Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Data Synchronization Server管理者ガイド 11g リリース2(11.1.2.4.0) B66162-04 |
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参加者の解決
会議が存在するシステム内のカレンダ会議に関連付けられている、特定の参加者に関する情報を確認するプロセス。ユーザーの識別子はシステム全体で同じであることが保証されていないため、この解決は必須です。
コネクタ・インスタンス
コネクタの特定のインストールの表現。このインスタンスは、単一のコネクタの場合、またはロード・バランシングされた同じURI(Universal Resource Identifier)からアクセスされるコネクタのグループを表す場合があります。
エコー
PIMサーバーのレコードから抽出されたレコード。このサーバーの最後の更新は、(エンド・ユーザーによる変更ではなく)前の同期化セッション以降にBDSSによって開始された変更によって実行されています。
フェデレーテッドPIM
このドキュメントでのフェデレーテッドPIMは、レコードの単一のコピーを格納し、1つ以上のユーザー可視性とレコードへのアクセスを提供するPIMです。たとえば、Siebelは、複数のユーザーが単一の連絡先、タスクまたはカレンダのレコードを共有できるため、フェデレーテッドPIMと考えることができます。カレンダ会議(MeetingA)をSiebelのユーザーAが編成し、SiebelのユーザーBが参加者の場合、ユーザーAとユーザーBの両ユーザーは、カレンダ・レコードの単一のインスタンスを表示およびアクセスできます。「非フェデレーテッドPIM」も参照してください。
ハブ・ユーザー
他のサーバー・ユーザーへのPIMサーバー・ユーザーのマッピング。ハブ・ユーザーは実際のユーザーを表さず、PIMサーバー・ユーザーのコレクションを表すキー値です。PIMサーバーでは、1ハブ・ユーザーに関連付けることができるのは1ユーザーのみという1対1の関係がありますが、コレクションには、任意の数のPIMサーバーまたはPIMユーザーをマップできます。「ハブ・ユーザーID」も参照してください。
自然なマップ
セマンティクは同じだが名前が異なるICALフィールドとPIMフィールドの概念的なマッピングを示します。ICalendar (ICAL) RFC 2445には、かなり完成された包括的なフィールドのセットが定義されています。各PIMにはカレンダ・レコード用に定義されたフィールドのセットもあるため、そのフィールドには、ICALに対応する同じ名前を指定できない場合があります。たとえば、ICAL LOCATION
フィールドはLocation
と呼ばれるExchangeの索引のないフィールドに自然にマップされますが、ICAL DTSTART
フィールドは、Microsoft ExchangeカレンダのStartDate
フィールドにマップされます。
非フェデレーテッドPIM
このドキュメントでの非フェデレーテッドPIMは、関連レコードの個々のコピーを格納するPIMです。たとえば、Microsoft Exchangeは、各ユーザーが連絡先、タスクおよびカレンダのレコードの独自のコピーを保持するため、非フェデレーテッドPIMです。カレンダ会議(Meeting A)をExchangeユーザーAが編成し、ExchangeユーザーBが参加者の場合、ユーザーAとユーザーBの両ユーザーは、個々ではあるうけれど関連するカレンダ・レコードのコピーを取得します。Exchangeは、2つのコピーに同じ会議識別子(ICalendarの用語ではUID)を指定してそれらのコピーを関連付けます。「フェデレーテッドPIM」も参照してください。
PIMユーザーID
コネクタと通信するPIMサーバー上のPIMユーザーを一意に識別するためにコネクタが使用する識別子。PIMユーザーIDは、コネクタで必要な任意の値にできますが、通常は、SBROWNなどのユーザー・アカウント名またはsharon.brown@example.comなどのSMTP電子メール・アドレスです。
反映同期化
開発シナリオで使用される反映同期化は、BDSSシステムで2つのコネクタ・エントリを保持するように単一のPIMサーバーを構成するシナリオを指します。これによって、PIMサーバーの1つのアカウントからそのサーバーの別のアカウントにデータを同期化できます。