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Oracle® Fusion Middleware Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererインストレーション・ガイド
11g リリース1 (11.1.1)
B55909-05
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4 Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererの削除

この章では、Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererをシステムから削除する方法について説明します。

ソフトウェアを削除するときは、この章で説明する手順に必ず従ってください。ソフトウェアを手動で削除しようとすると、後で再度ソフトウェアをインストールする際に問題が発生する可能性があります。この章の手順に従うと、ソフトウェアを適切に削除できます。詳細は、4.4項「ソフトウェアの再インストール」を参照してください。


注意:

特定の製品コンポーネントを削除する必要がある場合は、そのコンポーネントが含まれているドメイン全体を削除する必要があります。複数の製品が含まれているドメインから単一の製品を削除することはできません。


次のトピックを取り扱います:

4.1 アンインストールについて

Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererのアンインストーラには、次のソフトウェア削除オプションがあり、記載されている順に行う必要があります。

表4-1に、フローチャートに記載されている各タスクに関する追加情報を示します。

表4-1 Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererのアンインストールのタスク

タスク 説明

Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererのアンインストーラを起動します。

Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererのアンインストーラを起動し、管理対象インスタンスを削除します。管理対象インスタンスを削除する前に、管理サーバーが起動していることを確認してください。

4.2.2.1項「アンインストーラの起動」および4.2.2.2項「管理対象のOracle Portal, Forms, Reports and Discovererインスタンスの削除」を参照してください。

Oracle Fusion Middlewareを停止します。

管理サーバーを停止します。

詳細は、4.2.2.3項「Oracle Fusion Middlewareの停止」を参照してください。

Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererのアンインストーラを再起動します。

Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererのアンインストーラを再び起動し、製品のOracleホーム・ディレクトリを削除します。

4.2.2.1項「アンインストーラの起動」および4.2.2.4項「Oracle Portal, Forms, Reports and DiscovererのOracleホームの削除」を参照してください。

Oracle共通ホームでアンインストーラを起動します。

Oracle共通ホーム・ディレクトリでアンインストーラを起動し、Oracle共通ホームを削除します。

4.2.2.5項「Oracle共通ホームの削除」を参照してください。

Oracle WebLogic ServerおよびWebLogic Serverドメインを削除します。

4.2.3項「Oracle WebLogic ServerおよびWebLogic Serverドメインの削除」を参照してください。

オプションのタスクを実行するかどうか。

次の各項を参照し、現在の環境に当てはまるかどうかを確認します。


4.2 ソフトウェアの削除

この項では、Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererの削除に関する情報と手順を説明します。この手順は、次のとおりです。

4.2.1 Oracle PortalおよびOracle Discovererのスキーマの削除

Repository Creation Utility(RCU)を実行して、Oracle PortalおよびOracle Discovererのスキーマをデータベースから削除します。

手順は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』のスキーマの削除に関する説明を参照してください。

4.2.2 Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererの削除

この項の手順に従って、Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererを削除します。

4.2.2.1 アンインストーラの起動

ORACLE_HOME/oui/binディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはORACLE_HOME\oui\binディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)に移動して、アンインストーラを起動します。

UNIXオペレーティング・システムの場合:

./runInstaller.sh -deinstall

Windowsオペレーティング・システムの場合:

setup.exe -deinstall

Windowsシステムの場合は、「スタート」メニューから「プログラム」→「Oracle Home - Home1」→「Uninstall」の順に選択してアンインストーラを起動することもできます。

4.2.2.2 管理対象のOracle Portal, Forms, Reports and Discovererインスタンスの削除

Oracleホームを削除する前に、管理対象のすべてのOracleインスタンスをシステムから削除する必要があります。表4-2の手順に従って、管理対象のOracleインスタンスを削除します(これらはWebLogicドメインに関連付けられているインスタンスです)。


注意:

管理対象のインスタンスを削除するには、Administration Serverが稼働している必要があります。



注意:

WebLogicドメインに登録されているOracleインスタンスを削除する場合は、削除するOracleインスタンスに関連付けられたOracleホーム・ディレクトリからアンインストーラを起動してください。

アンインストーラには、同じWebLogicドメインに関連付けられたすべてのインスタンスが一覧表示されます。削除するインスタンスを選択する際は、必ずアンインストーラを起動したOracleホームに関連付けられたインスタンスのみを選択してください。


