構文
tadm set-route-prop common_options --config=config-name --vs=vs_name --route=route_name (property_name=property_value)+
説明
このコマンドを使用して、仮想サーバーのルート・プロパティを設定します。
オプション
common_options
の詳細は、helpコマンドを実行してください。
--config|-c
ルート・プロパティを設定する構成の名前を指定します。
--vs|-s
仮想サーバーの名前を指定します。
--route|-r
ルート・プロパティの名前を指定します。
オペランド
property-name=property-value
定義する1つ以上のプロパティに対してname=value
ペアを指定します。name=value
ペアは、スペースで区切る必要があります。
次のルート・プロパティを設定できます。
server:
サーバー名を指定します。
値: テキスト文字列であることが必要です。
sticky-cookie:
後続のリクエストを特定のオリジン・サーバーに固定するCookieの名前を指定します。
値: テキスト文字列であることが必要です。
sticky-uri-param:
ルート情報を検査するURIパラメータの名前を指定します。URIパラメータがリクエストURIに存在し、その値にコロン(:)が含まれ、その後にルートIDが続く場合、そのルートIDによって識別されるオリジン・サーバーにリクエストが固定されます。
値: テキスト文字列であることが必要です。
route-header:
ルートIDをオリジン・サーバーに伝達するために使用されるHTTPリクエスト・ヘッダーの名前を指定します。
値: テキスト文字列であることが必要です。
route-cookie:
サーバーがレスポンス内にsticky-cookie
Cookieを検出した場合に、そのサーバーによって生成されるCookieの名前を指定します。route-cookie
パラメータは、サーバーが後続のリクエストを同じオリジン・サーバーに戻すことができるルートIDを格納します。
値: テキスト文字列であることが必要です。
rewrite-headers:
カンマで区切られたHTTPリクエスト・ヘッダーのリストを指定します。
値: テキスト文字列であることが必要です。
注意: プロパティ |
validate-server-cert:
オリジン・サーバーから提供された証明書をサーバーで検証するかどうかを指定します。
値: true
、false
。デフォルト: true
。
use-keep-alive:
すべてのタイプのリクエストに対してHTTPクライアントで既存の永続接続を使用するかどうかを指定します。
値: true
、false
。デフォルト: true
。
keep-alive-timeout:
永続接続を維持する最大数(秒単位)を指定します。
値: 整数。デフォルト: 29
timeout:
接続のアイドル状態を許可する最大数(秒単位)を指定します。
値: 整数。デフォルト: 300
always-use-keep-alive:
すべてのタイプのリクエストに対してHTTPクライアントで既存の接続を再利用するかどうかを指定します。
値: true
、false
。デフォルト: false
。
protocol:
HTTPプロトコルのバージョン文字列を指定します。
値: テキスト文字列であることが必要です。
proxy-agent:
オリジン・サーバーにプロキシ・サーバーの製品名およびバージョンを転送する必要があるかどうかを指定します。
値: true
、false
。デフォルト: true
。
origin-server-pool:
このルートについてタイプがHTTPのオリジン・サーバーのプールを指定します。
値: HTTP。
websocket-upgrade-enabled:
標準HTTP (S)接続を双方向の全二重Webソケット接続にアップグレードするかどうかを指定します。
値: true
、false
。デフォルト: true
。
websocket-idle-timeout:
接続のアイドル状態が可能な最大秒数。
値: 整数(値を指定しない場合、TCP接続スレッド・プールからのタイムアウト(300秒)が使用されます)。
from:
マップするURI接頭辞を指定します。接頭辞の末尾にはスラッシュを含めないでください。
to:
リクエストのマップ先となるURL接頭辞を指定します。接頭辞の末尾にはスラッシュを含めないでください。
buffer-size
: 個々のアクセス・ログ・バッファのサイズ(バイト単位)。
値: 0 - 2147483647。
プロパティをデフォルト値にリセットするには、プロパティ値を指定しないでください。
例: property-name=<empty_string>
例
tadm set-route-prop --user=admin --host=admin.example.com --password-file=./admin.passwd --port=8989 --no-prompt --config=www.example.org --vs=soa.example.org --route=route-1 keep-alive-timeout=29 from=/ to=/docs
終了コード
次の終了値が戻されます。
0: コマンドの実行に成功しました。
>0: コマンドの実行時にエラーが発生しました。
終了コードと構文表記の詳細は、helpコマンドを実行してください。
関連項目
「help」、「get-route-prop」、「list-proxy-info」、「forward-proxy-info」、「block-proxy-info」、「list-routes」、「delete-route」、「create-route」