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Oracle® Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド
11gリリース1(11.1.1.7.0)
B55911-06
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8 Oracle Directory Services Managerの構成

この章では、Oracle Directory Services Manager(ODSM)を構成する方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

8.1 新しいWebLogicドメインへのODSMのみの単独構成

このトピックでは、新しいWebLogic管理ドメインにOracle Directory Services Manager(ODSM)のみを構成する方法を説明します。内容は、次のとおりです。

8.1.1 適切なデプロイメント環境

このトピックで説明する構成は、ドメインなしでインストールされたOracle Internet Directoryを、Oracle Directory Services Managerを使用して管理する場合に適しています。

8.1.2 デプロイされるコンポーネント

この項の構成を実行すると、次のコンポーネントがデプロイされます。

  • WebLogic管理対象サーバー

  • Oracle Directory Service Manager

  • WebLogic管理サーバー

  • Fusion Middleware Control

8.1.3 依存関係

この項の構成は、Oracle WebLogic Serverに依存しています。

8.1.4 手順

次の手順を実行して、新しいドメインにOracle Directory Services Managerのみを構成します。

  1. 「インストールのロードマップ」および「「インストールと構成」オプションを使用したOracle Identity Managementのインストール」の説明に従って、Oracle Directory Services Managerがインストールされていることを確認します。


    注意:

    「Oracle Identity Management 11gリリース1(11.1.1.7.0)ソフトウェアのインストールと構成」の説明に従って、Oracle Identity Management 11gリリース1(11.1.1.7.0)のインストール時に「インストール・タイプの選択」画面で「インストールと構成」オプションを選択した場合は、「ドメインの選択」画面が表示されます。

    「Oracle Identity Management 11gリリース1 (11.1.1.7.0)ソフトウェアのインストールおよび構成」の説明に従って、Oracle Identity Management 11gリリース1 (11.1.1.7.0)をインストールする際に、「インストール・タイプの選択」画面で「ソフトウェアのインストール - 構成なし」オプションを選択した場合、Oracle Identity Management構成ウィザードを起動する必要があります。<ORACLE_HOME>/bin/config.sh(UNIXの場合)または<ORACLE_HOME>\bin\config.batを実行して、Oracle Identity Management構成ウィザードを起動します。「ドメインの選択」画面が表示されます。


  2. ドメインの選択画面で、新規ドメインの作成を選択して、次の情報を入力します。

    • 「ユーザー名」フィールドに、新しいドメインでのユーザー名を入力します。

    • ユーザー・パスワード・フィールドに、新しいドメインでのパスワードを入力します。

    • 「パスワードの確認」フィールドに、もう一度ユーザー・パスワードを入力します。

    • 「ドメイン名」フィールドに、新しいドメインのドメイン名を入力します。

    「次へ」をクリックします。「インストール場所の指定」画面が表示されます。

  3. 2.6項「インストール・ディレクトリの特定」を参照して、ホーム、インスタンスおよびWebLogic Serverのディレクトリを特定します。各フィールドに情報を入力したら、「次へ」をクリックします。セキュリティ更新の指定画面が表示されます。

  4. セキュリティ問題の通知方法を次の中から選択します。

    • 電子メールでセキュリティ問題を通知する場合、「電子メール」フィールドにメール・アドレスを入力します。

    • セキュリティ問題の通知をMy Oracle Support(以前のメタリンク)から受けとる場合は、My Oracle Supportオプションを選択してMy Oracle Supportパスワードを入力します。

    • セキュリティ問題の通知を行わない場合は、すべてのフィールドを空のままにします。

    「次へ」をクリックします。「コンポーネントの構成」画面が表示されます。

  5. Oracle Directory Services Managerのみを選択します。このインストールでは、Fusion Middleware Control管理コンポーネントが自動的に選択されます。

    他のコンポーネントが選択されていないことを確認し、「次へ」をクリックします。ポートの構成画面が表示されます。

  6. インストーラによるポートの構成方法を選択します。

    • インストーラが、あらかじめ定められた範囲内のポートを構成するようにするには、自動ポート構成を選択します。

    • staticports.iniファイルを使用してポートを構成する場合は、「構成ファイルを使用してポートを指定」を選択します。「ファイルの表示/編集」をクリックして、staticports.iniファイルの設定を更新します。

    「次へ」をクリックします。

  7. 「インストール・サマリー」画面が表示されます。画面の情報を検証します。「構成」をクリックして構成を開始します。

  8. 「構成の進行状況」画面が表示されます。「次へ」をクリックして続行します。

  9. 「インストール 完了」画面が表示されます。「保存」をクリックして構成情報をファイルに保存し、「終了」をクリックしてインストーラを終了します。

8.2 既存のWebLogicドメインへのODSMのみの単独構成

このトピックでは、既存のWebLogic管理ドメインにOracle Directory Services Manager(ODSM)のみを構成する方法を説明します。内容は、次のとおりです。

8.2.1 適切なデプロイメント環境

このトピックで説明する構成は、既存のドメインにOracle Directory Services Managerコンポーネントを追加でデプロイする場合に適しています。

