Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Integratorインストレーション・ガイド 11g リリース1 (11.1.1.7.0) B62263-04 |
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この付録では、Oracle Data Integratorのインストール時に発生する可能性のある一般的な問題の解決策を説明します。この章の内容は、次のとおりです。
インストール時にエラーが発生した場合の対処方法は、次のとおりです。
Oracle Fusion Middlewareのリリース・ノートで最新情報を確認します。最新版のリリース・ノートは、Oracle Technology Networkから入手できます。
http://www.oracle.com/technetwork/documentation/index.html#middleware
システムおよび構成が動作保証されていることを確認します。Oracle Fusion Middleware 11gR1のシステム要件とサポートされているプラットフォームのドキュメントのOracle Fusion Middlewareでサポートされるシステム構成に関するページを参照してください。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
システムが最小システム要件を満たしていることを確認します。システム要件と仕様のドキュメントを参照してください。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-requirements-100147.html
いずれかのインストール画面で間違った情報を入力した場合は、その画面に戻るまで「戻る」をクリックします。
インストーラでファイルをコピーまたはリンクするときにエラーが発生した場合は、次の手順に従ってください。
エラーをメモして、インストール・ログ・ファイルを確認します。
第4章「Oracle Data Integratorの削除」の手順に従い、障害が発生したインストールを削除します。
エラーの原因となる問題を修正します。
インストールを再起動します。
この項では、Oracle Data IntegratorインストーラおよびOracle Fusion Middleware構成ウィザードの実行中に作成されるログ・ファイルについて説明します。ログ・ファイルには、インストールや構成に関する問題のトラブルシューティングに役立つ情報が記載されています。
インストーラによって、Oracle_Inventory_Location
/log
ディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはOracle_Inventory_Location
\logs
ディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)にログ・ファイルが書き込まれます。UNIXオペレーティング・システムでは、Oracle Inventoryディレクトリの場所が不明な場合は、次のディレクトリ(デフォルトの場所)に格納されているoraInst.loc
ファイルでその場所を検索できます。
Linuxの場合: /etc/oraInst.loc
HP-UXおよびSolarisの場合: /var/opt/oracle/oraInst.loc
Windowsオペレーティング・システムの場合、インベントリ・ディレクトリの場所はC:\Program Files\Oracle\Inventory\logs
です。64ビットWindowsマシン上で32ビット・インストーラを使用している場合は、インベントリ・ディレクトリはC:\Program Files (x86)\Oracle\Inventory\logs
です。
ログ・ディレクトリには、次のインストール・ログ・ファイルが作成されます。
install
date-time-stamp
.log
これはメインのログ・ファイルです。
install
date-time-stamp
.out
このログ・ファイルには、インストール時の出力ストリームやエラー・ストリームが記載されます。
installActions
date-time-stamp
.log
このファイルは、インストーラGUIによって内部情報の追跡に使用されます。
installProfile
date-time-stamp
.log
このログ・ファイルには、インストールおよび構成を完了するまでにかかった時間やメモリーおよびCPUの詳細事項など、全体的な統計が記載されます。
oraInstall
date-time-stamp
.log
このログ・ファイルには、コピー・セッションの出力ストリームが記載されます。
-printtime
パラメータを使用してインストーラを起動すると、同じディレクトリに、timeTaken
date-time-stamp
.log
ファイルとtime
date-time-stamp
.log
ファイルが作成されます。
timeTaken
date-time-stamp
.log
このファイルには、画面間の移動にかかる時間に関する情報が含まれます(GUIインストールにのみ該当)。
time
date-time-stamp
.log
このファイルには、コピー・セッションの時間に関する情報が記載されます。
-printmemory
パラメータを使用してインストーラを起動すると、memory
date-time-stamp
.log
ファイルが作成されます。このファイルには、コピー・セッションのメモリー使用量に関する情報が記載されます。
構成セッションのログ・ファイルを作成するには、次のように-log
オプションを指定して構成ウィザードを実行します。
UNIXオペレーティング・システム:
./config.sh -log=log_filename -log_priority=log_level
Windowsオペレーティング・システム:
config.cmd -log=log_filename -log_priority=log_level
-log
オプションと-log_priority
オプションの詳細は、表H-1を参照してください。
表H-1 構成ウィザードのログ・ファイルのオプション
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
ログ・ファイルの場所を指定します。
|
|
ログに書き込む詳細レベルを指定します。 指定できる値は次のとおりです(詳細度の高い順)。
|
インストーラで使用されるJREの場所は、ODI_ORACLE_HOME
/oui/oraparam.ini
ファイル(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはODI_ORACLE_HOME
\oui\oraparam.ini
ファイル(Windowsオペレーティング・システムの場合)に保存されます。このファイルは、OPatchおよびOracle Universal Installer (OUI)で優先JREの場所の判別に使用されます。
JREの場所を変更できます(たとえば、JREディレクトリをMiddlewareホームの外に移動します)。この場合、OPatchまたはOUIを実行しようとすると、JREの場所が見つからないためエラー・メッセージが表示されます。この場合は、次のいずれかを実行できます。
ODI_ORACLE_HOME
/oui/oraparam.ini
ファイル(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはODI_ORACLE_HOME
\oui\oraparam.ini
ファイル(Windowsオペレーティング・システムの場合)を編集し、JREの新しい場所を参照するように設定します。
-jreLoc
コマンド・ライン・オプションを使用して、新しいJREの場所を指定します。詳細は、第2.4.2項「インストーラの起動」を参照してください。
Oracle Data Integratorを他のOracle Fusion Middleware製品と一緒に使用している場合、『Oracle Fusion Middleware相互運用および互換性ガイド』を参照してください。
特定のサイトまたはプラットフォームでは、ODI Studio、ODIコンソール、スタンドアロン・エージェント、J2EEエージェントおよび実行可能スクリプトなど、様々なODIコンポーネントを同一バージョンにして使用することを強くお薦めします。また、マスター・リポジトリと作業リポジトリのバージョンが、それらのコンポーネントと互換性があることを確認する必要があります(表H-2)。
表H-2 ODIコンポーネントとリポジトリの互換性
製品 | コンポーネント・バージョン | リポジトリ・バージョン |
---|---|---|
Oracle Data Integrator |
11.1.1.6.0および11.1.1.0.7 |
04.03.04.02 |
11.1.1.5.0 |
04.03.03.08 |
|
11.1.1.3.0 |
04.03.02.04 |
|
10.1.3.6 |
4.2.03.01 |
|
10.1.3.5 |
4.2.02.01 |
|
10.1.3.4, 10.1.3.3, 10.1.3.2 |
4.2.01.01 |
|
Sunopsis |
4.2 |
4.1.02.01 |
4.1 |
4.1.01.01 |
|
4.0 |
4.0.01.01 |
|
3.2.0.3 |
3.2.03.01 |
この付録で問題が解決されない場合は、My Oracle Support(以前のOracle MetaLink)で検索してください。
https://support.oracle.com/
問題の解決方法が見つからない場合は、サービス・リクエストをオープンしてください。