにルールを含めます。

  11. 「プロファイル」ページの「ルールの追加」で、「名前」リストからDefaultMktCommentを選択します。

  12. 「ルールの優先度」リストから、一般的な優先度位置(「先頭」など)を選択します。

  13. 「OK」をクリックします。

  14. 「追加」をクリックします。

  15. 「OK」をクリックします。

  16. 「OK」をクリックします。

ページが閉じ、プロファイルが「プロファイル」タブのプロファイルのリストに追加されます。

11.7.2 ブラックホール履歴書チェックイン

この例では、人事部門への履歴書送信に使用されるブラックホール・チェックイン・プロファイルを計画および作成する方法を示します。目的は、このプロファイルを使用する際に、チェックイン、更新、コンテンツ情報および検索ページに表示するメタデータ・フィールドを制限することです。

履歴書が最初にチェックインされると、潜在的に検索可能なすべてのメタデータ・フィールド用に導出された設定によって、権限のないユーザーがドキュメントを取得するのを防ぎます。ルールは実際のプロファイルの作成プロセスでプロファイルに追加されるため、この例では最初に適用可能なルールを作成し、次にプロファイルを作成します。

この例は、カスタマイズされていないコンテンツ・サーバー・インスタンスを使用して表示されるデフォルトのメタデータ・フィールドに基づいています。このプロファイルで表示されるメタデータ・フィールドは、「タイプ」、「プライマリ・ファイル」、「代替ファイル」および「コメント」に制限されます。「タイプ」フィールドでは読取り専用ラベルが使用されます。値は送信時に、ドキュメントの機密保護を確保するために人事(HR)アクセス可能値にリセットされます。「コメント」フィールドのみ編集可能です。残りのメタデータ・フィールドは非表示になり、送信時にも値がリセットされます。この例では、非表示メタデータ・フィールドに「タイトル」、「作成者」、「セキュリティ・グループ」、「コンテンツID」、「リビジョン」、「リリース日」および「有効期限」があります。

「非表示」と「除外済」の両方の表示属性を選択すると、定義したメタデータ・フィールドが非表示になります。「非表示」タイプを使用すると、フィールド値をソース・ページに残せる利点があります。したがって、コントリビュータにはドキュメントのチェックイン時に「非表示」フィールドが表示されませんが、割り当てられたフィールド値は、認可済ビューアに表示されます。「除外済」タイプを使用すると、ソース・ページでフィールド値が除外されます。

このタイプのプロファイルでは、不要なメタデータ・フィールドを非表示にするために「ルール以外のフィールドの除外」チェック・ボックスに依存することはお薦めできません。コントリビュータではプロファイルのルールに含まれるフィールドのみが認識されるものの、デフォルト値の割当てとソース・ページでの保存ができなくなるわけではありません。権限のないユーザーでも、除外されたメタデータ・フィールドを検索することによってブラックホール・ドキュメントを見つけることができます。

この例は、次の主要なステップに分かれています。

  • 次のプロファイル・ルールを作成します。

    • 不要なメタデータ・フィールドを非表示にし、チェックイン、更新、コンテンツ情報および検索ページで表示しません。

    • 非表示の各メタデータ・フィールドのデフォルト値をリセットし、権限のないユーザーが非表示フィールドを使用してドキュメントを検索および取得できないようにします。

  • 次のプロファイル・ルールを作成します。

    • 履歴書のチェックイン関連の特定のメタデータ・フィールドを表示できるようにします。

    • 表示される各メタデータ・フィールドの値をリセットし、権限のないユーザーがこれらのフィールドを使用してドキュメントを検索および取得できないようにします。

  • 次のとおりにブラックホール・チェックイン・プロファイルを作成します。

    • チェックイン、更新、コンテンツ情報および検索ページでのメタデータ・フィールドの表示または非表示を制限します。

    • 社内の職位に対して履歴書をチェックインしている従業員に関連するフィールドのみを表示します。

非表示フィールドのルールの作成

非表示メタデータ・フィールドに対するプロファイル・ルールを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 「構成マネージャ」ページの「ルール」タブを開いて、「追加」をクリックします。

