この章では、Oracle Coherence製品で12c (12.1.2)に導入された変更と機能強化について説明します。このドキュメントの内容は、その発行時点において正確です。オラクル社では、ソフトウェアのリリース後、リリース・ノートを定期的に更新しています。
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Oracle Coherence 12c (12.1.2)は、業界をリードする分散型インメモリー・データ・グリッド製品の最新版です。Coherence 12c (12.1.2)には、拡張性の高いソリューションにおける複雑さの削減、統合の簡易化、および開発期間の短縮に役立つ、数多くの新機能が搭載されています。
管理対象Coherenceサーバー—管理対象Coherenceサーバーは、WebLogic管理フレームワークを使用して、効率的なアプリケーション開発と管理を実現します。このサーバーには、Coherenceアプリケーションのパッケージ化、デプロイメントおよび使用を最適化するように設計された固有のディレクトリ構造である、グリッド・アーカイブ(GAR)形式が導入されています。さらに、このアーカイブ形式により、アプリケーションの分離およびライフサイクル・イベントが提供されます。また、スタンドアロンのCoherenceのお客様は、WebLogic Serverを所有せずにこの機能を使用できます。詳細は、Oracle WebLogic ServerのためのOracle Coherenceアプリケーションの開発を参照してください。
ライブ・イベント—Coherenceは、データ・グリッドで実行された操作に対してアプリケーションが対応できるイベント・フレームワークを備えています。このフレームワークは、イベントがクラスタ操作の監視可能な発生を表すイベントベースのモデルを使用します。サポートされているイベントには、パーティション・サービス、キャッシュおよびアプリケーション・イベントが含まれます。これらのイベントは、イベント・インターセプタを登録(プログラムで実行するか、またはキャッシュ構成を使用)して処理できます。ライブ・イベント用の新しいAPIにより、Coherenceでのイベントドリブン・アプリケーションの作成が簡略化されます。Coherenceを使用すると、データを伴うイベント処理をスケーリングできます。これは、モバイルやソーシャルのお客様がリアルタイムの更新を予期している高速データの世界でますます重要になっています。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』のライブ・イベントの使用に関する項を参照してください。
Oracle Coherence GoldenGate HotCache (HotCache)との統合—HotCacheを使用すると、データベースに対する変更をCoherenceキャッシュ内のオブジェクトに伝播できます。データベースに対するサード・パーティの更新により、Coherenceアプリケーションで、最新でない失効した可能性のあるデータが使用されることがあります。HotCacheは、データベースをモニタリングし、変更をCoherenceキャッシュにプッシュすることでこの問題を解決します。HotCacheには、失効したデータのみを処理する効率的なプッシュ・モデルが採用されています。データベースに変更が行われる際にデータがプッシュされるため、待機時間の短さが保証されます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceの統合』のOracle Coherence GoldenGate HotCacheとの統合に関する項を参照してください。
パーティション・サービスの非同期バックアップ—分散キャッシュでは、同期と非同期の両方のバックアップがサポートされています。同期バックアップでは、バックアップ操作が完了するまでクライアントはブロックされます。非同期バックアップでは、バックアップ操作中にクライアントはリクエストへの応答を続行します。非同期バックアップは、通常、クライアントのパフォーマンスを向上させるために使用されます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』の非同期バックアップの使用に関する項を参照してください。
強化されたパーティションの配布—パーティションの配布が強化され、(トポロジが許す場合) backup-count > 1を使用すれば、すべてのバックアップ・コピーが異なるマシン(相互およびプライマリ)にプッシュされます。これにより、backup-count=Nの場合は、データを失うことなく、同時にN個のマシンの障害に耐えられます。
Extendクライアント用のネーム・サービス—ネーム・サービスは特殊化されたTCPアクセプタで、Extendクライアントでは、プロキシ・サービス・アドレスではなく、プロキシ・サービス名を指定することでプロキシに接続できます。クライアントは、要求されたプロキシの実際のアドレスを提供するネーム・サービス・アクセプタへ接続します。ネーム・サービス・アクセプタを使用することで、キャッシュ構成ファイルを更新することなく、実際のプロキシ・アドレスを変更できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceリモート・クライアントの開発』のネーム・サービス・アクセプタを使用したプロキシへの接続に関する項を参照してください。
プロキシ・アドレス・プロバイダのサポート—プロキシ・サービス、リモート・キャッシュおよびリモート起動定義では、キャッシュ構成ファイルで明示的にアドレスを定義するかわりに、運用構成オーバーライド・ファイルに定義されたTCPソケット・アドレスを参照できるようになりました。ソケット・アドレス定義を参照することで、キャッシュ構成ファイルを更新することなく、ネットワーク・アドレスを変更できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceリモート・クライアントの開発』のTCPアドレスのアドレス・プロバイダ参照の使用に関する項を参照してください。
プロキシ・サービスの機能向上—プロキシ・サービスは、デーモン(ワーカー)スレッドの動的なスレッド・プールを使用します。スレッド・プールは、クライアント・リクエストの数、リクエストのバックログの合計数およびアイドル・スレッドの合計数を基に自動的にスレッドの追加や削除を実行します。スレッド・プールは、Extendクライアントのリクエストを満たす十分なスレッドを確保し、リソースがアイドル・スレッドによって無駄に使用されないようにするために役立ちます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceリモート・クライアントの開発』のプロキシ・サービスのスレッド・プーリングの構成に関する項を参照してください。
POF構成ファイル・ジェネレータ—POF構成ジェネレータ・コマンドライン・ツールは、@Portable注釈を含むクラスのユーザー・タイプ・エントリが格納されるPOF構成ファイルを自動的に作成します。このツールはPOF構成ファイルを手動で作成するかわりに使用でき、ビルド・プロセスの一部として実行できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』のPOF構成ファイルの生成に関する項を参照してください。
WebLogic ServerでのCoherenceアプリケーションのセキュリティ—Coherenceアプリケーションのセキュリティ機能には、クラスタ・メンバー間の認可、Oracle Coherenceのキャッシュとサービスへの認可、およびExtendクライアントの認証が含まれます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceの保護』のOracle WebLogic ServerでのOracle Coherenceの保護に関する項を参照してください。
REST APIでの名前付き問合せのサポート—名前付き問合せは、coherence-rest-config.xmlファイル内のリソースに対して構成する問合せ式です。デフォルトで、問合せ式はCohQL式として指定する必要があります(CohQLの述語句)。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceリモート・クライアントの開発』の名前付き問合せの使用に関する項を参照してください。
複数のRESTアプリケーションの実行—キャッシュ構成ファイルに複数のコンテキスト・パスを構成することにより、アプリケーション・サーバーで複数のCoherence RESTアプリケーションを実行できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceリモート・クライアントの開発』の組込みHTTPサーバーを指定したデプロイに関する項を参照してください。
Coherence RESTのセキュリティ—Oracle Coherence RESTのセキュリティでは、認証と認可の両方を使用してクラスタ・リソースへのアクセスを制限します。認証では、HTTP Basic、クライアント側のSSL証明書、およびHTTP Basicとクライアント側のSSL証明書の併用がサポートされています。認可は、Oracle Coherence*Extendスタイルの認可を使用して実装されます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceの保護』のOracle Coherence RESTの保護に関する項を参照してください。
キャッシュ構成内のネームスペース・ハンドラ—ネームスペース・ハンドラを使用して、特定のXMLネームスペースに属するXML要素および属性を処理します。通常、ネームスペース・ハンドラは、複雑なネームスペースの処理を簡略化できる便利なメソッドを提供する基本のAbstractNamespaceHandler実装クラスを拡張します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』のキャッシュ構成ファイルの拡張に関する項を参照してください。
