ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド
11g リリース1 (11.1.1.7.0)
B72084-02
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

51 イベント・サービスの統合

この章では、設計時にWebCenter Portal: Frameworkアプリケーションにイベント・サービスを統合する方法について説明します。

この章には次の項が含まれます

イベントの管理および使用の詳細は、次を参照してください。

51.1 イベント・サービスの概要

Frameworkアプリケーション内で、イベント・サービスは個人用のMicrosoft Exchangeカレンダへのアクセスを提供します。

この項の内容は、次のとおりです。

51.1.1 イベント・サービスの理解

イベント・サービスを使用して、ユーザーは次の操作を行えます。

  • Frameworkアプリケーションで各自のMicrosoft Exchangeカレンダを表示できます。

  • Exchangeカレンダのイベントを作成、編集および削除できます。

  • イベント・タスク・フローのビューを変更して、カレンダ・イベントを月/週/日単位またはリストで表示できます。

  • イベント・タスク・フローをパーソナライズして、イベントを開始時間、第2タイムゾーン、リスト・タイプおよびリスト数に基づいて表示できます

イベント・サービスは、リンク、メール、検索など、多くのWebCenter Portalサービスと統合されます。

図51-1はFrameworkアプリケーション内の個人カレンダの例を示しています。

図51-1 個人カレンダ

個人カレンダ

51.1.2 イベント・サービスの要件

イベント・サービスはMicrosoft Exchange Serverと統合して、個人カレンダへのアクセスを提供します。適切なサーバーをインストールし、構成する必要があります。

Exchange Serverのインストールおよび構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』のイベント・サービスの前提条件に関する項を参照してください。

51.1.3 実行時の処理

実行時に、ユーザーはMicrosoft Exchangeカレンダのイベントを表示できます。

実行時のサービスの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイド』のイベント・サービスの使用に関する項を参照してください。


注意:

『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイド』には、個人イベントとスペース・イベントの両方が記載されています。Frameworkアプリケーションに適用されるのは、個人イベントに関する情報のみです。


51.2 イベント・サービスの基本構成

この項には次のサブセクションが含まれます:

51.2.1 イベント・サービスの構成ロードマップ

この項のフローチャート(図51-2)と表(表51-1)は、Frameworkアプリケーション内でイベント・サービスを動作させるために必要な前提条件とタスクの概要を示しています。

図51-2 WebCenter Portal: Frameworkアプリケーションに対するイベント・サービスの構成

図51-2の説明が続きます Use MS Exchange Server 2007 Use MS Exchange Server 2003 Configure MS Exchange Server 2007 Edit security settings (Optional) Enable SSL Download and install WebCenter Portal's Personal Events Web Service Plug-in Configure MS Exchange 2003 Configure a connection to the Events server in JDeveloper Add an Events task flow to a page in JDeveloper Use JDeveloper Use Fusion Middleware Control Use WLST Use WLS Admin Console Use JDeveloper, then redeploy the application Use Fusion Middleware Control Use WLST Access personal calendar Default
「図51-2 WebCenter Portal: Frameworkアプリケーションに対するイベント・サービスの構成」の説明

表51-1 WebCenter Portal: Frameworkアプリケーションに対するイベント・サービスの構成

アクター タスク サブタスク ノート

管理者

1.WebCenter PortalおよびMicrosoft Exchange Serverをインストールします


MS Exchange Serverは個人カレンダのバックエンド・コンポーネントです


  • MS Exchange Server 2007を使用します

1.a MS Exchange Server 2007を構成します

1.b セキュリティ設定を編集します

1.c (オプション) SSLを有効にします



  • MS Exchange Server 2003を使用します

1.a WebCenter Portalの個人イベントWebサービス・プラグインをダウンロードおよびインストールします

1.b MS Exchange Server 2003を構成します

1.c (オプション) SSLを有効にします


開発者

2.アプリケーションにイベント・サービスを統合します

2.a JDeveloperでイベント・サーバーへの接続を構成します

2.b JDeveloperでページにイベント・タスク・フローを追加します


開発者/

管理者

3.次のいずれかのツールを使用してアプリケーションをデプロイします:

  • JDeveloper (開発者)

  • Fusion Middleware Control (管理者)

