Oracle® Fusion Middleware Oracle Enterprise Repositoryユーザーズ・ガイド 11gリリース1 (11.1.1.7) B72432-01 |
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この章では、Oracle Enterprise Repositoryのアセット・エディタを使用して、カテゴリ、リレーションシップ、拒否理由、リポジトリおよびベンダーを構成する方法について説明します。
この章では、次の項目について説明します。
アセット・エディタは、アセットの管理と、アセットおよびタイプの構成に使用されます。カテゴリ、リレーションシップ、拒否理由、リポジトリおよびベンダーも、アセット・エディタ内で構成されます。
構成の詳細は、組織のガイドラインによって決まるため、ここで説明するオプションとはわずかに異なる場合があります。
この手順は、Oracle Enterprise Repositoryの「アセット」画面で実行されます。
アセットの編集または管理をクリックします。図2-1に示すように、アセット・エディタが表示されます。
アセット・エディタの「アクション」メニューでは、様々なシステム・オプションを構成できます。
アセット表示のメタデータ要素として使用される単一および複数選択リストを定義および特定します。
「アクション」メニューで、受入れ可能な値リストの構成を選択します。図2-2に示すように、受入れ可能な値リストの構成ダイアログが表示されます。
「追加」をクリックします。図2-3に示すように、受入れ可能な値リストの追加ダイアログが表示されます。
リスト名テキスト・ボックスに適切な名前を入力します。
「追加」ボタンの横にあるテキスト・ボックスに適切なリスト項目名を入力します。
「追加」をクリックします。
入力後、「OK」をクリックします。受入れ可能な値リストの構成ウィンドウに新しいリストが表示されます。
受入れ可能な値リストを編集するには、受入れ可能な値リストの構成ウィンドウでリストを選択します。
「編集」をクリックします。受入れ可能な値リストの編集ダイアログが表示されます。(受入れ可能な値リストの追加ウィンドウと同じフォーム。)
必要に応じて変更を加えます。
「OK」をクリックします。
Oracle Enterprise Repositoryのアセットに関連するファイルが保存される場所を決定します。
「アクション」メニューで、アーティファクト・ストアの構成を選択します。図2-4に示すように、アーティファクト・ストアの構成ダイアログが表示されます。
「追加」をクリックします。図2-5に示すように、アーティファクト・ストアの新規作成ダイアログが表示されます。
アーティファクト・ストアの名前を入力します。
「タイプ」リストで、アーティファクト・ストアのタイプを選択します。
デフォルト・タイプ:
FTP
FTPサーバーのファイルにアクセスします。
HTTP
Webサーバーのファイルにアクセスします。
HTTPS
セキュアWebサーバーのファイルにアクセスします。
UNC
WindowsまたはSambaの共有を使用するファイルにアクセスします。
ローURI
ローURIを使用してファイルにアクセスします。
ローSCM
ローSCMを使用してファイルにアクセスします。CVS、PerforceなどのSCMタイプの選択を有効にします。選択したSCMタイプは、パスURI接尾辞をダウンロード・フィールドを自動的に移入しますが、フィールドは必要に応じて変更できます。
Oracle Enterprise Repositoryのインストールに含まれる統合オプションに応じて、次の1つ以上のタイプを使用できます。
Perforce
Perforceソース・コントロール管理システムにアクセスします。
PVCS
PVCSソース・コントロール管理システムにアクセスします。
ChangeMan DS
ChangeMan DSソース・コントロール管理システムにアクセスします。
ClearCase
ClearCaseソース・コントロール管理システムにアクセスします。
CVS
CVSソース・コントロール管理システムにアクセスします(ViewCVSまたは類似製品の構成が必要)。
FileStores
ClearCaseまたはその他のSCMコントロール管理システムにアクセスします。
ClearQuest
