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Oracle® Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス
11gリリース1 (10.3.6)
B55569-05
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10 WebCenter PortalカスタムWLSTコマンド

この章では、Oracle WebCenter PortalのWebLogic Scripting Tool(WLST)コマンドについて説明します。これらのコマンドを使用すると、コマンド・ラインからWebCenter Portalアプリケーションおよびコンポーネントを構成できます。WebCenter Portalの構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイド』を参照してください。


注意:

これらのコマンドを使用するには、コンポーネントがインストールされているOracleホームからWLSTを呼び出す必要があります。『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』の「カスタムWLSTコマンドの使用」を参照してください。

WebCenter PortalのWLSTコマンドを使用して行った構成変更の大部分は、WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを起動した後のみ有効になります。例外は、外部アプリケーションポートレット・プロデューサおよびWebCenter Portalのインポートとエクスポートに対するWLSTコマンドのみです。


次の項では、WebCenter PortalのWLSTコマンドについて説明します。

WebCenter PortalのWLSTコマンド・カテゴリ

WebCenter PortalのWLSTコマンドは、次のカテゴリにグループ化されています(表10-1)。

WebCenter PortalのWLSTコマンドを使用して行った構成変更の大部分は、WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを起動した後のみ有効になります。例外は、外部アプリケーションポートレット・プロデューサ、およびWebCenter PortalのインポートとエクスポートのWLSTコマンドのみです。

表10-1 WLSTコマンド・カテゴリ

コマンド・カテゴリ 説明

一般


WebCenter Portalの接続を管理します。

分析


分析コレクタの接続を管理し、分析コレクタを構成します(WC_Utilities上)。

アクティビティ・グラフ


アクティビティ・グラフ・メタデータおよびプロバイダ構成を管理します(WC_Utilities上)。

アクティビティ・ストリーム


WebCenter Portalアプリケーションに対して生成されたアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブおよびリストアします。

コンテンツ・リポジトリ


コンテンツ・リポジトリの接続を管理し、ドキュメントのサービスを設定します。

ディスカッションおよび告知


ディスカッション・サーバーの接続を管理し、ディスカッション・サービスおよびお知らせサービスを構成します。

外部アプリケーション


外部アプリケーションの接続を管理します。

インスタント・メッセージおよびプレゼンス


インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバーの接続を管理し、インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスを構成します。

メール


メール・サーバーの接続を管理し、メール・サービスを構成します。

通知


通知サービスの設定を管理します。

個人イベント


個人イベント・サーバーの接続を管理します。

パーソナライズ


パーソナライズ・サーバーの接続を管理します。

ポートレット・プロデューサ


ポートレット・プロデューサを管理します。

プロキシ・サーバー


RSSサービスのプロキシ設定を管理します。

検索 - Oracle SES検索


Oracle Secure Enterprise Search (SES)の接続およびその他の検索関連プロパティを管理します。

検索 - Oracle SES検索クローラ


Oracle Secure Enterprise Search (SES)クローラを管理します。

検索 - WebCenter Portal検索


スペース・アプリケーションの検索クローラを管理します。

ワークリスト


BPELサーバーの接続を管理します。

スペース・アプリケーション


スペース・ワークフロー設定およびスペースのメタデータを管理します。

WebCenter Portalアイデンティティ・ストア


WebCenter Portalアプリケーションのアイデンティティ・ストアを検索するためのオプションを構成します。

WebCenter Portalのインポートとエクスポート


スペース・アプリケーション、個々のスペースおよびスペース・テンプレートだけでなく、プロデューサ・メタデータもエクスポートおよびインポートします。


一般

表10-2に示す一般コマンドを使用して、WebCenter Portalの接続を管理します。

これらのWebCenter Portal WLSTコマンドを使用して行った構成変更は、WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後のみ有効になります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイド』を参照してください。

表10-2一般WLSTコマンド

コマンド 説明 WLSTの使用状況

deleteConnection

任意のWebCenter Portal接続を削除します。

オンライン

setWebCenterServiceFrameworkConfig

WebCenter Portalサービス・フレームワーク構成プロパティを設定します。

オンライン

getWebCenterServiceFrameworkConfig

WebCenter Portalフレームワーク構成プロパティを返します。

オンライン

webcenterErrorOccurred

最後に実行したWebCenter Portalコマンドのステータス情報を返します。

オンライン

getWebCenterConnectionTypes

WebCenter Portalの接続タイプをすべて一覧表示します。

オンライン

cloneWebCenterManagedServer

WebCenter Portal管理対象サーバーをクローニングします。

オンライン


deleteConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定されたWebCenter Portal接続を削除します。

deleteConnectionを使用してWSRPまたはPDK-Javaプロデューサ接続(deregisterWSRPProducerまたはderegisterPDKJavaProducerではなく)を削除すると、削除する必要がある場合がある、未使用のセカンダリ接続がそのまま残ります。たとえば、WSRPプロデューサの接続を削除すると、それに関連付けられるWebサービス接続がそのまま残り、PDK-Javaプロデューサの接続を削除すると、それに関連付けられるURL接続がそのまま残ります。

deleteConnectionを使用して、パーソナライズ・サービスのためのWebCenter Portal接続を削除することはできません。かわりにdeleteWCPSCMISConnectiondeleteWCPSActivityGraphConnectiondeleteWCPSPeopleConnectionまたはdeleteWCPSCustomConnectionを使用します。

構文

deleteConnection(appName, name, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

接続の名前を示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、WebCenter Portal接続を削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteConnection(appName='webcenter', name='MyConnection')

setWebCenterServiceFrameworkConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

WebCenter Portalサービス・フレームワーク構成プロパティ(リソース・アクション・ハンドラ・クラスやポップアップ表示プロパティなど)を設定します。

構文

setWebCenterServiceFrameworkConfig(appName, [resourceActionHandlerClassName],
[resourceActionHandlerDisplayInPopup], [server], [applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。スペース・アプリケーションの場合、名前は常にwebcenterです。

resourceActionHandlerClassName

オプション。サービス・フレームワーク・リソース・アクション・ハンドラによって使用されるクラス。

resourceActionHandlerDisplayInPopup

オプション。リソース・アクション・ハンドラがリソースをポップアップとインラインのどちらで表示するのかを示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、WebCenter Portalサービス・フレームワーク・リソース・アクション・ハンドラ・クラスをmy.company.ResourceActionHandlerに設定します。

wls:/wc_domain/domainRuntime> setWebCenterServiceFrameworkConfig(appName='webcenter',
    resourceActionHandlerClassName='my.company.ResourceActionHandler')
Successfully set the WebCenter Portal service framework configuration. Resource Action Handler class: my.company.ResourceActionHandler To effect connection changes, you must restart the managed server on which the WebCenter Portal application is deployed.

次の例では、WebCenter Portalサービス・フレームワーク・リソース・アクション・ハンドラのポップアップ表示値を1 (true)に設定します(他のオプションの引数は設定しません)。

wls:/wc_domain/domainRuntime>
setWebCenterServiceFrameworkConfig(appName='webcenter', resourceActionHandlerDisplayInPopup=1)
Successfully set the WebCenter Portal service framework configuration. Resource Action Handler Display In Popup: true
To effect connection changes, you must restart the managed server on which the WebCenter Portal application is deployed.

getWebCenterServiceFrameworkConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

WebCenter Portalサービス・フレームワーク構成プロパティの設定を次のように返します。

  • resourceActionHandlerClassName: WebCenter Portalサービス・フレームワーク・リソース・アクション・ハンドラによって現在使用されているクラス

  • resourceActionHandlerDisplayInPopup: リソース・アクション・ハンドラがリソースをポップアップとインラインのどちらで表示するのかを示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。

構文

getWebCenterServiceFrameworkConfig(appName, [server], [applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。スペース・アプリケーションの場合、名前は常にwebcenterです。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、指定されたアプリケーションに対して、サービス・フレームワーク・リソース・アクション・ハンドラ・クラスおよびポップアップ表示プロパティを返します。

   wls:/weblogic/serverConfig>getWebCenterServiceFrameworkConfig(appName='webcenter')
Resource Action Handler Class: my.company.ResourceActionHandler
Resource Action Handler Display In Popup: true

webcenterErrorOccurred

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

最後に実行されたWebCenter Portalコマンドのステータスを返します。

webcenterErrorOccurredコマンドを使用して、最後に実行されたWebCenter Portalコマンドのステータスを判別します。エラーが発生した場合、このコマンドは1を返し、それ以外の場合は0を返します。

構文

webcenterErrorOccurred ()

次の例では、エラーが発生した場合は1を返します。

wls:/mydomain/serverConfig> webcenterErrorOccurred()

getWebCenterConnectionTypes

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

WebCenter Portalの接続タイプをすべて一覧表示します。

構文

getWebCenterConnectionTypes (appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。スペース・アプリケーションの場合、名前は常にwebcenterです。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、webcenterという名前のアプリケーションのWebCenter Portal接続タイプを返します。

wls:/mydomain/serverConfig> getWebCenterConnectionTypes(appName='webcenter')

cloneWebCenterManagedServer

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定されたベース管理対象サーバーと同じリソースを使用して、新しい管理対象サーバーを作成します。

構文

cloneWebCenterManagedServer(baseManagedServer, newManagedServer, newManagedServerPort, [verbose])
引数 定義
baseManagedServer

ベース管理対象サーバーの名前。

newManagedServer

新しいクローニングされた管理対象サーバーの名前。

newManagedServerPort

新しい管理対象サーバーのポート番号。

verbose

オプション。管理対象サーバーを冗長モードで作成します。有効な値は1および0です。

1に設定すると、作成プロセス中に、診断に役立つ追加の進捗情報が表示されます。

デフォルトは0です。


次の例では、WC_CustomPortal管理対象サーバーのクローンを作成します。新しい管理対象サーバーの名前は、WC_CustomPortal2になります。

wls:/weblogic/serverConfig> cloneWebCenterManagedServer(baseManagedServer='WC_CustomPortal', newManagedServer='WC_CustomPortal2', newManagedServerPort=1234)

分析

分析コレクタ接続

表10-3に示すコマンドを使用して、WebCenter Portalアプリケーション用の分析コレクタ接続を管理します。OpenUsage APIを使用してWebCenter Portalアプリケーションで発生したイベントは、分析サービスおよびアクティビティ・グラフ・サービスで使用するために分析コレクタに送信できます。

これらのWebCenter Portal WLSTコマンドを使用して行った接続構成変更は、WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後のみ有効になります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイド』を参照してください。

表10-3 分析コレクタ接続WLSTコマンド

コマンド 説明 WLSTの使用状況

createAnalyticsCollectorConnection


WebCenter Portalアプリケーション用の分析コレクタへの接続を作成します。

オンライン

setAnalyticsCollectorConnection


既存の分析コレクタ接続を編集します。

オンライン

listAnalyticsCollectorConnections


WebCenter Portalアプリケーションに対して構成されている分析コレクタのすべての接続を一覧表示します。

オンライン

setDefaultAnalyticsCollectorConnection


WebCenter Portalアプリケーション用のデフォルト(またはアクティブ)分析コレクタ接続を指定します。

オンライン

listDefaultAnalyticsCollectorConnection


WebCenter Portalアプリケーションによって使用されている分析コレクタの接続詳細を返します。

オンライン


分析コレクタとクラスタ構成

表10-4に示すコマンドを使用して、WC_Utilities管理対象サーバーにデプロイされている分析コレクタのイベント収集プロパティを構成します。

分析コレクタを再構成するか、クラスタ化を設定する場合、分析コレクタがデプロイされている管理対象サーバー(WC_Utilities)を再起動する必要があります。

表10-4 分析コレクタ構成WLSTコマンド

コマンド 説明 WLSTの使用状況

setAnalyticsCollectorConfig


分析コレクタのオプションおよびクラスタのオプション(クラスタ化環境を稼働している場合)を設定します。

オンライン

listAnalyticsCollectorConfig


分析コレクタの設定を返します。

オンライン

listAnalyticsEventTypes


分析コレクタに現在登録されているイベントを一覧表示します。

オンライン


createAnalyticsCollectorConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定されたWebCenter Portalアプリケーション用の分析コレクタへの接続を作成します。

OpenUsage APIを使用してWebCenter Portalアプリケーションで発生したイベントは、分析サービスおよびアクティビティ・グラフ・サービスで使用するために分析コレクタに送信できます。

1つのWebCenter Portalアプリケーションに対して複数の分析コレクタ接続を登録できますが、使用される分析コレクタ接続は1つのみであり、default=1の場合、デフォルト(またはアクティブな)接続が使用されます。

構文

createAnalyticsCollectorConnection(appName, connectionName, [isUnicast, collectorhost, clusterName, collectorPort, isEnabled, timeout, default, server,
applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。スペース・アプリケーションの場合、名前は常にwebcenterです。

connectionName

接続の名前を示します。名前は、WebCenter Portalアプリケーション内ですべての接続タイプにわたって一意である必要があります。

isUnicast

オプション。クラスタ化された分析コレクタにイベントをマルチキャスト・モードで送信するか、ユニキャスト通信を使用する単一の分析コレクタが必要かを指定します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。デフォルト値は1 (ユニキャスト)です。

collectorHost

オプション。分析コレクタを実行しているホスト名。デフォルト値はlocalhost

ユニキャスト通信である場合、つまりisUnicast='1'である場合にのみ必要です。

clusterName

オプション。クラスタ化分析コレクタを実行しているクラスタの名前。

マルチキャスト通信である場合、つまりisUnicast=0である場合にのみ必要です。

collectorPort

オプション。分析コレクタがイベントをリスニングするポート。デフォルト値は31314です。

isEnabled

オプション。OpenUsage APIを使用して発生した分析イベントを分析コレクタに送信するかどうかを指定します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。デフォルト値は0です。

isEnabled=1およびdefault=1である場合、分析イベントは分析コレクタに送信されます。

timeout

オプション。分析コレクタからの応答を待つ時間の長さ(秒単位)。デフォルト値は30です。

マルチキャスト通信である場合、つまりisUnicast=0である場合にのみ必要です。

default

オプション。この接続が、WebCenter Portalアプリケーション用のデフォルト(またはアクティブ)分析コレクタ接続であるかどうかを示します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、WebCenter Portalアプリケーションはこの接続上でイベントを送信します。0に設定すると、その接続は使用されません。この引数のデフォルトは0です。

1つのWebCenter Portalアプリケーションに対して複数の分析コレクタ接続を登録できますが、分析およびアクティビティ・グラフ・サービスによって使用される接続は1つのみであり、デフォルト(またはアクティブな)接続が使用されます。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、webcenterという名前のWebCenter Portalアプリケーション用にMyAnalyticsCollectorという名前の接続を作成します。イベントは、ユニキャスト通信を使用する単一の分析コレクタに送信されます。

wls:/weblogic/serverConfig>createAnalyticsCollectorConnection(appName='webcenter', connectionName='MyAnalyticsCollector', isUnicast=1, 
collectorHost='myhost.com', collectorPort=31314, isEnabled=1, timeout=30, default=1)

次の例では、webcenterという名前のWebCenter Portalアプリケーション用にMyAnalyticsCollectorという名前の接続を作成します。イベントは、マルチキャスト・モードでクラスタ化分析コレクタに送信されます。

wls:/weblogic/serverConfig>createAnalyticsCollectorConnection(appName='webcenter', 
connectionName='MyAnalyticsCollector', isUnicast=0, clusterName='collector-cluster', 
ccollectorPort=31314, isEnabled=1, timeout=30, default=1)

setAnalyticsCollectorConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定されたWebCenter Portalアプリケーション用の既存の分析コレクタ接続を編集します。

OpenUsage APIを使用してWebCenter Portalアプリケーションで発生したイベントは、分析サービスおよびアクティビティ・グラフ・サービスで使用するために分析コレクタに送信できます。

1つのWebCenter Portalアプリケーションに対して複数の分析コレクタ接続を登録できますが、使用される分析コレクタ接続は1つのみであり、デフォルト(またはアクティブな)接続が使用されます。

構文

setAnalyticsCollectorConnection(appName, connectionName, [isUnicast, collectorHost, clusterName, collectorPort, isEnabled, timeout, default, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。スペース・アプリケーションの場合、名前は常にwebcenterです。

connectionName

接続の名前を示します。名前は(WebCenter Portalアプリケーション内ですべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。

isUnicast

オプション。クラスタ化された分析コレクタにイベントをマルチキャスト・モードで送信するか、ユニキャスト通信を使用する単一の分析コレクタが必要かを指定します。

collectorHost

オプション。分析コレクタを実行しているホスト名。デフォルト値はlocalhost

ユニキャスト通信である場合、つまりisUnicast=1である場合にのみ必要です。

clusterName

オプション。クラスタ化分析コレクタを実行しているクラスタの名前。

マルチキャスト通信である場合、つまりisUnicast=0である場合にのみ必要です。

collectorPort

オプション。分析コレクタがイベントをリスニングするポート。デフォルト値は31314です。

isEnabled

オプション。OpenUsage APIを使用して発生した分析イベントを分析コレクタに送信するかどうかを指定します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。デフォルト値はfalseです。

isEnabled=1およびdefault=1である場合、分析イベントは分析コレクタに送信されます。

timeout

オプション。分析コレクタからの応答を待つ時間の長さ(秒単位)。デフォルト値は30です。

マルチキャスト通信である場合、つまりisUnicast=0である場合にのみ必要です。

default

オプション。この接続が、WebCenter Portalアプリケーション用のデフォルト(またはアクティブ)分析コレクタ接続であるかどうかを示します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、WebCenter Portalアプリケーションはこの接続上でイベントを送信します。0に設定すると、その接続は使用されません。この引数のデフォルトは0です。

1つのWebCenter Portalアプリケーションに対して複数の分析コレクタ接続を登録できますが、分析およびアクティビティ・グラフ・サービスによって使用される接続は1つのみであり、デフォルト(またはアクティブな)接続が使用されます。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、MyAnalyticsCollectorという名前の既存の分析コレクタ接続のホストおよびポートの詳細を更新します。この接続では、イベントは、ユニキャスト・モードで単一の分析コレクタに送信されます。

wls:/weblogic/serverConfig>setAnalyticsCollectorConnection(appName='webcenter', connectionName='MyAnalyticsCollector', collectorHost='myhost.com', collectorPort=31314)

次の例では、MyAnalyticsCollectorという名前の既存の分析コレクタ接続のクラスタ、ポートおよびタイムアウトの詳細を更新します。この接続では、イベントは、マルチキャスト・モードでクラスタ化分析コレクタに送信されます。

wls:/weblogic/serverConfig>setAnalyticsCollectorConnection(appName='webcenter', 
connectionName='MyAnalyticsCollector', clusterName='collector-cluster', collectorPort=31314, timeout=60)

listAnalyticsCollectorConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定されたWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているすべての分析コレクタ接続の接続名および詳細を一覧表示します。

構文

listAnalyticsCollectorConnections(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、現在、webcenterという名前のアプリケーションに対して構成されているすべての分析コレクタ接続の接続名と詳細を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listAnalyticsCollectorConnections(appName='webcenter')

setDefaultAnalyticsCollectorConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定されたWebCenter Portalアプリケーション用のデフォルト分析コレクタ接続を指定します。

デフォルト分析コレクタ接続は、OpenUsage APIを使用してWebCenter Portalアプリケーションで発生したイベントを分析サービスおよびアクティビティ・グラフ・サービスで使用するために分析コレクタに送信するのに使用されます。

1つのWebCenter Portalアプリケーションに対して複数の分析コレクタ接続を登録できますが、使用される分析コレクタ接続は1つのみであり、デフォルト(またはアクティブな)接続が使用されます。

構文

setDefaultAnalyticsCollectorConnection(appName, name, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存の分析コレクタ接続の名前。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、webcenterという名前のアプリケーションで発生したイベント用にMyAnalyticsCollectorという接続を構成します。

wls:/weblogic/serverConfig> setDefaultAnalyticsCollectorConnection
(appName='webcenter', name='myAnalyticsCollector')

listDefaultAnalyticsCollectorConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

WebCenter Portalアプリケーションに対して現在構成されている分析コレクタ接続に関する詳細を返します。

1つのWebCenter Portalアプリケーションに対して複数の分析コレクタ接続を登録できますが、使用される分析コレクタ接続は1つのみであり、デフォルト(またはアクティブな)接続が使用されます。

構文

listDefaultAnalyticsCollectorConnection(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、webcenterという名前のWebCenter Portalアプリケーションに対して現在構成されている分析コレクタ接続に関する詳細を返します。

wls:/weblogic/serverConfig>listDefaultAnalyticsCollectorConnection(appName='webcenter')

setAnalyticsCollectorConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

WC_Utilities管理対象サーバーにデプロイされている分析コレクタを構成します。さらに、クラスタ化環境では、このコマンドを使用してクラスタ設定を設定します。

構文

setAnalyticsCollectorConfig(appName, [collectorHost, defaultPort, maxPort, broadcastType, clusterEnabled, clusterName, clusterBroadcastFrequency, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

分析コレクタ・アプリケーションの名前。

collectorHost

オプション。分析コレクタが実行されているホストの名前。デフォルト値はlocalhost

defaultPort

オプション。分析コレクタがリスニングするデフォルト・ポート番号。デフォルト値は31314です。

maxPort

オプション。リスナーを割り当てるときに分析コレクタが使用できる最も大きいポート番号。

このプロパティは、多くの場合、複数のコレクタが同じボックス内で実行されているクラスタ化環境で使用されます。各コレクタは、指定されているポート範囲内の空きポートで受信UDPメッセージをリスニングします。範囲は、デフォルト・ポート番号からmaxPort番号までです。

broadcastType

オプション。分析コレクタがハートビートをブロードキャストして自分の場所をイベント・プロデューサに通知する際のネットワーク・チャネルを示します。有効な値は、BroadcastおよびMulticastです。

  • Broadcast: 標準ネットワーク・ブロードキャスト・チャネルを使用します。

  • Multicast: 特別な固定マルチキャスト・アドレスを使用します。

clusterEnabled

オプション。分析コレクタがクラスタ内にデプロイされているかどうかを示します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。

1に設定されている場合、clusterNameも定義する必要があります。

clusterName

オプション。分析コレクタ・クラスタの名前。

clusterEnabled=1の場合にのみ必要です。

clusterBroadcastFrequency

オプション。'n'秒ごとに分析コレクタ・リスニング情報をブロードキャストします。デフォルトの間隔は10秒です。

分析コレクタは、定期的にハートビートをブロードキャストして自分の場所(hostName)を通知します。クラスタ化環境では、WebCenter Portalアプリケーションは、ハートビートを使用して、どの分析コレクタが使用可能であるのか判別します。

server

オプション。分析コレクタがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、デフォルト・ポートを31315に変更します。

wls:/weblogic/serverConfig>setAnalyticsCollectorConnection(appName='analytics-collector', defaultPort=31315)

listAnalyticsCollectorConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

分析コレクタの設定を返します。

構文

listAnalyticsCollectorConfig(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

分析コレクタ・アプリケーションの名前。

server

オプション。分析コレクタがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次のコマンドは、webcenterという名前のアプリケーションに対して構成されている分析コレクタの現在の設定を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listAnalyticsCollectorConfig(appName='analytics-collector')

次のものは、クラスタ化環境における分析コレクタのサンプル出力です。

CollectorHost = localhost
CollectorDefaultPort = 31314
CollectorMaximumPort = 31318
BroadcastType = Multicast
ClusterEnabled = 1
ClusterName = myCluster
ClusterBroadcastFrequency = 55

次のものは、スタンドアロン分析コレクタの場合のサンプル出力です。

CollectorHost = localhost
CollectorDefaultPort = 31314
CollectorMaximumPort = 31314
BroadcastType = Multicast
ClusterEnabled = 
ClusterName = 
ClusterBroadcastFrequency = 55

listAnalyticsEventTypes

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

分析コレクタに現在登録されているすべてのイベントを一覧表示します。

構文

listAnalyticsEventTypes(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

分析コレクタ・アプリケーションの名前。

server

オプション。分析コレクタがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次のコマンドは、webcenterという名前のWebCenter Portalアプリケーションで使用するために、分析コレクタに現在登録されているイベントをすべて一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listAnalyticsEventTypes(appName='webcenter')

サンプル出力:

{HTTP://WWW.ORACLE.COM/ANALYTICS/WC}DISCUSSION_ANNOUNCEMENTEDIT
{HTTP://WWW.ORACLE.COM/ANALYTICS/WC}DISCUSSION_TOPICDELETE
{HTTP://WWW.ORACLE.COM/ANALYTICS/WC}PAGEEDIT
{HTTP://WWW.ORACLE.COM/ANALYTICS/WC}DOCLIB_DOCUMENTCREATE
{HTTP://WWW.ORACLE.COM/ANALYTICS/WC}LOGINS
...

アクティビティ・グラフ

表10-5に示すコマンドを使用して、アクティビティ・グラフ・システム・プロパティおよびメタデータを管理します。

setAGProperty WLSTコマンドを使用して行った構成変更は、アクティビティ・グラフ・アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバー(WC_Utilities)を再起動した後にのみ有効になります。その他のすべてのコマンドでは、構成変更はただちに有効になります。

Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイドのアクティビティ・グラフ・サービスの管理に関する項も参照してください。

表10-5 アクティビティ・グラフWLSTコマンド

コマンド 説明 WLSTの使用状況

exportAGMetadata


アクティビティ・グラフ・メタデータ定義をXMLファイルにエクスポートします。

オンライン

importAGMetadata


アクティビティ・グラフ・メタデータ定義をXMLファイルからインポートします。

オンライン

exportAGProviderConfiguration


指定したプロバイダのプロバイダ構成を、アクティビティ・グラフ・メタデータ定義ファイルにエクスポートします。

オンライン

deleteAllAGMetadata


WebCenterアプリケーションに対して定義されているアクティビティ・グラフ・メタデータをすべて削除します。

オンライン

deleteAGAction


アクティビティ・グラフに登録されているアクションのメタデータを削除します。

オンライン

deleteAGNodeClass


アクティビティ・グラフに登録されているノード・クラスのメタデータを削除します。

オンライン

deleteAGSimilarityCalculation


アクティビティ・グラフに登録されている類似度計算のメタデータを削除します。

オンライン

deleteAGRankCalculation


アクティビティ・グラフに登録されているランク計算のメタデータを削除します。

オンライン

deleteAGProviderAssignment


アクティビティ・グラフに登録されているプロバイダ割当てのメタデータを削除します。

オンライン

deleteAGQRPPRegistration


アクティビティ・グラフに登録されているQRPPのメタデータを削除します。

オンライン

deleteAGProviderConfiguration


アクティビティ・グラフに登録されているプロバイダ構成のメタデータを削除します。

オンライン

renameAGAction


アクティビティ・グラフに登録されているアクションのURNを変更します。

オンライン

renameAGNodeClass


アクティビティ・グラフに登録されているノード・クラスのURNを変更します。

オンライン

setAGProperty


アクティビティ・グラフのシステム・プロパティを設定します。

オンライン

getAGProperty


指定されているアクティビティ・グラフ・プロパティの現在の設定を返します。

オンライン

setAGPasswordCredential


アクティビティ・グラフ・プロパティの資格証明(ユーザー名およびパスワード)を設定します。

オンライン


exportAGMetadata

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

アクティビティ・グラフ・メタデータ定義をXMLファイルにエクスポートします。

構文

exportAGMetadata(appName, directoryPath, definitionFileName, 
includeProviderConfigurations,[server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。

directoryPath

生成されるXMLファイルの宛先ディレクトリ。存在しないディレクトリを指定すると、それが作成されます。

definitionFileName

生成されるXMLファイルの名前。同じ名前を持つファイルが宛先ディレクトリに存在する場合、それが上書きされます。

includeProviderConfigurations

エクスポートにプロバイダ構成メタデータが含まれるかどうかを判別します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。

プロバイダ構成は、他のメタデータとは別に管理する必要があるアクティビティ・グラフ・メタデータのサブセットです。

server

オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、指定された場所にあるag-metadata.xmlという名前のXMLファイルに、アクティビティ・グラフ・メタデータ定義をエクスポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> exportAGMetadata(appName='activitygraph-engines', 
directoryPath='/scratch/myAGmetadata', definitionFileName='ag-metadata.xml', 
includeProviderConfigurations='1')

importAGMetadata

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

アクティビティ・グラフ・メタデータ定義をXMLファイルからインポートします。

インポート時に、新しいアクティビティ・グラフ定義が、ターゲットに作成され、既存の定義が上書きされます。

構文

importAGMetadata(appName, definitionFilePath, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。

definitionFilePath

メタデータ定義が含まれているXMLファイルの相対パス。たとえば、metadata/import-metadata.xmlです。

server

オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、ファイル名import-metadata.xmlからアクティビティ・グラフ・メタデータ定義をインポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> importAGMetadata(appName='activitygraph-engines', definitionFilePath='metadata/import-metadata.xml')

exportAGProviderConfiguration

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定したプロバイダのプロバイダ構成を、アクティビティ・グラフ・メタデータ定義ファイルにエクスポートします。

構文

exportAGProviderConfiguration(appName, directoryPath, definitionFileName, urn, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。

directoryPath

生成されるXMLファイルの宛先ディレクトリ。存在しないディレクトリを指定すると、それが作成されます。

definitionFilePath

生成されるXMLファイルの名前。同じ名前を持つファイルが宛先ディレクトリに存在する場合、それが上書きされます。例

urn

エクスポートするアクティビティ・グラフ・プロバイダのURN。

server

オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、指定された場所にある'ag-provider-config.xmlという名前のXMLファイルにアクティビティ・グラフ・プロバイダoracle.webcenter.activitygraph.analyticsの構成情報をエクスポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> exportAGProviderConfiguration(appName='activitygraph-engines', 
directoryPath='/scratch/myAGmetadata', 
definitionFileName='ag-provider-config.xml',
urn='oracle.webcenter.activitygraph.analytics')

deleteAllAGMetadata

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

WebCenter Portalアプリケーションに対して定義されているアクティビティ・グラフ・メタデータをすべて削除します。削除操作はただちに実行され、元に戻すことはできません。

このコマンドを、WLSTコマンドimportAGMetadataと組み合せて使用すると、アクティビティ・グラフ・メタデータを完全に再インストールできます。

注意: 次回アクティビティ・グラフ・エンジンが実行されると、リレーション・ストア、類似度ストアおよびランク・ストア内のすべてのデータが削除されます。

構文

deleteAllAGMetadata(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。

server

オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、すべての既存のアクティビティ・グラフ・メタデータを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteAllAGMetadata(appName='activitygraph-engines')

deleteAGAction

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

アクティビティ・グラフに現在登録されているアクションのメタデータを削除します。削除操作はただちに実行され、元に戻すことはできません。


注意:

次回アクティビティ・グラフ・エンジンが実行されるときに、このアクションに関連付けられている、リレーション・ストア内のすべてのデータが削除されます。


構文

deleteAGAction(appName, urn, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。

urn

削除するアクティビティ・グラフ・アクションのURN。

server

オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、connectアクションのアクティビティ・グラフ・メタデータを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteAGAction(appName='activitygraph-engines', urn='connect')

deleteAGNodeClass

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

アクティビティ・グラフに現在登録されているノード・クラスのメタデータを削除します。削除操作はただちに実行され、元に戻すことはできません。


注意:

次回アクティビティ・グラフ・エンジンが実行されるときに、このノード・クラスに関連付けられている、リレーション・ストア内のすべてのデータが削除されます。


構文

deleteAGNodeClass(appName, urn, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。

urn

削除するアクティビティ・グラフ・ノード・クラスのURN。

server

オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、ノード・クラスWC.wiki-pageアクションのアクティビティ・グラフ・メタデータを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteAGNodeClass(appName='activitygraph-engines', urn='WC.wiki-page')

deleteAGSimilarityCalculation

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

アクティビティ・グラフに現在登録されている類似度計算のメタデータを削除します。削除操作はただちに実行され、元に戻すことはできません。

構文

deleteAGSimilarityCalculation(appName, urn, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。

urn

削除するアクティビティ・グラフ類似度計算のURN。

server

オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、類似度計算item-editのアクティビティ・グラフ・メタデータを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteAGSimilarityCalculation(appName='activitygraph-engines', urn='item-edit')

deleteAGRankCalculation

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

アクティビティ・グラフに現在登録されているランク計算のメタデータを削除します。削除操作はただちに実行され、元に戻すことはできません。

構文

deleteAGRankCalculation(appName, urn, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。

urn

削除するアクティビティ・グラフ・ランク計算のURN。

server

オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、activity-rank計算のアクティビティ・グラフ・メタデータを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteAGRankCalculation(appName='activitygraph-engines', urn='activity-rank')

deleteAGProviderAssignment

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

アクティビティ・グラフに現在登録されているプロバイダ割当て、つまり一意の3つの組合せ(action, sourceClass, trgClass)によって定義されたプロバイダ割当てのメタデータを削除します。削除操作はただちに実行され、元に戻すことはできません。

構文

deleteAGProviderAssignment(appName, actionURN, srcClasURN, trgClassURN [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。

actionURN

アクションのURN。

srcClassURN

ソース・ノード・クラスのURN。

trgClassURN

ターゲット・ノード・クラスのURN。

server

オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、指定されたプロバイダ割当て用のアクティビティ・グラフ・メタデータを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteAGRProviderAssignment(appName='activitygraph-engines', actionURN='connect', 
srcClassURN='WC.user', trgClassURN='WC.user')

deleteAGQRPPRegistration

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

アクティビティ・グラフに現在登録されているQRPP(Query Result Post Processor)のメタデータを削除します。削除操作はただちに実行され、元に戻すことはできません。

構文

deleteAGQRPPRegistration(appName, urn [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。

urn

削除するQRPPのURN。

server

オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、Event store metadata QRPPという名前のQRPPのアクティビティ・グラフ・メタデータを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteAGQRPPRegistration(appName='activitygraph-engines', urn='Event store metadata QRPP')

deleteAGProviderConfiguration

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

プロバイダ構成のメタデータを削除します。削除操作はただちに実行され、元に戻すことはできません。

構文

deleteAGProviderConfiguration(appName, urn [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。

urn

削除するアクティビティ・グラフ・プロバイダのURN。

server

オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、アクティビティ・グラフ・プロバイダoracle.webcenter.activitygraph.analyticsの構成情報を削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteAGProviderConfiguration(appName='activitygraph-engines', urn='oracle.webcenter.activitygraph.analytics')

renameAGAction

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

アクティビティ・グラフに現在登録されているアクションのURNを変更します。このアクションに関連付けられている、リレーション・ストア内のすべてのデータが保持されます。


注意:

このコマンドでは、アクションが削除されて別の名前を持つアクションが作成されることはなく、元のアクションに関連付けられているデータが削除されます。


構文

renameAGAction(appName, currentURN, newURN,[server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。

currentURN

現在のアクションURN。

newURN

新しいアクションURN。

server

オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、connectアクションURNをpeople-connectに変更します。

wls:/weblogic/serverConfig> renameAGAction(appName='activitygraph-engines',  currentURN='connect', newURN='connect')

renameAGNodeClass

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

アクティビティ・グラフに現在登録されているノード・クラスのURNを変更します。このノード・クラスに関連付けられている、リレーション・ストア内のすべてのデータが保持されます。


注意:

このコマンドでは、ノード・クラスが削除されて別の名前を持つノード・クラスが作成されることはなく、元のノード・クラスと関連付けられているデータが削除されます。


構文

renameAGNodeClass(appName, currentURN, newURN,[server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。

currentURN

現在のノード・クラスURN。

newURN

新しいノード・クラスURN。

server

オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、WC.userノード・クラスURNをWC.peopleに変更します。

wls:/weblogic/serverConfig> renameAGNodeClass(appName='activitygraph-engines',  currentURN='WC.user', newURN='WC.people')

setAGProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

アクティビティ・グラフのシステム・プロパティを設定します。このコマンドは、プロパティのデータ型(文字列、整数、浮動小数、ブール)に基づいて値を設定します。

アクティビティ・グラフ・システム・プロパティには次の設定が含まれています。

  • Oracle Secure Enterprise Search (SES)管理API Webサービス接続(oracle.webcenter.activitygraph.providers.datasources.ses.soap.admin.urlおよびoracle.webcenter.activitygraph.providers.datasources.ses.soap.query.url)

  • エンジン構成(oracle.webcenter.activitygraph.rankengine.enabled)

システム・プロパティのリストおよびそれらのデータ型は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイドのアクティビティ・グラフ・サービスの管理に関する項も参照してください。

setAGProperty WLSTコマンドを使用して行った構成変更は、アクティビティ・グラフ・アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバー(WC_Utilities)を再起動した後にのみ有効になります。

構文

setAGProperty(appName, propertyName, propertyValue, propertyType,[server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。

propertyName

アクティビティ・グラフ・プロパティの名前。

propertyValue

アクティビティ・グラフ・プロパティの値。

propertyType

プロパティのデータ型。有効な値は、StringIntFloatまたはBooleanです。

値では大/小文字が区別されます。

server

オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、ランク・エンジンを有効化します。

wls:/weblogic/serverConfig> setAGProperty(appName='activitygraph-engines', 
propertyName='oracle.webcenter.activitygraph.rankengine.enabled', 
propertyValue='true', propertyType='boolean')

getAGProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定されたアクティビティ・グラフ・プロパティの現在の設定を返します。

有効なシステム・プロパティのリストは、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイドのアクティビティ・グラフ・サービスの管理に関する項も参照してください。

構文

getAGProperty(appName, propertyName, propertyType [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。

propertyName

アクティビティ・グラフ・プロパティの名前。

propertyType

プロパティのデータ型。有効な値は、StringIntFloatまたはBooleanです。

値では大/小文字が区別されます。

server

オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、システム・プロパティoracle.webcenter.activitygraph.providers.datasources.ses.soap.admin.urlの現在の値を返します。

wls:/weblogic/serverConfig> getAGProperty(appName='activitygraph-engines', 
propertyName='oracle.webcenter.activitygraph.providers.datasources.ses.soap.admin.url', propertyType='String')

setAGPasswordCredential

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

アクティビティ・グラフ資格証明プロパティの資格証明(ユーザー名およびパスワード)を設定します。

PasswordCredentialデータ型のプロパティ(たとえば、oracle.webcenter.activitygraph.providers.datasources.ses.soap.admin.credential)のリストは、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイドのアクティビティ・グラフ・サービスの管理に関する項も参照してください。

構文

setAGPasswordCredentialProperty(appName, propertyName, userName, password,[server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するアクティビティ・グラフ・アプリケーションの名前。常にactivitygraph-enginesです。

propertyName

資格証明を指定する(PasswordCredentialデータ型の)アクティビティ・グラフ・プロパティの名前。

userName

資格証明プロパティと関連付けられているユーザー名。

password

指定されたユーザー名と関連付けられているパスワード。

server

オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Utilitiesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アクティビティ・グラフ・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、Oracle SES管理ツールのユーザー名およびパスワード資格証明を設定します。

wls:/weblogic/serverConfig> setAGProperty(appName='activitygraph-engines', 
propertyName='oracle.webcenter.activitygraph.providers.datasources.ses.soap.admin.credential', 
userName='myname', password='GuessWhat')

アクティビティ・ストリーム

表10-6に示すコマンドを使用して、WebCenter Portalアプリケーションに対して生成されたアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブおよびリストアします。

これらのWebCenter Portal WLSTコマンドを使用して行った構成変更は、WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後のみ有効になります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイド』を参照してください。

表10-6 アクティビティ・ストリームWLSTコマンド

コマンド 説明 WLSTの使用状況

archiveASByDate


指定された日付よりも古いアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。

オンライン

archiveASByDeletedObjects


削除されたオブジェクトに関連付けられているアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。

オンライン

archiveASByClosedSpaces


現在閉じられているスペースに関連付けられているアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。

オンライン

archiveASByInactiveSpaces


指定された日付以降非アクティブであったスペースに関連付けられているアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。

オンライン

restoreASByDate


指定された日付以降のアーカイブされたアクティビティ・ストリーム・データを本番表にリストアします。

オンライン

truncateASArchive


アクティビティ・ストリーム・アーカイブ・データを切り捨てます。

オンライン


archiveASByDate

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定された日付よりも古いアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。

このコマンドは、本番表からアーカイブ表にデータを移動します。例外としては、WC_ACTOR_DETAILおよびWC_OBJECT_DETAILがあり、これらの表のデータは、アーカイブ表に移動ではなくコピーされます。

アクティビティ要素によって使用されていないWC_OBJECT_DETAIL内の行は削除されます。

構文

archiveASByDate(appName, year, month, day, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

year

ここで指定した年より前のアクティビティ・ストリーム・データがアーカイブされます。たとえば、2009です。

month

ここで指定した月より前のアクティビティ・ストリーム・データがアーカイブされます。たとえば、1月なら1、2月なら2のように入力します。

day

ここで指定した日付より前のアクティビティ・ストリーム・データがアーカイブされます。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、2009年10月1日より古いアクティビティ・ストリーム・データがアーカイブされます。

wls:/weblogic/serverConfig> archiveASByDate(appName='webcenter', year=2009, month=10, day=1)

archiveASByDeletedObjects

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

削除されたオブジェクトに関連付けられているアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。このコマンドは、本番表のデータをアーカイブ表に移動します。ただし、WC_ACTOR_DETAILは除きます。この表のデータは、アーカイブ表に移動されるのではなくコピーされます。

基準(この場合、削除されたオブジェクト)を満たすWC_OBJECT_DETAIL内の行は削除されます。

構文

archiveASByDeletedObjects(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、削除されたオブジェクトに関連付けられているアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。

wls:/weblogic/serverConfig> archiveASByDeletedObjects(appName='webcenter')

archiveASByClosedSpaces

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

現在閉じられているスペースに関連付けられているアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。

このコマンドは、本番表のデータをアーカイブ表に移動します。ただし、WC_ACTOR_DETAILは除きます。この表のデータは、アーカイブ表に移動されるのではなくコピーされます。基準を満たす(この場合、閉じられたスペースのアクティビティに関連するオブジェクト)WC_OBJECT_DETAIL内の行は削除されます。

構文

archiveASByClosedSpaces(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、現在閉じられているスペースに関連付けられているアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。

wls:/weblogic/serverConfig> archiveASByClosedSpaces(appName='webcenter')

archiveASByInactiveSpaces

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定された日付以降非アクティブであったスペースに関連付けられているアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。非アクティブ・スペースとは、指定された日付以降アクティビティがなかった開いているまたは閉じられたスペースです。

このコマンドは、本番表のデータをアーカイブ表に移動します。ただし、WC_ACTOR_DETAILは除きます。この表のデータは、アーカイブ表に移動されるのではなくコピーされます。基準(この場合、指定された日付以降、非アクティブであったスペースのアクティビティに関連するオブジェクト)を満たすWC_OBJECT_DETAILの行が削除されます。

構文

archiveASByInactiveSpaces(appName, year, month, day, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

year

スペースが非アクティブになった年。たとえば、2009です。

month

スペースが非アクティブになった月。たとえば、1月なら1、2月なら2のように入力します。

day

スペースが非アクティブになった日付。

server

オプション。スペース・アプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。スペース・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、2009年10月1日以降、非アクティブであった(オープン・ステータスかクローズ・ステータスかに関係なくアクティビティが発生していない)スペースと関連付けられているアクティビティ・ストリーム・データをアーカイブします。

wls:/weblogic/serverConfig> archiveASByInactiveSpaces(appName='webcenter', year=2009, month=10, day=1)

restoreASByDate

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定された日付以降のアーカイブされたアクティビティ・ストリーム・データを本番表にリストアします。

このコマンドは、アーカイブ表のデータを本番表に移動します。ただし、WC_ACTOR_DETAILは除きます。この表のデータはリストアされません。アーカイブ・プロセス中にこの表からデータが削除されていないためです。

本番表にすでに存在している行は、リストア・プロセス中に変更されません。

構文

restoreASByDate(appName, year, month, day, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

year

ここで指定した年以降のアクティビティ・ストリーム・データがリストアされます。たとえば、2009です。

month

ここで指定した月以降のアクティビティ・ストリーム・データがリストアされます。たとえば、1月なら1、2月なら2のように入力します。

day

ここで指定した日付以降のアクティビティ・ストリーム・データがリストアされます。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、2009年10月1日以降にアーカイブされたアクティビティ・ストリーム・データがリストアされます。

wls:/weblogic/serverConfig>restoreASByDate(appName='webcenter', year=2009, month=10, day=1)

truncateASArchive

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

アクティビティ・ストリーム・アーカイブ・データを切り捨てます。

構文

truncateASArchive(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、アクティビティ・ストリーム・アーカイブ・データが切り捨てられます。

wls:/weblogic/serverConfig>truncateASArchive(appName='webcenter')

コンテンツ・リポジトリ

表10-7に示すコマンドを使用して、コンテンツ・リポジトリの接続を管理し、WebCenter Portalアプリケーション用のドキュメント・サービスを構成します。

これらのWebCenter Portal WLSTコマンドを使用して行った構成変更は、WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後のみ有効になります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイド』を参照してください。

表10-7コンテンツ・リポジトリWLSTコマンド

コマンド 説明 WLSTの使用状況

createJCRContentServerConnection


Oracle WebCenter Contentリポジトリへの接続を作成します。

オンライン

setJCRContentServerConnection


既存のOracle WebCenter Contentリポジトリ接続を編集します。

オンライン

listJCRContentServerConnections


WebCenter Portalアプリケーションに対して構成されている個々またはすべてのOracle WebCenter Contentリポジトリの接続を一覧表示します。

オンライン

createJCRPortalConnection


Oracleポータル・リポジトリの接続を作成します。

オンライン

setJCRPortalConnection


既存のOracleポータル・リポジトリの接続を編集します。

オンライン

listJCRPortalConnections


WebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているすべてのOracle Portal接続を一覧表示します。

オンライン

createJCRFileSystemConnection


ファイル・システムへの接続を作成します。

オンライン

setJCRFileSystemConnection


既存のファイル・システム・リポジトリの接続を編集します。

オンライン

listJCRFileSystemConnections


WebCenter Portalアプリケーションに対して構成されている個々またはすべてのファイル・システム接続を一覧表示します。

オンライン

createJCRSharePointConnection


Microsoft SharePoint 2007リポジトリ接続を作成します。

オンライン

setJCRSharePointConnection


Microsoft SharePoint 2007リポジトリ接続を編集します。

オンライン

listJCRSharePointConnections


WebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているすべてのMicrosoft SharePoint 2007接続を一覧表示します。