  • WLST (管理者)

  • WLS管理コンソール(管理者)



開発者/

管理者

4.次のいずれかのツールを使用して接続パラメータを追加/変更します:

  • JDeveloper、アプリケーションの再デプロイ(開発者)

  • Fusion Middleware Control (管理者)

  • WLST (管理者)



エンド・ユーザー

5.個人カレンダにアクセスします


イベント・タスク・フローで「個人カレンダにログイン」をクリックし、MS Exchangeログイン資格証明を入力します


51.2.2 イベント・サービスの接続の設定

イベント・サービスを利用するには、FrameworkアプリケーションからExchange Serverへの接続を作成しておく必要があります。この操作を行うには、サーバーの接続情報が必要です。

イベント・サービス用のサーバー接続は複数登録できますが、一度にアクティブな接続は1つのみです。


注意:

JDeveloperで設計時にバックエンド・サーバーへの接続を設定できますが、デプロイ後の環境でEnterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用して、後から接続を追加、削除または変更できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』のFusion Middleware Controlを使用したイベント・サーバーの登録に関する項を参照してください。


イベント・サービス用の接続を設定するには:

  1. イベント・サービスを利用するアプリケーションをJDeveloperで開きます。

  2. すべてのアプリケーションで使用可能な接続を作成するには、「リソース・パレット」で「新規」アイコンをクリックし、「接続の作成」を選択し、「WebCenter個人イベント接続」を選択します。

    現在のアプリケーションでのみ使用可能な接続を作成するには、アプリケーション・ナビゲータの「アプリケーション・リソース」パネルで「接続」を右クリックし、「接続の作成」を選択し、「WebCenter個人イベント接続」を選択します。

  3. 「イベント接続の作成」ダイアログの「接続名」フィールドに、たとえばExchangeServerForEventsのように意味のある名前を入力します(図51-3)。

    図51-3 「イベント接続の作成」ダイアログ

    この図は「イベント接続の作成」ダイアログです。
  4. 「WebサービスURL」フィールドに、イベント・アプリケーションを公開するWebサービスのURLを入力します。次の形式を使用します。

    protocol://host:port/appWebServiceInterface/WSName
    

    例:

    http://myexchange.com:80/ExchangeWS/PersonalEventsWebService.asmx
    http://myexchange.com:80/EWS/Services.wsdl
    
  5. 「サービス・アダプタ」ドロップダウン・リストから、接続先のMicrosoft Exchangeサーバーのバージョンを選択します。

    • MSExchange2003

    • MSExchange2007

  6. この接続をイベント・サービスで使用するには、「デフォルトの接続」を選択します。複数の接続を保持できますが、アクティブな接続は1つのみです(デフォルト)。


    注意:

    接続をアクティブ接続として作成すると、それがデフォルトでないように編集することはできません。別のアクティブ接続を使用するには、新しい接続を作成し、それをデフォルト接続としてマークする必要があります。


  7. 「接続のテスト」をクリックし、成功した場合は、「OK」をクリックします。

    テストが成功しなかった場合は、設定を確認し、再び実行します。

  8. 接続を「リソース・パレット」で作成した場合は、それをアプリケーションに追加する必要があります。

    「リソース・パレット」の「IDE接続」の下にある接続を右クリックし、「アプリケーションに追加」を選択します。

    接続は、アプリケーション・ナビゲータの「アプリケーション・リソース」パネルにリストされます(図51-4)。Exchange Serverに接続するユーザーのユーザー名およびパスワードを格納するために、外部アプリケーション接続も作成されます。

    図51-4 アプリケーション・リソース - 個人イベント接続

    図51-4の説明が続きます
    「図51-4 アプリケーション・リソース - 個人イベント接続」の説明

51.2.3 イベント・サービスの設計時の追加

この項には次のサブセクションが含まれます:

51.2.3.1 イベント・タスク・フロー

イベント・サービス・タスク・フローでは、イベントのメイン・ビューまたはクイック・ビューをページに追加できます。

表51-2 イベント・サービス・タスク・フロー

タスク・フロー 説明

カレンダ・メイン・ビュー

このタスク・フローでは、イベントのカレンダを表示し、イベントを日/週/月単位またはリストで表示するオプションをユーザーに提供します。

カレンダ・ミニ・ビュー

このタスク・フローもカレンダ・メイン・ビューと同様にカレンダを表示しますが、必要なスペースが少なくて済みます。ページとタスク・フローの編集権限を持つユーザーのみが、イベント・ビューを構成できます(日単位またはリスト・ビューで使用可能)。


