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Oracle® Fusion Middleware Oracle Enterprise Repositoryユーザーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1.7)
B72432-01
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4 インポート・エクスポート・ツール

この章では、インポート・エクスポート・ツールの機能と、このツールを使用してOracle Enterprise Repositoryに対する項目のインポートとエクスポートを行う方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

4.1 概要

Oracle Enterprise Repositoryのインポート・エクスポート・ツールは、Oracle Enterprise Repositoryのインスタンス間でアセットや関連するメタデータのやり取りをできるように設計されています。

アーカイブは完全に内蔵されている必要があります。つまり、エクスポートされたすべての項目を完全に記述するために必要な依存データもすべてエクスポートされます。依存関係は次のとおりです。

たとえば、単一アセットをエクスポートする場合、結果として作成されるアーカイブには、該当のアセット、それに関連付けられているアセット・タイプ、およびそのアセット・タイプが依存するカテゴリ分けタイプとリレーションシップ・タイプが含まれます。インポートする場合、アーカイブに含まれるすべてのデータは、Oracle Enterprise Repositoryの宛先インスタンスにインポートされます。同じ名前の項目がある場合に生じる競合は、次の方法で解決されます。


注意:

Oracle Enterprise RepositoryのインスタンスがSiteminderで保護されるように構成される場合、インポート・エクスポート・ツールが適切に機能できるようにするには、次のURLを無視する(または保護しない)ようにポリシー・サーバーを構成する必要があります。

http://appserver.example.com/oer/services/


4.2 インポート・エクスポート・ツールの使用

この項では、インポート・エクスポート・ツールを使用して、Oracle Enterprise Repositoryに対するオブジェクトのインポートまたはエクスポートを行う方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。

4.2.1 概要

インポート・エクスポート・ツールは、Oracle Enterprise Repository内の「管理」タブのインポートとエクスポートページで利用できます。Oracle Enterprise Repositoryユーザーには、システム設定で指定される管理ロール「Admin Role」(enterprise.security.roletype.admin)が必要です。

インポート・エクスポート・ツールは、起動時にダウンロードして起動するJava WebStartプログラムです。

エクスポート操作では、エクスポートするOracle Enterprise Repositoryのオブジェクトを検索できます。アセット・タイプ、アセット、カテゴリ分けタイプおよびリレーションシップ・タイプを検索できます。エクスポート操作の結果は、検索されたオブジェクトと、そのオブジェクトのすべての依存関係を含む.zipファイルになります。デフォルトでは、結果として作成される.zipファイル内にサンプル・ファイルparameter.propertiesが含まれます。

インポート操作は、インポート・エクスポート・ツールによってエクスポートされた.zipファイルを取得して、含まれる項目をOracle Enterprise Repositoryにロードします。インポートの動作は、META-INF/parameter.propertiesまたは一連のデフォルト・アクションで決まります。

異なるOracle Enterprise Repositoryインスタンス間でデータを移動する必要があるOracle Enterprise Repository管理者は、インポート・エクスポート・ツールまたはOracle Enterprise Repository OpenAPIを使用する必要があります。インポート・エクスポート・ツールを使用する場合、インポート操作を実行する前に、parameter.propertiesファイルを.zipバンドルに含める必要があります。エクスポート操作により、/META-INFディレクトリにあるプレースホルダ・ファイルが作成されます。

4.2.2 parameter.propertiesファイル

各インポート・バンドルには/META-INFディレクトリが含まれます。このディレクトリには、バンドルのインポート時にインポート・エクスポート・ツールの動作を制御するファイルが含まれます。parameter.propertiesファイルが存在しない場合、インポート操作の前にこのファイルを作成する必要があります。

4.2.2.1 parameter.propertiesファイルのサポート対象パラメータ

プロパティ・ファイルのサポート対象パラメータは、パラメータの法定値とともにリストされます。

PreserveUUIDs

  • 使用者: アセット

  • 説明: このパラメータは、ランダムに生成する新しいUUIDではなくバンドルのアセットのUUIDを保持します。

  • 値:

    • True - 新規作成されたアセットのUUIDは、インポート・バンドルで指定されるUUIDです。

    • False - 新規作成されたアセットのUUIDは、Oracle Enterprise Repositoryでランダムに生成されます。

Standard.saver.assettype.props.duplicate.matching

  • 使用者: アセット・タイプ

  • 説明: このパラメータは、インポート・ツールによって、バンドルのアセット・タイプがOracle Enterprise Repositoryにすでに存在するものの複製であるかどうかを特定する方法を指定します。

