Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド 11g リリース1 (11.1.1.7.0) B72084-02 |
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RSSサービスを使用すると、アプリケーション・ユーザーは、アプリケーション内でRSS 2.0形式のフィードを追加および表示できます。この章では、設計時にFrameworkアプリケーションにRSSビューアを統合する方法について説明します。
この章には次の項が含まれます:
RSSフィードの管理および使用の詳細は、次を参照してください。
"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』のRSSサービスの管理に関する項
"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイド』のRSSサービスの使用に関する項
Really Simple Syndication (RSS)は、1つの場所、つまりニュース・リーダーから、多くの異なるWebサイトのコンテンツにアクセスする手段を提供するものです。Oracle WebCenter Portalは、様々なWebCenter PortalサービスからのRSSフィードを表示するRSSビューアおよびサービスが含まれる、RSSサービスを備えています。RSSビューアを使用すると、Frameworkアプリケーション内で、異なるWebサイトからの外部ニュース・フィードを表示できます。
注意: WebCenter Portal: Spacesでは、RSSはディスカッション・フォーラムでサポートされます。Portal Frameworkアプリケーションはディスカッション・フォーラム内でRSSをサポートしていません。 |
この項では、RSSサービスの機能と要件の概要を説明します。次のサブセクションが含まれます:
アプリケーション・ページで外部ソースからの新しいフィードを表示するには、図52-1に示すように、RSSビューア・タスク・フローを追加し、必要なRSSフィードのURLを指定します。アプリケーション・ユーザーは実行時にRSSフィードを表示できるようになります。
セキュアなアプリケーション・コンテンツへのアクセスを実現するために、RSSビューア・タスク・フローでは、外部アプリケーションとの統合をサポートして、リモート・フィードで認証する資格証明マッピング・サービスを提供します。外部アプリケーションの使用の詳細は、第68.13項「外部アプリケーションの使用」を参照してください。
RSSサービスには、バックエンド・サーバーは必要ありません。このサービスを使用するために、接続を設定する必要はありません。ただし、必要に応じて、RSSサービスのプロキシ・サーバーを設定できます。
設計時に指定したRSSフィード・ロケーションのRSSニュース・フィードが、実行時に表示されます。ユーザーは、アプリケーション・ページの右上隅にあるRSSアイコンをクリックして、RSSフィード・ロケーションとして指定されているURLを開くことができます。
アプリケーション・ページの変更権限を持つユーザーであれば、RSSビューア・パラメータにアクセスして、レンダリングされるRSSフィードのURLを変更できます。
実行時のRSSサービスの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイド』のRSSサービスの使用に関する項を参照してください。
この項では、RSSサービスのプロキシ・サーバーを設定する方法と、FrameworkアプリケーションにRSSビューア・タスク・フローを追加する方法について説明します。
この項には次のサブセクションが含まれます:
RSSサービスには接続は必要ありません。RSSフィードのURLをそのまま指すことができます。しかし、イントラネットおよびアプリケーションにとって外部のRSSフィードを指す場合は、アプリケーションのプロキシ・サーバーを設定する必要がある可能性があります。
RSSサービスのプロキシ・サーバーを設定するには:
Oracle JDeveloperで、「ツール」メニューから「プリファレンス」を選択します。
「プリファレンス」ダイアログで、左側のリストを下方向にスクロールし、「Webブラウザとプロキシ」を選択します。
右ペインの「Webブラウザとプロキシ」で、「HTTPプロキシ・サーバーを使用」を選択し、プロキシ・サーバーのホスト名とポート番号を入力し、例外を入力します(図52-3)。
「OK」をクリックします。
この項では、RSSビューア・タスク・フローについて説明し、これをアプリケーションに追加する方法について説明します。
この項には次のサブセクションが含まれます:
RSSサービスにはRSSビューアというタスク・フローが1つあり、これをアプリケーションに追加すると、ユーザーはRSSフィードにアクセスできるようになります。複数のインスタンスのタスク・フローをアプリケーションに追加し、「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログを使用して、複数のRSSフィード・ロケーションを指すことができます。
RSSビューア・タスク・フローをアプリケーションに追加するには:
第7.2.1項「サービスを利用するようにアプリケーションを準備する方法」の手順に従い、必要に応じてセキュリティを実装し、カスタマイズ可能なページをアプリケーションで作成します。
RSSビューア・タスク・フローを追加するカスタマイズ可能なページを開きます。
使用するRSSフィードが認証を要求する場合は、外部アプリケーションを作成します。認証が要求されない場合は、手順4に進みます。
「リソース・パレット」で「WebCenter Portal - サービス・カタログ」を開き、「タスク・フロー」フォルダを開きます。
「RSSビューア」をクリックし、「デザイン・ビュー」内のページにこれをドラッグし、「リージョン」を選択します。
「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログで、RSSフィードのURLを指定します。RSSフィードの認証で外部アプリケーションを使用する場合は、図52-4に示すように、その名前(アプリケーション表示名ではなく、アプリケーション名)を指定します。
表52-1では、RSSビューア・タスク・フロー・バインディング・パラメータの設定可能な値について説明しています。
「OK」をクリックしてページを保存します。ページにバインディングが表示されます。
例52-1に示すように、ページの「ソース」タブを見ている場合、ページ・ソースでRSSビューア・タスク・フローを確認できます。
RSSビューア・タスク・フローには、必須およびオプションのタスク・フロー・バインディング・パラメータがあります。
パラメータ値は、ページにタスク・フローをドロップするときまたはページにタスク・フローを配置した後に調整できます。
ページの下部にある「バインディング」タブ(「ソース」タブの横)をクリックします。
、「実行可能ファイル」の下に追加したRSSビューア・タスク・フローがリストされます(図52-5)。
タスク・フローを選択し、「実行可能ファイル」という見出しの横にある、「選択した要素を編集します。」(鉛筆)アイコンをクリックします。
「タスク・フロー・バインディングの編集」ダイアログで、必要に応じてバインディング・パラメータ値を変更します。
終了したら、「OK」をクリックします。
ページを保存して実行し、結果を表示します。
パブリックRSSフィードでRSSサービスを使用する場合、セキュリティを設定する必要はありません。認証を要求するRSSフィードでRSSサービスを使用する場合は、RSSフィードへのアクセス用のユーザー資格証明またはパブリック資格証明を設定するFrameworkアプリケーション用の外部アプリケーションを設定できます。
注意: アプリケーション・コンテンツの保護のために、ニュース・リーダーはBasic認証をサポートする必要があります。 |
外部アプリケーションの使用の詳細は、第68.13項「外部アプリケーションの使用」を参照してください。
認証ユーザーにのみ、セキュアなRSSフィードが表示されます。ユーザーが認証されず、RSSフィードが保護されていない場合、外部アプリケーションでパブリック資格証明を指定しないかぎり、RSSビューアにコンテンツは表示されません。
注意: RSSビューア・タスク・フローをFrameworkアプリケーションに追加すると、 |