  2. 「ルールの追加」/「ルールの編集」ページの「一般」タブで、「名前」フィールドにルールの名前(たとえばNoExtraFields)を入力します。

  3. グローバル・ルールの説明を入力します(オプション)。

  4. 次のように「タイトル」メタデータ・フィールドを追加および定義します。

    1. 「フィールド」タブの「追加」をクリックします。

    2. 「ルール・フィールドの追加」ページで、「フィールド名」リストから、「タイトル」を選択します。

    3. 一般的な位置を「フィールド位置」リストから選択します。

    4. 「OK」をクリックします。

    5. 「ルール・フィールドfield_nameの追加」/「ルール・フィールドfield_nameの編集」ページで、「タイプ」リストからを「非表示」選択します(このメタデータ・フィールドがチェックイン、更新、コンテンツ情報および検索ページに表示されないようにするため)。

    6. 「必須メッセージ」フィールドにテキストを入力します(オプション)。

    7. 「派生フィールド」を選択し、対応する「編集」ボタンをクリックします。

    8. 「派生値の編集」: 「条件」タブで、「追加」をクリックします。

    9. 「条件の追加」ページで、フィールド条件の名前を入力します(たとえばHRsEyesOnly)。

    10. 「OK」をクリックします。

    11. このプロファイルを使用してチェックインされたドキュメントが、権限のないユーザーによって「タイトル」フィールドを検索して取得されないように、下部の「値」フィールドに、機密文字列(「具体的なタイトルなし」など)を入力します。

    12. 「OK」をクリックします。

    13. 「OK」をクリックします。

  5. 次のように「作成者」メタデータ・フィールドを追加および定義します。

    1. 「フィールド」タブの「追加」をクリックします。

    2. 「フィールド名」リストから「作成者」を選択します。

    3. 一般的な位置を「フィールド位置」リストから選択します。

    4. 「OK」をクリックします。

    5. 「タイプ」リストから「非表示」を選択します(このメタデータ・フィールドがチェックイン、更新、コンテンツ情報および検索ページに表示されないようにするため)。

    6. 「必須メッセージ」フィールドにテキストを入力します(オプション)。

    7. 「派生フィールド」を選択し、対応する「編集」ボタンをクリックします。

    8. 「条件」タブの「追加」をクリックします。

    9. フィールド条件の名前(たとえばHRsEyesOnly2)を入力します。

    10. 「OK」をクリックします。

    11. 「フィールド」リストから「作成者」を選択します。

    12. 「操作」リストから「次に一致する」を選択します。

    13. 「選択」をクリックします。

    14. 「ユーザーの表示」ページで、適用可能なユーザー名を選択します。

      たとえば、このプロファイルを使用してチェックインされたドキュメントを表示する権限を持つ、人事部門の従業員を選択すると、権限のないユーザーが「作成者」メタデータ・フィールドを使用してこれらのドキュメントを検索および取得できないようにするのに役立ちます。

    15. 「OK」をクリックします。

    16. 「追加」をクリックします。

      句ペインには、句が追加されます。

    17. 「OK」をクリックします。

    18. 「OK」をクリックします。

  6. 次のように「セキュリティ・グループ」メタデータ・フィールドを追加および定義します。

    1. 「フィールド」タブの「追加」をクリックします。

    2. 「フィールド名」リストから「セキュリティ・グループ」を選択します。

    3. 一般的な位置を「フィールド位置」リストから選択します。

    4. 「OK」をクリックします。

    5. 「タイプ」リストから「非表示」を選択します(このフィールドがチェックイン、更新、コンテンツ情報および検索ページに表示されないようにするため)。

    6. 「必須メッセージ」フィールドにテキストを入力します(オプション)。

    7. 「派生フィールド」を選択し、対応する「編集」ボタンをクリックします。

    8. 「条件」タブの「追加」をクリックします。

    9. フィールド条件の名前(たとえばHRsEyesOnly3)を入力します。

    10. 「OK」をクリックします。

    11. 「フィールド」リストから「セキュリティ・グループ」を選択します。

    12. 「操作」リストから「次に一致する」を選択します。

    13. 「値」リストから適切な選択肢を選択します。たとえば、このプロファイルを使用してチェックインしたドキュメントを表示する権限が付与された人事部門またはその他の部門を選択します。