  • 値:

    • UUID - インポート・バンドルで指定されるアセット・タイプのUUIDが、Oracle Enterprise Repositoryのアセット・タイプのUUIDと一致する場合、複製が確定されます。

    • 名前 - インポート・バンドルで指定されるアセット・タイプの名前が、Oracle Enterprise Repositoryのアセット・タイプの名前と一致する場合、複製が確定されます。

Standard.saver.assettype.props.duplicate.handling

  • 使用者: アセット・タイプ

  • 説明: このパラメータは、Oracle Enterprise Repositoryのアセット・タイプの複製であると特定されるバンドルのアセット・タイプがインポート・ツールによって処理される方法を指定します。

  • 値:

    • 新しいバージョンの作成 - インポート・バンドルのUUIDとアーキタイプで新しいアセット・タイプを作成しますが、名前の最後に接尾辞「V」と番号が付けられてバージョン指定されます(Service V2など)。アセット・タイプには新しいUUIDがあります。

    • 無視 - バンドルの複製アセット・タイプを無視します。アセット・タイプをインポートせず、Oracle Enterprise Repositoryのアセット・タイプを変更しません。

    • マージ - Oracle Enterprise Repositoryのアセット・タイプと、バンドルの複製アセット・タイプをマージします。マージ操作では、Oracle Enterprise Repositoryのアセット・タイプの要素が変更されるわけではありません。操作は追加的なものであり、バンドルのアセット・タイプの要素が、Oracle Enterprise Repositoryのアセット・タイプに付加されます。要素の一致は、要素のXMLマッピングによって行われます。ルールは次のとおりです。

      • 要素のXMLマッピングが存在する場合、要素を無視します。

      • 要素のXMLマッピングが存在しない場合、それを追加します。要素は、最初に要素のタブを見つけてから、タブが存在しない場合は作成することで追加されます。要素はタブの最後に追加されます。

    • 上書き - Oracle Enterprise Repositoryのアセット・タイプを、バンドルの複製アセット・タイプに置き換えます。Oracle Enterprise Repositoryのアセット・タイプのアセットは変更されませんが、これらのアセットの表示は影響を受けます。

Standard.saver.relationshiptype.props.duplicate.handling

  • 使用者: リレーションシップ・タイプ

  • 説明: このパラメータは、Oracle Enterprise Repositoryのリレーションシップ・タイプの複製であると特定されるバンドルのリレーションシップ・タイプをインポート・ツールによって処理する方法を指定します。複製のリレーションシップ・タイプは、リレーションシップ・タイプの名前と方向の特性で常に一致します。

  • 値:

    • 無視 - バンドルの複製リレーションシップ・タイプを無視します。該当のリレーションシップ・タイプを使用し、すでにOracle Enterprise Repositoryには存在しないアセット・リレーションシップを作成します。

    • 上書き - Oracle Enterprise Repositoryのリレーションシップ・タイプを、バンドルの複製リレーションシップ・タイプに置き換えます。これにより、リレーションシップ・タイプのすべての情報が上書きされます。該当のリレーションシップ・タイプを使用し、すでにOracle Enterprise Repositoryには存在しないアセット・リレーションシップも作成されます。

Standard.saver.metadata.props.duplicate.handling

  • 使用者: CMFメタデータ

  • 説明: このパラメータは、Oracle Enterprise RepositoryのCMFメタデータの複製であると特定されるバンドルのCMFメタデータのブロックをインポート・ツールによって処理する方法を指定します。複製CMFメタデータは、メタデータのUUIDで常に一致します。

  • 値:

    • 無視 - バンドルの複製CMFメタデータを無視します。

    • 上書き - Oracle Enterprise RepositoryのCMFメタデータを、バンドルの複製CMFメタデータに置き換えます。これにより、CMFメタデータのすべての情報が上書きされます。

Standard.saver.metadata.props.duplicate.handling

  • 使用者: CMFメタデータ・エントリ・タイプ

  • 説明: このパラメータは、Oracle Enterprise RepositoryのCMFメタデータ・エントリ・タイプの複製であると特定されるバンドルのCMFメタデータ・エントリ・タイプをインポート・ツールによって処理する方法を指定します。複製CMFメタデータ・エントリ・タイプは、メタデータ・エントリ・タイプの名前で常に一致します。