クラスタ・サービスのスレッド優先度—クラスタ・サービスではスレッド優先度がサポートされています。この優先度は、Javaスレッドの実行の重要度を判断するための基礎として使用し、サービスのどのスレッドが重要とみなされているのかを示します。優先度を設定できるスレッドのタイプは、サービス・スレッド、イベント・ディスパッチャ・スレッドおよびワーカー・スレッドの3つです。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』のサービスのスレッド優先度の指定に関する項を参照してください。
カスタム・フェイルオーバー・アクセス・ポリシー—Coherenceには、フェイルオーバー・イベント中にクライアント・リクエストの負荷を軽減する事前定義済カスタム・アクション・ポリシーが用意されています。これにより、キャッシュ・サーバーはパーティション・バックアップを適切に再確立できます。このポリシーは、長待機時間のリクエストによる高い負荷によって、キャッシュ・サーバーが、転送またはバックアップする必要があるパーティションへの排他アクセスを妨げたり、大幅に遅延させる可能性がある場合に使用します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』のカスタム・フェイルオーバー・アクセス・ポリシーの有効化に関する項を参照してください。
Oracle ExalogicおよびOracle Exalogic Elastic Cloud (OEEC)でのOracle Coherence—OEECソフトウェアは、最大限のパフォーマンス、信頼性およびスケーラビリティの基礎となっています。Coherenceは、特にOracle Exabusテクノロジを使用する際にこの基礎を利用するように最適化されています。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceの管理』のOracle Exalogic Elastic Cloudの推奨事項に関する項を参照してください。
Oracle Universal Installer (OUI)インストール—OUIを使用してOracle Coherence for Javaをインストールする機能が追加されました。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』のOracle Coherence for Javaのインストールに関する項を参照してください。
NamedSerializerサポートの拡張—NamedSerializer APIのサポートが.NETおよびC++に追加されました。
Simple Logging Facade for Java (SLF4J)—SLF4Jロギングを使用するアプリケーションでは、CoherenceもSLF4Jロギングを使用するように構成できるようになりました。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』のCoherenceログに対するSLF4Jの使用に関する項を参照してください。
Mavenとの統合—Mavenは、プロジェクトの依存関係、サード・パーティの依存関係、およびビルド・ライフサイクルの定義を構成できる、ビルドと依存関係のシステムです。ソフトウェア・プロジェクトでは、ビルド・プロセスを簡略化および標準化するためにMavenをよく使用します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』のMavenとの統合に関する項を参照してください。Mavenの詳細は、http://maven.apache.org/を参照してください。
ECIDのサポート—実行コンテキストID (ECID)を使用して、サーバー・インスタンスおよびFusion Middlewareコンポーネント全体のログ・エントリを相互に関連付けることができます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』のログ・メッセージ形式の変更に関する項、および『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceの統合』のCoherenceログでのECIDの有効化に関する項を参照してください。
Java SEバージョン7のサポート—Oracle Coherence 12c (12.1.2)は、Java SE Development Kit (JDK) 7でサポートおよび動作保証されています。
Berkeley DBバージョン5のサポート—Oracle Coherenceは、組込みバージョンのBerkeley DB 5.0を使用して更新されます。
Hibernateリリース3.3.以降の統合サポート—Oracle Coherence 12c (12.1.2)では、Hibernateリリース3.3以降との統合をサポートします。詳細は、次のURLでCoherenceコミュニティのページを参照してください。https://java.net/projects/cohhib
すべてのプラットフォーム(Java、.NETおよびC++)で、Oracle Coherenceに対して次の修正と機能強化が加えられました。
Oracle Coherence 12c (12.1.2) RESTfulインタフェースは、Jackson 1.9.2およびJersey 1.17.1のライブラリに依存するようになりました。
キーおよびフィルタ・リスナーで受信するイベントの数の問題が解決されました。
Extendクライアントが1つのイベントの複数コピーを受け取る問題を修正しました。
Coherenceに、クイック・インストールを使用して作成されたOracleインストール・ホーム用の追加インストーラが付属するようになりました。これにより、Javadocおよびサンプルがインストール・ホームに追加でインストールされます。
ペイロードに循環参照が含まれている場合に、POF/Extendを使用してNamedCache.invokeを呼び出すとjava.lang.StackOverflowErrorが発生する問題を修正しました。
カスタムのComparatorでLimitFilterを使用する際にClassCastExceptionがスローされることがある問題を修正しました。
Coherence Javadocは、1つのJARファイルとして付属するようになりました(COHERENCE_HOME:/coherence/doc/apiフォルダ内)。Javaの場合、coherence-api.htmは削除されました。
標準外のタイムゾーンに対してjava.lang.IllegalStateException: invalid minute offsetエラーがスローされる問題を修正しました。
選択した場合、Coherenceのサンプルは、Coherenceホームのexamplesディレクトリ直下にインストールされるようになりました。
空のフィルタ配列での初期化時にAllFIlterでArrayIndexOutOfBoundsExceptionがスローされていた問題を修正しました。
ユーザー・オブジェクトの最初のプロパティが読み取られない場合、オブジェクトの後続の読取りでは、実際のプロパティ値ではなくタイプとバージョンを返すことができます。
Coherenceには、クラスパスoracle_common/modulesからJacksonおよびJerseyが含まれるようになりました。
索引値がコレクションか配列である場合に、entrySet()メソッドが正常よりも小さな結果を返すという問題を修正しました。
通常または分割ISessionModelからセッション属性に同時アクセスする際に発生する、潜在的なNullReferenceExceptionを修正しました。
Coherenceクラスタに複数の記憶域ノードが存在する場合、LimitFilterを使用するExtendクライアントに不適切な結果が返されることがあるという問題を修正しました。
TCPAcceptor要素およびTCPInitiator要素はcache-config.xml構成ファイルから削除されました。
<connect-timeout>構成要素を、<tcp-initiator>直下から<initiator-config>直下へ移動しました。
session-cache-config.xmlをcoherence-web.jarに移動しました。このファイルは、coherence-web-spi.warおよびwebInstaller.jar内にはありません。
TcpInitiator.openConnection()メソッドにおけるリモート・アドレスの冗長な再解決が削除されました。
Coherence*ExtendクライアントからLimitFiltersを使用する際の問題を修正しました。
Oracle Coherence for Javaコンポーネントに新機能、機能向上およびbug修正が追加されました。
一意のキャッシュ名とサービス名のコンポジット・キーが入力できるようにcache-size-reportが改善されました(以前はキャッシュ名のみがキーで使用されていました)。
ServiceMBeanに、メンバーが特定のサービスに参加した時刻(クラスタ時刻)を示すプロパティJoinTimeが含まれるようになりました。
グローバルMBeanオブジェクト名のメンバー名を反映するように、management-config構成要素のextended-mbean-nameを追加しました。
COHQL select文の構文: bd_avg、bd_max、bd_min、bd_sumに、BigDecimalアグリゲータのサポートを追加しました。
Coherenceコンソールは、正常に停止することによってIOExceptionを処理します。