    14. 「追加」をクリックします。

    15. 「OK」をクリックします。

    16. 「OK」をクリックします。

  7. 次のように「コンテンツID」メタデータ・フィールドを追加および定義します。

    1. 「フィールド」タブの「追加」をクリックします。

    2. 「フィールド名」リストから「コンテンツID」を選択します。

    3. 一般的な位置を「フィールド位置」リストから選択します。

    4. 「OK」をクリックします。

    5. 「タイプ」リストから「非表示」を選択します(このフィールドがチェックイン、更新、コンテンツ情報および検索ページに表示されないようにするため)。

    6. 「必須メッセージ」フィールドにテキストを入力します(オプション)。

    7. 「派生フィールド」を選択し、対応する「編集」ボタンをクリックします。

    8. 「条件」タブの「追加」をクリックします。

    9. フィールド条件の名前(たとえばHRsEyesOnly4)を入力します。

    10. 「OK」をクリックします。

    11. 「フィールド」リストから「コンテンツID」を選択します。

    12. 「操作」リストから「次の語で始まる」を選択します。

    13. 機密文字列を入力するか、「選択」をクリックします。

    14. 「フィールドの選択」ページで、リストからコンテンツ・アイテムを選択します。セキュリティを強化するには、一意の文字列(たとえばRes)を入力します。これは、権限のないユーザーが「コンテンツID」メタデータ・フィールドを使用してこれらのドキュメントを検索および取得できないようにするのに役立ちます。

    15. 「OK」をクリックします(「コンテンツ・アイテムの表示」ページからコンテンツ・アイテムを選択した場合)。

    16. 「追加」をクリックします。

    17. 「OK」をクリックします。

    18. 「OK」をクリックします。

  8. 次のように「リビジョン」メタデータ・フィールドを追加および定義します。

    1. 「フィールド」タブの「追加」をクリックします。

    2. 「フィールド名」リストから「リビジョン」を選択します。

    3. 一般的な位置を「フィールド位置」リストから選択します。

    4. 「OK」をクリックします。

    5. 「タイプ」リストから「非表示」を選択します(このメタデータ・フィールドがチェックイン、更新、コンテンツ情報および検索ページに表示されないようにするため)。

    6. 「必須メッセージ」フィールドにテキストを入力します(オプション)。

    7. 「派生フィールド」を選択し、対応する「編集」ボタンをクリックします。

    8. 「条件」タブの「追加」をクリックします。

    9. フィールド条件の名前(たとえばHRsEyesOnly5)を入力します。

    10. 「OK」をクリックします。

    11. 「フィールド」リストから「リビジョン」を選択します。

    12. 「操作」リストから「次の語で始まる」を選択します。

    13. 権限のないユーザーが「リビジョン」メタデータ・フィールドを使用してこれらのドキュメントを検索および取得できないようにするために、上部の「値」フィールドに機密文字列を入力します(たとえばRes)。

    14. 「追加」をクリックします。

    15. 「OK」をクリックします。

    16. 「OK」をクリックします。

  9. 次のように「リリース日」メタデータ・フィールドを追加および定義します。

    1. 「フィールド」タブの「追加」をクリックします。

    2. 「フィールド名」リストから「リリース日」を選択します。

    3. 一般的な位置を「フィールド位置」リストから選択します。

    4. 「OK」をクリックします。

    5. 「タイプ」リストから「非表示」を選択します(このフィールドがチェックイン、更新、コンテンツ情報および検索ページに表示されないようにするため)。

    6. 「必須メッセージ」フィールドにテキストを入力します(オプション)。

    7. 「派生フィールド」を選択し、対応する「編集」ボタンをクリックします。

    8. 「条件」タブの「追加」をクリックします。

    9. フィールド条件の名前(たとえばHRsEyesOnly6)を入力します。

    10. 「OK」をクリックします。

    11. このプロファイルを使用してチェックインされたドキュメントが、権限のないユーザーによって「リリース日」フィールドを使用して取得されないように、下部の「値」フィールドに、機密文字列(「具体的なリリース日なし」など)を入力します。