  • 値:

    • 無視 - バンドルの複製CMFメタデータ・タイプを無視します。

    • 上書き - Oracle Enterprise RepositoryのCMFメタデータ・エントリ・タイプを、バンドルの複製CMFメタデータ・エントリ・タイプに置き換えます。これにより、CMFメタデータ・エントリ・タイプのすべての情報が上書きされます。

4.2.2.2 parameter.propertiesサンプル・ファイル

すべてのオプションが含まれるサンプルのparameter.propertiesファイルは次のようになります。

##Name: parameters.properties
##Location: import_bundle.zip/META_INF/

##Legend:
## a double ## indicates a comment
## a single # indicates a command which can be used in an import bundle
## the text between []'s is the set of valid values for the parameter with comma
separating individual values

## for assets:
## This parameter will retain the UUIDs of assets in the bundle rather than randomly generating new UUIDs
#PreserveUUIDs=[true,false]
#Standard.saver.asset.props.duplicate.handling=[Create New Version, Ignore, Overwrite]
#Standard.saver.asset.props.duplicate.matching=[UUID, NameVersion]

## for assettypes:
#Standard.saver.assettype.props.duplicate.handling=[Create New Version, Ignore, Merge, Overwrite]
#Standard.saver.assettype.props.duplicate.matching=[UUID, Name]

## for relationship types:
#Standard.saver.relationshiptype.props.duplicate.handling=[Ignore, Overwrite]

## For CMF metadata
#Standard.saver.metadata.props.duplicate.handling=[Ignore, Overwrite] 

## For CMF metadata entry types
#Standard.saver.metadataentrytype.props.duplicate.handling=[Ignore, Overwrite]

4.2.3 デフォルトのインポート動作

parameter.propertiesファイルが.zipバンドルに存在しない場合、インポートのデフォルト動作は次のようになります。

アセット・タイプ

  • 同じ名前とバージョンのアセットがOracle Enterprise Repositoryにある場合、アセットはすでに存在します。

  • すでに存在するアセットはUUIDで評価されます。

    • 同じ名前、バージョンおよびUUIDのアセットは無視されます。

    • 名前とバージョンが同じであってもUUIDが異なるアセットでは、新しいアセットが生成されます。このアセットのUUIDはランダムで、バージョンは同じです。ただし、名前の最後には接尾辞「V」と番号が付けられバージョン指定されます(Service Asset V2など)。

  • すでに存在しないアセットは、インポート・バンドルに指定された名前とバージョンで作成されます。UUIDはランダムに生成されます。

  • リレーションシップのどちらのアセットもインポート・バンドルに含まれる場合、リレーションシップが作成されます。

受入れ可能な値リスト

  • 同じ名前の受入れ可能な値リストがOracle Enterprise Repositoryにある場合、受入れ可能な値リストはすでに存在します。

  • すでに存在する受入れ可能な値リストはマージされます。インポート・バンドルに表示される値であってもOracle Enterprise Repositoryにない値は、Oracle Enterprise Repositoryに追加されます。Oracle Enterprise Repositoryの値は変更されません。

  • すでに存在しない受入れ可能な値リストは、インポート・バンドルに指定された名前と内容で作成されます。

カテゴリ分けタイプ

  • 同じ名前のカテゴリ分けタイプがOracle Enterprise Repositoryにある場合、カテゴリ分けタイプはすでに存在します。

  • すでに存在するカテゴリ分けタイプはマージされます。インポート・バンドルに表示されるカテゴリ分け項目でもOracle Enterprise Repositoryにないカテゴリ分け項目は、Oracle Enterprise Repositoryに追加されます。Oracle Enterprise Repositoryのカテゴリ分け項目は変更されません。

  • すでに存在しないカテゴリ分けタイプは、インポート・バンドルに指定された名前と内容で作成されます。

リレーションシップ・タイプ

  • 同じ名前のリレーションシップ・タイプがOracle Enterprise Repositoryにある場合、リレーションシップ・タイプはすでに存在します。

    • 同じ名前と方向のリレーションシップ・タイプは無視されます。

    • 名前が同じで方向が異なるリレーションシップ・タイプでは、新しいリレーションシップ・タイプが生成されます。この場合、方向はバンドルに指定された方向で、名前は接尾辞「V」と番号でバージョン指定されます。