オンライン

listDocumentsSpacesProperties


スペース・アプリケーションで使用中のバックエンド・コンテンツ・サーバーのプロパティを一覧表示します。

オンライン

setDocumentsSpacesProperties


スペース・アプリケーションで使用されるバックエンド・コンテンツ・サーバーのプロパティを変更します。

オンライン

deleteDocumentsSpacesProperties


スペース・アプリケーションで使用されるバックエンド・コンテンツ・サーバーのプロパティを削除します。

オンライン


createJCRContentServerConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定されたWebCenter Portalアプリケーション用のOracle WebCenter Contentリポジトリへの接続を作成します。

構文

createJCRContentServerConnection(appName, name, socketType, [url, serverHost, 
serverPort, keystoreLocation, keystorePassword, privateKeyAlias, 
privateKeyPassword, webContextRoot, clientSecurityPolicy, cacheInvalidationInterval, binaryCacheMaxEntrySize, 
adminUsername, adminPassword, extAppId, timeout, isPrimary, server, 
applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

接続の名前を示します。名前は、WebCenter Portalアプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。

socketType

Oracle WebCenter Contentのコンテンツ・サーバーが、コンテンツ・サーバー・リスナー・ポートとWebサーバー・フィルタのどちらで接続するかおよびリスナー・ポートでSSLが有効になっているかどうかを指定します。有効な値は、socketwebおよびsocketssl。このオプションは、デフォルト値はありません。

次の値から選択します。

  • socket: intradocソケットの接続を使用してコンテンツ・サーバーに接続します。コンテンツ・サーバー内の認可されたアドレスのリストにクライアントIPアドレスを追加する必要があります。この場合は、Oracle WebCenter Portalが実行されているマシンがクライアントになります。

  • socketssl: intradocソケットの接続を使用して、SSLプロトコルを使用して保護されたコンテンツ・サーバーに接続します。接続できるようにするために、サーバーのトラスト・ストアにクライアント証明書をインポートする必要があります。これは、最も保護されたオプションであり、IDを伝播する必要がある場合にお薦めします(たとえば、スペース・アプリケーション内)。

  • web: HTTP(S)接続を使用してコンテンツ・サーバーに接続します。スペース・アプリケーションの場合、このオプションはアクティブな接続(スペース固有のドキュメントおよびホーム・スペース・ドキュメントを格納するために使用されているバックエンド・コンテンツ・サーバー・リポジトリ)に適していません。それはIDの伝播を許可されていないためです。

  • jaxws: Java API for XML Web Services接続を使用してコンテンツ・サーバーに接続します。

url

オプション。コンテンツ・サーバーのURL。socketTypewebまたはjaxwsに設定されている場合にのみ必要です。URLは、http://<hostname>:<port>/<web root>/<plugin root>のフォーマットである必要があります。

例: http://mycontentserver/cms/idcplg

serverHost

オプション。コンテンツ・サーバーを実行しているマシンのホスト名。socketTypesocketまたはsocketsslに設定されている場合に必要になります。

serverPort

オプション。コンテンツ・サーバーがリスニングするポート。socketTypesocketまたはsocketsslに設定されている場合に必要になります。

  • Socket: サーバー内のincomingプロバイダに対して指定するポート。

  • Socket SSL: サーバー内のsslincomingプロバイダに対して指定するポート。

このプロパティは、コンテンツ・サーバー構成ファイル内のIntradocServerPort設定に対応しています。これは、デフォルトでポート4444になります。

keystoreLocation

オプション。セキュリティ・アサーションに署名するために使用したプライベート・キーを含むキー・ストアの場所を示します。socketTypesocketsslに設定されている場合にのみ必要です。

キー・ストアの場所は、絶対パスである必要があります。

keystorePassword

オプション。キー・ストアにアクセスするために必要なパスワードを示します。socketTypesocketsslに設定されている場合にのみ必要です。

privateKeyAlias

オプション。クライアントのキー・ストア内のプライベート・キー・エリアスを示します。このキーを使用すると、サーバーのメッセージに署名することができます。このプライベート・キーに対応するパブリック・キーをサーバーのキー・ストアにインポートする必要があります。

socketTypesocketsslに設定されている場合にのみ必要です。この引数の値は、文字列であり、特殊文字もスペースも含まない必要があります。

privateKeyPassword

オプション。キー・ストア内のプライベート・キー・エリアスに使用するパスワードを示します。socketTypesocketsslに設定されている場合にのみ必要です。

webContextRoot

オプション。コンテンツ・サーバーのWebサーバー・コンテキスト・ルート。/<context_root>の形式を使用します。たとえば、/csです。

指定した場合、WebCenter PortalアプリケーションでiFrameに基づいたいくつかのOracle WebCenter Content機能が使用可能になります。これには、次のものがあります。

  • コンテンツ・サーバーに新規または更新済ファイルをアップロードするときのファイルとコンテンツ・プロファイルの関連付け。

    詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterユーザーズ・ガイドの新規ファイルのアップロードに関する項および既存のファイルの新規バージョンのアップロードに関する項を参照してください。

  • Oracle AutoVueで使用可能なドキュメント確認機能の使用。

    詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterユーザーズ・ガイドのAutoVueを使用したドキュメントの確認とドキュメントに対するコラボレーションに関する項を参照してください。

  • 詳細なドキュメント・プロパティの編集。

    詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterユーザーズ・ガイドのファイル・プロパティの操作に関する項を参照してください。

  • フォルダおよびファイル・ワークフローの詳細の表示。

    詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterユーザーズ・ガイドのワークフロー情報の表示に関する項を参照してください。

  • スライド・ビューアでのファイルのプレビュー。

    詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterユーザーズ・ガイドのファイルのオープンに関する項を参照してください。

  • Site Studioの統合

    詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterユーザーズ・ガイドを参照してください。

webContextRootは、認証にIDENTITY_PROPAGATIONが使用されている場合、つまり、extAppIdが空の文字列に設定されている場合にのみ適用できます。

注意: これらのOracle WebCenter Contentの機能を完全に有効にするには、Oracle HTTPS Server (OHS)を介してWebCenter Portalアプリケーションにアクセスし、コンテンツ・サーバーとWebCenter Portalアプリケーションを、同じホストおよびポートの下で公開する必要があります。WebCenter Portalアプリケーションとコンテンツ・サーバーの両方で、シングル・サインオンを使用することも必要です。WebCenter Portalアプリケーションのフロントエンド処理を行うためのOHSの設定の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイド』のコンテンツ・サーバー - 構成に関する項を参照してください。

WebCenter Portalアプリケーションが複数のコンテンツ・サーバーに接続している場合、OHSのリダイレクトが適切に機能するように各コンテンツ・サーバーに一意のWebサーバー・コンテキスト・ルートを設定することをお薦めします。

clientSecurityPolicy

オプション。socketTypejaxwsである場合に使用されるクライアント・セキュリティ・ポリシー。例: oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_service_policy

グローバル・ポリシー・アタッチメント(GPA)がサポートされている環境の場合は、フィールドを空白のままにします。

cacheInvalidationInterval

オプション。外部コンテンツ・サーバーのコンテンツの変更を確認する間隔(分単位)。WebCenter Portalは、変更されたアイテムをキャッシュから自動的にクリアします。デフォルトは0で、キャッシュの無効化は無効になります。最小の間隔は2分です。

binaryCacheMaxEntrySize

オプション。コンテンツ・サーバー・バイナリ・ドキュメントのキャッシュ可能な最大サイズ(バイト単位)。このサイズより大きいドキュメントは、WebCenter Portalによってキャッシュされません。デフォルトは102400バイト(100K)です。

この値は、ご使用のマシンのメモリー構成およびキャッシュする予定のバイナリ・ドキュメントのタイプに基づいて調整します。

adminUsername

オプション。このコンテンツ・サーバー・インスタンスの管理権限を持つユーザー名。このユーザーは、プロファイルに基づいてコンテンツ・タイプ情報をフェッチするため、およびキャッシュ無効化の目的でドキュメントの変更を追跡するために使用されます。デフォルトはsysadminです。

adminPassword

オプション。adminUsernameに指定されているコンテンツ・サーバー管理者のパスワード。socketTypewebに設定されている場合に必要です。

extAppId

オプション。コンテンツ・サーバーに対してユーザーを認証するために使用される外部アプリケーション。この値は、既存の外部アプリケーション接続の名前と一致する必要があります。「listExtAppConnections」も参照してください。extAppIdを指定しない場合、認証メソッドまたは外部アプリケーションIDを変更しません。

extAppIdに空の文字列を設定すると、認証メソッドとして、IDENTITY_PROPAGATIONを使用します。このメソッドを使用すると、WebCenter Portalアプリケーションおよびコンテンツ・サーバーでは、同じアイデンティティ・ストアを使用してユーザーが認証されます。socketTypewebに設定されている場合は、extAppIDが必須になることに注意してください。

timeout

接続タイムアウト・メッセージが表示されるまでコンテンツ・サーバーへのログインに許容される時間の長さ(ミリ秒単位)、および接続タイプがwebsocketおよびsocketsslのすべてのサービス・リクエストで使用されるRIDCソケット・タイムアウト。

タイムアウト・プロパティが設定されていない場合は、次の値が使用されます。

  • ログイン・タイムアウト: oracle.webcenter.contentリソースのデフォルトの同時実行性タイムアウトが使用されます(30秒または30000ミリ秒)。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareパフォーマンスおよびチューニング・ガイド』の同時実行性管理の構成に関する項を参照してください。

  • RIDCソケット・タイムアウト: 接続タイプがsocketsocketsslまたはwebのすべてのサービス・リクエストに対して、デフォルトのRIDCソケット・タイムアウト(60秒または60000ミリ秒)が使用されます。

timeoutプロパティが設定されており、接続タイプがsocketsocketsslまたはwebの場合は、RIDCソケット・タイムアウトが短縮され、長時間実行中のリクエストがタイムアウトする可能性が高くなるため、60000ミリ秒未満の値を指定しないことをお薦めします。たとえば、長時間実行中の検索、長時間に及ぶファイルのアップロード、長時間に及ぶコピー操作などでタイムアウトが発生する可能性があります。

isPrimary

オプション。有効な文字列値は、1 (true)および0 (false)です。1は、この接続がドキュメント・サービスによって使用されるプライマリ接続であることを示します。この引数のデフォルトは、0

スペース・アプリケーションでは、プライマリ接続はスペース固有のコンテンツおよびホーム・スペース・コンテンツの格納に使用されます。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、ポート4444myhost.comで実行中のOracle WebCenter Contentリポジトリへのソケットベース接続を作成します。認証のために、myExtAppという名前の既存の外部アプリケーションを使用します。「createExtAppConnection」も参照してください。

wls:/weblogic/serverConfig> createJCRContentServerConnection(appName='webcenter', 
name='myContentServerConnection', socketType='socket', 
serverHost='myhost.com', serverPort='4444', extAppId='myExtApp', 
isPrimary=1)

次の例では、Oracle WebCenter ContentリポジトリへのSSLソケットベース接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createJCRContentServerConnection(appName='webcenter', 
name='myContentServerConnection', socketType='socketssl', 
serverHost='myhost.com', serverPort='4444', keystoreLocation='d:/keys/here', keystorePassword='AlphaSquad7', 
privateKeyAlias='enigma', privateKeyPassword='S0larPl3x1s', 
extAppId='myExtApp')

次の例では、Oracle WebCenter ContentリポジトリへのJAX-WS (Java API for XML Web Services)接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createJCRContentServerConnection(appName='webcenter', 
name='myContentServerConnection', socketType='jaxws', url='http://myhost.com:9044/idcnativews', clientSecurityPolicy='oracle/wss10_saml_token_client_policy')

setJCRContentServerConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

既存のOracle WebCenter Contentリポジトリ接続を編集します。このコマンドを使用すると、appNamenameの値および1つの追加引数を指定する必要があります。

構文

setJCRContentServerConnection(appName, name, [socketType, url, serverHost, 
serverPort, keystoreLocation, keystorePassword, privateKeyAlias, 
privateKeyPassword, webContextRoot, clientSecurityPolicy, 
cacheInvalidationInterval, binaryCacheMaxEntrySize, adminUsername, adminPassword, 
extAppId, timeout, isPrimary, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存のOracle WebCenter Contentリポジトリ接続の名前。

socketType

オプション。Oracle WebCenter Contentのコンテンツ・サーバーが、コンテンツ・サーバー・リスナー・ポートとWebサーバー・フィルタのどちらで接続するかおよびリスナー・ポートでSSLが有効になっているかどうかを指定します。有効な値は、socketwebおよびsocketssl。このオプションは、デフォルト値はありません。

次の値から選択します。

  • socket: intradocソケットの接続を使用してコンテンツ・サーバーに接続します。コンテンツ・サーバー内の認可されたアドレスのリストにクライアントIPアドレスを追加する必要があります。この場合は、Oracle WebCenter Portalが実行されているマシンがクライアントになります。

  • socketssl: intradocソケットの接続を使用して、SSLプロトコルを使用して保護されたコンテンツ・サーバーに接続します。接続できるようにするために、サーバーのトラスト・ストアにクライアント証明書をインポートする必要があります。これは、最も保護されたオプションであり、IDを伝播する必要がある場合にお薦めします(たとえば、スペース・アプリケーション内)。

  • web: HTTP(S)接続を使用してコンテンツ・サーバーに接続します。スペース・アプリケーションの場合、このオプションはスペース固有のドキュメントおよびホーム・スペース・ドキュメントを格納するために使用されているバックエンド・コンテンツ・サーバー・リポジトリに適していません。それはIDの伝播を許可されていないためです。

  • jaxws: Java API for XML Web Services接続を使用してコンテンツ・サーバーに接続します。

url

オプション。コンテンツ・サーバーのURL。socketTypewebまたはjaxwsに設定されている場合にのみ必要です。URLは、http://<hostname>:<port>/<web root>/<plugin root>のフォーマットである必要があります。

例: http://mycontentserver/cms/idcplg

serverHost

オプション。コンテンツ・サーバーを実行しているマシンのホスト名。socketTypesocketまたはsocketsslに設定されている場合に必要になります。

serverPort

オプション。コンテンツ・サーバーがリスニングするポート。socketTypesocketまたはsocketsslに設定されている場合に必要になります。

  • Socket: サーバー内のincomingプロバイダに対して指定するポート。

  • Socket SSL: サーバー内のsslincomingプロバイダに対して指定するポート。

例: 4444

keystoreLocation

オプション。セキュリティ・アサーションに署名するために使用したプライベート・キーを含むキー・ストアの場所を示します。socketTypesocketsslに設定されている場合にのみ必要です。

キー・ストアの場所は、絶対パスである必要があります。

keystorePassword

オプション。キー・ストアにアクセスするために必要なパスワードを示します。socketTypesocketsslに設定されている場合にのみ必要です。

privateKeyAlias

オプション。クライアントのキー・ストア内のプライベート・キー・エリアスを示します。socketTypesocketsslに設定されている場合にのみ必要です。この引数の値は、文字列であり、特殊文字もスペースも含まない必要があります。

privateKeyPassword

オプション。キー・ストア内のプライベート・キー・エリアスに使用するパスワードを示します。socketTypesocketsslに設定されている場合にのみ必要です。

webContextRoot

オプション。コンテンツ・サーバーのWebサーバー・コンテキスト・ルート。/<context_root>の形式を使用します。たとえば、/csです。

指定した場合、WebCenter PortalアプリケーションでiFrameに基づいたいくつかのOracle WebCenter Content機能(スライド・ビューアでのファイルのプレビューなど)が使用可能になります。

注意: これらの機能を完全に有効にするには、Oracle HTTPS Server (OHS)を介してWebCenter Portalアプリケーションにアクセスし、コンテンツ・サーバーとWebCenter Portalアプリケーションを、同じホストおよびポートの下で公開する必要があります。さらに、WebCenter Portalアプリケーションとコンテンツ・サーバーの両方で、シングル・サインオンを使用することも必要です。WebCenter Portalアプリケーションのフロントエンド処理を行うためのOHSの設定の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイド』のコンテンツ・サーバー - 構成に関する項を参照してください。

webContextRootは、認証にIDENTITY_PROPAGATIONが使用されている場合、つまり、extAppIdが空の文字列に設定されている場合にのみ適用できます。

clientSecurityPolicy

オプション。socketTypejaxwsである場合に使用されるクライアント・セキュリティ・ポリシー。例: oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_service_policy

グローバル・ポリシー・アタッチメント(GPA)がサポートされている環境の場合は、フィールドを空白のままにします。

cacheInvalidationInterval

オプション。外部コンテンツ・サーバーのコンテンツの変更を確認する間隔(分単位)。WebCenter Portalは、変更されたアイテムをキャッシュから自動的にクリアします。デフォルトは0で、キャッシュの無効化は無効になります。最小の間隔は2分です。

binaryCacheMaxEntrySize

オプション。コンテンツ・サーバー・バイナリ・ドキュメントのキャッシュ可能な最大サイズ(バイト単位)。このサイズより大きいドキュメントは、WebCenter Portalによってキャッシュされません。デフォルトは102400バイト(100K)です。

この値は、ご使用のマシンのメモリー構成およびキャッシュする予定のバイナリ・ドキュメントのタイプに基づいて調整します。

adminUsername

オプション。このコンテンツ・サーバー・インスタンスの管理権限を持つユーザー名。このユーザーは、プロファイルに基づいてコンテンツ・タイプ情報をフェッチするため、およびキャッシュ無効化の目的でドキュメントの変更を追跡するために使用されます。デフォルトはsysadminです。

adminPassword

オプション。adminUsernameに指定されているコンテンツ・サーバー管理者のパスワード。socketTypewebに設定されている場合に必要です。

extAppId

オプション。コンテンツ・サーバーに対してユーザーを認証するために使用される外部アプリケーション。この値は、既存の外部アプリケーション接続の名前と一致する必要があります。「listExtAppConnections」も参照してください。extAppIdを指定しない場合、認証メソッドまたは外部アプリケーションIDを変更しません。

extAppIdに空の文字列を設定すると、認証メソッドとして、IDENTITY_PROPAGATIONを使用します。このメソッドを使用すると、WebCenter Portalアプリケーションおよびコンテンツ・サーバーでは、同じアイデンティティ・ストアを使用してユーザーが認証されます。

timeout

接続タイムアウト・メッセージが表示されるまでコンテンツ・サーバーへのログインに許容される時間の長さ(ミリ秒単位)、および接続タイプがwebsocketおよびsocketsslのすべてのサービス・リクエストで使用されるRIDCソケット・タイムアウト。

タイムアウト・プロパティが設定されていない場合は、次の値が使用されます。

  • ログイン・タイムアウト: oracle.webcenter.contentリソースのデフォルトの同時実行性タイムアウトが使用されます(30秒または30000ミリ秒)。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareパフォーマンスおよびチューニング・ガイド』の同時実行性管理の構成に関する項を参照してください。

  • RIDCソケット・タイムアウト: 接続タイプがsocketsocketsslまたはwebのすべてのサービス・リクエストに対して、デフォルトのRIDCソケット・タイムアウト(60秒または60000ミリ秒)が使用されます。

timeoutプロパティが設定されており、接続タイプがsocketsocketsslまたはwebの場合は、RIDCソケット・タイムアウトが短縮され、長時間実行中のリクエストがタイムアウトする可能性が高くなるため、60000ミリ秒未満の値を指定しないことをお薦めします。たとえば、長時間実行中の検索、長時間に及ぶファイルのアップロード、長時間に及ぶコピー操作などでタイムアウトが発生する可能性があります。

isPrimary

オプション。有効な文字列値は、1 (true)および0 (false)です。1は、この接続がドキュメント・サービスによって使用されるプライマリ接続であることを示します。この引数のデフォルトは、0

スペース・アプリケーションでは、プライマリ接続はスペース固有のコンテンツおよびホーム・スペース・コンテンツの格納に使用されます。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、Oracle WebCenter Contentリポジトリへのソケットベース接続を編集します。

wls:/weblogic/serverConfig>setJCRContentServerConnection(appName='webcenter', 
name='myContentServerConnection', socketType='socket', 
serverHost='myhost.com',  serverPort='4444', 
extAppId='myExtApp', isPrimary=1)

次の例では、Oracle WebCenter ContentリポジトリへのSSLソケットベース接続を編集します。

wls:/weblogic/serverConfig>setJCRContentServerConnection(appName='webcenter', 
name='myContentServerConnection', socketType='socketssl', 
serverHost='myhost.com', serverPort='8443', 
keystoreLocation='d:/keys/here', keystorePassword='T0PS3CR3T', 
privateKeyAlias='TekJansen', privateKeyPassword='LadyNocturne', 
extAppId='myExtApp', isPrimary=1)

次の例では、Oracle WebCenter ContentリポジトリへのJAX-WS (Java API for XML Web Services)接続を編集します。

wls:/weblogic/serverConfig> setJCRContentServerConnection(appName='webcenter', 
socketType='jaxws', url='http://myhost.com:9044/idcnativews', 
clientSecurityPolicy='oracle/wss10_saml_token_client_policy')

listJCRContentServerConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

引数を指定せずに、このコマンドを使用すると、指定されたWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているすべてのOracle WebCenter Contentリポジトリの接続が一覧表示されます。

構文

listJCRContentServerConnections(appName, [verbose], 
[name, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

verbose

オプション。コンテンツ・リポジトリ接続の詳細情報を冗長モードで表示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、listJCRContentServerConnectionsによって、WebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているすべてのOracle WebCenter Contentリポジトリの接続およびその詳細が一覧表示されます。0に設定すると、接続名のみが一覧表示されます。この引数のデフォルトは、0

name

オプション。既存のOracle WebCenter Contentリポジトリ接続の名前。指定した場合、特定のOracle WebCenter Contentリポジトリの接続に関する詳細を表示できます。nameの値を指定すると、verboseの値を指定する必要があります。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、webcenterという名前のアプリケーションに対して構成されているOracle WebCenter Contentリポジトリの接続を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listJCRContentServerConnections(appName='webcenter')

次の例では、myContentServerConnection1という名前のOracle WebCenter Contentリポジトリの接続のすべてのプロパティを一覧表示します。myContentServerConnection1という名前の接続が存在し、それがOracle WebCenter Contentリポジトリ接続である必要があります。たとえば、Oracleポータルの接続を指定すると、プロパティは表示されず、エラーが表示されます。

wls:/weblogic/serverConfig>listJCRContentServerConnections(appName='webcenter', 
verbose=1, name='myContentServerConnection1')

createJCRPortalConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

Oracleポータル・リポジトリ接続を作成します。

構文

createJCRPortalConnection(appName, name, dataSource, [extAppId, isPrimary, timeout, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

接続の名前を示します。名前は、WebCenter Portalアプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。

dataSource

ポータルに接続するために使用されるJNDI DataSourceの場所を示します。例: jdbc/MyPortalDS

データソースは、WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされているサーバーに存在する必要があります。

extAppId

オプション。Oracle Portalに対してユーザーを認証するために使用される外部アプリケーション。この値は、既存の外部アプリケーション接続の名前と一致する必要があります。「listExtAppConnections」も参照してください。extAppIdを指定しない場合、認証メソッドまたは外部アプリケーションIDを変更しません。

extAppIdに空の文字列を設定すると、認証メソッドとして、IDENTITY_PROPAGATIONを使用します。このメソッドを使用すると、WebCenter PortalアプリケーションおよびOracle Portalでは、同じアイデンティティ・ストアを使用してユーザーが認証されます。

timeout

オプション。Oracle Portalへのログインが許可される時間の長さ(ミリ秒単位)。この時間が経過すると、接続タイムアウト・メッセージが発行されます。

タイムアウトが設定されない場合は、oracle.webcenter.contentリソースのデフォルトの同時実行性タイムアウトが使用されます(30秒または30000ミリ秒)。詳細は、Oracle Fusion Middlewareパフォーマンス・ガイドの同時実行性管理の構成に関する項を参照してください。

isPrimary

オプション。有効な文字列値は、1 (true)および0 (false)です。1は、この接続がドキュメント・サービスによって使用されるプライマリ接続であることを示します。この引数のデフォルトは、0

スペース・アプリケーションでは、プライマリ接続はOracle WebCenter Contentリポジトリ接続である必要があります。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、データ・ソースjdbc/portalDSを使用してmyPortalConnectionという名前のOracleポータルの接続を作成し、認証のためにmyExtAppという名前の外部アプリケーションを使用することを指定します。

wls:/weblogic/serverConfig> createJCRPortalConnection(appName='myApp', 
name='myPortalConnection', dataSource='jdbc/portalDS', extAppId='myExtApp', 
isPrimary=1)

setJCRPortalConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

既存のOracleポータルの接続を編集します。このコマンドを使用すると、dataSourceまたはisPrimary引数の値を指定する必要があります。

構文

setJCRPortalConnection(appName, name, [dataSource, extAppId, timeout, isPrimary, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存のOracleポータルの接続の名前を示します。

dataSource

オプション。ポータルに接続するために使用されるJNDI DataSourceの場所を示します。例: jdbc/MyPortalDS

データソースは、WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされているサーバーに存在する必要があります。

extAppId

オプション。Oracle Portalに対してユーザーを認証するために使用される外部アプリケーション。この値は、既存の外部アプリケーション接続の名前と一致する必要があります。「listExtAppConnections」も参照してください。extAppIdを指定しない場合、認証メソッドまたは外部アプリケーションIDを変更しません。

extAppIdに空の文字列を設定すると、認証メソッドとして、IDENTITY_PROPAGATIONを使用します。このメソッドを使用すると、WebCenter PortalアプリケーションおよびOracle Portalでは、同じアイデンティティ・ストアを使用してユーザーが認証されます。

timeout

オプション。Oracle Portalへのログインが許可される時間の長さ(ミリ秒単位)。この時間が経過すると、接続タイムアウト・メッセージが発行されます。

タイムアウトが設定されない場合は、oracle.webcenter.contentリソースのデフォルトの同時実行性タイムアウトが使用されます(30秒または30000ミリ秒)。詳細は、Oracle Fusion Middlewareパフォーマンス・ガイドの同時実行性管理の構成に関する項を参照してください。

isPrimary

オプション。有効な文字列値は、1 (true)および0 (false)です。1は、この接続がドキュメント・サービスによって使用されるプライマリ接続であることを示します。0に設定し、かつ指定した接続がドキュメント・サービスで使用されているプライマリ接続である場合、プライマリ接続がリセットされます。このパラメータを設定しない場合、ドキュメント・サービスで使用したプライマリ接続は変更しません。この引数は、デフォルト値はありません。

スペース・アプリケーションでは、プライマリ接続はOracle WebCenter Contentリポジトリ接続である必要があります。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、Oracleポータル・リポジトリ接続の詳細情報を編集します。

wls:/weblogic/serverConfig> setJCRPortalConnection(appName='webcenter', 
name='myPortalConnection', dataSource='/newPortalDS', extAppId='myExtApp', 
isPrimary=0)

listJCRPortalConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

このコマンドは、引数を指定せずに使用すると、指定されたWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているすべてのOracle Portal接続を一覧表示します。

構文

listJCRPortalConnections(appName, [verbose, name, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

verbose

オプション。コンテンツ・リポジトリ接続の詳細情報を冗長モードで表示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、listJCRPortalConnectionsによって、WebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているすべてのOracle Portal接続およびその詳細が一覧表示されます。0に設定すると、接続名のみが一覧表示されます。この引数のデフォルトは、0

name

オプション。既存のOracleポータルの接続の名前を示します。指定した場合、特定のOracleポータルの接続に関する詳細情報を表示できます。nameの値を指定すると、verboseの値を指定する必要があります。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、WebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているすべてのOracle Portal接続を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listJCRPortalConnections(appName='webcenter', 
verbose=1, name='myPortalConnection')

createJCRFileSystemConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

ファイル・システム・リポジトリへの接続を作成します。


注意:

プロダクションまたはエンタープライズ・アプリケーションのデプロイメントにファイル・システム接続を使用してはいけません。この機能は、開発のためにのみ提供されています。


構文

createJCRFileSystemConnection(appName, name, path, [isPrimary, server, 
applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

接続の名前を示します。名前は、WebCenter Portalアプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。

path

このファイル・システムに接続して内容をエクスポーズする必要があるフォルダへの絶対パスを示します。たとえば、C:\ProjectDocumentsという名前のフォルダがあり、そのフォルダをドキュメント・サービスに使用する必要がある場合、このフォルダをこのコマンドへのパス引数として指定する必要があります。

isPrimary

オプション。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。1は、この接続がドキュメント・サービスによって使用されるプライマリ接続であることを示します。0に設定し、かつ指定した接続がドキュメント・サービスで使用されているプライマリ接続である場合、プライマリ接続がリセットされます。このパラメータを設定しない場合、ドキュメント・サービスで使用したプライマリ接続は変更しません。この引数は、デフォルト値はありません。

スペース・アプリケーションでは、プライマリ接続はOracle WebCenter Contentリポジトリ接続である必要があります。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、ファイル・システム・リポジトリへの接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createJCRFileSystemConnection(appName='webcenter', 
name='FSAConnection', path='C:/ProjectDocuments')

setJCRFileSystemConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

既存のファイル・システム・リポジトリの接続を編集します。このコマンドを使用する場合、pathまたはisPrimary引数の値を指定する必要があります。


注意:

プロダクションまたはエンタープライズ・アプリケーションのデプロイメントにファイル・システム接続を使用してはいけません。この機能は、開発のためにのみ提供されています。


構文

setJCRFileSystemConnection(appName, name, [path, isPrimary, server, 
applicationVersion])
引数 定義
appName

ドキュメント・サービス・プロパティを設定するアプリケーションの名前。

name

ドキュメント・サービスで使用する接続の名前を示します。

path

オプション。このファイル・システムに接続して内容をエクスポーズする必要があるフォルダへの絶対パスを示します。たとえば、C:\ProjectDocumentsという名前のフォルダがあり、そのフォルダをドキュメント・サービスに使用する必要がある場合、このフォルダをこのコマンドへのパス引数として指定する必要があります。

isPrimary

オプション。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。1に設定すると、この接続がドキュメント・サービスによって使用されるプライマリ接続であることが指定されます。0に設定し、かつ指定した接続がドキュメント・サービスで使用されているプライマリ接続である場合、プライマリ接続がリセットされます。このパラメータを設定しない場合、ドキュメント・サービスで使用したプライマリ接続は変更しません。この引数は、デフォルト値はありません。

スペース・アプリケーションでは、プライマリ接続はOracle WebCenter Contentリポジトリ接続である必要があります。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


この例は、ファイル・システム・リポジトリの接続に関する詳細情報を編集します。

wls:/weblogic/serverConfig> setJCRFileSystemConnection(appName='webcenter', 
name='FSAConnection', path='C:/ProjectDocuments')

listJCRFileSystemConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

このコマンドは、引数を指定せずに使用すると、指定されたWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているすべてのファイル・システム接続を一覧表示します。


注意:

プロダクションまたはエンタープライズ・アプリケーションのデプロイメントにファイル・システム接続を使用してはいけません。この機能は、開発のためにのみ提供されています。


構文

listJCRFileSystemConnections(appName, [verbose, name, server, 
applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

verbose

オプション。コンテンツ・リポジトリ接続の詳細情報を冗長モードで表示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、listJCRFileSystemConnectionsによって、WebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているすべてのファイル・システム接続およびそれらの詳細が一覧表示されます。0に設定すると、接続名のみが一覧表示されます。この引数のデフォルトは、0

name

オプション。既存のファイル・システム接続の名前を示します。指定した場合、特定のファイル・システム接続に関する詳細情報を表示できます。nameの値を指定すると、verboseの値を指定する必要があります。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、webcenterという名前のアプリケーションに対して設定したすべてのファイル・システム接続を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listJCRFileSystemConnections(appName='webcenter')

次の例は、冗長モードで設定したすべてのファイル・システム接続を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listJCRFileSystemConnections(appName='webcenter', 
verbose=1)

createJCRSharePointConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

Microsoft SharePoint 2007リポジトリへの接続を作成します。

構文

createJCRSharePointConnection(appName, name, url, [likeLimit, extAppId, timeout, isPrimary, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

接続の名前を示します。名前は、WebCenter Portalアプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。

url

接続するSharePointサイトのWebアドレス。

たとえば、SharePointサイト・アドレスがhttp://mysharepoint.mycompany.comである場合、url引数にこの値を入力します。

likeLimit

オプション。LIKE演算子が照合する文字数。デフォルトは64です。

SharePoint問合せ言語は、検索パターンが一致するURL(ドキュメント・パス)による問合せを抑制するためにLIKEキーワードを使用します。デフォルトでは、LIKE演算子は、最大64文字の文字列に対するパターン照合をサポートしています。この引数を使用して、異なる文字制限(1から64までの任意の正の整数)を指定するか、likeLimit=0を入力してLIKE制限を無効化(Microsoft SharePointサーバーに完全な問合せ文字列を常に送信)します。

デフォルト値(64)をお薦めします。WLSTコマンドcreateJCRSharePointConnectionを使用して接続を作成する場合はこの引数を指定する必要はありません。

注意: ご使用のSharePointインスタンスで64文字を超えるURLのLIKE問合せがサポートされている場合のみ、64を超える値を指定します。

extAppId

オプション。SharePointリポジトリに対してユーザーを認証するために使用される外部アプリケーション。この値は、既存の外部アプリケーション接続の名前と一致する必要があります。「listExtAppConnections」も参照してください。

extAppIdが設定されていない場合、SharePointリポジトリ接続は機能しません。

extAppIdは、setJCRSharePointConnection コマンドを使用していつでも設定または変更できます。

timeout

オプション。SharePointリポジトリへのログインが許可される時間の長さ(ミリ秒単位)。この時間が経過すると、接続タイムアウト・メッセージが発行されます。

タイムアウトが設定されない場合は、oracle.webcenter.contentリソースのデフォルトの同時実行性タイムアウトが使用されます(30秒または30000ミリ秒)。詳細は、Oracle Fusion Middlewareパフォーマンス・ガイドの同時実行性管理の構成に関する項を参照してください。

isPrimary

オプション。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。1は、この接続がドキュメント・サービスによって使用されるプライマリ接続であることを示します。この引数のデフォルトは、0です。このパラメータを省略した場合、ドキュメント・サービスで使用されるプライマリ接続は変更されません。

スペース・アプリケーションでは、プライマリ接続はOracle WebCenter Contentリポジトリ接続である必要があります

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、Microsoft SharePointサイトへの接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createJCRSharePointConnection(appName='webcenter', name='MySPConnection', url='http://mysharepoint.mycompany.com', extAppId='myExtApp')

setJCRSharePointConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

既存のMicrosoft SharePoint 2007リポジトリ接続を編集します。このコマンドでは、appNamenameの値および少なくとも1つの追加引数を指定する必要があります。

構文

setJCRSharePointConnection(appName, name, [url, likeLimit, extAppId, timeout, isPrimary, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存のSharePoint接続の名前。

url

オプション。接続するSharePointサイトのWebアドレス。

たとえば、SharePointサイト・アドレスがhttp://mysharepoint.mycompany.comである場合、url引数にこの値を入力します。

likeLimit

オプション。LIKE演算子が照合する文字数。デフォルトは64です。

SharePoint問合せ言語は、検索パターンが一致するURL(ドキュメント・パス)による問合せを抑制するためにLIKEキーワードを使用します。デフォルトでは、LIKE演算子は、最大64文字の文字列に対するパターン照合をサポートしています。この引数を使用して、異なる文字制限(1から64までの任意の正の整数)を指定するか、likeLimit=0を入力してLIKE制限を無効化(Microsoft SharePointサーバーに完全な問合せ文字列を常に送信)します。

デフォルト値(64)をお薦めします。このデフォルトは、ほとんどのインスタンスに適しており、通常、新しい値を設定する必要はありません。デフォルトをリセットするには、likeLimit=''またはlikeLimit=64を指定します。

注意: ご使用のSharePointインスタンスで64文字を超えるURLのLIKE問合せがサポートされている場合のみ、64を超える値を指定します。

extAppId

オプション。SharePointリポジトリに対してユーザーを認証するために使用される外部アプリケーション。この値は、既存の外部アプリケーション接続の名前と一致する必要があります。「listExtAppConnections」も参照してください。extAppIdが設定されていない場合、現在の外部アプリケーションIDは変更されません。

外部アプリケーションが設定されていない場合、SharePoint接続は機能しません。

timeout

オプション。SharePointリポジトリへのログインが許可される時間の長さ(ミリ秒単位)。この時間が経過すると、接続タイムアウト・メッセージが発行されます。

タイムアウトが設定されない場合は、oracle.webcenter.contentリソースのデフォルトの同時実行性タイムアウトが使用されます(30秒または30000ミリ秒)。詳細は、Oracle Fusion Middlewareパフォーマンス・ガイドの同時実行性管理の構成に関する項を参照してください。

isPrimary

オプション。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。1は、この接続がドキュメント・サービスによって使用されるプライマリ接続であることを示します。0に設定し、かつ指定した接続がドキュメント・サービスで使用されているプライマリ接続である場合、プライマリ接続がリセットされます。このパラメータを設定しない場合、ドキュメント・サービスで使用したプライマリ接続は変更しません。この引数は、デフォルト値はありません。

スペース・アプリケーションでは、プライマリ接続はOracle WebCenter Contentリポジトリ接続である必要があります

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、SharePointリポジトリ接続の詳細を編集します。

wls:/weblogic/serverConfig> setJCRSharePointConnection(appName='webcenter', name='MySPConnection', url='http://mysharepoint.mycompany.com', extAppId='myExtApp')

listJCRSharePointConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

このコマンドは、引数を指定せずに使用すると、指定されたWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているすべてのSharePoint接続を一覧表示します。

構文

listJCRSharePointConnections(appName, [verbose, name, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

verbose

オプション。SharePoint接続の詳細を冗長モードで表示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、listJCRSharePointConnectionsによって、WebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているすべてのSharePoint接続およびそれらの詳細が一覧表示されます。0に設定すると、接続名のみが一覧表示されます。この引数のデフォルトは、0

name

オプション。既存のSharePoint接続の名前。指定した場合、特定のSharePoint接続の接続詳細を表示できます。nameの値を指定すると、verboseの値を指定する必要があります。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、webcenterという名前のアプリケーションに対して構成されているすべてのSharePoint接続の名前を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listJCRSharePointConnections(appName='webcenter')

次の例では、構成されているすべてのSharePoint接続の接続詳細を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listJCRSharePointConnections(appName='webcenter', verbose=1)

listDocumentsSpacesProperties

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

スペース固有ドキュメントおよびホーム・スペース・ドキュメントを格納するためにスペース・アプリケーションによって使用されているバックエンドOracle WebCenter Contentリポジトリのプロパティを一覧表示します。このコマンドは、スペース・アプリケーションにのみ有効です。

構文

listDocumentsSpacesProperties(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を行うスペース・アプリケーションの名前。常にwebcenterです。

server

オプション。スペース・アプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。スペース・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、スペース固有ドキュメントおよびホーム・スペース・ドキュメントを格納するために(webcenterという名前の)スペース・アプリケーションによって使用されているバックエンドOracle WebCenter Contentリポジトリのプロパティを一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listDocumentsSpacesProperties(appName='webcenter')

The Documents Spaces container is "/WebCenter1109"
The Documents repository administrator is "sysadmin"
The Documents Spaces container is "/WebCenter1109"The Documents primary connection is "myOCSConnection"

setDocumentsSpacesProperties

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

スペース関連データを格納するためにスペース・アプリケーションによって使用されている、バックエンドOracle WebCenter Contentリポジトリのプロパティを変更します。このコマンドは、スペース・アプリケーションにのみ有効です。

構文

setDocumentsSpacesProperties(appName, [spacesRoot, adminUserName, 
applicationName, server, applicationVersion])
引数 定義

appName

この操作を行うスペース・アプリケーションの名前。常にwebcenterです。

spacesRoot

オプション。スペース・アプリケーション・コンテンツが格納されているルート・フォルダ。この引数の値は、/<foldername>の形式を使用する必要があります。たとえば、/WebCenterまたは/WebCenterSpaces。spacesRootは、/ではなく、ルート自体であり、アプリケーションの間にユニークである必要があります。指定したフォルダは存在しない場合、そのフォルダが作成されます。

この引数の値を指定した場合、adminUserNameおよびapplicationName引数の値を指定する必要があります。

adminUserName

オプション。コンテンツ・リポジトリ管理者のユーザー名を示します。例: sysadmin。このユーザーは、スペース・アプリケーション・コンテンツのフォルダの作成と維持や、コンテンツ・アクセス権限の管理に使用されます。

スペース・ユーザーの代理として操作を行えるように、この接続には管理権限が必要です。

この引数の値を指定した場合、spacesRootおよびapplicationName引数の値を指定する必要があります。

applicationName

オプション。一意のスペース・・アプリケーション識別子。この名前は、複数のスペース・アプリケーションが同じコンテンツ・リポジトリを共有している場合にデータを分離するために使用され、アプリケーション間で一意である必要があります。

この引数の値は、文字で始まる必要があります。文字の後に英数字またはアンダースコアを続けます。文字列には、30次の文字を入力ことができます。この引数の値を指定した場合、spacesRootおよびadminUserName引数の値を指定する必要があります。

ここで指定する名前は、次のようにドキュメント関連のワークフローに名前を付けるためにも使用されます。

<applicationName><WorkflowName>

<applicationName><WorkflowStepName>

ワークフローに名前を付ける場合、アプリケーション名の最初の14文字のみが使用されます。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、スペース固有ドキュメントおよびホーム・スペース・ドキュメントを格納するためにスペース・アプリケーションによって使用されているバックエンドOracle WebCenter Contentリポジトリの接続プロパティを変更します。

wls:/weblogic/serverConfig> setDocumentsSpacesProperties(appName='webcenter', 
spacesRoot='/AccountingSpaces', adminUserName='admin', 
applicationName='WCAccounting')

次の例では、スペース固有ドキュメントおよびホーム・スペース・ドキュメントを格納するためにスペース・アプリケーションによって使用されているバックエンドOracle WebCenter Contentリポジトリの管理者のユーザー名を変更します。

wls:/weblogic/serverConfig> setDocumentsSpacesProperties(appName='webcenter', 
adminUserName='sysadmin')

deleteDocumentsSpacesProperties

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

スペース・アプリケーションによって使用されているバックエンドOracle WebCenter ContentリポジトリのadminUserNameapplicationNameおよびspacesRootのプロパティを削除します。このコマンドは、スペース・アプリケーションにのみ有効です。

構文

deleteDocumentsSpacesProperties(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を行うスペース・アプリケーションの名前。常にwebcenterです。

server

オプション。WebCenterアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前を示します。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、スペース・アプリケーションによって使用されているバックエンドOracle WebCenter Contentリポジトリの接続プロパティ(adminUserNameapplicationNamespacesRoot)を削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteDocumentsSpacesProperties(appName='webcenter')

ディスカッションおよび告知

表10-8に示すコマンドを使用して、WebCenter Portalアプリケーションのディスカッション・サーバー接続を管理します。

これらのWebCenter Portal WLSTコマンドを使用して行った構成変更は、WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後のみ有効になります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイド』を参照してください。

表10-8ディスカッションおよび告知WLSTコマンド

コマンド 説明 WLSTの使用状況

createDiscussionForumConnection


WebCenter Portalアプリケーションの新しいディスカッション・サーバー接続を作成します。

オンライン

setDiscussionForumConnection


既存のディスカッション・サーバー接続を編集します。

オンライン

setDefaultDiscussionForumConnection


ディスカッション・サービスおよびお知らせサービスのデフォルト接続を指定します。

オンライン

listDiscussionForumConnections


アプリケーションに対して設定したすべてのディスカッション・サーバー接続プロパティを表示します。

オンライン

listDefaultDiscussionForumConnection


アプリケーションのデフォルト・ディスカッション・サーバー接続を表示します。

オンライン

setDiscussionForumConnectionProperty


追加のディスカッション・サーバー接続プロパティを設定します。

オンライン

deleteDiscussionForumConnectionProperty


ディスカッション・サーバー接続プロパティを削除します。

オンライン

setDiscussionForumServiceProperty


ディスカッション・サービスのデフォルトを指定します。

オンライン

removeDiscussionForumServiceProperty


ディスカッション・サービスのデフォルトを削除します。

オンライン

listDiscussionForumServiceProperties


ディスカッション・サービス・プロパティを表示します。

オンライン

setAnnouncementServiceProperty


お知らせサービスのデフォルトを指定します。

オンライン

removeAnnouncementServiceProperty


お知らせサービスのデフォルトを削除します。

オンライン

listAnnouncementServiceProperties


お知らせサービス・プロパティを表示します。

オンライン

addDiscussionsServerAdmin


ユーザーまたはグループにディスカッション・サーバーのシステム管理者権限を付与します。

オンライン

addDiscussionsCategoryAdmin


ユーザーまたはグループにディスカッション・サーバーのカテゴリ管理者権限を付与します。

オンライン

syncDiscussionServerPermissions


親からセキュリティを継承するサブスペースのディスカッション・サーバー権限を同期します。

オンライン

setDiscussionsServerProperty


ディスカッション・サーバーのプロパティを設定します。

オンライン

getDiscussionsServerProperty


ディスカッション・サーバーのプロパティ値を返します。

オンライン

removeDiscussionsServerProperty


現在のディスカッション・サーバーのプロパティ値を削除します。

オンライン


createDiscussionForumConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定したWebCenter Portalアプリケーションの新しいディスカッション・サーバー接続を作成します。

ディスカッション・サービスおよびお知らせサービスの両方のサービスの場合は、ディスカッション・サーバーの接続が必要です。両方のサービスでは、同じディスカッション・サーバー接続が使用されます。

1つのWebCenter Portalアプリケーションに対して複数のディスカッション・サーバー接続を登録できますが、ディスカッション・サービスおよびお知らせサービスに対して使用される接続は1つのみであり、デフォルト(またはアクティブ)接続が使用されます。

構文

createDiscussionForumConnection(appName, name, url, adminUser, 
[timeout, default, policyURIForAuthAccess, policyURIForPublicAccess, recipientKeyAlias]) 

引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

接続の名前を示します。名前は、WebCenter Portalアプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。

url

ディスカッション・フォーラムおよび告知をホストしているディスカッション・サーバーのURLを示します。例: http://myhost:8888/owc_discussions

adminUser

ディスカッション・サーバー管理者の名前を示します。ディスカッションとお知らせサービスでは、このアカウントを使用して、WebCenter Portalユーザーの代理として管理操作が行われます。