SimpleAssignmentStrategyに関連したモニタリング情報を提供する新しいSimpleStrategyMBeanを導入しました。
SimpleStrategyMBeanへのパーティション損失通知を追加しました。
Coherenceに実行コンテキストID (ECID)ロギングが追加されました。Coherence操作の呼出し時に、クライアント・アプリケーションにアクティブなDMS実行コンテキストが存在する場合、Coherenceをクライアント側で実行する際に作成されるすべてのログ・メッセージにECID(実行コンテキストID)が含められます。また、Coherenceが他のノードでクライアント・リクエストを実行するときにスローするリモート例外はクライアント側に戻され、そのクライアント側のCoherenceによってログに記録されます。その際に、そのリクエストのECIDも記録されます。リモート例外は、クライアントに対して再度スローされます。サーバー側のロギングでは、ログ・メッセージにECIDは含められません。
ニア・キャッシュの再登録の問題を修正しました。
各呼出しで、MBeanHelper.getServerFinder()メソッドが不必要に新しいMBeanServerFinderインスタンスを作成するという問題を修正しました。
logClusterState操作を、cluster MBeanに追加しました。この操作では、クラスタ内のすべてのノードの状態を同時にログに記録できます。その際には、完全なスレッド・ダンプと未処理のポーリングも取得されます。
各種のクラスタ・メンバー・サブセットに同時スレッド・ダンプを生成するMBean操作を追加しました。
JMXでread-write-backing-map-schemeキャッシュの適切なサイズがレポートされるように修正しました。
QueryHelper.executeStatement(String)メソッドを使用してプログラムでCohQL文を起動する機能を追加しました。
カスタムMBeanのドメイン名が無視されてCoherenceに変更される問題を修正しました。アプリケーションによって登録されるカスタムMBeansのJMXドメイン名が保持されるようになりました。詳細は、次のOracle Supportサイトから入手できるKnowledge Module Doc ID 1392954.1を参照してください。
ClusterNodeMBeanに一意のクラスタ・メンバー識別子(UID)を追加しました。
MXBeanのサポートを追加しました。
サービスの開始後にClassLoaderをサービスに設定すると、サービスのシリアライザが一時的にnullに設定される競合状態を修正しました。ClassLoaderはサービスの開始前にのみ設定することをお薦めします。
LimitFilterの使用時に発生していたjava.lang.ArrayIndexOutOfBoundsExceptionを修正しました。
一定の種類の失効または削除の変更のためにMapListenerイベントが欠落することがある問題を修正しました。
サービスMBean操作startの問題を修正しました。JMXを使用してサービスを開始できるようになりました。さらに、サービスが停止すると、サービスMBeanの属性はサービスの実際の状態を反映します(以前は初期化されないままでした)。
プロキシを再起動する場合に、ExtendのContinuousQueryCacheでイベントの受信が停止されることがある問題を修正しました。
getAll、putAllおよびremoveAll処理の間にリソースのロックがタイムアウトになるとサービス障害になることがある問題を修正しました。
CacheMap.EXPIRY_NEVERが正常に動作しなかった問題を修正しました。
読取り操作と自動コミットが有効な状態におけるトランザクション・キャッシュのメモリー・リークを修正しました。
クラスタが明示的に停止されたとき、2つのメンバーが同じDefaultCacheServerプロセス内からクラスタに参加することがある問題を修正しました。
PartitionedCache上でInvokeAll操作を実行するためのメモリーのオーバーヘッドをさらに減らしました。
ヒープ外のバックアップに対してCoherenceサーバーのメモリー不足(OOM)エラーが生じることがある問題を修正しました。
デーモンでThreadGroupsを内部使用することによって生じたメモリー・リークを修正しました。
SimpleAssignmentStrategyは、大規模なクラスタの起動に自動的に適用されるようになりました。
サーバー起動時の過剰なロギングの問題を修正しました。
パーティション・サービスの非同期バックアップ・オプションを導入しました。これは明示的に有効化する必要があります。
過度の同時更新を実行すると、問合せの評価時に発生することのあったデッドロックを解消しました。
新しいサービス・メンバーが古いリース情報を保持してしまう可能性がある、ReplicatedCacheの問題を修正しました。
クライアントが再分散待ちで停止してしまう問題を修正しました。
大規模なデータ・セットの集計で、データ間のパーティションが誤って無視される問題を修正しました。
IllegalStateExceptionがremoveIndex操作時に発生する可能性がある問題を修正しました。
索引の更新時にキャッシュ・エントリで例外が発生する場合の索引のリジリエンスを改善しました。索引が削除されないようになり、索引に依存する問合せの効率的な実行が継続されます。壊れたエントリは問合せの結果から除外されます。
フェイルオーバー時にEntryProcessorの負荷が高いと発生する、保留中の呼出し結果におけるメモリー・リークを解消しました。
backup-count > 1の場合に起きる可能性がある所有権の競合の問題を修正しました。
キャッシュにnull値が挿入される可能性がある、ReadWriteBackingMap.getAll()ロジックのリグレッションを修正しました。
バックアップの転送中に単一鍵操作を実行するとアサーションがスローされる問題を修正しました。
システム・プロパティtangosol.coherence.distributed.strictexpiryをtrueと指定しているときのエントリ失効時間を、パーティション転送またはフェイルオーバーにおいて保持しました。
コレクションベースのエクストラクタに対して索引を使用する問合せで、不完全な結果が生じるというリグレッションを修正しました。
マルチノードが失敗して、データ損失が発生する可能性のある問題を修正しました。
RequestTimeoutExceptionが発生して異常終了した後に、サービスまたはクラスタが再起動できないことがある問題を修正しました。
記憶域の処理速度が遅いとputリクエストが削除操作によってブロックされる問題を修正しました。
ConditionalIndexのPofExtractorとの使用に関連する問題を修正しました。
問合せの実行中に索引を作成するとキャッシュ・サービスが止まってしまうという問題を修正しました。
ObservableHashMapをバッキング・マップとして使用すると、バッキング・マップの各イベントが不適切な順序で呼び出される問題を修正しました。
EntryProcessorが例外をスローする結果、バックアップ・ノードがNullPointerExceptionをスローしてしまう問題を修正しました。
Exabusを有効にすると、パーティション転送時にConcurrentModficiationExceptionがスローされる問題を修正しました。
記憶域無効なプロキシが異なるバックアップ数を持つクラスタに参加すると、Incompatible BinaryDelta implementationによりノードが停止する問題を修正しました。
索引付け問合せを実行するときにConcurrentModificationExceptionまたはNegativeArraySizeExceptionがスローされるという問題を修正しました。
索引なしのフィルタ処理された呼出しにおいて過度のロックが適用される問題を修正しました。
更新中のオブジェクトがロックされるときに発生するRefresh Aheadの問題を修正しました。
リクエストSUIDの非単調登録の問題を修正しました。
MessageBusでの実行時に適格なキャッシュ・リクエストをサービスの外部で処理して待機時間を短縮できるように、thread-count < 0を導入しました。
キャッシュのputおよびremove操作時に、トリガーおよびライブ・イベント・インターセプタで新規エントリを登録できるようになりました。
キャッシュ・エントリに対するライブ・イベントのイベントが誤った状態を示す問題を修正しました。
内部API load()およびloadAll()の戻り型が変更されました。
エラー: RequestPolicyException ("The current quorum policy prevents PartitionSet{...} from being recovered"がスローされる問題を修正しました。
backup-count-after-writebehindおよびPOFの使用時の問題を修正しました。
PacketPublisher自動スロットルの問題を修正しました。
Coherenceでは、大規模なWKAクラスタにおけるメモリー消費を削減するために、PacketSpeakerを無効にできるようになりました。
各マシンで単一メンバーが送信pingを実行するように、IPMonitorトポロジを最適化しました。
タイムアウトしたメンバーを取り除いて回復するためにかかる負荷を軽減しました。
デフォルトのSSLコンテキストが非SSL構成でロードされる問題を解決しました。
次のように、サービスレベルで信頼できるトランスポートを選択するためのサポートを追加しました。
<distributed-scheme>
...
<reliable-transport>
datagram
</reliable-transport>
...