    12. 「OK」をクリックします。

    13. 「OK」をクリックします。

  10. 次のように「有効期限」メタデータ・フィールドを追加および定義します。

    1. 「フィールド」タブの「追加」をクリックします。

    2. 「フィールド名」リストから「有効期限」を選択します。

    3. 一般的な位置を「フィールド位置」リストから選択します。

    4. 「OK」をクリックします。

    5. 「タイプ」リストから「非表示」を選択します(このフィールドがチェックイン、更新、コンテンツ情報および検索ページに表示されないようにするため)。

    6. 「必須メッセージ」フィールドにテキストを入力します(オプション)。

    7. 「派生フィールド」を選択し、対応する「編集」ボタンをクリックします。

    8. 「条件」タブの「追加」をクリックします。

    9. フィールド条件の名前(HRsEyesOnly7など)を入力します。

    10. 「OK」をクリックします。

    11. 下部の「値」フィールドに、機密文字列(「具体的な有効期限なし」など)を入力します(このプロファイルを使用してチェックインされたドキュメントが、権限のないユーザーによって「有効期限」メタデータ・フィールドを使用して検索および取得されるのを防ぐため)。

    12. 「OK」をクリックします。

    13. 「OK」をクリックします。

  11. 「OK」をクリックします。

表示フィールドのルールの作成

表示メタデータ・フィールドに対するプロファイル・ルールを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 「ルール」タブの「追加」を選択します。