このアカウントは、多くの場合、スペース・アプリケーションにおいてディスカッションとお知らせを管理するために使用されます。このユーザーは、super adminである必要はありません。ただし、このユーザーは、スペース・アプリケーションの現在のアプリケーション・ルート・カテゴリ、つまり、すべてのスペース関連のディスカッションとお知らせが格納されている(ディスカッション・サーバー上の)カテゴリに対する管理権限を持っている必要があります。

policyURIForAuthAccess

オプション。ディスカッション・サーバーWebサービスへの認証アクセスに必要なSAMLトークン・ベース・ポリシーへのURI。

指定するクライアント・ポリシーには、ディスカッション・サーバーでOWCDiscussionsServiceAuthenticatedエンドポイント用に構成されているサービス・ポリシーとの互換性が必要です。初期の設定では、デフォルト・サービス・ポリシーはWSS 1.0 SAMLトークン・サービス・ポリシー(oracle/wss10_saml_token_service_policy)です。

有効なクライアント・ポリシー値には次のようなものがあります。

  • oracle/wss10_saml_token_client_policy (WSS 1.0 SAMLトークン・クライアント・ポリシー)

  • oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_client_policy (メッセージ保護クライアント・ポリシー付きWSS 1.1 SAMLトークン)

  • GPA (グローバル・ポリシー・アタッチメント) - グローバル・ポリシー・アタッチメントがサポートされている環境の場合には、GPAを使用します。さらに、WLSTコマンドdetachWebServicePolicyまたはEnterprise Managerを使用して、デフォルト・ポリシーがディスカッション・サーバーのOWCDiscussionsServiceAuthenticatedエンドポイントからデタッチされていることを確認します。

Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイドのディスカッションとお知らせサービスの管理に関する項も参照してください。

policyURIForPublicAccess

オプション。ディスカッション・サーバーWebサービスへのパブリック・アクセスに対して、メッセージ・セキュリティおよび整合性を強制するために必要なポリシーへのURI。

デフォルト値は、oracle/no_authentication_client_policyです。

指定するクライアント・ポリシーには、ディスカッション・サーバーでOWCDiscussionsServicePublicエンドポイント用に構成されているサービス・ポリシーとの互換性が必要です。初期の設定では、サービス・ポリシーは、パブリック・アクセス(oracle/no_authentication_client_policy)用に構成されていません。

有効なクライアント・ポリシー値には次のようなものがあります。

  • oracle/no_authentication_client_policy (なし)

  • oracle/wss11_with_message_protection_client_policy (WSS 1.1メッセージ保護クライアント・ポリシー)

  • GPA (グローバル・ポリシー・アタッチメント) - グローバル・ポリシー・アタッチメントがサポートされている環境の場合には、GPAを使用します。さらに、ディスカッション・サーバーにおけるOWCDiscussionsServicePublicエンドポイントにアタッチされているデフォルト・ポリシーが、oracle/no_authentication_service_policyに設定されていることも確認する必要があります。

recipientKeyAlias

オプション。メッセージ保護ポリシーに使用される受信者キー別名(OWCDiscussionsServicePublicおよびOWCDiscussionsServiceAuthenticatedエンドポイントに適用可能)。これは、構成されているキーストア内のディスカッション・サーバーの公開鍵を含む証明書の別名です。デフォルトは、nullです。

Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイドのWebCenter Portalアプリケーションおよびコンポーネント用のWS-Securityの構成に関する項も参照してください。

timeout

オプション。接続タイムアウト・メッセージを出す前にディスカッション・サーバーからの応答を受信する間のディスカッション・サービスの待機時間(秒の単位)の長さを示します。この引数のデフォルトは、-1-1に設定すると、サービスのデフォルト値(10秒)が適用されます。

default

オプション。この接続は、ディスカッション・サービスおよびお知らせサービスのデフォルト接続であることを示します。

有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、ディスカッション・サービスもお知らせサービスもこの接続を使用します。0に設定すると、その接続は使用されません。デフォルトは0です。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、WebCenter Portalアプリケーションのディスカッション・サーバー接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createDiscussionForumConnection(appName='webcenter', 
name='MyDiscussionServer', url='http://myhost.com:8888/owc_discussions', 
adminUser='admin', policyURIForAuthAccess='oracle/wss10_saml_token_client_policy', default=0)

setDiscussionForumConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

既存のディスカッション・サーバー接続を編集します。このコマンドを使用して、接続の属性を更新します。

createDiscussionForumConnectionコマンドを使用して、接続が作成されます。

構文

setDiscussionForumConnection(appName, name, [url, adminUser, policyURIForAuthAccess, policyURIForPublicAccess, recipientKeyAlias, timeout, default, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存のディスカッション・サーバー接続の名前を示します。

url

オプション。ディスカッション・サーバーへのURLを示します。

adminUser

オプション。ディスカッション・サーバー管理者の名前を示します。ディスカッション・サービスでは、このアカウントを使用して、WebCenter Portalユーザーの代理として管理操作が行われます。

このアカウントは、多くの場合、スペース・アプリケーションにおいてディスカッションとお知らせを管理するために使用されます。このユーザーは、super adminである必要はありません。ただし、このユーザーは、スペース・アプリケーションの現在のルート・カテゴリ、つまり、すべてのスペース・ディスカッション・フォーラムが格納されている(ディスカッション・サーバー上の)カテゴリに対する管理権限を持っている必要があります。

policyURIForAuthAccess

オプション。ディスカッション・サーバーWebサービスへの認証アクセスに必要なSAMLトークン・ベース・ポリシーへのURI。

指定するクライアント・ポリシーには、ディスカッション・サーバーでOWCDiscussionsServiceAuthenticatedエンドポイント用に構成されているサービス・ポリシーとの互換性が必要です。初期の設定では、デフォルト・サービス・ポリシーはWSS 1.0 SAMLトークン・サービス・ポリシー(oracle/wss10_saml_token_service_policy)です。

有効なクライアント・ポリシー値には次のようなものがあります。

  • oracle/wss10_saml_token_client_policy (WSS 1.0 SAMLトークン・クライアント・ポリシー)

  • oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_client_policy (メッセージ保護クライアント・ポリシー付きWSS 1.1 SAMLトークン)

  • GPA (グローバル・ポリシー・アタッチメント) - グローバル・ポリシー・アタッチメントがサポートされている環境の場合には、GPAを使用します。さらに、WLSTコマンドdetachWebServicePolicyまたはEnterprise Managerを使用して、デフォルト・ポリシーがディスカッション・サーバーのOWCDiscussionsServiceAuthenticatedエンドポイントからデタッチされていることを確認します。

Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイドのディスカッションとお知らせサービスの管理に関する項も参照してください。

policyURIForPublicAccess

オプション。ディスカッション・サーバーWebサービスへのパブリック・アクセスに対して、メッセージ・セキュリティおよび整合性を強制するために必要なポリシーへのURI。

デフォルト値は、oracle/no_authentication_client_policyです。

指定するクライアント・ポリシーには、ディスカッション・サーバーでOWCDiscussionsServicePublicエンドポイント用に構成されているサービス・ポリシーとの互換性が必要です。初期の設定では、サービス・ポリシーは、パブリック・アクセス(oracle/no_authentication_client_policy)用に構成されていません。

有効なクライアント値は次のとおりです。

  • oracle/no_authentication_client_policy (なし)

  • oracle/wss11_with_message_protection_client_policy (WSS 1.1メッセージ保護クライアント・ポリシー)

  • GPA (グローバル・ポリシー・アタッチメント) - グローバル・ポリシー・アタッチメントがサポートされている環境の場合には、GPAを使用します。さらに、ディスカッション・サーバーにおけるOWCDiscussionsServicePublicエンドポイントにアタッチされているデフォルト・ポリシーが、oracle/no_authentication_service_policyに設定されていることも確認する必要があります。

recipientKeyAlias

オプション。メッセージ保護ポリシー認証に使用される受信者キー別名。ディスカッション・サーバー接続が、認証のためにメッセージ保護ベースのセキュリティ・ポリシーを使用している場合にのみ必要です。デフォルトは、nullです。

Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイドのWebCenter Portalアプリケーションおよびコンポーネント用のWS-Securityの構成に関する項も参照してください。

timeout

オプション。接続タイムアウト・メッセージを出す前に ディスカッション・サーバーからの応答を受信する間のディスカッション・サービスおよびお知らせサービスの待機時間(秒の単位)の長さを示します。この引数のデフォルトは、-1-1に設定すると、サービスのデフォルト値(10秒)が適用されます。

default

オプション。この接続は、ディスカッション・サービスおよびお知らせサービスのデフォルト接続であることを示します。1つまたは複数の接続が定義されている場合のみ必要です。

有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、ディスカッション・サービスおよびお知らせサービスにこの接続が使用されます。0に設定すると、その接続は使用されません。デフォルトは0です。

ディスカッションとお知らせサービスでこの接続を使用することを指定するには、値を0から1に変更します。

この接続を無効に設定するには、removeDiscussionForumServicePropertyコマンドを使用します。

removeDiscussionForumServiceProperty('appName='webcenter', property='selected.connection')

注意: 1つのWebCenter Portalアプリケーションに対して複数のディスカッション・サーバー接続を登録できますが、ディスカッションとお知らせサービスに対して使用される接続は1つのみであり、デフォルト(またはアクティブ)接続が使用されます。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、MyDiscussionsServerという名前のセキュアなディスカッション・サーバー接続の属性を更新します。

wls:/weblogic/serverConfig> setDiscussionForumConnection(appName='webcenter', 
name='MyDiscussionServer', url='http://myhost.com:7786/owc_discussions', 
adminUser='admin', policyURIForAuthAccess='oracle/wss10_saml_token_client_policy', default=1)

setDiscussionForumConnectionProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

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説明

ディスカッション・サーバー接続プロパティを設定します。使用しているディスカッション・サーバーに接続するために追加のパラメータを使用する必要がある場合、このコマンドを使用します。

このコマンドは、キーおよび値を使用して任意の接続プロパティを追加する拡張可能な方法を提供します。(createDiscussionForumConnectionおよびsetDiscussionForumConnectionに指定した接続プロパティを必ず使用しなければならないというわけではありません。)


注意:

createDiscussionForumConnectionまたはsetDiscussionForumConnectionを使用して、利用可能な接続プロパティを設定するためにsetDiscussionForumConnectionPropertyを使用しないでください。効果がありません。


既知および追加のすべての接続プロパティを表10-9「追加のディスカッション接続プロパティ」に示します。

表10-9 追加のディスカッション接続プロパティ

追加の接続プロパティ
説明

application.root.category.id

(スペース・アプリケーションのみ)すべてのディスカッション・フォーラムが格納されているディスカッション・サーバー上のアプリケーション・ルート・カテゴリID。たとえば、3に設定すると、すべてのフォーラムがID 3のカテゴリに格納されます。

linkURL

ユーザーをディスカッション・サーバーの管理コンソールにリンクするために使用するURL。createDiscussionForumConnectionまたはsetDiscussionForumConnectionコマンドを使用して指定されたurl引数と異なる場合のみ必要です。たとえば、SSOまたはHTTPSが構成されている場合です。

別のパブリック外部URLを指定する場合は、次の形式を使用します。protocol://host:port

例: http://example.com:7777


構文

setDiscussionForumConnectionProperty(appName, name, key, value, [secure, server, 
applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存のディスカッション・サーバー接続の名前を示します。

key

接続プロパティの名前を示します。

value

プロパティの値を示します。キーおよび値を持つ接続上の任意のプロパティを変更できます。

secure

オプション。暗号化を使用してプロパティの値を安全に格納するかどうかを示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1の場合、値が暗号化されます。デフォルト・オプションは0です。

パスワードを格納する場合は、1に設定します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、MyDiscussionServerという名前のディスカッション・サーバー接続のディスカッション・フォーラムの格納に使用するカテゴリを構成します。

wls:/weblogic/serverConfig> setDiscussionForumConnectionProperty
(appName='webcenter', name='MyDiscussionServer', key='application.root.category.id', value='3')

次の例では、別のパブリック外部URLを構成し、ユーザーがディスカッション・サーバーの管理コンソールにアクセスできるようにします。

wls:/weblogic/serverConfig> setDiscussionForumConnectionProperty
(appName='webcenter', name='MyDiscussionServer', key='linkURL', value='http://example.com:7777')

次の例は、myProperty1というカスタム・ディスカッション・サーバー接続プロパティをpropertyValue1の値を付けて追加します。

wls:/weblogic/serverConfig> setDiscussionForumConnectionProperty
(appName='webcenter', name='MyDiscussionServer', key='myProperty1', 
value='propertyValue1')

次の例では、値secureValueを指定してsecuredPropertyというセキュアなディスカッション・サーバー接続プロパティを追加します。

wls:/weblogic/serverConfig> setDiscussionForumConnectionProperty
(appName='webcenter', name='MyDiscussionServer', key='securedProperty', 
value='secureValue', secure=1)

deleteDiscussionForumConnectionProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

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説明

ディスカッション・サーバー接続プロパティを削除します。接続プロパティを削除した結果、設定が無効になる場合、希望したとおりに接続されない可能性があるので、接続プロパティを削除するときに注意してください。

このコマンドを使用すると、setDiscussionForumConnectionPropertyコマンドを使用して追加したadditional接続プロパティのみ削除できます。

構文

deleteDiscussionForumConnectionProperty(appName, name, key, [server, 
applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存のディスカッション・サーバー接続の名前を示します。

key

削除する接続プロパティの名前を示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、myProperty1という名前のディスカッション・サーバー接続プロパティを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteDiscussionForumConnectionProperty
(appName='webcenter', name='MyDiscussionServer', key='myProperty1')

listDiscussionForumConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

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説明

指定したWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているすべてのディスカッション・サーバー接続を一覧表示します。

構文

listDiscussionForumConnections(appName, [verbose, name, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

verbose

オプション。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、listDiscussionForumConnectionsによって、WebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているすべてのディスカッション・サーバー接続およびそれらの詳細が一覧表示されます。0に設定すると、接続名のみが一覧表示されます。この引数のデフォルトは、0

name

オプション。既存のディスカッション・サーバー接続の名前を示します。この引数を使用して、特定のディスカッション・サーバーの接続に関する詳細情報を表示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、現在、webcenterという名前のアプリケーションに対して設定したディスカッション・サーバーのすべての接続の名前を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listDiscussionForumConnections(appName='webcenter')

次の例は、現在、webcenterという名前のアプリケーションに対して設定したディスカッション・サーバーのすべての接続の名前とその詳細情報を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listDiscussionForumConnections(appName='webcenter', 
verbose=1)

この例は、myDiscussionsServerという名前のディスカッション・サーバーの接続に関する詳細情報を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listDiscussionForumConnections(appName='webcenter', 
name='myDiscussionsServer')

listDefaultDiscussionForumConnection

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説明

指定したWebCenter Portalアプリケーションで、ディスカッション・サービスとお知らせサービスが使用するディスカッション・サーバー接続の名前を示します。1つのWebCenter Portalアプリケーションに対して複数のディスカッション・サーバー接続を登録できますが、ディスカッションとお知らせサービスに対して使用される接続は、デフォルト(またはアクティブ)接続と呼ばれる1つのみです。

構文

listDefaultDiscussionForumConnection(appName, [verbose, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

verbose

オプション。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1に設定すると、ディスカッション・サーバー接続の名前および詳細が一覧表示されます。0に設定すると、接続の名前のみ表示されます。この引数のデフォルトは、0

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、ディスカッション・サービス/お知らせサービスが使用しているディスカッション・サーバー接続の名前をwebcenterというアプリケーションに表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listDefaultDiscussionForumConnection(appName='webcenter')

次の例は、ディスカッション・サービス/お知らせサービスが使用しているディスカッション・サーバー接続の名前とその詳細情報を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listDefaultDiscussionForumConnection(appName='webcenter', verbose=1)

setDefaultDiscussionForumConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

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説明

指定したWebCenter Portalアプリケーションにおけるディスカッション・サービスとお知らせサービスのデフォルト・ディスカッション・サーバー接続を指定します。

1つのWebCenter Portalアプリケーションに対して複数のディスカッション・サーバー接続を登録できますが、ディスカッションとお知らせサービスに対して使用される接続は、デフォルト(またはアクティブ)接続と呼ばれる1つのみです。

構文

setDefaultDiscussionForumConnection(appName, name, [server, 
applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存のディスカッション・サーバー接続の名前を示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、ディスカッション・サービスおよびお知らせサービスのmyDiscussionServerという名前のデフォルト(またはアクティブ)接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> setDefaultDiscussionForumConnection
(appName='webcenter', name='myDiscussionServer')

setDiscussionForumServiceProperty

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WLSTの使用状況:オンライン

説明

ディスカッション・サービスのデフォルト値を指定します。

ディスカッション・サービスの構成可能なプロパティは、表10-10「ディスカッション・サービスの構成プロパティ」に一覧表示します。

表10-10 ディスカッション・サービスの構成プロパティ

構成プロパティ 説明

topics.fetch.size

ディスカッション・サービスによって検索してトピック・ビューに表示されるトピックの最大数を示します。

forums.fetch.size

ディスカッション・サービスによって検索してフォーラム・ビューに表示されるフォーラムの最大数を示します。

recentTopics.fetch.size

ディスカッション・サービスによって検索して最新トピック・ビューに表示されりトピックの最大数を示します。

watchedTopics.fetch.size

ディスカッション・サービスによって検索して表示済トピック・ビューに表示されるトピックの最大数を示します。

watchedForums.fetch.size

ディスカッション・サービスによって検索して表示済フォーラム・ビューに表示されるフォーラムの最大数を示します。

application.root.category.id

すべてのディスカッション・フォーラムが格納されているディスカッション・サーバー上のアプリケーション・ルート・カテゴリIDを示します。たとえば、3に設定すると、すべてのフォーラムがカテゴリ3内に格納されます。

ForumGatewayManager.AUTO_START

メール配信リストによる通信は、ディスカッション・フォーラム投稿として公開できます。このパラメータによって、この通信のゲートウェイを起動または停止します。

スペース・アプリケーションの場合、デフォルト値は1であり、その場合、管理を介してメール・サーバー設定を構成するとただちにゲートウェイが起動します。ゲートウェイを停止してこの機能を無効化するには、これを0に設定し、管理対象サーバーを再起動します。

WebCenter Portalアプリケーションの場合、デフォルト値は0です。ゲートウェイを起動してこの機能を有効化するには、これを1に設定し、管理対象サーバーを再起動します。


構文

setDiscussionForumServiceProperty(appName, property, value, [server, 
applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

property

構成プロパティの名前を示します。

value

プロパティの値を示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、トピック・ビューに表示されるトピックのデフォルト数を変更します。

wls:/weblogic/serverConfig>setDiscussionForumServiceProperty
(appName='webcenter', property='topics.fetch.size', value='30')

removeDiscussionForumServiceProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

ディスカッション・サービス・プロパティに設定されている現在の値を削除します。このコマンドを使用して、表10-10「ディスカッション・サービスの構成プロパティ」に一覧表示されている任意のプロパティを削除します。

これらのプロパティの値を削除すると予期しない動作を引き起こす可能性があるので、このコマンドを使用するときは注意してください。


注意:

このコマンド構文を使用して、現在、ディスカッション・サービスおよびお知らせサービスのために使用している接続を無効に設定します。

removeDiscussionForumServiceProperty('appName='webcenter', property='selected.connection')

このコマンドを使用すると、default接続引数が0に設定されます。「setDiscussionForumConnection」も参照してください。


構文

removeDiscussionForumServiceProperty(appName, property, [server, 
applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

property

構成プロパティの名前を示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、ディスカッション・サービスの現在のtopics.fetch.sizeプロパティをwebcenterという名前のアプリケーションからクリアします。

wls:/weblogic/serverConfig> removeDiscussionForumServiceProperty
(appName='webcenter', property='topics.fetch.size')

listDiscussionForumServiceProperties

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

ディスカッション・サービスのすべての設定可能なプロパティを表示します。

構文

listDiscussionForumServiceProperties(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、ディスカッション・サービスの構成プロパティをwebcenterという名前のアプリケーションに表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listDiscussionForumServiceProperties(appName='webcenter')

setAnnouncementServiceProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

お知らせサービスのデフォルト値を指定します。

お知らせサービスの設定可能なプロパティは、表10-11 「お知らせサービスの構成プロパティ」に表示されています。

表10-11お知らせサービスの構成プロパティ

構成プロパティ 説明

miniview.page_size

告知の小型ビューに表示される告知の最小数を示します。

mainview.page_size

告知のメイン・ビューに表示される告知の最大数を示します。

linksview.page_size

告知のリンク・ビューに表示される告知の最大数を示します。

announcements.expiration.days

告知の有効期限を示します。


構文

setAnnouncementServiceProperty(appName, property, value, [server, applicationVersion})
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

property

構成プロパティの名前を示します。

value

プロパティ値。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、webcenterという名前のアプリケーションで告知を表示されるデフォルト日数を変更します。

wls:/weblogic/serverConfig> setAnnouncementServiceProperty(appName='webcenter', 
property='announcements.expiration.days', value='21')

removeAnnouncementServiceProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

お知らせサービス・プロパティに設定されている現在の値を削除します。このコマンドを使用して、表10-11「お知らせサービスの構成プロパティ」に一覧表示されている任意のプロパティを削除します。

これらのプロパティの値を削除すると予期しない動作を引き起こす可能性があるので、このコマンドを使用するときは注意してください。

構文

removeAnnouncementServiceProperty(appName, property, [server, 
applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

property

構成プロパティの名前を示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、お知らせサービスのannouncements.expiration.daysプロパティをwebcenterという名前のアプリケーションからクリアします。

wls:/weblogic/serverConfig> removeAnnouncementServiceProperty
(appName='webcenter', property='announcements.expiration.days')

listAnnouncementServiceProperties

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

お知らせサービスのすべての設定可能なプロパティを表示します。

構文

listAnnouncementServiceProperties(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、お知らせサービスの構成プロパティをwebcenterという名前のアプリケーションに表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listAnnouncementServiceProperties(appName='webcenter')

addDiscussionsServerAdmin

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

ユーザーまたはグループにディスカッション・サーバーのシステム管理者権限を付与します。このコマンドは、現在の管理者のいずれも含まない新しいアイデンティティ・ストアにディスカッション・サーバーを接続する際に役立ちます。

構文

addDiscussionsServerAdmin(appName, name, [type, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するディスカッション・サーバー・アプリケーションの名前。たとえば、owc_discussionsです。

name

ディスカッション・サーバーの管理者として追加するユーザーまたはグループの名前。

type

オプション。アイデンティティのタイプを識別します。有効な値は、USERおよびGROUPです。デフォルト値はUSERです。

server

オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Collaborationです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、ユーザーweblogicにディスカッション・サーバーのシステム管理者権限を付与します。

addDiscussionsServerAdmin(appName='owc_discussions', name='weblogic', type='USER')
    

次の例では、Administratorsユーザー・グループのすべてのユーザーにディスカッション・サーバーのシステム管理者権限を付与します。

addDiscussionsServerAdmin(appName='owc_discussions', name='Administrators', type='GROUP')

addDiscussionsCategoryAdmin

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

特定のカテゴリIDのユーザーまたはグループにディスカッション・サーバーのカテゴリ管理者権限を付与します。

構文

addDiscussionsCategoryAdmin(appName, categoryId, name, [type, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するディスカッション・サーバー・アプリケーションの名前。たとえば、owc_discussionsです。

categoryId

ディスカッション・サーバーのカテゴリのID(数値)。

name

ディスカッション・サーバーのカテゴリの管理者として追加するユーザーまたはグループの名前。

type

オプション。アイデンティティのタイプを識別します。有効な値は、USERおよびGROUPです。デフォルト値はUSERです。

server

オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Collaborationです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、ユーザーweblogicにディスカッション・サーバーのカテゴリ(ID=2)に対するカテゴリ管理者権限を付与します。

addDiscussionsCategoryAdmin(appName='owc_discussions', categoryId=2, name='weblogic', type='USER')
    

次の例では、Salesユーザー・グループ内のすべてのユーザーにディスカッション・サーバーのカテゴリ(ID=2)に対するカテゴリ管理者権限を付与します。

addDiscussionsCategoryAdmin(appName='owc_discussions', categoryId=2, name='Sales', type='GROUP')

syncDiscussionServerPermissions

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

(スペース・アプリケーションのみ)親からセキュリティを継承するサブスペースのディスカッション・サーバー権限を同期します。

スペース・アプリケーション内のスペース階層のディスカッションまたはお知らせ権限を更新しても、サブスペースはWebCenter Portalのディスカッション・サーバー上の対応する権限の変更を自動的に継承しません。したがって、変更が行われた場合、このコマンドを実行して、サブスペースが親と同じディスカッション・サーバー権限を継承するように、スペース階層内のディスカッションおよびお知らせ権限を同期する必要があります。


注意:

syncDiscussionServerPermissionsなどのディスカッション・サーバーWLSTコマンドを実行するには、管理サーバーに接続するために使用するユーザーがディスカッション・サーバーの管理権限も持っている必要があります。


構文

syncDiscussionServerPermissions(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を行うスペース・アプリケーションの名前。常にwebcenterです。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、スペース・アプリケーションのディスカッションおよびお知らせ権限を同期します。つまり、サブスペースが親と同じディスカッション・サーバー権限を継承します。

wls:/weblogic/serverConfig> syncDiscussionServerPermissions(appName='webcenter')

setDiscussionsServerProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

ディスカッション・サーバー・プロパティを設定します。

このコマンドを使用して、ディスカッション・サーバーのシステム・プロパティを設定します。


注意:

setDiscussionsServerPropertyなどのディスカッション・サーバーWLSTコマンドを実行するには、管理サーバーの接続に使用するユーザーがディスカッション・サーバーの管理権限も持っている必要があります。


構文

setDiscussionsServerProperty(appName, key, value, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するディスカッション・サーバー・アプリケーションの名前。たとえば、owc_discussionsです。

key

ディスカッション・サーバー・プロパティの名前。

value

ディスカッション・サーバー・プロパティの値。

たとえば、owc_discussions.sso.mode、AuthFactory.className, UserManager.className、GroupManager.className、owc_discussions.setup.complete_11.1.1.2.0などです。

server

オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Collaborationです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、SSOのディスカッション・サーバーを構成するプロパティを設定します。example.com:8890/owc_discussionsはディスカッション・サーバーがデプロイされるWeb層のベースURLです。

wls:/weblogic/serverConfig> 
setDiscussionsServerProperty(appName='owc_discussions', key='owc_discussions.sso.mode', value='true')

getDiscussionsServerProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

ディスカッション・サーバー・プロパティの現在の値を返します。


注意:

getDiscussionsServerPropertyなどのディスカッション・サーバーWLSTコマンドを実行するには、管理サーバーに接続するために使用するユーザーがディスカッション・サーバーの管理権限も持っている必要があります。


構文

getDiscussionsServerProperty(appName, key, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するディスカッション・サーバー・アプリケーションの名前。たとえば、owc_discussionsです。

key

ディスカッション・サーバー・プロパティの名前。

たとえば、owc_discussions.sso.mode、AuthFactory.className, UserManager.className、GroupManager.className、owc_discussions.setup.complete_11.1.1.2.0などです。

server

オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Collaborationです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、いくつかの主要なディスカッション・サーバー・プロパティの現在の値を返します。

wls:/weblogic/serverConfig> getDiscussionsServerProperty
(appName='owc_discussions', key='AuthFactory.className')
getDiscussionsServerProperty
(appName='owc_discussions', key='UserManager.className')
getDiscussionsServerProperty
(appName='owc_discussions', key='GroupManager.className')
getDiscussionsServerProperty
(appName='owc_discussions', key='owc_discussions.setup.complete_11.1.1.2.0')

removeDiscussionsServerProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

ディスカッション・サーバー・プロパティに設定されている現在の値を削除します。


注意:

removeDiscussionsServerPropertyなどのディスカッション・サーバーWLSTコマンドを実行するには、管理サーバーに接続するために使用するユーザーがディスカッション・サーバーの管理権限も持っている必要があります。


構文

removeDiscussionsServerProperty(appName, key, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するディスカッション・サーバー・アプリケーションの名前。たとえば、owc_discussionsです。

key

ディスカッション・サーバー・プロパティの名前。

たとえば、owc_discussions.sso.mode、AuthFactory.className, UserManager.className、GroupManager.className、owc_discussions.setup.complete_11.1.1.2.0などです。

server

オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Collaborationです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、ディスカッション・サーバーの'SSO mode'プロパティの現在の値を削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> removeDiscussionsServerProperty
(appName='owc_discussions', key='owc_discussions.sso.mode')

外部アプリケーション

表10-12に示すコマンドを使用して、WebCenter Portalアプリケーションの外部アプリケーション接続を管理します。

これらのWebCenter Portal WLSTコマンドを使用して行った構成変更は、WebCenter Portalアプリケーションでただちに有効になります。

表10-12外部アプリケーションWLSTコマンド

コマンド 説明 WLSTの使用状況

createExtAppConnection


指定したWebCenter Portalアプリケーションの外部アプリケーション接続を作成します。

オンライン

setExtAppConnection


既存の外部アプリケーション接続を編集します。

オンライン

listExtAppConnections


特定のWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されている個々またはすべての外部アプリケーションを表示します。

オンライン

addExtAppField


特定の外部アプリケーション接続の別のログイン・フィールドを追加します。

オンライン

setExtAppField


特定の外部アプリケーション・ログイン・フィールドの値およびdisplay-to-user設定を編集します。

オンライン

removeExtAppField


外部アプリケーション・ログイン・フィールドを削除します。

オンライン

addExtAppCredential


外部アプリケーションの共有資格またはパブリック資格を指定します。

オンライン

setExtAppCredential


外部アプリケーションの共有資格またはパブリック資格を編集します。

オンライン

removeExtAppCredential


現在、外部アプリケーションに対して設定されている共有資格またはパブリック資格を削除します。

オンライン


createExtAppConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定したWebCenter Portalアプリケーションの外部アプリケーション接続を作成します。

構文

createExtAppConnection(appName, name, [displayName, url, authMethod, 
userFieldName, pwdFieldName, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

接続の名前を示します。名前は、WebCenter Portalアプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。

displayName

オプション。外部アプリケーション表示名を示します。アプリケーションの、WebCenter Portalユーザーにとってわかりやすいユーザー・フレンドリな名前。表示名は、WebCenter Portalアプリケーション内のすべての外部アプリケーション間で一意である必要があります。

url

オプション。外部アプリケーションのログインURLを示します。

アプリケーションのURLを確定するには、アプリケーションのログイン・ページに移動して、そのページのURLを記録します。例: http://login.yahoo.com/config/login

authMethod

オプション。外部アプリケーションで使用される認証メソッドを示します。有効なオプションは、GETPOSTおよびBASIC。この引数のデフォルトはPOST

userFieldName

オプション。外部アプリケーション・ログイン・フォーム上のユーザー名フィールドまたはユーザーIDフィールドを識別する名前を示します。この名前を探すには、ログイン・ページのHTMLソースを参照します。この引数は、ユーザー資格を指定しません。

authMethodGETまたはPOST であり、ログインurlが指定されている場合は必須です。BASIC認証メソッドが選択されている場合は、不要です。

pwdFieldName

オプション。外部アプリケーション・ログイン・フォーム上のパスワードフィールドを識別する名前を示します。この名前を探すには、ログイン・ページのHTMLソースを参照します。この引数は、ユーザー資格を指定しません。

authMethodGETまたはPOST であり、ログインurlが指定されている場合は必須です。BASIC認証メソッドが選択されている場合は、不要です。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、WebCenter PortalアプリケーションにMy Yahoo!という名前の外部アプリケーションの接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createExtAppConnection(appName='webcenter', 
name='yahoo', displayName='My Yahoo!', url='http://login.yahoo.com/config/login', 
authMethod='POST', userFieldName='login', pwdFieldName='passwd')

setExtAppConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

既存の外部アプリケーション接続を編集します。

構文

setExtAppConnection(appName, name, [displayName], [url], [authMethod], 
[userFieldName], [pwdFieldName], [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存の外部アプリケーション接続の名前を示します。

displayName

オプション。外部アプリケーション表示名を示します。アプリケーションの、WebCenter Portalユーザーにとってわかりやすいユーザー・フレンドリな名前。表示名は、WebCenter Portalアプリケーション内のすべての外部アプリケーション間で一意である必要があります。

url

オプション。外部アプリケーションのログインURLを示します。アプリケーションのURLを確定するには、アプリケーションのログイン・ページに移動して、そのページのURLを記録します。

authMethod

オプション。外部アプリケーションで使用される認証メソッドを示します。有効なオプションは、GETPOSTおよびBASIC。この引数のデフォルトはPOST

userFieldName

オプション。外部アプリケーション・ログイン・フォーム上のユーザー名フィールドまたはユーザーIDフィールドを識別する名前を示します。この名前を探すには、ログイン・ページのHTMLソースを参照します。この引数は、ユーザー資格を指定しません。

authMethodGETまたはPOSTであり、ログインURLが指定されている場合は必須ですが、BASIC認証メソッドを選択した場合、空のままにできます。

pwdFieldName

オプション。外部アプリケーション・ログイン・フォーム上のパスワードフィールドを識別する名前を示します。この名前を探すには、ログイン・ページのHTMLソースを参照します。この引数は、ユーザー資格を指定しません。

authMethodは、GETまたはPOSTの場合、この引数を指定する必要があります。ただし、BASIC認証メソッドを選択した場合、空に設定できます。

server

オプション。WebCenterアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前を示します。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。この引数は、WebCenterアプリケーションの1つまたは複数のバージョンがデプロイされている場合に必要になります。


次の例は、yahooという名前の外部アプリケーションの表示名属性を更新します。

wls:/weblogic/serverConfig> setExtAppConnection(appName='webcenter', 
name='yahoo', displayName='My Favorite Yahoo!')

listExtAppConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

appName引数のみを指定して、このコマンドを使用すると、現在、特定のWebCenterアプリケーションに対して設定したすべての外部アプリケーションの名前が表示されます。

構文

listExtAppConnections(appName, [verbose, name, server, applicationVersion]) 
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenterアプリケーションの名前。

verbose

オプション。外部アプリケーションの詳細情報を冗長モードで表示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、listExtAppConnectionsによって、WebCenterアプリケーションに対して構成されているすべての外部アプリケーションおよびその詳細が一覧表示されます。0に設定した場合、listExtAppConnectionsによって、外部アプリケーションの名前のみが一覧表示されます。この引数のデフォルトは、0

この引数を0に設定した場合、name引数を指定しないでください。

name

オプション。既存の外部アプリケーション接続の名前を示します。この引数を使用して、特定の接続の詳細情報を表示できます。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、webcenterという名前のWebCenter Portalアプリケーションで現在使用されているすべての外部アプリケーションの名前を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listExtAppConnections(appName='webcenter') 
app1
app2
app3

次の例は、外部アプリケーションのapp1app2およびapp3の詳細情報を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listExtAppConnections(appName='webcenter', verbose=1)
----
app1
----
Name: app1
Display Name: Application1
Login URL: http://app1
Authentication Method: POST
User Field Name: login
Password Field Name: passwd
Shared Credential: Disabled
Public Credential: Disabled
----
app2
----
Name: app2
Display Name: Application2
Login URL: http://app2
Authentication Method: POST
User Field Name: login
Password Field Name: passwd
Additional Fields: {Account1:1, Accout2:DefVal:0}
Shared Credential: Disabled
Public Credential: Enabled
----
app3
----
Name: app3
Display Name: Application3
Authentication Method: POST
Shared Credential: Enabled
Public Credential: Enabled

次の例は、外部アプリケーションapp1のみの詳細情報を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listExtAppConnections(appName='webcenter', verbose=1, name='app1')
----
app1
----
Name: app1
Display Name: Application1
Login URL: http://app1
Authentication Method: POST
User Field Name: login
Password Field Name: passwd
Shared Credential: Disabled
Public Credential: Disabled
 
 

addExtAppField

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

特定の外部アプリケーション接続の別のログイン・フィールドを追加します。たとえば、外部アプリケーションでは、ユーザー名およびパスワードの他に、HostおよびMailAddressなどその他のログイン条件も入力する必要がある場合があります。

オプションで、ユーザーが追加ログイン・フィールを指定できるように外部アプリケーションのログインに表示されます。

別のログイン・フィールドを追加し、かつ外部アプリケーションで共有またはパブリック資格証明を使用する場合、WLSTコマンドaddExtAppCredentialおよびsetExtAppCredentialを使用して、共有またはパブリック資格証明を更新できます「addExtAppCredential」および「setExtAppCredential」を参照してください。

構文

addExtAppField(appName, name, fieldName, [fieldValue], [displayToUser], [server, 
applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenterアプリケーションの名前。

name

既存の外部アプリケーション接続の名前を示します。

fieldName

ログイン・フィールド名を示します。HTMLログイン・フォーム上のフィールドを識別する名前を示します。アプリケーションでは、認証メソッドとしてBASICを使用している場合、このフィールドを該当しません。

fieldValue

オプション。ログイン・フィールド値を示します。ログイン・フィールドにデフォルト値を入力するか、または、ユーザーが値を入力できるようにフィールドを空に設定します。デフォルトで、この引数は空です。

displayToUser

オプション。外部アプリケーションのログイン画面にログイン・フィールドが表示されるかどうかを指定します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは、0

この引数を0に設定した場合、fieldValueを指定する必要があります。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


この例は、ABCという外部アプリケーションにusername.default.exampleのデフォルト値でAccountという名前の追加フィールドを作成します。このフィールドは、ABCのログイン・ページに表示されます。

wls:/weblogic/serverConfig> addExtAppField(appName='webcenter', name='ABC', 
fieldName='Account', fieldValue='username.default.example', 
displayToUser=1)

setExtAppField

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

現在、外部アプリケーションに対して設定されている1つまたは複数のログイン・フィールドのフィールド値およびdisplay-to-user設定を変更します。外部アプリケーションの名前およびログイン・フィールド名とともにfieldValueまたはdisplayToUserを指定する必要があります。fieldValueおよびdisplayToUser引数は、省略可能です。

このコマンドを使用すると、この外部アプリケーションに対して作成された共有資格またはパブリック資格を使用する必要があります。displayToUser1に変更すると、場合によっては、既存の共有ユーザー資格証明またはパブリック・ユーザー資格証明を更新することも必要です。「setExtAppCredential」も参照してください。

構文

setExtAppField(appName, name, fieldName, [fieldValue], [displayToUser], [server, 
applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存の外部アプリケーション接続の名前を示します。

fieldName

既存のログイン・フィールドの名前を示します。

fieldValue

オプション。新しいまたは変更したログイン・フィールド値を示します。

ログイン・フィールドにデフォルト値を入力するか、または、ユーザーが値を入力できるようにフィールドを空に設定します。デフォルトで、この引数は空です。

displayToUser

オプション。外部アプリケーションのログイン画面にログイン・フィールドが表示されるかどうかを指定します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。

0に設定した場合、fieldValueを指定する必要があります。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、Accountというログイン・フィールドのデフォルト値を指定し、外部アプリケーションの資格配信画面にそのフィールドを表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> setExtAppField(appName='webcenter', name='ABC', 
fieldName='Account', fieldValue='admin', displayToUser=1)

removeExtAppField

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

外部アプリケーション接続からログイン・フィールドを削除します。

このコマンドを使用すると、この外部アプリケーションに対して作成された任意の共有資格またはパブリック資格の使用を考慮する必要があります。つまり、共有ユーザー資格またはパブリック・ユーザー資格からログイン・フィールドを削除する必要があります。

必要に応じて、setExtAppCredentialコマンドを使用して、ログイン・フィールドを削除できます。たとえば、外部アプリケーションのmyAppには、Accountという追加フィールドがあり、次のコマンドを使用してパブリック資格が前に指定されています。

addExtAppCredential(appName='webcenter', name='myApp', type='PUBLIC', 
username='admin', password='mypublic.password', field='Account:admin@myhost.com')

Accountフィールドを削除すると、次のコマンドを実行して、資格を変更できます。

setExtAppCredential(appName='webcenter', name='myApp', type='PUBLIC', 
username='admin', password='mypublic.password')

setExtAppCredentialの使用に関する詳細情報については、「setExtAppCredential」を参照してください。

構文

removeExtAppField(appName, name, fieldName, [server, applicationVersion]) 
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenterアプリケーションの名前。

name

接続の名前を示します。

fieldName

削除するログイン・フィールドを示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、ABCという外部アプリケーションからAccountという名前の追加ログイン・フィールドを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> removeExtAppField(appName='webcenter, name='ABC', 
fieldName='Account')

addExtAppCredential

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

特定の外部アプリケーションの共有ユーザー資格またはパブリック・ユーザー資格を設定します。

共有資格証明を指定すると、ここで定義したユーザー名およびパスワードを使用して、WebCenter Portalアプリケーションにアクセスするすべてのユーザーが認証されます。WebCenter Portalユーザーには、ログイン・フォームは表示されません。

WebCenter Portalを使用してこのアプリケーションにアクセスするパブリック・ユーザーは、ここで定義したパブリック資格証明を使用してログインします。

すでに資格が存在する場合は、setExtAppCredentialコマンドを使用する必要があることを示す報告メッセージが表示されます。

構文

addExtAppCredential(appName, name, type, username, password, [field, server, 
applicationVersion]) 
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存の外部アプリケーション接続の名前を示します。

type

資格のタイプを示します。有効な値は、SHAREDおよびPUBLIC

username

共有ユーザーまたはパブリック・ユーザーの名前を示します。

password

共有ユーザーまたはパブリック・ユーザーのパスワードを示します。

field

オプション。追加のログイン・フィールドの値を示します。形式として、FieldName:FieldValueを使用します。ここで、FieldNameは、displayToUser=1で構成した追加ログイン・フィールドの名前を示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、外部アプリケーションABCのパブリック資格を指定します。パブリック・ユーザー名は、mypublic.usernameで、パスワードは、mypublic.passwordであり、Accountという追加フィールド名が存在します。

wls:/weblogic/serverConfig> addExtAppCredential(appName='webcenter', name='ABC', 
type='PUBLIC', username='mypublic.username', password='mypublic.password', 
field='Account:username.example')

setExtAppCredential

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

現在、外部アプリケーションに対して設定した共有ユーザー資格またはパブリック・ユーザー資格を変更します。すでに資格が指定されていない場合は、addExtAppCredentialを使用する必要があることを示す報告メッセージが表示されます。「addExtAppCredential」を参照してください。

setExtAppCredentialは、既存の資格のみ計算するので、usernameおよびpasswordの引数を省略可能です。パラメータusernamepasswordまたはfieldの少なくとも1つを指定する必要があります。

数日当たりにパスワードを変更する必要があるシステムのパスワードを更新するには、setExtAppCredentialコマンドを使用できます。

構文

setExtAppCredential(appName, name, type, [username], [password], [field], 
[server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存の外部アプリケーション接続の名前を示します。

type

資格のタイプを示します。有効な値は、SHAREDおよびPUBLIC

username

オプション。共有ユーザーまたはパブリック・ユーザーのユーザー名を示します。

password

オプション。共有ユーザーまたはパブリック・ユーザーのパスワードを示します。

field

オプション。追加のログイン・フィールドの値を示します。形式として、FieldName:FieldValueを使用します。ここで、FieldNameは、displayToUser=1で構成した追加ログイン・フィールドの名前を示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、外部アプリケーションABCのパブリック・ユーザーのログイン資格を変更します。

wls:/weblogic/serverConfig> setExtAppCredential(appName='webcenter',name='ABC', 
type='PUBLIC', username='username.example', password='password.example', 
field='Account:username.example')

removeExtAppCredential

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

現在、外部アプリケーションに対して設定した共有ユーザー資格またはパブリック・ユーザー資格を削除します。

資格が存在しない場合、エラーが表示されます。

構文

removeExtAppCredential(appName, name, type, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存の外部アプリケーション接続の名前を示します。

type

資格のタイプを示します。有効な値は、SHAREDおよびPUBLIC

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、外部アプリケーションABCに対して指定した共有資格を削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> removeExtAppCredential(appName='webcenter', 
name='ABC', type='SHARED')

インスタント・メッセージおよびプレゼンス

表10-13に指定されているコマンドを使用して、インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続を管理します。

これらのWebCenter Portal WLSTコマンドを使用して行った構成変更は、WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後のみ有効になります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイド』を参照してください。

表10-13インスタント・メッセージおよびプレゼンスWLSTコマンド

コマンド 説明 WLSTの使用状況

createIMPConnection

WebCenter Portalアプリケーションの新しいインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続を作成します。

オンライン

setIMPConnection


既存のインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続を編集します。

オンライン

setIMPConnectionProperty


インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続を変更します。

オンライン

deleteIMPConnectionProperty


インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続プロパティを削除します。

オンライン

listIMPAdapters


WebCenter Portalアプリケーションでサポートされるプレゼンス・サーバーを表示します。

オンライン

listIMPConnections


アプリケーションに対して設定したすべてのインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続を表示します。

オンライン

listDefaultIMPConnection


アプリケーションに対して設定したデフォルト・インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続を表示します。

オンライン

setDefaultIMPConnection


指定した接続をデフォルト・インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続として設定します。

オンライン

setIMPServiceProperty


インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスのデフォルトを指定します。

オンライン

removeIMPServiceProperty


インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスのデフォルトを削除します。

オンライン

listIMPServiceProperties


インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスのプロパティを表示します。

オンライン

createIMPExtAppConnection


インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続に適した外部アプリケーションを作成します。

オンライン


createIMPConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定したWebCenter Portalアプリケーションのインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続を作成します。

サポートされているインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバーのタイプを探すには、listIMPAdaptersコマンドを使用します。初期の設定では、WebCenter PortalアプリケーションはMicrosoft Live Communications Server 2005 (LCS)、Microsoft Communications Server 2007 (OCS)およびMicrosoft Lync 2010をサポートしています。

1つのWebCenter Portalアプリケーションに対して複数のプレゼンス・サーバー接続を登録できますが、インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスに対して使用される接続は1つのみであり、デフォルト(またはアクティブ)接続が使用されます。

構文

createIMPConnection(appName, name, adapter, url, [appId, poolName, 
userDomain, timeout, default, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

接続の名前を示します。名前は、WebCenter Portalアプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。

adapter

アダプタ名。インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバーに一致するアダプタを指定します。有効な値は、LCSおよびOCSです。

Microsoft Live Communication Server 2005の場合、LCSを選択します。

Microsoft Office Communications Server 2007およびMicrosoft Lyncの場合、OCS2007を選択します。

url

インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスをホストしているサーバーのURLを示します。

例: http://myocshost.com:8888

domain

非推奨です。

setIMPServicePropertyコマンドを使用して、IMアドレスを解決します。

appId

オプション。プレゼンス・サーバー接続に関連付けられる外部アプリケーションを示します。

指定した場合、LCS、OCSまたはLyncサーバーに対してユーザーの認証を行うために外部アプリケーション資格証明情報が使用されます。LCS、OCSおよびLyncサーバー接続の場合は、この引数は必須です。

インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスに対して構成する外部アプリケーションでは、authMethod=POSTを使用して、fieldName='Account'およびdisplaytoUser=1で追加フィールドを指定する必要があります。外部アプリケーションがまだ存在していない場合、WLSTコマンドcreateIMPExtAppConnectionを使用して、必要な追加フィールドすべてを自動的に持つ外部アプリケーションを作成します。

「addExtAppField」および「setExtAppField」も参照してください。

poolName

オプション。LCS、OCSまたはLync接続を作成するために必要なプール名。プール名の詳細は、Microsoft Live Communications ServerMicrosoft Office Communications ServerまたはMicrosoft Lync Serverのドキュメントを参照してください。

LCS、OCSおよびLyncサーバー接続の場合は、この引数は必須です。

userDomain

オプション。(OCSおよびLync接続のみ。)OCSまたはLyncサーバー上のActive Directoryドメイン。

OCSまたはLyncサーバー接続の場合、この引数は必須です。

timeout

オプション。接続タイムアウト・メッセージを出す前にプレゼンス・サーバーからの応答を受信する間のインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスの待機時間(秒の単位)の長さを示します。この引数のデフォルトは、-1-1に設定すると、サービスのデフォルト値(10秒)が適用されます。

default

オプション。この接続は、インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスのデフォルト接続であるかどうかを示します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは0です。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続に適した外部アプリケーションを作成し、次に、Microsoft Live Communications ServerへのmyLCSPresenceServerという名前の接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createIMPExtApp(appName='webcenter', name='LCSExtApp', displayName='IMP Ext App')
wls:/weblogic/serverConfig> createIMPConnection(appName='webcenter', 
name='myLCSPresenceServer', adapter='LCS', url='http://mylcshost.com/owc/lcs', 
appId='LCSExtApp', poolName='pool1.myhost.com', timeout=60, 
default=1)

次の例では、myOCSPresenceServerという名前のMicrosoft Office Communications Serverへのインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createIMPConnection(appName='webcenter', 
name='myOCSPresenceServer', adapter='OCS2007', url='http://myocshost.com/owc/ocs', 
appId='OCSExtApp', userDomain='OCS', poolName='pool01.myocshost.com', timeout=60, default=1)

次の例では、myLyncServerという名前のMicrosoft Lync Serverへのインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig>createIMPConnection(appName='webcenter', 
name='myLyncServer', adapter='OCS2007', 
url='http://mylynchost.com:8888' appId='LyncExtApp', userDomain='LYNC', poolName='pool05.mylynchost.com', timeout=60, default=1))

setIMPConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

既存のインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバーの接続を編集します。このコマンドを使用して、接続の属性を更新します。

createIMPConnectionコマンドを使用して、接続が作成されます。

構文

setIMPConnection(appName, name, [adapter, url, appId, poolName, 
userDomain, timeout, default, server, applicationVersion]) 
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存のプレゼンス・サーバー接続の名前を示します。

adapter

オプション。アダプタ名。インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバーに一致するアダプタを指定します。有効な値は、LCSおよびOCS2007です。

Microsoft Live Communications Serverの場合、LCSを選択します。

Microsoft Office Communications ServerおよびMicrosoft Lync Serverの場合、OCS2007を選択します。

url

オプション。インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスをホストしているサーバーのURLを示します。

domain

非推奨です。

setIMPServicePropertyコマンドを使用して、IMアドレスを解決します。

appId

オプション。プレゼンス・サーバー接続に関連付けられる外部アプリケーションを示します。

指定した場合、LCS、OCSまたはLyncサーバーに対してユーザーの認証を行うために外部アプリケーション資格証明情報が使用されます。LCS、OCSおよびLyncサーバー接続の場合は、この引数は必須です。

インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスに対して構成する外部アプリケーションでは、authMethod=POSTを使用して、fieldName='Account'およびdisplaytoUser=1で追加フィールドを指定する必要があります。外部アプリケーションがまだ存在していない場合、WLSTコマンドcreateIMPExtAppConnectionを使用して、必要な追加フィールドすべてを自動的に持つ外部アプリケーションを作成します。

「addExtAppField」および「setExtAppField」も参照してください。

poolName

オプション。(LCS、OCSおよびLync) LCS、OCSまたはLync接続を作成するために必要なプール名。プール名の詳細は、Microsoft Live Communications ServerMicrosoft Office Communications ServerまたはMicrosoft Lync Serverのドキュメントを参照してください。

LCS、OCSおよびLyncサーバー接続の場合は、この引数は必須です。

userDomain

オプション。(OCSおよびLyncのみ。)OCSサーバー上のActive Directoryドメイン。

OCSまたはLyncサーバー接続の場合、この引数は必須です。

timeout

オプション。接続タイムアウト・メッセージを出す前にプレゼンス・サーバーからの応答を受信する間のインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスの待機時間(秒の単位)の長さを示します。この引数のデフォルトは、-1-1に設定すると、サービスのデフォルト値(10秒)が適用されます。

default

オプション。この接続は、インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスのデフォルト接続であるかどうかを示します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは0です。

インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスで、この接続を使用することを指定するには、値を0から1に変更します。

この接続を無効に設定するには、removeIMPServicePropertyコマンドを使用します。

removeIMPServiceProperty('appName='webcenter', property='selected.connection')

1つのWebCenter Portalアプリケーションに対して複数のプレゼンス・サーバー接続を登録できますが、インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスに対して使用される接続は1つのみであり、デフォルト(またはアクティブ)接続が使用されます。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、既存のインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続の属性を設定します。

wls:/weblogic/serverConfig>setIMPConnection(appName='webcenter', 
name='myOCSPresenceServer', adapter='OCS2007', url='http://myocshost.com/owc/ocs', 
timeout=120, default=0)

次の例は、既存のインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続の属性を設定します。

wls:/weblogic/serverConfig>setIMPConnection(appName='webcenter', 
name='myLCSPresenceServer', adapter='LCS', url='http://mylcshost.com/owc/lcs', 
appId='LCSExtApp', poolName='pool3.myhost.com')

setIMPConnectionProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続プロパティを設定します。使用しているプレゼンス・サーバーに接続するために追加のパラメータを使用する必要がある場合、このコマンドを使用します。これは、キーおよび値を使用して任意の接続プロパティを追加する拡張可能な方法です。(createIMPConnectionおよびsetIMPConnectionに指定した接続プロパティを必ず使用しなければならないというわけではありません。)

setIMPConnectionPropertyを使用して、createIMPConnectionまたはsetIMPConnectionの利用可能なプロパティを設定しないでください。効果がありません。

構文

setIMPConnectionProperty(appName, name, key, value, [secure, server, 
applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存のプレゼンス・サーバー接続の名前を示します。

key

接続プロパティの名前を示します。

value

プロパティの値を示します。キーおよび値を持つ接続上の任意のプロパティを変更できます。

secure

オプション。暗号化を使用してプロパティの値を安全に格納するかどうかを示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1の場合、値が暗号化されます。デフォルト・オプションは0です。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、デフォルト値のadminadmin.userというカスタム・インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続プロパティを追加します。

wls:/weblogic/serverConfig> setIMPConnectionProperty(appName='webcenter', 
name='MyLCSPresenceServer', key='admin.user', value='admin')

deleteIMPConnectionProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続プロパティを削除します。接続プロパティを削除した結果、設定が無効になる場合、希望したとおりに接続されない可能性があるので、接続プロパティを削除するときに注意してください。

このコマンドを使用すると、setIMPConnectionPropertyコマンドを使用して追加したadditional接続プロパティのみ削除できます。

構文

deleteIMPConnectionProperty(appName, name, key, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存のプレゼンス・サーバー接続の名前を示します。

key

削除する接続プロパティの名前を示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、admin.userという名前のインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続プロパティを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteIMPConnectionProperty(appName='webcenter', 
name='MyLCSPresenceServer', key='admin.user')

listIMPAdapters

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WLSTの使用状況:オンライン

説明

WebCenter Portalでサポートされるインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバーのタイプを一覧表示します。初期の設定では、WebCenter Portalアプリケーションは、Microsoft Live Communications Server 2005 (LCS)、Microsoft Office Communications Server 2007 (OCS)およびMicrosoft Lync 2010をサポートします。

構文

listIMPAdapters() 

次の例は、サポートされるプレゼンス・サーバーを指定します。

wls:/weblogic/serverConfig> listIMPAdapters()

listIMPConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定したWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているすべてのインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続を一覧表示します。

構文

listIMPConnections(appName,[verbose], [name], [server, applicationVersion)
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

verbose

オプション。プレゼンス・サーバー接続の詳細情報を冗長モードで表示します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、listIMPConnectionsによって、WebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているすべてのプレゼンス・サーバー接続およびそれらの詳細が一覧表示されます。0に設定すると、接続名のみが一覧表示されます。この引数のデフォルトは、0

name

オプション。既存のプレゼンス・サーバー接続の名前を示します。この引数を使用して、特定のプレゼンス・サーバーの接続に関する詳細情報を表示します。verbose引数を1に設定したとき、name引数を使用すると、verbose引数が無視されることに注意します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、webcenterという名前のアプリケーションに対して設定したすべてのインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listIMPConnections(appName='webcenter')

次の例は、verboseモードのアプリケーションに対して設定したすべてのインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listIMPConnections(appName='webcenter', verbose=1)

次の例は、impConnection1という名前のインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバーの接続に関する詳細情報を指定します。

wls:/weblogic/serverConfig> listIMPConnections(appName='webcenter', name='impConnection1')

listDefaultIMPConnection

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説明

指定したWebCenter Portalアプリケーションで、インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスによって使用される接続が一覧表示されます。1つのWebCenter Portalアプリケーションに対して複数のプレゼンス・サーバー接続を登録できますが、インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスに対して使用される接続は、デフォルト(またはアクティブ)接続の1つのみです。

利用可能なプレゼンス・サーバー接続が、1つのみ存在する場合は、その接続がデフォルト接続と想定されます。

構文

listDefaultIMPConnection(appName, verbose, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

verbose

オプション。利用可能であれば、デフォルト・プレゼンス・サーバー接続が冗長モードで表示されます。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1に設定すると、プレゼンス・サーバー接続の名前および詳細が一覧表示されます。0に設定すると、接続の名前のみ表示されます。この引数のデフォルトは、0

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、webcenterという名前のアプリケーションでインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスによって使用される接続の名前および詳細情報を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listDefaultIMPConnection(appName='webcenter', verbose=1)

setDefaultIMPConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

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説明

指定したWebCenter Portalアプリケーション内のインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスのデフォルト接続を指定します。1つのWebCenter Portalアプリケーションに対して複数のプレゼンス・サーバー接続を登録できますが、インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスに対して使用される接続は、デフォルト(またはアクティブ)接続の1つのみです。

利用可能なプレゼンス・サーバー接続が、1つのみ存在する場合は、その接続がデフォルト接続と想定されます。

構文

setDefaultIMPConnection(appName, name, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存のインスタント・メッセージおよびプレゼンス接続の名前を示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスのmyPresenceServerという名前のデフォルト(またはアクティブ)接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig>setDefaultIMPConnection(appName='webcenter', name='myPresenceServer') 

setIMPServiceProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

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説明

インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスのデフォルト値を指定します。

インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスの設定可能なプロパティは、表10-14 「インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスの構成プロパティ」に表示されています。

表10-14インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスの構成プロパティ

構成プロパティ 説明

selected.connection

インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスによって使用される接続を示します。

rtc.cache.time

インスタント・メッセージおよびプレゼンス・データのキャッシュ・タイムアウトを示します。デフォルトでは60秒です。

resolve.display.name.from.user.profile

ユーザー表示名は、欠落している場合、表示する項目を確定します。0に設定しており、表示名情報が利用不可能な場合、アプリケーション内にユーザー名のみ表示されます。1に設定しており、表示名情報が利用不可能な場合、表示名がユーザー・プロファイル・データから読み込まれます。このオプションを1に設定すると、パフォーマンスに影響があります。デフォルト設定は0です。

表示名は、プレゼンス・データでは、必須ではない。WebCenter Portalアプリケーションで表示名がデフォルトで提供されないことがあり、なおかつその情報が重要と思われる場合、表示名が常に表示されるように、resolve.display.name.from.user.profile1に設定します。

im.address.resolver.class

ユーザー名をIMアドレスに、IMアドレスをユーザー名にマップするために使用されるリゾルバの実装。

デフォルト設定は、oracle.webcenter.collab.rtc.IMPAddressResolverImplです。この実装では、次の場所で、指定された順序でIMアドレスが検索されます。

  • ユーザー・プリファレンス

  • ユーザー資格証明

  • ユーザー・プロファイル

im.address.profile.attribute

ユーザーのIMアドレスを決定するために使用されるユーザー・プロファイル属性。デフォルト設定は、BUSINESS_EMAILです。


構文

setIMPServiceProperty(appName, property, value, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

property

構成プロパティの名前を示します。

value

プロパティの値を示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、webcenterという名前のアプリケーション内のインスタント・メッセージおよびプレゼンス・データのデフォルト・キャッシュ・タイムアウトを変更します。

wls:/weblogic/serverConfig>setIMPServiceProperty(appName='webcenter', 
property='rtc.cache.time', value='30')

removeIMPServiceProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービス・プロパティに設定されている現在の値を削除します。このコマンドを使用して、表10-14「インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスの構成プロパティ」に一覧表示されている任意のプロパティを削除します。

これらのプロパティの値を削除すると予期しない動作を引き起こす可能性があるので、このコマンドを使用するときは注意してください。


注意:

このコマンドの構文を使用して、現在、インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスによって使用されている接続を無効に設定します。

removeIMPServiceProperty('appName='webcenter', property='selected.connection')

このコマンドを使用すると、default接続引数が0に設定されます。「setIMPConnection」も参照してください。


構文

removeIMPServiceProperty(appName, property, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

property

構成プロパティの名前を示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、webcenterという名前のアプリケーション内のインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスのキャッシュ有効期限値をクリアします。

wls:/weblogic/serverConfig> removeIMPServiceProperty(appName='webcenter', 
property='rtc.cache.time')

listIMPServiceProperties

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスの設定可能なプロパティをすべて表示します。

構文

listIMPServiceProperties(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、webcenterという名前のアプリケーションでインスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスの構成プロパティを表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listIMPServiceProperties(appName='webcenter') 

createIMPExtAppConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続に適した外部アプリケーションを作成します。外部アプリケーションは、必須の追加プロパティauthMethod=POST、および追加フィールドfieldName='Account'displaytoUser=1で構成されます。

構文

createIMPExtAppConnection(appName, name, [displayName, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

接続の名前を示します。名前は、WebCenter Portalアプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。

displayName

オプション。外部アプリケーション表示名を示します。アプリケーションの、WebCenter Portalユーザーにとってわかりやすいユーザー・フレンドリな名前。表示名は、WebCenter Portalアプリケーション内のすべての外部アプリケーション間で一意である必要があります。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サーバー接続に適したIMPxAppという名前の外部アプリケーションを作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createIMPExtAppConnection(appName='webcenter',
name='IMPxApp', displayName='IMP Ext App') 

メール

表10-15に示すコマンドを使用して、WebCenter Portalアプリケーションのメール・サーバー接続を管理します。

複数のメール・サーバー接続を登録できます。

これらのWebCenter Portal WLSTコマンドを使用して行った構成変更は、WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後のみ有効になります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイド』を参照してください。

表10-15メールWLSTコマンド

コマンド 説明 WLSTの使用状況

createMailConnection

WebCenter Portalアプリケーションのメール・サーバー接続を作成します。

オンライン

setMailConnection


既存のメール・サーバー接続を編集します。

オンライン

setMailConnectionProperty


メール・サーバー接続プロパティを設定します。

オンライン

deleteMailConnectionProperty


メール・サーバー接続プロパティを削除します。

オンライン

listMailConnections


アプリケーションに対して設定したすべてのメール・サーバー接続プロパティを表示します。

オンライン

listDefaultMailConnection


アプリケーションに対して設定したデフォルト・メール・サーバー接続を表示します。

オンライン

setDefaultMailConnection


指定した接続をデフォルト・メール・サーバー接続として設定します。

オンライン

setMailServiceProperty


メール・サービスのデフォルトを指定します。

オンライン

removeMailServiceProperty


メール・サービスのデフォルトを削除します。

オンライン

listMailServiceProperties


メール・サービス・プロパティを表示します。

オンライン

createMailExtApp


メール接続に適した外部アプリケーションを作成します。

オンライン


createMailConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

WebCenter Portalアプリケーションのメール・サーバー接続を作成します。

WebCenter Portalアプリケーションでは、Microsoft ExchangeサーバーまたはIMAP4およびSMTPをサポートする任意のメール・サーバーがサポートされています。メール・サーバー接続の重要な属性として、imapHostimapPortimapSecuredsmtpHostsmtpPortおよびsmtpSecuredがあります。

複数のメール・サーバー接続を登録できます。

  • スペース・アプリケーションでは、複数のメール接続がサポートされています。default=1を使用して構成したメール接続は、スペース内のメール・サービスのデフォルト接続です。追加のすべての接続が代理接続として提供されます。スペース・ユーザーはユーザー・プリファレンスを使用して利用する接続を選択できます。

  • Frameworkアプリケーションでは、default=1を使用して構成した1つのメール接続のみ使用されます。追加の接続があれば、無視されます。

構文

createMailConnection(appName, name, [imapHost, imapPort, smtpHost, smtpPort, 
imapSecured, smtpSecured, appId, timeout, default, server, applicationVersion]) 
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

接続の名前を示します。名前は、WebCenter Portalアプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。

imapHost

オプション。IMAPサービスが実行しているマシンのホスト名を示します。

imapPort

オプション。IMAPサービスのリスン先ポートを示します。

smtpHost

オプション。SMTPサービスが実行しているマシンのホスト名を示します。

smtpPort

オプション。SMTPサービスのリスン先ポートを示します。

imapSecured

オプション。IMAPサーバーに接続したメール・サーバーでSSLが有効になっているかどうかを示します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは0です。

smtpSecured

オプション。SMTPサーバーが保護されているかどうかを指定します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは0です。

appId

メール・サーバー接続に関連付けられる外部アプリケーションを示します。

外部アプリケーション資格情報を使用して、IMAPおよびSMTPサーバーに対応するユーザーが認証されます。同じ資格を指定して、IMAPおよびSMTPサーバーの両方のサーバー上のユーザーが認証されます。

メール・サービスに対して構成する外部アプリケーションでは、authMethod=POSTを使用し、いくつかの追加ログイン・フィールドを指定する必要があります。

fieldName='Email Address'およびdisplaytoUser=1

fieldName='Your Name'およびdisplaytoUser=1

fieldName='Reply-To Address'およびdisplaytoUser=1

外部アプリケーションがまだ存在していない場合、WLSTコマンドcreateMailExtAppを使用して、必要な追加フィールドすべてを自動的に持つ外部アプリケーションを作成します。

「createExtAppConnection」も参照してください。

timeout

オプション。終了する前にをするまでのサービスの待機時間(秒の単位)の長さを示します。この引数のデフォルトは、-1-1に設定すると、サービスのデフォルト値(10秒)が適用されます。

default

オプション。この接続は、メール・サービスのデフォルト接続であるかどうかを示します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは、0

  • スペースでは、複数のメール接続がサポートされています。default=1を使用して構成されたメール接続は、スペース・アプリケーション内のメール・サービスのデフォルト接続です。default=0で構成した追加の接続が代理接続として提供されます。スペース・ユーザーはユーザー・プリファレンスを使用して利用する接続を選択できます。

  • Frameworkアプリケーションでは、default=1を使用して構成した1つのメール接続のみ使用されます。追加の接続があれば、無視されます。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、メール・サーバー接続に適した外部アプリケーションを作成し、次に、myMailConnectionという名前のメール・サーバー接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createMailExtApp(appName='webcenter', name='extApp_Mail', displayName='Mail Ext App')
wls:/weblogic/serverConfig> createMailConnection(appName='webcenter' , 
name='myMailConnection' , imapHost='myimaphost.com', imapPort=143 , 
smtpHost='mysmtphost.com' , smtpPort=25 , imapSecured=0, smtpSecured=0, 
appId='extApp_Mail', timeout=60, default=1)

setMailConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

既存のメール接続を編集します。このコマンドを使用して、接続の属性を更新します。

createMailConnectionコマンドを使用して、接続が作成されます。

(スペース・アプリケーションのみ。)このコマンドを使用すると、createMailConnectionを使用して設定できない追加および任意のLDAPサーバーの属性を設定できます。LDAPの詳細が定義されている場合、メール・サービスがスペース・アプリケーションのスペース配信リストを作成、編集および削除します。配信リストは、それらのスペースにちなんで名付けられ(非Java識別子は除く)、ドメインが割り当てられます(@mycompany.comなど、domain属性から導出されます)。LDAPの詳細情報を提供しない場合、スペース配信リストが作成および保持されません。メール・サーバーとしてMicrosoft Exchange Serverを指定する必要があります。

構文

setMailConnection(appName, name, [imapHost, imapPort, smtpHost, smtpPort, 
imapSecured, smtpSecured, appId, default, ldapHost, ldapPort, ldapBaseDN, 
ldapAdminUser, ldapAdminPassword, ldapSecured, domain, defaultUser, timeout, 
server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存のメール・サーバー接続の名前を示します。

imapHost

オプション。IMAPサービスが実行しているマシンのホスト名を示します。

imapPort

オプション。IMAPサービスのリスン先ポートを示します。

smtpHost

オプション。SMTPサービスが実行しているマシンのホスト名を示します。

smtpPort

オプション。SMTPサービスのリスン先ポートを示します。

imapSecured

オプション。IMAPサーバーへの接続は、SSLが有効になっているかどうかを示します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは0です。

smtpSecured

オプション。SMTPサーバーへの接続は、SSLが有効になっているかどうかを示します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは0です。

appId

オプション。メール・サーバー接続に関連付けられる外部アプリケーションを示します。

外部アプリケーション資格情報を使用して、IMAPおよびSMTPサーバーに対応するユーザーが認証されます。同じ資格を指定して、IMAPおよびSMTPサーバーの両方のサーバー上のユーザーが認証されます。

メール・サービスに対して構成する外部アプリケーションでは、authMethod=POSTを使用し、いくつかの追加ログイン・フィールドを指定する必要があります。

fieldName='Email Address'およびdisplaytoUser=1

fieldName='Your Name'およびdisplaytoUser=1

fieldName='Reply-To Address'およびdisplaytoUser=1

外部アプリケーションがまだ存在していない場合、WLSTコマンドcreateMailExtAppを使用して、必要な追加フィールドすべてを自動的に持つ外部アプリケーションを作成します。

「createExtAppConnection」も参照してください。

ldapHost

オプション。LDAPディレクトリ・サーバーが実行中であるマシンのホスト名を示します。

ldapPort

オプション。LDAPディレクトリ・サーバーのリスン先ポートを示します。

ldapBaseDN

オプション。LDAPスキーマのベースによって識別した名前を示します。例: CN=Users,DC=oracle,DC=com

ldapAdminUser

オプション。LDAPディレクトリ・サーバー管理者のユーザー名を示します。LDAPスキーマに値を入力する権限を持つ有効な管理者を示します。

ldapAdminPassword

オプション。LDAPディレクトリ・サーバー管理者のパスワードを示します。このパスワードは、保護したストアに保存されます。

ldapSecured

オプション。LDAPサーバーへの接続は、SSLが有効になっているかどうかを示します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは0です。すべてのLDAP通信でSSLを使用するには、これを1に設定します。

domain

オプション。スペース配信リストに追加したドメイン名を示します。たとえば、ドメイン属性をmycompany.comに設定すると、Finance Projectスペースでは、FinanceProject@mycompany.comという名前の配信リストが保持されます。

defaultUser

オプション。管理に関する機能を付与する必要があるユーザーのカンマ区切りのリストを示します。これらのユーザーは、作成されたすべてのスペース配信リストのメンバーになります。指定したユーザーは、ベースLDAPスキーマ(ldapBaseDN引数に指定した)に存在する必要があります。

timeout

オプション。終了する前にをするまでのサービスの待機時間(秒の単位)の長さを示します。この引数のデフォルトは、-1-1に設定すると、サービスのデフォルト値(10秒)が適用されます。

default

オプション。この接続は、メール・サービスのデフォルト(またはアクティブ)接続であるかどうかを示します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは0です。1を設定すると、この接続は、メール・サービスのデフォルト接続であることを示します。

  • スペースでは、複数のメール接続がサポートされています。default=1を使用して構成されたメール接続は、スペース・アプリケーション内のメール・サービスのデフォルト接続です。default=0で構成した追加の接続が代理接続として提供されます。スペース・ユーザーはユーザー・プリファレンスを使用して利用する接続を選択できます。

  • Frameworkアプリケーションでは、default=1を使用して構成した1つのメール接続のみ使用されます。追加の接続があれば、無視されます。

default値を0から1に変更すると、接続はメール・サービスのデフォルト接続になります。

デフォルト接続を使用しないようにするには、次に示すようにremoveMailServicePropertyコマンドを使用します。

removeMailServiceProperty('appName='webcenter', property='selected.connection')

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、メール・サーバーに接続する個別の属性を設定します。

wls:/weblogic/serverConfig>setMailConnection(appName='webcenter', 
name='myMailConnection', imapHost='myimaphost.com', imapPort=143, 
smtpHost='mysmtphost.com' , smtpPort=25 , imapSecured=0, smtpSecured=0, 
appId='extApp_Mail', timeout=60, default=1)

次の例は、メール・サーバーに接続する個別の属性を設定します。

wls:/weblogic/serverConfig>setMailConnection(appName='webcenter', 
name='myMailConnection', imapPort=993, imapSecured=1, smtpPort=465 , 
smtpSecured=1)

次の例は、メール・サーバーに接続するLDAPの属性を設定します。

wls:/weblogic/serverConfig>setMailConnection(appName='webcenter', 
name='myMailConnection', domain='mycompany.com', defaultUser='admin', 
imapHost='myimaphost.com', imapPort=143, smtpHost='mysmtphost.com', 
imapSecured=0, smtpSecured=0, smtpPort=25, appId='extApp_Mail', 
default=1, ldapHost='myldaphost.com', ldapPort=389, 
ldapBaseDN='CN=Users,DC=exchange,DC=uk,DC=com', ldapAdminUser='administrator', 
ldapAdminPassword='adminpswd', ldapSecured=0, timeout=60)

setMailConnectionProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

メール・サーバー接続プロパティを設定します。使用しているメール・サーバーに接続するために追加のパラメータを使用する必要がある場合、このコマンドを使用します。これは、キーおよび値を使用して任意の接続プロパティを追加する拡張可能な方法です。(createMailConnectionおよびsetMailConnectionに指定した接続プロパティを必ず使用しなければならないというわけではありません。)

既知および追加のすべての接続プロパティが表10-16 「メールに接続する追加のプロパティ」に指定されています。

表10-16メールに接続する追加のプロパティ

追加の接続プロパティ
説明

charset

接続のために使用される文字セットを示します。

デフォルト文字セットはUTF-8です。ISO-8859-1など、別の文字セットを使用するには、charset接続プロパティを設定します。

様々なIMAPプロパティ

任意の有効なIMAP接続プロパティ例: mail.imap.connectionpoolsize

有効なIMAPプロパティについていは、「http://java.sun.com/products/javamail/javadocs/com/sun/mail/imap/package-summary.html」を参照してください。

様々なSMTPプロパティ

任意の有効なSMTP接続プロパティ例: mail.smtp.timeout

有効なSMTPプロパティについては、「http://java.sun.com/products/javamail/javadocs/com/sun/mail/smtp/package-summary.html」を参照してください。



注意:

setMailConnectionPropertyを使用して、createMailConnectionまたはsetMailConnectionで利用可能な接続プロパティを設定しないでください。効果がありません。


構文

setMailConnectionProperty(appName, name, key, value, [secure], [server], 
[applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenterアプリケーションの名前。

name

既存のメール・サーバー接続の名前を示します。

key

接続プロパティの名前を示します。

value

プロパティの値を示します。キーおよび値を持つ接続上の任意のプロパティを変更できます。

secure

オプション。暗号化を使用してプロパティの値を安全に格納するかどうかを示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1の場合、値が暗号化されます。デフォルト・オプションは0です。

server

オプション。WebCenterアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前を示します。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。この引数は、WebCenterアプリケーションの1つまたは複数のバージョンがデプロイされている場合に必要になります。


次の例は、デフォルト値propertyValue1myProperty1というカスタム・メール・サーバー接続プロパティを追加します。

wls:/weblogic/serverConfig> setMailConnectionProperty(appName='webcenter', 
name='myMailServer', key='myProperty1', value='propertyValue1')

deleteMailConnectionProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

メール・サーバー接続プロパティを削除します。接続プロパティを削除した結果、設定が無効になる場合、希望したとおりに接続されない可能性があるので、接続プロパティを削除するときに注意してください。

このコマンドを使用すると、setMailConnectionPropertyコマンドを使用して追加したadditional接続プロパティのみ削除できます。

構文

deleteMailConnectionProperty(appName, name, key, [server], 
[applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存のメール・サーバー接続の名前を示します。

key

削除する接続プロパティの名前を示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、mailProperty1という名前のメール・サーバー接続プロパティを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deleteMailConnectionProperty(appName='webcenter', 
name='myMailServer', key='mailProperty1')

listMailConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定したWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているすべてのメール・サーバー接続を一覧表示します。

構文

listMailConnection(appName, [verbose, name, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

verbose

オプション。メール・サーバー接続の詳細情報を冗長モードで表示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、listMailConnectionsによって、WebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているすべてのメール・サーバー接続およびその詳細が表示されます。0に設定すると、接続名のみが一覧表示されます。この引数のデフォルトは、0

name

オプション。既存のメール・サーバー接続の名前を示します。この引数を使用して、特定のメール・サーバーの接続に関する詳細情報を表示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、現在、webcenterという名前のアプリケーションに対して設定したメール・サーバーのすべての接続の名前を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listMailConnections(appName='webcenter')

次の例は、現在、webcenterという名前のアプリケーションに対して設定したメール・サーバーのすべての接続の名前とその詳細情報を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listMailConnections(appName='webcenter', verbose=1)

この例は、mailConnection1という名前のメール・サーバー接続の詳細情報を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listMailConnections(appName='webcenter', name='mailConnection1')

listDefaultMailConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定したWebCenter Portalアプリケーションでメール・サービスによって使用されているデフォルト・メール・サーバー接続を一覧表示します。

複数メール・サーバーを登録できますが、デフォルト接続は、1つのみ存在します。

  • スペース・アプリケーションでは、複数のメール接続がサポートされています。default=1を使用して構成されたメール接続は、スペース・アプリケーション内のメール・サービスのデフォルト接続です。追加のすべての接続が代理接続として提供されます。スペース・ユーザーはユーザー・プリファレンスを使用して利用する接続を選択できます。

  • Frameworkアプリケーションでは、default=1を使用して構成した1つのメール接続のみ使用されます。追加の接続があれば、無視されます。

構文

listDefaultMailConnection(appName,[verbose], [server], [applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

verbose

オプション。利用可能であれば、デフォルト・メール・サーバー接続が冗長モードで表示されます。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1に設定すると、メール・サーバー接続の名前および詳細が一覧表示されます。0に設定すると、接続の名前のみ表示されます。この引数のデフォルトは、0

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、webcenterという名前のアプリケーションでメール・サービスによって使用される接続の名前およびその詳細情報を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listDefaultMailConnection(appName='webcenter', verbose=1)

setDefaultMailConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定したWebCenter Portalアプリケーションにおけるメール・サービスのデフォルトメール・サーバー接続を指定します。

複数メール・サーバーを登録できますが、デフォルト接続は、1つのみ存在します。

  • スペース・アプリケーションでは、複数のメール接続がサポートされています。default=1を使用して構成されたメール接続は、スペース・アプリケーション内のメール・サービスのデフォルト接続です。追加のすべての接続が代理接続として提供されます。スペース・ユーザーはユーザー・プリファレンスを使用して利用する接続を選択できます。

  • Frameworkアプリケーションでは、default=1を使用して構成した1つのメール接続のみ使用されます。追加の接続があれば、無視されます。

構文

setDefaultMailConnection(appName, name, [server], [applicationVersion])
引数 説明
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存のメール接続の名前を示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、myMailServerという名前の接続を使用するためのメール・サービスを設定します。

wls:/weblogic/serverConfig>setDefaultMailConnection(appName='webcenter', name='myMailServer')

setMailServiceProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

メール・サービスのデフォルト値を指定します。

メール・サービスの設定可能なプロパティは、表10-17 「メール・サービスの構成プロパティ」に表示されています。

表10-17メール・サービスの構成プロパティ

構成プロパティ 説明

address.delimiter

複数のメール・アドレスを区切るために使用するデミリタを定義します。デフォルトではカンマを使用します。

いくつかのメール・サーバーでは、lastname, firstnameの形式のメール・アドレスを必要とします。その場合、セミコロンが必要です。

mail.emailgateway.polling.frequency

新しい受信電子メールについて、スペース配信リストを確認する頻度(秒単位)。デフォルトは、1800秒(30分)です。

スペース配信リストによる電子メール通信は、ディスカッション・サーバー上でディスカッション・フォーラム投稿として公開できます。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenterユーザーズ・ガイドのディスカッション・フォーラムにおけるスペース・メールの公開に関する項を参照してください。

mail.messages.fetch.size

メールの受信トレーに表示されるメッセージの最大数を示します。

resolve.email.address.to.name

LDAPが構成されている場合に、ユーザー電子メール・アドレスがWebCenter Portalユーザー名に解決されるかどうかを決定します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。デフォルト値は0です。

1に設定すると、メール・タスク・フローに電子メール・アドレスのかわりにWebCenter Portalユーザー名が表示されます。

メール・サービスが電子メール・アドレスを提供するときにプレゼンス情報を取得できないため、インスタント・メッセージおよびプレゼンス・サービスがプレゼンス・ステータスを取得するためにユーザー名を必要とする場合は、このプロパティを1に設定します。この値を1に設定すると、アプリケーションのパフォーマンスに影響与えます。したがって、このプロパティを設定する場合はそれを考慮する必要があります。

mail.recipient.limit

メッセージの受信者の数を制限します。たとえば、この値を'500'に設定すると、受信者の数が500に制限されます。


構文

setMailServiceProperty(appName, property, value, [server], [applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

property

構成プロパティの名前を示します。

value

プロパティの値を示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、webcenterという名前のアプリケーションでメールの受信トレーに表示されるメッセージのデフォルト数を100個に増加します。

wls:/weblogic/serverConfig>setMailServiceProperty(appName='webcenter', 
property='mail.messages.fetch.size', value='100')

removeMailServiceProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

メール・サービス・プロパティに設定されている現在の値を削除します。このコマンドを使用して、表10-17「メール・サービスの構成プロパティ」に一覧表示されている任意のプロパティを削除します。

これらのプロパティの値を削除すると予期しない動作を引き起こす可能性があるので、このコマンドを使用するときは注意してください。


注意:

このコマンド構文を使用すると、メール・サービスで現在のデフォルト接続を使用することができなくなります。

removeMailServiceProperty('appName='webcenter', property='selected.connection')

このコマンドを使用すると、default接続引数が0に設定されます。「setMailConnection」も参照してください。


構文

removeMailServiceProperty(appName, property, [server], [applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

property

構成プロパティの名前を示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、webcenterという名前のアプリケーションでメール・サービスの現在のmail.messages.fetch.sizeプロパティをクリアします。

wls:/weblogic/serverConfig>removeMailServiceProperty(appName='webcenter', property='mail.messages.fetch.size')

listMailServiceProperties

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

メール・サービスのすべての設定可能なプロパティを表示します。

構文

listMailServiceProperties(appName, [server], [applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、webcenterという名前のアプリケーションでメール・サービスの構成プロパティを表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listMailServiceProperties(appName='webcenter')  

createMailExtApp

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

メール・サーバー接続に適した外部アプリケーションを作成します。外部アプリケーションは、必須の追加プロパティauthMethod=POSTおよび次のいくつかの追加ログイン・フィールドで構成されます。

fieldName='Email Address'およびdisplaytoUser=1

fieldName='Your Name'およびdisplaytoUser=1

fieldName='Reply-To Address'およびdisplaytoUser=1

構文

createMailExtAppConnection(appName, name, [displayName, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。スペース・アプリケーションの場合、名前は常にwebcenterです。

name

接続の名前を示します。名前は、WebCenter Portalアプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。

displayName

オプション。外部アプリケーション表示名を示します。アプリケーションの、WebCenter Portalユーザーにとってわかりやすいユーザー・フレンドリな名前。表示名は、WebCenter Portalアプリケーション内のすべての外部アプリケーション間で一意である必要があります。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、メール・サーバー接続に適したMailxAppという名前の外部アプリケーションを作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createMailExtAppConnection(appName='webcenter', name='MailxApp', displayName='Mail Ext App')

通知

表10-18に示すコマンドを使用して、WebCenter Portalアプリケーションにおける通知サービスの設定を管理します。

これらのWebCenter Portal WLSTコマンドを使用して行った構成変更は、WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後のみ有効になります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイド』を参照してください。

表10-18 通知WLSTコマンド

コマンド 説明 WLSTの使用状況

setNotificationsConfig


WebCenter Portalアプリケーションで発生した通知のルーティングに使用する接続を指定します。

オンライン

getNotificationsConfig


WebCenter Portalアプリケーションで発生した通知の送信に使用する接続に関する詳細を返します。

オンライン


setNotificationsConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

WebCenter Portalアプリケーションで発生した通知のルーティングに使用する接続を指定します。

既存のメール・サーバーまたはBPELサーバー接続を使用します。WebCenter PortalアプリケーションをBPELサーバーに接続している場合は、メール、ワークリスト、SMSなど複数メッセージング・チャネルを通じた通知のルーティングにOracle User Messaging Service (UMS)を使用できます。通知サービスでBPELサーバー接続を使用するように構成すると、使用可能な各メッセージング・チャネルに対して送信者の'From'アドレスを指定できます。つまり、送信者メール・アドレスとSMSアドレスを指定できます。

または、メール・サーバーを介して通知メッセージをルーティングすることもできます。通知サービスがメール・サーバー接続を使用するように構成する場合、メール・サーバー接続に関連付けられている外部アプリケーションに共有資格証明が含まれている必要があります。共有資格証明は、アプリケーション全体の通知をルーティングするために必要です。

構文

setNotificationsConfig(appName, type, name, [senderMailAddress, senderSMSAddress, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。スペース・アプリケーションの場合、名前は常にwebcenterです。

type

通知の送信に使用する接続のタイプ。有効な値は、MAILおよびBPELです。

name

既存の接続の名前。

次の点を考慮してください。

  • メール・サーバー接続: メール・サーバー接続に関連付けられている外部アプリケーションに共有資格証明が含まれている必要があります。

  • BPELサーバー接続: Oracle User Messaging Service (UMS)がBPELサーバー上で使用可能である必要があります。

senderMailAddress

オプション。すべてのメール通知の送信元となるメール・アドレス。

次の形式を使用します。

<email_alias><<email_address>>または<email address>

たとえば、WebCenter Notification<notifications@webcenter.com>またはnotifications@webcenter.comです。

この引数は、BPELサーバーを介してルーティングされる通知に適用されます。BPELサーバーが使用されており.UMSが複数の電子メール・ドライバで構成されている場合は、このアドレスは適切な電子メール・ドライバを識別するためにも使用されます。

メール・サーバーが使用される場合、送信者アドレスは、関連付けられている外部アプリケーションの共有資格証明に対して指定されているものと同じユーザーです。

senderSMSAddress

オプション。すべてのSMS通知の送信元となるSMS番号。

通常、SMSアドレスの形式は、4-6桁の数字(-、空白または他の文字を含まない)です。(28734など)。

この引数は、BPELサーバーを介してルーティングされる通知に適用されます。BPELサーバーが使用されており.UMSが複数のSMSドライバで構成されている場合は、このアドレスは適切なSMSドライバを識別するためにも使用されます。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、通知サービスでWebCenter-Worklistという名前のBPELサーバー接続が使用されることを指定し、さらにすべての通知の送信元となるメール・アドレスおよびSMSアドレスを定義します。

wls:/weblogic/serverConfig>setNotificationsConfig(appName='webcenter', type='BPEL', 
name='WebCenter-Worklist', senderMailAddress='WebCenter Notification<notifications@webcenter.com', 
senderSMSAddress='28734')

getNotificationsConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

WebCenter Portalアプリケーションで発生した通知の送信に使用する接続に関する詳細を返します。

構文

getNotificationsConfig(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。スペース・アプリケーションの場合、名前は常にwebcenterです。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、スペース・アプリケーションで通知サービスによって使用される接続に関する詳細を返します。

wls:/weblogic/serverConfig>getNotificationsConfig(appName='webcenter')

ConnectionType:    BPEL
ConnectionName:    WebCenter-Worklist
SenderMailAddress: notifications@webcenter.com
SenderSMSAddress:  28776

個人イベント

表10-19に示すコマンドを使用して、WebCenter Portalアプリケーションの個人イベント・サーバー接続を管理します。

これらのWebCenter Portal WLSTコマンドを使用して行った構成変更は、WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後のみ有効になります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイド』を参照してください。

表10-19 個人イベントWLSTコマンド

コマンド 説明 WLSTの使用状況

createPersonalEventConnection


指定したWebCenter Portalアプリケーションの個人イベント・サーバー接続を作成します。

オンライン

setPersonalEventConnection


既存の個人イベント・サーバー接続を編集します。

オンライン

listPersonalEventConnections


指定したWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているすべての個人イベント・サーバー接続を一覧表示します。

オンライン


createPersonalEventConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定したWebCenter Portalアプリケーションの個人イベント・サーバー接続を作成します。

個人イベント・サービスは、Microsoft Exchange Server 2003およびMicrosoft Exchange Server 2007への接続をサポートしています。1つのWebCenter Portalアプリケーションに対して複数の個人イベント接続を登録できますが、個人イベント・サービスに対して使用される接続は、デフォルト(またはアクティブ)接続の1つのみです。

構文

createPersonalEventConnection(appName, name, webServiceUrl, adapterName, appId, [default, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。スペース・アプリケーションの場合、名前は常にwebcenterです。

name

接続の名前を示します。名前は、WebCenter Portalアプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。

webServiceUrl

イベント・アプリケーションを公開するWebサービスのURL。

<protocol>://<host>:<port>/<appWebServiceInterface>/<WSName>の形式を使用します。

adapterName

個人イベント・サーバーに一致するアダプタを指定します。有効な値は、MSEx2003およびMSEx2007です。Microsoft Exchange Server 2003の場合はMSEx2003を、Microsoft Exchange Server 2007の場合はMSEx2007を選択します。

各アダプタは、認証およびデータ交換のための独自のメカニズムを備えています。

appId

個人イベント・サービスを提供するMicrosoft Exchange Serverに関連付けられている外部アプリケーション。指定した場合、Microsoft Exchange Serverに対してユーザーの認証を行うために外部アプリケーション資格証明情報が使用されます。

default

オプション。この接続が、個人イベント・サービスのデフォルト接続であるかどうかを示します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは0です。

個人イベント・サービスでこの接続を使用することを指定するには、値を1に設定します。

1つのWebCenterアプリケーションに対して複数の接続を登録できますが、個人イベント・サービスに対して使用される接続は1つのみであり、デフォルト(またはアクティブ)接続が使用されます。

server

オプション。WebCenterアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前を示します。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。この引数は、WebCenterアプリケーションの1つまたは複数のバージョンがデプロイされている場合に必要になります。


次の例では、スペース・アプリケーション(appName='webcenter')に対してMyPEConnectionという名前の接続を作成します。この接続は、Microsoft Exchange Server 2007を指し、個人イベント・サービスのデフォルト接続として指定されています。

wls:/weblogic/serverConfig>createPersonalEventConnection(appName='webcenter', 
name='MyPEConnection', webServiceUrl='http://myexchange.com/EWS/Services.wsdl', 
adapterName='MSEx2007', appId='ExtPEApp', default=1)

次の例では、スペース・アプリケーションに対してMyPEConnectionという名前の接続を作成します。この接続は、Microsoft Exchange Server 2003を指します。

wls:/weblogic/serverConfig>createPersonalEventConnection(appName='webcenter', 
name='MyPEConnection',webServiceUrl='http://myexchange.com/ExchangeWS/PersonalEventsWebService.asmx', adapterName='MSEx2003',  appId='ExtPEApp')

setPersonalEventConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定したWebCenter Portalアプリケーションの個人イベント・サーバー接続を編集します。

構文

setPersonalEventConnection(appName, name, [webServiceUrl, adapterName, appId, default, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。スペース・アプリケーションの場合、名前は常にwebcenterです。

name

既存の個人イベント・サーバー接続の名前。

webServiceUrl

オプション。イベント・アプリケーションを公開するWebサービスのURL。

<protocol>://<host>:<port>/<appWebServiceInterface>/<WSName>の形式を使用します。

adapterName

オプション。個人イベント・サーバーに一致するアダプタを指定します。有効な値は、MSEx2003およびMSEx2007です。Microsoft Exchange Server 2003の場合はMSEx2003を、Microsoft Exchange Server 2007の場合はMSEx2007を選択します。

各アダプタは、認証およびデータ交換のための独自のメカニズムを備えています。

appId

オプション。個人イベント・サービスを提供するMicrosoft Exchange Serverに関連付けられている外部アプリケーション。指定した場合、Microsoft Exchange Serverに対してユーザーの認証を行うために外部アプリケーション資格証明情報が使用されます。

default

オプション。この接続が、個人イベント・サービスのデフォルト接続であるかどうかを示します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは0です。

個人イベント・サービスでこの接続を使用することを指定するには、値を1に設定します。

1つのWebCenter Portalアプリケーションに対して複数の接続を登録できますが、個人イベント・サービスに対して使用される接続は1つのみであり、デフォルト(またはアクティブ)接続が使用されます。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、MyPEConnectionという名前の接続のWebサービスURLを更新します。

wls:/weblogic/serverConfig>setPersonalEventConnection(appName='webcenter', name='MyPEConnection', webServiceUrl='http://myexchange.com/EWS/Services.wsdl')

次の例では、MyPEConnectionという名前の接続を、スペース・アプリケーションの個人イベント・サービスのデフォルト接続にします。

wls:/weblogic/serverConfig>setPersonalEventConnection(appName='webcenter', name='MyPEConnection', default=1)

listPersonalEventConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定したWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているすべての個人イベント・サーバー接続を一覧表示します。

構文

listPersonalEventConnections(appName, [verbose, name, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

verbose

オプション。冗長モードの個人イベント・サービスの接続詳細を表示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、listPersonalEventConnectionsによって、WebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているすべての個人イベント・サーバー接続およびそれらの詳細が一覧表示されます。0に設定すると、接続名のみが一覧表示されます。この引数のデフォルトは、0

