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Oracle® Fusion Middleware Infrastructureリリース・ノート
12c (12.1.2)
E47975-01
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2 パッチ適用とアップグレード

この章では、Infrastructure 12.1.2のアップグレードに関する問題について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

2.1 製品のアップグレードに関する問題

この項の内容は次のとおりです。

2.1.1 Solaris X64プラットフォームでUpgrade Assistantスクリプトの実行によってエラー・メッセージがトリガーされる

Solaris X64プラットフォームのコマンドラインでUpgrade Assistantを起動するときに、次のエラーが表示される場合があります。

./ua: [[: not found

このメッセージは無視できます。このエラーに関係なく、Upgrade AssistantはGUIモードで起動を続行します。

2.1.2 「ログ」ボタンでログが表示されない

Upgrade Assistantウィザードの「ログ」ボタンによってログが表示されません。

Upgrade Assistant以外の外部テキスト・エディタを使用してログを表示してください。

2.1.3 Solaris.X64でOHS 12.1.2へのアップグレード中に端末画面にエラー・メッセージが表示される

Fusion Middleware Upgrade Assistant 12.1.2のuaスクリプトの実行中に、次のエラー・メッセージが端末画面に表示されます。

./ua: [[: not found
./ua: [[: not found

このエラー・メッセージを無視します。

2.1.4 12.1.2でJRFドメインがJRockitをサポートしていない

Oracle Fusion Middleware 12.1.2.でJRockitはWebLogic Serverクライアント側アプリケーションのみでサポートされます。JRockitは、WebLogic Server JRFドメインでの使用がサポートされなくなりました。

2.2 製品のパッチ適用に関する問題

この項の内容は次のとおりです。

2.2.1 OPatch中のライブラリ登録のエラー

OPatch中にライブラリ登録が失敗すると、次のエラー・メッセージが表示されます。

Patching component oracle.wls.core.app.server, 12.1.2.0.0... 

There is an error with library regeneration, please refer to the log file for details. OPatch will continue applying the patch..... 

OPatch failed with error code 115

このエラーにより、影響を受けるライブラリの一部にパッチが適用されません。その結果、環境が一貫性のない状態になります。

OPatchロールバックを実行して、パッチ適用前の環境をリストアしてください。

パッチのロールバック方法の詳細は、『Opatchによるパッチ適用』のOPatchを使用したOracle Fusion Middlewareへのパッチの適用に関する説明を参照してください。

2.2.2 ユーザーがパッチ適用処理を終了した後でも再生成されたライブラリがOPatchによってリストアされない

OPatchポストスクリプトが失敗した場合、ユーザーはパッチ適用処理を続行せず、終了することを選択します。パッチ適用処理の終了後、再生成されたライブラリがOPatchによって正しくリストアされません。

OPatchログを確認して、ライブラリの再生成が行われたかどうかを判断します。ライブラリの再生成が行われている場合、パッチを再度適用します。OPatchポストスクリプトが再度失敗した場合、「y」を選択してパッチ適用処理を続行します。今回は、OPatchはパッチを自動的にロールバックしません。ユーザーがOPatchを手動でロールバックして、パッチ適用前の環境をリストアする必要があります。

パッチのロールバック方法の詳細は、『Opatchによるパッチ適用』のOPatchを使用したOracle Fusion Middlewareへのパッチの適用に関する説明を参照してください。