51.2.3.2 イベント・サービスのアプリケーションへの追加方法

イベント・タスク・フローをアプリケーションに追加するには:

  1. 第7.2項「サービスを利用するためのFrameworkアプリケーションの準備」の手順に従い、セキュリティを実装し、カスタマイズ可能なページをアプリケーションで作成します。

  2. タスク・フローを追加するページを開きます。

  3. リソース・パレットで「カタログ」「WebCenter Portal - サービス・カタログ」「タスク・フロー」と開きます。

  4. 「カレンダ・メイン・ビュー」または「カレンダ・ミニ・ビュー」をページにドラッグして、af:formタグ内にドロップします。

  5. 要求されたら、タスク・フローの作成方法として「リージョン」を選択します。

  6. イベント・タスク・フローはevent-view.jarライブラリに含まれるため、「ライブラリの追加」をクリックして、ライブラリをプロジェクトに追加します。この操作の完了には時間がかかる場合があります。

  7. 「OK」をクリックします。

  8. ページを保存し、実行します。

    図51-5は実行時のカレンダ・メイン・ビュー・タスク・フローを示しています。

    図51-5 カレンダ・メイン・ビュー・タスク・フロー

    この図はカレンダ・メイン・ビュー・タスク・フローです。

    図51-6は、実行時のカレンダ・ミニ・ビュー・タスク・フローを示しています。

    図51-6 カレンダ・ミニ・ビュー・タスク・フロー

    この図はカレンダ・ミニ・ビュー・タスク・フローです。

51.2.4 イベント・サービスのセキュリティの設定

イベント・サービス用にMicrosoft Exchange Serverへの接続を作成すると、外部アプリケーション接続も作成されます。この外部アプリケーション接続は、Microsoft Exchange Serverのユーザーのユーザー名およびパスワードを格納するために作成されます。詳細は、第51.2.2項「イベント・サービスの接続の設定」を参照してください。

51.3 イベント・サービスREST APIの使用

WebCenter Portalには、イベント・サービスをサポートするREST APIがあります。イベント・サービスREST APIを使用して、スペース・イベントへのアクセスを提供する独自のインタフェースを作成します。


注意:

イベント・サービスREST APIは、スペース・イベントでのみ使用できます。REST APIを使用して個人イベントを操作できません。


この項では、イベント・サービスに関連するREST APIについて説明します。次のサブセクションが含まれます:

51.3.1 イベント・エントリ・ポイント

イベント・サービスのエントリ・ポイントには、スペースを介してのみアクセスできます。まず、適切なスペースに移動して、次のresourceTypeのリンク要素を見つける必要があります。

urn:oracle:webcenter:events:gsEvents

対応するhrefまたはtemplate要素によって、URIエントリ・ポイントが提供されます。クライアントはこのエントリ・ポイントにHTTPリクエストを送信して、イベント・サービスを操作します。

リソース索引の詳細は、第53.5.1項「リソース索引」を参照してください。

リソース・タイプの詳細は、第53.5.2.1項「リソース・タイプ」を参照してください。

51.3.2 イベント・リソース・タイプの分類

クライアントがエントリ・ポイントを識別すると、リソース・タイプの分類によりナビゲートして、必要な操作を実行できます。個々のリソース・タイプの詳細は、第51.3.4項「イベント・リソース・タイプ」の該当の項を参照してください。

イベント・サービスの分類は、次のとおりです。

urn:oracle:webcenter:events:gsEvents
  urn:oracle:webcenter:events:gsEvent
urn:oracle:webcenter:events:gsCategories
  urn:oracle:webcenter:events:gsCategory

51.3.3 セキュリティに関する考慮事項

このサービスでは、セキュリティに関する特定の考慮事項はありません。一般的なセキュリティに関する考慮事項については、第53.8項「WebCenter Portal REST APIのセキュリティに関する考慮事項」を参照してください。

