構文
tadm set-tcp-thread-pool-prop common_options --config=config_name (property_name=property_value)+
説明
このコマンドを使用して、構成のスレッド・プールのプロパティを設定します。tcp-thread-pool
要素は、アップグレードしたWebソケット接続および汎用TCP接続のデータのプロキシに使用されるスレッドを構成します。TCPスレッド・プールを使用して、一定数のスレッドを特定のサービスに割り当てることができます。スレッドの最大数を1とするプールを定義することで、指定したサービス機能に対して1つのリクエストのみを許可できます。
オプション
common_options
の詳細は、helpコマンドを実行してください。
オペランド
property-name
=property-value
表示するプロパティの名前を指定します(オプション)。
TCPスレッド・プールの次のプロパティを表示できます。
enabled
: 仮想サーバーを有効にするかどうかを指定します。
値: true
、false
。デフォルト: true
。
threads
: プロキシのスレッド・プール内にあるスレッドの数を指定します。
値: 1 - 512。
注意: プロパティ |
max-connections
: サーバーに対する同時接続の数を指定します。
値: 1 - 1048576。
注意: プロパティ |
timeout
: 接続のアイドル状態を許可する最大数(秒単位)を指定します。この値は、TCPまたはWebソケット・サブシステムによりオーバーライドされます。
値: .001 - 3600。デフォルト: 300
秒。
stack-size
: TCPリクエスト処理スレッドのスタック・サイズ(バイト単位)を指定します。
値: 8192 - 67108864または0。デフォルト: 32768。
poll-interval
: ポーリングの間隔(秒単位)を指定します。
値: 0.001 - 1。デフォルト: 0.010秒。
buffer-size
: TCPリクエスト処理スレッドのバッファ・サイズ(バイト単位)を指定します。
値: 0 - 1048576または0。デフォルト: 16384。
例
tadm set-tcp-thread-pool-prop --config=www.example.org enabled buffer-size=100
終了コード
次の終了値が戻されます。
0: コマンドの実行に成功しました。
>0: コマンドの実行時にエラーが発生しました。
終了コードと構文表記の詳細は、helpコマンドを実行してください。
関連項目