はじめに

Oracle Coherence (Coherence)は、頻繁に使用されるデータに対する迅速なアクセスを提供することで、組織がミッションクリティカルなアプリケーションを定期的にスケーリングできるようにするインメモリー・データ・グリッド・ソリューションです。データ・グリッド・ソフトウェアは、多数のサーバーのメモリー内に存在するデータ・オブジェクトを確実に管理するためのミドルウェアです。Coherenceでは、データを自動的かつ動的にパーティション化することで、サーバー障害の発生時においても、継続的なデータの可用性およびトランザクションの整合性が実現されます。

開発者は、標準のJavaコレクションAPIを使用してデータにアクセスまたはデータを変更したり、標準のJavaBeansイベント・モデルを使用してデータ変更通知を受け取ったりすることで、Coherenceの機能を簡単に活用できます。

対象読者

このチュートリアルは、ソフトウェア開発者、設計者および管理者を対象としています。Oracle Coherenceのデータ・グリッド用アプリケーションの開発方法を説明します。

ドキュメントのアクセシビリティについて

オラクル社のアクセシビリティへの取組みの詳細は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccを参照してください。

Oracleサポートへのアクセス

お客様は、My Oracle Supportから電子サポートにアクセスできます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoまたはhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs (聴覚障害者向け)を参照してください。

関連ドキュメント

詳細は、次のOracle Coherenceのドキュメントを参照してください。

• 『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceでのアプリケーションの開発』

• 『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceリモート・クライアントの開発』

• 『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceの統合』

• 『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherence*WebでのHTTPセッション・マネージメントの管理』

• 『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceのマネージメント』

• 『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceの管理』

• 『Oracle Fusion Middleware Oracle Coherenceの保護』

• 『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Oracle Coherenceアプリケーションの開発』

• Oracle Fusion Middleware Oracle Coherence Java APIリファレンス

• Oracle Fusion Middleware Oracle Coherence .NET APIリファレンス

• Oracle Fusion Middleware Oracle Coherence C++ APIリファレンス

表記規則

このチュートリアルでは次の表記規則を使用します。

規則	意味
太字	太字は、操作に関連するGraphical User Interface要素、または本文中で定義されている用語および用語集に記載されている用語を示します。
イタリック体	イタリックは、ユーザーが特定の値を指定するプレースホルダ変数を示します。
固定幅フォント	固定幅フォントは、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、画面に表示されるテキスト、または入力するテキストを示します。