アイテム・バージョニングによって、新しいバージョンを追加したときの、古いバージョンのアイテムの処理方法が決定されます。Oracle Portalには、ページ・コンテンツに対して様々なレベルのアイテム・バージョニングがあり、ページ・グループ、ページまたはPortalテンプレートに適用できます。
ページ・グループに設定されたアイテム・バージョニングのレベルは、より高いレベルをページまたはPortalテンプレートに設定することでオーバーライドできます。たとえば、ページ・グループに対するアイテム・バージョニングのレベルを「シンプル」に設定した場合、ページまたはPortalテンプレートに対するアイテム・バージョニングのレベルを「監査」(より高いレベル)に設定できますが、「なし」(より低いレベル)には設定できません。
アイテム・バージョニングは、ページ・グループ、Portalテンプレート、標準ページおよび標準ページ・タイプに基づいたカスタム・ページに対して設定します。
バージョニングが有効化されている場合であっても、ステータスが「下書き」になっているアイテムはアイテム・バージョニングを使用しません。新しい下書きアイテムは、常に前の下書きを上書きします。
ページ・グループ、ページまたはPortalテンプレートに対してアイテム・バージョニングのレベルを設定するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、アイテム・バージョニングのレベルの設定するルート・ページ、標準ページまたはカスタム・ページ、あるいはPortalテンプレートを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションで、該当するルート・ページ、サブページまたはPortalテンプレートへのリンクをクリックします。
オブジェクトが編集モードで開きます。
次のように、ページ上部のプロパティ・リンクをクリックします。
ページ・グループにアイテム・バージョニングを設定するには、「ページ・グループ: プロパティ」をクリックします。
ページにアイテム・バージョニングを設定するには、「ページ: プロパティ」をクリックします。
Portalテンプレートにアイテム・バージョニングを設定するには、「テンプレート: プロパティ」をクリックします。
表示されたページで、「アイテム」タブをクリックして前面に表示します。
「アイテムのバージョン」ラジオ・グループで、次のいずれかを選択します。
なし: 新しいバージョンを指定すると、アイテムの前のバージョンは完全に置き換えられます。このオプションを選択すると、アイテムの前のバージョンはPortalリポジトリ内に保存されません。
シンプル: アイテムの前のバージョンを新しいバージョンで完全に置き換えるか、または前のバージョンを残したままアイテムの新しいバージョンを追加するかを選択することができます。コントリビュータが後者を選択すると、アイテムの前のバージョンはすべてPortalリポジトリ内に保存されます。
監査: 前のバージョンのアイテムをすべて保存します。このオプションを選択すると、アイテムの前のバージョンはすべてPortalリポジトリ内に保存されます。
ここで使用できる選択肢は、ページ・グループ・レベルで選択したものによって異なります。つまり、ページ・グループのアイテム・バージョニング・レベルが「シンプル」に設定されている場合、ページ(またはポータル・テンプレート)・レベルで「監査」を選択できますが、「なし」は選択できません。
「OK」をクリックして、ページに戻ります。