SPARQL Gatewayをインストールして構成する主な手順は次のとおりで、それぞれについては各項で説明されています。
RDFグラフの.zipファイルをダウンロードします。
SPARQL GatewayをWebLogic Serverにデプロイします。
必要に応じてプロキシ設定を変更します。
必要に応じてOracleSGDSデータ・ソースを構成します。
必要な場合には、SparqlGatewayAdminGroupグループを追加して構成します。
まだダウンロードしていない場合には、RDFグラフ機能をMy Oracle Supportからダウンロードします。ダウンロードの詳細は、「ソフトウェアの前提条件」を参照してください。
SPARQL GatewayのJavaクラス実装は、sdordfclient.jarに組み込まれています。
rdf_graph_for_nosql_database.zipにバンドルされているSPARQL Gateway Webアプリケーション(sparqlgateway.war)をOracle WebLogic Serverにデプロイします。Webブラウザでhttp://<host-name>:7001/sparqlgatewayのURLに接続し、デプロイされたことを確認します(Webアプリケーションはポート7001でデプロイされます)。
SPARQL Gatewayがファイアウォールの内側にあり、SPARQL Gatewayでそのファイアウォール内部だけでなくインターネット上のSPARQLエンドポイントとも通信したい場合には、次のJVM設定を使用する必要があります。
-Dhttp.proxyHost=<your_proxy_host> -Dhttp.proxyPort=<your_proxy_port> -Dhttp.nonProxyHosts=127.0.0.1| <hostname_1_for_sparql_endpoint_inside_firewall>|< hostname_2_for_sparql_endpoint_inside_firewall>|...| <hostname_n_for_sparql_endpoint_inside_firewall>
これらの設定は、startWebLogic.sh
スクリプトで指定できます。
SPARQL Gatewayにある次のJSPファイルを使用すると、Oracleデータベースに格納されているSPARQL問合せとXSL変換を表示、編集、更新できます。
http://<host>:7001/sparqlgateway/admin/sparql.jsp
http://<host>:7001/sparqlgateway/admin/xslt.jsp
これらのファイルは、HTTPのBasic認証によって保護されています。WEB-INF/weblogic.xml
に、SparqlGatewayAdminGroup
という名前のプリンシパルが定義されています。
これらのJSPページのいずれかにログインするためには、WebLogic Serverを使用してSparqlGatewayAdminGroup
という名前のグループを追加し、新規ユーザーを追加するか、既存のユーザーをこのグループに割り当てます。