Oracle® Fusion Middleware Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererアップグレード・ガイド 11g リリース1(11.1.1) B55927-04 |
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このタスクでは、コンポーネント固有の次のアップグレード手順を実行する必要があります。
Oracle Portalに対するアップグレード後のタスクの詳細は、次の項を参照してください。
Oracle Portal 10gから11gへのPDK-Javaサンプル・アプリケーションとそのカスタマイゼーションのアップグレード
Oracle Portal 11gのインストール前またはこのリリースへのアップグレード前に設定済のFILE_ACCESS_ROLEの再設定
Oracle Portal Developer Kit-Java (PDK-Java)またはWeb Services for Remote Portlets (WSRP)を使用してカスタムOracle Portalアプリケーションを開発またはデプロイする場合は、Oracle Portal 11gにアップグレードした後で実行する必要がある構成タスクの次の情報を確認します。
PDK-Javaの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Developer's Guide for Oracle Portal』のJavaポートレットの作成に関する項を参照してください。
デフォルトでは、Oracle Portal 11gのインストールおよび構成プロシージャであるPDK-Javaによって、jdbc/portletPrefs
というデータ・ソースが自動的にOracle Portal Oracle WebLogic Serverドメインに作成されます。このデータ・ソースは構成プロセスによって作成されますが、特定のプリファレンス・ストアを参照するように構成されることはありません。
Oracle Portal 10gでPDK-JavaおよびWSRPプロデューサ・アプリケーション用にどのようにプリファレンス・ストアを構成するかによって、Oracle Portal 11gでのこのデータ・ソースの使用方法について、次のいずれかの項を参照してください。
Oracle Portal 10gで、WSRPまたはPDK-Javaプロデューサ・アプリケーション用にデータベース・ベースの単一のプリファレンス・ストアをすでに使用している場合は、既存のプリファレンス・ストアを参照するように、既存のjdbc/portletPrefs
データ・ソースを変更します。このタスクを実行するには、Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用できます。
詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server管理コンソールのオンライン・ヘルプで、JDBCの汎用データ・ソースの作成に関するトピックを参照してください。具体的には、管理コンソールのデータ・ソースの「接続プロパティ」ページで、データベース接続情報を変更する必要があります。
Oracle Portal 10gで、PDK-JavaまたはWSRPプロデューサ・アプリケーション用にデータベース・ベースの複数のプリファレンス・ストアを使用している場合は、次の手順を実行する必要があります。
Oracle Portal 11gの単一のプリファレンス・ストアとして機能する、データベース・ベースの既存のプリファレンス・ストアを1つ特定するか、データベース・ベースのプリファレンス・ストアを1つ新しく作成します。
新しいOracle Portalプリファレンス・ストアを作成するには、第4.1.1.6項「PDK-JavaまたはWSRPアプリケーション用の新しいデータベース・プリファレンス・ストアの作成」を参照してください。
PDK-Javaプリファレンス・ストアの移行およびアップグレード・ユーティリティを使用して、Oracle Portal 10gの既存の各プリファレンス・ストアを、手順1で特定または作成したOracle Portal 11gのデータベース・ベースのプリファレンス・ストアに移行します。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Portal管理者ガイド』のPDK-Javaプリファレンス・ストアの移行およびアップグレード・ユーティリティの使用に関する項を参照してください。
既存のプリファレンス・ストアを参照するように、既存のjdbc/portletPrefs
データ・ソースを変更します。このタスクを実行するには、Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用できます。
詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server管理コンソールのオンライン・ヘルプのJDBCデータ・ソースの作成に関する項を参照してください。具体的には、管理コンソールのデータ・ソースの「接続プロパティ」ページで、データベース接続情報を変更する必要があります。
データベース・ベースのプリファレンス・ストアを使用していない場合は、Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用して、jdbc/portletPrefs
データ・ソースを削除できます。
詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server管理コンソールのオンライン・ヘルプのJDBCデータ・ソースの削除に関する項を参照してください。
WSPRまたはPDK-Javaアプリケーション用にファイル・ベースの1つ以上のプリファレンス・ストアを使用している場合は、プリファレンス・ストアの移行またはアップグレード・ユーティリティを使用して、Oracle Portal 10gの既存の各プリファレンス・ストアをOracle Portal 11gのファイル・ベースのプリファレンス・ストアに移行します。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Portal管理者ガイド』のPDK-Javaプリファレンス・ストアの移行およびアップグレード・ユーティリティの使用に関する項を参照してください。