0に設定した場合、name引数を指定しないでください。

name

オプション。既存の個人イベント接続の名前。この引数を使用して、特定の個人イベント・サーバーに関する接続詳細を表示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、スペース・アプリケーションに対して現在構成されているすべての個人イベント・サーバー接続の接続名および詳細を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listPersonalEventConnections(appName='webcenter', verbose=1)

次の例では、MyPEConnectionという名前の個人イベント・サーバー接続の接続詳細を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listPersonalEventConnections(appName='webcenter', verbose=1, name='MyPEConnection')

パーソナライズ

表10-20に示すコマンドを使用して、WebCenter Portalアプリケーションのパーソナライズ接続を管理します。

これらのWebCenter Portal WLSTコマンドを使用して行った構成変更は、WebCenter Portalのパーソナライズ・サービスがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後のみ有効になります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイド』を参照してください。

表10-20 パーソナライズWLSTコマンド

コマンド 説明 WLSTの使用状況

createWCPSCMISConnection


WebCenter Portalのパーソナライズ・サービスのCMIS接続を作成します。

オンライン

createWCPSActivityGraphConnection


WebCenter Portalのパーソナライズ・サービスのアクティビティ・グラフ接続を作成します。

オンライン

createWCPSPeopleConnection


WebCenter Portalのパーソナライズ・サービスのピープル・コネクションを作成します。

オンライン

createWCPSCustomConnection


WebCenter Portalのパーソナライズ・サービスのカスタム接続を作成します。

オンライン

setWCPSConnectionProperty


WebCenter Portalのパーソナライズ・サービスの既存の接続のプロパティを変更します。

オンライン

listWCPSCMISConnection


WebCenter Portalのパーソナライズ・サービス用に構成されているCMIS接続を一覧表示します。

オンライン

listWCPSActivityGraphConnection


WebCenter Portalのパーソナライズ・サービス用に構成されているアクティビティ・グラフ接続を一覧表示します。

オンライン

listWCPSPeopleConnection


WebCenter Portalのパーソナライズ・サービス用に構成されているピープル・コネクションを一覧表示します。

オンライン

listWCPSCustomConnection


WebCenter Portalのパーソナライズ・サービス用に構成されているカスタム接続を一覧表示します。

オンライン

deleteWCPSCMISConnection


WebCenter Portalのパーソナライズ・サービスのCMIS接続を作成します。

オンライン

deleteWCPSActivityGraphConnection


WebCenter Portalのパーソナライズ・サービスのアクティビティ・グラフ接続を作成します。

オンライン

deleteWCPSPeopleConnection


WebCenter Portalのパーソナライズ・サービスのピープル・コネクションを作成します。

オンライン

deleteWCPSCustomConnection


WebCenter Portalのパーソナライズ・サービスのカスタム接続を作成します。

オンライン


createWCPSCMISConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

パーソナライズ・サービスのCMIS(Content Management Interoperability Service)接続を作成します。

構文

createWCPSCMISConnection(name, repositoryId, host, port, [scheme, namespace, 
isDefault, path, pathPrepend, servletPathPart, rewriteUrls, pathTrim, 
timeoutInMillisecs, propagateTimeoutExceptions, server])
引数 定義
name

接続の名前を示します。名前は、ネームスペース内でこの接続タイプに対して一意である必要があります。

repositoryId

CMISリポジトリID。

通常は、Oracle WebCenter Contentリポジトリ接続の名前です。

host

CMIS RESTサービスをホストしているサーバーのホスト名。

通常は、WC_Spaces管理対象サーバーのマシン名です。

port

CMIS RESTサービスをホストしているサーバーのポート。

通常は、WC_Spaces管理対象サーバーのポート番号です。

scheme

オプション。CMIS RESTサービスにアクセスするためのHTTPスキーム。有効なオプションは、httpおよびhttpsです。デフォルトはhttpです。

namespace

オプション。その接続用のWebCenter Portalのパーソナライズ接続ネームスペース。指定しないかnoneに設定した場合、その接続はすべてのネームスペースで使用可能になります。

isDefault

オプション。この接続がデフォルトCMIS接続であるかどうかを示します。有効な値は、1 (true)または0 (false)です。デフォルトは0です。

path

オプション。CMISサービスのURLパス。デフォルトは、/api/cmis/repository/<repositoryId>です。

pathPrepend

オプション。servletPathPartおよびpathの先頭に追加するベースCMISサービスのURLパス。デフォルトは/restです。

servletPathPart

オプション。CMISサービスのURLパスのサーブレット・セクション。

rewriteUrls

オプション。CMIS RESTサービスから返されるURLを書き換える方法を指定します。有効なオプションは、producerconsumerおよびnoneです。デフォルトはnoneです。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイド』のWebCenter Portalのパーソナライズの管理に関する項を参照してください。

pathTrim

オプション。CMIS RESTサービスから返されるURLからトリミングするパス部分を指定します。デフォルトはNoneです。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイド』のWebCenter Portalのパーソナライズの管理に関する項を参照してください。

timeoutInMillisecs

オプション。CMISコールからの戻りを待機するタイムアウト(ミリ秒)(文字列)、またはNone(タイムアウトなしの場合)。デフォルトはNoneです。

propagateTimeoutExceptions

オプション。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、CMISコールのタイムアウトで例外が発生します。0に設定すると、例外は発生しません。

server

オプション。WebCenter Portalのパーソナライズ・サービスをホストする管理対象サーバーの名前。

このパラメータは、デフォルト以外のデプロイメント構成の場合にのみ必要です。WC_Utilitiesサーバーがパーソナライズ・サービスをホストするデフォルトのデプロイメントの場合、値は必要ありません。


次の例では、CMIS接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig>createWCPSCMISConnection(name='Repos1CMISConnection', 
repositoryId='ucm11g-server', host='myhost.com', port=8888, scheme='http', isDefault=1)

createWCPSActivityGraphConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

パーソナライズ・サービス用のアクティビティ・グラフ接続を作成します。

構文

createWCPSActivityGraphConnection(name, host, port, [scheme], [namespace],  [isDefault], [restResourceIndex], [rewriteUrls], [pathTrim], [server])
引数 定義
name

接続の名前を示します。ネームスペース内でこの接続タイプに対して一意である必要があります。

host

アクティビティ・グラフRESTサービスをホストしているサーバーのホスト名。

通常は、WC_Spaces管理対象サーバーのマシン名です。

port

アクティビティ・グラフ・サービスをホストしているサーバーのポート。

通常は、WC_Spaces管理対象サーバーのポート番号です。

scheme

オプション。アクティビティ・グラフ・サービスにアクセスするためのHTTPスキーム。有効なオプションは、httpおよびhttpsです。デフォルトはhttpです。

namespace

オプション。その接続用のWebCenter Portalのパーソナライズ接続ネームスペース。指定しないかnoneに設定した場合、その接続はすべてのネームスペースで使用可能になります。

isDefault

オプション。この接続がデフォルト・アクティビティ・グラフ接続であるかどうかを示します。有効な値は、1 (true)または0 (false)です。デフォルトは0です。

restResourceIndex

オプション。RESTサーバーのresourceIndexのURLパス。デフォルトは/rest/api/resourceIndexです。

rewriteUrls

オプション。アクティビティ・グラフRESTサービスから返されるURLを書き換える方法を指定します。有効なオプションは、producerconsumerおよびnoneです。デフォルトはnoneです。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイド』のWebCenter Portalのパーソナライズの管理に関する項を参照してください。

pathTrim

オプション。アクティビティ・グラフRESTサービスから返されるURLからトリミングするパス部分を指定します。デフォルトはNoneです。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイド』のWebCenter Portalのパーソナライズの管理に関する項を参照してください。

server

オプション。WebCenter Portalのパーソナライズ・サービスをホストする管理対象サーバーの名前。

このパラメータは、デフォルト以外のデプロイメント構成の場合にのみ必要です。WC_Utilitiesサーバーがパーソナライズ・サービスをホストするデフォルトのデプロイメントの場合、値は必要ありません。


次の例では、特定のネームスペースにアクティビティ・グラフ接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createWCPSActivityGraphConnection(name='AGConnection', host='myhost.com', port=8888, namespace='myNamespace')

createWCPSPeopleConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

パーソナライズ・サービスのピープル・コネクションを作成します。

構文

createWCPSPeopleConnection(name, host, port, [scheme], [namespace],  [isDefault], [restResourceIndex], [rewriteUrls], [pathTrim], [server])
引数 定義
name

接続の名前を示します。ネームスペース内でこの接続タイプに対して一意である必要があります。

host

ピープル・コネクションRESTサービスをホストしているサーバーのホスト名。

通常は、WC_Spaces管理対象サーバーのマシン名です。

port

ピープル・コネクション・サービスをホストしているサーバーのポート。

通常は、WC_Spaces管理対象サーバーのポート番号です。

scheme

オプション。ピープル・コネクション・サービスにアクセスするためのHTTPスキーム。有効なオプションは、httpおよびhttpsです。デフォルトはhttpです。

namespace

オプション。その接続用のWebCenter Portalのパーソナライズ接続ネームスペース。指定しないかnoneに設定した場合、その接続はすべてのネームスペースで使用可能になります。

isDefault

オプション。この接続がデフォルト・ピープル・コネクションであるかどうかを示します。有効な値は、1 (true)または0 (false)です。デフォルトは0です。

restResourceIndex

オプション。RESTサーバーのresourceIndexのURLパス。デフォルトは/rest/api/resourceIndexです。

rewriteUrls

オプション。ピープル・コネクションRESTサービスから返されるURLを書き換える方法を指定します。有効なオプションは、producerconsumerおよびnoneです。デフォルトはnoneです。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイド』のWebCenter Portalのパーソナライズの管理に関する項を参照してください。

pathTrim

オプション。ピープル・コネクション・サービスから返されるURLからトリミングするパス部分を指定します。デフォルトはNoneです。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイド』のWebCenter Portalのパーソナライズの管理に関する項を参照してください。

server

オプション。WebCenter Portalのパーソナライズ・サービスをホストする管理対象サーバーの名前。

このパラメータは、デフォルト以外のデプロイメント構成の場合にのみ必要です。WC_Utilitiesサーバーがパーソナライズ・サービスをホストするデフォルトのデプロイメントの場合、値は必要ありません。


次の例では、デフォルト・ネームスペースにピープル・コネクションを作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createWCPSPeopleConnection(name='PeopleConnection', host='myhost.com', port=8888)

createWCPSCustomConnection

WLSTの使用状況:オンライン

説明

パーソナライズ・サービスの特定のタイプの接続を作成します。

カスタム接続タイプは、カスタム・データ・プロバイダおよびプロパティ・ロケータとともに使用されます。

構文

createWCPSCustomConnection(name, type, [namespace], [properties], [server])
引数 定義
name

接続の名前を示します。ネームスペース内でこの接続タイプに対して一意である必要があります。

type

カスタム・データ・プロバイダまたはプロパティ・ロケータ実装に固有のカスタム接続タイプ。

namespace

オプション。その接続用のWebCenter Portalのパーソナライズ接続ネームスペース。指定しないかnoneに設定した場合、その接続はすべてのネームスペースで使用可能になります。

properties

オプション。接続プロパティおよび値のディクショナリ。

プロパティのセットは、接続タイプに固有です。ディクショナリ内の値はすべて文字列である必要があります。

server

オプション。WebCenter Portalのパーソナライズ・サービスをホストする管理対象サーバーの名前。

このパラメータは、デフォルト以外のデプロイメント構成の場合にのみ必要です。WC_Utilitiesサーバーがパーソナライズ・サービスをホストするデフォルトのデプロイメントの場合、値は必要ありません。


次の例では、特定のネームスペースにアクティビティ・グラフ接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createWCPSCustomConnection(name='CustomConnection', type='my.connection.type', properties={ 'prop1': 'value1', 'prop2', value2' })

listWCPSCMISConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

パーソナライズ・サービス用に構成されているすべてのCMIS (Content Management Interoperability Service)接続を一覧表示するか、単一の接続を一覧表示します。

構文

listWCPSCMISConnections([server], [verbose], [name], [namespace])
引数 定義
server

オプション。WebCenter Portalのパーソナライズ・サービスをホストする管理対象サーバーの名前。

このパラメータは、デフォルト以外のデプロイメント構成の場合にのみ必要です。WC_Utilitiesサーバーがパーソナライズ・サービスをホストするデフォルトのデプロイメントの場合、値は必要ありません。

verbose

オプション。詳細出力または簡易出力を制御します。有効なオプションは、1および0です。1に設定すると、このコマンドによってCMIS接続およびそれらのプロパティが一覧表示されます。0に設定すると、このコマンドによって接続名のみ一覧表示されます。デフォルトは1です。

name

オプション。既存の接続の名前。指定しないかNoneに設定した場合、すべての接続が一覧表示されます。

namespace

オプション。一覧表示する接続用のWebCenter Portalのパーソナライズ接続ネームスペース。指定しないかnoneに設定した場合、このコマンドによって、すべてのネームスペースで使用できるように構成された接続が一覧表示されます。


次の例では、すべてのCMIS接続の名前を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listWCPSCMISConnections(verbose=0)

Repos1CMISConnection
Repos2CMISConnection

次の例では、1つのCMIS接続の詳細を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listWCPSCMISConnections(name='Repos1CMISConnection')

----------------------
Repos1CMISConnection (type=cmis.provider.connection, namespace=*)
----------------------
host: myhost.com
isDefault: false 
path: /api/cmis/repository/repo1
pathPrepend: /rest
port: 8888
repositoryId: ucm11g-server
rewriteUrls: none
scheme: http

listWCPSActivityGraphConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

パーソナライズ・サービス用に構成されているすべてのアクティビティ・グラフ接続を一覧表示するか、単一の接続を一覧表示します。

構文

listWCPSActivityGraphConnections([server], [verbose], [name], [namespace])
引数 定義
server

オプション。WebCenter Portalのパーソナライズ・サービスをホストする管理対象サーバーの名前。

このパラメータは、デフォルト以外のデプロイメント構成の場合にのみ必要です。WC_Utilitiesサーバーがパーソナライズ・サービスをホストするデフォルトのデプロイメントの場合、値は必要ありません。

verbose

オプション。詳細出力または簡易出力を制御します。有効なオプションは、1および0です。1に設定すると、このコマンドによってアクティビティ・グラフ接続およびそれらのプロパティが一覧表示されます。0に設定すると、このコマンドによって接続名のみ一覧表示されます。デフォルトは1です。

name

オプション。既存の接続の名前。指定しないかNoneに設定した場合、すべての接続が一覧表示されます。

namespace

オプション。一覧表示する接続用のWebCenter Portalのパーソナライズ接続ネームスペース。指定しないかnoneに設定した場合、このコマンドによって、すべてのネームスペースで使用できるように構成された接続が一覧表示されます。


次の例では、すべてのアクティビティ・グラフ接続の名前を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listWCPSActivityGraphConnections(verbose=0)

AG1Connection
AG2Connection

次の例では、1つのアクティビティ・グラフ接続の詳細を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listWCPSActivityGraphConnections(name='AG1Connection')

----------------------
AG1Connection (type=activity.provider.connection, namespace=*)
----------------------
host: myhost.com
isDefault: false 
port: 8888
restResourceIndex: /rest/api/resourceIndex
rewriteUrls: producer
scheme: http

listWCPSPeopleConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

パーソナライズ・サービス用に構成されているすべてのピープル・コネクションを一覧表示するか、単一の接続を一覧表示します。

構文

listWCPSPeopleConnections([server], [verbose], [name], [namespace])
引数 定義
server

オプション。WebCenter Portalのパーソナライズ・サービスをホストする管理対象サーバーの名前。

このパラメータは、デフォルト以外のデプロイメント構成の場合にのみ必要です。WC_Utilitiesサーバーがパーソナライズ・サービスをホストするデフォルトのデプロイメントの場合、値は必要ありません。

verbose

オプション。詳細出力または簡易出力を制御します。有効なオプションは、1および0です。1に設定すると、このコマンドによってピープル・コネクションおよびそれらのプロパティが一覧表示されます。0に設定すると、このコマンドによって接続名のみ一覧表示されます。デフォルトは1です。

name

オプション。既存の接続の名前。指定しないかNoneに設定した場合、すべての接続が一覧表示されます。

namespace

オプション。一覧表示する接続用のWebCenter Portalのパーソナライズ接続ネームスペース。指定しないかnoneに設定した場合、このコマンドによって、すべてのネームスペースで使用できるように構成された接続が一覧表示されます。


次の例では、すべてのピープル・コネクションの名前を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listWCPSPeopleConnections(verbose=0)

People1Connection
People2Connection

次の例では、1つのピープル・コネクションの詳細を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listWCPSPeopleConnections(name='PeopleConnection')

----------------------
PeopleConnection (type=people.service.connection, namespace=*)
----------------------
host: myhost.com
isDefault: false 
port: 8888
restResourceIndex: /rest/api/resourceIndex
rewriteUrls: producer
scheme: http

listWCPSCustomConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

パーソナライズ・サービス用に構成されている特定のタイプのすべての接続を一覧表示するか、単一の接続を一覧表示します。

カスタム接続タイプは、カスタム・データ・プロバイダおよびプロパティ・ロケータとともに使用されます。

構文

listWCPSCustomConnections(type, [server], [verbose], [name], [namespace])
引数 定義
type

カスタム・データ・プロバイダまたはプロパティ・ロケータ実装に固有のカスタム接続タイプ。

server

オプション。WebCenter Portalのパーソナライズ・サービスをホストする管理対象サーバーの名前。

このパラメータは、デフォルト以外のデプロイメント構成の場合にのみ必要です。WC_Utilitiesサーバーがパーソナライズ・サービスをホストするデフォルトのデプロイメントの場合、値は必要ありません。

verbose

オプション。詳細出力または簡易出力を制御します。有効なオプションは、1および0です。1に設定すると、このコマンドによって接続およびそれらのプロパティが一覧表示されます。0に設定すると、このコマンドによって接続名のみ一覧表示されます。デフォルトは1です。

name

オプション。既存の接続の名前。指定しないかNoneに設定した場合、すべての接続が一覧表示されます。

namespace

オプション。一覧表示する接続用のWebCenter Portalのパーソナライズ接続ネームスペース。指定しないかnoneに設定した場合、このコマンドによって、すべてのネームスペースで使用できるように構成された接続が一覧表示されます。


次の例では、タイプmy.connection.typeを持つすべての接続の名前を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listWCPSCustomConnections(type='my.connection.type', verbose=0)

Custom1Connection
Custom2Connection

次の例では、1つのカスタム接続の詳細を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listWCPSPeopleConnections(type='my.connection.type', name='CustomConnection')

----------------------
CustomConnection (type=my.connection.type, namespace=*)
----------------------
host: myhost.com
isDefault: false 
port: 8888
customConnectionProperty: someValue
scheme: http

deleteWCPSCMISConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

パーソナライズ・サービス用に構成されているCMIS(Content Management Interoperability Service)接続を削除します。

構文

deleteWCPSCMISConnection(name, [namespace, server])
引数 定義
name

接続の名前を示します。

namespace

オプション。削除する接続用のWebCenter Portalのパーソナライズ接続ネームスペース。指定しないかnoneに設定した場合、このコマンドによって、すべてのネームスペースで使用できるように構成された接続が削除されます。

server

オプション。WebCenter Portalのパーソナライズ・サービスをホストする管理対象サーバーの名前。

このパラメータは、デフォルト以外のデプロイメント構成の場合にのみ必要です。WC_Utilitiesサーバーがパーソナライズ・サービスをホストするデフォルトのデプロイメントの場合、値は必要ありません。


次の例では、CMIS接続を削除します。

wls:/weblogic/serverConfig>deleteWCPSCMISConnection(name='ReposCMISConnection')

deleteWCPSActivityGraphConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

パーソナライズ・サービス用に構成されているアクティビティ・グラフ接続を削除します。

構文

deleteWCPSActivityGraphConnection(name, [namespace, server])
引数 定義
name

接続の名前を示します。

namespace

オプション。削除する接続用のWebCenter Portalのパーソナライズ接続ネームスペース。指定しないかnoneに設定した場合、このコマンドによって、すべてのネームスペースで使用できるように構成された接続が削除されます。

server

オプション。WebCenter Portalのパーソナライズ・サービスをホストする管理対象サーバーの名前。

このパラメータは、デフォルト以外のデプロイメント構成の場合にのみ必要です。WC_Utilitiesサーバーがパーソナライズ・サービスをホストするデフォルトのデプロイメントの場合、値は必要ありません。


次の例では、アクティビティ・グラフ接続を削除します。

wls:/weblogic/serverConfig>deleteWCPSActivityGraphConnection(name='AGConnection')

deleteWCPSPeopleConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

パーソナライズ・サービス用に構成されているピープル・コネクションを削除します。

構文

deleteWCPSPeopleConnection(name, [namespace, server])
引数 定義
name

接続の名前を示します。

namespace

オプション。削除する接続用のWebCenter Portalのパーソナライズ接続ネームスペース。指定しないかnoneに設定した場合、このコマンドによって、すべてのネームスペースで使用できるように構成された接続が削除されます。

server

オプション。WebCenter Portalのパーソナライズ・サービスをホストする管理対象サーバーの名前。

このパラメータは、デフォルト以外のデプロイメント構成の場合にのみ必要です。WC_Utilitiesサーバーがパーソナライズ・サービスをホストするデフォルトのデプロイメントの場合、値は必要ありません。


次の例では、ピープル・コネクションを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig>deleteWCPSPeopleConnection(name='PeopleConnection')

deleteWCPSCustomConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

ポータルのパーソナライズ・サービス用に構成されているカスタム接続を削除します。

構文

deleteWCPSCustomConnection(name, type, [namespace, server])
引数 定義
name

接続の名前を示します。

type

カスタム接続タイプ。

namespace

オプション。削除する接続用のWebCenter Portalのパーソナライズ接続ネームスペース。指定しないかnoneに設定した場合、このコマンドによって、すべてのネームスペースで使用できるように構成された接続が削除されます。

server

オプション。WebCenter Portalのパーソナライズ・サービスをホストする管理対象サーバーの名前。

このパラメータは、デフォルト以外のデプロイメント構成の場合にのみ必要です。WC_Utilitiesサーバーがパーソナライズ・サービスをホストするデフォルトのデプロイメントの場合、値は必要ありません。


次の例では、カスタム接続を削除します。

wls:/weblogic/serverConfig>deleteWCPSCustomConnection(name='CustomConnection', type='my.connection.type')

setWCPSConnectionProperty

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

パーソナライズ・サービスの既存の接続のプロパティを追加、変更または削除します。接続によってサポートされるプロパティは、接続タイプに固有です。

  • CMIS接続では、次のプロパティがサポートされます。repositoryId、host、port、scheme、path、pathPrepend、servletPathPart、rewriteUrls、pathTrim、isDefault、timeoutInMillisecspropagateTimeoutException

    「createWCPSCMISConnection」も参照してください。

  • アクティビティ・グラフおよびピープル・コネクションでは次のプロパティがサポートされます。host, port, scheme, restResourceIndex, rewriteUrls, pathTrim, isDefault

    「createWCPSActivityGraphConnection」および「createWCPSPeopleConnection」も参照してください。

構文

setWCPSConnectionProperty(connectionName, connectionType, propertyName,
propertyValue, [namespace], [server])
引数 定義
connectionName

接続の名前を示します。

connectionType

接続タイプ。CMIS、アクティビティ・グラフおよびピープル・コネクションに対して有効な値は、それぞれ、WCPS_CMIS_CONNECTION_TYPEWCPS_AG_CONNECTION_TYPEおよびWCPS_PC_CONNECTION_TYPEです。

任意の有効なカスタム接続タイプを指定することもできます。

propertyName 

プロパティ名。

propertyValue

文字列としてのプロパティ値。接続からプロパティ値を削除するにはNoneを使用してください。

namespace

オプション。変更する接続用のWebCenter Portalのパーソナライズ接続ネームスペース。指定しないかnoneに設定した場合、このコマンドによって、すべてのネームスペースで使用できるように構成された接続のプロパティが変更されます。

server

オプション。WebCenter Portalのパーソナライズ・サービスをホストする管理対象サーバーの名前。

このパラメータは、デフォルト以外のデプロイメント構成の場合にのみ必要です。WC_Utilitiesサーバーがパーソナライズ・サービスをホストするデフォルトのデプロイメントの場合、値は必要ありません。


次の例では、CMIS接続のプロパティを変更または追加します。

wls:/weblogic/serverConfig> setWCPSConnectionProperty(connectionName='ReposCMISConnection', 
connectionType=WCPS_CMIS_CONNECTION_TYPE,
propertyName='propagateTimeoutExceptions', propertyValue=0)

次の例では、カスタム接続からプロパティを削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> setWCPSConnectionProperty(connectionName='CustomConnection', 
connectionType='my.connection.type', propertyName='prop2', propertyValue=None)

ポートレット・プロデューサ

表10-21に示すコマンドを使用して、WebCenter Portalアプリケーションで使用されるポートレット・プロデューサを管理します。

これらのWebCenter Portal WLSTコマンドを使用して行ったすべての構成変更は、WebCenter Portalアプリケーションでただちに有効になります。

表10-21プロデューサWLSTコマンド

コマンド 説明 WLSTの使用状況

registerWSRPProducer


WSRPプロデューサを作成し登録します。

オンライン

setWSRPProducer


WSRPプロデューサの登録に関する詳細情報を編集します。

オンライン

listWSRPProducers


WSRPプロデューサの登録に関する詳細情報を表示します。

オンライン

deregisterWSRPProducer


WSRPプロデューサを登録解除し、関連付けられるWSRPおよびWebサービス接続を削除します。

オンライン

listWSRPProducerRegistrationProperties


WSRPプロデューサによってサポートされる登録プロパティを表示します。

オンライン

listWSRPProducerUserCategories


WSRPプロデューサでサポートされる可能性がある任意のユーザー・カテゴリを表示します。

オンライン

mapWSRPProducerUserCategory


WSRPプロデューサによってサポートされるユーザー・カテゴリに対して指定したアプリケーションに定義したロールをマップします。

オンライン

registerPDKJavaProducer


Oracle PDK-Javaプロデューサを作成し登録します。

オンライン

setPDKJavaProducer


PDK-Javaプロデューサの登録に関する詳細情報を編集します。

オンライン

listPDKJavaProducers


登録済のOracle PDK-Javaプロデューサを表示します。

オンライン

deregisterPDKJavaProducer


Oracle PDK-Javaプロデューサを登録解除し、関連付けられる接続を削除します。

オンライン

registerPageletProducer


ページレット・プロデューサを作成し登録します。

オンライン

setPageletProducer


ページレット・プロデューサの登録に関する詳細を編集します。

オンライン

listPageletProducers


ページレット・プロデューサの登録に関する詳細を一覧表示します。

オンライン

deregisterPageletProducer


ページレット・プロデューサを登録解除し、関連付けられている接続を削除します。

オンライン

refreshProducer


現在、名前付きのプロデューサによって提供されたポートレットが反映されるようにそのプロデューサに対して格納したメタデータを最新の状態にします。

オンライン

registerOOTBProducers


Oracle WebCenter Portalの初期状態のプロデューサを登録します。

オンライン

deregisterOOTBProducers


Oracle WebCenter Portalの初期状態のプロデューサを登録解除します。

オンライン

registerSampleProducers


Oracle WebCenter Portalのサンプル・プロデューサを登録します。

オンライン

deregisterSampleProducers


サンプル・プロデューサを登録解除します。

オンライン


registerWSRPProducer

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

WSRPポートレット・プロデューサへの接続を作成し、WRSPプロデューサを、指定したWebCenter Portalアプリケーションに登録します。WSRPプロデューサ接続を作成すると、<name>-wsconnという名前のWebサービス接続も作成されます。ここで、<name>は、name引数に対して指定した値を示します。

構文

registerWSRPProducer(appName, name, url, [proxyHost], [proxyPort], 
[timeout],[externalApp],[registrationProperties],[tokenType],[issuer],[defUser], 
[keyStorePath],[keyStorePswd],[sigKeyAlias],[sigKeyPswd],[encKeyAlias], 
[encKeyPswd],[recptAlias], [enforcePolicyURI], [server],[applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

接続の名前を示します。名前は、WebCenter Portalアプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。

ここで指定した名前は、Oracle Composer (Portletsフォルダの下)に表示されます。

url

プロデューサWSDL URL。構文は、WSRPの実装によって異なります。例は次に示します。

http://host_name:port_number/context_root/portlets/wsrp2?WSDL

http://host_name:port_number/context_root/portlets/wsrp1?WSDL

http://host_name:port_number/context_root/portlets/?WSDL (下位互換性用WSRP 1.0)

各値の説明は次のとおりです。

  • host_nameは、プロデューサがデプロイされているサーバーを示します。

  • port_numberは、HTTPリスナー・ポート番号を示します。

  • context_rootは、Webアプリケーションのコンテキスト・ルートを示します。

  • portlets[/wsrp(1|2)]?WSDLは、静的テキストを示します。ここで入力したテキストは、プロデューサのデプロイ方法によって異なります。

次に例を示します。

http://myhost.com:7778/MyPortletApp/portlets/wsrp2?WSDL

proxyHost

オプション。プロキシ・サーバーのホスト名またはIPアドレスを示します。

プロキシは、WebCenter Portalアプリケーションおよびリモート・ポートレット・プロデューサがファイアウォールで離れている場合に必要です。HTTPプロキシは、プロデューサと通信するために必要です。

proxyPort

オプション。プロキシ・サーバーのリスン先のポート番号を示します。

timeout

オプション。プロデューサと通信するために秒の単位で指定するタイムアウトを示します。たとえば、プロデューサによってWebCenter Portalページ上にポートレットを登録、登録解除および表示するために必要な最大時間です。この引数のデフォルトは、30

個々のポートレットは、その自体のタイムアウト時間を定義する場合があります。このタイムアウト値は、ここで指定されている値よりも優先されます。

registrationProperties

オプション。登録プロパティとその値のリストを示します。有効な登録プロパティを指定する場合、カンマ区切りのフォーマットを使用する必要があります。各プロパティの後には、等号および値が続きます。例: name=Producer,key=123。プロデューサの登録プロパティは、listWSRPProducerRegistrationPropertiesを使用して表示できます。「listWSRPProducerRegistrationProperties」を参照してください。

tokenType

オプション。このWSRPプロデューサで認証するために使用するトークン・プロファイルのタイプを示します。

引数がenforcePolicyURI=1である場合、有効な値は次のとおりです。

  • USERNAME_WITHOUT_PASSWORD
    (oracle/wss10_username_id_propagation_with_msg_protection_client_policy): このポリシーは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストに対するメッセージ保護(整合性と機密性)およびIDの伝播を提供します。資格証明(user nameのみ)は、WS-Security UsernameTokenヘッダーを介してアウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージに組み込まれています。パスワードは組み込まれません。

    非対称の主要技術のWS-Security 1.0 Basic128スイートを使用することでメッセージ保護を提供します。具体的には、メッセージ機密性のためのRSAキー・メカニズム、メッセージ整合性のためのSHA-1ハッシュ・アルゴリズム、およびAES-128ビット暗号化です。

  • USERNAME_WITH_PASSWORD
    (oracle/wss10_username_token_with_message_protection_client_policy): このポリシーは、WS-Security v1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストに対するメッセージ保護(整合性と機密性)および認証を提供します。プレーン・テキストとダイジェストの両方のメカニズムがサポートされます。

    このポリシーは、非対称鍵テクノロジのWS-SecurityのBasic128スイートを使用します。具体的には、メッセージ機密性のためのRSAキー・メカニズム、メッセージ整合性のためのSHA-1ハッシュ・アルゴリズム、およびAES-128ビット暗号化です。

    WSRPプロデューサには、別のIDストアがある場合、このトークン・プロファイルを使用します。プロデューサに関連する外部アプリケーションを定義し、その外部アプリケーションをこのプロデューサと関連付ける必要があります。

  • SAML_TOKEN_WITH_MSG_INTEGRITY
    (wss10_saml_token_with_message_integrity_client_policy): このポリシーは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストに対するメッセージレベルの整合性保護およびSAMLベースの認証を提供します。SOAPメッセージに組み込まれているSAMLトークンは、送信者保証確認付きSAMLベース認証で使用されます。

    このポリシーは、WS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートおよびメッセージの整合性のためにはSHA-1ハッシュ・アルゴリズムを使用します。

    このポリシーを選択する場合は、受信者キー別名(recptAlias)を無効に設定する必要があります。

  • SAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTION
    (oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_client_policy): このポリシーは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストに対するメッセージレベルの保護(整合性と機密性)およびSAMLベースの認証を提供します。Webサービス・コンシューマによって、SOAPヘッダーにSAMLトークンが組み込まれ、確認タイプはsender-vouchesです。

    このポリシーは、非対称鍵テクノロジのWS-SecurityのBasic128スイートを使用します。具体的には、メッセージ機密性のためのRSAキー・メカニズム、メッセージ整合性のためのSHA-1ハッシュ・アルゴリズム、およびAES-128ビット暗号化です。

tokenType
continued...
  • WSS11_SAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTION
    (oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_client_policy): このポリシーは、WS-Security 1.1標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストに対するメッセージレベルの保護(整合性と機密性)およびSAMLトークンの移入を提供します。SOAPメッセージに組み込まれているSAMLトークンは、送信者保証確認付きSAMLベース認証で使用されます。このポリシーは、署名および暗号化のために対称鍵テクノロジを、署名の承認のために非対称鍵テクノロジのWS-SecurityのBasic 128スイートを使用します。

  • WSS10_SAML_TOKEN_ONLY (oracle/wss10_saml_token_client_policy): このポリシーは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージに対するSAMLベースの認証を提供します。このポリシーでは、ユーザーのアイデンティティが伝播されます。通常、これはメッセージ保護および整合性チェックが不要な内部部門でのデプロイメントに使用されます。

    このポリシーでは、キーストアの構成は不要です。

引数がenforcePolicyURI=0である場合、tokenType引数には、任意の有効な Oracle Web Services Manager (OWSM)ポリシーURIを指定できます。

issuer

オプション。トークンの発行者の名前を示します。発行者名は、テーマの検証を保証する要素です。たとえば、www.oracle.comです。

この引数は、トークン・タイプがSAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTIONSAML_TOKEN_WITH_MSG_INTEGRITYWSS10_SAML_TOKEN_ONLYWSS11_SAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTIONである場合にのみ適用されます。

defUser

オプション。WebCenter Portalアプリケーションでユーザーが認証されていない場合、リモート・プロデューサにアサートするユーザー名。

認証されていない場合、アイデンティティanonymousがアプリケーション・ユーザーに関連付けられます。場合によっては、値anonymousはリモート・プロデューサに対して不適切であるため、かわりのアイデンティティをここで指定する必要があります。ただし、この場合、WebCenter Portalアプリケーションによってそのユーザーは認証されていないため、指定したデフォルト・ユーザーは、リモート・プロデューサにおいて権限が低いユーザーであることに注意してください。そのユーザーがアプリケーションに対して認証済である場合、デフォルト・ユーザーではなく、そのユーザーのアイデンティティがアサートされます。

この引数は、トークン・タイプがUSERNAME_WITHOUT_PASSWORDSAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTIONSAML_TOKEN_WITH_MSG_INTEGRITYWSS10_SAML_TOKEN_ONLYWSS11_SAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTIONである場合にのみ適用されます。

extApp

オプション。この引数は、tokenTypeがUSERNAME_WITH_PASSWORDの場合、適用できます。このプロデューサは、外部アプリケーションによって認証用ユーザー資格を格納および提供する場合、この引数を使用して、関連付けられる外部アプリケーションの名前を指定します。

keyStorePath

オプション。SOAPメッセージのセキュリティ・トークンおよびSOAPメッセージの本体など一部にサインするために使用されるプライベート・キーおよび証明書を含むキー・ストアへの絶対パスを示します。選択したファイルは、Javaキー・ツールを使用して作成したキー・ストアである必要があります。

keyStorePswd

オプション。キー・ストアの作成時に設定されていたキー・ストアのパスワードを示します。

sigKeyAlias

オプション。サインするために使用したプライベート・キーに関連付けられる証明書の識別子を示します。

sigKeyPswd

オプション。sigKeyAlias引数を使用して指定したエリアスによって識別したキーにアクセスするパスワードを示します。

encKeyAlias

オプション。暗号化のために使用されるキー・エリアスを示します。有効な値は、指定したキー・ストアにあるキー・エリアスの1つです。

encKeyPswd

オプション。暗号化キーにアクセスするパスワードを示します。

recptAlias

オプション。プロデューサの証明者に関連付けられるキー・ストア・エリアスを示します。この証明者を使用して、プロデューサへのメッセージを暗号化します。

tokenTypeは、SAML_TOKEN_WITH_MSG_INTEGRITYの場合、受信者キー・エリアスを指定しません。

enforcePolicyURI

オプション。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、ユーザーは、tokenType引数に次のトークン・プロファイルのうちの1つを指定する必要があります。USERNAME_WITHOUT_PASSWORD、USERNAME_WITH_PASSWORD、SAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTION、SAML_TOKEN_WITH_MSG_INTEGRITY、WSS11_SAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTION、WSS10_SAML_TOKEN_ONLY

0に設定した場合、ユーザーは、任意のOracle Web Services Manager (OWSM)ポリシーURIを指定できます。ユーザーは、指定したOWSMポリシーが有効であることを確認する必要があります。

デフォルト値は1です。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、WSRPSamplesという名前のWSRPプロデューサを登録し、webcenterという名前のアプリケーションにWSRPプロデューサを登録します。

wls:/weblogic/serverConfig> registerWSRPProducer(appName='webcenter', 
name='WSRPSamples', url='http://myhost.com:9999/
portletapp/portlets/wsrp2?WSDL')

次の例は、保護されたWSRPプロデューサを登録します。

wls:/weblogic/serverConfig> registerWSRPProducer(appName='webcenter', 
name='WSRPSamples2', url='http://myhost.com:8899/portletapp/portlets/wsrp2?WSDL', 
tokenType='WSS11_SAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTION', issuer='www.oracle.com',  defUser='anonymous', keyStorePath='/keys/mykeystore.jks', keyStorePswd='Test1', 
sigKeyAlias='mysigalias',sigKeyPswd='mysigpswd', encKeyAlias='myencalias', 
encKeyPswd='myencpswd', recptAlias='myrcptalias')

setWSRPProducer

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

既存のWSRPプロデューサの登録に関する詳細情報を編集します。

構文

setWSRPProducer(appName, name, [url], [proxyHost], [proxyPort], [timeout], 
[externalApp], [tokenType],[issuer], [defUser], [keyStorePath], [keyStorePswd] 
[sigKeyAlias], [sigKeyPswd], [encKeyAlias], [encKeyPswd], [recptAlias],
[enforcePolicyURI], [server], [applicationVersion])
引数 定義
appName 

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name 

既存のWSRPプロデューサの名前を示します。

url

オプション。WSRPプロデューサURL。構文は、WSRPの実装によって異なります。例は次に示します。

http://host_name:port_number/context_root/portlets/wsrp2?WSDL

http://host_name:port_number/context_root/portlets/wsrp1?WSDL

http://host_name:port_number/context_root/portlets/?WSDL (下位互換性用WSRP 1.0)

各値の説明は次のとおりです。

  • host_nameは、プロデューサがデプロイされているサーバーを示します。

  • port_numberは、HTTPリスナー・ポート番号を示します。

  • context_rootは、Webアプリケーションのコンテキスト・ルートを示します。

  • portlets[/wsrp(1|2)]?WSDLは、静的テキストを示します。ここで入力したテキストは、プロデューサのデプロイ方法によって異なります。

次に例を示します。

http://myhost:7778/MyPortletApp/portlets/wsrp2?WSDL

proxyHost

オプション。プロキシ・サーバーのホスト名またはIPアドレスを示します。

プロキシは、WebCenter Portalアプリケーションおよびリモート・ポートレット・プロデューサがファイアウォールで離れている場合に必要です。HTTPプロキシは、プロデューサと通信するために必要です。

proxyPort

オプション。プロキシ・サーバーのリスン先のポート番号を示します。

timeout

オプション。プロデューサと通信するために秒の単位で指定するタイムアウトを示します。たとえば、プロデューサによってWebCenter Portalページ上にポートレットを登録、登録解除および表示するために必要な最大時間です。

この引数のデフォルトは、30

個々のポートレットは、その自体のタイムアウト時間を定義する場合があります。このタイムアウト値は、ここで指定されている値よりも優先されます。

extApp

オプション。この引数は、tokenTypeUSERNAME_WITH_PASSWORDの場合、適用できます。このプロデューサは、外部アプリケーションによって認証用ユーザー資格を格納および提供する場合、この引数を使用して、関連付けられる外部アプリケーションの名前を指定します。

tokenType

オプション。このWSRPプロデューサで認証するために使用するトークン・プロファイルのタイプを示します。

引数がenforcePolicyURI=1である場合、有効な値は次のとおりです。

  • USERNAME_WITHOUT_PASSWORD

    (oracle/wss10_username_id_propagation_with_msg_protection_client_policy): このポリシーは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストに対するメッセージ保護(整合性と機密性)およびアイデンティティの伝播を提供します。資格証明(user nameのみ)は、WS-Security UsernameTokenヘッダーを介してアウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージに組み込まれています。パスワードは組み込まれません。

    非対称鍵テクノロジのWS-Security 1.0 Basic 128スイートを使用することでメッセージ保護を提供します。具体的には、メッセージ機密性のためのRSAキー・メカニズム、メッセージ整合性のためのSHA-1ハッシュ・アルゴリズム、およびAES-128ビット暗号化です。

  • USERNAME_WITH_PASSWORD

    (oracle/wss10_username_token_with_message_protection_client_policy): このポリシーは、WS-Security v1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストに対するメッセージ保護(整合性と機密性)および認証を提供します。プレーン・テキストとダイジェストの両方のメカニズムがサポートされます。

    このポリシーは、非対称鍵テクノロジのWS-SecurityのBasic128スイートを使用します。具体的には、メッセージ機密性のためのRSAキー・メカニズム、メッセージ整合性のためのSHA-1ハッシュ・アルゴリズム、およびAES-128ビット暗号化です。

    WSRPプロデューサには、別のIDストアがある場合、このトークン・プロファイルを使用します。プロデューサに関連する外部アプリケーションを定義し、その外部アプリケーションをこのプロデューサと関連付ける必要があります。

  • SAML_TOKEN_WITH_MSG_INTEGRITY

    (wss10_saml_token_with_message_integrity_client_policy): このポリシーは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストに対するメッセージレベルの整合性およびSAMLベースの認証を提供します。SOAPメッセージに組み込まれているSAMLトークンは、送信者保証確認付きSAMLベース認証で使用されます。

    このポリシーは、WS-Securityの非対称鍵テクノロジのBasic 128スイートおよびメッセージの整合性のためにはSHA-1ハッシュ・アルゴリズムを使用します。

    このポリシーを選択する場合は、受信者キー別名(recptAlias)を無効に設定する必要があります。

  • SAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTION

    (oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_client_policy): このポリシーは、WS-Security v1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストに対するメッセージレベルの保護(整合性と機密性)およびSAMLベースの認証を提供します。Webサービス・コンシューマによって、SOAPヘッダーにSAMLトークンが組み込まれ、確認タイプはsender-vouchesです。

    このポリシーは、非対称鍵テクノロジのWS-SecurityのBasic128スイートを使用します。具体的には、メッセージ機密性のためのRSAキー・メカニズム、メッセージ整合性のためのSHA-1ハッシュ・アルゴリズム、およびAES-128ビット暗号化です。

tokenType
continued...
  • WSS11_SAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTION

    (oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_client_policy): このポリシーは、WS-Security 1.1標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストに対するメッセージレベルの保護(整合性と機密性)およびSAMLトークンの移入を有効化します。SOAPメッセージに組み込まれているSAMLトークンは、送信者保証確認付きSAMLベース認証で使用されます。このポリシーは、署名および暗号化のために対称鍵テクノロジを、署名の承認のために非対称鍵テクノロジのWS-SecurityのBasic 128スイートを使用します。

  • WSS10_SAML_TOKEN_ONLY

    (oracle/wss10_saml_token_client_policy): このポリシーは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージにSAMLトークンを組み込みます。このポリシーでは、ユーザーのアイデンティティが伝播されます。通常、これはメッセージ保護および整合性チェックが不要な内部部門でのデプロイメントに使用されます。

    このポリシーでは、キーストアの構成は不要です。

引数がenforcePolicyURI=0である場合、tokenType引数には、任意の有効な Oracle Web Services Manager (OWSM)ポリシーURIを指定できます。

issuer

オプション。トークンの発行者の名前を示します。発行者名は、テーマの検証を保証する要素です。たとえば、www.oracle.comです。

この引数は、トークン・タイプがSAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTIONSAML_TOKEN_WITH_MSG_INTEGRITYWSS10_SAML_TOKEN_ONLYWSS11_SAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTIONである場合にのみ適用されます。

defUser

オプション。WebCenter Portalアプリケーションでユーザーが認証されていない場合、リモート・プロデューサにアサートするユーザー名。

認証されていない場合、アイデンティティanonymousがアプリケーション・ユーザーに関連付けられます。場合によっては、値anonymousはリモート・プロデューサに対して不適切であるため、かわりのアイデンティティをここで指定する必要があります。ただし、この場合、WebCenter Portalアプリケーションによってそのユーザーは認証されていないため、指定したデフォルト・ユーザーは、リモート・プロデューサにおいて権限が低いユーザーであることに注意してください。そのユーザーがアプリケーションに対して認証済である場合、デフォルト・ユーザーではなく、そのユーザーのアイデンティティがアサートされます。

