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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalインストレーション・ガイド
11gリリース1 (11.1.1.7.0)
B55910-05
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D トラブルシューティング

この付録では、Oracle WebCenter Portalのインストール時に発生する可能性のある一般的な問題の解決策を説明します。この付録の内容は次のとおりです。

D.1 一般的なトラブルシューティングのヒント

インストール中にエラーが発生した場合:

D.2 インストール・ログ・ファイルおよび構成ログ・ファイル

この項では、Oracle Fusion Middlewareのインストール時に発生する可能性のある一般的な問題の解決策を説明します。この章の内容は次のとおりです。

D.2.1 インストール・ログ・ファイル

インストーラによって、Oracle_Inventory_Location/logディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはOracle_Inventory_Location\logsディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)にログ・ファイルが書き込まれます。UNIXオペレーティング・システムでは、Oracle Inventoryディレクトリの場所が不明な場合は、次のディレクトリ(デフォルト場所)に格納されているoraInst.loc ファイルでその場所を検索できます。

  • Linuxの場合: /etc/oraInst.loc

  • HP-UXおよびSolarisの場合: /var/opt/oracle/oraInst.loc

Windowsオペレーティング・システムの場合、インベントリ・ディレクトリのデフォルトの場所は、C:\Program Files\Oracle\Inventory\logsです。

ログ・ディレクトリに書き込まれるインストール・ログ・ファイルは次のとおりです。

  • installdate-time-stamp.log

    これはメインのログ・ファイルです。

  • installdate-time-stamp.out

    このログ・ファイルには、インストール時の出力ストリームやエラー・ストリームが記載されます。

  • installActionsdate-time-stamp.log

    このファイルは、インストーラGUIによって内部情報の追跡に使用されます。

  • installProfiledate-time-stamp.log

    このログ・ファイルには、インストールおよび構成を完了するまでにかかった時間やメモリーおよびCPUの詳細事項など、全体的な統計が記載されます。

  • oraInstalldate-time-stamp.log

    このログ・ファイルには、コピー・セッションの出力ストリームが記載されます。

-printtimeパラメータを使用してインストーラを起動すると、同じディレクトリに、timeTakendate-time-stamp.logファイルとtimedate-time-stamp.logファイルが作成されます。

  • timeTakendate-time-stamp.log

    このファイルには、画面間の移動にかかる時間に関する情報が含まれます(GUIインストールにのみ該当)。

  • timedate-time-stamp.log

    このファイルには、コピー・セッションの時間に関する情報が記載されます。

-printmemoryパラメータを使用してインストーラを起動すると、memorydate-time-stamp.logファイルが作成されます。このファイルには、コピー・セッションのメモリー使用量に関する情報が記載されます。

D.2.2 構成ログ・ファイル

構成セッションのログ・ファイルを作成するには、次のように-logオプションを指定して構成ウィザードを起動します。

UNIXオペレーティング・システムの場合:

./config.sh -log=log_filename -log_priority=log_level

Windowsオペレーティング・システムの場合:

config.cmd -log=log_filename -log_priority=log_level

-logおよび-log_priorityオプションの詳細は、表D-1を参照してください。

表D-1 構成ウィザードのログ・ファイル・オプション

パラメータ 説明

-log

ログ・ファイルの場所を指定します。

log_filenameに絶対パスを指定すると、その場所にログ・ファイルが作成されます。パスを指定しないでファイル名のみを指定した場合、ログ・ファイルはMW_HOME/logsディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはMW_HOME\logsディレクトリ(Windowsオペレーティング・システム)に作成されます。

-logで指定できるその他の値は次のとおりです。

  • stdout

    エラー・メッセージは標準出力ストリームに書き込まれます。

  • stderr

    エラー・メッセージは標準エラー・ストリームに書き込まれます。

  • disable

    デフォルトのロギングは無効になり、ログ・ファイルはMW_HOME/logs (UNIXオペレーティング・システムの場合)またはMW_HOME\logs (Windowsオペレーティング・システム)に生成されなくなります。

-log_priority

ログに書き込む詳細レベルを指定します。

使用できる値を、次に詳細レベルの高いものから順に示します。

  • debug

  • info

  • warning

  • error

  • fatal


D.3 JREの場所の記録

インストーラで使用されるJREの場所は、WebCenter_ORACLE_HOME/oui/oraparam.iniファイル(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはWebCenter_ORACLE_HOME\oui\oraparam.iniファイル(Windowsオペレーティング・システムの場合)に保存されます。このファイルは、OPatchおよびOracle Universal Installer(OUI)が、推奨されるJREの場所を決定するために使用されます。

JREの場所を変更できます(たとえば、JREディレクトリをMiddlewareホームの外に移動します)。この場合、OPatchまたはOUIを実行しようとすると、JREの場所が見つからないためエラー・メッセージが表示されます。この場合は、次のいずれかを実行できます。

D.4 問題が解決しなかった場合

この付録で問題が解決されない場合は、My Oracle Support(以前のOracle MetaLink: http://metalink.oracle.com)に連絡するか、またはサービス・リクエストをオープンしてください。