ユーザーがページのグラフィカル・ビューまたはレイアウト・ビュー以外の方法(リスト・ビューやWebDAVクライアントの使用、ポータルでのZipファイルの解凍など)でアイテムをページに追加する場合、アイテムを配置するリージョンはOracle Portalによって決定する必要があります。
たとえば、ユーザーがWebDAVクライアントを使用してアイテムをページに追加する場合は、ユーザーがアイテムを配置するリージョンを指定する方法はありません。Zipファイルの解凍によりコンテンツを追加する場合にも同じことが当てはまります。このような場合に対処するために、Oracle Portalでは、ページのデフォルトのアイテム・リージョンを指定できます。
また、デフォルトのポートレット・リージョンも指定できます。これは、Portalテンプレートとともに使用すると特に便利です。ユーザーがすでにコンテンツが移入されているページにPortalテンプレートを適用すると、リージョン・マッピング・インタフェースが表示され、ソース・ページにポートレットを配置するための最初のオプションとして、デフォルトのポートレット・リージョンが示されます。
たとえば、すでにコンテンツが移入されたページにPortalテンプレートを適用しているとします。ソース・ページには2つのポートレット・リージョンがあります。Portalテンプレートをソース・ページに適用します。Portalテンプレートには3つのポートレット・リージョンがあります。マッピング・インタフェースが表示され、ソース上のどのリージョンをテンプレート上のどのリージョンにマップするかを指定できます。デフォルトのポートレット・リージョンは、ソース・ポートレットを配置するために表示される最初のオプションです。必要に応じて、代替選択を行うこともできます。
ページまたはページのPortalテンプレートに対し、デフォルトのアイテムおよびポートレット・リージョンを指定できます(テンプレートの詳細は12.1.1項「Portalテンプレートとは」を参照)。テンプレートのデフォルト・リージョンは、そのテンプレートを使用するページに強制適用されます。このようなページは、独自のデフォルト・リージョンを指定できません。
ページまたはポータル・テンプレートでデフォルト・アイテムまたはポートレット・リージョンを明示的に選択しない場合、Oracle Portalによって独自のデフォルト(ページ上の2番目のアイテムおよびポートレット・リージョン)が選択されます。ナビゲート要素のためのリージョンにコンテンツを配置しないようにするために、1番目ではなく2番目のリージョンが選択されます。ページに適格なポートレットまたはアイテム・リージョンがない場合、未定義リージョンがデフォルト・リージョンとして使用されます。アイテムが追加された場合、その未定義リージョンはアイテム・リージョンになります。ポートレットが追加された場合、その未定義リージョンはポートレット・リージョンになります。
この項では、ページおよびポータル・テンプレートのデフォルト・リージョンを選択する方法について説明します。次のサブセクションが含まれます:
ページのデフォルトのポートレット・リージョンおよびアイテム・リージョンを選択するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、デフォルト・リージョンを選択するページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「ページ」ヘッダーで、該当するページへのリンクをクリックします。
ページが編集モードで開きます。
ページ上部のツールバーにある「ページ: プロパティ」リンクをクリックします。
表示されたページで、「アイテム」タブをクリックして前面に表示します。
「デフォルト・リージョン」セクションで、「デフォルトのリージョン・タイプ」リストから構成するためのリージョンのタイプを選択します。
次の中から選択します。
デフォルトのポートレット・リージョン
デフォルトのアイテム・リージョン
ページのデフォルトのポートレット・リージョンまたはアイテム・リージョンとして指定するリージョンのラジオ・ボタンを選択します。
注意: ラジオ・ボタンは、「デフォルトのリージョン・タイプ」リストで選択したタイプのリージョンにのみ表示されます。つまり、デフォルトのポートレット・リージョンとしてポートレット・リージョンのみを、またデフォルトのアイテム・リージョンとしてアイテム・リージョンのみを選択できます。 未定義リージョンをデフォルトのリージョンとして選択することはできません。先にそのリージョンを編集して、明示的にポートレット・リージョンまたはアイテム・リージョンにする必要があります。 |
「OK」をクリックして変更を保存し、ページに戻ります。
ユーザーがポータル以外の方法でこのページにコンテンツをアップロードするたびに、コンテンツはここで選択したデフォルト・リージョンに配置されます。
Portalテンプレートのデフォルト・リージョンを選択するには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
「構築」タブをクリックして、前面に表示します。
「ページ・グループ」ポートレットの「作業場所」ドロップダウン・リストから、該当するページを所有するページ・グループを選択します。
デフォルトでは、「ページ・グループ」ポートレットは「Portalビルダー」ページの「構築」タブにあります。
「レイアウトと外観」セクションの「Portalテンプレート」ヘッダーで、該当するPortalテンプレートへのリンクをクリックします。
テンプレートが編集モードで開きます。
テンプレート上部のツールバーにある「テンプレート: プロパティ」リンクをクリックします。
表示されたページで、「アイテム」タブをクリックして前面に表示します。
「デフォルト・リージョン」セクションで、「デフォルトのリージョン・タイプ」リストから構成するためのリージョンのタイプを選択します。
次の中から選択します。
デフォルトのポートレット・リージョン
デフォルトのアイテム・リージョン
テンプレートのデフォルトのポートレット・リージョンまたはアイテム・リージョンとして指定するリージョンのラジオ・ボタンを選択します。
注意: ラジオ・ボタンは、「デフォルトのリージョン・タイプ」リストで選択したタイプのリージョンにのみ表示されます。つまり、デフォルトのポートレット・リージョンとしてポートレット・リージョンのみを、またデフォルトのアイテム・リージョンとしてアイテム・リージョンのみを選択できます。 未定義リージョンをデフォルトのリージョンとして選択することはできません。先にそのリージョンを編集して、明示的にポートレット・リージョンまたはアイテム・リージョンにする必要があります。 |
「OK」をクリックして変更を保存し、テンプレートに戻ります。
ユーザーがポータル以外の方法でこのテンプレートに基づいたページにコンテンツをアップロードするたびに、コンテンツはここで選択したデフォルト・リージョンに配置されます。