この引数は、トークン・タイプがUSERNAME_WITHOUT_PASSWORDSAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTIONSAML_TOKEN_WITH_MSG_INTEGRITYWSS10_SAML_TOKEN_ONLYWSS11_SAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTIONである場合にのみ適用されます。

keyStorePath

オプション。SOAPメッセージのセキュリティ・トークンおよびSOAPメッセージの本体など一部にサインするために使用されるプライベート・キーおよび証明書を含むキー・ストアへの絶対パスを示します。選択したファイルは、Javaキー・ツールを使用して作成したキー・ストアである必要があります。

keyStorePswd

オプション。キー・ストアの作成時に設定されていたキー・ストアのパスワードを示します。

sigKeyAlias

オプション。サインするために使用したプライベート・キーに関連付けられる証明書の識別子を示します。

sigKeyPswd

オプション。sigKeyAlias引数を使用して指定したエリアスによって識別したキーにアクセスするパスワードを示します。

encKeyAlias

オプション。戻りメッセージを暗号化するためにプロデューサによって使用されるキーの別名。有効な値は、指定したキー・ストアにあるキー・エリアスの1つです。指定しない場合、プロデューサでは、戻りメッセージの暗号化のために署名鍵を使用します。

encKeyPswd

オプション。暗号化キーにアクセスするパスワードを示します。

recptAlias

オプション。プロデューサの証明者に関連付けられるキー・ストア・エリアスを示します。この証明書を使用して、プロデューサへのアウトバウンド・メッセージを暗号化します。

tokenTypeは、SAML_TOKEN_WITH_MSG_INTEGRITYの場合、受信者キー・エリアスを指定しません。

enforcePolicyURI 

オプション。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、ユーザーは、tokenType引数に次のトークン・プロファイルのうちの1つを指定する必要があります。USERNAME_WITHOUT_PASSWORD、USERNAME_WITH_PASSWORD、SAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTION、SAML_TOKEN_WITH_MSG_INTEGRITY、WSS11_SAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTION、WSS10_SAML_TOKEN_ONLY

0に設定した場合、ユーザーは、任意のOracle Web Services Manager (OWSM)ポリシーURIを指定できます。ユーザーは、指定したOWSMポリシーが有効であることを確認する必要があります。

デフォルト値は1です。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


この例では、WSRPSamplesのプロデューサのタイムアウトを60秒に増加します。

wls:/weblogic/serverConfig>setWSRPProducer(appName='webcenter', name='WSRPSamples', timeout=60)

この例は、保護されたWSRPプロデューサ上のセキュリティ・プロパティを更新します。

wls:/weblogic/serverConfig>setWSRPProducer(appName='webcenter', 
name='WSRPSamples2', tokenType='WSS11_SAML_TOKEN_WITH_MSG_PROTECTION', issuer='www.oracle.com',  defUser='anonymous',
keyStorePath='/keys/mykeystore.jks', keyStorePswd='Test1', 
sigKeyAlias='mysigalias', sigKeyPswd='mysigpswd',encKeyAlias='myencalias', 
encKeyPswd='myencpswd', recptAlias='myrcptalias')

この例は、保護されたWSRPプロデューサ上に設定したセキュリティ・プロパティをすべて削除します。

wls:/weblogic/serverConfig>setWSRPProducer(appName='webcenter', 
name='WSRPSamples2', tokenType='')

listWSRPProducers

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

WSRPプロデューサの登録に関する詳細情報を表示します。

構文

listWSRPProducers(appName,[name],[verbose], [server], [applicationVersion])
引数 定義
appName

1つまたは複数のWSRPプロデューサが登録されているアプリケーションの名前を示します。

name

オプション。既存のWSRPプロデューサの名前を示します。指定しない場合、このWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているWSRPプロデューサすべての接続詳細が一覧表示されます。

verbose

オプション。WSRPプロデューサの接続に関する詳細情報を冗長モードで表示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、listWSRPProducersによって、すべての接続プロパティが一覧表示されます。0に設定した場合、listWSRPProducersによって、接続名のみ一覧表示されます。この引数のデフォルトは、1

この引数を0に設定した場合、names引数を指定しないでください。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、myAppという名前のアプリケーションに登録されているWSRPプロデューサをすべて一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listWSRPProducers(appName='myApp', verbose=0)


----------------------
WSRPSamples-connection
----------------------

次の例では、myAppという名前のアプリケーションに、WSRPSamples-connectionとして登録されているWSRPプロデューサの詳細な接続情報を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listWSRPProducers(appName='myApp', name='WSRPSamples-connection', verbose=1)


----------------------
WSRPSamples-connection
----------------------
Connection Name: WSRPSamples-connection
Web Service Connection Name: WSRPSamples-connection-wsconn
Proxy Host: None
Proxy Port: None
Timeout: 0
WSDL URL: http://example.com:7777/portletapp/portlets/wsrp2?WSDL

deregisterWSRPProducer

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

WSRPプロデューサを登録解除し、関連付けられるWSRPおよびWebサービス接続を削除します。

構文

deregisterWSRPProducer(appName, name, [server], [applicationVersion])
引数 定義
appName

プロデューサが登録されているWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存のWSRPプロデューサの名前を示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、webcenterという名前のアプリケーション内のWSRPSamplesプロデューサを登録解除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deregisterWSRPProducer(appName='webcenter', 
name='WSRPSamples')

listWSRPProducerRegistrationProperties

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

WSRPポートレット・プロデューサによってサポートされる登録プロパティを表示します。

構文

listWSRPProducerRegistrationProperties(appName, url,[proxyHost, [proxyPort], 
[server], [applicationVersion])
引数 定義
appName 

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

url

WSRPプロデューサURL。構文は、WSRPの実装によって異なります。例は次に示します。

http://host_name:port_number/context_root/portlets/wsrp2?WSDL

http://host_name:port_number/context_root/portlets/wsrp1?WSDL

http://host_name:port_number/context_root/portlets/?WSDL (下位互換性用WSRP 1.0)

各値の説明は次のとおりです。

  • host_nameは、プロデューサがデプロイされているサーバーを示します。

  • port_numberは、HTTPリスナー・ポート番号を示します。

  • context_rootは、Webアプリケーションのコンテキスト・ルートを示します。

  • portlets[/wsrp(1|2)]?WSDLは、静的テキストを示します。ここで入力したテキストは、プロデューサのデプロイ方法によって異なります。

次に例を示します。

http://myhost:7778/MyPortletApp/portlets/wsrp2?WSDL

proxyHost

オプション。プロキシ・サーバーのホスト名またはIPアドレスを示します。

プロキシは、WebCenter Portalアプリケーションおよびリモート・ポートレット・プロデューサがファイアウォールで離れている場合に必要です。HTTPプロキシは、プロデューサと通信するために必要です。

proxyPort

オプション。プロキシ・サーバーのリスン先のポート番号を示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、WSRPプロデューサの有効な登録プロパティおよび指定したWSDL URLを表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listWSRPProducerRegistrationProperties
(appName='webcenter', url='http://myhost:9999/portletapp/portlets/wsrp2?WSDL')
Registration Property hint : hint text
Registration Property label : label text
Registration Property language : en
Registration Property name : {urn:xyz:wlp:prop:reg:registration}consumerRole
Registration Property value : None

listWSRPProducerUserCategories

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

WSRPプロデューサでサポートされる可能性がある任意のユーザー・カテゴリを表示します。WebCenter Portalユーザーは、WLSTコマンドのmapWSRPProducerUserCategoryを使用して、アプリケーションのロールをプロデューサのユーザー・カテゴリにマップできます。

構文

listWSRPProducerUserCategories(appName, name, [server], [applicationVersion])
引数 定義
appName 

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存のWSRPプロデューサの名前を示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、WSRPSamplesという名前のWSRPプロデューサに関連付けられるカテゴリを表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listWSRPProducerUserCategories(appName='webcenter', 
name='WSRPSamples')
User Category Name : categoryTwo
User Category Description : Custom role two.
User Category Mapped Local Roles : None


User Category Name : categoryOne
User Category Description : Custom role one.
User Category Mapped Local Roles : None

mapWSRPProducerUserCategory

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定したWebCenter Portalアプリケーションに定義したロールを、WSRPプロデューサによってサポートされるユーザー・カテゴリにマップします。listWSRPProducerUserCategoriesを使用して、ユーザー・カテゴリを検索可能です。

構文

mapWSRPProducerUserCategory(appName, name, localRole, producerUserCategory, 
[server], [applicationVersion])
引数 定義
appName 

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存のWSRPプロデューサの名前を示します。

localRole

WebCenter Portalアプリケーションのマップするロールの名前。

producerUserCategory

WebCenter PortalロールをマップするWSRPプロデューサのユーザー・カテゴリ。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、アプリケーション・ロールadminをWSRPユーザー・カテゴリwrsp-adminにマップします。

wls:/weblogic/serverConfig> mapWSRPProducerUserCategory(appName='webcenter', 
name='WSRPProducer1', localRole='admin', producerUserCategory='wsrp-admin')

registerPDKJavaProducer

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

Oracle PDK-Javaポートレット・プロデューサへの接続を作成し、Oracle PDK-Javaプロデューサを、指定したWebCenter Portalアプリケーションに登録します。

構文

registerPDKJavaProducer(appName, name, url, [serviceId], [proxyHost, 
[proxyPort]], [subscriberId], [sharedKey], [timeout], 
[establishSession],[externalApp], [mapUser], [server], [applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行する対象のWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

接続の名前を示します。名前は、WebCenter Portalアプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。

url

Oracle PDK-JavaプロデューサのURLを示します。次の構文を使用します。

http://host_name:port_number/context_root/providers

各値の説明は次のとおりです。

  • host_nameは、プロデューサがデプロイされているサーバーを示します。

  • port_numberは、HTTPリスナー・ポート番号を示します。

  • context_rootは、Webアプリケーションのコンテキスト・ルートを示します。

  • providersは、静的テキストを示します。ここで入力したテキストは、プロデューサのデプロイ方法によって異なります。

次に例を示します。

http://myHost:7778/myEnterprisePortlets/providers

serviceId

オプション。プロデューサのサービスIDを示します。

PDK-Javaを使用すると、1つのアダプタ・サーブレットの下に複数のプロデューサをデプロイできます。プロデューサは、それらのユニークなサービスIDで識別されます。サービスIDがURLのエンド・ポイントに追加されていないときにのみ、指定する必要があります。

たとえば、次のURLのエンド・ポイントには、サービスIDとしてsampleを指定する必要があります。

http://domain.example.com:7778/axyz/providers

ただし、次のURLのエンド・ポイントには、サービスIDを指定する必要はない。

http://domain.example.com:7778/axyz/providers/sample

サービスIDを使用して、<service_id>.propertiesというファイルを参照できます。このファイルには、プロデューサのテスト・ページを表示するかどうかなど、プロデューサの特性が定義されています。任意の値を使用してサービスIDを作成します。

proxyHost

オプション。プロキシ・サーバーのホスト名またはIPアドレスを示します。

プロキシは、WebCenter Portalアプリケーションおよびリモート・ポートレット・プロデューサがファイアウォールで離れている場合には、必要です。HTTPプロキシは、プロデューサと通信するために必要です。

proxyPort

オプション。プロキシ・サーバーのリスン先のポート番号を示します。この引数のデフォルトは、80

sharedKey

オプション。リモート・プロデューサのメッセージを認証するために使用する共有キーを示します。メッセージを認証すると、受信メッセージが共有キーを持つホストから送信されます。この引数のデフォルトはnull。

共有キーに入力可能な英数字は、10個- 20個です。

subscriberId

オプション。必要に応じて、コンシューマの識別子を示します。

アプリケーションにプロデューサを登録すると、プロデューサに呼出しが行われます。コール中、コンシューマが(このインスタンスの場合は、WebCenter Portalアプリケーション)サブスクライバIDの値をプロデューサに渡します。サブスクライバIDを使用するためにプロデューサがコード化される可能性があります。

timeout

オプション。プロデューサと通信するために秒の単位で指定するタイムアウトを示します。たとえば、プロデューサによってWebCenter Portalページ上にポートレットを登録、登録解除および表示するために必要な最大時間です。

この引数のデフォルトは、30

個々のポートレットは、その自体のタイムアウト時間を定義する場合があります。このタイムアウト値は、ここで指定されている値よりも優先されます。

establishSession

オプション。このプロデューサからポートレットを実行するときには、ユーザー・セッションを有効にします。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは0です。

セッションを有効に(1に設定)すると、サーバーでは、ユーザー名などセッション固有の情報が保持されます。セッションを使用してメッセージを認証するので、共有キーが指定されている場合、このオプションも有効に設定する必要があります。プロデューサとサーバーの間でセッションレス通信を行う場合は、0を指定します。

externalApp

オプション。プロデューサに関連付けられるために使用する外部アプリケーションの名前を示します。プロデューサのポートレットの1つを認証する必要がある場合、必須です。

mapUser

オプション。外部アプリケーションからマップしたユーザー名をプロデューサへに渡す必要があるかどうかを示すフラグ。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは、1

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、webcenterという名前のアプリケーションのJPDKSamplesという名前のOracle PDK-Javaプロデューサを作成し登録します。

wls:/weblogic/serverConfig> registerPDKJavaProducer(appName='webcenter', 
name='JPDKSamples', url='http://myhost:9999/jpdk/providers/sample')

setPDKJavaProducer

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

既存のPDK-Javaプロデューサの登録に関する詳細情報を編集します。

構文

setPDKJavaProducer(appName, name, url, [serviceId], [proxyHost, [proxyPort]], 
[subscriberId], [sharedKey], [timeout], [establishSession], [externalApp], 
[mapUser], [server], [applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存のPDK-Javaプロデューサの名前を示します。

url

Oracle PDK-JavaプロデューサのURLを示します。次の構文を使用します。

http://host_name:port_number/context_root/providers

各値の説明は次のとおりです。

  • host_nameは、プロデューサがデプロイされているサーバーを示します。

  • port_numberは、HTTPリスナー・ポート番号を示します。

  • context_rootは、Webアプリケーションのコンテキスト・ルートを示します。

  • providersは、静的テキストを示します。ここで入力したテキストは、プロデューサのデプロイ方法によって異なります。

次に例を示します。

http://myHost:7778/myEnterprisePortlets/providers

serviceId

オプション。プロデューサのサービスIDを示します。

PDK-Javaを使用すると、1つのアダプタ・サーブレットの下に複数のプロデューサをデプロイできます。プロデューサは、それらのユニークなサービスIDで識別されます。サービスIDがURLのエンド・ポイントに追加されていないときにのみ、指定する必要があります。

たとえば、次のURLのエンド・ポイントには、サービスIDとしてsampleを指定する必要があります。

http://domain.example.com:7778/axyz/providers

ただし、次のURLのエンド・ポイントには、サービスIDを指定する必要はない。

http://domain.example.com:7778/axyz/providers/sample

サービスIDを使用して、<service_id>.propertiesというファイルを参照できます。このファイルには、プロデューサのテスト・ページを表示するかどうかなど、プロデューサの特性が定義されています。任意の値を使用してサービスIDを作成します。

proxyHost

オプション。プロキシ・サーバーのホスト名またはIPアドレスを示します。

プロキシは、WebCenter Portalアプリケーションおよびリモート・ポートレット・プロデューサがファイアウォールで離れている場合には、必要です。HTTPプロキシは、プロデューサと通信するために必要です。

proxyPort

オプション。プロキシ・サーバーのリスン先のポート番号を示します。

subscriberId

オプション。必要に応じて、コンシューマの識別子を示します。

アプリケーションにプロデューサを登録すると、プロデューサに呼出しが行われます。コール中、コンシューマが(このインスタンスの場合は、WebCenter Portalアプリケーション)サブスクライバIDの値をプロデューサに渡します。プロデューサは、サブスクライバIDの希望する値を表示しない場合、登録の呼出しを拒否する可能性があります。

sharedKey

オプション。共有キーを使用して、リモート・プロデューサのメッセージを認証します。メッセージを認証すると、受信メッセージが共有キーを持つホストから送信されます。sharedKey引数およびestablishSession引数を使用してセッションを有効にする必要があります。

timeout

オプション。プロデューサと通信するために秒の単位で指定するタイムアウトを示します。たとえば、プロデューサによってWebCenter Portalページ上にポートレットを登録、登録解除および表示するために必要な最大時間です。

個々のポートレットは、その自体のタイムアウト時間を定義する場合があります。このタイムアウト値は、ここで指定されている値よりも優先されます。

establishSession

オプション。このプロデューサからポートレットを実行するときには、ユーザー・セッションを有効にします。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。establishSession引数およびsharedKey引数を使用してセッションを有効にする必要があります。

セッションを有効に(1に設定)すると、サーバーでは、ユーザー名などセッション固有の情報が保持されます。セッションを使用してメッセージを認証するので、共有キーが指定されている場合、このオプションも有効に設定する必要があります。プロデューサとサーバーの間でセッションレス通信を行う場合は、0に設定します。

externalApp

オプション。このプロデューサに関連付けられる外部アプリケーションの名前を示します。

mapUser

オプション。外部アプリケーションからマップしたユーザー名をプロデューサへに渡す必要があるかどうかを示すフラグ。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、プロキシ・サーバーを使用するためにMyAppに登録されたPDK-Javaプロデューサを変更します。

wls:/weblogic/serverConfig> setPDKJavaProducer(appName='MyApp', 
name='MyProducer', url='http://myhost.com/jpdk/providers/sample', 
proxyHost='myproxy.com', proxyPort=80)

deregisterPDKJavaProducer

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

Oracle PDK-Javaプロデューサを登録解除し、指定したWebCenter Portalアプリケーションの関連付けられている接続を削除します。

構文

deregisterPDKJavaProducer(appName, name, [server, applicationVersion]) 
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存のPDK-Javaプロデューサの名前を示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、wc-WebClippingプロデューサを登録解除し、関連付けられる接続を削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deregisterPDKJavaProducer(appName='webcenter', 
name='wc-WebClipping')
Already in Domain Runtime Tree
Producer wc-WebClipping has been deregistered.
Already in Domain Runtime Tree
"wc-WebClipping" successfully deleted
Already in Domain Runtime Tree
"wc-WebClipping-urlconn" successfully deleted

listPDKJavaProducers

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定したWebCenter Portalアプリケーションに登録された1つまたは複数のOracle PDK-Javaプロデューサの詳細を一覧表示します。

構文

listPDKJavaProducers(appName, [name],[verbose], [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

オプション。既存のPDK-Javaポートレット・プロデューサの名前を示します。指定しない場合、このWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているすべてのPDK-Javaプロデューサの接続詳細が一覧表示されます。

verbose

オプション。PDK-Javaプロデューサの接続に関する詳細情報を冗長モードで表示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、listPDKJavaProducersによって、すべての接続プロパティが表示されます。0に設定した場合、listPDKJavaProducersによって、接続名のみが一覧表示されます。この引数のデフォルトは、1

この引数を0に設定した場合、name引数を指定しないでください。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、JPDKSamplesプロデューサのすべての接続プロパティ(冗長モード)を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listPDKJavaProducers(appName='webcenter', 
name='JPDKSamples', verbose=1)
----------------------
wc-WebClipping
----------------------
Service Id: None
Shared Key: None
External Application Id: None
Subscriber Id: None
URL: http://myhost.com:9999/portalTools/webClipping/providers/webClipping
----------------------
wc-OmniPortlet
----------------------
Service Id: None
Shared Key: None
External Application Id: None
Subscriber Id: None
URL: http://myhost:9999/portalTools/omniPortlet/providers/omniPortlet

registerPageletProducer

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定したWebCenter Portalアプリケーションに、ページレット・プロデューサを登録します。

構文

registerPageletProducer(appName, name, url, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行する対象のWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

接続の名前を示します。名前は、WebCenter Portalアプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。

ここで指定する名前は、デフォルトではComposer (Mash-ups >Pagelet Producersフォルダの下)に表示されます。

url

WebCenter Portalのページレット・プロデューサへのアクセスに必要なURL。次の構文を使用します。

protocol://host.domain:port_number/pagelets

URLには、完全修飾ドメイン名を含める必要があります。次に例を示します。

http://myhost.example.com:7778/pagelets

ページレットがセキュアなデータを伝送する場合、登録されるURLはhttpsプロトコルを使用する必要があります。次に例を示します。

https://myhost.com:7779/pagelets

注意: スペース・アプリケーションでは、ページレット・プロデューサURLがOracle Access Manager(OAM)によって保護されている場合、ページレット・カタログのURLを除外する(アクセス制御を使用しないで直接マップする)必要があります。そのようにしない場合、RESTを使用したときにカタログが空で表示されます。ページレット・カタログURLは、http://<proxy_host>:<proxy_port>/api/v2/ensemble/pageletsです。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、webcenterという名前のアプリケーションにページレット・プロデューサを登録します。

wls:/weblogic/serverConfig> registerPageletProducer(appName='webcenter', 
name='MyPageletProducer', url='http://myhost.com:7001/pagelets')

setPageletProducer

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

既存のページレット・プロデューサの接続詳細を編集します。

構文

setPageletProducer(appName, name, [url, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存のページレット・プロデューサ接続の名前。

url

オプション。WebCenter Portalのページレット・プロデューサへのアクセスに必要なURL。次の構文を使用します。

protocol://host.domain:port_number/pagelets

URLには、完全修飾ドメイン名を含める必要があります。次に例を示します。

http://myhost.example.com:7778/pagelets

注意: スペース・アプリケーションでは、ページレット・プロデューサURLがOracle Access Manager(OAM)によって保護されている場合、ページレット・カタログのURLを除外する(アクセス制御を使用しないで直接マップする)必要があります。そのようにしない場合、RESTを使用したときにカタログが空で表示されます。ページレット・カタログURLは、http://<proxy_host>:<proxy_port>/api/v2/ensemble/pageletsです。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、MyPageletProducerという名前の既存のページレット・プロデューサの管理者ユーザー名およびパスワード詳細を更新します。

wls:/weblogic/serverConfig> setPageletProducer(appName='webcenter', 
name='MyPageletProducer', url='http://mypagelethost.com:7778/pagelets')

listPageletProducers

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定したWebCenter Portalアプリケーションに登録されている1つまたはすべてのページレット・プロデューサの接続詳細を一覧表示します。

構文

listPageletProducers(appName, [name],[verbose], [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

オプション。既存のページレット・プロデューサ接続の名前。この引数を使用して、特定のページレット・プロデューサの接続詳細を表示します。

指定しない場合、このWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているページレット・プロデューサすべての接続詳細が一覧表示されます。

verbose

オプション。ページレット・プロデューサの接続詳細を冗長モードで表示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、listPageletProducersによって、すべての接続プロパティが一覧表示されます。0に設定した場合、listPageletProducersによって、接続名のみが一覧表示されます。この引数のデフォルトは、1

この引数を0に設定した場合、name引数を指定しないでください。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、MyWebCenterAppという名前のWebCenter Portalアプリケーションに対して現在登録されているすべてのページレット・プロデューサの接続名および詳細を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listPageletProducers(appName='MyWebCenterApp', verbose=1)
----------------------
MyPageletProducer
----------------------
URL: http://myhost.com:7001/pagelets
----------------------
TestPageletProducer
----------------------
URL: http://testhost.com:7002/pagelets
----------------------

次の例では、MyPageletProducerという名前の1つのページレット・プロデューサ接続の詳細を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listPageletProducers(appName='webcenter', 
name='MyPageletProducer', verbose=1)
----------------------
MyPageletProducer
----------------------
URL: http://myhost.com:7001/pagelets

deregisterPageletProducer

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定したWebCenter Portalアプリケーションに現在登録されているページレット・プロデューサを登録解除します。

構文

deregisterPageletProducer(appName, name, [server, applicationVersion]) 
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存のページレット・プロデューサ接続の名前。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、MyWebCenterAppという名前のWebCenter Portalアプリケーションに対して現在構成されているMyPageletProducerという名前のページレット・プロデューサ接続を登録解除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deregisterPageletProducer(appName='MyWebCenterApp', 
name='MyPageletProducer')

refreshProducer

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

名前付きのプロデューサによって提供されたポートレットが反映されるようにそのプロデューサに対して格納したメタデータを最新の状態にします。

構文

refreshProducer(appName, producerName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

プロデューサが登録されているWebCenter Portalアプリケーションの名前。

producerName

既存のプロデューサの名前を示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、webcenterという名前のアプリケーション内のWSRPSamplesプロデューサを最新の状態にします。

wls:/weblogic/serverConfig> refreshProducer(appName='webcenter', 
producerName='WSRPSamples')
Producer WSRPSamples has been refreshed.

registerOOTBProducers

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

Oracle WebCenter Portalで提供されているいくつかの即時利用可能なプロデューサ(OmniPortlet、Web ClippingおよびWSRP Tools)を登録します。

構文

registerOOTBProducers(producerHost, producerPort, appName, [server, 
applicationVersion])
引数 定義
producerHost

初期状態のプロデューサをホストするサーバーのホスト名およびIPアドレスを示します。

ロード・バランサによってフロント処理されるクラスタでは、そのロード・バランサのホスト名を入力します。

producerPort

初期状態のプロデューサをホストするサーバーのポート番号を示します。

ロード・バランサによってフロント処理されるクラスタでは、そのロード・バランサのポート番号を入力します。

appName

初期状態のプロデューサを登録するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、myAppという名前のWebCenter Portalアプリケーションに初期状態のプロデューサを登録します。

wls:/weblogic/serverConfig> registerOOTBProducers(producerHost='myhost.com', 
producerPort=9999, appName='myApp')

Registering Out-of-the-Box Producers
Registering producers at http://myhost.com:9999

Registering Omniportlet
Created connection wc-OmniPortlet-urlconn
Created connection wc-OmniPortlet
Producer connection wc-OmniPortlet has been registered.

Registering WebClipping
Created connection wc-WebClipping-urlconn
Created connection wc-WebClipping
Producer connection wc-WebClipping has been registered.

Registering WSRP Tools
Created connection wc-WSRPTools-wsconn
Created connection wc-WSRPTools
Producer connection wc-WSRPTools has been registered.

deregisterOOTBProducers

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

Oracle WebCenter Portalで提供されている即時利用可能なプロデューサ(OmniPortlet、Web ClippingおよびWSRP Tools)を登録解除します。

構文

deregisterOOTBProducers(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

初期状態のプロデューサが現在登録されているWebCenter Portalアプリケーションの名前。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、初期状態のWebCenter Portalプロデューサを登録解除し、myAppという名前のアプリケーション内のそれらに関連付けられている接続を削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deregisterOOTBProducers(appName='myApp')

Deregistering Out-of-the-Box Producers

Deregistering Omniportlet
Producer wc-OmniPortlet has been deregistered.
wc-OmniPortlet successfully deleted
wc-OmniPortlet-urlconn successfully deleted

Deregistering WebClipping
Producer wc-WebClipping has been deregistered.
wc-WebClipping successfully deleted
wc-WebClipping-urlconn successfully deleted

Deregistering WSRP Tools
Producer wc-WSRPTools has been deregistered.
wc-WSRPTools successfully deleted
wc-WSRPTools-wsconn successfully deleted

registerSampleProducers

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

Oracle WebCenter Portalで提供されているサンプル・プロデューサを、指定したWebCenter Portalアプリケーションに登録します。WSRPサンプル およびJPDKサンプルの2つのサンプル・プロデューサがあります。

構文

registerSampleProducers(producerHost, producerPort, appName, [server, 
applicationVersion])
引数 定義
producerHost

サンプル・プロデューサをホストするサーバーのホスト名およびIPアドレスを示します。

producerPort

サンプル・プロデューサをホストするサーバーのポート番号を示します。

appName

サンプル・プロデューサを登録するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、Oracle WebCenter Portalのサンプル・プロデューサをmyAppという名前のアプリケーションに登録します。

wls:/weblogic/serverConfig> registerSampleProducers(producerHost='myhost.com', 
producerPort=9999, appName='myApp')

deregisterSampleProducers

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

Oracle WebCenter Portalサンプル・プロデューサ(WSRP SamplesおよびJPDK Samples)を、指定したWebCenter Portalアプリケーションから登録解除します。

構文

deregisterSampleProducers(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

サンプル・プロデューサが現在登録されているWebCenter Portalアプリケーションの名前。値を指定しない場合、この引数のデフォルトは、webcenterです。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、myAppという名前のWebCenter Portalアプリケーションからサンプル・プロデューサを登録解除します。

wls:/weblogic/serverConfig> deregisterSampleProducers(appName='myApp') 

プロキシ・サーバー

表10-22に示すコマンドを使用して、WebCenter Portalサービスのプロキシ設定を管理します。

これらのWebCenter Portal WLSTコマンドを使用して行った構成変更は、WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後のみ有効になります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイド』を参照してください。

表10-22 RSS WLSTコマンド

コマンド 説明 WLSTの使用状況

getWebCenterProxyConfig

WebCenter Portalサービスで使用されるプロキシ・ホストとプロキシ・ポートを返します。

オンライン

setWebCenterProxyConfig

WebCenter Portalサービスで使用されるプロキシ・ホストとプロキシ・ポートを指定します。

オンライン

unsetWebCenterProxyConfig

プロキシ・ホストおよびプロキシ・ポート設定を削除します。

オンライン

getRssProxyConfig

WebCenter Portalサービスで使用されるプロキシ・ホストとプロキシ・ポートを返します。

オンライン

setRssProxyConfig

WebCenter Portalサービスで使用されるプロキシ・ホストとプロキシ・ポートを指定します。

オンライン

unsetRssProxyConfig

プロキシ・ホストおよびプロキシ・ポート設定を削除します。

オンライン


getWebCenterProxyConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

WebCenter Portalサービスで使用されるプロキシ・ホストとプロキシ・ポートを返します。ネットワーク構成によっては、ご使用のWebCenter Portalアプリケーションでアクティビティ・ストリームの外部RSSニュース・フィードおよび外部リンクを表示するために、プロキシ詳細が必要な場合があります。

構文

getWebCenterProxyConfig(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、WebCenter Portalサービスによって使用されるプロキシ・ホストおよびプロキシ・ポートを、webcenterという名前のWebCenter Portalアプリケーションに返します。

wls:/weblogic/serverConfig> getWebCenterProxyConfig(appName='webcenter')

setWebCenterProxyConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

RSSニュース・フィード、アクティビティ・ストリーム・タスク・フローなど、WebCenter Portalサービスで使用されるプロキシ・ホストとプロキシ・ポートを指定します。ネットワーク構成によっては、ご使用のWebCenter Portalアプリケーションでアクティビティ・ストリーム・タスク・フローの外部RSSニュース・フィードおよび外部リンクを表示するために、プロキシ詳細が必要な場合があります。

構文

setWebCenterProxyConfig(appName, proxyHost, proxyPort, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

proxyHost

プロキシ・サーバーのホスト名を示します。

proxyPort

プロキシ・サーバーが実行しているポートを示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、WebCenter Portalサービスによって使用されるプロキシ・ホストおよびプロキシ・ポートを、webcenterという名前のWebCenter Portalアプリケーションに設定します。

wls:/weblogic/serverConfig> setWebCenterProxyConfig(appName='webcenter', 
proxyHost='www-proxy.example.com', proxyPort='80')

unsetWebCenterProxyConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

WebCenter Portalサービスで使用される現在のプロキシ・ホストとプロキシ・ポート設定を削除します。

構文

unsetWebCenterProxyConfig(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、webcenterという名前のWebCenter Portalアプリケーションの、WebCenter Portalサービスによって使用されるプロキシ・ホストおよびプロキシ・ポート設定を削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> unsetWebCenterProxyConfig(appName='webcenter')

getRssProxyConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

WebCenter Portalサービスで使用されるプロキシ・ホストとプロキシ・ポートを返します。ネットワーク構成によっては、ご使用のWebCenter Portalアプリケーションでアクティビティ・ストリームの外部RSSニュース・フィードおよび外部リンクを表示するために、プロキシ詳細が必要な場合があります。

構文

getRssProxyConfig(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、WebCenter Portalサービスによって使用されるプロキシ・ホストおよびプロキシ・ポートを、webcenterという名前のWebCenter Portalアプリケーションに返します。

wls:/weblogic/serverConfig> getRssProxyConfig(appName='webcenter')

setRssProxyConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

RSSニュース・フィード、アクティビティ・ストリーム・タスク・フローなど、WebCenter Portalサービスで使用されるプロキシ・ホストとプロキシ・ポートを指定します。ネットワーク構成によっては、ご使用のWebCenter Portalアプリケーションでアクティビティ・ストリーム・タスク・フローの外部RSSニュース・フィードおよび外部リンクを表示するために、プロキシ詳細が必要な場合があります。

構文

setRssProxyConfig(appName, proxyHost, proxyPort, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

proxyHost

プロキシ・サーバーのホスト名を示します。

proxyPort

プロキシ・サーバーが実行しているポートを示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、WebCenter Portalサービスによって使用されるプロキシ・ホストおよびプロキシ・ポートを、webcenterという名前のWebCenter Portalアプリケーションに設定します。

wls:/weblogic/serverConfig> setRssProxyConfig(appName='webcenter', 
proxyHost='www-proxy.example.com', proxyPort='80')

unsetRssProxyConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

WebCenter Portalサービスで使用される現在のプロキシ・ホストとプロキシ・ポート設定を削除します。

構文

unsetRssProxyConfig(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、webcenterという名前のWebCenter Portalアプリケーションの、WebCenter Portalサービスによって使用されるプロキシ・ホストおよびプロキシ・ポート設定を削除します。

wls:/weblogic/serverConfig> unsetRssProxyConfig(appName='webcenter')

検索 - Oracle SES検索

表10-23に示すコマンドを使用して、WebCenter PortalアプリケーションのためのOracle Secure Enterprise Search (SES)接続および他のOracle SES検索関連プロパティを管理します。

これらのWebCenter Portal WLSTコマンドを使用して行った構成変更は、WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後のみ有効になります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイド』を参照してください。

表10-23 検索 - Oracle SES WLSTコマンド

コマンド 説明 WLSTの使用状況

createSESConnection


WebCenter Portalアプリケーション用のOracle SESインスタンスへの接続を作成します。

オンライン

setSESConnection


既存のOracle SES検索接続を編集します。

オンライン

listSESConnections


特定のWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されている個々またはすべてのOracle SES検索接続を一覧表示します。

オンライン

setSearchSESConfig


既存のOracle SES検索接続の検索設定を構成します。

オンライン

listSearchSESConfig


WebCenter Portalアプリケーション用のOracle SESプロパティを一覧表示します。

オンライン

createFederationTrustedEntity


Oracle (SES)インスタンス上にフェデレーション・トラステッド・エンティティを作成します。

オンライン


createSESConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

WebCenter PortalアプリケーションのOracle Secure Enterprise Search (SES)インスタンスへの接続を作成します。

構文

createSESConnection(appName, name, url, appUser, appPassword,[default], 
[server], [applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

接続の名前を示します。名前は、WebCenter Portalアプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。

url

Oracle Secure Enterprise Searchによって検索の要求を有効にするためにエクスポーズしたWebサービスのURLを示します。

使用するフォーマットは、http://<host>:<port>/search/query/OracleSearchです。

appUser

WebCenter Portalユーザーのかわりに検索を実行できるよう、Oracle Secure Enterprise Searchに対して信頼されるアプリケーションとして自身を認証するために、WebCenter Portalアプリケーションで使用するユーザー名。

指定されたユーザーは、WebCenter Portalアプリケーション用に構成されたOracle Identity ManagementサーバーおよびOracle SES用に構成されたOracle Identity Managementサーバーの両方に存在する必要があります。

appPassword

指定したユーザーのパスワードを示します。

default

オプション。検索接続を積極的に使用するためにWebCenter Portal検索サービスを構成します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。

1に設定すると、使用されているその他の検索接続が置き換えられます。0に設定すると、現在の検索サービス構成は変更されません。この引数のデフォルトは、0

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、SESインスタンスhttp://myhost.com:7777/search/query/OracleSearchを指す新しい検索接続を作成し、この接続を、app1という名前のWebCenter PortalアプリケーションのアクティブなSES検索接続として設定します。

wls:/weblogic/serverConfig> createSESConnection(appName='app1', name='SESConn1', 
url='http://myhost.com:7777/search/query/OracleSearch', appUser='wpadmin', 
appPassword='password', default=1)

setSESConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

既存のOracle Secure Enterprise Search (SES)検索接続を編集します。

構文

setSESConnection(appName, name, [url], [appUser],[appPassword],[default], 
[server], [applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存の検索接続の名前を示します。

url

オプション。Oracle Secure Enterprise Searchによって検索の要求を有効にするためにエクスポーズしたWebサービスのURLを示します。

使用するフォーマットは、http://<host>:<port>/search/query/OracleSearchです。

appUser

オプション。WebCenter Portalユーザーのかわりに検索を実行できるよう、WebCenter PortalアプリケーションでOracle Secure Enterprise Searchにログインするために使用するユーザー名。

appPassword

オプション。WebCenter Portalユーザーのかわりに検索を実行できるよう、WebCenter PortalアプリケーションでOracle Secure Enterprise Searchにログインするために使用するパスワード。

default

オプション。検索接続を積極的に使用するためにWebCenter Portal検索サービスを構成します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。

1に設定すると、使用されているその他の検索接続が置き換えられます。0に設定すると、現在の検索サービス構成は変更されません。この引数のデフォルトは、0

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、SESConn1という名前の検索接続のURLを変更し、この接続をapp1という名前のWebCenter PortalアプリケーションのアクティブなSES検索接続として設定します。

wls:/weblogic/serverConfig> setSESConnection(appName='app1', name='SESConn1', 
url='http://myhost.com:7777/search/query/OracleSearch', appUser='wpadmin', 
appPassword='password', default=1)

listSESConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

WebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているすべてのOracle Secure Enterprise Search (SES)検索接続の名前を一覧表示します。

構文

listSESConnections(appName, [verbose], [name], [server], [applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行する対象のWebCenter Portalアプリケーションの名前。

verbose

オプション。検索接続に関する詳細情報を冗長モードで表示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、listSESConnectionsによって、WebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているすべてのSES検索接続およびその詳細が一覧表示されます。0に設定した場合、listSESConnectionsによって、接続名のみ一覧表示されます。この引数のデフォルトは、0

この引数を0に設定した場合、name引数を指定しないでください。

name

オプション。既存の検索接続の名前を示します。この引数を使用して、特定の接続の詳細情報を表示できます。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、WebCenterAppという名前のWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているすべてのSES検索接続の接続詳細を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listSESConnections(appName='WebCenterApp', verbose=1)

次の例では、SESConn1という名前のSES検索接続の接続詳細を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listSESConnections(appName='WebCenterApp', 
verbose=1, name='SESConn1')

setSearchSESConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

既存のOracle Secure Enterprise Search (SES)検索接続の検索設定を設定します。パラメータを指定しない場合、検索設定が変更されません。

構文

setSearchSESConfig(appName,[connectionName],[dataGroup],[topNRows], [server], 
[applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

connectionName

オプション。検索サービスで使用する必要がある検索接続の名前を指定します。

dataGroup

オプション。検索を行うSecure Enterpriseの検索データ・グループの名前を指定します。値を指定しない場合、Oracle Secure Enterprise Searchインスタンス中のすべての項目が検索されます。

topNRows

オプション。調整されたデータを収集するために検索結果の一番上のN行数を示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、検索サービスがSESConn1という名前のSES検索接続を使用してgroup2という名前のデータ・グループを検索することを指定します。

wls:/weblogic/serverConfig> setSearchSESConfig 
(appName='webcenter',connectionName='SESConn1', dataGroup='group2', 
topNRows=200);

次の例は、検索サービスにより返される検索結果の最大数を変更します。この例では、接続の名前が指定されていないので、設定に関する変更が現在のデフォルト(またはアクティブ)接続に適用されます。

wls:/weblogic/serverConfig> setSearchSESConfig(appName='webcenter', topNRows=500);
Already in Domain Runtime Tree
Restart is needed for the service connection changes to take effect.

listSearchSESConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

WebCenter PortalアプリケーションのSES検索設定を一覧表示します。

構文

listSearchSESConfig(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行する対象のWebCenter Portalアプリケーションの名前。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、webcenterという名前のWebCenter PortalアプリケーションのSES検索構成情報を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listSearchSESConfig(appName='webcenter')
Already in Domain Runtime Tree
-----------------
Search SES Config
-----------------
connectionName:  SESConn1
dataGroup:  group2
topNRows:  200

createFederationTrustedEntity

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定されたエンティティ名およびパスワードに対するフェデレーション・トラステッド・エンティティをOracle Secure Enterprise Search (SES)インスタンス上に作成します。

構文

createFederationTrustedEntity(appName, sesUrl, sesPassword, entityName, entityPassword, desc,  [server], [applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行する対象のWebCenter Portalアプリケーションの名前。

sesUrl

Oracle SES管理APIのWebサービスURL。

http://<host>:<port>/search/api/admin/AdminServiceの形式を使用します。

sesPassword

Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。

entityName

エンティティ名。

entityPassword

エンティティ・パスワード。

desc

エンティティの簡単な説明。

または、空の文字列''を指定します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、myentityという名前のフェデレーション・トラステッド・エンティティをOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777上に作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createFederationTrustedEntity(appName='webcenter', 
sesUrl='http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService',
sesPassword='password', entityName='myentity', entityPassword='password', desc='This is a sample entity')

検索 - Oracle SES検索クローラ

表10-24に示すコマンドを使用して、WebCenter PortalアプリケーションのOracle Secure Enterprise Search (SES)クローラを管理します。

クローラWLSTコマンドを実行した後に、WebCenter Portalアプリケーションを再起動する必要はありません。

表10-24 検索 - Oracle SESクローラWLSTコマンド

コマンド 説明 WLSTの使用状況

createSpacesCrawler


Oracle SESインスタンス上にスペース・オブジェクトのクローラを作成します。

オンライン

createDocumentsCrawler


WebCenter Portalアプリケーション用のドキュメント・クローラをOracle SESインスタンス上に作成します。

オンライン

createDiscussionsCrawler


WebCenter Portalアプリケーション用のディスカッション・クローラとお知らせクローラをOracle SESインスタンス上に作成します。

オンライン

listSpacesCrawler


Oracle SESインスタンス上でスペース・アプリケーションに対して構成されているスペース・クローラを返します。

オンライン

listDocumentsCrawler


Oracle SESインスタンス上でWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているドキュメント・クローラを返します。

オンライン

listDiscussionsCrawler


Oracle SESインスタンス上でWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているディスカッション・クローラとお知らせクローラを返します。

オンライン

startSpacesCrawler


Oracle SESインスタンス上でスペース・アプリケーションに対して構成されているスペース・クローラを起動します。

オンライン

startDocumentsCrawler


Oracle SESインスタンス上でWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているドキュメント・クローラを起動します。

オンライン

startDiscussionsCrawler


Oracle SESインスタンス上でWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているディスカッション・クローラとお知らせクローラを起動します。

オンライン

stopSpacesCrawler


Oracle SESインスタンス上でスペース・アプリケーションに対して構成されているスペース・クローラを停止します。

オンライン

stopDocumentsCrawler


Oracle SESインスタンス上でWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているドキュメント・クローラを停止します。

オンライン

stopDiscussionsCrawler


Oracle SESインスタンス上でWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているディスカッション・クローラとお知らせクローラを停止します。

オンライン

deleteSpacesCrawler


Oracle SESインスタンス上でスペース・アプリケーションに対して構成されているスペース・クローラを削除します。

オンライン

deleteDocumentsCrawler


Oracle SESインスタンス上でWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているドキュメント・クローラを削除します。

オンライン

deleteDiscussionsCrawler


Oracle SESインスタンス上でWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているディスカッション・クローラとお知らせクローラを削除します。

オンライン


createSpacesCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

Oracle SESインスタンス上にスペース・オブジェクトのクローラを作成します。このコマンドは、WebCenter Portalデータソースを作成し、スペース・オブジェクト(スペース、リスト、ページ、ピープルなど)をクロールするためのスケジュールを指定します。

構文

createSpacesCrawler(appName,  host, port, sesUrl, sesPassword, crawlUser,
crawlPassword, scratchDir, authUserIdFormat, crawlingMode, recrawlPolicy,
freqType, startHour, hoursBetweenLaunches, startDayOfWeek, startDayOfMonth,
daysBetweenLaunches, weeksBetweenLaunches, monthsBetweenLaunches, [server,
applicationVersion])
引数 定義

appName

この操作を実行するスペース・アプリケーションの名前。スペース・アプリケーションの場合、名前は常にwebcenterです。

host

スペース・アプリケーションを実行しているマシンのホスト名。

port

スペース・アプリケーションにアクセスするために使用されるポート番号。

sesUrl

Oracle SES管理APIのWebサービスURL。http://<host>:<port>/search/api/admin/AdminServiceの形式を使用します。

sesPassword

Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。

crawlUser

スペース・アプリケーションのクロール管理ユーザー。

このユーザーは、スペース・アプリケーションとバックエンドのアイデンティティ管理サーバーに存在する必要があり、適切な権限とロールが付与されている必要があります。たとえば、mycrawladminです。

crawlPassword

crawlUser引数で指定されているスペース・ユーザーのパスワード。

scratchDir

Oracle SESが一時ステータス・ログを書き込めるローカル・ディレクトリ。このディレクトリは、Oracle SESがインストールされているシステム上に存在する必要があります。

authUserIdFormat

アクティブ・アイデンティティ・プラグインのユーザーIDの形式。たとえば、ユーザー名、電子メール、ニックネーム、user_name。

crawlingMode

ソース内のURLをクロールするためのモード。デフォルト・モードは、ACCEPT_ALLです。有効な値は、ACCEPT_ALLINDEX_ONLYEXAMINE_URLです。

ACCEPT_ALL: 索引付けのためにすべてのURLを自動的に受け入れます。ソース内のすべてのURLをクロールおよび索引付けします。それらのURL内で見つかったすべてのリンクの抽出および索引付けも行います。前にクロールされたURLは、それらが変更されていた場合にのみ再索引付けされます。

EXAMINE_URL: 索引付けする前にURLを確認します。ソース内のすべてのURLをクロールしますが、索引付けは行いません。それらのURL内で見つかったすべてのリンクのクロールも行います。

INDEX_ONLY: 索引付けのみ行います。ソース内のすべてのURLをクロールし、索引付けします。それらのURL内で見つかったどのリンクも抽出しません。このオプションは、前にEXAMINE_URLを使用してクロールされたソースに対して選択します。

recrawlPolicy

すべてのドキュメントをクロールするか、変更されたドキュメントのみクロールするのかを指定します。有効な値は、PROCESS_ALLおよびPROCESS_CHANGEDです。