</distributed-scheme>
サービス・スレッドおよびワーカー・スレッドの優先度を設定する機能を追加しました。
この機能の導入に伴い、バッファ・プール設定をユーザーが指定できる機能を削除しました。つまり、message-poolおよびpacket-poolはXSDから削除されました。
Exabusトランスポート属性をServiceMBeanに追加しました。
ネットワークまたはプロセスの障害とは関係なく発生するMessageBus障害時に、Exabusアカウントで実行していると発生する部分的なネットワーク障害を解決しました。
SSLハンドシェイクが一部のIBM JDKで完了しない問題を解決しました。
PacketSpeakerを大幅に上回るPacketPublisherスレッドを回避するためにスロットリングを追加しました。
この機能の導入に伴い、ユーザーがバッファ・プールの設定を指定する機能を削除しました。つまり、message-poolおよびpacket-poolはXSDから削除されました。これらの設定を使用しているお客様は少数です。
スループットを向上させるために、MessageBusでの実行時にメッセージ・デシリアライズをIOスレッド・プールにオフロードするようになりました。
SystemPofContextクラス内の登録済クラスおよびシリアライザにアクセスするときに、mutexの不要なロックを削除することによってパフォーマンスを向上させました。
カスタムExtractorEventTransformerクラスの使用時に欠落していたキャッシュ・イベント・コールバックを修正しました。
TcpAcceptor.BufferPoolメッセージのログ・レベルがレベル9に引き上げられました。
Jersey 1.17.1のライブラリを使用するようにCoherence REST APIをアップグレードしました。
文字列が空白("")である場合の、Javaと.NETにおけるPOFシリアライズの不整合を修正しました。
元の値エクストラクタと異なる新しい値エクストラクタを指定すると、サーバーがエクストラクタを無視するという、ExtractorEventTransformerシリアライズの問題を修正しました。
接続するホストとポートの情報を運用構成に追加するために、名前付きイニシエータを実装しました。
リスニングするホストとポートの情報を運用構成に追加するために、名前付きアクセプタを実装しました。
RESTクライアントとプロキシ間の通信をSSLを使用してセキュリティ保護する機能が追加されました。RESTクライアントは、HTTPのBasic認証、クライアント側の証明書およびその両方を使用して認証することもできます。さらに、Coherence*Extend Securityフレームワークが拡張され、RESTリクエストのファイングレイン認可もサポートされるようになりました。
Coherence*Extendクライアントのタイムアウト時に発生する可能性のある、潜在的なデッドロックが削除されました。
Extendクライアントの送信タイムアウトのサポートが追加されました。<initiator-config>の<request-timeout>値が、以前のようにレスポンスの受信時間を制限するだけでなく、リクエストの送信時間も制限するようになりました。
内部的なREST EntryProcessorsをPOFシリアライズ可能にして、RESTを使用したPOFクラスの公開をサポートするようにしました。
Coherenceでは、認可されたホストにおける不正なホスト名が無視され、メッセージがログに記録されるようになりました。
欠落しているクラスをキャッシュすることによって、SafeConfigurablePofContextのパフォーマンスを向上させました。
TcpAcceptorクラスでの無限ループの問題を修正しました。
transformerをContinuousQueryCacheに追加しました。
計測対象のCoherence*Web WebアプリケーションでのHttpOnly Cookie属性のサポートを追加しました。
WebSphere 8.5でCoherence*Web 12c (12.1.2)が動作保証されました。
GlassFish SPIを使用するカスタム・セッション・キャッシュ構成ファイルの宣言を修正しました。
Coherence*WebのExtendクライアントでTCMPサービスが起動するリグレッションを修正しました。
GlassFish SPIでのセッション・アフィニティ・トークン構成を修正しました。
複数のセッション・リーパーによる同時無効化時にセッションの終了を試みる("attempt to exit session")IllegalStateExceptionを修正しました。
Webアプリケーションに重複するHttpSessionListenerを追加しても、例外がスローされなくなりました。
JVMシステム・プロパティcoherence.cache.configuration.pathを正当と認めるようにCoherence*Webを修正しました。
coherence-session-weblogic-compatibility-modeシステム・プロパティのデフォルト値が正しくありませんでした。デフォルト値がtrueに変更されました。
システム・プロパティを使用して構成すると、一部のCoherence*Web構成オプションが登録されないという問題を修正しました。
Coherence Webの記憶域を制御するMbean属性を追加しました。
ローカル・セッション属性を有効にすると、混合分散コントローラが自動的に構成されます。
Coherence*Webで、停止証明書キャッシュを使用しなくなりました。
現在coherence-web.jarは、coherence/libディレクトリに配布されるようになっています。
WebLogic Coherence*Web SPIに対してWebLogicHttpSessionManagerMBeanを追加しました。
セッション・ロック・モードを構成するための、より簡単な方法を導入しました。
exabus IOスレッド・プーリングを利用するように、リクエスト待機時間を最適化しました。
間違ったサービス・メンバーが停止されてしまう可能性がある、MessageBus停止検出の問題を解決しました。
Exabus SocketBusにおけるファイル記述子のリークを解決しました。
Exabus SocketBusで実行するサービスにおいてノードが停止してしまうというフロー制御の問題を解決しました。
IllegalStateExceptionを引き起こす可能性がある、サービス停止時の競合状態を解決しました。
ConfigurablePofContextが完全に初期化される前に使用されることがある潜在的な競合状態を修正しました。
キーによる抽出を、元のバイナリに対して実行する際に発生するPofExtractorの問題を修正しました。
PofExtractorで、null値が許容されるようになりました。
デシリアライズ時に、デフォルトのシリアライザが記憶域メンバーでEntryProcessorクラスを見つけられない場合にClassNotFoundExceptionを非表示にしないように、例外処理ロジックを修正しました
RESTのカスタム・アグリゲータおよびカスタム・プロセッサの登録を修正しました。
Grizzly 2.2.1と連携するようにCoherence REST APIをアップグレードしました。
Jackson 1.9.2のライブラリを使用するようにCoherence REST APIをアップグレードしました。
Jersey 1.17.1のライブラリを使用するようにCoherence REST APIをアップグレードしました。
単一プロキシ内で複数のCoherence*Extend RESTアプリケーションを登録するためのサポートを追加しました。
単純な組込みHTTPサーバーでRESTリクエストを処理するためのサポートを追加しました。
REST APIに、条件付きGETのサポートを追加しました。
REST APIに、プラガブル問合せエンジンのサポートを追加しました。
REST APIで名前付き問合せがサポートされるようになりました。
REST APIに、キー・セット取得のサポートを追加しました。
RESTアプリケーションの停止時にクラスタ・メンバーも自動的に停止するDefaultServletConextListenerを含めることで、Coherence RESTの機能を強化しました。
WKAホスト名を使用してクラスタが構成され、DNSが使用不可になると、ガーディアンによってクラスタ管理ノードが停止することがある問題を修正しました。
CoherenceパーサーでBOM文字を含むUTF-8を処理できるようになりました。
オプティミスティック・キャッシュ・スキームの使用時にプロキシ・サーバー/Extendクライアントで発生するClassCastExceptionの問題を修正しました。
読取り操作によるトランザクション・キャッシュに対して自動コミットが有効な場合に発生するメモリー・リークを修正しました。
BOM文字を含むUTF-8を処理できるようにCoherenceパーサーを修正しました。
TransactionalCacheがDefaultConfigurableCacheFactoryで失敗する問題を修正しました。
分散キャッシュのバッキング・マップにおけるデフォルトのユニット・カリキュレータがBINARYになりました(以前はFIXED)。
運用構成で、authorized-hostsのhost-address要素が無視されるという問題を修正しました。
12c (12.1.2)用にスキーマ・バージョンをアップグレードしました。
DefaultConfigurableCacheFactory拡張のかわりにSpring Beanのネームスペース・ハンドラが提供されました。
je.jar (Berkeley DB)をcoherence.jarマニフェスト・クラスパスから削除しました。
