OracleAS Wirelessサーバーには、シミュレータを装備した基本的な組込みデバッガがあります。OracleAS Wirelessからこのデバッガにアクセスするには、次の方法があります。
ポータル・サービスのテスト・ボタンをクリックします。
ポータル・サービスのデバッグを選択します。
シミュレータの外観および動作はPDAに似ていますが、単純なブラウズ機能しかありません。
シミュレータは、サービス・デバッグ・プロセスの一部であり、これにより、このシミュレーションでどのデバイスHTTPヘッダーをOracle Portalに渡すのかを選択できます(シミュレータが、選択されたデバイスの外観に変化することはありませんが、Oracle Portalに送信されるヘッダーは異なります)。これにより、PDAから来たかのようにリクエストをOracle Portalに送信したり、携帯電話から来たかのようにリクエストをOracle Portalに送信できます。この方法は、特定のデバイスをターゲットにしたマークアップを表示するように設定したポートレットをチェックする場合に使用すると便利です。
デバッグしているOracle Portalページでキャッシュが有効になっている場合は、OracleAS Wirelessデバッグ・ツールの使用中にデバイス・タイプを切り替えないでください。デバイス・タイプを切り替える必要がある場合は、ツールを終了してCookieをクリアした後、OracleAS Wirelessデバッグ・ツールに再度ログインしてテストを続けます。そうしないと、Portalキャッシュに矛盾する情報が含まれることがあり、その結果予期しない動作をする可能性があります。