プリファレンス・ストアは、Oracle Portalの使用時に、ユーザー・プリファレンス・データ、ポートレットまたはプロバイダの設定、さらにポートレット・データなどの情報を格納するメカニズムです。
ログアウトした後で再度ログインしても、以前保存したプリファレンスにアクセスできるという意味で、プリファレンス・ストアに格納された情報は永続的です。プリファレンス・ストアではユーザー設定項目情報が保持され、ユーザーがログインするたびにそのユーザーの設定項目が起動されます。
PDK-Javaには、PreferenceStore実装を使用してパーソナライズ済データを永続化するPrefStorePersonalizationManager
が用意されています。現在、PDK-Javaには、DBPreferenceStore
およびFilePreferenceStore
の2つのPreferenceStore実装があります。DBPreferenceStore
は、JDBCと互換性のあるリレーショナル・データベースを使用してデータを永続化し、FilePreferenceStoreは、ファイル・システムを使用してデータを永続化します。
これらの実装の詳細は、次の場所から使用可能な「Portlet Development」ページのJava Doc APIをクリックして、Oracle Technology Network (OTN)のJavadocを参照してください。
http://www.oracle.com/technology/products/ias/portal/portlet_development_10g1014.html
例4-1に、Oracle Databaseでどのようにプリファレンス・ストア表を作成できるかを示すSQLのサンプル・コードの一部を示します。
プリファレンス・ストアの使用の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Portal開発者ガイド』のJavaポートレットの拡張に関する項を参照してください。
例4-1 新しいOracle Portalプリファレンス・ストアを作成するためのSQLのサンプル・コード
CREATE TABLE JPDK_PREFERENCE_STORE2 ( PATH_TYPE VARCHAR2 (60) NOT NULL, REFERENCE_PATH VARCHAR2 (250) NOT NULL, SEARCH_PATH VARCHAR2 (250) NOT NULL, DATA_CLASS VARCHAR2 (250), LONG_VALUE LONG RAW, CONSTRAINT JPS2_PK PRIMARY KEY ( REFERENCE_PATH, PATH_TYPE ) ) ; CREATE INDEX JPDK_PATH_TYPES2 ON JPDK_PREFERENCE_STORE2(PATH_TYPE); CREATE INDEX JPDK_SEARCH_PREFS2 ON JPDK_PREFERENCE_STORE2(SEARCH_PATH);
Oracle Portal Developer Kit-Java (PDK-Java)を使用している場合は、Oracle Portal 10gで使用したPDK-Javaアプリケーションと、そのアプリケーションで使用するカスタマイゼーションは、新しいOracle Portal環境にはアップグレードされません。
たとえば、PDK-Javaサンプル・アプリケーション(jpdk.ear
)は、アップグレードされた中間層にはインストールされません。この後の項では、次の操作について説明します。
アップグレードされたOracle Portal 11g中間層でのjpdk.ear
サンプル・アプリケーションのデプロイ
Oracle Portal 10gのファイル・ベースのプリファレンス・ストアからOracle Portal 11gのファイル・ベースまたはデータベース・ベースのプリファレンス・ストアへの、サンプル・アプリケーションのカスタマイゼーションの移行
この作業を実行するには、次のいずれかの手順を使用します。
jpdk.ear
ファイルを再デプロイし、そのカスタマイゼーションをOracle Portal 10gからOracle Portal 11gのファイル・ベースのプリファレンス・ストアにアップグレードするには:
Oracle Portal 11gをインストールしたときに作成されたOracle WebLogic ServerドメインのWLS_PORTAL管理対象サーバーへのアプリケーションとしてjpdk.ear
ファイルをデプロイします。
次の点に注意してください。
多くの場合、WLS_PORTAL管理対象サーバーはOracle WebLogic Serverクラスタの一部です。そのような場合、WLS_PORTAL管理対象サーバーを含むクラスタにjpdk.ear
ファイルをデプロイします。
The jpdk.ear
file is located in the following directory of the Oracle Portal Oracle home:
PORTAL_ORACLE_HOME/archives/applications/
詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server管理コンソールのオンライン・ヘルプで、アプリケーションおよびモジュールのインストールに関するトピックを参照してください。
プロバイダ登録(Oracle Portal 10gで登録されたもの)を新しいJPDKプロバイダURLを参照するように編集します。
JPDKサンプルのprovider.xmlファイルの場所を特定します。
DOMAIN_HOME/servers/WLS_PORTAL/tmp/_WL_user/
jpdk/byvlpg/war/WEB-INF/providers/sample/provider.xml
この例では、DOMAIN_HOMEをOracle WebLogic Serverのドメイン・ディレクトリへのパッチに置き換えます。
provider.xml
ファイルの次の部分をコメントにします。
oracle.portal.provider.v2.preference.FCFDBPreferenceStore
provider.xml
ファイルの次の部分をコメント解除します。