  • すでに存在しないリレーションシップ・タイプは、インポート・バンドルに指定された名前と方向で作成されます。

メタデータ・エントリ

  • 同じUUIDのメタデータ・エントリがOracle Enterprise Repositoryにある場合、メタデータ・エントリはすでに存在します。

  • Oracle Enterprise Repositoryにすでに存在するメタデータ・エントリは、インポート・バンドルのメタデータ・エントリで上書きされます。

  • すでに存在しないメタデータ・エントリは、インポート・バンドルに指定されたUUIDで作成されます。

メタデータ・エントリ・タイプ

  • 同じUUIDのメタデータ・エントリ・タイプがOracle Enterprise Repositoryにある場合、メタデータ・エントリ・タイプはすでに存在します。

  • Oracle Enterprise Repositoryにすでに存在するメタデータ・エントリ・タイプは、インポート・バンドルのメタデータ・エントリ・タイプで上書きされます。

  • すでに存在しないメタデータ・エントリ・タイプは、インポート・バンドルに指定されたUUIDで作成されます。

4.3 インポート・エクスポート・ツールの起動

インポート・エクスポート・ツールは、スタンドアロン・クライアントとして実行することも、Oracle Enterprise Repositoryの「管理」画面内から起動することもできます。インポート・エクスポート・ツールにはJDK 1.4.2以上が必要です。

4.3.1 Oracle Enterprise Repositoryからの起動

インポート・エクスポート・ツールは、「管理」タブから起動します。インポート・エクスポート・ツールの特性と、包括的なバックアップに必要なデータ量により、ツールは、管理ロールが割り当てられているユーザー(組込みの管理ユーザーなど)に制限されます。インポート・エクスポート・ツールを起動するためのリンクは、管理ロールを持つユーザーのみに表示されます。

「管理」タブの「インポート/エクスポート」セクションは、システム設定のプロパティによって有効になり構成されます。このセクションが管理ロールを持つユーザーに表示されない場合、次のシステム設定が有効でTrueに設定されていることを確認します。

cmee.importexport.enabled


注意:

インポート・エクスポートはREXを利用する内蔵型ツールであるため、Oracle Enterprise Repositoryからツールを起動した後、再度ログインする必要があります。


4.3.2 コマンドラインからの起動

JDK (1.4.2以上)がコマンド・パス上にあり、JAVA_HOMEが設定されていることを確認します。インストール・メディアからimpexp/ディレクトリをコピーして、次のコマンドを実行します。

  • Win32プラットフォーム

    • impexp.bat

  • UNIX/Linuxプラットフォーム

    • sh./impexp.sh

4.3.3 初期起動

図4-1に示すように、インポート・エクスポート・ツールの起動時に、Oracle Enterprise Repositoryの接続情報の入力が求められます。


注意:

SSO環境以外では、資格証明が求められることはありません。


図4-1 Oracle Enterprise Repositoryインポート・エクスポート・ユーティリティ

図4-1の説明は図の下のリンクをクリックしてください。
「図4-1 Oracle Enterprise Repositoryインポート・エクスポート・ユーティリティ」の説明

  • OER URL

    Oracle Enterprise Repositoryインストールのパスは、システム設定で定義されているとおり、通常はServletパスと同じになります。例: http://appserver.example.com/oer/

  • ユーザー名

    Oracle Enterprise Repository内で管理ロールが付与されているユーザーの名前。

  • パスワード

    上のボックスで指定したユーザーのパスワード。

インポート・エクスポート・ツールがジョブ・モニターによって自動的に中断されるまでに実行可能な最大時間をミリ秒単位で設定するには、新しいシステム設定を次のように構成する必要があります。

cmee.extframework.impexp.monitor.maxruntime

4.4 Oracle Enterprise Repositoryからの項目のエクスポート

この手順は、Oracle Enterprise Repositoryの「管理」画面で実行されます。

  1. 「管理」サイドバーでインポートとエクスポートをクリックします。

  2. インポート・エクスポート・クライアントをクリックします。インポート・エクスポート・クライアントが表示されます。

  3. 「エクスポート」タブをクリックします。

    図4-2 「エクスポート」タブ

    図4-2の説明は図の下のリンクをクリックしてください。
    「図4-2 「エクスポート」タブ」の説明

  4. ターゲット・ファイルの選択テキスト・ボックスに適切なファイル名を入力するか、「参照」をクリックして、エクスポートするターゲット・ファイルを選択します。

  5. エクスポートするエンティティの選択を使用して、エクスポートするエンティティを特定します。この選択により、以降の手順でのエクスポート・クライアントの具体的な動作が決まります。