ClearQuest不良追跡システムにアクセスします。
サーバーのホスト名とパスを入力します。
(オプション)ユーザー名とパスワードを入力します。このオプションを実行すると、自動ログインが有効になります。
入力後、「OK」をクリックします。
アーティファクト・ストアを編集するには、アーティファクト・ストアの構成ウィンドウのリストで、編集するストアを見つけます。
「編集」をクリックします。アーティファクト・ストアの編集ダイアログが表示されます。(アーティファクト・ストアの新規作成ウィンドウと同じフォーム。)
必要に応じて変更を加えます。
「OK」をクリックします。
カテゴリ分けによって、アセットの編成方法と表示方法が決まります。これらも、同様の方法でプロジェクトに適用できます。
「アクション」メニューで、カテゴリ分けの構成を選択します。図2-6に示すように、カテゴリ分けの構成ダイアログが表示されます。
「追加」をクリックします。図2-7に示すように、カテゴリ分けの追加ダイアログが表示されます。
各テキスト・ボックスに適切な情報を入力します。
このカテゴリ分けタイプのいずれかのカテゴリ分けにのみアセットを割り当てることができる場合は、相互排他の割当てですか?オプションを選択します。
カテゴリ分けがアセットではなくプロジェクトに割り当てられるようにするには、プロジェクトに割当て可能ですか?オプションを選択します(このオプションがOracle Enterprise Repository管理者によって有効になっている場合)。
使用環境でUDDIが有効な場合、Oracle Enterprise Repositoryは、カテゴリ分けのtModelKeyを自動で作成します。必要に応じて、管理者は、特定のUDDIバージョン2またはバージョン3のtModelKeyを任意のカテゴリ分けに割り当てることができます。
「追加」をクリックして、サブカテゴリ分けを追加します。図2-8に示すように、カテゴリ分けの追加ダイアログが表示されます。
入力後、「OK」をクリックします。カテゴリ分けの構成ウィンドウに新しいカテゴリ分けが表示されます。
カテゴリ分けを編集するには、カテゴリ分けの構成ウィンドウのリストで、編集するカテゴリ分けを見つけます。
「編集」をクリックします。カテゴリ分けの編集ダイアログが表示されます。(カテゴリ分けの追加ウィンドウと同じフォーム。)
必要に応じて変更を加えます。
「OK」をクリックします。
リレーションシップは、アセット間の関係、相互作用または相互依存を定義します。構成される場合、使用するために選択されたアセットに対する特定のリレーションシップの影響を受けるアセット(つまり、使用 - ダウンロードボタンがクリックされている)もダウンロードできます。
「アクション」メニューで、リレーションシップの構成を選択します。図2-9に示すように、リレーションシップの構成ダイアログが表示されます。
「追加」をクリックします。図2-10に示すように、リレーションシップの追加ダイアログが表示されます。
各テキスト・ボックスに適切な情報を入力します。
「方向」リストで適切な選択を行います。
選択した方向は、ソース・アセットテキスト・ボックスとターゲット・アセットテキスト・ボックスに表示される情報に影響を与えます。たとえば、双方向リレーションシップでは、ターゲットとソースが内部依存していますが、双方向、並び順を使用すると、連続するバージョンのアセット間のリレーションシップ(Asset v0.90とAsset v1.0間のリレーションシップなど)を記述できます。
ダウンロード可能なターゲット・アセットをソース・アセットで作成するチェック・ボックスで、適切な選択を行います。
入力後、「OK」をクリックします。
リレーションシップを編集するには、リレーションシップの構成ウィンドウのリストで、編集するリレーションシップを見つけます。
「編集」をクリックします。リレーションシップの編集ダイアログが表示されます。(リレーションシップの追加ウィンドウと同じフォーム。)
必要に応じて変更を加えます。
「OK」をクリックします。
以前に使用またはダウンロードされたアセットを拒否するユーザーが利用可能な拒否理由の選択を決定します。拒否理由によって、アセットに関するローカル・コミュニティの重要なフィードバックが提供されます。