oracle.portal.provider.v2.preference.FilePreferenceStore section
provider.xml
ファイルを保存して閉じます。
デプロイされたJPDKアプリケーションを起動します。
PDK-Javaプリファレンス・ストアの移行およびアップグレード・ユーティリティを使用して、Oracle Portalプリファレンス・ストアをファイル・ベースのストアに変更します。
例4-2に、このタスクの実行に使用できるコマンドを示します。
例では、変数10g_ORACLE_HOME、11g_ORACLE_HOME、DOMAIN_HOMEを対応するOracleホームへの実際のパスに置き換えます。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Portal管理者ガイド』のPDK-Javaプリファレンス・ストアの移行およびアップグレード・ユーティリティの使用に関する項を参照してください。
例4-2 プリファレンス・ストアの移行およびアップグレード・ユーティリティを使用した、Oracle Portal 11gファイル・ベース・ストアへの10g JPDKカスタマイゼーションのアップグレード
java -classpath 11g_ORACLE_HOME/portal/jlib/pdkjava.jar:11g_PORTAL_ORACLE_HOME/portal/jlib/ptlshare.jar oracle.portal.provider.v2.preference.MigrationTool -mode filetofile -remap language -countries GB,US -pref1UseHashing true -pref1RootDirectory 10g_ORACLE_HOME/j2ee/OC4JPortal/applications/ jpdk/jpdk/WEB-INF/providers/sample -pref2RootDirectory DOMAIN_HOME/servers/WLS_PORTAL/tmp/_WL_user/ jpdk/byvlpg/war/WEB-INF/providers/sample -pref2UseHashing true
jpdk.ear
ファイルを再デプロイし、そのカスタマイゼーションをOracle Portal 10gからOracle Portal 11gのデータベース・プリファレンス・ストアにアップグレードするには:
Oracle Portal 11gをインストールしたときに作成されたOracle WebLogic ServerドメインのWLS_PORTAL管理対象サーバーへのアプリケーションとしてjpdk.ear
ファイルをデプロイします。
次の点に注意してください。
多くの場合、WLS_PORTAL管理対象サーバーはOracle WebLogic Serverクラスタの一部です。そのような場合、WLS_PORTAL管理対象サーバーを含むクラスタにjpdk.ear
ファイルをデプロイします。
The jpdk.ear
file is located in the following directory of the Oracle Portal Oracle home:
PORTAL_ORACLE_HOME/archives/applications/
詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server管理コンソールのオンライン・ヘルプで、アプリケーションおよびモジュールのインストールに関するトピックを参照してください。
デプロイされたJPDKアプリケーションを起動します。
既存の11gデータベース・プリファレンス・ストアを特定するか、新しいデータベース・プリファレンス・ストアを作成します。
プリファレンス・ストアのデータベース接続情報に注意します。詳細は、第4.1.1.6項「PDK-JavaまたはWSRPアプリケーション用の新しいデータベース・プリファレンス・ストアの作成」を参照してください。
PDK-Javaプリファレンス・ストアの移行およびアップグレード・ユーティリティを使用して、Oracle Portalプリファレンス・ストアをデータベース・ベースのストアに変更します。
例4-2に、このタスクの実行に使用できるコマンドを示します。
例では、変数10g_ORACLE_HOME、11g_ORACLE_HOMEを対応するOracleホームへの実際のパスに置き換えます。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Portal管理者ガイド』のPDK-Javaプリファレンス・ストアの移行およびアップグレード・ユーティリティの使用に関する項を参照してください。
例4-3 プリファレンス・ストアの移行およびアップグレード・ユーティリティを使用した、Oracle Portal 11gデータベース・プリファレンス・ストアへの10g JPDKカスタマイゼーションのアップグレード
java -classpath 11g_ORACLE_HOME/portal/jlib/pdkjava.jar:11g_ORACLE_HOME/portal/jlib/ptlshare.jar: 11g_ORACLE_HOME/jdbc/lib/ojdbc6.jar oracle.portal.provider.v2.preference.MigrationTool -mode filetodb -remap language -countries GB,US -pref1UseHashing true -pref1RootDirectory 10g_ORACLE_HOME/j2ee/OC4J_Portal/applications/ jpdk/jpdk/WEB-INF/providers/sample -pref2User <portal_schema_user> -pref2Password <schema_passwd> -pref2URL jdbc:oracle:thin:@<db_connect_string_in_host:port:sid_format
OracleAS Portal 10g(10.1.4)以降では、「コミュニティ・ニュース」ポートレットがサポートされなくなりました。
このポートレットは、現在もOracle Portalページで使用できますが、このポートレットを編集しようとすると、空白のページが表示されます。次の手順を実行して、「コミュニティ・ニュース」ポートレットをPortalページから手動で削除できます。
