プロパティ・シートを使用すると、ページ・プロパティやアイテムおよびポートレットの属性をすばやく簡単に表示できます。各ページと、ページ上のアイテムおよびポートレットのそれぞれには、独自のプロパティ・シートがあります。プロパティ・シートには、ページ、アイテムまたはポートレットに関する詳細情報が表示されます。
すべてのプロパティ・シートのプロパティは共通していますが、表示されるプロパティは、オブジェクト・タイプによって異なります。たとえば、ページのプロパティ・シートにはページ連絡先が表示されます。この情報は、ポートレットやアイテムには特に関係ないため、ポートレットおよびアイテムのプロパティ・シートには含まれません。対照的に、オブジェクトの表示名、説明および分類は、すべてのプロパティ・シートに表示されます。
この項で説明するプロパティ・シートは、オブジェクトを右クリックして表示されたメニューから「プロパティ」を選択して表示できるプロパティ・シートとは異なります。右クリックのプロパティは、オペレーティング・システムによって生成されます。ここで説明するプロパティは、ポータルによって生成されます。
この項では、ページ、アイテムおよびポートレット・プロパティ・シートの公開およびアクセス方法について説明します。次のサブセクションが含まれます:
プロパティ・シートのアイコンを表示するには、適切なページまたはアイテム・レベルの権限を持つユーザーとしてログオンする必要があります。
注意: ページにこれらのアイコンが表示されない場合は、ページ設計者が、ページ・リージョンの表示に「プロパティ・シート」属性を選択していません。10.2.9項「リージョンに表示される属性の変更」および13.6.6項「「Portalスマート・リンク」アイテムの追加」を参照してください。 |
ページのプロパティ・シートを使用すると、アクセス元となるページまたはタブに関する有益な情報をすばやく表示できます。これには、ページまたはタブのパスベースの永続URL、ページに割り当てられた連絡先、現行のキャッシュ・オプション、ページがポートレットとしても公開されているかどうかなどが含まれます。
ページのプロパティ・シートにアクセスするには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、該当するページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」ヘッダーで、該当するページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
ページ・ツールバーの左上隅にある「ページ・プロパティ」アイコン(図7-2)をクリックします。
ページのプロパティ・シートが開きます(図7-3)。
「閉じる」ボタンをクリックして、プロパティ・シート・ウィンドウを閉じます。
また、どのアイテム・リージョンにもスマート・リンク「プロパティ・シート」を配置して、ページおよびリージョン・プロパティの組合せを見てみることもできます。スマート・リンクをタブに配置すると、プロパティ・シートに表示されるタブのURLおよび永続URLはそのタブのものです。これらのURLを使用して、選択された現在のタブを含むページをターゲットにすることができます。
このプロパティ・シートに表示されるスタイルは、常にスマート・リンクを含むページのスタイルであって、リージョンに適用されたスタイルではありません。これは、「プロパティ・シート」スマート・リンクが含まれているリージョンで、それを包含するページで使用されているスタイルとは異なるスタイルを使用する場合も該当します。ページへのスマート・リンクの追加方法は、13.6.6項「Portalスマート・リンク」アイテムの追加」を参照してください。
ポートレットのプロパティ・シートを使用すると、ポートレットに関する有益な情報をすばやく表示できます。これには、ポートレットのプロバイダ、適用された表示およびキャッシュ・オプション、ポートレットの説明などが含まれます。
ポートレットのプロパティ・シートにアクセスするには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、ポートレットを含むページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」ヘッダーで、該当するポートレットを含むページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
該当するポートレットに関連付けられた「プロパティ・シート」アイコン(図7-4)をクリックします。
このアイコンは、デフォルトでは表示されません。表示するには、ポートレット・リージョンを構成する必要があります。
ポートレットのプロパティ・シートがセカンダリ・ウィンドウに表示されます(図7-5)。
「プロパティ・シート」アイコンが該当するポートレットの横に表示されない場合、ポートレットを含むリージョンの表示設定で「プロパティ・シート」属性が公開されていない(またはリージョンに適用されたHTMLテンプレートに含まれている)可能性があります。リージョンの表示設定を使用して属性を表示する方法は、10.2項「リージョン表示オプションの構成」を参照してください。HTMLテンプレートを使用して属性を表示する方法は、第12章「標準ルック・アンド・フィールの指定」および付録E「HTMLおよび非構造化UIテンプレートの代替タグ」を参照してください。
「閉じる」ボタンをクリックして、プロパティ・シート・ウィンドウを閉じます。
アイテムのプロパティ・シートを使用すると、アイテムに関する有益な情報をすばやく表示できます。これには、アイテムの永続URL、表示オプション、説明などが含まれます。
アイテムのプロパティ・シートにアクセスするには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、アイテムを含むページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」ヘッダーで、該当するアイテムを含むページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
該当するアイテムに関連付けられた「プロパティ・シート」アイコン(図7-6)をクリックします。
このアイコンは、デフォルトでは表示されません。表示するには、アイテム・リージョンを構成する必要があります。
アイテムのプロパティ・シートがセカンダリ・ウィンドウ(図7-7)に表示されます。
「プロパティ・シート」アイコンが該当するアイテムの横に表示されない場合、アイテムを含むリージョンの表示設定で「プロパティ・シート」属性が公開されていない(またはリージョンに適用されたHTMLテンプレートに含まれている)可能性があります。リージョン属性を表示する方法は、10.2項「リージョン表示オプションの構成」を参照してください。HTMLテンプレートを使用して属性を表示する方法は、第12章「標準ルック・アンド・フィールの指定」および付録E「HTMLおよび非構造化UIテンプレートの代替タグ」を参照してください。
「閉じる」ボタンをクリックして、プロパティ・シート・ウィンドウを閉じます。