51.3.4 イベント・リソース・タイプ

この項では、各リソース・タイプについて知っておく必要があるすべての情報を提供します。次のサブセクションが含まれます:

51.3.4.1 urn:oracle:webcenter:events:gsEvents

スペース・イベントの取得(GET)および作成(POST)で使用するURIを識別するには、このリソースを使用します。GET操作からのレスポンスには、このイベント・コレクション内の各スペース・イベントが含まれており、各イベントには、そのイベントの操作で使用するリンクが含まれています。POST操作からのレスポンスには、このイベント・コレクションに作成されたイベントと、そのイベントを操作するリンクが含まれています。

gsEventsへのナビゲーション・パス

この項では、クライアントがハイパーメディアを経由してこのリソースにアクセスする方法を示します:

resourceIndex
   spaces
      gsEvents

gsEventsでサポートされるメソッド

次のメソッドは、このリソースによりサポートされています:

  • GET

    • リクエスト - 本体: なし、パラメータ: startIndexitemsPerPageutoken

      これらの共通パラメータの情報は、「共通のリクエスト問合せパラメータ」を参照してください。

      次の追加パラメータを使用できます。

      • startDate - スペース・イベントのリストを開始する日付

      • endDate - スペース・イベントのリストを終了する日付

      開始日と終了日については、YYYY-MM-DD形式(例: 2011-09-01)を使用します。時間(例: 2011-09-01T09:00:00)とタイムゾーン記号(例: UTCの場合は2011-09-01T09:00:00Z)も指定できます。

    • レスポンス - 本体: 0個以上のイベント

  • POST

    • リクエスト - 本体: イベント

    • レスポンス - 本体: イベント

gsEventsからリンクされるリソース・タイプ

表51-3は、クライアントがこのリソースからリンクできるリソース・タイプを示しています。

表51-3 gsEventsに関連するリソース・タイプ

rel リソース・タイプ

self

urn:oracle:webcenter:events:gsEvents


51.3.4.2 urn:oracle:webcenter:events:gsEvent

特定のスペース・イベントの読取り(GET)、更新(PUT)または削除(DELETE)で使用するURIを識別するには、このリソース・タイプを使用します。GET操作からのレスポンスには、URIで識別される特定のイベントが含まれています。PUT操作からのレスポンスには、URIで識別されるイベントの変更されたバージョンが含まれています。DELETE操作からのレスポンスは、204です。

gsEventへのナビゲーション・パス

resourceIndex
   spaces
      gsEvents
         gsEvent

gsEventでサポートされるメソッド

次のメソッドは、このリソースによりサポートされています:

  • GET

    • リクエスト - 本体: なし

    • レスポンス - 本体: イベント

  • PUT

    • リクエスト - 本体: イベント

    • レスポンス - 本体: イベント

  • DELETE

    • リクエスト - 本体: なし

    • レスポンス - 本体: なし

gsEventの書込み可能要素

表51-4は、このリソースの書込み可能要素を示しています。

表51-4 gsEventの書込み可能要素

要素 タイプ 必須 制約 説明

category

String

いいえ

スペースに対して定義されるイベント・カテゴリの名前

イベントが属するカテゴリ

details

String

いいえ

1文字以上の文字

イベントに関する詳細

endTime

日付

はい

YYYY-MM-DDTHH:MM:SS

endTimestartTime以上である必要があります

イベントが終了する日時

location

String

いいえ

1文字以上の文字

イベントが発生する場所

priority

文字列

いいえ

1 - 最高

2 - 高

3 - 標準

4 - 低

5 - 最低

イベントがクラッシュしたときに表示される場所を決定する、イベントの優先度

startTime

日付

はい

YYYY-MM-DDTHH:MM:SS

イベントが開始する日時

summary

String

はい

1文字以上の文字

イベントのタイトルとしての役割を果たす、イベントの簡単な説明


gsEventの読取り専用要素

表51-5は、このリソースの読取り専用要素を示しています。

表51-5 gsEventの読取り専用要素

要素 タイプ 説明

author

personReference

イベントを作成したユーザー

created

日付

イベントが作成された日付

duration

String

イベントの長さ(分単位)