Oracle Portalにログインします。
ポートレットを削除するページに移動します。
ページの最上部にある「編集」をクリックして編集モードに切り替えます。
「コミュニティ・ニュース」ポートレットの横にある「操作」をクリックします。
「削除」をクリックします。
確認ページで「はい」をクリックし、ポートレットを削除して元のページに戻ります。
Oracle Portal 11g にアップグレードした後、すべてのPortal接続にエンドツーエンドのSecure Socket Layer(SSL)セキュリティ接続を構成できます。
Oracle Fusion Middleware製品用にSSLを構成する場合の一般的な情報については、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のSecure Sockets Layerに関する項を参照してください。
アップグレード後にOracle Portal 11g用にSSLを構成するには、次のタスクを実行します。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Portal管理者ガイド』のWebLogicプラグイン、WLProxySSLおよびWLProxySSLPassThroughパラメータの有効化に関する項を参照してください。
次に例を示します。
Oracle Web Cache証明書を取得します。
このタスクを実行するには、いくつかの方法があります。たとえば、次のようにして、Microsoft Internet Explorerブラウザからエクスポートできます。
索引ページが表示されるように、Portal URLにアクセスします。
次に例を示します。
https://demohost.example.com:8250/
Internet Explorerの「表示」メニューから、「セキュリティ報告」を選択します。
「Webサイトの識別」ダイアログ・ボックスから、「証明書の表示」をクリックします。
「証明書」ダイアログ・ボックスで、「詳細」、「ファイルにコピー」Copy To Fileの順に選択し、「証明書のエクスポート」ウィザードを表示します。
ウィザードの「エクスポートファイル形式」ページで、「Base-64 encoded X.509 (.CER)」を選択します。
ウィザードの「エクスポートするファイル」ページで、証明書ファイルのパスとファイル名(self.cer
など)を入力します。
Oracle WebLogic Server管理コンソールからキーストアの場所を確認できます。
Oracle WebLogic Server管理コンソールにログインします。
コンソールの左ペインで「環境」を展開して「サーバー」を選択します。
WLS_PORTAL管理対象サーバーを選択します。
「キーストア」を選択し、「キーストア」ページの「信頼」セクションで「Java Standard Trust Keystore」エントリを確認します。
「Java Keystore Trust Keystore」フィールドの値は、Oracle WebLogic Server管理対象サーバーのキーストアのパスです。
証明書を管理対象サーバーのキーストアにインポートします。
キーストアに証明書をインポートするには、いくつかの方法があります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』の共通の証明書操作に関する項を参照してください。
特に、次の項を参照してください。
「Fusion Middleware Controlを使用したキーストアへの証明書または信頼できる証明書のインポート」
「WLSTを使用したキーストアへの証明書または信頼できる証明書のインポート」
詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle Fusion Middlewareの起動と停止に関する項を参照してください。
Oracle Portal 11g へのアップグレード時に「アップグレード先でソースOracleホーム・ポートを使用」オプションを選択すると、アップグレード後に余分なパートナ・アプリケーションがOracle Portal 11g インスタンスのSSO管理ページに表示されることに気付きます。
アップグレード後のこれらの余分なパートナ・アプリケーションは、アップグレードされたパートナ・アプリケーションに置き換えられるため、安全に削除できます。
「アップグレード先でソースOracleホーム・ポートを使用」オプションの詳細は、第3.6.2項「タスク6b: Oracle Portal, Forms, Reports and Discoverer中間層のアップグレード」を参照してください。
Oracle Portal 11g のパートナ・アプリケーションの表示の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Portal管理者ガイド』のOracle Portalの「管理」タブの使用に関する項を参照してください。Oracle PortalのOracle Single Sign-On管理機能には、Portalの「管理」タブを使用してアクセスします。
Oracle Portal 11gにアップグレードすると、イメージおよびドキュメントに対する相対ハイパーテキスト・リンクが破損する可能性があります。この問題は、相対ハイパーテキスト・リンクで使用している大/小文字が実際のファイル名と異なる場合に発生することがあります。たとえば、アップグレード前のイメージがPROCESS1.GIF
という名前でポータルにアップロードされており、ハイパーテキスト・リンクがprocess1.gif
を参照している場合、アップグレード後にそのイメージに対する相対ハイパーテキスト・リンクは破損します。通常、この問題は、イメージや他のドキュメントを参照するHTMLテンプレートまたはドキュメントで発生します。
この問題に対処するには、イメージ名とドキュメント名を編集し、その大/小文字をファイル名で使用されている大/小文字と一致させます。
Oracle Portal 11gのインストール前、またはこのリリースへのアップグレード前にデータベースでFILE_ACCESS_ROLE
