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Oracle® Fusion Middleware Oracle Web Tierインストレーション・ガイド
11g リリース1 (11.1.1.7.0)
B55905-07
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1 インストールの概要

Oracle Web Tierのインストールでは、Oracle HTTP ServerとOracle Web Cacheをインストールすることもできます。Oracle Process Manager and Notification Server (OPMN)はデフォルトでインストールされます。この製品の選択を解除することはできません。

これらの製品は協働して、着信HTTPリクエストの管理、Webメッセージのキャッシング、クライアントへのXMLとHTMLの返信を実行します。

この章の構成は、次のとおりです。

1.1 Oracle Web Tierのアプリケーション

Oracle Web Tierには、次のコンポーネントが含まれています。

これらのコンポーネントの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareコンセプト・ガイド』を参照してください。

1.2 インストール方法

Oracle Web Tierソリューションは、次のどちらかの方法で構築できます。

1.3 インストールのロードマップ

この項では、第1.2項に説明されている各インストール・オプションの概要について説明します。お使いの環境に合わせて使用するインストール方法を判別し、その項の指示に従ってください。

1.3.1 スタンドアロン・モードでのOracle Web Tierのインストールのタスク

表1-1は、スタンドアロン・モードでのOracle Web Tierのインストールと構成の全体的なタスクを示しています。この表には、各タスクの詳細情報の入手先も説明されています。

表1-1 スタンドアロンでのOracle Web Tierのインストールのタスク

タスク 説明 ドキュメント

1 - インストール計画要件の完了。

システム環境がOracle Fusion MiddlewareおよびOracle Web Tierの一般的なインストール要件を満たしていることを確認します。

第2.1項「インストール前の作業の実行」


2 - ソフトウェアの入手とインストーラの起動。

Oracle Technology Networkからソフトウェアをダウンロードして、Oracle Web Tierインストーラを起動します。

第2.3項「インストールの開始」


3 - Oracle Web Tierのインストールと構成。

Oracle Web Tierのインストールには、インストーラを使用します。「インストール・タイプの選択」画面「インストールと構成」オプションを選択します。

Middlewareホーム・ディレクトリは、「インストール場所の指定」画面で指定した場所に作成されます。

「コンポーネントの構成」画面「選択されたコンポーネントとWebLogicドメインの関連付け」が選択されていないことを確認します。

第3.1項「Oracle Web Tierのインストールと構成」

インストール・タイプの詳細は、第2.4項「インストール・タイプの選択」を参照してください。

4 - インストール後の作業の実行。

インストールと構成が完了した後、トポロジと構成によっては、インストール後の作業を実行する必要があります。

第3.2項「インストール後の作業の実行」


5 - インストールの検証。

インストールおよび構成の完了後、成功したかどうかを確認できます。

第3.3項「インストールの検証」



1.3.2 Oracle Web Tierのインストールおよび既存のFusion Middleware (EM) Controlとの関連付けのタスク

表1-2は、Oracle Web Tierのインストールと構成、およびそのコンポーネントと既存のFusion Middleware (EM) Controlとの関連付けの全体的なタスクを示しています。この表には、各タスクの詳細情報の入手先も説明されています。

表1-2 Oracle Web Tierのインストールと既存のドメインを使用した構成のタスク

タスク 説明 ドキュメント

1 - インストール計画要件の完了。

システム環境がOracle Fusion MiddlewareおよびOracle Web Tierの一般的なインストール要件を満たしていることを確認します。

第2.1項「インストール前の作業の実行」


2 - Oracle JRFおよびEnterprise Manager (EM)を含むWebLogic Serverドメインがすでに構成されていることの確認。

WebLogic Serverドメインは、Oracle SOA SuiteやOracle Application Developerなど他のOracle Fusion Middleware製品で構成できます。

詳細は、他のOracle Fusion Middleware製品のインストレーション・ガイド(『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suiteインストレーション・ガイド』など)を参照してください。

