ACSLS 8.3 では、次のものがサポートされています。
新しい OS のサポート - Solaris 11
ACSLS 8.3 は、Solaris 10 Update 10 および Update 11 のほかに、Solaris 11 Update 1 でもサポートされています。Solaris 11 へのポートには、Solaris 10 で使用可能な機能がすべて含まれています。このリリース時点では、Solaris 11 での ACSLS HA のサポートは使用できません。
新しい OS のサポート - Oracle Linux
注: このドキュメントでは、Linux は Oracle Linux 6.3 を指します。 |
ACSLS 8.3 は Oracle Linux 6.3 でサポートされています。Linux ポートには、ACSAPI クライアント操作の完全なサポートが含まれています。すべてのユーザーインタフェース (cmd_proc
、ACSLS GUI、lib_cmd
など) が含まれています。論理ライブラリをファイバチャネルクライアントに提供する機能は Solaris COMSTAR インフラストラクチャーに依存するため、Linux ポートには論理ライブラリのサポートは含まれていません。Linux では ACSLS HA がサポートされていません。
カスタマが定義したインストールディレクトリ
ACSLS パッケージは、ユーザーが定義したファイルシステムにインストールできます。デフォルトの基本インストールは /export/home のままですが、インストーラは十分な容量がある任意のファイルシステムに基本インストールを再配置できます。ACSLS 8.3 のインストールガイドを参照してください。
製品構成の柔軟性
install.sh
ルーチンは、より高い柔軟性を持つように再設計されているため、ユーザーは製品のその他のコンポーネントに影響を与えずに、製品の任意の部分をインストール、削除、または再インストールできます。詳細については、ACSLS 8.3 インストールガイドを参照してください。
Java 7 のサポート
ACSLS の Java 機能には Java 6 と Java 7 の両方との互換性があります。
probeFibre.sh ユーティリティーの拡張
probeFibre.sh
ユーティリティーでは、FC 接続されたテープライブラリに関するより詳細な情報が提供されるようになりました。-v オプションを使用すると、FC HBA (Solaris と Linux の両方で使用可能) ごとに、関連するライブラリとともにイニシエータポートが出力に反映されます。
自動クリーン機能の拡張
テープドライブの自動クリーンに失敗すると、ACSLS は別のクリーナーを選択して再試行しようとします。
クリーニングカートリッジの有効期限を延長します。使用済みのクリーナーの識別は、事前に定義された「max usage」値ではなく、テープドライブに依存します。
クリーニングカートリッジの有効期限を延長します。使用済みのクリーナーの識別は、事前に定義された「max usage」値ではなく、テープドライブに依存します。
失敗したクリーニングカートリッジのマウント解除を再試行します。
マウント再試行の動作は、より詳細に調整できます。
MOUNT_RETRY_TIME_LIMIT
は、5 分から上方に調整可能です。ユーザーは dv_config
ユーティリティーを実行することで、この変数を操作できます。ACSLS 8.3 の管理者ガイドの ACSLS 動作を制御する変数の設定に関する章を参照してください。
acsss ステータスへの新しいステータス応答
ステータスメッセージには、WebLogic および ACSLS の起動/停止ステータスに関する精度が表示されます (online/offline/stopping/starting)。
調整可能な起動タイムアウト (Solaris)
ACSLS SMF サービスの起動および回復により長い時間を必要とする例外的なライブラリ構成を調整するために、ACSLS 8.3 にはカスタマイズされた起動ポリシーが用意されています。詳細については、ACSLS 8.3 管理ガイドを参照してください。
ACS での最大 16 パーティションのサポート
SL8500 複合体間でのパーティション分割のサポート。
FCoE テープドライブのサポート
T10000D FCoE (Fibre Channel over Ethernet) ドライブタイプ (T10000D FCoE と T10000DE FCoE) のサポート。これには、メディアタイプに対応する 16 個を超える互換性のあるドライブタイプのサポートが含まれています。
GUI 診断ユーティリティー
ACSLS の GUI インストールには、WebLogic のステータス、ACSLS の配備、および可能なファイアウォールの設定を含む複数の依存関係があります。新しい checkGui.sh
ユーティリティーは、このようなさまざまな依存関係をテストして、それぞれのステータスを示したサマリーレポートを提供します。詳細については、ACSLS 8.3 管理者ガイドのトラブルシューティングに関する付録を参照してください。
ACSLS 8.2 の修正
詳細については、ACSLS 8.3 のリリースノートを参照してください。