システム・パラメータを設定している場合は、インストールまたはアップグレード後にそのパラメータの再設定を検討します。
FILE_ACCESS_ROLE
システム・パラメータを使用すると、FILEまたはURLデータストアを使用して索引を作成する権限のあるデータベース・ロールの名前を設定できます。このパラメータを設定すると、FILEまたはURLデータストアを使用して索引を作成しようとしているユーザーはこのロールを持つことになり、このロールがないと索引を作成できません。
Oracle Database 11gリリース2より前のデータベース・リリースでは、FILE_ACCESS_ROLE
パラメータが設定されていない場合、FILEまたはURLデータストアを使用して索引を作成する際にユーザーに特定のロールは必要ありませんでした。Oracle Database 11gリリース2以上では、FILE_ACCESS_ROLE
パラメータが設定されていない場合、URLおよびFILEデータストアは無効化され、FILEまたはURLデータストアを使用して索引を作成することはできません。詳細は、http://www.oracle.com/technology/products/text/index.html
にあるOracle Textのドキュメントを参照してください。
Oracle Database 11g以上のデータベースに対するOracle Portal 11gのインストール時、またはこのリリースへのアップグレード時に、次のイベントが発生します。
PORTAL_SEARCH_FILE_ACCESS_ROLE
ロールが作成されます。
PORTAL_SEARCH_FILE_ACCESS_ROLE
ロールがポータル・スキーマに付与されます。
プリファレンスが初めに設定されているかどうかにかかわらず、FILE_ACCESS_ROLE
システム・パラメータはPORTAL_SEARCH_FILE_ACCESS_ROLE
に設定されます。
Oracle Portal 11gのインストール前、または以前のリリースからこのリリースへのアップグレード前にFILE_ACCESS_ROLE
システム・パラメータが設定されている場合、元のロールに設定を戻すことができます。このパラメータを別のロールに再設定する場合、Oracle Portal Searchを正しく動作させるには、そのロールをOracle Portal SearchのOracle Portalスキーマに付与する必要があります。
Oracle Portal 11gへのアップグレード後、一部のコンポーネントまたはポートレット(サーベイ・ビルダーやユーザー・サーベイなど)の言語翻訳が失われます。
この問題を修正するには、データベース・プロバイダをリフレッシュする必要があります。Oracle Portalにログインした後、「ナビゲータ」、「プロバイダ」、「登録されたプロバイダ」の順に選択し、データベース・プロバイダを選択して、「リフレッシュ」をクリックします。リフレッシュ後に、翻訳を参照できます。
Oracle Portal 11gへのアップグレード後、以前のリリースから登録されたツール・プロデューサ(omni、webclipまたはsample)をリフレッシュできなくなります。
この問題を修正するには、Oracle Portalにログインし、「管理」に移動します。「ポートレット」タブをクリックし、「リモート・プロバイダ」セクションで登録済プロデューサ(以前のリリースからの登録)の名前を入力します。「リフレッシュ」をクリックします。
サンプルWSRPプロバイダは、ポータル中間層のアップグレード時に自動的にアップグレードされず、そのプロデューサに基づくページのポートレットのインスタンスによりアップグレード後にエラーが出力されます。サンプルWSRP Webプロバイダをアップグレードするには、次の手順を実行します。
Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用して、新しいポータル管理対象サーバー(WLS_PORTAL)・インスタンスにwsrp-samples.ear
ファイルをデプロイします。
古いプロデューサが使用していたプリファレンス・ストアを新規インスタンスで使用できるようにします。これを行うには、新規プロデューサで同じプリファレンス・ストアを使用するか(データベース・プリファレンス・ストアを使用している場合)、またはプリファレンス・ストア移行ユーティリティを使用してプリファレンス・ストアを移行します。
ポータル内の「登録の編集」ページを使用して、プロデューサの新しい場所を示すようにポータルの登録詳細を更新します。
Oracle Portal 11gでは、OmniPortletの接続情報はOracle Platform Security Service(OPSS)資格証明ストアに格納されます。以前のバージョンのOracle Portalでは、OmniPortletの接続情報はWebクリッピング・リポジトリに格納されます。
OmniPortletを含むOracle Portalアプリケーションをアップグレードし、アップグレード後に初めてOmniPortletを実行すると、OmniPortletの接続情報がWebクリッピング・リポジトリから自動的にアップグレードされます。
OmniPortletを初めて実行する場合は、OmniPortletテスト・ページにアクセスするか、アプリケーション・ページにOmniPortletインスタンスを表示します。移行プロセスはOracle WebLogic Serverのログ・ファイルに記録されます。
アップグレード後、OmniPorletのprovider.xml
では、vaultId
タグが接頭辞MIGRATED_FROM_VAULT_ID_
old_vault_id
でマークされます。
アプリケーションの移行中にエラーが発生した場合、移行手順の再実行が必要になる可能性があります。たとえば、Webクリッピング・リポジトリが使用できないためにアプリケーションの移行に失敗した場合、データベースが稼働していることを確認してから、アプリケーションを再び移行する必要があります。
OmniPortletを含むアプリケーションの移行手順を再実行する手順は、次のとおりです。
OmniPorletのprovider.xml
から、MIGRATED_FROM_VAULT_ID_
old_vault_id
接頭辞を削除します。
OmniPortletプロデューサを再起動します。
次のURL書式を使用しOmniPortletテスト・ページにアクセスします。