  6. 「次」をクリックします。図4-3に示すように、手順5の選択に従い、エクスポートするアセットの選択ダイアログが表示されます。

    図4-3 エクスポートするアセットの選択ダイアログ

    図4-3の説明は図の下のリンクをクリックしてください。
    「図4-3 エクスポートするアセットの選択ダイアログ」の説明

  7. 「検索」を使用するか、すべてをリストをクリックすると、「使用可能」列に項目のリストが表示されます。

  8. <<ボタンと>>ボタンを使用して、「使用可能」列と「選択済」列との間で、選択した項目を移動します。

  9. 「次」をクリックします。手順5(エクスポートするエンティティの選択)で複数の選択が行われた場合、次の「選択」ダイアログで手順7と8を繰り返して、エクスポートする次の項目グループを選択します。

  10. 「次」をクリックします。図4-4に示すように、エクスポート実行の準備ダイアログには、エクスポートするファイルのリストが表示されます。

    図4-4 エクスポート実行の準備ダイアログ

    図4-4の説明が続きます
    「図4-4 エクスポート実行の準備ダイアログ」の説明

  11. 「次」をクリックします。エクスポート・プロセスのステータスが、進行状況バーに示されます。


    注意:

    エクスポートされた項目のサイズや複雑性に違いがある場合、このプロセスの速度や進行状況バーの動作に影響があります。


    図4-5に示すように、完了するとエクスポートの概要が表示されます。

    図4-5 エクスポート操作の実行ダイアログ

    図4-5の説明は図の下のリンクをクリックしてください。
    「図4-5 エクスポート操作の実行ダイアログ」の説明

    Microsoft Windowsプラットフォームでは、Windows Explorerが開き、アーカイブが保存されたフォルダが表示されます(システム権限によりアプリケーションからのシェルの実行が許可されると仮定)。

4.5 Oracle Enterprise Repositoryへの項目のインポート

この手順は、Oracle Enterprise Repositoryの「管理」画面で実行されます。

  1. 「管理」サイドバーでインポートとエクスポートをクリックします。

  2. インポート・エクスポート・クライアントをクリックします。インポート・エクスポート・クライアントページが表示されます。

  3. 「インポート」タブをクリックします。

  4. インポートするファイルの選択テキスト・ボックスに適切なファイル名を入力するか、図4-6のように「参照」をクリックして、インポートするソース・ファイルを選択します。

    図4-6 インポート元ソース・ファイルの選択ダイアログ

    図4-6の説明は次にあります。
    「図4-6 インポート元ソース・ファイルの選択ダイアログ」の説明

  5. 「次」をクリックします。図4-7に示すように、インポート実行の準備ダイアログには、選択したソース・ファイルが表示されます。

    図4-7 インポート実行の準備ダイアログ

    図4-7の説明は次にあります。
    「図4-7 インポート実行の準備ダイアログ」の説明

  6. 「次」をクリックします。インポート・プロセスのステータスが、進行状況バーに示されます。インポートされた項目のサイズや複雑性に違いがある場合、このプロセスの速度や進行状況バーの動作に影響があります。

    図4-8に示すように、完了するとインポートの概要が表示されます。

    図4-8 インポート操作の実行ダイアログ

    図4-8の説明が続きます
    「図4-8 インポート操作の実行ダイアログ」の説明


注意:

インポート・エクスポート・ツールを実行する場合、比較的大きなデータ・セットをインポートすると、メモリーの問題が生じる可能性があります。これを回避するには、インポート・エクスポート・クライアントリンクを右クリックして、リンクに名前を付けて保存...オプションをコンテキスト・メニューから選択することで、impexp.jnlpファイルをローカルに保存します。インポートするデータ・セットのサイズにさらに合うように、impexp.jnlpファイルを編集してmax-heap-sizeのデフォルトの量を増やします。データ・セットをインポートするマシンに十分なメモリーがある場合、次の例に示すように、max-heap-sizeパラメータの値をさらに高く変更します(<j2se version="1.6" max-heap-size="1024m"/>)。