groupSpace

groupSpaceReference

イベントが属するスペース

id

String

イベントの一意のID

isAllDayEvent

Boolean

イベントが一日中行われるかどうか

modified

日付

イベントが最後に更新された日付

modifiedByUser

personReference

イベントを最後に更新したユーザー


gsEventからリンクされるリソース・タイプ

表51-6は、クライアントがこのリソースからリンクできるリソース・タイプを示しています。

表51-6 gsEventに関連するリソース・タイプ

rel リソース・タイプ

self

urn:oracle:webcenter:events:gsEvent


51.3.4.3 urn:oracle:webcenter:events:gsCategories

スペース・イベント・カテゴリの取得(GET)および作成(POST)で使用するURIを識別するには、このリソースを使用します。GET操作からのレスポンスには、このカテゴリ・コレクション内の各カテゴリが含まれており、各カテゴリには、そのカテゴリの操作で使用するリンクが含まれています。POST操作からのレスポンスには、このカテゴリ・コレクションに作成されたカテゴリと、そのカテゴリを操作するリンクが含まれています。

gsCategoriesへのナビゲーション・パス

この項では、クライアントがハイパーメディアを経由してこのリソースにアクセスする方法を示します:

resourceIndex
   spaces
      gsCategories

gsCategoriesでサポートされるメソッド

次のメソッドは、このリソースによりサポートされています:

  • GET

    • リクエスト - 本体: なし

    • レスポンス - 本体: 0個以上のカテゴリ

  • POST

    • リクエスト - 本体: カテゴリ

    • レスポンス - 本体: カテゴリ

gsCategoriesからリンクされるリソース・タイプ

表51-7は、クライアントがこのリソースからリンクできるリソース・タイプを示しています。

表51-7 gsCategoriesに関連するリソース・タイプ

rel リソース・タイプ

self

urn:oracle:webcenter:events:gsCategories


51.3.4.4 urn:oracle:webcenter:events:gsCategory

特定のスペース・イベント・カテゴリの読取り(GET)、更新(PUT)または削除(DELETE)で使用するURIを識別するには、このリソース・タイプを使用します。GET操作からのレスポンスには、URIで識別される特定のカテゴリが含まれています。PUT操作からのレスポンスには、URIで識別されるカテゴリの変更されたバージョンが含まれています。DELETE操作からのレスポンスは、204です。

gsCategoryへのナビゲーション・パス

この項では、クライアントがハイパーメディアを経由してgsCategoryリソースにアクセスする方法を示します。

resourceIndex
   spaces
      gsCategories
         gsCategory

gsCategoryでサポートされるメソッド

次のメソッドは、このリソース・タイプでサポートされています。

  • GET

    • リクエスト - 本体: なし

    • レスポンス - 本体: カテゴリ

  • PUT

    • リクエスト - 本体: なし

    • レスポンス - 本体: カテゴリ

  • DELETE

    • リクエスト - 本体: なし

    • レスポンス - 本体: なし

gsCategoryの書込み可能要素

表51-8は、このリソースの書込み可能要素を示しています。

表51-8 gsCategoryの書込み可能要素

要素 タイプ 必須 制約 説明

name

String

はい

1文字以上の文字

カテゴリの名前


gsCategoryからリンクされるリソース・タイプ

表51-9は、クライアントがこのリソースからリンクできるリソース・タイプを示しています。

表51-9 gsCategoryに関連するリソース・タイプ

rel リソース・タイプ

self

urn:oracle:webcenter:events:gsCategory


51.4 イベント・サービスのトラブルシューティング

この項では、イベント・サービスの使用中に発生する可能性がある問題のトラブルシューティングに役立つ情報を提供します。

問題

カレンダ・タスク・フローにエラー・メッセージが表示されます。

Personal Event Service is not configured properly. Rectify the service configuration and then click Try Again.

解決方法

個人イベント接続が作成されていることを確認します。詳細は、第51.2.2項「イベント・サービスの接続の設定」を参照してください。

問題

正しい資格証明でカレンダにログインした後も、イベントではなく、「個人カレンダにログイン」リンクが引き続き表示されます。

解決方法

カレンダ・タスク・フローが追加されているページが、保護されたページであることを確認します。匿名ユーザーは、個人イベント・カレンダ・サーバーにログインできません。