システム・プロパティを使用してすべてのXML要素をオーバーライドできるように、XSDを修正しました。
カスタムのサービス障害ポリシー構成が無視されるという問題を修正しました。
Coherenceクラスタ構成なしでGARファイルがデプロイされるときに、警告が発せられます。
Javaセキュリティ・マネージャのセキュリティ・ポリシーに追加権限を追加しました。
以前のベータ・リリースでは、TopLinkコンポーネントに対してキー・ライブラリ・ファイルが適切にインストールされませんでした。
invokeAll(colKeys, processor)メソッドを呼び出すと多くのアサーション失敗が生じるという問題を修正しました。
ディスク領域不足を回避するために、FlashおよびRAMジャーナルに変更を加えました。
hashCodeメソッドをPartitionSetインタフェースに実装しました。
IPモニターによる停止マシン検出の精度が向上し、偽陽性の可能性が減りました。
変更内容がバックアップで更新されても、そのイベントがリスナーに送信される前は、プライマリが停止すると一部のイベントが失われてしまう可能性があります。
ガーディアン・スレッドのログに、モニターと同期化の情報が含まれるようになりました。logStackTraces()のほかに、GuardSupportには、getThreadDump()およびgetDeadlocks()という2つの新しいメソッドがあります。
同一キーに対する負荷の高い同時アクセスにおける、PortalCacheProvider.get()メソッドの競合を削減しました。
コレクションベースのエクストラクタに対して索引を使用する問合せで、不完全な結果が生じるというリグレッションを修正しました。
高速更新時に問合せを実行する際に、IllegalMonitorStateがスローされるという問題を修正しました。
Coherenceに含まれる組込みバージョンのBerkeley DBを5.0に更新しました。
MANIFEST.MFファイルの検出プロセスが向上しました。
SLF4Jロギング・フレームワークのサポートを追加しました。
Subjectコンテキスト(Subject.doAs)でサーバーを実行しても繰り返し認証を求められないように、セキュリティ・フレームワーク使用時の権限チェックを最適化しました。
security.policyに、欠落していたセキュリティ権限を追加しました。
プールから接続を取得する際に、トランザクション・タイムアウト値が必ずリセットされるように修正しました。これにより、トランザクションが予期せずにタイムアウトする事態を防げます。
すべてのIPアドレスのリスニングに0.0.0.0 (IP_ANY)を使用できないという問題を修正しました。
サービス停止時にNullPointerExceptionを引き起こす可能性のある競合状態を解決しました。
coherence-rest.jarマニフェスト・ファイルに記述されている、正しくないJerseyライブラリ・バージョンを修正しました。
サービス起動時に非常に長い通信遅延が生じるときに、アサーション・エラーを引き起こす可能性がある問題を修正しました。
Coherenceがバージョン番号を取得する際に、マニフェスト・ファイルを読み取れないという問題を修正しました。
EventDeathExceptionクラスをcom.tangosol.net.eventsパッケージに移動しました。
ログ・キューのオーバーフローを回避するために構成済のロガーがバックログされる場合、System.errにロギングをリダイレクトします。
選択的な索引におけるメモリー消費のオーバーヘッドを削減しました。
Oracle Coherence for .NETコンポーネントに新機能、機能向上およびbug修正が追加されました。
Request.RequestStatus.WaitForResponseによって、RequestTimeoutExceptionではなくArgumentOutOfRangeExceptionがスローされる問題を修正しました。
索引の更新時にキャッシュ・エントリで例外が発生する場合の索引のリジリエンスを改善しました。索引が削除されないようになり、索引に依存する問合せの効率的な実行が継続されます。壊れたエントリは問合せの結果から除外されます。
Coherence for .NETのExtend接続で、プロキシ・サーバー・ログ・メッセージおよび接続MBeanに正しいタイムスタンプが使用されるようになりました。
.NET Framework 4.5のTimeZone.CurrentTimeZone.GetUtcOffset()のbugにより、PofStreamWriter.WriteLocalDateTime()が特定のDateTime値に対して正しくない値を書き込むことがあります。この問題を回避するために、Coherenceに回避策が実装されました。
.NETディストリビューションからサンプルが削除されました。
Coherence for .NETのデフォルトの<connect-timeout>値に関する問題を修正しました。
WindowsFormsCacheListenerでイベントの処理がハングすることがある問題を修正しました。
<references-enabled>がtrueに設定されているとき、ユーザー定義オブジェクトのデシリアライズ時にスローされていたNullReferenceExceptionを修正しました。
接続タイムアウトが.NETクライアントで実行されるようになりました。
.NETでPOF注釈の自動索引付け機能を有効化する際の問題を解決しました。
.NET Extendクライアントのnameサービスのサポートを追加しました。
元のまたは新しいValueExtractorがnullの場合、ExtractorEventTransformerメソッドがNullPointerExceptionsをスローするという.NETおよびC++の問題を修正しました。
.NETのcoherence.xsdの<logging-config>に、欠落している<logger-name>を追加しました。
元の値エクストラクタと異なる新しい値エクストラクタを指定すると、サーバーがエクストラクタを無視するという、ExtractorEventTransformerシリアライズの問題を修正しました。
元のエクストラクタまたは新しいエクストラクタの値がnullの場合、ExtractorEventTransformer.EqualsがNullReferenceExceptionをスローするように修正しました。
Coherence for .NETの静止モードでのインストール時に、Microsoft Help 2.x Runtimeがなくてもエラーが発生しなくなりました。
キャッシュ・サイズが大きいと欠落してしまう、.NETのContinuousQueryCacheのエントリを修正しました。
接続するホストとポートの情報を運用構成に追加するために、名前付きイニシエータを実装しました。
デフォルトの名前付きシリアライザのサポートを構成ファイルに追加しました。
Coherence*Extendクライアントのタイムアウト時に発生する可能性のある、潜在的なデッドロックが削除されました。
欠落しているクラスをキャッシュすることによって、SafeConfigurablePofContextのパフォーマンスを向上させました。
NamedSerializerサポートが、.NETおよびC++にも追加されました。
transformerをContinuousQueryCacheに追加しました。
ICacheEventTransformerおよびICacheTriggerを、Tangosol.UtilからTangosol.Net.Cacheに移動しました。
クラスタの再起動後にIllegalThreadStateExceptionがスローされる、Asp.NET SessionCleanupListenerの問題を修正しました。
ASP.NETセッション・プロバイダで使用されているキャッシュ名をcacheName属性で指定する機能を回復しました。
Webセッション・モデルでセッション・データにアクセスする際に発生する、AttributeHolderのLockRecursionExceptionを修正しました。
session-cache-config.xmlをcoherence-web.jarに移動しました。このファイルは、coherence-web-spi.warおよびwebInstaller.jar内にはありません。
Coherence .NETバージョン番号は、最大4桁(N.N.N.N)のみをサポートする.NETバージョン規則をサポートするように変更されました。この機能強化の詳細は、「Coherence .NETバージョン番号の変更」を参照してください。
Coherence for .NETでは、Microsoft Visual Studio 2008以降を現在サポートしています。
Coherence for C++および.NETディストリビューションにサンプル・アプリケーションが付属されなくなりました。
.NETのDecimalのPOFシリアライズがさらにJavaの形式に準拠するようになりました。
INamedCacheのDispose()が、キャッシュのRelease()を呼び出す際の実装方法をドキュメント化しました。
Oracle Coherence for C++コンポーネントに新機能、機能向上およびbug修正が追加されました。
索引の更新時にキャッシュ・エントリで例外が発生する場合の索引のリジリエンスを改善しました。索引が削除されないようになり、索引に依存する問合せの効率的な実行が継続されます。壊れたエントリは問合せの結果から除外されます。
ネットワーク・アドレス・ルックアップ時にCoherence for C++が解放されたメモリーを読み取ることがある問題を修正しました。
GCC 4.7を使用してアプリケーションをコンパイルできるように、Coherence for C++ヘッダー・ファイルを更新しました。
