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Oracle® Fusion Middleware Infrastructureリリース・ノート
12c (12.1.2)
E47975-01
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1 インストールおよび構成

この章では、Oracle Fusion Middleware製品のインストールと構成に関する問題について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

1.1 製品のインストールに関する問題

この時点で既知の問題はありません。

1.2 製品の構成に関する問題

この項の内容は次のとおりです。

1.2.1 IBM AIXで製品インストーラからOracle Configuration Managerを構成できない

12c (12.1.2)では、IBM AIXオペレーティング・システムでインストーラからOracle Configuration Managerを構成できません。

この問題の回避方法:

  1. 製品のインストール・ガイドの説明に従って製品インストーラを起動します。

  2. 「セキュリティ・アップデートの指定」画面で、「セキュリティ更新をMy Oracle Supportから受けとります」の選択を解除します。

  3. 製品のインストールを完了してインストーラを終了します。

  4. ORACLE_HOME/oracle_common/ccrディレクトリのsetupCCRおよびconfigCCRスクリプトを実行して、Oracle Configuration Managerの設定と構成を行います。

1.2.2 コマンドラインからIAU_APPENDおよびIAU_VIEWERスキーマを作成する場合の無害なエラー・メッセージ

コマンドラインからリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を実行し、システム負荷およびデータ負荷フェーズを個別に実行する場合、IAU_APPENDおよびIAU_VIEWERスキーマによってエラー・メッセージが生成されます。

これらのエラー・メッセージは無視しても問題なく、IAU_APPENDおよびIAU_VIEWERスキーマは両方とも作成されます。

1.3 製品のインストールと構成のドキュメントに関する問題

この項の内容は次のとおりです。

1.3.1 Oracle WebLogic Server ZIPインストーラのドキュメントで誤ってJAVA_VENDORを設定するように指示している

Oracle WebLogic ServerのZIPインストーラ用ドキュメント(README.txt)に、Windowsオペレーティング・システムではJAVA_VENDOR環境変数を、構成ウィザードを起動する前に使用しているJVMに設定する必要があると記載されています。

JAVA_VENDOR変数は要件ではないため、これは正しくありません。この変数が設定されていない場合、構成ウィザードは環境からVM_TYPEを抽出して正しいJDKを指定します。

JAVA_VENDORの有効な値はOracleまたはAppleVM_TYPEの有効な値はHotSpotまたはAppleです。

1.3.2 構成時にSIPサーバー・テンプレートが誤って表示される

構成時に、構成ウィザードによってSIPサーバー・テンプレートが誤って表示されます。

構成時にこのテンプレートを選択しないでください。

1.3.3 インストール完了画面に誤った手順が表示される

スタンドアロンOHSのインストール完了時に、インストール後に実行する必要がある手順の1つとして、「ノード・マネージャおよびドメイン・サーバーを起動する」という手順が表示されます。

スタンドアロン・インストール中に構成されるドメイン・サーバーは存在しないため、この情報は正しくありません。

1.3.4 構成および再構成画面の誤った管理コンソールURL形式

Fusion Middleware Infrastructure構成または再構成ウィザードのサマリー・ページに誤った形式の管理コンソールURLが表示されます。

正しい形式の管理コンソールURLは次のとおりです。

http://machine_name:port/console

1.3.5 FMWインフラストラクチャの構成ウィザードの実行中にODIインスタンス・オプションが表示される

Fusion Middleware構成ウィザードを使用してシステム・コンポーネントを作成する場合、現在のFusion Middleware 12c (12.1.2)リリースではOracle Data Integratorは利用できませんが、作成可能なコンポーネント・タイプとしてODIが表示されます。

ドメインを作成または再構成する場合に、このコンポーネント・タイプを選択しないでください。

1.3.6 wlstオフライン・スクリプトの編集

wlstオフライン・スクリプトで複数のupdateDomain()コールを使用する場合、各updateDomain()コールの後にreadDomain()コールを追加する必要があります。

1.3.7 リモート・データベースでのドメイン構成時のパフォーマンスの問題

Fusion Middleware構成ウィザードで新しいドメインを作成する場合、特定の設定操作に長い時間がかかることがあります。次のタスクを実行する場合に、このような長い操作時間が見られる場合があります。

  • IAUスキーマのRCU作成中。

  • セキュリティ・ポリシーをロードする場合のドメイン作成中。

  • キーストア・サービスを使用するためにノード・マネージャを構成する場合のノード・マネージャ起動中

1.3.8 誤ったバージョンのJDKがインストールに使用された場合にエラー・メッセージが表示される

32ビット・システム用のJDKを使用してFusion Middleware製品を64ビット・システムにインストールしようとすると、インストール開始前にエラー・メッセージが表示されます。

