SPARQL Gatewayのインストールと構成

RDFグラフの.zipファイルのダウンロード
SPARQL GatewayのWebLogic Serverへのデプロイ
プロキシ設定の変更
SparqlGatewayAdminGroupグループの追加と構成

SPARQL Gatewayをインストールして構成する主な手順は次のとおりで、それぞれについては各項で説明されています。

  1. RDFグラフの.zipファイルをダウンロードします。

  2. SPARQL GatewayをWebLogic Serverにデプロイします。

  3. 必要に応じてプロキシ設定を変更します。

  4. 必要に応じてOracleSGDSデータ・ソースを構成します。

  5. 必要な場合には、SparqlGatewayAdminGroupグループを追加して構成します。

RDFグラフの.zipファイルのダウンロード

まだダウンロードしていない場合には、RDFグラフ機能をMy Oracle Supportからダウンロードします。ダウンロードの詳細は、「ソフトウェアの前提条件」を参照してください。

SPARQL GatewayのJavaクラス実装は、sdordfclient.jarに組み込まれています。

SPARQL GatewayのWebLogic Serverへのデプロイ

rdf_graph_for_nosql_database.zipにバンドルされているSPARQL Gateway Webアプリケーション(sparqlgateway.war)をOracle WebLogic Serverにデプロイします。Webブラウザでhttp://<host-name>:7001/sparqlgatewayのURLに接続し、デプロイされたことを確認します(Webアプリケーションはポート7001でデプロイされます)。

プロキシ設定の変更

SPARQL Gatewayがファイアウォールの内側にあり、SPARQL Gatewayでそのファイアウォール内部だけでなくインターネット上のSPARQLエンドポイントとも通信したい場合には、次のJVM設定を使用する必要があります。

-Dhttp.proxyHost=<your_proxy_host>
-Dhttp.proxyPort=<your_proxy_port>
-Dhttp.nonProxyHosts=127.0.0.1|
<hostname_1_for_sparql_endpoint_inside_firewall>|<
hostname_2_for_sparql_endpoint_inside_firewall>|...|
<hostname_n_for_sparql_endpoint_inside_firewall>

これらの設定は、startWebLogic.shスクリプトで指定できます。

SparqlGatewayAdminGroupグループの追加と構成

SPARQL Gatewayにある次のJSPファイルを使用すると、Oracleデータベースに格納されているSPARQL問合せとXSL変換を表示、編集、更新できます。

http://<host>:7001/sparqlgateway/admin/sparql.jsp
http://<host>:7001/sparqlgateway/admin/xslt.jsp

これらのファイルは、HTTPのBasic認証によって保護されています。WEB-INF/weblogic.xmlに、SparqlGatewayAdminGroupという名前のプリンシパルが定義されています。

これらのJSPページのいずれかにログインするためには、WebLogic Serverを使用してSparqlGatewayAdminGroupという名前のグループを追加し、新規ユーザーを追加するか、既存のユーザーをこのグループに割り当てます。