管理サーバー・インスタンスを新しい設定で再び作成する必要がある場合があります。管理サーバーの再作成を試みる前に、この項の説明に従って、実行中のサーバーを停止する必要があります。管理者パスワードまたは管理者サーバー・ポートを変更する場合などは、変更を有効にするために、この項の説明に従い管理サーバーを再起動する必要があります。
管理コンソールまたはCLIのいずれかを使用して、管理サーバーを停止および再起動できます。
注意: 管理サーバーを停止した場合、管理サーバーを再起動するまで管理コンソールを使用できません。 |
管理コンソールを使用した管理サーバーの停止および再起動
管理コンソールを使用して管理サーバーを停止または再起動するには、次の操作を行います。
2.3.2項「管理コンソールへのアクセス」の説明に従って、管理コンソールにログインします。
ページの左上隅付近にある「ノード」ボタンをクリックします。
使用可能なノードのリストが表示されます。
ノードのリストから、「管理サーバー」を選択します。
「共通のタスク」ペインで、「再起動」または「停止」をクリックします。
管理サーバーの再起動または停止の確認を求めるダイアログ・ボックスが表示されます。「OK」をクリックします。
「再起動」をクリックした場合、管理サーバーが再起動された後、管理コンソールのログイン・ページが表示されます。
「停止」をクリックした場合、管理サーバーの停止後、ブラウザが管理サーバーと通信できないことを示すダイアログ・ボックスが表示されます。2.2項「管理サーバーの起動」の説明に従って管理サーバーを起動します。次に、ダイアログ・ボックスの「リロード」ボタンをクリックして、管理コンソールのログイン・ページを表示します。
CLIを使用した管理サーバーの停止
管理サーバーを停止するには、stop-admin
コマンドを実行します。
> $ORACLE_HOME/bin/tadm stop-admin --user=admin_server_user --port=admin_server_port node_host
node_host
は、管理サーバー・インスタンスがデプロイされているホストの名前またはIPアドレスです。
プロンプトで、管理ユーザー・パスワードを入力します。
管理サーバーが停止した後、次のメッセージが表示されます。
OTD-70201 Command 'stop-admin' ran successfully.
注意: 管理サーバーの停止は、Oracle Traffic Directorインスタンスの状態に影響を及ぼしません。 |
CLIを使用した管理サーバーの再起動
CLIを使用して管理サーバーを再起動するには、次のコマンドを実行します。
> $ORACLE_HOME/bin/tadm restart-admin --user=admin_server_user --port=admin_server_port node_host
node_host
は、管理サーバー・インスタンスがデプロイされているホストの名前またはIPアドレスです。
プロンプトで、管理ユーザー・パスワードを入力します。
管理サーバーが再起動された後、次のメッセージが表示されます。
OTD-70201 Command 'restart-admin' ran successfully.
注意: 別の方法として、次のコマンドを使用して、管理サーバーを停止および再起動できます。 > $INSTANCE_HOME/admin-server/bin/stopserv > $INSTANCE_HOME/admin-server/bin/restart |