Fusion Middlewareソフトウェアをインストールする前に、製品用のシステム要件および仕様のドキュメントを読み、次の場所から適切なJDKをダウンロードします。

http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html

1.3.9 Fusion Middleware製品を削除しても一部のプログラム・ショートカットが消去されない

Fusion Middleware製品を削除しても製品のホーム・ディレクトリからショートカットは消去されません。

プログラムのショートカットを手動で削除します。

1.3.10 JDKがオペレーティング・システムと互換性がない場合に誤ったエラー・メッセージが表示される

64ビット・マシンで32ビットJDK7 JVMからインストーラjarファイルを実行すると、JVMのバージョンは正しく、ソフトウェアをインストールしているオペレーティング・システムのバージョンは正しくないという誤ったメッセージが表示されます。

Fusion Middlewareソフトウェアをインストールする前に、製品用のシステム要件および仕様のドキュメントを読み、次の場所から適切なJDKをダウンロードします。

http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html

1.3.11 一部のHPホストでOracle Fusion Middleware製品のインストール中に前提条件チェックが失敗する

一部のHPホストでOracle Fusion Middleware製品のインストール中に、CPU速度に関する前提条件チェックが失敗します。

インストーラの起動時に、コマンドライン・オプション-ignoreSysPrereqsを指定します。これにより、インストーラはシステム前提条件チェックをスキップしてインストールを続行します。

1.3.12 12c ASCOREのインストール時にエラーが表示される

Oracle Web Tier 12c (12.1.2)をOracle Solaris 11システムにインストールするときに、次のエラーがコンソールに表示されます。

sh: line 1:usr/sbin/patchadd:not found

これらのエラー・メッセージは無視してください。

1.3.13 make.logファイルの警告メッセージ

12.1.2 OHSをAIXにインストールする場合、次の場所にあるmake.logファイルに警告メッセージが表示されます

OHS_HOME/install/make.log

これらのエラー・メッセージは無視してください。

1.3.14 Windows OSでOracle Fusion Middleware製品を削除しても一部のプログラム・ショートカットが消去されない

Windows OSからFusion Middleware製品を削除しても製品のホーム・ディレクトリからショートカットは消去されません。

プログラムのショートカットを手動で削除します。

1.3.15 スタンドアロンOHSドメインを処理するWindowsサービスとしてNodeManagerを登録する

スタンドアロンOHSドメインを処理するWindowsサービスとしてNodeManagerを登録するには、スタンドアロン・ドメインを作成した後で次のことを行います。

  1. スタンドアロンOHSドメイン・ディレクトリを指定するようにJAVA_OPTIONS環境変数を設定します。次のコマンドを入力して環境変数を設定します。

    set JAVA_OPTIONS=-Dohs.product.home=C:\work\stand\ohs -Dweblogic.RootDirectory=domain_directory
    

    たとえば、次のようになります。

    Set Java_options=-dohs.product.home=c:\work\stand\ohs -dweblogic.rootdirectory=c:\oracle_home\ohs\user_projects\domains\ohs
    
  2. domain\binディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。

    installNodeMgrSvc.cmd
    

1.3.16 OAMサーバーで簡易セキュリティ・モードが機能しない

AIXプラットフォームでは、OAMサーバーで簡易セキュリティ・モードが機能しません。

アーティファクト生成のために新しいWebゲート・エージェントを登録している場合、OAMサーバー・コンソールで「オープン」または「証明書セキュリティ・モード」を選択します。

1.3.17 製品を削除しても削除されるべきファイルが残る

12.1.2を削除してもすべてのファイルが削除されるわけではありません。

OracleホームにインストールされたFusion Middlewareを完全に削除するには、インストールされているすべての製品の削除を実行してから、Oracleホーム・ディレクトリ全体を削除します。

1.4 ドキュメントの訂正箇所

この項の内容は次のとおりです。

1.4.1 Oracle WebLogic ServerとCoherenceのインストール・タイプ名が正しくない

『Oracle WebLogic ServerおよびCoherenceのインストールと構成』で、インストール・タイプの1つが誤って、インストール・タイプが完全(例を含む)と記載されています。

正しいインストール・タイプ名は「完全インストール」です。

1.4.2 管理対象サーバー名が正しくない

『Oracle Fusion Middleware Infrastructureのインストールと構成』の管理対象サーバーの起動に関する説明で、adf_server_1およびadf_server_2という名前の管理対象サーバーが記載されています。

管理対象サーバーの正しい名前はinfra_server_1infra_server_2です。