表4-2 管理対象Oracleインスタンスの削除

画面 説明

ようこそ


1つ以上のOracle Fusion Middlewareソフトウェア・コンポーネントのアンインストールの開始時、この画面が表示されます。

アンインストール・タイプの選択


実行するアンインストールのタイプを選択します。ここでは、「WebLogicドメインで管理されているASInstanceのアンインストール」を選択します。

Weblogicドメインの詳細の指定


WebLogicドメインに接続するための資格証明を指定します。

管理対象インスタンスの選択


削除する管理対象Oracleインスタンスを選択します。

「アンインストール・サマリー」(管理対象インスタンス)


削除しようとしているOracleインスタンスを確認します。

アンインストールの進行状況


この画面には、削除の進捗状況およびステータスが表示されます。

アンインストール完了


この画面は、完了したアンインストールのサマリーを示します。

「終了」をクリックして画面を閉じます。


4.2.2.3 Oracle Fusion Middlewareの停止

Oracle Fusion Middlewareソフトウェアのコンポーネントを削除する前に、すべてのサーバーとプロセスを停止する必要があります。

Oracle Fusion Middlewareの起動および停止の詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle Fusion Middlewareの起動と停止に関する項を参照してください。

4.2.2.4 Oracle Portal, Forms, Reports and DiscovererのOracleホームの削除

管理対象および管理対象外のすべてのOracleインスタンスを削除したら、アンインストーラを再び起動し(4.2.2.1項「アンインストーラの起動」)、表4-3の手順に従ってOracleホームを削除します。

表4-3 製品のOracleホームの削除

画面 説明および必要な操作

ようこそ


1つ以上のOracle Fusion Middlewareソフトウェア・コンポーネントのアンインストールの開始時、この画面が表示されます。

アンインストール・タイプの選択


実行するアンインストールのタイプを選択します。ここでは、「Oracleホームのアンインストール」を選択します。

Oracleホームのアンインストール


削除しようとしているOracleホーム・ディレクトリを確認します。

「アンインストール」をクリックして続行します。

「警告」画面で、アンインストーラによってソフトウェアの他にOracleホーム・ディレクトリも削除するかどうかを選択します。

ソフトウェアとOracleホームを削除する場合は「はい」を、ソフトウェアのみを削除する場合は「いいえ」を、前の画面に戻る場合は「取消」をクリックします。

「いいえ」を選択した場合は、4.2.2.6項「Oracleホーム・ディレクトリの手動削除」に進み、Oracleホーム・ディレクトリを手動で削除する手順に従います。

アンインストールの進行状況


この画面には、削除の進捗状況およびステータスが表示されます。

アンインストール完了


この画面は、完了したアンインストールのサマリーを示します。

「終了」をクリックして画面を閉じます。


4.2.2.5 Oracle共通ホームの削除

この項では、oracle_commonディレクトリの削除方法について説明します。このディレクトリのoui/bin(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはoui\bin(Windowsオペレーティング・システムの場合)には、他のOracleホーム・ディレクトリと同様に、独自のアンインストーラが含まれています。

アンインストーラを実行するには、MW_HOME/oracle_common/oui/binディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはMW_HOME\oracle_common\oui\binディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)に移動し、アンインストーラを実行します。

アンインストーラでは、システム上のJava Runtime Environment (JRE)の場所を求められます。Oracle WebLogic Serverをインストールした場合、JREがシステムにインストールされています。この場所(jreディレクトリの場所)を使用してインストーラを起動できます。JREのデフォルトの場所は、MW_HOME/jdk160_18(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはMW_HOME\jdk160_18(Windowsオペレーティング・システムの場合)です。MW_HOMEはミドルウェア・ホーム・ディレクトリです。

64ビット・プラットフォームでは、JREの場所はJAVA_HOME(Oracle WebLogic Serverのインストールに使用された場所)です。

UNIXオペレーティング・システムの場合:

