この章では、Oracle Fusion Middleware製品のインストールと構成に関する問題について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
この時点で既知の問題はありません。
この項の内容は次のとおりです。
1.2.1項「IBM AIXで製品インストーラからOracle Configuration Managerを構成できない」
1.2.2項「コマンドラインからIAU_APPENDおよびIAU_VIEWERスキーマを作成する場合の無害なエラー・メッセージ」
12c (12.1.2)では、IBM AIXオペレーティング・システムでインストーラからOracle Configuration Managerを構成できません。
この問題の回避方法:
製品のインストール・ガイドの説明に従って製品インストーラを起動します。
「セキュリティ・アップデートの指定」画面で、「セキュリティ更新をMy Oracle Supportから受けとります」の選択を解除します。
製品のインストールを完了してインストーラを終了します。
ORACLE_HOME
/oracle_common/ccr
ディレクトリのsetupCCR
およびconfigCCR
スクリプトを実行して、Oracle Configuration Managerの設定と構成を行います。
コマンドラインからリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を実行し、システム負荷およびデータ負荷フェーズを個別に実行する場合、IAU_APPEND
およびIAU_VIEWER
スキーマによってエラー・メッセージが生成されます。
これらのエラー・メッセージは無視しても問題なく、IAU_APPEND
およびIAU_VIEWER
スキーマは両方とも作成されます。
この項の内容は次のとおりです。
1.3.1項「Oracle WebLogic Server ZIPインストーラのドキュメントで誤ってJAVA_VENDORを設定するように指示している」
1.3.11項「一部のHPホストでOracle Fusion Middleware製品のインストール中に前提条件チェックが失敗する」
1.3.14項「Windows OSでOracle Fusion Middleware製品を削除しても一部のプログラム・ショートカットが消去されない」
Oracle WebLogic ServerのZIPインストーラ用ドキュメント(README.txt
)に、Windowsオペレーティング・システムではJAVA_VENDOR
環境変数を、構成ウィザードを起動する前に使用しているJVMに設定する必要があると記載されています。
JAVA_VENDOR
変数は要件ではないため、これは正しくありません。この変数が設定されていない場合、構成ウィザードは環境からVM_TYPE
を抽出して正しいJDKを指定します。
JAVA_VENDOR
の有効な値はOracle
またはApple
、VM_TYPE
の有効な値はHotSpot
またはApple
です。
構成時に、構成ウィザードによってSIPサーバー・テンプレートが誤って表示されます。
構成時にこのテンプレートを選択しないでください。
スタンドアロンOHSのインストール完了時に、インストール後に実行する必要がある手順の1つとして、「ノード・マネージャおよびドメイン・サーバーを起動する」という手順が表示されます。
スタンドアロン・インストール中に構成されるドメイン・サーバーは存在しないため、この情報は正しくありません。
Fusion Middleware Infrastructure構成または再構成ウィザードのサマリー・ページに誤った形式の管理コンソールURLが表示されます。
正しい形式の管理コンソールURLは次のとおりです。
http://machine_name:port/console
Fusion Middleware構成ウィザードを使用してシステム・コンポーネントを作成する場合、現在のFusion Middleware 12c (12.1.2)リリースではOracle Data Integratorは利用できませんが、作成可能なコンポーネント・タイプとしてODIが表示されます。
ドメインを作成または再構成する場合に、このコンポーネント・タイプを選択しないでください。
wlstオフライン・スクリプトで複数のupdateDomain()
コールを使用する場合、各updateDomain()
コールの後にreadDomain()
コールを追加する必要があります。
Fusion Middleware構成ウィザードで新しいドメインを作成する場合、特定の設定操作に長い時間がかかることがあります。次のタスクを実行する場合に、このような長い操作時間が見られる場合があります。
IAUスキーマのRCU作成中。
セキュリティ・ポリシーをロードする場合のドメイン作成中。
キーストア・サービスを使用するためにノード・マネージャを構成する場合のノード・マネージャ起動中
32ビット・システム用のJDKを使用してFusion Middleware製品を64ビット・システムにインストールしようとすると、インストール開始前にエラー・メッセージが表示されます。
Fusion Middlewareソフトウェアをインストールする前に、製品用のシステム要件および仕様のドキュメントを読み、次の場所から適切なJDKをダウンロードします。
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
Fusion Middleware製品を削除しても製品のホーム・ディレクトリからショートカットは消去されません。
プログラムのショートカットを手動で削除します。
64ビット・マシンで32ビットJDK7 JVMからインストーラjarファイルを実行すると、JVMのバージョンは正しく、ソフトウェアをインストールしているオペレーティング・システムのバージョンは正しくないという誤ったメッセージが表示されます。
Fusion Middlewareソフトウェアをインストールする前に、製品用のシステム要件および仕様のドキュメントを読み、次の場所から適切なJDKをダウンロードします。
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
一部のHPホストでOracle Fusion Middleware製品のインストール中に、CPU速度に関する前提条件チェックが失敗します。
インストーラの起動時に、コマンドライン・オプション-ignoreSysPrereqsを指定します。これにより、インストーラはシステム前提条件チェックをスキップしてインストールを続行します。
Oracle Web Tier 12c (12.1.2)をOracle Solaris 11システムにインストールするときに、次のエラーがコンソールに表示されます。
sh: line 1:usr/sbin/patchadd:not found
これらのエラー・メッセージは無視してください。
12.1.2 OHSをAIXにインストールする場合、次の場所にあるmake.logファイルに警告メッセージが表示されます
OHS_HOME/install/make.log
これらのエラー・メッセージは無視してください。
Windows OSからFusion Middleware製品を削除しても製品のホーム・ディレクトリからショートカットは消去されません。
プログラムのショートカットを手動で削除します。
スタンドアロンOHSドメインを処理するWindowsサービスとしてNodeManagerを登録するには、スタンドアロン・ドメインを作成した後で次のことを行います。
スタンドアロンOHSドメイン・ディレクトリを指定するようにJAVA_OPTIONS
環境変数を設定します。次のコマンドを入力して環境変数を設定します。
set JAVA_OPTIONS=-Dohs.product.home=C:\work\stand\ohs -Dweblogic.RootDirectory=domain_directory
たとえば、次のようになります。
Set Java_options=-dohs.product.home=c:\work\stand\ohs -dweblogic.rootdirectory=c:\oracle_home\ohs\user_projects\domains\ohs
domain\bin
ディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。
installNodeMgrSvc.cmd
AIXプラットフォームでは、OAMサーバーで簡易セキュリティ・モードが機能しません。
アーティファクト生成のために新しいWebゲート・エージェントを登録している場合、OAMサーバー・コンソールで「オープン」または「証明書セキュリティ・モード」を選択します。
12.1.2を削除してもすべてのファイルが削除されるわけではありません。
OracleホームにインストールされたFusion Middlewareを完全に削除するには、インストールされているすべての製品の削除を実行してから、Oracleホーム・ディレクトリ全体を削除します。
この項の内容は次のとおりです。
『Oracle WebLogic ServerおよびCoherenceのインストールと構成』で、インストール・タイプの1つが誤って、インストール・タイプが完全(例を含む)と記載されています。
正しいインストール・タイプ名は「完全インストール」です。
『Oracle Fusion Middleware Infrastructureのインストールと構成』の管理対象サーバーの起動に関する説明で、adf_server_1
およびadf_server_2
という名前の管理対象サーバーが記載されています。
管理対象サーバーの正しい名前はinfra_server_1
とinfra_server_2
です。