8.2.2 デプロイされるコンポーネント

この項の構成を実行すると、次のコンポーネントがデプロイされます。

  • WebLogic管理対象サーバー

  • Oracle Directory Service Manager

8.2.3 依存関係

この項の構成は、Oracle WebLogic Serverに依存しています。

8.2.4 手順

次の手順を実行して、既存のドメインにOracle Directory Services Managerのみを構成します。

  1. 「インストールのロードマップ」および「「インストールと構成」オプションを使用したOracle Identity Managementのインストール」の説明に従って、Oracle Directory Services Managerがインストールされていることを確認します。


    注意:

    「Oracle Identity Management 11gリリース1(11.1.1.7.0)ソフトウェアのインストールと構成」の説明に従って、Oracle Identity Management 11gリリース1(11.1.1.7.0)のインストール時に「インストール・タイプの選択」画面で「インストールと構成」オプションを選択した場合は、「ドメインの選択」画面が表示されます。

    「Oracle Identity Management 11gリリース1 (11.1.1.7.0)ソフトウェアのインストールおよび構成」の説明に従って、Oracle Identity Management 11gリリース1 (11.1.1.7.0)をインストールする際に、「インストール・タイプの選択」画面で「ソフトウェアのインストール - 構成なし」オプションを選択した場合、Oracle Identity Management構成ウィザードを起動する必要があります。<ORACLE_HOME>/bin/config.sh(UNIXの場合)または<ORACLE_HOME>\bin\config.batを実行して、Oracle Identity Management構成ウィザードを起動します。「ドメインの選択」画面が表示されます。


  2. ドメインの選択画面で、既存ドメインの拡張を選択して、次の情報を入力します。

    1. 「ホスト名」フィールドに、ドメインを含んでいるホストの名前を入力します。

    2. 「ポート」フィールドに、Oracle WebLogic Serverのリスニング・ポートを入力します。

    3. 「ユーザー名」フィールドに、ドメインでのユーザー名を入力します。

    4. 「パスワード」フィールドに、ドメイン・ユーザーのパスワードを入力します。

    「次へ」をクリックします。「インストール場所の指定」画面が表示されます。

  3. 2.6項「インストール・ディレクトリの特定」を参照して、ホーム、インスタンスおよびWebLogic Serverのディレクトリを特定します。


    注意:

    Oracle Identity Managementコンポーネントを既存のOracle WebLogic Server管理ドメインに構成する場合、ドメイン内の各Oracle WebLogic Serverホーム、Oracleミドルウェア・ホームおよびOracleホーム・ディレクトリはディレクトリ・パスおよび名前が同一である必要があります。


    各フィールドに情報を入力したら、「次へ」をクリックします。セキュリティ更新の指定画面が表示されます。

  4. セキュリティ問題の通知方法を次の中から選択します。

    • 電子メールでセキュリティ問題を通知する場合、「電子メール」フィールドにメール・アドレスを入力します。

    • セキュリティ問題の通知をMy Oracle Support(以前のメタリンク)から受けとる場合は、My Oracle Supportオプションを選択してMy Oracle Supportパスワードを入力します。

    • セキュリティ問題の通知を行わない場合は、すべてのフィールドを空のままにします。

    「次へ」をクリックします。「コンポーネントの構成」画面が表示されます。

  5. Oracle Directory Services Managerのみを選択します。他のコンポーネントが選択されていないことを確認し、「次へ」をクリックします。ポートの構成画面が表示されます。

  6. インストーラによるポートの構成方法を選択します。

    • インストーラが、あらかじめ定められた範囲内のポートを構成するようにするには、自動ポート構成を選択します。

    • staticports.iniファイルを使用してポートを構成する場合は、「構成ファイルを使用してポートを指定」を選択します。「ファイルの表示/編集」をクリックして、staticports.iniファイルの設定を更新します。

    「次へ」をクリックします。

  7. 「インストール・サマリー」画面が表示されます。画面の情報を検証します。「構成」をクリックして構成を開始します。

  8. 「構成の進行状況」画面が表示されます。「次へ」をクリックして続行します。

  9. 「インストール 完了」画面が表示されます。「保存」をクリックして構成情報をファイルに保存し、「終了」をクリックしてインストーラを終了します。

8.3 ODSMの検証

Oracle Directory Services Manager(ODSM)のインストールを検証するには、ブラウザのアドレス・フィールドに次のURLを入力します。

http://host:port/odsm

Oracle Directory Services Managerへようこそ画面が表示されたら、Oracle Directory Services Managerがインストールされ、実行されています。


注意:

「ようこそ」画面が表示され、Oracle Directory Services Managerがインストールされ、実行されていることが検証されている間は、適切な資格証明がないと、Oracle Directory Services ManagerからOracle Internet DirectoryやOracle Virtual Directoryに接続することはできません。


8.4 ODSMのインストール後のスタート・ガイド

Oracle Directory Services Manager(ODSM)をインストールした後で、追加の構成は不要です。次の手順は、Oracle Internet DirectoryまたはOracle Virtual Directoryへのログインです。どちらのディレクトリ・サーバーでも、ログイン手順は同じです。Oracle Internet DirectoryおよびOracle Virtual DirectoryのコンテキストでのOracle Directory Services Managerの詳細は、次に示す各ディレクトリ・サーバーへのログイン情報を参照してください。