アプリケーションのシャットダウン中に発生する可能性があるコア・ダンプを修正しました。
STLportライブラリで使用するSolaris x86 32-bit用のCoherence for C++ディストリビューションを追加しました。
構成を使用してマップ・リスナーを追加するためのサポートを追加しました。
C++ Extendクライアントのnameサービスのサポートを実装しました。
C++の可変LimitFilter::m_vComparatorをより的確な方法で使用しました。
元のまたは新しいValueExtractorがnullの場合、ExtractorEventTransformerメソッドがNullPointerExceptionsをスローするという.NETおよびC++の問題を修正しました。
デフォルトの名前付きシリアライザのサポートを構成ファイルに追加しました。
POF注釈付きクラスの登録時にクラッシュが発生する可能性がある問題を修正しました。
C++ Coherence*Extendクライアントのpingリクエストの問題を修正しました。
プロキシ・サービスで閉じた接続をCoherence*Extend for C++クライアントで検出しないことがある問題を修正しました。
NearCacheおよびLocalCacheクラスのヘッダー・ファイルを含めるように、Coherence for C++ディストリビューションを更新しました。
初期化時に、C++クラスおよび割当てHeapAnalyzersがクラッシュする可能性がある問題を修正しました。
COH_REGISTER_EXECUTABLE_CLASSマクロの構文エラーを修正しました。
接続するホストとポートの情報を運用構成に追加するために、名前付きイニシエータを実装しました。
ライブラリ・ロード・フェーズより後にC++ COH_STATIC_INITメソッドが呼び出されるように変更して、WindowsのDllMain依存性の問題を回避しました。
NamedSerializerサポートが.NETおよびC++にも追加されました。
transformerをContinuousQueryCacheに追加しました。
Coherence for C++および.NETディストリビューションにサンプル・アプリケーションが付属されなくなりました。
次の変更および拡張機能は、12c (12.1.2.0.1)リリース用に作成されています。
次の新機能が、Oracle Coherenceの12.1.2.0.1パッチ・リリースに追加されました。
Apache Tomcatアプリケーション・サーバー・バージョン7.xのサポートをCoherence*Webに追加—Apache Tomcatアプリケーション・サーバーのバージョン7.xのサポートが追加されました。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherence*WebでのHTTPセッション・マネージメントの管理』のサポートされるWebコンテナに関する項を参照してください。
HotCacheでのPOFシリアライズ—HotCacheでPOFシリアライズを使用できますが、POF構成ファイルを更新してTopLink Gridフレームワーク・クラスが登録できるようにする必要があります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceの統合』のHotCacheでのPortable Object Formatの使用に関する項を参照してください。
TopLink Gridアプリケーション用のラッパー・クラス—新しいコンテキスト・プロパティにより、Coherenceキャッシュ挿入を行うTopLink Gridアプリケーション用のラッパー・クラスを生成できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceの統合』のTopLink Gridアプリケーション用ラッパー・クラスの有効化に関する項を参照してください。
RAMおよびフラッシュ・ジャーナルの有効期限およびエビクション・ポリシー—有効期限およびエビクション・ポリシーにより、格納するエントリ数を制限し、ジャーナルがフルになったときに自動でエントリを削除できます。エントリのサイジングとエビクション・ポリシーの両方のカスタマイズが可能です。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』のジャーナルの失効およびエビクションの使用に関する項を参照してください。
ConnectionManagerMBean MBean用の新しい属性—新しい属性、UnauthorizedConnectionAttemptは、許可されていないホストから行われた接続の試行数を示します。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceのマネージメント』のConnectionManagerMBeanに関する項を参照してください。
Coherence*Webにおける同一セッション・インスタンスへの同時アクセス—新しいコンテキスト・パラメータにより、キャッシュ・デリゲータを使用して、セッション・インスタンスの格納および取得のために分散キャッシュを使用しようとする前にローカル・キャッシュが使用されるように設定できます。この機能は、PeopleSoftを使用する際に有効化する必要があります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherence*WebでのHTTPセッション・マネージメントの管理』の同一のセッション・インスタンスへの同時アクセスに関する項を参照してください。
Spring統合のドキュメントは、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceの統合』からCoherenceコミュニティのページに移動しました。SpringとCoherenceの統合の詳細は、次のURLを参照してください。https://java.net/projects/cohspr/
プロキシ・サーバーからの例外の原因を返すようにConnectionExceptionを改善しました。
キャッシュの非アクティブ化コールの処理を強化しました。
POFシリアライザが整数値-31を適切に読み取れない問題を修正しました。
InFilterシリアライズの問題を修正しました。
これ以降、新しいクライアントが古いサーバーに接続できるようCoherence*Extendを改善しました。
変換済MapEventsの重複配信を引き起こしていた問題を修正しました。
リクエストされたプロパティ索引がすでに使用されている場合のPOF注釈ログ・メッセージを改善しました。
ランダムに切り捨てられる、それ以外の場合は有効なパケットに対してPacketRecieverを強化しました。
カスタムMBean登録によってMBean名が一意であると想定される問題を修正しました。
documentation.htmファイルにおけるOTN CoherenceドキュメントへのURLリダイレクトを更新しました。
POF Configuration Generator on Windowsで、アプリケーション・ディスクリプタに無効な参照が生成される問題を修正しました。
NULLグループ・アドレスが原因でDefaultClusterDependencies.makeClusterName()がNPEをスローする問題を修正しました。
ローカルで保存したセッション属性が誤ってクリーン・アップされる問題を修正しました。
Coherence*Extend経由で接続を試みた許可されていないホストのトラッキングを追加してD6メッセージのロギングを含めるとともに、ConnectionManagerMBeanにおける新規のJMX属性UnauthorizedConnectionAttemptsに試行数の記録を追加しました。
<listener>要素を使用してリモート・クライアントにMapTriggerListeners定義する機能を追加しました。
Elastic Dataにおいて破棄後にジャーナルからデータが削除されない問題を修正しました。
Solarisで実行中にpof-config-gen.shがエラーをスローする問題を修正しました。
非同期SSL実装において、SSL通信が有効化された場合にハングのリクエストが引き起こされる場合がある問題を修正しました。
セッション無効化が異なるノードから開始された場合に、ローカル属性がクリーン・アップされるようSession Reaperを修正しました。
サブポート値を表示するようProxy HostIP MBean属性を強化しました。
孤立したパーティションをリストアする際に、Guardianタイムアウトが引き起こされる可能性がある問題を修正しました。
プロキシ・サービス・スレッド・プールのデフォルトの<thread-count-max>値を、CPUコアの数の(8倍から) 4倍に削減しました。
Elastic Dataにおいて、ネイティブでサポートされているエビクションおよび失効を構成できない問題を修正しました。
アプリケーションのアンデプロイ中にCoherence*WebでAssertionExceptionが引き起こされる可能性を修正しました。
異種トランスポートを持つクラスタでNullPointerExceptionが引き起こされる可能性がある問題を修正しました。
保護されているスレッドのタイムアウトと保護ざれなくなったスレットの間の潜在的な競合状態を修正しました。
クラスタ全体でJMXが無効化されている孤立したパーティションでイベントが生成された場合に、NullPointerExceptionが引き起こされる問題を修正しました。
分散キャッシュへセッションをフラッシュするとともにセッションのローカル・インスタンスを保持する新規のセッション構成をCoherence*Webに追加しました。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherence*WebでのHTTPセッション・マネージメントの管理』の同一のセッション・インスタンスへの同時アクセスに関する項を参照してください。
