この付録には、次のリンクアグリゲーションの例が含まれます。
"VLE GUI の構成画面"では、これらの例に使用される VLE の GUI 画面を示します。
次のセクションではこの付録の例を構成するために使用される VLE GUI の構成画面を示します。VLE の GUI の詳細については、『VLE のインストール、構成、および保守ガイド』を参照してください。
図 B-1 に、すべての例で使用されている「Port Aggregations」タブを示します。
1 - 現在選択されているアグリゲーション。
2 - 上下にドラッグしてペインのサイズを変更します。
3 - オプションの選択リストをドロップダウンします。
4 - アグリゲーションに使用可能なポートインタフェースのプール
5 - 現在選択されているアグリゲーションのインタフェース。
6 - アグリゲーションに不適切な速度の場合、ポートは灰色表示されます。
7 - 矢印ボタンでアグリゲーションの中および外にインタフェースを移動します。
図 B-2 に、次のように 2 つの VSM5 に接続されている単一ノード VLE を示します。
ポート igb4、igb9、igb12、および g1000g13 は 192.168.1.1 の IP アドレスでスイッチのチャネルグループ 10 にアグリゲーションされ、そのアグリゲーションは各 VSM5 の IFF0 および IFF1 カードに接続されています。
ポート igb4、igb8、igb13、および igb18 は 192.168.2.1 の IP アドレスでスイッチのチャネルグループ 20 にアグリゲーションされ、そのアグリゲーションは各 VSM5 の IFF2 および IFF3 カードに接続されています。
非アグリゲーション構成と対比した次のメリットに注意してください。
構成が簡単: VLE で必要な IP アドレスは 2 つだけでした (192.168.1.1 と 192.168.2.1)。
耐障害性を提供: 各アグリゲーションへのリンクは VLE 全体に均等かつ水平に構成され、ネットワークアダプターで障害が発生した場合に、アグリゲーションの停止を防ぎます。さらに、両方のアグリゲーションが各 VSM5 にサービスを提供しているため、1 つのアグリゲーションで障害が発生しても、他方のアグリゲーションが VSM5 への接続を続行できます。
負荷分散と帯域幅の最適化: 各アグリゲーションは 4 つの個別のリンクから構成され、トラフィックの負荷を分散し、帯域幅を最適化します。
図 B-3 に、次のように 2 つの VSM5 に接続されている 2 ノード VLE を示します。
ノード 1 のポート igb4、igb8、igb12、および g1000g12 は 192.168.4.1 の IP アドレスでスイッチのチャネルグループ 50 にアグリゲーションされ、そのアグリゲーションは各 VSM5 に接続されています。
ノード 2 のポート igb4、igb8、igb12、および g1000g12 は 192.168.3.1 の IP アドレスでスイッチのチャネルグループ 60 にアグリゲーションされ、アグリゲーションは各 VSM5 に接続されています。
非アグリゲーション構成と対比した次のメリットに注意してください。
構成が簡単: VLE で必要な IP アドレスは 2 つだけでした (192.168.4.1 と 192.168.3.1)。
耐障害性を提供: 各アグリゲーションへのリンクは各ノード間で均等かつ水平に構成され、ネットワークアダプターで障害が発生した場合に、アグリゲーションの停止を防ぎます。さらに、両方のアグリゲーションが各 VSM5 にサービスを提供しているため、1 つのアグリゲーションで障害が発生しても、他方のアグリゲーションが VSM5 への接続を続行できます。最後に、各ノードは各 VSM5 にサービスを提供し、追加の冗長性を提供します。
負荷分散と帯域幅の最適化: 各アグリゲーションは 4 つの個別のリンクから構成され、トラフィックの負荷を分散し、帯域幅を最適化します。