http://host
:port
/portalTools/omniPortlet/providers/omniPortlet
host
およびport
は、Oracle Portalをインストールしたシステムのホスト名およびポート番号を表します。
次の項では、Oracle BI Discoverer 11g にアップグレードした後、実行を検討する必要があるアップグレード後のタスクについて説明します。
Oracle Fusion Middleware 11g におけるOracle BI Discoverer End User Layerの使用について
10gポートを使用したアップグレード後のFusion Middleware ControlでのアプリケーションURLの構成
Oracle E-Business Suite 11iおよびOracle Business Intelligence Discoverer 10gの環境変数の更新
11g にアップグレードした後、既存のすべてのOracle BI Discoverer Plus OLAPユーザーがOracle BI Discoverer 11g Discoverer Catalogへの適切なアクセス権限を所有していることを確認してください。
Oracle BI Discovererには、新しいユーザーの認可および既存のユーザーの権限の更新を支援するためにコマンドライン・ユーティリティが用意されています。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Discoverer構成ガイド』のDiscoverer Plus OLAPコマンドライン・ユーティリティを使用したDiscovererカタログの管理に関する項を参照してください。
コマンドライン・ユーティリティを使用して完了する必要のある特定のアップグレード後のタスクについては、次の項を参照してください。
次のコマンドを使用して、1人以上のユーザーがDiscoverer Catalogにアクセスできるように認可します。
java -classpath path_to_d4o_jar_file load . java -classpath path_to_d4o_jar_file authorize -h hostname -po portname -sid database_SID -p d4osyspasswd -u user
次に例を示します。
java -classpath C:\temp\d4o.jar load . java -classpath C:\temp\d4o.jar authorize -h sys42.example.com -po 1521 -sid disco_db1 -p nPword432 -u jones
この例では、ユーザーを認可する前に、loadコマンドを1回だけ実行する必要があります。たとえば、10ユーザーを認可する場合、loadコマンドを1回実行してから、各ユーザーに1回ずつauthorizeコマンドを実行します。
すべてのプライベート・フォルダおよび共有フォルダにアクセスするためのユーザー権限を更新するには、次のコマンドを使用します。
java -classpath path_to_d4o_jar_file updatePrivileges -h hostname -po portname -sid database_SID -p d4osyspasswd -u user
次に例を示します。
java -classpath C:\temp\d4o.jar updatePrivileges -h sys42.example.com -po 1521 -sid disco_db1 -p nPword432 -u jones
この例では、-uオプションを指定すると、そのユーザーに対してのみ権限がアップグレードされます。-uオプションを指定しないと、すべてのユーザーに対して権限がアップグレードされます。
Oracle BI Discoverer 11g では、Oracle BI Discoverer 10g リリース2(10.1.2)と同じEnd User Layerバージョン(5.1)を使用します。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Discoverer管理者ガイド』のEnd User Layerの作成と保守に関する項を参照してください。
アップグレード・アシスタントを使用してOracle BI Discoverer中間層をアップグレードしているときに、「アップグレード先でソースOracleホーム・ポートを使用」オプションを選択した場合は、Fusion Middleware ControlのOracle BI Discovererホーム・ページに表示されるアプリケーションURLを構成する必要があります。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Discoverer構成ガイド』のFusion Middleware Control Discovererホーム・ページに表示されるアプリケーションURLの構成方法に関する項を参照してください。
Oracle E-Business Suite 11iおよびOracle Business Intelligence Discoverer 10gを同じユーザーを使用して同じOracle Application Server 10gリリース2 (10.1.2)ホームにインストールした場合は、Oracle BI Discoverer 11gにアップグレードした後、ご使用の環境に応じて次のいずれかのタスクを完了し、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlと、WebCache、HTTP ListenまたはWLSリスニング・ポートを使用するOracle BI Discoverer 11gにアクセスする必要があります。
次の例に示すように、commEnv.sh
またはsetDomainEnv.sh
スクリプトを更新します。
MW_HOME=/home/oracle/fmw11g_home; export MW_HOME
DOMAIN_HOME=$MW_HOME/user_projects/domains/ClassicDomain; export DOMAIN_HOME
WL_HOME=$MW_HOME/wlserver_10.3; export WL_HOME