./runInstaller -deinstall -jreLoc JRE_LOCATION

Windowsオペレーティング・システムの場合:

setup.exe -deinstall -jreLoc JRE_LOCATION

JRE_LOCATIONには絶対パスを指定する必要があります。相対パスは機能しません。

アンインストーラの起動後は、表4-4の手順に従ってOracle共通ホームを削除します。

表4-4 Oracle共通ホームの削除

画面 説明および必要な操作

ようこそ


1つ以上のOracle Fusion Middlewareソフトウェア・コンポーネントのアンインストールの開始時、この画面が表示されます。

Oracleホームのアンインストール


削除しようとしているOracleホーム・ディレクトリを確認します。

「アンインストール」をクリックして続行します。

「警告」画面で、アンインストーラによってソフトウェアの他にOracleホーム・ディレクトリも削除するかどうかを選択します。

ソフトウェアとOracleホームを削除する場合は「はい」を、ソフトウェアのみを削除する場合は「いいえ」を、前の画面に戻る場合は「取消」をクリックします。

「いいえ」を選択した場合は、4.2.2.6項「Oracleホーム・ディレクトリの手動削除」に進み、Oracleホーム・ディレクトリを手動で削除する手順に従います。

アンインストールの進行状況


この画面には、削除の進捗状況およびステータスが表示されます。

アンインストール完了


この画面は、完了したアンインストールのサマリーを示します。

「終了」をクリックして画面を閉じます。


4.2.2.6 Oracleホーム・ディレクトリの手動削除

アンインストール中の警告画面で「いいえ」を選択した場合は、Oracleホーム・ディレクトリおよびすべてのサブディレクトリを手動で削除する必要があります。たとえば、UNIXオペレーティング・システムで、Oracle共通ホーム・ディレクトリが/home/Oracle/Middleware/oracle_commonの場合、次を実行します。

> cd /home/Oracle/Middleware
> rm -rf oracle_common

Windowsオペレーティング・システムで、Oracle Commonホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Middleware\oracle_commonの場合は、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracle\Middlewareディレクトリに移動し、oracle_commonフォルダを右クリックして「削除」を選択します。

4.2.3 Oracle WebLogic ServerおよびWebLogic Serverドメインの削除

Oracle WebLogic Serverの削除方法の詳細は、Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイドのソフトウェアのアンインストールに関する説明を参照してください。アンインストール・プログラムでは、インストール(Middlewareホーム)、JDKまたはユーザーが作成したすべてのOracle Portal, Forms, Reports and DiscovererのWebLogicドメインに関連付けられているホーム・ディレクトリは削除されません。インストール・プログラムによってインストールされたコンポーネントのみが削除されます。

アンインストール・プログラムの終了後に、Middlewareホーム・ディレクトリを手動で削除する必要があります。たとえば、UNIXオペレーティング・システムでMiddlewareホーム・ディレクトリが/home/Oracle/Middlewareの場合は、次のように実行します。

> cd /home/Oracle
> rm -rf Middleware

Windowsオペレーティング・システムで、Middlewareホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Middlewareの場合は、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracleディレクトリに移動し、Middlewareフォルダを右クリックして「削除」を選択します。

Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererのインストーラは、Middlewareホーム内のuser_projectsディレクトリにドメインを自動的に作成するため、Middlewareホームを削除することでドメインも削除されます。

4.2.4 Oracle JDeveloperの削除

システムにOracle JDeveloperをインストールした場合は、『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperインストレーション・ガイド』を参照し、このソフトウェアの削除方法を確認してください。

4.3 Windowsオペレーティング・システムにおけるアンインストール後のタスク

Microsoft Windowsオペレーティング・システムを使用している場合は、アンインストール後の追加のタスクを実行する必要があります。

4.3.1 プログラム・グループの削除

Windowsオペレーティング・システムでは、「スタート メニュー\プログラム」フォルダからプログラム・グループも手動で削除する必要があります。たとえば(ご使用のシステム上ではフォルダ名およびプログラム・グループ名が異なる可能性があります)、C:\Documents and Settings\All Users\Start Menu\Programsから次のものを削除します。

  • Oracle Fusion Middleware 11.1.1.6.0

  • Oracle Classic 11g - Home1

  • Oracle WebLogic

4.3.2 システムの再起動

Windowsオペレーティング・システムの場合、クリーンアップが適切に行われるには、すべてのプログラムの削除が完了したらコンピュータを再起動する必要があります。

4.4 ソフトウェアの再インストール

インストーラでは、すでにOracleのインスタンスが含まれているディレクトリに、Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererを再インストールできません。以前と同じディレクトリにOracle Portal, Forms, Reports and Discovererを再インストールするには、次の手順に従います。

  1. 4.2.2.2項「管理対象のOracle Portal, Forms, Reports and Discovererインスタンスの削除」の手順に従って、ディレクトリからすべてのOracleインスタンスを削除します。

  2. 第2章「Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererのインストール」の手順に従って、ソフトウェアを再インストールします。