PROCESS_ALL: すぺてのドキュメントがクロールされます。このオプションは、フル・クロールを強制するために使用します。

PROCESS_CHANGED: 前回のクロール以降に変更されたドキュメントのみクロールします。この設定で、クローリング・プロセスを大幅に高速化できます。

freqType

スケジュール済クロールの頻度。有効な値は、MANUALMONTHLYWEEKLYDAILYHOURLYです。

クロールをMONTHLY、WEEKLY、DAILYまたはHOURLYにスケジュールするには、追加の引数を次のように指定します。

MONTHLY: startHour、startDayOfTheMonth、monthsBetweenLaunches

WEEKLY: startHour、startDayOfTheWeek、weeksBetweenLaunches

DAILY: startHour、daysBetweenLaunches

HOURLY: hoursBetweenLaunches

定期的なクロールが不要な場合は、MANUALを選択し、startSpacesCrawlerコマンドを使用して、クロールを手動で開始します。

startHour

クロールを開始する時刻。1と24の間の任意の数字。

たとえば、午前2時の場合は2、午後2時の場合は14のように入力します。

hoursBetweenLaunches

クロール間の時間数。

freqType='HOURLY'の場合にのみ有効です。

startDayOfWeek

週ごとのクロールを開始する曜日。たとえば、MONDAY、TUESDAYなどです。

freqType='WEEKLY'の場合にのみ有効です。

startDayOfMonth

月ごとのクロールを開始する日。たとえば、1日の場合は1、2日の場合は2のように入力します。

freqType='MONTHLY'の場合にのみ有効です。

daysBetweenLaunches

クロール間の日数。

freqType='DAILY'の場合にのみ有効です。

weeksBetweenLaunches

クロール間の週数。

freqType='WEEKLY'の場合にのみ有効です。

monthsBetweenLaunches

クロール間の月数。

freqType='MONTHLY'の場合にのみ有効です。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/spacesにあるスペース・アプリケーション(webcenter)に対してSESインスタンスhttp://myseshost.com:7777上にスペース・クローラを作成します。

createSpacesCrawler(appName='webcenter', host='myhost.com', port='8888',
sesUrl='http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService',
sesPassword='sespassword', crawlUser='mycrawladmin', crawlPassword='password',
scratchDir'/tmp', authUserIdFormat='username', crawlingMode='ACCEPT_ALL',
recrawlPolicy= 'PROCESS_ALL', freqType='MANUAL', startHour=1,
hoursBetweenLaunches=1, startDayOfWeek='MONDAY', startDayOfMonth=1, daysBetweenLaunches =1, weeksBetweenLaunches=1, monthsBetweenLaunches=1)

createDocumentsCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

WebCenter Portalアプリケーション用のドキュメント・クローラをOracle SESインスタンス上に作成します。

このコマンドは、Oracle WebCenter Contentリポジトリ・データソースを作成し、Oracle WebCenter Contentリポジトリ内のドキュメントをクロールするスケジュールを指定します。

構文

createDocumentsCrawler(appName,  host, port, sesUrl, sesPassword, configUrl,
user, password, scratchDir, httpEndpoint, displayUrl, realm, authUserIdFormat,
pipelineName, crawlingMode, recrawlPolicy, freqType, startHour,
hoursBetweenLaunches, startDayOfWeek, startDayOfMonth,
daysBetweenLaunches, weeksBetweenLaunches, monthsBetweenLaunches,
[server, applicationVersion])
引数 定義

appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

host

WebCenter Portalアプリケーションを実行しているマシンのホスト名。

port

WebCenter Portalアプリケーションにアクセスするために使用されるポート番号。

sesUrl

Oracle SES管理APIのWebサービスURL。http://<host>:<port>/search/api/admin/AdminServiceの形式を使用します。

sesPassword

Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。

configUrl

データ・フィード・タイプ、場所、セキュリティ属性などソースの詳細を提供するXML構成ファイルのURL。http://<host>:<port>/cs
/idcplg? IdcService=SES_CRAWLER_DOWNLOAD_CONFIG
&source=<sourcename>
のURL形式を使用します。

user

Oracle WebCenter Contentのコンテンツ・サーバーの管理ユーザー。たとえば、sysadminです。

認証タイプがOracle SSOである場合、Oracle SSOによってフロント処理されているアイデンティティ管理サーバーにユーザーのユーザーID(およびパスワード)を入力します。このユーザーには、sysadminと同じ権限を付与する必要があります。それらの権限を付与できない場合は、コンテンツ・サーバーでこのユーザーに対応するリモート・ユーザーを削除し、コンテンツ・サーバーにそのユーザー(同じ名前)のローカル・バージョンを作成します。

password

指定した管理ユーザーのパスワード。

scratchDir

Oracle SESが一時ステータス・ログを書き込めるローカル・ディレクトリ。このディレクトリは、Oracle SESがインストールされているシステム上に存在する必要があります。

httpEndpoint

コンテンツ・サーバー認可のためのHTTPエンドポイント。例: http://<host>:<port>/idc/idcplg

displayUrl

相対アクセスURLの前に付けて完全な表示URLを形成するHTTPホスト情報文字列。例: http://<host>:<port>/idc

realm

制御およびデータ・フィードを提供するアプリケーションのレルム。このパラメータは、フィードにHTTPを介してアクセスしている場合に適しており、認証タイプがBASICである場合に必須です。

たとえば、jazn.comです。

authUserIdFormat

コンテンツ・サーバー認可APIによって使用される(アクティブ・アイデンティティ・プラグイン内の)ユーザーIDの形式。たとえば、ユーザー名、電子メール、ニックネーム、user_name。

pipelineName

Oracle SES内で、このソースに対して作成されるドキュメント・サービス・パイプライン。

crawlingMode

ソース内のURLをクロールするためのモード。デフォルト・モードは、ACCEPT_ALLです。有効な値は、ACCEPT_ALLINDEX_ONLYEXAMINE_URLです。

ACCEPT_ALL: 索引付けのためにすべてのURLを自動的に受け入れます。ソース内のすべてのURLをクロールおよび索引付けします。それらのURL内で見つかったすべてのリンクの抽出および索引付けも行います。前にクロールされたURLは、それらが変更されていた場合にのみ再索引付けされます。

EXAMINE_URL: 索引付けする前にURLを確認します。ソース内のすべてのURLをクロールしますが、索引付けは行いません。それらのURL内で見つかったすべてのリンクのクロールも行います。

INDEX_ONLY: 索引付けのみ行います。ソース内のすべてのURLをクロールし、索引付けします。それらのURL内で見つかったどのリンクも抽出しません。このオプションは、前にEXAMINE_URLを使用してクロールされたソースに対して選択します。

recrawlPolicy

すべてのドキュメントをクロールするか、変更されたドキュメントのみクロールするのかを指定します。有効な値は、PROCESS_ALLおよびPROCESS_CHANGEDです。

PROCESS_ALL: すぺてのドキュメントがクロールされます。このオプションは、フル・クロールを強制するために使用します。

PROCESS_CHANGED: 前回のクロール以降に変更されたドキュメントのみクロールします。この設定で、クローリング・プロセスを大幅に高速化できます。

freqType

スケジュール済クロールの頻度。有効な値は、MANUALMONTHLYWEEKLYDAILYHOURLYです。

クロールをMONTHLY、WEEKLY、DAILYまたはHOURLYにスケジュールするには、追加の引数を次のように指定します。

MONTHLY: startHour、startDayOfTheMonth、monthsBetweenLaunches

WEEKLY: startHour、startDayOfTheWeek、weeksBetweenLaunches

DAILY: startHour、daysBetweenLaunches

HOURLY: hoursBetweenLaunches

定期的なクロールが不要な場合は、MANUALを選択し、startDocumentsCrawlerコマンドを使用して、クロールを手動で開始します。

startHour

クロールを開始する時刻。1と24の間の任意の数字。

たとえば、午前2時の場合は2、午後2時の場合は14のように入力します。

hoursBetweenLaunches

クロール間の時間数。

freqType='HOURLY'の場合にのみ有効です。

startDayOfWeek

週ごとのクロールを開始する曜日。たとえば、MONDAY、TUESDAYなどです。

freqType='WEEKLY'の場合にのみ有効です。

startDayOfMonth

月ごとのクロールを開始する日。たとえば、1日の場合は1、2日の場合は2のように入力します。

freqType='MONTHLY'の場合にのみ有効です。

daysBetweenLaunches

クロール間の日数。

freqType='DAILY'の場合にのみ有効です。

weeksBetweenLaunches

クロール間の週数。

freqType='WEEKLY'の場合にのみ有効です。

monthsBetweenLaunches

クロール間の月数。

freqType='MONTHLY'の場合にのみ有効です。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/spacesにあるスペース・アプリケーション(webcenter)に対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777上にドキュメント・クローラを作成します。

createDocumentsCrawler(appName='webcenter', host='myhost.com', port='8888',
sesUrl='http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService',
sesPaswword='password',
configUrl='http://myucmhost.com:9044/cs/idcplg?IdcService=SES_CRAWLER_DOWNLOAD_ CONFIG&source=mysource',
user='adminuser', password='password', scratchDir='/scratch',
httpEndpoint='http://myucmhost.com:9044/cs/idcplg', 
displayUrl='http://myucmhost:9044/cs', realm='jazn.com', authUserIdFormat='username',
pipelineName='My UCM Pipeline', crawlingMode='ACCEPT_ALL', 
recrawlPolicy='PROCESS_ALL', freqType='MANUAL', startHour=1,
hoursBetweenLaunches=1, startDayOfWeek='MONDAY', startDayOfMonth=1, 
daysBetweenLaunches=1, weeksBetweenLaunches=1, monthsBetweenLaunches=1)

createDiscussionsCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

Oracle Secure Enterprise Search (SES)インスタンス上で、WebCenter Portalアプリケーションに対してディスカッション・フォーラム・クローラおよびお知らせクローラを作成します。

このコマンドは、2つのOracle SESデータベース・ソース(ディスカッション・フォーラム用に1つと、お知らせ用に1つ)を作成し、クロール・スケジュールを指定します。ディスカッション・フォーラム・ソースは、<appname_host_port>_forumsという名前で、FORUMCRAWLER_VWというビューがあり、お知らせソースは<appname_host_port>_announcementsという名前で、ANNOUNCEMENTS_VWというビューがあります。

構文

createDiscussionsCrawler(appName,  host, port, sesUrl, sesPassword,
dbConnString, user, password, authUserIdFormat, crawlingMode,
recrawlPolicy, freqType, startHour, hoursBetweenLaunches, startDayOfWeek,
startDayOfMonth, daysBetweenLaunches, weeksBetweenLaunches,
monthsBetweenLaunches, [server, applicationVersion])
引数 定義

appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

host

WebCenter Portalアプリケーションを実行しているマシンのホスト名。

port

WebCenter Portalアプリケーションにアクセスするために使用されるポート番号。

sesUrl

Oracle SES管理APIのWebサービスURL。http://<host>:<port>/search/api/admin/AdminServiceの形式を使用します。

sesPassword

Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。

dbConnString

WebCenter Portalのディスカッション・サーバーがインストールされているデータベースの接続URL。次の形式を使用します。

Oracle: jdbc:oracle:thin:@<host>:<port>/<oracle-sid>

IBM DB2: jdbc:db2://<host>:<port>/<database_name>

Microsoft SQL Server: jdbc:sqlserver://<host_or_IP_address>:<port>/<database_name>

user

WebCenter Portalのディスカッション・サーバーがインストールされているデータベースの管理ユーザー。

Oracle: WebCenter Portalのディスカッション・サーバーのインストール中にユーザーMyPrefix_DISCUSSIONS_CRAWLERが作成されます。

IBM DB2: WebCenter Portalのディスカッション・サーバーのインストール中にユーザーMyPrefix_DCが作成されます(MyPrefixは5文字です)。

Microsoft SQL Server: WebCenter Portalのディスカッション・サーバーのインストール中にユーザーMyPrefix_DISCUSSIONS_CRAWLERが作成されます。

password

指定したディスカッション・サーバー管理ユーザーのパスワード。

authUserIdFormat

ディスカッション・サーバー認可APIによって使用される(アクティブ・アイデンティティ・プラグイン内の)ユーザーIDの形式。たとえば、ユーザー名、電子メール、ニックネーム、user_name。

crawlingMode

ソース内のURLをクロールするためのモード。デフォルト・モードは、ACCEPT_ALLです。有効な値は、ACCEPT_ALLINDEX_ONLYEXAMINE_URLです。

ACCEPT_ALL: 索引付けのためにすべてのURLを自動的に受け入れます。ソース内のすべてのURLをクロールおよび索引付けします。それらのURL内で見つかったすべてのリンクの抽出および索引付けも行います。前にクロールされたURLは、それらが変更されていた場合にのみ再索引付けされます。

EXAMINE_URL: 索引付けする前にURLを確認します。ソース内のすべてのURLをクロールしますが、索引付けは行いません。それらのURL内で見つかったすべてのリンクのクロールも行います。

INDEX_ONLY: 索引付けのみ行います。ソース内のすべてのURLをクロールし、索引付けします。それらのURL内で見つかったどのリンクも抽出しません。このオプションは、前にEXAMINE_URLを使用してクロールされたソースに対して選択します。

recrawlPolicy

すべてのドキュメントをクロールするか、変更されたドキュメントのみクロールするのかを指定します。有効な値は、PROCESS_ALLおよびPROCESS_CHANGEDです。

PROCESS_ALL: すぺてのドキュメントがクロールされます。このオプションは、フル・クロールを強制するために使用します。

PROCESS_CHANGED: 前回のクロール以降に変更されたドキュメントのみクロールします。この設定で、クローリング・プロセスを大幅に高速化できます。

freqType

スケジュール済クロールの頻度。有効な値は、MANUALMONTHLYWEEKLYDAILYHOURLYです。

クロールをMONTHLY、WEEKLY、DAILYまたはHOURLYにスケジュールするには、追加の引数を次のように指定します。

MONTHLY: startHour、startDayOfTheMonth、monthsBetweenLaunches

WEEKLY: startHour、startDayOfTheWeek、weeksBetweenLaunches

DAILY: startHour、daysBetweenLaunches

HOURLY: hoursBetweenLaunches

定期的なクロールが不要な場合は、MANUALを選択し、startDiscussionsCrawlerコマンドを使用して、クロールを手動で開始します。

startHour

クロールを開始する時刻。1と24の間の任意の数字。

たとえば、午前2時の場合は2、午後2時の場合は14のように入力します。

hoursBetweenLaunches

クロール間の時間数。

freqType='HOURLY'の場合にのみ有効です。

startDayOfWeek

週ごとのクロールを開始する曜日。たとえば、MONDAY、TUESDAYなどです。

freqType='WEEKLY'の場合にのみ有効です。

startDayOfMonth

月ごとのクロールを開始する日。たとえば、1日の場合は1、2日の場合は2のように入力します。

freqType='MONTHLY'の場合にのみ有効です。

daysBetweenLaunches

クロール間の日数。

freqType='DAILY'の場合にのみ有効です。

weeksBetweenLaunches

クロール間の週数。

freqType='WEEKLY'の場合にのみ有効です。

monthsBetweenLaunches

クロール間の月数。

freqType='MONTHLY'の場合にのみ有効です。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/spacesにあるスペース・アプリケーション(webcenter)に対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777上にディスカッション・フォーラム・クローラおよびお知らせクローラを作成します。

createDiscussionsCrawler(appName='webcenter', host='myhost.com', port='8888',
sesUrl='http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService',
sesPaswword='password', dbConnString='jdbc:oracle:thin:@myjivedbhost.com:1521/mysid', 
user='app_discussions_crawler', password='password',
 authUserIdFormat='nickname', crawlingMode='ACCEPT_ALL', 
recrawlPolicy='PROCESS_ALL', freqType='MANUAL', startHour=1,
 hoursBetweenLaunches=1,startDayOfWeek='MONDAY', 
startDayOfMonth=1, daysBetweenLaunches=1,
weeksBetweenLaunches=1, monthsBetweenLaunches=1)

listSpacesCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

Oracle SESインスタンス上でスペース・アプリケーションに対して構成されているスペース・クローラを返します。

構文

listSpacesCrawler(appName, sesUrl, sesPassword, host, port, [verbose],
[server], [applicationVersion]
引数 定義

appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。スペース・アプリケーションの場合、名前は常にwebcenterです。

sesUrl

Oracle SES管理APIのWebサービスURL。http://<host>:<port>/search/api/admin/AdminServiceの形式を使用します。

sesPassword

Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。

host

スペース・アプリケーションを実行しているマシンのホスト名。

port

スペース・アプリケーションにアクセスするために使用されるポート番号。

verbose

オプション。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、listSpacesCrawlersによって、Oracle SESでスペース・アプリケーションに対して構成されているスペース・クローラおよび詳細が返されます。0に設定すると、ソース名のみが一覧表示されます。この引数のデフォルトは、0

server

オプション。スペース・アプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/spacesにあるスペース・アプリケーション(webcenter)に対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777内で構成されているスペース・クローラを返します。

listSpacesCrawler(appName='webcenter',
sesUrl='http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService', sesPassword'password', host='myhost.com', port='8888')

Already in Domain Runtime Tree 
----------------- 
Spaces Crawlers 
----------------- 
webcenter_myhost.com_8888_spaces

listDocumentsCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

Oracle SESインスタンス上でWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているドキュメント・クローラを返します。

構文

listDocumentsCrawler(appName, sesUrl, sesPassword, host, port, [verbose],
[server], [applicationVersion])
引数 定義

appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

sesUrl

Oracle SES管理APIのWebサービスURL。http://<host>:<port>/search/api/admin/AdminServiceの形式を使用します。

sesPassword

Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。

host

WebCenter Portalアプリケーションを実行しているマシンのホスト名。

port

WebCenter Portalアプリケーションにアクセスするために使用されるポート番号。

verbose

オプション。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、listDocumentsCrawlersによって、Oracle SESでWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているドキュメント・クローラおよび詳細が返されます。0に設定すると、ソース名のみが一覧表示されます。この引数のデフォルトは、0

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/spacesにあるスペース・アプリケーション(webcenter)に対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777内で構成されているドキュメント・クローラを返します。

listDocumentsCrawler(appName='webcenter', sesUrl='http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService', sesPassword'password', host='myhost.com', port='8888')

Already in Domain Runtime Tree 
----------------- 
Documents Crawlers 
----------------- 
webcenter_myhost.com_8888_documents 

listDiscussionsCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

Oracle SESインスタンス上でWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているディスカッション・クローラとお知らせクローラを返します。

構文

listDiscussionsCrawler(appName, sesUrl, sesPassword, host, port,
[verbose],  [server], [applicationVersion]
引数 定義

appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

sesUrl

Oracle SES管理APIのWebサービスURL。http://<host>:<port>/search/api/admin/AdminServiceの形式を使用します。

sesPassword

Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。

host

WebCenter Portalアプリケーションを実行しているマシンのホスト名。

port

WebCenter Portalアプリケーションにアクセスするために使用されるポート番号。

verbose

オプション。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、listDocumentsCrawlersによって、Oracle SESでWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているディスカッション・クローラとお知らせクローラおよび詳細が返されます。0に設定すると、ソース名のみが一覧表示されます。この引数のデフォルトは、0

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/spacesにあるスペース・アプリケーション(webcenter)に対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777内で構成されているディスカッション・クローラとお知らせクローラを返します。

listDiscussionsCrawler(appName='webcenter', sesUrl='http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService', sesPassword='password', host='myhost.com', port='8888')

Already in Domain Runtime Tree
-----------------
Discussions Crawler
-----------------
webcenter_myhost.com_8888_forums
webcenter_myhost.com_8888_announcements

startSpacesCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

Oracle SESインスタンス上でスペース・アプリケーションに対して構成されているスペース・クローラを起動します。

構文

startSpacesCrawler(appName, sesUrl, sesPassword, host, port, [server],
[applicationVersion])
引数 定義

appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。スペース・アプリケーションの場合、名前は常にwebcenterです。

sesUrl

Oracle SES管理APIのWebサービスURL。http://<host>:<port>/search/api/admin/AdminServiceの形式を使用します。

sesPassword

Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。

host

スペース・アプリケーションを実行しているマシンのホスト名。

port

スペース・アプリケーションにアクセスするために使用されるポート番号。

server

オプション。スペース・アプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。スペース・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/spacesにあるスペース・アプリケーション(webcenter)に対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777上で構成されているスペース・クローラを起動します。

startSpacesCrawler(appName='webcenter',
sesUrl'http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService', sesPassword='password', host='myhost.com', port='8888') 

startDocumentsCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

Oracle SESインスタンス上でWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているドキュメント・クローラを起動します。

構文

startDocumentsCrawler(appName, sesUrl, sesPassword, host, port, [server],
[applicationVersion]
引数 定義

appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

sesUrl

Oracle SES管理APIのWebサービスURL。http://<host>:<port>/search/api/admin/AdminServiceの形式を使用します。

sesPassword

Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。

host

WebCenter Portalアプリケーションを実行しているマシンのホスト名。

port

WebCenter Portalアプリケーションにアクセスするために使用されるポート番号。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/spacesにあるスペース・アプリケーション(webcenter)に対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777上で構成されているドキュメント・クローラを起動します。

startDocumentsCrawler(appName='webcenter',
sesUrl'http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService', sesPassword='password', host='myhost.com', port='8888') 

startDiscussionsCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

Oracle SESインスタンス上でWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているディスカッション・クローラとお知らせクローラを起動します。

構文

startDiscussionsCrawler(appName, sesUrl, sesPassword, host, port,  [server],
[applicationVersion])
引数 定義

appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

sesUrl

Oracle SES管理APIのWebサービスURL。http://<host>:<port>/search/api/admin/AdminServiceの形式を使用します。

sesPassword

Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。

host

WebCenter Portalアプリケーションを実行しているマシンのホスト名。

port

WebCenter Portalアプリケーションにアクセスするために使用されるポート番号。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/spacesにあるスペース・アプリケーション(webcenter)に対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777上で構成されているディスカッション・クローラとお知らせクローラを起動します。

startDiscussionsCrawler(appName='webcenter',
sesUrl'http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService', sesPassword='password', host='myhost.com', port='8888') 

stopSpacesCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

Oracle SESインスタンス上でスペース・アプリケーションに対して構成されているスペース・クローラを停止します。

構文

stopSpacesCrawler(appName, sesUrl, sesPassword, host, port, [server],
[applicationVersion])
引数 定義

appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。スペース・アプリケーションの場合、名前は常にwebcenterです。

sesUrl

Oracle SES管理APIのWebサービスURL。http://<host>:<port>/search/api/admin/AdminServiceの形式を使用します。

sesPassword

Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。

host

スペース・アプリケーションを実行しているマシンのホスト名。

port

スペース・アプリケーションにアクセスするために使用されるポート番号。

server

オプション。スペース・アプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。スペース・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/spacesにあるスペース・アプリケーション(webcenter)に対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777上で構成されているスペース・クローラを停止します。

stopSpacesCrawler(appName='webcenter',sesUrl'http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService', sesPassword='password', host='myhost.com', port='8888') 

stopDocumentsCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

Oracle SESインスタンス上でWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているドキュメント・クローラを停止します。

構文

stopDocumentsCrawler(appName, sesUrl, sesPassword, host, port, [server], 
[applicationVersion])
引数 定義

appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

sesUrl

Oracle SES管理APIのWebサービスURL。http://<host>:<port>/search/api/admin/AdminServiceの形式を使用します。

sesPassword

Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。

host

WebCenter Portalアプリケーションを実行しているマシンのホスト名。

port

WebCenter Portalアプリケーションにアクセスするために使用されるポート番号。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/spacesにあるスペース・アプリケーション(webcenter)に対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777上で構成されているドキュメント・クローラを停止します。

stopDocumentsCrawler(appName='webcenter',sesUrl'http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService', sesPassword='password', host='myhost.com', port='8888') 

stopDiscussionsCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

Oracle SESインスタンス上でWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているディスカッション・クローラとお知らせクローラを停止します。

構文

stopDiscussionsCrawler(appName, sesUrl, sesPassword, host, port,
[server], [applicationVersion])
引数 定義

appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

sesUrl

Oracle SES管理APIのWebサービスURL。http://<host>:<port>/search/api/admin/AdminServiceの形式を使用します。

sesPassword

Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。

host

WebCenter Portalアプリケーションを実行しているマシンのホスト名。

port

WebCenter Portalアプリケーションにアクセスするために使用されるポート番号。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/spacesにあるスペース・アプリケーション(webcenter)に対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777上で構成されているディスカッション・クローラとお知らせクローラを停止します。

stopDiscussionsCrawler(appName='webcenter',sesUrl'http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService', sesPassword='password', host='myhost.com', port='8888') 

deleteSpacesCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

Oracle SESインスタンス上でスペース・アプリケーションに対して構成されているスペース・クローラを削除します。

構文

deleteSpacesCrawler(appName, sesUrl, sesPassword, host, port,[server],[applicationVersion])
引数 定義

appName

この操作を実行するアプリケーションの名前。スペース・アプリケーションの場合、名前は常にwebcenterです。

sesUrl

Oracle SES管理APIのWebサービスURL。http://<host>:<port>/search/api/admin/AdminServiceの形式を使用します。

sesPassword

Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。

host

スペース・アプリケーションを実行しているマシンのホスト名。

port

スペース・アプリケーションにアクセスするために使用されるポート番号。

server

オプション。アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/spacesにあるスペース・アプリケーション(webcenter)に対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777上で構成されているスペース・クローラを削除します。

deleteSpacesCrawler(appName='webcenter',sesUrl'http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService', sesPassword='password', host='myhost.com', port='8888') 

deleteDocumentsCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

Oracle SESインスタンス上でWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているドキュメント・クローラを削除します。

構文

deleteDocumentsCrawler(appName, sesUrl, sesPassword, host, port, [server], 
[applicationVersion])
引数 定義

appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

sesUrl

Oracle SES管理APIのWebサービスURL。http://<host>:<port>/search/api/admin/AdminServiceの形式を使用します。

sesPassword

Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。

host

WebCenter Portalアプリケーションを実行しているマシンのホスト名。

port

WebCenter Portalアプリケーションにアクセスするために使用されるポート番号。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/spacesにあるスペース・アプリケーション(webcenter)に対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777上で構成されているドキュメント・クローラを削除します。

deleteDocumentsCrawler(appName='webcenter',sesUrl'http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService', sesPassword='password', host='myhost.com', port='8888') 

deleteDiscussionsCrawler

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

Oracle SESインスタンス上でWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているディスカッション・クローラとお知らせクローラを削除します。

構文

deleteDiscussionsCrawler(appName, sesUrl, sesPassword, host, port,  [server],
[applicationVersion])
引数 定義

appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

sesUrl

Oracle SES管理APIのWebサービスURL。http://<host>:<port>/search/api/admin/AdminServiceの形式を使用します。

sesPassword

Oracle SES管理ユーザー(eqsys)のパスワード。

host

WebCenter Portalアプリケーションを実行しているマシンのホスト名。

port

WebCenter Portalアプリケーションにアクセスするために使用されるポート番号。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、http://myhost.com:8888/webcenter/spacesにあるスペース・アプリケーション(webcenter)に対してOracle SESインスタンスhttp://myseshost.com:7777上で構成されているディスカッション・クローラとお知らせクローラを削除します。

deleteDiscussionsCrawler(appName='webcenter',sesUrl'http://myseshost.com:7777/search/api/admin/AdminService', sesPassword='password', host='myhost.com', port='8888') 

検索 - WebCenter Portal検索

表10-25に示すコマンドを使用して、スペース・アプリケーションおよびその他のWebCenter Portalアプリケーションに対する検索設定およびクロール・オプションを管理します。

これらのWebCenter Portal WLSTコマンドを使用して行った構成変更は、ただちに有効になります。再起動は不要です。

表10-25 WebCenter Portal検索WLSTコマンド

コマンド 説明 WLSTの使用状況

setSearchConfig


WebCenter Portalアプリケーションの検索設定を変更します。

オンライン

listSearchConfig


WebCenter Portalアプリケーションの検索プロパティを一覧表示します。

オンライン

setSpacesCrawlProperties

WebCenter Portalアプリケーションのクロール・プロパティを指定します。

オンライン

getSpacesCrawlProperties

WebCenter Portalアプリケーションの現在のクロール設定を返します。

オンライン


setSearchConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

WebCenter Portalアプリケーションの検索設定を変更します。パラメータを指定しない場合、検索設定が変更されません。

構文

setSearchConfig(appName,[numSavedSearches],[numResultsRegion],[numResultsMain], 
[executionTimeout],[prepareTimeout],[showAllExecutionTimeout], 
[server], [applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

numSavedSearches

オプション。保存済検索項目のドロップ・ダウン(メイン検索ページ)に表示する保存済検索項目数を示します。

numResultsRegion

オプション。保存済検索タスク・フローに表示される保存済検索項目数を示します。

numResultsMain

オプション。メイン検索ページから提出された検索項目に対して、サービスごとに表示される検索結果の数を示します。

executionTimeout

オプション。サービスで検索を許可されている最大時間(msの単位)を示します。この引数の値は、有効な値である必要があります。

prepareTimeout

オプション。サービスで検索の起動を許可されている最大時間(msの単位)を示します。この引数の値は、有効な値である必要があります。

showAllExecutionTimeout

オプション。サービスで検索結果の表示を許可されている最大時間(msの単位)を示します。この引数の値は、有効な値である必要があります。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、保存済の検索には、サービスごとに5個の検索結果が表示されることを示します。また、検索を行うために必要なタイムアウト時間は、7秒です。

wls:/weblogic/serverConfig> setSearchConfig(appName='webcenter', 
numResultsRegion=5, executionTimeout=7000);

次の例では、保存済検索ドロップダウン・リストの保存済検索の数値を8に増やします。

wls:/weblogic/serverConfig> setSearchConfig(appName='webcenter', numSavedSearches=8);

次の例は、検索を実行するタイムアウトを5秒に設定し、各サービスで、タイムアウト前に15秒まで検索結果を表示できます。

wls:/weblogic/serverConfig> setSearchConfig(appName='webcenter', 
executionTimeout=5000, showAllExecutionTimeout=15000);

listSearchConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

WebCenter Portalアプリケーションの検索設定を一覧表示します。

構文

listSearchConfig(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行する対象のWebCenter Portalアプリケーションの名前。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、webcenterという名前のWebCenter Portalアプリケーションの検索構成情報を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listSearchConfig(appName='webcenter')

setSpacesCrawlProperties

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

WebCenter Portalアプリケーションのクロール・プロパティを指定します。

WebCenter PortalアプリケーションをOracle SESがクロールすることにより、WebCenter Portalオブジェクト(具体的にはスペース、リスト、ページ、ピープル(プロファイル)、Wiki、ブログ、ドキュメント、ディスカッションおよびお知らせ)にわたる、より高度に統合された、より高速な検索エクスペリエンスを実現できます。これは、次の3種類のクローラによって可能になります。

  • スペース・クローラ(スペース、リスト、ページおよびピープル用)

  • ドキュメント・クローラ(ドキュメント、Wiki、ブログ用)

  • ディスカッション・クローラ(ディスカッションとお知らせ用)

このコマンドを使用して、WebCenter PortalアプリケーションのOracle SESクローラを有効化または無効化します。

  • スペース・アプリケーション: スペース・アプリケーションでOracle SESクローラを使用するには、3つのクローラをすべて有効化する必要があります

  • Frameworkアプリケーション: WebCenter PortalアプリケーションでOracle SESクローラを使用するには、ドキュメントとディスカッションの両方のクローラを有効化する必要があります。スペース・クローラは該当しません。

(スペース・アプリケーションのみ)このコマンドを使用して、スペース・クローラに対してフル・クロールを実行する間隔を指定することもできます。フル・クロール中に、スペース・クローラのコンテンツがすべて再読取りされます。初期の設定では、スペース・クローラのフル・クロールは7日間ごとに実行されますが、ご使用のインストールに合せて異なる頻度を指定できます。

3種類のすべてのクローラにおいて、増分クロールは、Oracle SESから実行されるスケジューラ主導になります。これらの増分クロール中は、前回のクロール以降に追加または更新されたコンテンツのみが処理されます。

構文

setSpacesCrawlProperties(appName, [fullCrawlIntervalInHours, spacesCrawlEnabled, documentCrawlEnabled, discussionsCrawlEnabled, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

WebCenter Portalアプリケーションの名前。

fullCrawlIntervalInHours

オプション。(スペース・アプリケーションのみ)フル・クロール間の時間数。デフォルトは168時間、つまり7日間です。

spacesCrawlEnabled

オプション。スペース・クローラをOracle SESで有効化するかどうかを指定します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは、0

0に設定した場合、WebCenter Portalの内部検索アダプタが検索結果を返します。

documentCrawlEnabled

オプション。ドキュメント・クローラをOracle SESで有効化するかどうかを指定します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは、0

0に設定した場合、WebCenter Portalの内部検索アダプタが検索結果を返します。

discussionsCrawlEnabled

オプション。ディスカッション・クローラをOracle SESで有効化するかどうかを指定します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。この引数のデフォルトは、0

0に設定した場合、WebCenter Portalの内部検索アダプタが検索結果を返します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、スペース・アプリケーションにおけるOracle SESクローラを有効化し、スペース・アプリケーションがスペース・クローラを使用したフル・クロールを8日ごとに実行するように指定します。

wls:/weblogic/serverConfig>setSpacesCrawlProperties(appName='webcenter', fullCrawlIntervalInHours=192, spacesCrawlEnabled=1, documentCrawlEnabled=1, discussionsCrawlEnabled=1)

getSpacesCrawlProperties

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

フル・クロール間の時間数(スペース・クローラ)、Oracle SESクローラが有効かどうかなど、WebCenter Portalアプリケーションの現在のクロール設定を返します。

構文

getSpacesCrawlProperties(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

WebCenter Portalアプリケーションの名前。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、スペース・アプリケーションの現在のクロール設定を返します。

wls:/weblogic/serverConfig>getSpacesCrawlProperties(appName='webcenter')

Spaces Crawl Properties:-----------------fullCrawlIntervalInHours: 124spacesCrawlEnabled:       1documentCrawlEnabled:     1discussionsCrawlEnabled:  1

ワークリスト

表10-26に示すコマンドを使用して、WebCenter PortalアプリケーションのBPELサーバー接続を管理します。

これらのWebCenter Portal WLSTコマンドを使用して行った構成変更は、WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後のみ有効になります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイド』を参照してください。

表10-26ワークリスト・コマンド

コマンド 説明 WLSTの使用状況

createBPELConnection


WebCenter Portalアプリケーション用のBPELサーバーへの接続を作成します。

オンライン

setBPELConnection


既存のBPELサーバー接続を編集します。

オンライン

listBPELConnections


WebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているBPELサーバーのすべての接続を一覧表示します。

オンライン

addWorklistConnection


ワークリスト・サービスの 既存のBPELサーバー接続を有効に設定します。

オンライン

removeWorklistConnection


現在、ワークリスト・サービスで使用中のBPELサーバー接続を無効に設定します。

オンライン

listWorklistConnections


ワークリスト・サービスに対して設定した個々またはすべてのBPELサーバー接続を表示します。

オンライン


createBPELConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定したWebCenter Portalアプリケーション用のBPELサーバーへの接続を作成します。アプリケーションのワークリスト・サービスおよびスペース・ワークフローでBPELサーバーの接続を使用できます。

新しいBPELサーバー接続をアクティブに使用できるように、ワークリスト・サービスを設定するには、addWorklistConnectionコマンドを使用します。「addWorklistConnection」を参照してください。

スペースがその内部ワークフローのために使用するBPELサーバー接続を指定するには、setSpacesWorkflowConnectionNameコマンドを使用します。「setSpacesWorkflowConnectionName」を参照してください。

構文

createBPELConnection(appName, name, url, [policy, recipientKeyAlias, linkUrl, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

接続の名前を示します。名前は、WebCenter Portalアプリケーション内で(すべての接続タイプにわたって)一意である必要があります。

url

BPELサーバーにアクセスするために必要なURLを示します。

protocol://host:portの形式を使用します。

BPELサーバーのURLは、WebCenter Portalアプリケーション内で一意である必要があります。

policy

オプション。この接続は、認証のために使用するSAMLトークン・ポリシーを示します。任意の有効なポリシーを入力します。有効な値は次のとおり。

  • oracle/wss10_saml_token_client_policy: デフォルトのメッセージ保護されていないポリシーでBPELサーバーにアクセスする場合に使用します。

  • oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_client_policy: メッセージ保護されたポリシーでBPELサーバーにアクセスする場合に使用します。選択した場合は、WebCenter PortalアプリケーションとBPELアプリケーションの両方にキーストアを構成する必要があります。

  • GPA: グローバル・ポリシー・アタッチメント(GPA)がサポートされている環境の場合に使用します。

この引数を指定しない場合、接続はデフォルトでoracle/wss10_saml_token_client_policyになります。

recipientKeyAlias 

オプション。メッセージ保護SAMLポリシー認証に使用される受信者キー別名。BPELサーバー接続が認証用にSAMLトークン・ポリシーを使用しており、アプリケーションのワークリスト・サービスが複数のBPELサーバー接続を使用している場合にのみ必要です。

デフォルトは、nullです。

Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイドのWebCenter Portalアプリケーションおよびコンポーネント用のWS-Securityの構成に関する項も参照してください。

linkUrl 

オプション。BPELサーバーにリンクするために使用されるURL。url引数と異なる場合にのみ必要です。たとえば、SSOまたはHTTPSが構成されている場合です。

protocol://host:portの形式を使用します。

デフォルトは、nullです。

パフォーマンス上の理由から、HTTPSまたはSSO環境では、linkUrlには、HTTPSまたはSSO Webサーバーを介したBPELワークリスト・アイテムへのユーザー・アクセスを指定し、urlには、HTTPSまたはSSO Webサーバーを介したリダイレクションを使用しないBPEL Webサービスへの直接アクセスを指定します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、デフォルト・セキュリティ・ポリシーを使用するWebCenter Worklistという名前の接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createBPELConnection(appName='webcenter', 
name='WebCenter Worklist', url='http://myhost.com:8001', 
policy='oracle/wss10_saml_token_client_policy)

次の例では、メッセージ保護されたセキュリティ・ポリシーを使用する接続を作成し、特定のリンクURLを定義します。

wls:/weblogic/serverConfig> createBPELConnection(appName='webcenter', 
name='WebCenter Worklist',url='http://myhost.com:8001', policy='oracle/wss10_
saml_token_with_message_protection_client_policy', recipientKeyAlias='myalias', linkUrl='http://mySSO.com:7777')

次の例では、グローバル・ポリシー・アタッチメント(GPA)をサポートする環境で使用される接続を作成します。

wls:/weblogic/serverConfig> createBPELConnection(appName='webcenter', 
name='WebCenter Worklist', url='http://myhost.com:8001' policy='GPA')

setBPELConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

既存のBPELサーバー接続を編集します。

既存のBPELサーバー接続をアクティブに使用できるように、ワークリスト・サービスを設定するには、addWorklistConnectionコマンドを使用します。「addWorklistConnection」を参照してください。

Webcenter Spacesワークフローに対して使用されるBPELサーバー接続を指定するには、setSpacesWorkflowConnectionNameコマンドを使用します。「setSpacesWorkflowConnectionName」を参照してください。

構文

setBPELConnection(appName, name, [url, policy, recipientKeyAlias, linkUrl, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存のBPELサーバー接続の名前を示します。

url

オプション。BPELサーバーにアクセスするために必要なURLを示します。

使用するフォーマットは、<protocol>://<host>:<port>です。

BPELサーバーのURLは、WebCenter Portalアプリケーション内で一意である必要があります。

policy

オプション。この接続は、認証のために使用するSAMLトークン・ポリシーを示します。任意の有効なポリシーを入力します。有効な値は次のとおり。

  • oracle/wss10_saml_token_client_policy: デフォルトのメッセージ保護されていないポリシーでBPELサーバーにアクセスする場合に使用します。

  • oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_client_policy: メッセージ保護されたポリシーでBPELサーバーにアクセスする場合に使用します。選択した場合は、WebCenter PortalアプリケーションとBPELアプリケーションの両方にキーストアを構成する必要があります。

  • GPA: グローバル・ポリシー・アタッチメント(GPA)がサポートされている環境の場合に使用します。

この引数を指定しない場合、接続はデフォルトでoracle/wss10_saml_token_client_policyになります。

recipientKeyAlias 

オプション。メッセージ保護SAMLポリシー認証に使用される受信者キー別名。BPELサーバー接続が認証用にSAMLトークン・ポリシーを使用しており、アプリケーションのワークリスト・サービスが複数のBPELサーバー接続を使用している場合にのみ必要です。

デフォルトは、nullです。

Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイドのWebCenter Portalアプリケーションおよびコンポーネント用のWS-Securityの構成に関する項も参照してください。

linkUrl 

オプション。BPELサーバーにリンクするために使用されるURL。url引数と異なる場合にのみ必要です。たとえば、SSOまたはHTTPSが構成されている場合です。protocol://host:portの形式を使用します。

たとえば、http://mySSO.host.com:7777です。

デフォルトは、nullです。

パフォーマンス上の理由から、HTTPSまたはSSO環境では、Link URLには、HTTPSまたはSSO Webサーバーを介したBPELワークリスト・アイテムへのユーザー・アクセスを指定し、BPEL SOAP URLには、HTTPSまたはSSO Webサーバーを介したリダイレクションを使用しないBPEL Webサービスへの直接アクセスを指定します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、WebCenter Worklistという名前の接続のBPELサーバーURL、セキュリティ・ポリシー、受信者キー別名およびリンクURLを更新します。

wls:/weblogic/serverConfig> setBPELConnection(appName='webcenter', 
name='WebCenter Worklist',url='http://myhost.com:6666', policy='oracle/wss10_
saml_token_with_message_protection_client_policy', recipientKeyAlias='myalias', linkUrl='http://mySSO.com:7777')

次の例では、グローバル・ポリシー・アタッチメント(GPA)を使用するようにセキュリティ・ポリシーを変更します。

wls:/weblogic/serverConfig> setBPELConnection(appName='webcenter', 
name='WebCenter Worklist', policy='GPA')

listBPELConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

このコマンドは、引数を指定せずに使用すると、特定のWebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているすべてのBPEL接続を一覧表示します。現在、接続を使用していない場合も、すべてのBPEL接続が指定されます。

構文

listBPELConnections(appName, [verbose], [name], [server], [applicationVersion]) 
引数 定義
appName

BPELサーバー接続を一覧表示するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

verbose

オプション。BPELサーバー接続の詳細情報を冗長モードで表示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、listBPELConnectionsによって、構成されているすべてのBPELサーバー接続およびそれらの詳細が一覧表示されます。0に設定した場合、listBPELConnectionsによって、接続名のみ一覧表示されます。この引数のデフォルトは、0

この引数を0に設定した場合、name引数を指定しないでください。

name

オプション。既存のBPELサーバー接続の名前を示します。この引数を使用して、特定の接続の詳細情報を表示できます。

すべての接続を表示するには、name引数を省略します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、WebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているすべてのBPELサーバー接続の名前を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listBPELConnections(appName='webcenter')
  ------------------
  WebCenter Worklist
  ------------------
  ------------------
  Human Resources Worklist
  ------------------

次の例では、WebCenter Portalアプリケーションに対して構成されているすべてのBPELサーバー接続の名前および詳細を一覧表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listBPELConnections(appName='webcenter', verbose=1)  
  ------------------
  WebCenter Worklist
  ------------------
  Connection Name: WebCenter Worklist
  PolicyURI:oracle/wss10_saml_token_client_policy
  URL:http://myhost.com:8001
  ------------------
  Human Resources Worklist
  ------------------
  Connection Name: Human Resources Worklist
  PolicyURI:oracle/wss10_saml_token_client_policy
  URL:http://myhost.com:8888
  ------------------

addWorklistConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

ワークリスト・サービスの 既存のBPELサーバー接続を有効に設定します。ワークリスト・サービスは、複数の接続をサポートしているので、WebCenter Portalユーザーは様々なBPELサーバーからの割当ておよび通知を監視および管理できます。

名前には、既存のBPELサーバー接続を指定する必要があります。

構文

addWorklistConnection(appName, name,[verbose, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存のBPELサーバー接続の名前を示します。

verbose

オプション。一致するBPELサーバー接続が存在するかどうかを示す出力を表示し、接続詳細を表示します。1では冗長モードがオンになり、0では冗長モードがオフになります。この引数のデフォルトは、0

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、ワークリスト・サービスのHuman Resources Worklist接続を有効に設定します。

wls:/weblogic/serverConfig> addWorklistConnection(appName='webcenter', 
name='Human Resources Worklist', verbose=1)
  Human Resources Worklist successfully added to WorkList
  ------------------
  Human Resources Worklist
  ------------------
  Connection Name: Human Resources Worklist
  PolicyURI:oracle/wss10_saml_token_client_policy
  URL:http://myhost.com:8888

次の例も、ワークリスト・サービスのHuman Resources Worklist接続を有効に設定します。

wls:/weblogic/serverConfig> addWorklistConnection(appName='webcenter', 
name='Human Resources Worklist', verbose=1)
  Human Resources Worklist successfully added to WorkList
  ------------------
  Human Resources Worklist
  ------------------
  Connection Name: Human Resources Worklist
  PolicyURI:oracle/oracle/wss10_saml_token_client_policy
  URL:http://myhost.com:8888

removeWorklistConnection

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

現在、ワークリスト・サービスで使用中のBPELサーバー接続を無効に設定します。接続に関する情報が保持されますが、ワークリスト・サービスには、指定した接続を使用できなくなっています。

構文

removeWorklistConnection(appName, name, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

name

既存のBPELサーバー接続の名前を示します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、ワークリスト・サービスのWebCenter Worklistという名前のBPELサーバー接続を無効に設定します。

wls:/weblogic/serverConfig> removeWorklistConnection(appName='webcenter', 
name='WebCenter Worklist')
  WebCenter Worklist successfully removed from WorkList

listWorklistConnections

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

このコマンドは、引数を指定せずに使用すると、指定したWebCenter Portalアプリケーションのワークリスト・サービスに対して構成されているすべてのBPELサーバー接続を一覧表示します。

構文

listWorklistConnections(appName, [verbose],[name], [server], 
[applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行する対象のWebCenter Portalアプリケーションの名前。

verbose

オプション。BPELサーバー接続の詳細情報を冗長モードで表示します。有効なオプションは、1 (true)および0 (false)です。1に設定した場合、listWorklistConnectionsによって、ワークリスト・サービスに対して構成されているBPELサーバーのすべての接続およびその詳細が一覧表示されます。0に設定した場合、listWorklistConnectionsによって、接続名のみ一覧表示されます。この引数のデフォルトは、0

この引数を0に設定した場合、name引数を指定しないでください。

name

オプション。既存のBPELサーバー接続の名前を示します。この引数を使用して、特定の接続の詳細情報を表示できます。

すべての接続を表示するには、name引数を省略します。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例は、ワークリスト・サービスに対して設定したすべてのBPELサーバー接続の名前を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listWorklistConnections(appName='webcenter')
  ------------------
  WebCenter Worklist
  ------------------

次の例は、ワークリスト・サービスに対して設定したすべてのBPELサーバー接続の名前および接続に関する詳細情報を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> listWorklistConnections(appName='webcenter', verbose=1)
  ------------------
  WebCenter Worklist
  ------------------
  Connection Name: WebCenter Worklist
  PolicyURI:oracle/wss10_saml_token_client_policy
  URL:http://myhost.com:8001