ORACLE_HOME=$MW_HOME/classic_ohome; export ORACLE_HOME
ORACLE_INSTANCE=$MW_HOME/classic_instance; export ORACLE_INSTANCE
コマンド内のパスを使用しないように、PATH
環境変数を設定する場合もあります。
PATH=$WL_HOME/server/bin:$DOMAIN_HOME/bin:$ORACLE_INSTANCE/bin:$PATH; export PATH
Oracle Business Intelligence Discoverer用の環境を設定し、起動する前に、Oracle E-Business Suiteのスタート・アップ・ファイルから環境変数をクリアしてください。
アップグレード・アシスタントを使用してOracle Forms Services 10g リリース2(10.1.2)をOracle Fusion Middleware 11g にアップグレードした後に、実行する必要がある手動タスクのリストを次に示します。
注意: Oracle Formsリリース6iからのアップグレードの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Forms Servicesデプロイメント・ガイド』のOracle Forms Servicesへのアップグレードに関する説明を参照してください。 |
Oracle Forms Services 11g におけるこれらのタスクの実行の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Forms Services Deployment Guide』を参照してください。
Oracle Forms Services 11gで実行するFormsのアプリケーション・ファイル(fmx、mmxおよびplx)を再生成します。
ロード・バランシングおよび高可用性のために、Oracle Forms Services J2EEアプリケーションのEARファイル(formsapp.ear
)を複数のOC4Jインスタンスにデプロイする場合は、Oracle WebLogic Serverでも同様にそれらをデプロイします。
具体的には、追加で管理対象サーバーを作成して、各サーバーにOracle Forms Services J2EEアプリケーションのEARファイルをデプロイすることができます。EARファイルは、Oracle Fusion Middleware 11g の次の場所に格納されます。
ORACLE_HOME/forms/j2ee/formsapp.ear
Oracle Forms J2EE earファイルの再デプロイメントの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Forms Servicesデプロイメント・ガイド』を参照してください。
コンテキスト・ルートまたはFormsのサーブレットの別名を上書きするためにOracle Forms Services J2EEカスタム・アプリケーションのEARファイル(formsapp.ear
)をデプロイする場合は、11g Oracle WebLogic Serverドメインで同様の手順を実行する必要があります。
ソースOracleホームのシェル・スクリプトのカスタマイズした内容を、Oracle Fusion Middleware 11g Oracleインスタンス・ディレクトリに格納されている同等のシェル・スクリプトに手動でコピーします。
アップグレード・アシスタントは、FMAユーティリティ構成ファイル(converter.properties
およびsearch_replace.properties
)をOracle Fusion Middleware 11gのアップグレード先Oracleインスタンスにコピーしてそれらの名前を変更し、それにより、.10.1.2
の接辞尾が付きます。
必要に応じて、.10.1.2
の構成ファイルにある必要なエントリをこれらのファイルのOracle Fusion Middleware 11g バージョンに手動でコピーできます。
OracleAS Reports Services 11g にアップグレードした後、次の項を確認します。そこでは、OracleAS Reports Servicesユーザー向けのアップグレード後の一般的なタスクについて説明しています。
Oracle Reports 11g にアップグレードしても、セキュリティの構成はアップグレードされません。その結果、Oracle Reports 11g のセキュリティ構成は、アップグレード前の状態と変わりません。
Oracle Reports 11g で使用可能なセキュリティ機能、およびその機能の構成方法については、『Oracle Fusion Middleware Publishing Reports to the Web with Oracle Reports Services』のOracle Reports Servicesのセキュリティに関する項を参照してください。
次の項では、OracleAS Reports Services 11g にアップグレードした後で完了する必要があるその他の一般的なアップグレード後のタスクについて説明します。
reports.sh
、rwrun.sh
、rwserver.sh
など、Oracle Reports 10gのOracleホームのbinディレクトリに格納されたシェル・スクリプトは、アップグレード・プロセスの際に自動ではアップグレードされません。かわりに、必要に応じてこれらのスクリプトを手動で変更する必要があります。アップグレード後は、これらのスクリプトを次のOracle Fusion Middleware 11g ディレクトリで確認できます。
ORACLE_INSTANCE/config/reports/bin
OracleAS Reports ServicesのDATファイルは、アップグレード・プロセス中にアップグレードされます。ただし、DATファイルのジョブ・コマンド・エントリに古いOracleホームのパス名または無効なパス名への参照が含まれていると、それらのジョブは失敗します。したがって、そのようなレポート・ジョブのスケジュールを変更する必要があります。