3番目のComparatorを無視しないよう、ChainedComparatorの3つのパラメータ・コンストラクタを更新しました。
プロキシ・サービスのロード・バランシングでのカスタムのComparatorの問題を修正しました。
CoherenceコンソールでGARのリソースが使用可能になる問題を修正しました。
NamedCacheイテレータがStandard editionクラスタからExtendクライアントに重複する結果を返す問題を修正しました。
クラスタ全体でJMXが無効化されている孤立したパーティションでイベントが生成された場合に、NullPointerExceptionが引き起こされる問題を修正しました。
宛先ロガーの範囲内にないログ・メッセージが.エンキューされる問題を修正しました。
通知されたポートおよび優先ポートの両方に送信されるよう、DiagnosticPacketsの送信を改善しました。
Elastic Dataにおいて、keySetメソッドを直接的または間接的にコールする操作中に、無効なバイナリ例外がレポートされる問題を修正しました。
サービスの終了を回避するためにNPEおよびUOEを防ぐことによって、キャッシュの誤った構成の処理を強化しました。
シリアライズ不可能な実装を許可するよう、javax.transaction.xa.Xidのトランザクション・キャッシュ処理を強化しました。
少なくとも1つのホスト名が指定されているWKAを含むクラスタを起動した場合の、互換性のないWKAアドレスに関する不正確な警告を削除しました。
実行中のクラスタがない場合にロガー・スレッドを停止するよう、CacheFactory.shutdown()を修正しました。
DefaultCacheServer.start()の後でDefaultCacheServer.shutdown()がコールされる場合のNullPointerExceptionを修正しました。
キャッシュ構成で構成されたユニット・カリキュレータを適用するよう、ReadWriteBackingMapを修正しました。
DCCF.applyScopeToServiceNameメソッド名をgetScopedServiceNameに変更しました。
cache-nameの一部として '$'文字を禁止するようにトランザクション・キャッシュを修正しました。
tmb、sdmbまたはimbトランスポートを負荷の高い環境で使用する場合に、パーティション転送をスタックさせる可能性のある競合状態を修正しました。
スキーム定義cache-configのないトランザクション・キャッシュを作成する場合に、エラーがスローされない問題を修正しました。
不必要なJMX統計が原因で大きなメモリー・オーバーヘッドを生成するFilter実行の問題を修正しました。
すべてのノードで実行されるようNameServiceを強化しました。
特定のロード・シナリオにおいて、動的プロキシ・サービス・スレッド・プール・サイズが過度に増加する問題を修正しました。
Coherence*Web for Tomcat 7.xアプリケーション・サーバーのサポートを追加しました。
指定された引数を検証するDefaultCacheServerの問題を修正しました。
0パーティションの損失に対してパーティション損失通知が発行される問題を修正して、この通知が発行されないようにしました。
MANIFESTファイルの欠落をより許容するようDefaultCacheServerの問題を修正しました。
GARファイルのサーバー・コマンドが以前に発行されている場合に、GARのキャッシュ構成が使用されるようにコンソールの問題を修正しました。
計測対象のCoherence*Web WebアプリケーションでのHttpOnly Cookie属性のサポートを追加しました。
ArrayListから導出されたユーザー・タイプに対し正しいタイプIDを返すようにPofHelper.getPofTypeId()メソッドを修正しました。
キャッシュの確認または破棄(あるいはその両方)を行う場合に、カスタムのプロキシがコールされていない問題を解決しました。
.NET 4.5 frameworkにおけるSynchronizedDictionaryの問題を修正しました。
POFシリアライザがタイプ-29を適切に読み取れない問題を修正しました。
SSL対応のCoherence*Extend接続用のSSLクライアント証明書選択を改善しました。
.NET Framework 2.0における.NETインストーラの前提条件に対するCoherenceを削除しました。
Coherence for .NET and C++にReducerAggregatorを追加し、ReducerAggregatorがこれらの言語で起動できるようにしました。
gzip圧縮フィルタのようなネットワーク・フィルタを使用するための正しいXML構成要素を検索するように、Coherence for .NETライブラリを修正しました。
ArrayListから導出されたユーザー・タイプに対し正しいタイプIDを返すようにPofHelper.getPofTypeId()メソッドを修正しました。
<class-factory-name>要素でクラス・ファクトリを定義するためのサポートを追加しました。
3つ以上の要素をサポートできるようにLiteSetを修正しました。
<init-params>要素でクラス初期化パラメータを定義するためのサポートを追加しました。
String::substringが、サブストリング検索を未完了のまま終了する問題をい修正しました。
マップ・サイズが1の場合に正しく初期化するようadapter_map/boxing_mapイテレータを修正しました。
Coherence for .NET and C++にReducerAggregatorを追加し、ReducerAggregatorがこれらの言語で起動できるようにしました。
この項では、リリース時に判明している問題について説明します。
比較的大規模なクラスタとともに管理対象Coherenceサーバーを使用している場合は、管理サーバーのメモリー消費の問題が発生することがあります。この問題および可能な回避策の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverリリース・ノート リリース12c (12.1.2)』の管理サーバーのメモリー消費およびJMX通知に関する項を参照してください。
DefaultCacheServerクラスを使用してグリッド・アーカイブ(GAR)をデプロイするとき、アーカイブにマニフェスト・ファイルが含まれていない場合はデプロイメントが失敗します。Javaのjarコマンドを使用してアーカイブを作成し、MANIFEST.mfファイルがMETA-INFディレクトリに含まれていることを確認してください。
CacheFactoryコンソールからserverコマンドを使用してGARをデプロイするとき、アーカイブ内のキャッシュ構成ファイルは、coherence.jarライブラリに含まれるデフォルトのキャッシュ構成ファイルのオーバーライドに失敗します。この問題を回避するには、コンソールを起動し、coherence.jarファイルより前のクラスパスにすべての構成ファイルが配置されていることを確認してください。GARファイルを使用して起動されたキャッシュ・サーバーに接続している場合は、CacheFactoryクライアント上のキャッシュ構成ファイルで、キャッシュ・サーバー上のGARファイルで使用するのと同じスコープ名を定義する必要があり、定義しない場合、クライアントは定義済キャッシュを使用できません。
LinuxでJDK 1.7を実行している場合、JVMがSIGSEGV at ParMarkBitMap::verify_clear()エラーでクラッシュする可能性があります。JDK 1.7では、デフォルトで「大きなページ」のサポートが有効化されています。この問題を回避するには、-XX:-UseLargePages Javaコマンドライン・オプションを使用して、大きなページのサポートを無効にしてください。この問題については、Bug JDK-8007074がファイリングされています。
大きなページのサイズの構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceの管理』の大きなページ構成の調整に関する項を参照してください。
実行時のコンパイル中に、JVMがクラッシュしてguarantee(this->is8bit(imm8)) failed: Short forward jump exceeds 8-bit @ offsetエラーが報告されます。この問題を回避するには、Javaコマンドライン・オプション-XX:CompileCommand=exclude,fully-qualified-method-nameを使用して、クラッシュで示されたメソッドのコンパイルを無効にしてください。この問題については、Bug JDK-8010437がファイリングされています。
この問題は、WebLogic ServerでCoherenceキャッシュのオーバーライド機能を使用している場合に発生する可能性があります。WebLogic Server構成ウィザード(config.sh)を使用してドメインを作成し、WebLogic Coherenceクラスタ拡張テンプレートが指定されている場合は、Coherenceクラスタが定義されます。Coherenceクラスタは、管理対象サーバー、または構成ウィザードで作成されたWebLogic Serverクラスタに関連付けられます。管理対象サーバーまたはWebLogic Serverクラスタが作成されていない場合、Coherenceクラスタは管理サーバーに関連付けられます。Coherenceクラスタとサーバー間のこの関連付けはWebLogic Server構成ツールを使用して完全には定義されないため、Coherenceキャッシュ構成オーバーライド・ファイルはCoherenceクラスタによって検出されません。