  2. 「一般」タブで、「名前」フィールドにプロファイル・ルールの名前(たとえばVisibleFields)を入力します。

  3. プロファイル・ルールの説明を入力します(オプション)。

  4. 次のように「タイプ」メタデータ・フィールドを追加および定義します。

    1. 「フィールド」タブの「追加」をクリックします。

    2. 「フィールド名」リストから「タイプ」を選択します。

    3. 一般的な位置を「フィールド位置」リストから選択します。

    4. 「OK」をクリックします。

    5. 「タイプ」リストから「ラベル」を選択します(チェックイン、更新、コンテンツ情報および検索ページでこのメタデータ・フィールドを読取り専用にするため)。

    6. 「必須メッセージ」フィールドにテキストを入力します(オプション)。

    7. 「デフォルト値を使用」を選択し、対応する「編集」ボタンをクリックします。

    8. 「条件」タブの「追加」をクリックします。

    9. フィールド条件の名前を入力します(たとえばResumeType)。

    10. 「OK」をクリックします。

    11. 下部の「値」フィールドに、「履歴書」と入力します。

    12. 「OK」をクリックします。

    13. 「派生フィールド」を選択し、対応する「編集」ボタンをクリックします。

    14. 「条件」タブの「追加」をクリックします。

    15. フィールド条件の名前を入力します(たとえばResumeType2)。

    16. 「OK」をクリックします。

    17. 下部の「値」フィールドで、「値」リストから適切なドキュメント・タイプ(たとえばHRresumes)を選択します。

    18. 「OK」をクリックします。

    19. 「OK」をクリックします。

  5. 次のように「コメント」メタデータ・フィールドを追加および定義します。

    1. 「フィールド」タブの「追加」をクリックします。

    2. 「フィールド名」リストから「コメント」を選択します。

    3. 一般的な位置を「フィールド位置」リストから選択します。

    4. 「OK」をクリックします。

    5. 「タイプ」リストから「編集」を選択します(チェックイン、更新、コンテンツ情報および検索ページでこのメタデータ・フィールドを編集可能にするため)。

    6. 「デフォルト値を使用」を選択し、対応する「編集」ボタンをクリックします。

    7. 「条件」タブの「追加」をクリックします。

    8. 条件の名前を入力します(たとえばPositionAppliedFor)。

    9. 「OK」をクリックします。

    10. 下部の「値」フィールドに、適切な文(「役職を指定してください」など)を入力します。

    11. 「OK」をクリックします。

    12. 「OK」をクリックします。

    13. 「OK」をクリックします。

プロファイルの作成

ブラックホール・チェックイン・プロファイルを作成する手順は、次のとおりです。

  1. 「構成マネージャ」ページの「プロファイル」タブを開いて、「選択」をクリックします。

  2. 「プロファイルの追加」ページで、「フィールド名」ドロップダウン・リストから、「タイプ」を選択します。

  3. 「OK」をクリックします。

  4. 「プロファイル」タブの「追加」をクリックします。

  5. 「プロファイルの追加」ページで、プロファイルの名前を入力します(たとえばBlackHoleResumeCheckIn)。

  6. 「OK」をクリックします。

  7. 「プロファイルの追加」/「プロファイルの編集」ページで、「説明」フィールドにプロファイルの説明(「社内ユーザーの履歴書のみ」など)を入力します。

  8. 「トリガー」リストから「HRresumes」(または同等のオプション)を選択します。

  9. 「追加」をクリックして、このプロファイルにルールを含めます。

  10. 「プロファイル」ページの「ルールの追加」で、「名前」リストからNoExtraFieldsルールを選択します。

  11. 「ルールの優先度」リストから、一般的な優先度位置を選択します。

  12. 「OK」をクリックします。

  13. 「追加」をクリックします。

  14. 「名前」リストから「VisibleFields」ルールを選択します。

  15. 「ルールの優先度」リストから、一般的な優先度位置を選択します。

  16. 「OK」をクリックします。

  17. 「OK」をクリックします。

11.7.3 ユーザー・ロールに基づいてコンテンツ・チェックインを制限するグローバル・ルール

この例では、ユーザーがコンテンツをチェックインするときにメタデータ・フィールドを検証できるグローバル・ルールを作成する方法を示します。グローバル・ルールはリクエスト内のデータを検証し、データが正しくない場合はエラー・メッセージを返します。この例では、「コンテンツ・タイプ」として「ADACCT」を指定するコンテンツのチェックインを管理者のみに許可する方法を示します。

グローバル・ルール違反の致命的エラーの有効化

  1. テキスト・エディタで、IntradocDir/config/config.cfgファイルを開きます。

  2. 次の構成設定を追加します。

    IsDpSubmitErrorFatal=true
    
  3. ファイルを閉じて保存します。

  4. コンテンツ・サーバーを再起動します。

コンテンツ・タイプ・チェックインを制限するグローバル・ルールの作成

このグローバル・ルールは、dDocTypeの値を検証し、管理者がADACCTドキュメントをチェックイン中であることを確認します。ただし、ルールは、チェックイン・ページと更新ページのみに影響を与えるように構成されています。

  1. 「構成マネージャ」ページの「ルール」タブを開いて、「追加」をクリックします。

  2. 「ルールの追加」/「ルールの編集」ページの「一般」タブで、「名前」フィールドにグローバル・ルールの名前(たとえばFailOnCheckInError)を入力します。

  3. グローバル・ルールの説明を入力します(オプション)。

  4. 「優先度のあるグローバル・ルール」を選択し、必要に応じて優先度の番号を変更します。

  5. 「ルールのアクティブ化条件の使用」を選択し、対応する「編集」ボタンをクリックします。

  6. 「アクティブ化条件の編集」ページで、「追加」をクリックします。

  7. 「条件の追加」ページで、「名前」フィールドに条件の名前を入力します(たとえばCheckIn)。

  8. 「OK」をクリックします。

  9. 「使用イベント」を選択します。

  10. 「送信時」を選択します。

  11. 「アクションの使用」を選択します。

  12. 「新規コンテンツをチェックイン」「選択したコンテンツをチェックイン」および「コンテンツ更新」を選択します。

  13. 「OK」をクリックします。

  14. 「フィールド」タブをクリックします。

  15. 「ルール・フィールドfield_nameの追加」/「ルール・フィールドfield_nameの編集」ページで、「追加」をクリックします。

  16. 「ルール・フィールドの追加」ページで、「フィールド名」リストから、「タイプ」を選択します。

  17. 一般的な位置を「フィールド位置」リストから選択します(オプション)。

  18. 「OK」をクリックします。

  19. 「ルール・フィールドfield_nameの追加」/「ルール・フィールドfield_nameの編集」ページで、「派生フィールド」をクリックし、対応する「編集」ボタンをクリックします。

