ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle Fusion Middleware Infrastructureへのアップグレード
12c (12.1.2)
E47976-02
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次

前
 
 

3 アップグレード後に実行するタスク

この章では、Oracle Fusion Middleware 12c Infrastructureへのアップグレード後に実行する必要がある場合があるタスクについて説明します。

この章の内容は次のとおりです。

3.1 ノード・マネージャの構成および起動

ノード・マネージャを構成して起動します。

ノード・マネージャの構成の詳細は、『Oracle WebLogic Serverのアップグレード』のノード・マネージャ構成の実行に関する項を参照してください。

ノード・マネージャの起動の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareの管理』のノード・マネージャの起動と停止に関する項を参照してください。

3.2 管理サーバーの再起動

WebLogic管理サーバーを停止および起動します。

管理サーバーの停止と起動の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareの管理』の管理サーバーの起動と停止に関する項を参照してください。

3.3 管理対象サーバーへのJRFテンプレートの適用

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用して11gドメインで既存の管理対象サーバーにOracle JRFテンプレート適用した場合、次の方法を実行してJRFリソースのターゲットに12.1.2管理対象サーバーを指定する必要があります(アップグレード時に実行されていないため)。


注意:

これは、Fusion Middleware構成ウィザードまたはWLSTコマンドラインを使用してOracle JRFテンプレートを適用した他のシナリオには適用されません。


  1. 次のスクリプトを実行して、JRFテンプレートを適用する必要があるサーバーまたはクラスタを識別します。

    ORACLE_HOME/oracle_common/common/bin/wlst.sh ORACLE_HOME/oracle_common/util/upgrade/checkForApplyJRF.py absolute_path_to_domain

    出力例:

    Checking target AdminServer... passed
    Checking target new_ManagedServer_1... failed
    Checking target new_ManagedServer_2... failed
    Checking target new_ManagedServer_3... not JRF enabled
    Checking target new_Cluster_1... not JRF enabled
    
    The following Server and/or Clusters have been found that will require applyJRF to be invoked again: ['new_ManagedServer_1', 'new_ManagedServer_2']
    
  2. 前の手順で識別されたサーバーまたはクラスタに対して次の手順を実行します。

    1. 次のコマンドを実行して、WebLogic Scripting Tool (WLST)を起動します。

      (UNIX) ORACLE_HOME/oracle_common/common/bin/wlst.sh

      (Windows) ORACLE_HOME\oracle_common\common\bin\wlst.cmd

    2. 次に示すように、ターゲットに対してofflineモードでapplyJRFコマンドを実行します。

      wls:/offline>applyJRF('targetName1', 'absolute_path_to_domain')

      wls:/offline>applyJRF('targetName2', 'absolute_path_to_domain')

      ...

      wls:/offline>exit()


    注意:

    次のURLを使用してFusion Middleware Controlにログインし、ターゲット管理対象サーバーまたはクラスタに対して「JRFテンプレートの適用」をクリックすることで、JRFテンプレートを管理対象サーバーまたはクラスタに適用することもできます。

    http://adminstration_server_host:administration_server_port/em


3.4 Oracle Fusion Middleware 12c監査データ・ストアの構成

Oracle Fusion Middleware11gでファイルベースの監査ストアを使用していた場合、Oracle Fusion Middleware 12cへのアップグレード後に、データベースベースの監査データ・ストアへの監査データのロードを有効にする必要があります。

包括的なアップグレード処理の一環として、他のOracle Fusion Middlewareスキーマが存在するデータベースにIAUスキーマを作成しておく必要があります。監査データ・ストアの使用の詳細は、『Oracle Platform Security Servicesによるアプリケーションの保護』の監査データ・ストアの管理に関する項を参照してください。

3.5 アップグレードしたOracle Fusion Middleware 12cソフトウェアの管理のためのドキュメント・リソース

表3-1に、Infrastructure 12.1.2へのアップグレード後に実行することが多い一般的な管理タスクを示します。

表3-1 基本的な管理タスク

タスク 説明 詳細

Fusion Middleware管理ツールに精通すること

環境の管理に使用できる様々なツールに精通します。

『Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle Fusion Middleware管理ツールに関する項。

製品とサーバーの起動および停止

Oracle Fusion Middleware (管理サーバー、管理対象サーバーおよびコンポーネントを含む)を起動および停止する方法を学びます。

『Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle Fusion Middlewareの起動と停止に関する項。

Secure Sockets Layer (SSL)の構成

SSLを使用してOracle Fusion Middlewareコンポーネント間でセキュアな通信を設定する方法を学びます。

『Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle Fusion MiddlewareでのSSLの構成に関する項。

Oracle Fusion Middlewareの監視

Oracle Fusion Middlewareコンポーネントのステータスを追跡する方法を学びます。

『Oracle Fusion Middlewareの管理』のOracle Fusion Middlewareの監視に関する項。

バックアップ手順およびリカバリ手順の理解

Oracle Fusion Middlewareのバックアップとリカバリの推奨手順を学びます。

『Oracle Fusion Middlewareの管理』のバックアップとリカバリの概要に関する項。


3.6 Oracle Fusion Middleware 12cでの11gアプリケーション・デプロイメントの使用

Oracle Fusion Middleware 12cへのアップグレード後、Oracle Fusion Middleware 11gにデプロイしていたカスタムJavaおよびOracle Application Development Framework (ADF)アプリケーションは、Oracle Fusion Middleware 11gと同じように動作します。

ただし、Oracle ADF 12cおよびOracle JDeveloper 12cで利用可能ないくつかの新機能があります。

次の項では、アプリケーションをOracle JDeveloper 12cに移行する方法についての追加情報を示します。

3.6.1 Oracle Application Development Framework (ADF) 12cについて

Oracle ADFの詳細は、次のOracle Fusion Middleware 12cドキュメント・リソースを参照してください。

3.6.2 Oracle JDeveloper 12cについて

この項の内容は次のとおりです。

3.6.2.1 Oracle JDeveloper 12cのインストール

Oracle JDeveloper 12cをインストールするには、『Oracle Jdeveloperのインストール』を参照してください。

Oracle JDeveloperは、アプリケーションをローカルでテストするために使用できる埋込みバージョンのOracle WebLogic Serverを提供します。詳細は、『Oracle Jdeveloperのインストール』のOracle JDeveloperで開発したアプリケーションのデプロイとテストに関する項を参照してください。

3.6.2.2 Oracle JDeveloper 12cを使用したアプリケーションの移行

Oracle JDeveloper 12cのインストール後、Oracle JDeveloper 12cでカスタム・アプリケーション・プロジェクトを開いて、Oracle JDeveloper 12cに自動的に移行できます。

詳細は、『Oracle Jdeveloperのインストール』の以前のバージョンからOracle JDeveloper 12.1.2への移行に関する項を参照してください。

3.6.2.3 Oracle JDeveloper 12cを使用した非同期Webサービスの移行について

アプリケーションにADF BC非同期Webサービスが含まれている場合、Oracle JDeveloperまたはojdeployコマンドライン・ツールを使用してそれを再作成し、必要なデプロイメント・ディスクリプタをデプロイメント・アーカイブに生成します。

非同期Webサービスの開発の詳細は、『Oracle Infrastructure Webサービスの開発』の非同期Webサービスの開発に関する項を参照してください。