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Oracle® Traffic Director管理者ガイド
11g リリース1 (11.1.1.7.0)
B66436-03
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12.5 手動によるログ・ローテーション

管理コンソールまたはCLIのいずれかを使用して、Oracle Traffic Directorインスタンスのサーバー・ログおよびアクセス・ログをローテーションできます。


注意:

この項のCLIの例はシェル・モード(tadm>)で示されています。CLIシェルの起動の詳細は、2.3.1項「コマンドライン・インタフェースへのアクセス」を参照してください。


管理コンソールを使用したログの手動によるローテーション

管理コンソールを使用してログをローテーションするには、次の操作を行います。

  1. 2.3.2項「管理コンソールへのアクセス」の説明に従って、管理コンソールにログインします。

  2. ページの左上隅にある「構成」ボタンをクリックします。

    使用可能な構成のリストが表示されます。

  3. ログをローテーションする構成を選択します。

    選択した構成のすべてのインスタンスのログをローテーションするには、次の操作を行います。

    1. ナビゲーション・ペインで、「ロギング」を選択します。

      「ログ・プリファレンス」ページが表示されます。

    2. ページの「ログ・ローテーション」セクションに移動します。

    3. Oracle Traffic Directorで、ローテーションされたログ・ファイルに対し特定のコマンドを実行するには、「アーカイブ・コマンド」フィールドで、必要なコマンドへの絶対パスを指定します。

      たとえば、アーカイブ・コマンドとして/usr/bin/gzipを指定した場合、ログのローテーション後、Oracle Traffic Directorでは、次のコマンドを実行してローテーションされたログ・ファイルを圧縮します。

      $ /usr/bin/gzip access-yyyymmddhhmm.log
      $ /usr/bin/gzip server-yyyymmddhhmm.log
      
    4. 「ログを今すぐローテーション」をクリックします。

      構成のすべてのインスタンスに対して、仮想サーバー固有のログを含むサーバー・ログおよびアクセス・ログがアーカイブされます。

    選択した構成の特定のインスタンスのログをローテーションするには、次の操作を行います。

    1. ナビゲーション・ペインで、「インスタンス」を選択します。

      「インスタンス」ページが表示されます。

    2. 必要なインスタンスの「ログのローテーション」ボタンをクリックします。

      選択したインスタンスに対して、仮想サーバー固有のログを含むサーバー・ログおよびアクセス・ログがアーカイブされます。

    「コンソール・メッセージ」ペイン、にログがローテーションされたことを確認するメッセージが表示されます。

CLIを使用したログの手動によるローテーション

構成の1つ以上のインスタンスのログをローテーションするには、rotate-logコマンドを実行します。

たとえば、次のコマンドでは、ノードsoa1.example.comおよびsoa2.example.comで実行中の構成soaのインスタンスに対して、仮想サーバー固有のログを含む、アクセス・ログおよびサーバー・ログがローテーションされます。

tadm> rotate-log --config=soa soa1.example.com soa2.example.com
OTD-70201 Command 'rotate-log' ran successfully.

ノードを指定しない場合、構成のすべてのインスタンスに対してログがローテーションされます。


注意:

Oracle Traffic Directorで、ローテーションされたログ・ファイルに対し特定のコマンドを実行するには、次の例に示すように、set-log-propコマンドを実行して、必要なコマンドへの絶対パスを指定します。

tadm> set-log-prop --config=soa archive-command=/usr/bin/gzip
OTD-70201 Command 'set-log-prop' ran successfully.

この例では、ログのローテーション後、次のコマンドにより、ローテーションされたログ・ファイルがOracle Traffic Directorで圧縮されます。

$ /usr/bin/gzip access-yyyymmddhhmm.log
$ /usr/bin/gzip server-yyyymmddhhmm.log

rotate-logおよびset-log-propの詳細は、『Oracle Traffic Directorコマンドライン・リファレンス』を参照するか、--helpオプションを付けてコマンドを実行してください。