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Oracle® Fusion Middleware Oracle B2Bユーザーズ・ガイド
11g リリース1 (11.1.1.7)
B61381-06
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15 データのパージ

この章では、Oracle B2Bインタフェースを使用して、設計メタデータおよびインスタンス・データをパージする方法について説明します。

この章では、次の項目について説明します。

パージするその他の方法は、次を参照してください。


注意:

データをパージする前にアーカイブしておく必要があります。パージは元に戻せない操作です。最初に、重要なデータをアーカイブしていることを確認してください。


15.1 設計メタデータおよびインスタンス・データのパージ

設計メタデータおよびインスタンス・データをパージするには、Oracle B2Bインタフェースを使用します。設計メタデータには、パートナ・プロファイル・データ、識別子、ドキュメント定義、チャネルおよびアグリーメントが含まれています。このデータをパージする場合、インストールの一部である事前定義データ(ホスト取引パートナ名、プロトコルおよび識別タイプなど)はパージされません。インスタンス・データは、メッセージ処理の実行時に作成されます。インスタンス(実行時)データには、ビジネス・メッセージとメッセージ関連データが含まれています。

特定のインスタンス・データは、「レポート」リンクの「ビジネス・メッセージ」タブからパージできます。詳細は、第18.1.2項 メッセージのパージを参照してください。

パージでは、B2Bが資格証明ストアに作成するアーティファクト(パスワードなど)は削除されません。資格証明ストアの詳細は、Oracle Fusion Middlewareセキュリティ・ガイドを参照してください。

インスタンス・メッセージのパージでは、必要に応じて管理番号情報をパージできます。管理番号は、EDI (X12やEDIFACT)およびHL7のメッセージ標準で使用されます。B2Bは、インバウンド・メッセージおよびアウトバウンド・メッセージの管理番号を追跡します。アウトバウンド・メッセージの場合、管理番号は内部管理番号表から順番に生成されます。インスタンス・データと管理番号をパージすると、順序がリセット(管理番号表がリセット)されるため、パージ後のアウトバウンド・メッセージにはパージ前のメッセージと同じ管理番号が設定される場合があります。これが望ましくない場合は、管理番号をパージしないでください。

パージは、次の目的のために役立ちます。

設計メタデータまたはインスタンス・データをパージするには:

  1. 「管理」タブ、「パージ」タブの順にクリックします。

  2. (インスタンス・データをパージする場合のオプション)「管理番号のパージ」を選択して、順序をリセットします。

  3. 「設計メタデータのパージ」または「インスタンス・データのパージ」をクリックします(図15-1を参照)。

    図15-1 設計メタデータまたはインスタンス・データのパージ

    図15-1の説明が続きます
    「図15-1 設計メタデータまたはインスタンス・データのパージ」の説明

    「設計メタデータのパージ」を選択すると、メッセージ「リポジトリからすべての設計メタデータを完全に削除しますか。」が表示されます。

    「インスタンス・データのパージ」を選択すると、メッセージリポジトリからすべての実行時データを完全に削除しますか。が表示されます。

  4. 「はい」をクリックします。

15.2 データベース・パーティションに基づくデータのパージ

Oracle B2Bでは、PURGE_INSTANCE_MSGS_AUDITプロシージャを使用して提供される条件に基づいて、B2Bの表からデータをパージできます。通常、Oracle B2BはB2B_BUSINESS_MESSAGE表を使用して、データベース・パーティションに基づくパージを実行します。

パーティションベースのパージは、次の条件によって制御します。

Oracle B2Bには、パーティションベースでデータをパージできるb2bpurgeというコマンドライン・ユーティリティがあります。このユーティリティの詳細は、第20.3項「データのパージ」を参照してください。