OracleAS Reports Services 10g では、インプロセス・サーバー・ターゲットは、Oracle Enterprise Manager Application Server ControlではReports Server
として表示されます。
しかし、OracleAS Reports Services 11gにアップグレードすると、インプロセス・サーバーはOracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlにReportsサーバー
として表示されません。かわりに、reports
と呼ばれるReportsアプリケーションとして表示され、Reportsのアプリケーション・ページでインプロセス・サーバーのターゲットとReportsサーブレットを管理できます。
アップグレード後、OracleAS Reports 10gでユーザーによって開発およびデプロイされたプラガブル・コンポーネントがReportsによって自動的に移行されることはありません。
キャッシュ・レポート出力ファイルは、Oracle Reports 11g にアップグレードされません。
Oracle Portalには、Web層コンポーネント(Oracle HTTP ServerおよびOracle Web Cache)が必須です。そのため、Oracle Portalをインストールして構成する場合、それらは自動的にインストールおよび構成されます。
Oracle Web Cache 11g へのアップグレード後に実行する必要のあるアップグレード後のタスクについては、次の項を参照してください。
Oracle Fusion Middleware 11g では、Oracle Web Cacheの管理パスワードおよび無効化パスワードは、Oracle Fusion Middlewareの資格証明ストアに保存されています。過去のリリースでは、それらのパスワードはwebcache.xml
構成ファイルに格納されていました。
しかし、Oracle Web Cacheのアップグレード・プロセスでは、資格証明ストアの中のパスワードを更新できません。これらのパスワードはOracle Web Cacheの監視および無効化の目的で使用されますが、Oracle Portalによって、2つのコンポーネント間の内部通信にも使用されます。
そのため、Oracle PortalおよびOracle Web Cacheのコンポーネントをアップグレードした後は、できるだけ早く2つの場所でOracle Web Cacheのパスワードを更新する必要があります。
Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlでOracle Web Cacheの管理ページを使用して、監視パスワードおよび無効化パスワードを設定します。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Web Cache管理者ガイド』のパスワード・セキュリティの構成に関する項を参照してください。
Oracle Web Cacheで変更した無効化パスワードと同じパスワードがOracle Portalで使用されるように、Oracle Portalに対してOracle Web Cacheの無効化の資格証明を設定します。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Portal管理者ガイド』のOracle Web Cacheの管理に関する項を参照してください。
Oracle Single Sign-Onを使用していて、Oracle Forms、ReportsまたはDiscovererコンポーネントのアップグレード時にアップグレード・アシスタントで「アップグレード先でソースOracleホーム・ポートを使用」オプションを選択しなかった場合は、追加でアップグレード後のタスクを実行する必要があります。
具体的には、mod_ossoをOracle Single Sign-Onに登録し、osso.confファイルでポート値を更新する必要があります。
Single Sign Onホストでssoreg
スクリプトを実行し、mod_osso
を再登録します。
ORACLE_HOME/sso/bin/ssoreg.sh -oracle_home_path ORACLE_HOME -config_mod_osso TRUE -site_name hostname.com:port_number -remote_midtier -config_file ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/osso/myosso.conf -mod_osso_url http://hostname.com:port_number
元のosso.conf
ファイルをバックアップし、新しいosso.conf
をアップグレード後のOracle Fusion Middleware 11gインスタンス・ディレクトリの次のディレクトリにコピーします。
たとえば、UNIXオペレーティング・システムの場合:
cd ORACLE_INSTANCE/config/OHS/ohs_instance_name/ mv osso.conf osso.conf.ORIG cp ORACLE_HOME/Apache/Apache/conf/osso/myosso.conf osso.conf
ご使用の環境がSecure Socket Layer (SSL)を使用するように構成されているかどうかに応じて、次のいずれかのタスクを実行します。
SSL接続を使用していない場合は、10g Oracle Web Cacheリスニング・ポートを11g Oracle Web Cacheリスニング・ポートに置き換えて、Oracle HTTP Server 11gのhttpd.conf
ファイルのServerName
エントリを変更します。
次に例を示します。
ServerName host.example.com:8090
SSL接続を使用している場合は、10g Oracle Web Cacheリスニング・ポートを11g Oracle Web Cacheリスニング・ポートに置き換えて、Oracle HTTP Server 11gのssl.conf
ファイルのServerName
エントリを変更します。
次に例を示します。
ServerName host.example.com:8250
インスタンスのOPMNを再起動します。
opmnctl stopall opmnctl startall