  20. 「派生値の編集」: 「条件」タブで、「カスタム」タブをクリックします。

  21. 「カスタム」ページで、「カスタム」を選択し、次のIdocスクリプトを入力します。

    <$if dDocType like "ADACCT" and not userHasRole("admin")$>
    <$abortToErrorPage("Only administrators can use ADACCT.")$>
    <$endif$>
    
  22. 「OK」をクリックします。

  23. 「OK」をクリックします。

  24. 「OK」をクリックします。

11.7.4 コンテンツ・タイプ・メタデータ変更を制限するグローバル・ルール

この例では、ユーザーがコンテンツをチェックインするときにメタデータ・フィールドを検証できるグローバル・ルールを作成する方法を示します。グローバル・ルールはリクエスト内のデータを検証し、データが不適切な場合はエラー・メッセージを返します。特に、この例では、チェックイン・ドキュメントのコンテンツ・タイプの変更を管理者のみに許可する方法を示します。

グローバル・ルール違反の致命的エラーの有効化

  1. テキスト・エディタで、IntradocDir/config/config.cfgファイルを開きます。

  2. 次の構成設定を追加します。

    IsDpSubmitErrorFatal=true
    
  3. ファイルを閉じて保存します。

  4. コンテンツ・サーバーを再起動します。

コンテンツ・タイプの変更を制限するグローバル・ルールの作成

このグローバル・ルールは、dDocTypeの値を検証し、管理者がチェックイン・ドキュメントのコンテンツ・タイプを変更中であることを確認します。チェックイン・ページにのみ影響を与えるように構成されています。

  1. 「構成マネージャ」ページの「ルール」タブを開いて、「追加」をクリックします。

  2. 「ルールの追加」/「ルールの編集」ページの「一般」タブで、「名前」フィールドにグローバル・ルールの名前(たとえばFailOnCheckInError)を入力します。

  3. グローバル・ルールの説明を入力します(オプション)。

  4. 「優先度のあるグローバル・ルール」を選択し、必要に応じて優先度の番号を変更します。

  5. 「ルールのアクティブ化条件の使用」を選択し、対応する「編集」ボタンをクリックします。

  6. 「アクティブ化条件の編集」ページで、「追加」をクリックします。

  7. 「条件の追加」ページで、「名前」フィールドに条件の名前を入力します(たとえばCheckIn)。

  8. 「OK」をクリックします。

  9. 「使用イベント」を選択します。

  10. 「送信時」を選択します。

  11. 「アクションの使用」を選択します。

  12. 「コンテンツ更新」を選択します。

  13. 「OK」をクリックします。

  14. 「フィールド」タブをクリックします。

  15. 「追加」をクリックします。

  16. 「ルール・フィールドの追加」ページで、「フィールド名」リストから、「タイプ」を選択します。

  17. 一般的な位置を「フィールド位置」リストから選択します。

  18. 「OK」をクリックします。

  19. 「ルール・フィールドfield_nameの追加」/「ルール・フィールドfield_nameの編集」ページで、「派生フィールド」をクリックし、対応する「編集」ボタンをクリックします。

  20. 「派生値の編集」: 「条件」タブで、「カスタム」タブをクリックします。

  21. 「カスタム」ページで、「カスタム」を選択し、次のIdocスクリプトを入力します。

    <$oldType = getValue("DOC_INFO", "dDocType")$>
    <$newType = getValue("#local", "dDocType")$>
    <$if not (newType like oldType) and not (userHasRole("admin"))$>
    <$abortToErrorPage("Only administrators can change dDocType.")$>
    <$endif$>
    
  22. 「OK」をクリックします。

  23. 「OK」をクリックします。

  24. 「OK」をクリックします。