次の例は、MyWorklistという名前のBPELサーバー接続の詳細情報を表示します。現在、ワークリスト・サービスでは、MyWorklistを使用するように設定していないので、適当なメッセージが表示されます。

wls:/weblogic/serverConfig> listWorklistConnections(appName='webcenter', 
verbose=1, name='MyWorklist')
  ------------------
  The following connection is not in the ADF Worklist:MyWorklist

スペース・アプリケーション

表10-27に示すコマンドを使用して、スペース・アプリケーションに対するワークフロー設定およびメタデータを管理します。

表10-27 スペース・アプリケーションWLSTコマンド

コマンド 説明 WLSTの使用状況

getSpacesWorkflowConnectionName

スペース・アプリケーションが内部ワークフローに対して使用しているBPELサーバー接続の名前を返します。

オンライン

setSpacesWorkflowConnectionName

スペース・ワークフローに対して使用されるBPELサーバー接続を指定します。

オンライン

refreshGroupSpaceCache


個々のスペースのメタデータ(MDS内)およびスペース・セキュリティ・データをスペース・キャッシュに移行します。

オンライン

refreshSpaceTemplateCache


個々のスペース・テンプレートのメタデータ(MDS内)およびスペース・テンプレート・セキュリティ・データをスペース・テンプレート・キャッシュに移行します。

オンライン


getSpacesWorkflowConnectionName

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

スペース・アプリケーションが内部ワークフロー(スペース・メンバーシップの通知、スペース・サブスクリプションのリクエストなど)で現在使用している、BPELサーバー接続の名前を返します。

構文

getSpacesWorkflowConnectionName(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

スペース・アプリケーションの名前、常にwebcenterです。

server

オプション。スペース・アプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。スペース・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、スペース・アプリケーションが内部ワークフローに対して現在使用しているBPELサーバー接続の名前を示します。

wls:/weblogic/serverConfig> getSpacesWorkflowConnectionName(appName='webcenter')
WorkflowConfigConnectionName: WebCenter-Worklist

setSpacesWorkflowConnectionName

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

スペース・アプリケーションが内部ワークフローに対して使用するBPELサーバー接続を指定します。スペース・アプリケーションでは、Oracle SOA Suiteに同梱されているBPELサーバーを使用して、内部ワークフロー(スペース・メンバーシップの通知、スペース・サブスクリプションのリクエストなど)をホスティングします。ここで指定された接続の名前は、有効なBPELサーバー接続である必要があります。


注意:

このWLSTコマンドを使用して行った構成変更は、スペース・アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動した後のみ有効になります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイド』を参照してください。


構文

setSpacesWorkflowConnectionName(appName, name, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

スペース・アプリケーションの名前、常にwebcenterです。

name

既存のBPEL接続の名前を示します。

server

オプション。スペース・アプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。スペース・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、スペース・アプリケーションが、その内部ワークフローのためにWebCenter-Worklistという名前のBPELサーバー接続を使用することを指定します。

wls:/weblogic/serverConfig>setSpacesWorkflowConnectionName(appName='webcenter', 
name='WebCenter-Worklist')

refreshGroupSpaceCache

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

個々のスペースのメタデータ(MDS内)およびスペース・セキュリティ・データ(ポリシー・ストア内)をスペース・キャッシュに移行します。

WebCenter Spaces 11.1.1.2.0 (およびそれ以降)では、スペース・メタデータおよびセキュリティ関連データを格納するために表(スペース・キャッシュと呼ぶ)を使用します。WebCenter Spaces 11.1.1.1.0から11.1.1.2.0に移行する場合、refreshGroupSpaceCacheコマンドを実行して、既存のスペース・データがすべて新しいスペース・キャッシュに移行されるようにする必要があります。

構文

refreshGroupSpaceCache(appName, [spaceNames, syncMode, updateType, cleanCache, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

スペース・アプリケーションの名前、常にwebcenterです。

spaceNames

オプション。リフレッシュする1つ以上のスペース(グループ・スペース)の名前。

MDS内のすべてのスペースをリフレッシュするには、spaceNames= ''と入力します。

選択したスペースをリフレッシュするには、1つ以上のスペース名をカンマで区切って入力します。たとえば、spaceNames='MyGroupSpace1,MyGroupSpace'とします。

updateType

オプション。リフレッシュするデータのタイプを示します。有効な値は、securitymetadataallです。デフォルト値はsecurityです。

  • security: ポリシー・ストアに格納されているセキュリティ・データでキャッシュをリフレッシュします。格納されているセキュリティ・データには、そのスペースのメンバー・データ、スペースがパブリックかどうか、およびAuthenticated-Userロール(前のリリースでは、このロールはSpaces-Userという名前でした)を割り当てられているユーザーがスペースにアクセスできるかどうかが含まれます。

  • metadata: MDSに格納されているスペース関連メタデータでキャッシュをリフレッシュします。格納されるデータには、表示名、キーワード、アイコン、ロゴなどメタデータ情報が含まれます。

  • all: MDSおよびポリシー・ストアに格納されているデータでキャッシュをリフレッシュします。

syncMode

オプション。スペース・アプリケーションを同期モードと非同期モードのいずれでリフレッシュするのかを示します。

有効な値は1および0です。デフォルト値は1です。

1に設定した場合、リフレッシュ・プロセスは同期モードで実行されます。

0に設定した場合、リフレッシュは非同期です。つまり、新しいスレッドがリフレッシュ・プロセスのために生成されます。

同期モードをお薦めします。

cleanCache

オプション。スペース・キャッシュをクリアするかどうかを示します。有効な値は1および0です。デフォルト値は0です。

0に設定した場合、リフレッシュ操作中にスペース・アプリケーションの内容はクリアされません。

移行の場合、この値は常に0に設定します。

1の値は、アプリケーション全体をインポートする場合にのみ使用します。その場合、スペース・キャッシュで使用可能なデータ全体が上書きされます。

server

オプション。スペース・アプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。スペース・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、同期モードですべてのスペース関連のメタデータ(MDS内)およびセキュリティ・データ(ポリシー・ストア内)を含めるようにキャッシュを更新します。

wls:/weblogic/serverConfig>refreshGroupSpaceCache(appName='webcenter',
spaceNames='', syncMode=1, updateType='all', cleanCache=0)
wls:/weblogic/serverConfig>refreshGroupSpaceCache(appName='webcenter')

次の例では、MyGroupSpace1MyGroupSpace2という2つのスペースのスペース関連のメタデータ(MDS内)およびセキュリティ・データ(ポリシー・ストア内)を含めるようにスペース・キャッシュを更新します。キャッシュは同期モードでリフレッシュされます。

wls:/weblogic/serverConfig>refreshGroupSpaceCache(appName='webcenter',
spaceNames='MyGroupSpace1,MyGroupSpace2')

refreshSpaceTemplateCache

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

個々のスペース・テンプレートのメタデータ(MDS内)およびテンプレート・セキュリティ・データ(ポリシー・ストア内)をスペース・テンプレート・キャッシュに移行します。

WebCenter Spaces 11.1.1.2.0 (およびそれ以降)では、スペース・テンプレート・メタデータおよびセキュリティ関連データを格納するために表(スペース・テンプレート・キャッシュと呼ぶ)を使用します。WebCenter Spaces 11.1.1.1.0から11.1.1.2.0に移行する場合、refreshSpaceTemplateCacheコマンドを実行して、既存のテンプレート・データがすべて新しいスペース・テンプレート・キャッシュに移行されるようにする必要があります。

構文

refreshSpaceTemplateCache(appName, [spaceTemplateNames, syncMode, updateType, cleanCache, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

スペース・アプリケーションの名前、常にwebcenterです。

spaceNames

オプション。リフレッシュする1つ以上のスペース・テンプレートの名前。

MDS内のすべてのスペース・テンプレートをリフレッシュするには、spaceTemplateNames= ''と入力します。

選択したスペース・テンプレートをリフレッシュするには、1つ以上のテンプレート名をカンマで区切って入力します。たとえば、spaceNames='MySpaceTemplate1,MySpaceTemplate'とします。

updateType

オプション。リフレッシュするデータのタイプを示します。有効な値は、securitymetadataallです。デフォルト値はsecurityです。

  • security: ポリシー・ストアに格納されているセキュリティ・データでキャッシュをリフレッシュします。格納されているセキュリティ・データには、そのスペース・テンプレートのメンバー・データ、スペース・テンプレートがパブリックかどうか、およびAuthenticated-Userロール(前のリリースでは、このロールはSpaces-Userという名前でした)を割り当てられているユーザーがスペース・テンプレートにアクセスできるかどうかが含まれます。

  • metadata: MDSに格納されているスペース・テンプレート関連メタデータでキャッシュをリフレッシュします。格納されるデータには、表示名、キーワード、アイコン、ロゴなどメタデータ情報が含まれます。

  • all: MDSおよびポリシー・ストアに格納されているデータでスペース・テンプレート・キャッシュをリフレッシュします。

syncMode

オプション。スペース・アプリケーションを同期モードと非同期モードのいずれでリフレッシュするのかを示します。

有効な値は1および0です。デフォルト値は1です。

1に設定した場合、リフレッシュ・プロセスは同期モードで実行されます。

0に設定した場合、リフレッシュは非同期です。つまり、新しいスレッドがリフレッシュ・プロセスのために生成されます。

同期モードをお薦めします。

cleanCache

オプション。スペース・テンプレート・キャッシュをクリアするかどうかを示します。有効な値は1および0です。デフォルト値は0です。

0に設定した場合、リフレッシュ操作中にスペース・アプリケーションの内容はクリアされません。

移行の場合、この値は常に0に設定します。

1の値は、アプリケーション全体をインポートする場合にのみ使用します。その場合、スペース・テンプレート・キャッシュで使用可能なデータ全体が上書きされます。

server

オプション。スペース・アプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。スペース・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、同期モードですべてのスペース・テンプレート関連のメタデータ(MDS内)およびセキュリティ・データ(ポリシー・ストア内)を含めるようにキャッシュを更新します。

wls:/weblogic/serverConfig>refreshSpaceTemplateCache(appName='webcenter',
spaceTemplateNames='', syncMode=1, updateType='all', cleanCache=0)
wls:/weblogic/serverConfig>refreshSpaceTemplateCache(appName='webcenter')

次の例では、MySpaceTemplate1MySpaceTemplate2という2つのスペース・テンプレートのスペース・テンプレート関連のメタデータ(MDS内)およびセキュリティ・データ(ポリシー・ストア内)を含めるようにスペース・テンプレート・キャッシュを更新します。キャッシュは同期モードでリフレッシュされます。

wls:/weblogic/serverConfig>refreshSpaceTemplateCache(appName='webcenter',
spaceNames='MySpaceTemplate1,MySpaceTemplate2')

WebCenter Portalアイデンティティ・ストア

表10-28に示すコマンドを使用して、WebCenter Portalアプリケーションのアイデンティティ・ストアを検索するためのオプションを構成します。

表10-28 WebCenter Portalアイデンティティ・ストアWLSTコマンド

コマンド 説明 WLSTの使用状況

setWebCenterIdStoreSearchConfig

WebCenter Portalアプリケーションのアイデンティティ・ストアを検索するための構成オプションを変更します。

オンライン

listWebCenterIdStoreSearchConfig

WebCenter Portalアプリケーションのアイデンティティ・ストアを検索するための現在の構成オプションを一覧表示します。

オンライン

startSyncProfiles


LDAPストア内のプロファイル情報を、WebCenter Portalデータベース・スキーマと同期します。

オンライン

stopSyncProfiles


プロファイル同期プロセスを停止します。

オンライン

isSyncProfilesRunning


プロファイルの同期が進行中かどうかを確認します。

オンライン

syncProfile


特定のユーザーのプロファイル情報を同期します。

オンライン

setProfileCacheNumberOfObjects


キャッシュするプロファイル・オブジェクトの数を設定します。

オンライン

setProfileSyncLDAPReadBatchSize


プロファイル同期LDAPバッチ読取りサイズを設定します。

オンライン

setProfileCacheTimeToLive


プロファイルをプロファイル・キャッシュに保持する時間を分単位で設定します。

オンライン

setProfilePhotoSync


LDAPのユーザー・プロファイル写真を同期するかどうかを指定します。

オンライン

printProfileConfig


プロファイル・キャッシュ構成値を出力します。

オンライン


setWebCenterIdStoreSearchConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

WebCenter Portalアプリケーションのアイデンティティ・ストアを検索するための構成オプションを変更します。これらの設定を使用して、WebCenter Portalアプリケーションでのアイデンティティ・ストアの(ユーザーおよびロールの)検索を最適化します。

アイデンティティ・ストアの検索パラメータはadf-config.xmlに格納されています。検索パラメータを指定しない場合、それは変更されません。

構文

setWebCenterIdStoreSearchConfig(appName,[narrowSearchTimeout, broadSearchTimeout, maxSearchFilters, maxFetchRecords, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

narrowSearchTimeout

オプション。アイデンティティ・ストアから単一のユーザーをフェッチするなど、小さい単純な検索に対して許容される最大時間(ミリ秒単位)。初期状態でのデフォルトは30000ミリ秒です。

broadSearchTimeout

オプション。名前パターンに一致するユーザーおよびロールを返すなど、大きな結果セットを返すために許容される最大時間(ミリ秒単位)。初期状態でのデフォルトは60000です。

maxSearchFilters

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのアイデンティティ・ストアに許容される検索フィルタの数。初期状態では最大許容数は100です。

いくつかのアイデンティティ・ストアの検索は、LDAP検索コールに変換される検索フィルタを使用して実行されます。関連付けられているLDAPサーバーによって検索条件が制限される場合は、そのLDAPサーバー設定に一致するようにmaxSearchFiltersプロパティを設定できます。

maxFetchRecords

オプション。各検索問合せから返されるレコードの最大数。初期状態でのデフォルトは100です。

この設定の値は、LDAPサーバーのパフォーマンスに影響を与えるため、この検索結果制限を増やす場合はそれを考慮してください。

LDAPサーバーではそれ自体の検索結果制限が適用されるため、実際に使用される制限は、2つの値のうち、より小さい方になります。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、両方のアイデンティティ・ストア検索タイムアウトを増やします。

wls:/weblogic/serverConfig>setWebCenterIdStoreSearchConfig(appName='webcenter', narrowSearchTimeout=60000, broadSearchTimeout=100000);

次の例では、返されるレコードの最大数を100に制限します。

wls:/weblogic/serverConfig>setWebCenterIdStoreSearchConfig(appName='webcenter', maxFetchRecords=100);

listWebCenterIdStoreSearchConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

WebCenter Portalアプリケーションのアイデンティティ・ストアを検索するための現在の構成オプションを一覧表示します。

アイデンティティ・ストアの検索パラメータはadf-config.xmlに格納されています。

構文

listWebCenterIdStoreSearchConfig(appName,[server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、webcenterという名前のWebCenter Portalアプリケーションのアイデンティティ・ストア検索構成情報を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>listWebCenterIdStoreSearchConfig(appName='webcenter');
-----------------
User role search configuration parameters
-----------------
Narrow search timeout    : 30000
Broad search timeout     : 60000
Maximum search filters   : 100
Maximum records to fetch : 200

startSyncProfiles

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

LDAPストア内のプロファイル情報を、WebCenter Portalデータベース・スキーマと同期します。

構文

startSyncProfiles(appName)
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。


次の例では、webcenterという名前のアプリケーションのユーザー・プロファイルを同期します。

wls:/weblogic/serverConfig>startSyncProfiles(appName='webcenter')

stopSyncProfiles

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

プロファイル同期プロセスが現在進行中の場合は、それを停止します。

構文

stopSyncProfiles(appName)
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。


次の例では、webcenterという名前のアプリケーションのプロファイル同期プロセスを停止します。

wls:/weblogic/serverConfig>stopSyncProfiles(appName='webcenter')

isSyncProfilesRunning

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

プロファイルの同期が進行中かどうかを確認します。

構文

isSyncProfilesRunning(appName)
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。


次の例では、webcenterという名前のアプリケーションに対して、プロファイル同期が進行中かどうかを確認します。

wls:/weblogic/serverConfig>isSyncProfilesRunning(appName='webcenter')

syncProfile

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

LDAPストア内の特定のユーザーのプロファイル情報を、WebCenter Portalスキーマと同期します。

構文

syncProfile(appName, userName) 
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

userName

プロファイル情報を同期するユーザーの名前。


次の例では、montyという名前のユーザーのプロファイル情報を同期します。

wls:/weblogic/serverConfig>syncProfile(appName='webcenter', userName='monty')

setProfileCacheNumberOfObjects

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

プロファイル・キャッシュにキャッシュするプロファイル・オブジェクトの最大数を設定します。

構文

setProfileCacheNumberOfObjects(appName, noOfObjects) 
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

noOfObjects

キャッシュするプロファイル・オブジェクトの数。デフォルト値は1000です。


次の例では、キャッシュのサイズを2000プロファイルに増やします。

wls:/weblogic/serverConfig>setProfileCacheNumberOfObjects(appName='webcenter', noOfObjects=2000)

setProfileSyncLDAPReadBatchSize

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

プロファイル同期LDAPバッチ読取りサイズを設定します。

構文

setProfileSyncLDAPReadBatchSize(appName, batchSize) 
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

batchSize

LDAPバッチ読取りサイズ。デフォルト値は1000です。


次の例では、バッチ・サイズを2000LDAPプロファイルに増やします。

wls:/weblogic/serverConfig>setProfileSyncLDAPReadBatchSize(appName='webcenter', batchSize=2000)

setProfileCacheTimeToLive

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

プロファイルをプロファイル・キャッシュに保持する時間を分単位で設定します。

構文

setProfileCacheTimeToLive(appName, timeToLive) 
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

timeToLive

プロファイル・キャッシュでのプロファイル・オブジェクトの存続時間(分単位)。デフォルト値は、60分です。


次の例では、プロファイル・オブジェクトがキャッシュされる時間の長さを減らします。

wls:/weblogic/serverConfig>setProfileCacheTimeToLive(appName='webcenter', timeToLive=30)

setProfilePhotoSync

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

LDAPの最新のユーザー・プロファイル写真をWebCenter Portalのプロファイル・キャッシュと同期するかどうかを指定します。同期を有効にすると、プロファイル・キャッシュが失効したときにプロファイル写真が同期されます。同期を無効にすると、プロファイル写真はWebCenter Portalのプロファイル・キャッシュと同期されません。


注意:

WLSTコマンドsetProfileCacheTimeToLiveは、プロファイル・オブジェクトがキャッシュで存続する時間の長さを定義します。


構文

setProfilePhotoSync(appName, enablePhotoSync)
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

enablePhotoSync

LDAPのユーザー・プロファイル写真を定期的に同期するかどうかを指定します。有効な値は1および0です。

  • 1: ユーザー・プロファイル写真を定期的に同期します(WebCenter Portalのプロファイル・キャッシュが失効した後)。

  • 0: LDAPのプロファイル写真をWebCenter Portalのプロファイル・キャッシュと自動的に同期しません。WebCenter Portalユーザーは、プロファイル・ページから新しい写真を手動でアップロードする必要があります。

デフォルト値は1です。


次の例では、スペース・アプリケーションでプロファイル写真の同期が有効化されています。

wls:/weblogic/serverConfig>setProfilePhotoSync(appName='webcenter', enablePhotoSync=1)

printProfileConfig

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

プロファイル・キャッシュ構成値を出力します。

構文

printProfileConfig(appName) 
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。


次の例では、webcenterという名前のアプリケーションの現在のプロファイル・キャッシュ構成を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig>printProfileConfig(appName='webcenter')

WebCenter Portalのインポートとエクスポート

表10-29に示すコマンドを使用して、Frameworkアプリケーションと関連付けられているスペース・アプリケーションおよびプロデューサ・メタデータをエクスポートおよびインポートします。

表10-29インポートとエクスポートWLSTコマンド

コマンド 説明 WLSTの使用状況

exportWebCenterApplication

スペース・アプリケーションをエクスポート・アーカイブにエクスポートします。

オンライン

importWebCenterApplication

スペース・アプリケーションをエクスポート・アーカイブからインポートします。

オンライン

exportGroupSpaces


1つ以上のスペースをエクスポート・アーカイブにエクスポートします。

オンライン

exportGroupSpaceTemplates


1つ以上のスペース・テンプレートをエクスポート・アーカイブにエクスポートします。

オンライン

importGroupSpaces


1つ以上のスペースまたはスペース・テンプレートをエクスポート・アーカイブからインポートします。

オンライン

setSpaceState


スペースをオフラインにするか、スペースをオンラインにします。

オンライン

exportWebCenterResource


ポータル・リソースをエクスポート・アーカイブ(.EAR)にエクスポートします。

オンライン

importWebCenterResource


ポータル・リソースをエクスポート・アーカイブ(.EAR)からインポートします。

オンライン

exportPortletClientMetadata


(Frameworkアプリケーションのみ。)エクスポート・アーカイブにポートレット・クライアント・メタデータおよびプロデューサのカスタマイズとパーソナライズをエクスポートします。

オンライン

importPortletClientMetadata


(Frameworkアプリケーションのみ。)エクスポート・アーカイブからポートレット・クライアント・メタデータおよびプロデューサのカスタマイズとパーソナライズをインポートします。

オンライン

importWebCenterTranslations


スペース・アプリケーションに対する変換をインポートします。

オンライン

showProducerImportFailures


メタデータのインポートが失敗したプロデューサの名前およびそれらの失敗の理由を表示します。

オンライン

retryAllFailedProducerImports


残りのプロデューサ・メタデータのインポートを試行します。

オンライン


exportWebCenterApplication

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

(スペース・アプリケーションのみ)指定したファイル名を使用して、スペース・アプリケーションをエクスポート・アーカイブ( .EAR)にエクスポートします。

構文

exportWebCenterApplication(appName, fileName, [exportCustomizations, exportData, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するスペース・アプリケーションの名前。

fileName

エクスポートを書き込む必要があるエクスポート・アーカイブEARファイルの名前を示します。

exportCustomizations

オプション。アプリケーション・レベルのカスタマイズをエクスポートするかどうかを指定します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。

1: 1に設定すると、アプリケーションのカスタマイズがエクスポート・アーカイブに追加されます。インポートすると、ターゲットのカスタマイズが上書きされます。

0: 0に設定すると、アプリケーションのカスタマイズはエクスポートされません。インポートしても、ターゲットでシステム・ページ、タスク・フロー、リソースなどに行われた既存のカスタマイズはそのまま保たれます。

この引数のデフォルトは、1

exportData

オプション。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。

1: 1に設定すると、スペース・データベースに格納されているデータ(アクティビティ・ストリーム、イベント、フィードバック、リスト、リンク、メッセージ・ボード、ピープル・コネクション、プロファイルおよびタグ)がエクスポートされます。MDSリポジトリに格納されているデータもエクスポートされます。インポートすると、ターゲットのデータがエクスポート・アーカイブのデータで上書きされます。

0: 0に設定すると、スペース・データはエクスポートされません。インポートしても、ターゲットに存在するスペース・データはそのまま保たれます。

この引数のデフォルトは、0

server

オプション。スペース・アプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。スペース・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、スペース・アプリケーションおよびすべての可能なデータをmyExport.earという名前のファイルにエクスポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> exportWebCenterApplication(appName='webcenter', 
fileName='myExport.ear', exportCustomizations=1, exportData=1)

次の例では、テスト・アプリケーションをエクスポートします。この場合、テスト時に作成したデータ(リスト、スペース・イベント、リンク、タグなど)は不要です。

wls:/weblogic/serverConfig> exportWebCenterApplication(appName='webcenter', 
fileName='export.ear')

importWebCenterApplication

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

(スペース・アプリケーションのみ)スペース・アプリケーションをエクスポート・アーカイブ・ファイルからサーバーにインポートします。

スペース・アプリケーションのインポート後、アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーを再起動する必要があります。

構文

importWebCenterApplication(appName, fileName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するスペース・アプリケーションの名前。

fileName

インポートする必要があるエクスポート・アーカイブの名前。

server

オプション。スペース・アプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。スペース・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、エクスポート・アーカイブmyExport.earからスペース・アプリケーションをインポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> importWebCenterApplication(appName='webcenter', 
fileName='myExport.ear')

exportGroupSpaces

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

(スペース・アプリケーションのみ)指定したファイル名を使用して、1つ以上の指定したスペースをエクスポート・アーカイブ(.EAR)にエクスポートします。

スペース関連データ*、アプリケーションのカスタマイズ、およびセキュリティ情報がエクスポート・アーカイブに含まれています。

*スペース・データベースに格納されている内部スペース関連データのみがエクスポートされます。たとえば、アクティビティ・ストリーム、イベント、フィードバック、リスト、リンク、メッセージ・ボード、ピープル・コネクション、プロファイル、タグなど、WebCenter Portalサービスに関連付けられているデータです。

エクスポート・プロセス中にデータの競合が発生しないように、一時的でも、スペースをオフラインにする必要があります。


注意:

このコマンドを使用してホーム・スペースをエクスポートすることはできません。


構文

exportGroupSpaces(appName, fileName, names, [forceOffline, exportContentDirectory, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を行うスペース・アプリケーションの名前。常にwebcenterです。

fileName

エクスポートを書き込むローカル・ファイルの名前を示します。

names

エクスポートするスペースの名前。複数のスペース名をカンマで区切ります。

例: names='sales, finance'

注意: ここに表示名を入力しないてください。スペースURLに指定されているスペース名を入力する必要があります。スペース名は「スペースについて」ダイアログで確認できます。

forceOffline

オプション。エクスポート・プロセスを開始する前にスペースをオフラインにするかどうかを指定します。有効な値は1および0です。

  • 1は、エクスポート・プロセスを開始する前にスペースをオフラインにします。

  • 0は、スペースのエクスポートを試行します。現在1つ以上のスペースがオンラインの場合、情報メッセージによってスペースをオフラインにするように要求されます。

デフォルトは0です。

exportContentDirectory

オプション。ポータル・リソース用のコンテンツ・ディレクトリ・ファイルをエクスポートするかどうかを示します。有効な値は1および0です。

  • 1 ポータル・リソースに関連付けられているコンテンツ・ディレクトリ全体をエクスポートします。

  • 0 すべてのポータル・リソース・コンテンツ・ディレクトリを除外します。除外した場合は、選択したスペースで使用するポータル・リソースのファイルを手動で移行できます。

デフォルトは0です。

注意: スペース・アプリケーションでは、ポータル・リソース・コンテンツを1つの共有コンテンツ・ディレクトリ(oracle\webcenter\siteresources\scopedMD\shared)に格納します。このディレクトリ全体がエクスポートされます。選択したスペースに固有のコンテンツをインポートすることはできません。

server

オプション。スペース・アプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。スペース・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、2つのスペース(mySpace1およびmySpace2)をwebcenterという名前のスペース・アプリケーションからエクスポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> exportGroupSpaces(appName='webcenter', 
fileName='myExport.ear', names='mySpace1, mySpace2')

次の例では、mySpace1およびmySpace2をオフラインにして、両方のスペースを、それらのポータル・リソースに関連付けられているコンテンツとともに、myExport.earという名前のアーカイブにエクスポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> exportGroupSpaces(appName='webcenter', 
fileName='myExport.ear', names='mySpace1, mySpace2', forceOffline=1, exportContentDirectory=1)

exportGroupSpaceTemplates

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

(スペース・アプリケーションのみ)指定したファイル名を使用して、1つ以上のスペース・テンプレートをエクスポート・アーカイブ(.EAR)にエクスポートします。

構文

exportGroupSpaceTemplates(appName, fileName, names, [exportContentDirectory, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を行うスペース・アプリケーションの名前。常にwebcenterです。

fileName

エクスポートを書き込むローカル・ファイルの名前を示します。

names

エクスポートするスペース・テンプレートの名前。複数のテンプレート名をカンマで区切ります。

exportContentDirectory

オプション。ポータル・リソース用のコンテンツ・ディレクトリ・ファイルをエクスポートするかどうかを示します。有効な値は1および0です。

  • 1 ポータル・リソースに関連付けられているコンテンツ・ディレクトリ全体をエクスポートします。

  • 0 すべてのポータル・リソース・コンテンツ・ディレクトリを除外します。除外した場合は、選択したスペース・テンプレートで使用するポータル・リソースのファイルを手動で移行できます。

デフォルトは0です。

注意: スペース・アプリケーションでは、ポータル・リソース・コンテンツを1つの共有コンテンツ・ディレクトリ(oracle\webcenter\siteresources\scopedMD\shared)に格納します。このディレクトリ全体がエクスポートされます。選択したスペース・テンプレートに固有のコンテンツをインポートすることはできません。

server

オプション。スペース・アプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。スペース・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、2つのスペース・テンプレート(mySpaceTemplate1およびmySpaceTemplate2)をそれらのポータル・リソースに関連付けられているコンテンツとともに、myExport.earという名前のアーカイブにエクスポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> exportGroupSpaceTemplates(appName='webcenter', 
fileName='myExport.ear', names='mySpaceTemplate1, mySpaceTemplate2', exportContentDorectory=1)

importGroupSpaces

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

(スペース・アプリケーションのみ)1つ以上のスペースまたはスペース・テンプレートをエクスポート・アーカイブからインポートします。

注意: インポート・プロセス中にデータの競合が発生しないように、一時的でも、既存のスペースをオフラインにする必要があります。

構文

importGroupSpaces(appName, fileName, [importCustomizations, importSecurity, importData, parentSpace, forceOffline, overwriteContentDirectory, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を行うスペース・アプリケーションの名前。常にwebcenterです。

fileName

インポートするアーカイブ・ファイルの名前。

importCustomizations

オプション。エクスポート・アーカイブからスペース・カスタマイズをインポートするかどうかを示します。有効な値は1および0です。

0に設定した場合:

  • 新しいスペースはカスタマイズなしでインポートされます(つまり、デフォルト・タスク・フローがカスタマイズなしでインポートされ、デフォルトのスペース設定が使用されます)。

  • ターゲット上にすでにI存在しているスペースをインポートする場合、そのターゲット上の既存のカスタマイズが保持されます。

この引数のデフォルトは、1です。

注意: ポートレットおよびページのカスタマイズは、常にインポートされます。

インポートにおいてどのカスタマイズがオプションなのかについては、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter管理者ガイド』のスペースのエクスポートおよびインポートに関する項を参照してください。

importSecurity

オプション。エクスポート・アーカイブからスペース・メンバー詳細をインポートするかどうかを示します。有効な値は1および0です。

1に設定すると、スペースのロールおよび権限が、メンバー詳細およびそれらのロール割当てとともにインポートされます。

0に設定すると、ロールおよび権限のみがインポートされます。このオプションは、ステージ環境と本番環境の間を移行する場合や、テスト・フェーズ中に追加されたメンバー詳細が不要になった場合に便利です。この引数のデフォルトは、1です。

importData

オプション。エクスポート・アーカイブからデータをインポートするかどうかを示します。有効な値は1および0です。

1に設定すると、様々なWebCenter Portalサービスのスペース・データベースに格納されているスペース関連のデータ(アクティビティ・ストリーム、イベント、フィードバック、リスト、リンク、メッセージ・ボード、ピープル・コネクション、プロファイルおよびタグ)がインポートされます。

0に設定すると、このデータは、インポートされません。このオプションは、ステージ環境と本番環境の間を移行する場合や、テスト・データが不要になった場合に便利です。この引数のデフォルトは、1

forceOffline

オプション。インポートする前にスペースをオフラインにします。有効な値は1および0です。

1に設定すると、すべてのスペースがオフラインになります。

この引数のデフォルトは、0です。

parentSpace

オプション。アーカイブでスペースを下に配置する親スペースの名前。指定した場合、インポートされたスペースはその親スペースの子になります。

この引数のデフォルトはnull。親を指定しない場合、アーカイブされたスペースはルート・スペースとしてインポートされます。注意: アーカイブにスペース・テンプレートが含まれている場合、この引数は無視されます。

overwriteContentDirectory

オプション。アーカイブ内のファイルで、ターゲット内の既存のコンテンツ・ディレクトリ・ファイル(ポータル・リソースによって使用される)を上書きするかどうかを指定します。有効な値は1および0です。

  • 1 アーカイブ内のファイルで、ターゲット内のコンテンツ・ディレクトリ・ファイルを上書きします。

  • 0 新しいファイル、つまり、ターゲット・コンテンツ・ディレクトリに存在しないファイルのみをインポートします。

デフォルトは0です。

注意: スペース・アプリケーションでは、ポータル・リソース・コンテンツを1つの共有コンテンツ・ディレクトリ(oracle\webcenter\siteresources\scopedMD\shared)に格納します。このディレクトリ全体がインポートされます。選択したスペース・テンプレートに固有のコンテンツはインポートできません。

server

オプション。スペース・アプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。スペース・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、myExport.earという名前のアーカイブからwebcenterという名前のスペース・アプリケーションにスペースまたはスペース・テンプレートをインポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> importGroupSpaces(appName='webcenter', 
fileName='myExport.ear')

次の例では、myExport.earのターゲット内の既存のスペースをすべてオフラインにし、myExport.ear内のすべてのスペースをSalesスペースの子としてインポートします。スペース・カスタマイズは、ポータル・リソースに関連付けられているコンテンツとともに、ターゲットにインポートされます。テスト・データおよびセキュリティ詳細はインポートされません。

wls:/weblogic/serverConfig> importGroupSpaces(appName='webcenter',
fileName='myExport.ear', importCustomizations=1, importSecurity=0, importData=0, parentSpace="Sales", forceOffline=1, overwriteContentDirectory=1)

exportWebCenterResource

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定したファイル名を使用して、1つのポータル・リソースをエクスポート・アーカイブ(.EAR)にエクスポートします。

構文

exportWebCenterResource(appName, fileName, resourceType, resourceGUID, 
[spaceName, exportContentDirectory, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

fileName

エクスポートを書き込むローカル・ファイルの名前を示します。

resourceType

エクスポートするリソースのタイプ。有効な値は、pageTemplatecontentPresenterpageStylenavigationresourceCatalogskintaskFlowmashupStyleです。

resourceGUID

エクスポートするリソースの一意のID(GUID)。

spaceName

オプション。(スペース・アプリケーションのみ)エクスポートするリソースを含むスペースの名前。この引数を使用して、特定のスペースによって所有されているリソースをエクスポートします。スペース・アプリケーションのアプリケーションレベル・リソースをエクスポートする場合、またはWebCenter Portalアプリケーションのリソースをエクスポートする場合は、この引数を省略します。

この引数のデフォルトはNULLです(アプリケーションレベル・リソースがエクスポートされる)。

exportContentDirectory

オプション。このポータル・リソースと関連付けられているコンテンツ・ディレクトリをエクスポートするかどうかを示します。有効な値は1および0です。

  • 1 ポータル・リソースによって参照されるコンテンツをエクスポートします。個々のファイルではなく、ディレクトリ全体がエクスポートされます。ポータル・リソースが複数のディレクトリの場所のコンテンツを使用する場合、すべてのディレクトリがエクスポートされます。

    たとえば、スキンによって2つのファイル(...\shared\skins\logos\mylogo.gifおよび...\shared\skins\icons\myicon.gif)が参照されている場合、\logosおよび\iconsのコンテンツ全体がエクスポートされます。

  • 0 リソースによって参照されるコンテンツを除外します。除外した場合は、このリソースによって使用されるコンテンツ・ディレクトリまたは個々のファイルを手動で移行できます。

デフォルトは0です。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、ページ・テンプレートをMySpaceから、myPageTemplateExport.earというローカル・ファイルにエクスポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> exportWebCenterResource(appName='webcenter',
fileName='myPageTemplateExport.ear', resourceType='pageTemplate',
resourceGUID='gsr47d9a5ac_7398_439a_97d2_8b54ce905f7e, spaceName='MySpace')

次の例では、スキンを、myPortalAppというWebCenter PortalアプリケーションからmySkinExport.earというローカル・ファイルにエクスポートします。スキンによって参照されるコンテンツ・ディレクトリもエクスポートされます。

wls:/weblogic/serverConfig> exportWebCenterResource(appName='myPortalApp',
fileName='mySkinExport.ear', resourceType='skin',
resourceGUID='gsr47d9a5ac_7398_439a_97d2_8b54ce905f7e, exportContentDirectory=1)

importWebCenterResource

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定したファイル名を使用して、1つのポータル・リソースをエクスポート・アーカイブ(.EAR)からインポートします。

構文

importWebCenterResource(appName, fileName, resourceType, [spaceName, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。

fileName

インポートするアーカイブ・ファイルの名前。

resourceType

インポートするリソースのタイプ。有効な値は、pageTemplatecontentPresenterpageStylenavigationresourceCatalogskin、taskFlow、mashupStyleです。

spaceName

オプション。(スペース・アプリケーションのみ)リソースのインポート先のスペースの名前。

スペース・アプリケーションのアプリケーションレベル・リソースをインポートする場合、またはWebCenter Portalアプリケーションのリソースをインポートする場合は、この引数を省略します。この引数のデフォルトはNULLです(アプリケーションレベル・リソースがインポートされる)。

overwriteContentDirectory

オプション。アーカイブ内のファイルで、ターゲット内の既存のコンテンツ・ディレクトリ(ポータル・リソースによって使用される)を上書きするかどうかを指定します。有効な値は1および0です。

  • 1 アーカイブ内のファイルで、ターゲット内のリソース・コンテンツ・ディレクトリ・ファイルを上書きします。

  • 0 新しいファイル、つまり、ターゲット・コンテンツ・ディレクトリに存在しないファイルのみをインポートします。

デフォルトは0です。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、myPageTemplateExport.earという名前のアーカイブから、スペース・アプリケーション内のMySpaceにページ・テンプレートをインポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> importWebCenterResource(appName='webcenter',fileName='myPageTemplateExport.ear', spaceName='MySpace', resourceType='pageTemplate')

次の例では、mySkinExport.earという名前のアーカイブからmyPortalAppという名前のWebCenter Portalアプリケーションにスキンをインポートします。インポート時に、スキンによって参照されるコンテンツ・ディレクトリが上書きされます。

wls:/weblogic/serverConfig> importWebCenterResource(appName='myPortalApp',fileName='mySkinExport.ear', resourceType='skin', overwriteContentDirectory=1)

exportPortletClientMetadata

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

Frameworkアプリケーションのポートレット・クライアント・メタデータおよびプロデューサのカスタマイズとパーソナライズをエクスポートします。このコマンドは、指定したエクスポート・アーカイブ(.EARファイル)に、すべてのアプリケーションのプロデューサのメタデータをエクスポートします。特定のプロデューサを選択してメタデータをエクスポートすることはできません。

JDeveloperでWebCenter Portal: Frameworkを使用して開発されたWebCenter Portalアプリケーションに関連付けられているプロデューサ・データを移行する場合のみ、このコマンドを使用します。このコマンドはスペース・アプリケーションには使用しないでください。

構文

exportPortletClientMetadata(appName, fileName, [exportPersonalizations, server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するFrameworkアプリケーションの名前。

fileName

エクスポートを書き込む必要があるエクスポート・アーカイブ( .EAR)の名前を示します。

exportPersonalizations

オプション。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。1に設定すると、すべてのプロデューサのパーソナライズがエクスポートされます。0に設定すると、パーソナライズはエクスポートされません。この引数のデフォルトは、1

server

オプション。Frameworkアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。Frameworkアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、myExport.earという名前のエクスポート・アーカイブにポートレット・クライアント・メタデータおよびプロデューサのカスタマイズをエクスポートします。パーソナライズはエクスポートされません。

wls:/weblogic/serverConfig> exportPortletClientMetadata(appName='myApp', 
fileName='myExport.ear', exportPersonalizations=0)

importPortletClientMetadata

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定したエクスポート・アーカイブからポートレット・クライアント・メタデータおよびプロデューサのカスタマイズとパーソナライズをインポートします。

プロデューサのパーソナライズをエクスポートするかどうかはオプションです。指定されたエクスポート・アーカイブにパーソナライズが含まれている場合には、プロデューサのパーソナライズもインポートされます。

JDeveloperでWebCenter Portal: Frameworkを使用して開発されたWebCenter Portalアプリケーションのプロデューサ・データを移行する場合のみ、このコマンドを使用します。このコマンドはスペース・アプリケーションには使用しないでください。

構文

importPortletClientMetadata(appName, fileName, [server, applicationVersion]) 
引数 定義
appName

この操作を実行するFrameworkアプリケーションの名前。

fileName

インポートする必要があるエクスポート・アーカイブの名前。

server

オプション。Frameworkアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。Frameworkアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、myExport.earという名前のWebCenterエクスポート・アーカイブからポートレット・クライアント・メタデータおよびプロデューサのカスタマイズとパーソナライズをインポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> importPortletClientMetadata(appName='app1', 
fileName='myExport.ear')

importWebCenterTranslations

モジュール: Oracle WebCenter

WLSTの使用状況:オンライン

説明

スペース・アプリケーションのみ。スペース・アプリケーションで使用するための変換済コンテンツ(XLFファイル)をMDSおよびWebCenterリポジトリにインポートします。

構文

importWebCenterTranslations(appName, server, mdsRootDir, [applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を行うスペース・アプリケーションの名前。常にwebcenterです。

server

スペース・アプリケーションのデプロイ先のターゲット管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

mdsRootDir

変換済XLFファイルが含まれるファイル・システム上のMDSルート・ディレクトリ。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。この引数は、WebCenterアプリケーションの1つまたは複数のバージョンがデプロイされている場合に必要になります。


次の例では、ディレクトリ/scratch/shared/newmd内の 変換済コンテンツをMDSおよびWebCenter Portalリポジトリにインポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> importWebCenterTranslations(appName='webcenter', 
server='WC_Spaces', mdsRootDir='/scratch/shared/newmd')

setSpaceState

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

(スペース・アプリケーションのみ)スペースをオフラインにするか、スペースをオンラインにします。

構文

setSpaceState(appName, spaceName, offline, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するアプリケーションの名前。スペース・アプリケーションの場合、名前は常にwebcenterです。

spaceName

オフラインまたはオンラインにするスペースの名前。

offline

スペースをオフラインにするか、オンラインに戻すかを指定します。有効な値は1および0です。

  • 1はスペースをオフラインにします。

  • 0はスペースをオンラインにします。

server

オプション。スペース・アプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。スペース・アプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、MySpaceをオフラインにします。

wls:/weblogic/serverConfig> setSpaceState(appName='webcenter', spaceName='MySpace', offline=1)

showProducerImportFailures

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

指定されたWebCenter Portalアプリケーション用の残りのプロデューサのインポートを一覧表示します。デプロイメント後に最初にアプリケーションを起動したときに、アプリケーションによって使用されるプロデューサを使用できない場合、プロデューサのインポートは失敗します。

構文

showProducerImportFailures(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。スペース・アプリケーションの場合、名前は常にwebcenterです。

server

アプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、webcenterという名前のアプリケーションに対するインポートの失敗を表示します。

wls:/weblogic/serverConfig> showProducerImportFailures(appName='webcenter')

retryAllFailedProducerImports

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

残りのプロデューサ・メタデータをインポートします。デプロイメント後に最初にアプリケーションを起動したときに、アプリケーションによって使用されるプロデューサを使用できない場合、プロデューサのインポートが失敗することがあります。このコマンドを使用して、前にメタデータのインポートが失敗したプロデューサのメタデータをインポートします。

構文

retryAllFailedProducerImports(appName, [server, applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。スペース・アプリケーションの場合、名前は常にwebcenterです。

server

WebCenter Portalアプリケーションがデプロイされている管理対象サーバーの名前。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、webcenterという名前のアプリケーションの欠落しているプロデューサ・メタデータをインポートします。

wls:/weblogic/serverConfig> retryAllFailedProducerImports(appName='webcenter')

WebCenter Portalアップグレード

前のWebCenter Portalリリースからアップグレードする場合は、表10-30に示すコマンドを使用します。

Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite、WebCenterおよびADFアップグレード・ガイドも参照してください。

表10-30 WebCenter PortalアップグレードWLSTコマンド

コマンド 説明 WLSTの使用状況

upgradeWebCenterDomain

WebCenter Portalドメインをアップグレードします。

オフライン

upgradeWebCenterPermissions

WebCenter Portal権限をアップグレードします。

オンライン

upgradeWebCenterApplication

WebCenter Portalアプリケーションをアップグレードします。

オンライン


upgradeWebCenterDomain

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オフライン

説明

WebCenter Portalドメインを、11.1.1.2.0または11.1.1.3.0から11.1.1.4.0にアップグレードします。

構文

upgradeWebCenterDomain(domainDirName, [oracleHome], [upgradeCustomSpaces])
引数 定義
domainDirName

ドメインのホーム・ディレクトリのフル・パス。

たとえば、/home/Oracle/Domains/wc_domainです。

oracleHome

オプション。WebCenter PortalのOracleホーム・ディレクトリのパス。

たとえば、/home/Oracle/Middleware/Oracle_WCです。

upgradeCustomSpaces

オプション。custom.webcenter.spaces共有ライブラリをアップグレードするかどうかを決定します。有効な値は、1 (true)および0 (false)です。

スペース・アプリケーションをカスタマイズしており、アップグレードするときにそのカスタマイズを組み込む場合は、1に設定します。

デフォルト値は0です。


次の例では、base_domainという名前のWebCenter Portalドメインをアップグレードします。

wls:/weblogic/serverConfig> upgradeWebCenterDomain(domainDirName='/mw_home/user_project/domains/base_domain');

upgradeWebCenterPermissions

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

スペース・アプリケーションに対する権限をアップグレードします。

このコマンドは、スペース11.1.1.4.0に必要な追加のアプリケーション・ロールを作成し、いくつかの追加の権限を付与します。

構文

upgradeWebCenterPermissions()

次の例では、スペース・アプリケーションに対する権限をアップグレードします。

wls:/weblogic/serverConfig> upgradeWebCenterPermissions();

upgradeWebCenterApplication

モジュール: Oracle WebCenter Portal

WLSTの使用状況:オンライン

説明

スペース・アプリケーションを11.1.1.2.0または11.1.1.3.0から11.1.1.4.0にアップグレードします。

構文

upgradeWebCenterApplication(appName, [server], [applicationVersion])
引数 定義
appName

この操作を実行するWebCenter Portalアプリケーションの名前。スペース・アプリケーションの場合、名前は常にwebcenterです。

server

オプション。WebCenter Portalアプリケーションのデプロイ先の管理対象サーバーの名前。たとえば、WC_Spacesです。

この引数は、同じ名前のアプリケーションが別のサーバーにデプロイされている場合およびクラスタを持っている場合に必要になります。

applicationVersion

オプション。デプロイされたアプリケーションのバージョン番号を示します。WebCenter Portalアプリケーションの複数のバージョンがデプロイされている場合に必要です。


次の例では、スペース・アプリケーションをアップグレードします。

wls:/weblogic/serverConfig> upgradeWebCenterApplication(appName='webcenter');