3 - ソフトウェアの入手とインストーラの起動。

Oracle Technology Networkからソフトウェアをダウンロードして、Oracle Web Tierインストーラを起動します。

第2.3項「インストールの開始」


4 - Oracle Web Tierのインストールと構成。

Oracle Web Tierのインストールには、インストーラを使用します。「インストール・タイプの選択」画面「インストールと構成」オプションを選択します。

「インストール場所の指定」画面で、WebLogic Serverドメインの作成に使用した既存のMiddlewareホーム・ディレクトリを指定します。

「コンポーネントの構成」画面「選択されたコンポーネントとWebLogicドメインの関連付け」が選択されていることを確認します。

第3.1項「Oracle Web Tierのインストールと構成」

インストール・タイプの詳細は、第2.4項「インストール・タイプの選択」を参照してください。

5 - インストール後の作業の実行。

インストールと構成が完了した後、トポロジと構成によっては、インストール後の作業を実行する必要があります。

第3.2項「インストール後の作業の実行」


6 - インストールの検証。

インストールおよび構成の完了後、成功したかどうかを確認できます。

第3.3項「インストールの検証」



1.3.3 Oracle Web Tierとインストール後に作成したFusion Middleware (EM) Controlとの関連付けのタスク

表1-3は、Oracle Web Tierをインストールした後、WebLogic Serverドメインを作成し、コンポーネントをそのWebLogic Serverドメインに関連付ける全体的なタスクを示しています。この表には、各タスクの詳細情報の入手先も説明されています。

表1-3 Oracle Web Tierのインストール、ドメインの作成およびコンポーネントとドメインの関連付けのタスク

タスク 説明 ドキュメント

1 - インストール計画要件の完了

システム環境がOracle Fusion MiddlewareおよびOracle Web Tierの一般的なインストール要件を満たしていることを確認します。

第2.1項「インストール前の作業の実行」


2 - Oracle WebLogic ServerのインストールとMiddlewareホーム・ディレクトリの作成

WebLogic Server ドメインにコンポーネントを関連付ける場合に既存のドメインがない場合は、ドメインを作成するために、Oracle Web Tierをインストールする前にまずOracle WebLogic Serverをインストールする必要があります。

最新のOracle WebLogic Serverをダウンロードするには、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』の製品の配布に関する項を参照してください。

インストール手順は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』のグラフィカル・モードでのインストール・プログラムの実行に関する項を参照してください。

3 - Oracle Web Tierソフトウェアの入手とインストーラの起動

Oracle Technology Networkからソフトウェアをダウンロードして、Oracle Web Tierインストーラを起動します。

第2.3項「インストールの開始」


4 - Oracle Web Tierのインストール(構成なし)

Oracle Web Tierのインストールには、インストーラを使用します。「インストール・タイプの選択」画面「ソフトウェアのインストール - 構成なし」オプションを選択します。

「インストール場所の指定」画面で、Oracle WebLogic Serverをインストールしたときに作成されたMiddlewareホーム・ディレクトリを指定します。

第4.1項「インストール手順の実行」

インストール・タイプの詳細は、第2.4項「インストール・タイプの選択」を参照してください。

5 - WebLogic Serverドメインの作成

Oracle共通ホーム・ディレクトリに移動し、構成ツールを実行してWebLogic Serverドメインを作成します。

作成したWebLogicドメインに、Oracle Java Required Files (JRF)およびEnterprise Managerが含まれていることを確認します。

第2.2.1項「Oracle Web Tierコンポーネント用のWebLogic Serverドメインの作成」


6 - Oracle Web Tierの構成

構成ツールを実行して、Oracle Web Tierコンポーネントを構成します。

「コンポーネントの構成」画面「選択されたコンポーネントとWebLogicドメインの関連付け」が選択されていることを確認します。

第4.2項「構成手順の実行」


7 - ノード・マネージャの起動。

Web TierコンポーネントとWebLogic Serverドメインを関連付ける場合、ノード・マネージャを起動する必要があります。

第2.2.2項「ノード・マネージャの起動(Oracle Web TierをWebLogic Serverドメインに登録する場合)」


8 - インストール後の作業の実行。

インストールと構成が完了した後、トポロジと構成によっては、インストール後の作業を実行する必要があります。

第3.2項「インストール後の作業の実行」


9 - インストールの検証。

インストールおよび構成の完了後、成功したかどうかを確認できます。

第4.3項「インストールの検証」



1.4 インストール・トポロジ

図1-1は、すべてデフォルト値を使用して単一ホストにインストールした簡単なOracle Web Tierのディレクトリ構造を示しています。

図1-1 Oracle Web Tierインストールのディレクトリ構造

図1-1の説明が続きます
「図1-1 Oracle Web Tierインストールのディレクトリ構造」の説明


注意:

スタンドアロン・モードでのOracle Web Tierのインストールを完了するために、Oracle WebLogic Serverは必要ありませんが、Middlewareホームのディレクトリ構造は存在している必要があります。これは、Oracle Web Tierのディレクトリ構造を、その他のOracle Fusion Middleware製品と一致させるためです。すべてのOracle Fusion Middleware製品では、WebLogic Serverおよび対応するディレクトリ構造の存在が必須です。

Oracle Web Tierをスタンドアロン・モードでインストールする場合、Oracle WebLogic Serverは存在しませんが、ディレクトリ構造は作成されます。