次の解決策を使用します。
構成ウィザードを使用して作成したドメインを起動し、WebLogic Server管理コンソールを使用して接続します。
管理コンソールの左ペインで、「環境」を展開して「Coherenceクラスタ」を選択します。
Coherenceクラスタを選択します。Coherenceクラスタの設定ページが表示されます。
「メンバー」タブを選択すると、Coherenceクラスタのすべてのメンバーが表示されます。
Coherenceクラスタのメンバーであるサーバーおよびクラスタの選択を解除し、「保存」をクリックします。
Coherenceクラスタの目的のメンバーであるサーバーおよびクラスタを再度選択し、「保存」をクリックします。
これにより、Coherenceクラスタと目的のサーバーの間の関連付けが完全に実行されるため、指定のCoherenceクラスタのキャッシュ構成オーバーライド・ファイルが検出されて使用されます。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverクラスタの管理』のキャッシュ構成ファイルのオーバーライドに関する項を参照してください。
複数のサービスに同じキャッシュが存在すると、キャッシュ・サイズのレポートでエントリが欠落します。
この問題を回避するには、group-byタグをtrueに設定して、キャッシュ・サイズ・レポートにサービス列が含まれるようにカスタマイズします。キャッシュ・サイズ・レポートの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceのマネージメント』のキャッシュ・サイズ・レポートの理解に関する項を参照してください。
Springサポートは、Coherence 12c (12.1.2)リリースからCoherenceコミュニティ・プロジェクトに移動しました。Coherenceコミュニティ・プロジェクトには、Oracle Coherenceに基づいて一般的に使用される設計パターンの実装例が用意されています。次のURLを参照してください。
Coherence 12c (12.1.2)リリースでは、次の機能が非推奨または削除になりました。
デプロイされたアプリケーションでCoherenceデータ・キャッシュを簡単に使用し、セッション管理のためにCoherence*Webをシームレスに統合するためのWebLogic Serverの機能の集合であるActiveCacheは、管理対象Coherenceサーバーに置き換えられました。ActiveCacheは、以前のバージョンのWebLogic Server上で実行されるように開発されたアプリケーションでは引き続き使用できます。
Coherence 12c (12.1.2)リリース以降、LHストア・マネージャは非推奨です。Berkeley DBの同様の機能を使用してください。詳細は、「非推奨のLHファイル・マネージャの代替」を参照してください。
NamedCache lock APIは非推奨です。入力プロセッサAPI (JavaおよびC++用のEntryProcessor、および.NET用のIEntryProcessor)で提供されるロック・サポートをかわりに使用してください。詳細は、「非推奨のNamedCache Lock APIの代替」を参照してください。
com.tangosol.net.DefaultConfigurableCacheFactoryクラスは非推奨になりました。これは、拡張したり特定の実装セマンティクスに依存するアプリケーション用に後方互換性を維持する目的でのみ、Coherenceディストリビューションに引き続き含まれています。
開発者は、ExtensibleConfigurableCacheFactoryクラスで使用される拡張メカニズムを使用するように、このクラスに依存する実装をリファクタすることをお薦めします。今後、このクラスの開発や拡張は行われません。
開発者は、DefaultConfigurableCacheFactoryインスタンスを直接インスタンス化するのではなく、CacheFactory.getCacheFactoryBuilder().getConfigurableCacheFactory()メソッドを使用してConfigurableCacheFactoryインスタンスを取得することをお薦めします。
Coherence 12c (12.1.2)リリースでは、com.tangosol.run.xml.XmlConfigurableインタフェースは非推奨になりました。インジェクションのサポートにより、このインタフェースは不要になります。実装を初期化する別の方法については、「非推奨のXmlConfigurableインタフェースの代替」を参照してください。
次のリストでは、com.tangosol.run.xml.XmlConfigurableインタフェースが非推奨になるために影響を受けるインタフェース、クラスおよびメソッドについて説明します。
非推奨になるインタフェース
インジェクションのサポートにより、このインタフェースは不要になります。
com.tangosol.run.xml.XmlConfigurable
非推奨になるインタフェース上のメソッド
インジェクションのサポートにより、このメソッドは不要になります。
com.tangosol.util.Controllable.configure(XmlElement xml)
非推奨になるクラス
これらのクラスは、ParameterizedBuilder実装に置き換えられます。
com.tangosol.io.ConfigurableSerializerFactory
com.tangosol.net.ConfigurableAddressProviderFactory
影響を受けるインタフェース
これらのインタフェースのすべての実装は、インジェクションを使用して構成されます。
com.tangosol.net.BackingMapManagerContext
com.tangosol.net.CacheService
com.tangosol.net.Cluster
com.tangosol.net.InvocationService
com.tangosol.net.NameService
com.tangosol.net.PartitionedService
com.tangosol.net.ProxyService
com.tangosol.net.Service
com.tangosol.util.Service
影響を受けるクラス
これらのクラスは、インジェクションを使用して構成されます。
com.tangosol.coherence.reporter.ColumnView
com.tangosol.coherence.reporter.ReporterColumnView
com.tangosol.coherence.rest.config.RestConfig
com.tangosol.coherence.servlet.AbstractHttpSessionCollection
com.tangosol.coherence.servlet.CoherenceHttpSessionCollection
com.tangosol.coherence.servlet.SplitHttpSessionCollection
com.tangosol.coherence.transaction.internal.ClusterWrapper
com.tangosol.coherence.transaction.internal.ServiceWrapper
com.tangosol.coherence.weblogic.PortalCacheProvider
com.tangosol.io.bdb.BerkeleyDBBinaryStoreManager
com.tangosol.io.pof.ConfigurablePofContext
com.tangosol.net.ConfigurableAddressProvider
com.tangosol.net.SocketOptions
weblogic.servlet.internal.session.WebLogicSPIHttpSessionIdGenerator
影響を受けるパッケージ
すべてのクラスは、インジェクションを使用して構成されます。
com.tangosol.coherence.reporter.locator
影響を受けるクラス
これらのクラスはすでに非推奨であるため、変更は必要ありません。
com.tangosol.net.CompressionFilter(すでに非推奨)
com.tangosol.net.DefaultConfigurableCacheFactory(すでに非推奨)
com.tangosol.net.security.AbstractEncryptionFilter(すでに非推奨)
com.tangosol.net.security.ClusterEncryptionFilter(すでに非推奨)
影響を受けるクラス
これらのクラスは、XML構成をサポートしていないか、パススルーを実行するか、またはUnsupportedOperationExceptionエラーをスローします。
com.tangosol.io.journal.AbstractJournalRM
com.tangosol.io.journal.FlashJournalRM
com.tangosol.io.journal.RamJournalRM
com.tangosol.net.WrapperCacheService
com.tangosol.net.WrapperInvocationService
com.tangosol.net.WrapperService
影響を受けるプロジェクト・リソース/XSD
coherence-operational-config-base.xsd