この機能により、(適切な権限を持つ)ユーザーは、Webコンソールからではなくアセット・エディタからアセットを発行できます。このため、ユーザーは、発行時にアセットの詳細をさらに入力できます。この手順は、アセット・エディタで実行されます。(アセット・エディタへのアクセスは、ユーザーが割り当てられるロールによって決まります。)
移行とは、あるアセット、コンプライアンス・テンプレートまたはポリシーのメタデータやファイルを、別のアセット、コンプライアンス・テンプレートまたはポリシー(通常は同じタイプ)に転送することです。メタデータの編集はその再作成よりも簡単であるため、この機能を使用すると、ユーザーは、異なるバージョンのアセット、コンプライアンス・テンプレートまたはポリシーをすばやく作成できます。たとえば、JavaComponent v1.0を作成するには、JavaComponent v0.90のメタデータとファイルを移行してから、v1.0アセットのメタデータに必要な変更を加えます。アセットを移行する場合、新しいアセットの名前またはバージョン番号(あるいはその両方)は異なる必要があります。移行では、Oracle Enterprise Repositoryの元のアセットが削除されるわけではありません。
アセット、コンプライアンス・テンプレートまたはポリシーを別のタイプに移行することもできます。ただし、異なるメタデータ要素は転送されません。たとえば、元のアセット・タイプがそのタブのいずれかで表を使用し、同じ表要素を持たないアセット・タイプに移行される場合、表とそのメタデータは移行されません。表のメタデータ要素は、新しいアセット・タイプで作成される必要があります。
この手順は、アセット・エディタで実行されます。
図2-18に示すように、「検索」を使用するか、アセット・エディタのファイル・ツリーを参照して、移行するソース・アセットまたはコンプライアンス・テンプレートを見つけます。
「ファイル」メニューでコピーと移行を選択します。
図2-19に示すように、コピーと移行ダイアログが表示されます。
「名前」テキスト・ボックスと「バージョン」テキスト・ボックスに適切な情報を入力します。
「タイプ」リストで宛先のタイプ(ソース・アーティファクトが移行されるタイプ)を選択します。
類似しないタイプ間でアセットを移行すると、アセット詳細やアセット・エディタでのアセット情報の表示に影響があります。
入力後、「OK」をクリックします。
図2-20に示すように、移行したアセットがアセット・エディタに表示されます。
図2-21に示すように、新しいアセットの「管理」タブをクリックします。
新しいアセットを登録するか、登録するためにそのアセットを別のユーザーに割り当てます。
レジストラは、アセット・エディタの「管理」タブを使用して、アセットにステータスを割り当てることができます。
アクティブ
使用可能なアセットに割り当てられるステータス。
非アクティブ
リポジトリ内にあるが、一般用途で使用できないアセットに割り当てられるステータス。非アクティブ・アセットは、再度アクティブにしたり、リタイヤしたりすることができます。非アクティブ・アセットは検索に表示されますが、使用するために選択することはできません(使用 - ダウンロードボタンは表示されません)。
リタイア
一般用途からリタイヤされる、リポジトリ内のアセットに割り当てられるステータス。リタイア済のアセットは、再度アクティブにしたり、非アクティブにしたりすることができます。リタイヤ済のアセットは、使用するために選択することはできません(使用 - ダウンロードボタンは表示されません)。このアセットは検索にも表示されませんが、リポジトリのアクティブ・アセットまたは非アクティブ・アセットに対する関連アセットとして使用できます。
削除済
リポジトリから削除されるアセットに割り当てられるステータス。削除済アセットは、復元したり再度ステータスを割り当てることはできません。
この手順は、アセット・エディタで実行されます。アセットのステータスに対する変更は、アセット・エディタで自動的に保存されます。
「検索」を使用するか、アセット・エディタのファイル・ツリーを参照して、変更するソース・アセットまたはコンプライアンス・テンプレートを見つけます。
「管理」タブをクリックします。
図2-22に示すように、「ステータス」リストで、アセットに割り当てられるステータスを選択します。
注意: 割り当てられたステータスに応じて、アセットはツリーで表示されなくなるか(「削除済」)、ユーザー検索に使用できなくなります(「リタイア」)。 |